10月19日から、グランプリシリーズが開幕します
チャレンジャーシリーズはここまで7戦行われていますし、国内の地方大会も終わっていますが、グランプリシリーズが始まるこの段階で、なんとなく本格的なシーズンが始まる、という感じがするのは私だけでしょうか
さて、せっかくなので、開幕前に予想をしてみようと思います
展望記事、ではなくて、単なる予想です
やってみたかったんですよ、こういう、無責任な予想ってのを
全六大会、表彰台メンバーを予想してみたいと思います
まず今回は女子シングルから
エバレットはよく知らないですが、ワシントン州は西海岸北部の州ですね
西海岸ですので、時差は最大になり、現地のナイトセッションは日本時間の次の日の午後くらいの時間だったりするはずです
先日まではラジオノワ選手がエントリーしていたはずなのですが、エントリーリストから名前が消えてしまいました。残念・・・
優勝:坂本花織 二位:ブレイディ テネル 三位:宮原知子
昨年のスケートアメリカから並びが変わっただけで、同じメンバーで表彰台と予想します
ラジオノワがエントリーしていたら表彰台に絡んできたような気がするのですが、彼女がいないと、ちょっとメンバー的に寂しい感じになります。特にロシア勢が今一つなメンバーになります
ロシアからはツルスカヤもいるんですけど、チャレンジャーシリーズのオンドレイネペラ杯では150点台というひどい出来でした。昨シーズンもNHK杯こそいい出来でしたがトータルでは今一つ。世界ジュニアでの怪我以来パッとしませんし、今シーズンも苦しいのではないかと思われます。
もう一人のロシア勢はシニアデビューになるサムドゥロワがいますが、勝負に絡んでくるのは苦しいのではないかと思われます。
チャレンジャーシリーズでいい出来だったベルギーのヘンドリックスは勝負に絡んできそうですけど、ちょっと届かず4位かなあ
本田選手もアメリカに渡って半年ほど、心機一転成果を出してほしいところですが、210点クラスの三人に太刀打ちするのはチャレンジャーシリーズの出来を見る限り苦しそうです
5位、あるいは6位あたりの後半グループでフリーを滑ることができればいいのではないかと思います。まず、世界ジュニア以来の200点を早めに出してもらえたらな、と思います。
上位三人の順番も難しいのですが、ジャンプ矯正中というのがありありと見える宮原選手は、この時期にはちょっと勝てないかと思われるので何とか表彰台に乗りましたという位置になるかと思いました
一番勝ちたいのはブレイディテネルでしょうけれど、プレッシャーに勝ち切れず、フリーで一つ転倒が入ってとどかず二位、というイメージが生まれました。フリーでうまく滑って140点に乗せた坂本選手が優勝、という予想にしておきます
ケベック州のラバルで行われるようです
ラバルはよく知りませんが、ケベックは東側の州ですね
日本からは昨シーズン世界選手権二位の樋口新葉、山田真知子門下生の松田悠良に山下真瑚の三選手が出場です
優勝:エフゲニア・メドベージェワ 二位:エリザベータ・トゥクタミシェワ 三位:エリザベート・トゥルシンバエワ
カナダ風が吹いたらデールマン優勝もあるかな、とか思ってましたが、そもそもデールマンがいませんね。さすがに、オズモンドでもデールマンでもないカナダ勢だと、風が吹いても勝ち目はないと思うので普通に予想します
エテリコーチの下から離れて、まだ今のところ不調、という声も聞かれますが、それでもこのレベルなら勝ってくるのではないかな、ということでメドベージェワが優勝予想。
シーズン序盤、好調に入ってきたトゥクタミシェワが久しぶりに表彰台のいい位置に乗ってくるのではないかと予想します
三番手にはチャレンジャーシリーズで初めて200点に乗せてきたトゥルシンバエワの初表彰台予想
実績からすれば樋口新葉選手が表彰台に乗ってくる、というのが普通の予想だと思うのですが、今シーズン3-3がまだ飛べていない、というのがあるので、ちょっと苦しいのではないかと思っています。
シニアのグランプリデビュー戦の山下真瑚選手も面白いかなと思うのですが、ちょっと届かないんじゃないかなと。昨シーズンの世界ジュニア3位。一位と二位が今年もジュニアなので、シニアに上がる選手の中では最有力選手ではあるのですけどね。樋口さんの上まで来て4番かなあ。アメリカ勢より上には行けそうに見えます。
松田選手は8番あたりになるかと思います
中国開催がなくなってヨーロッパに飛びました
なんでなんでしたっけ?
日本からは本郷理華、白岩優奈、坂本花織の三選手が出場です
優勝:アリーナ・ザギトワ 二位:坂本花織 三位:ルナ・ヘンドリックス
ザギトワが負けるってのはちょっとイメージできないです
これはもう予想というかなんというか、それ以外ありえない
二位が誰? からが予想な感じです。ここはイタリアのコストナー選手が出場するので、実績考えると二位まで来そうなのですが、どうにもフリーでしっかりまとめるイメージが出来ず。そうすると今シーズンのルールだとプレゼンテーションスコアも伸び切らないので、表彰台まで乗ってこないのではないかと思いました
浮かび上がってくる名前は坂本花織選手。ここでファイナル進出第一号決定、という道筋かと予想します。
三位は、じわじわ成長してきてチャレンジャーシリーズでは初の200点を記録したベルギーのヘンドリックス選手が初表彰台と予想します。ロシアのコンスタンティノワ、パネンコワという線もあるとは思いますけど、ロシアばかり出てきても面白くないので。
白岩選手はコストナーより下だけどロシアの誰かひとりよりは上に行って六位かな、と思います。本郷選手は、復調してほしいのですが、チャレンジャーシリーズの出来からすると9位あたりで終わることになりそうに感じます
四戦目NHK杯は、今年は広島での開催です
優勝:紀平梨花 二位:エリザベータ:トゥクタミシェワ 三位:三原舞依
紀平選手はシニアのグランプリデビュー戦
あたればデカいけど不安定でダメな時はボロボロ、という感じがこれまであるのですが、ここは当たりを期待したいです。日本での試合で同門の宮原選手も一緒で、おそらく濱田先生田村先生、どちらも帯同するでしょうから、いつもと変わらない気持ちで試合に臨めるのではないかと思うので、ここはデビュー戦初優勝を期待します
二位には今シーズン調子よさそうなトゥクタミシェワを推してみます。210点前後のスコアまでくるんじゃないでしょうか。三位は三原舞依さん。ラジオノワ、宮原知子、デールマンなど実力者が結構いるので予想は難しいんですけど、今の調子だと彼女が上に残りそうな印象です
宮原選手が初戦に続いて日本人選手に負ける、という予想になってしまうのですが、今シーズンは我慢のシーズンになるんだと思います。全日本にはある程度合わせて、表彰台には乗って世界選手権の切符は何とかつかむ、というような道筋をイメージしています
五戦目はロシアのロステレコム杯
日本からは樋口新葉、松田悠良、山下真瑚の三選手が出場。スケートカナダと同じ顔ぶれです。三人出てその構成が変わらない、というのは珍しいことのような気がします
ザギトワ優勝はもはや予想でも何でもない・・・
二位以下が難しい感じです。
ここはメンバー的にいろいろと面白い。アメリカから久しぶりにグレーシーゴールドが出てきます。彼女の今の状態はどうなのか? 彼女が全盛時のレベルで完璧に滑ったら、山下選手ではまだ届かないと思いますけど、さすがにそうはならないんじゃないかなあ、と思われます。二シーズン前に世界選手権で4位に入ったカレンチェンも出てきますが、この人も安定しないからなあ。ロシアのツルスカヤ、サムドロワ。その辺もチャンスはあるんでしょうけど、あまりイメージ沸かない。トゥルシンバエワもここにいて、上の方に来る可能性は感じますけど、二試合表彰台に乗るほどの安定感はないかな、と考えた結果、日本人二選手が表彰台に乗る予想にしてみました
山下選手がシニアのグランプリ二戦目でノーミス演技をし、樋口選手が今シーズン初めて3-3を飛んで復調してきたのを示す、みたいな展開をイメージします
松田悠良さんは6位あたりかな、と思います
優勝:エフゲニア・メドベージェワ 二位:ブレイディ・テネル 三位:三原舞依
紀平選手がどこに入るか? というのがすごく難しい気がするんですけど、NHKかこっちか、どちらかで優勝しそうだけど、ダメだと表彰台に乗らない、という落差がたぶん出て、NHKで優勝予想したから、こっちは表彰台圏外、ということにしてます。でも4位には残るかな、期待込めて
メドベージェワがまだ不安定さを見せるかもしれませんが、11月末くらいの時期になってくると、それでも220点程度は出して優勝してくるのではないかと思います。
というわけで、テネルはちょっと届かない。テネル215点の三原舞依210点で三位表彰台とイメージしました。
ここにはコストナーもいるのだけど、やっぱりフリーでうまくいかず200点に乗らない、という線で考えています
本田真凛さんはこの辺で200点に乗ってくるかな。5位まで入ってくれれば
ただ、ソツコワ、コンスタンティノワのロシア勢もどちらかは200点まで乗ってくるんじゃないかと思います。ソツコワはシニア三シーズン目、ロシアの法則だとそろそろ危険な時期なので、210点台連発でファイナルとはいかないでしょうけど、200点くらいは1戦は出してきそうかなと思います。でも表彰台までは来ないかな
この予想通りに並ぶと、ファイナルは次の六人でしょうか
アリーナ・ザギトワ エフゲニア・メドベージェワ 坂本花織 エリザベータ・トゥクタミシェワ ブレイディ・テネル 紀平梨花
ロシア3 日本2 アメリカ1
ありがちな構成ですね
ありがちでないのは、初ファイナルが3人になるあたりですけど、これくらいは十分あり得るんじゃないかなあ
ファイナルの順位予想まですると
優勝:アリーナ・ザギトワ 二位:紀平梨花 三位:エフゲニア・メドベージェワ 四位:坂本花織 五位:エリザベータ・トゥクタミシェワ 六位:ブレイディ・テネル
ザギトワ優勝以外の予想は立てにくいです
オリンピックの次のシーズンには、ジュニア上がりの新鋭が表彰台に乗ってきます
今シーズンは紀平選手がそれにあたると考えます。パーフェクトなザギトワと勝負できる構成を持つのは、もはや彼女しかいないので、グランプリファイナルで230点近い点数まで出してもらって、世界選手権への希望をつないでほしいです
なんだかんだでメドベージェワ選手が225点程度は出して表彰台に乗ると思います。
坂本選手が215点くらいかな。トゥクタミシェワはトリプルアクセル不発で208点くらい
ブレイディテネルもミスが出て205点、という感じになりそう
今シーズンは、世界チャンピオンのオズモンドが休養、アメリカのワグナー、長洲未来といったベテラン勢も欠場で以前にもまして日露色の強いグランプリシリーズになってますね
ベテラン勢が欠けるのは寂しいところもありますので、この先選手寿命が延びていってくれるといいのですけど、どうなんでしょう
全体のレベルも上がってきましたし、12名ではなくて18名に各大会してみる、というのも面白い気もしますけど、日露の選手が増えるだけであんまり意味ないかな。12名くらいがちょうどいいんですかね
ルール変更の影響がどう出るか?
一つの要素でGOEが+5もいれば+1もいる、みたいなジャッジのばらつきがまだまだ見えるので、その辺がいつ収束していくか、あるいはしないのか
そういったあたりも気になります
浅田真央選手が引退して、トリプルアクセルの系譜が途絶えるかな? と思ったりもしましたが、昨シーズンは長洲未来選手がつないで、今シーズンは紀平梨花選手がいよいよシニアに上がってきました。トゥクタミシェワ選手もチャレンジャーシリーズでは構成に入れています。
15歳の山下真瑚選手から31歳のカロリーナコストナーまで
それぞれの特色あるプログラムを楽しめたらと思います