23-24 柴山歩

2008年2月26日生まれ

ジュニア3シーズン目

シーズン獲得賞金:$1,000

世界ランキング:100位

シーズンランキング:91位

シーズンベストスコア 176.59(58位) JGP Budapest

ショートプログラムシーズンベスト 61.65 JGP Budapest

フリーシーズンベスト 114.94 JGP Budapest

スピンレベル4率 33/51 = 64.7%(国際大会:9/12 = 75.0%)

ステップレベル4率 3/10 = 30.0%(国際大会:1/2 = 50.0%)

スピンオールレベル4 1/8(国際大会:1/2)

スピンステップオールレベル4 1/8(国際大会:1/2)

ジャンプ回転不足率 14/87 = 16.1%(国際大会:5/20 = 25.0%)

ジャンプ回転不足なし 4/8(国際大会:1/2)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 1/8(国際大会:1/2)

 

○23-24シーズンの戦績

J/S Grade Event Pl Total SP FS
J DL 木下トロフィー 3 173.87 62.57 111.30
J JGP JGP Austria 6 157.39 53.63 103.76
J JGP JGP Budapest 3 176.59 61.65 114.94
J RT 西日本選手権 2 185.18 63.97 121.21
J NJ 全日本ジュニア 5 175.61 63.68 111.93
S DL 京都府民総合体育大会 3 114.07   114.07
S NC 全日本選手権 15 175.72 57.43 118.29
J IH 全国高等学校選手権 4 174.18 61.31 112.87
J NG 国民スポーツ大会 5 159.34 60.86 98.48

柴山歩選手はジュニア3シーズン目。昨季はジュニアグランプリシリーズで表彰台に乗り、全日本も10位に入っていて期待の若手たち、の中にいる選手です。

 

今期は全日本ジュニア前哨戦ともいえる木下トロフィーから。世界ジュニアの代表を争うライバルとなりうる中井亜美選手を上回って3位に入ってきます。世界ジュニアは3枠。十分チャンスがあるという立ち位置です。

 

8月末からジュニアグランプリシリーズへ。2戦目のオーストリアです。ここは村上遥奈選手との木下セットで遠征、シンジア選手、クォンミンソル選手といった昨季ファイナルに進んだ強い韓国勢との対戦です。ところがショートからアンダーローテーション2つで53.63の5位スタート。フリーは苦しい滑りになりました。コンビネーションでアンダーローテーション付くと、次のループで転倒。後半もコンビネーションはq2つに!までついて、次のフリップは転倒。どうもジャンプがあっていない。103.76でトータル157.39。ジュニアに上がってからの国際大会ワーストスコア、ということで6位になりました。

 

3週間後の2戦目。全然合っていなかったジャンプがどこまで戻ってきたか。またここでも村上選手との木下アカデミーセット。村上選手はファイナル懸かりますが、柴山選手は優勝してもファイナルは無い、という立場です。韓国からシンジア選手とキムユソン選手という、エースセットが相手となります。

ショートプログラム、冒頭のコンビネーションを今回は完璧に決めます。ただ課題のルッツは!が付いたうえでのqということでGOEはだいぶ削られます。それでも61.65で2位。2戦目は表彰台圏内でフリーへ。38人中の37人目で出てきたフリー。113.87以上で表彰台確定。何とかそこまでは出したい。前半いい流れで頑張りました。3Lz+3Tも加点の入るいいジャンプです。ただ後半、際どいジャンプが続きました。3つすべてqは付いたもののアンダーローテーションは付かずに耐えきります。フリー114.94でトータル176.59 最終順位は3位。2年連続でジュニアグランプリシリーズの表彰台に乗りました。

 

ここからは国内戦。西日本選手権、島田麻央選手には届きませんでしたが、ジュニアグランプリファイナル組の上薗選手や、同じ木下アカデミーのライバル櫛田育良選手や村上遥奈選手などを抑えて2位に入ります。スコアは185.18と調子を上げてきたでしょうか。

続いて全日本ジュニアへ。ここは表彰台に上がりたい試合。あわよくばユースオリンピックの代表も狙いたいところ。ショートプログラムは3番滑走という早いところで出てきましたが、ルッツで!が付いたくらいに抑えて63.68を出し、残り27人をひたすら待ちます。結果2位スタート。全日本ジュニア5回目にして初表彰台なるか、というチャンスが巡ってきます。フリーは23番滑走。表彰台確定には122.84、島田選手の上へ出て首位に立つには137.46が必要。今期は西日本の121.21があります。表彰台まで届くかどうか。ダブルアクセルはしっかり決め、次のコンビネーションも微妙ですが降ります。前半は良かった。勝負の後半。コンビネーションでアンダーローテーションが付き、次のフリップが転倒。最後にダブルアクセルもアンダーローテーション。後半ジャンプ3つが決まらず111.93 トータル175.61は1人残して4位。最終滑走を終えて5位。昨季と同じ順位となりました。

 

全日本の前に、12月に京都府総体でシニア構成のフリーを滑ります。スコアは114.07とまずまず位です。

全日本選手権。目指すは世界ジュニアの代表権。ただ、この時点で代表選考基準には何も引っかかっていません。あとは全日本で対象選手中3番目までに入るしかありません。島田選手が内定済み。上薗選手もほぼ当確という情勢で3枠目を櫛田選手、髙木選手と、シニア組で希望する選手たちと争う形になりますが、おそらくそれらの選手たちよりかなり高いスコアを出すことが必要となります。

ショートプログラムは10番滑走。先に滑った髙木選手が55.09とスコア伸びていないのでチャンスは残っているようにみえる状況です。冒頭のコンビネーションはなんとかqまでで耐えましたが、後半のルッツがアンダーローテーション取られます。ステップのレベル2も地味に痛かったのですが、57.43に留まります。順位としては16位。ただ、ライバルとなる櫛田選手がショート落ち、髙木選手も20位という状況。シニア組の松生選手は58.97の12位なのでまだ手が届くところにいます。千葉選手や吉田選手は少し遠いですが、このあたりの選手がワールドに選ばれれば世界ジュニアには回ってこないはず。そうみると、まだこの時点でもフリーで爆発すれば十分チャンスはありました。

フリーは9番滑走。まずまずの滑りはしたと思います。ただ、加点が伸びていかない。フリー118.29でトータル175.72 最終順位は15位。世界ジュニアは補欠2となりました。

 

柴山選手も高校生になりました。1月はインターハイに出ます。世界選手権代表2人、世界ジュニア代表1人そしてユースオリンピック代表もいる試合です。ひとあわふかせてやりたい、という立場。ショートプログラム、ミスは無く全要素プラス評価で61.31 3位に付けます。フリーは今回も前半良かったのですが、後半に入ってルッツが2回転になって転倒。これが痛くて112.87 トータル174.18 ショートもフリーもそれぞれ3位だったのですが、トータルは4位となって表彰台には届きませんでした。

 

続いて国体改め国民スポーツ大会ですが、これは少し精彩を欠いた演技になりました。ショートはアンダーローテーション1つくらいで収まって60.86は出しますが、フリーで抜け1回転1つ、抜け2回転の転倒1つ、アンダーローテーション2つ、3連続の3つ目が2回転になる、とジャンプがうまくいかず98.48 トータル159.34で5位に終わりました。

 

今期はなぜか、シーズン後半のジュニアのB級大会派遣がなく、国体で今季終了となりました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
木下トロフィー 173.87 90.55 83.32 61.36 0.33 20.18 8.68
JGP Austria 157.39 77.35 82.04 54.95 -6.68 20.36 8.72
JGP Budapest 176.59 96.44 81.15 65.76 -0.01 21.29 9.40
西日本選手権 185.18 97.64 87.54 65.76 0.53 22.46 8.89
全日本ジュニア 175.61 92.34 84.27 62.94 -2.35 22.01 9.74
京都府民総合体育大会 114.07 58.00 56.07 36.73 2.70 11.28 7.29
全日本選手権 175.72 93.02 82.70 64.04 -1.72 20.75 9.95
全国高等学校選手権 174.18 92.84 82.34 61.16 4.10 19.34 8.24
国民スポーツ大会 159.34 78.76 81.58 52.21 -3.22 21.09 8.68

トータルスコアは170点台が並びます。西日本選手権では180点台がありました。昨季は180点台が並んでいましたので、少し今シーズンは苦しんだでしょうか。

技術点は90点台後半が並びます。PCSは80点台。国際大会では82.04までですので7点平均に少し欠けるくらいです。国内では87.54まで出していますので7点平均は超えています。

ジャンプの基礎点は60点中盤まで出ます。高難度ジャンプ無しでは67点台までしかいませんので、65.76出せていれば十分です。この65.76で今期全選手中19位にあたります。一方、加点の方が国際大会ではプラスが出せませんでした。国内でもインターハイの+4.10が最高です。全日本ジュニアや全日本でマイナス。大事な大会でもう少し加点を獲りたいところでした。

スピンは21点台から22点台まで。スピンのレベル4率が60%台で少し低めでした。

ステップ系要素は国際大会では9.40があります。この9.40で今シーズンのジュニアの選手の中で9位にあたります。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
木下トロフィー 55.64 60.67 56.29 49.68 58.38 53.05
JGP Austria 49.58 53.82 41.93 50.40 57.75 51.99
JGP Budapest 56.65 65.37 55.59 54.15 65.44 51.26
西日本選手権 59.81 65.37 56.70 58.87 59.95 56.52
全日本ジュニア 56.28 62.36 50.80 57.06 66.81 53.83
全日本選手権 56.33 63.54 52.09 51.98 44.12 52.54
全国高等学校選手権 55.76 60.46 64.02 46.29 54.07 52.24
国民スポーツ大会 50.29 50.90 49.02 53.35 60.83 51.61

偏差値で表すとトータルスコアは50台です。ジュニアグランプリブダペストでは50台後半にはなりました。

ジャンプの基礎点は60台中盤まで出ます。加点の方は50台です。インターハイだけ64.02という高めな偏差値になりました。

スピンは50前後で、国内では50台後半にまでなることもあります。

ステップ系要素はジュニア補正付ですが60台中盤まで出すこともあります。ステップレベル4率は30%なので、レベル4が当たった時だけ偏差値が上がるという形です。

PCSは50台前半の領域です。

ジャンプの基礎点はトップ選手並みですが、他はまだまだといった状態です。

 

柴山歩選手の要素別偏差値レーダーチャート23-24

レーダーチャートは右上と左下は伸びていてひしゃげたような形になりがちです。下は仕方ないにしても、右下も伸びれば技術点はかなり高めなところまで行けるはずです。昨季は右下がもう少し出ていましたので、今期はやはりジャンプが合わなかった試合が多かったようです。

 

●シーズン最高の基礎点構成

JGPブダペスト ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3F+3T   9.50   1.21 10.71 2.222
2 2A   3.30   0.38 3.68 1.111
3 FSSp4   3.00   0.69 3.69 2.111
4 3Lz!q ! 6.49 x -1.94 4.55 -3.333
5 LSp4   2.70   0.54 3.24 2.000
6 StSq4   3.90   1.00 4.90 2.556
7 CCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.111
  TES   32.39   2.58 34.97  

ショートプログラムの最高基礎点は32.39でした。今期全選手中11位の基礎点です。フリップからコンビネーションを飛んで1.1倍に単独ルッツ。スピンステップオールレベル4で32.39 ジュニアの選手に多数いる構成です。みんなでこの構成組んで、どれだけできるか比べましょう、というのがジュニアのルールみたいなことになっています。

 

JGPブダペスト フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 2A   3.30   0.47 3.77 1.444
2 3Lz+3T   10.10   1.10 11.20 1.889
3 3Lo   4.90   0.98 5.88 1.889
4 CCoSp4   3.50   0.60 4.10 1.667
5 3S   4.30   0.86 5.16 2.000
6 FCCoSp4   3.50   0.40 3.90 1.222
7 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.111
8 3Lzq+3Tq q 11.11 x -1.77 9.34 -3.000
9 3F+2T+2Loq q 9.13 x -0.83 8.30 -1.444
10 2Aq q 3.63 x -0.47 3.16 -1.333
11 LSp4   2.70   -0.54 2.16 -2.000
  TES   59.17   2.30 61.47  

フリーは59.17の基礎点がありました。2回飛ぶジャンプはルッツとトーループ。スピンオールレベル4で59.17です。シニアルールでステップレベル4を取れれば63.07に相当します。高難度ジャンプ無しでシニアのフリー最高基礎点が64.68でしたので、63点まであれば十分勝負は出来ます。

ここから基礎点上げるにはフリップ2本にしてシークエンスのアクセルを使う、というのが本線ですが、フリップあまり得意ではないのでどうか。ただ、フリップは!が付く確率はそれほど高くないですし、後半のセカンド3回転は結構苦労しているのでフリップ2本にして後半のコンビネーションは軽くするというようにした方がむしろ安定する可能性もあるのかもしれません。

 

○平均GOE2.200以上

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
全日本ジュニア FS 7 ChSq1   3.00   1.90 4.90 3.857
JGP Austria FS 7 ChSq1   3.00   1.71 4.71 3.444
西日本選手権 FS 7 ChSq1   3.00   1.60 4.60 3.286
JGP Budapest FS 7 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.111
全日本ジュニア FS 6 FCCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
全国高等学校選手権 FS 7 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.000
木下トロフィー FS 7 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.000
西日本選手権 SP 6 StSq3   3.30   0.99 4.29 2.857
木下トロフィー SP 6 StSq3   3.30   0.88 4.18 2.600
西日本選手権 FS 6 FCCoSp4   3.50   0.98 4.48 2.571
全日本ジュニア SP 7 CCoSp4   3.50   0.84 4.34 2.571
JGP Budapest SP 6 StSq4   3.90   1.00 4.90 2.556
全日本ジュニア SP 6 StSq4   3.90   0.94 4.84 2.429
全日本ジュニア FS 11 LSp2   1.90   0.42 2.32 2.429
木下トロフィー SP 7 CCoSp4   3.50   0.82 4.32 2.400
京都府民総合体育大会 FS 8 ChSq1   3.00   1.17 4.17 2.400
京都府民総合体育大会 FS 9 3Lz   6.49 X 1.57 8.06 2.400
全国高等学校選手権 FS 6 FCCoSp3   3.00   0.70 3.70 2.400
西日本選手権 SP 7 CCoSp4   3.50   0.84 4.34 2.286
JGP Budapest SP 1 3F+3T   9.50   1.21 10.71 2.222
京都府民総合体育大会 FS 7 FCCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.200

柴山選手はコレオの評価が高いです。昨季と全く傾向が変わりました。

全日本ジュニアの+3.857は今期の国内戦では全日本の坂本花織選手の+4.000に次ぐ2位の評価です。ジュニアグランプリオーストリアの+3.444は宮原知子さんのジャパンオープンを除くと、全選手中12位タイの評価です。

昨季はレイバックスピンが評価上位に並んでいたのですが、今期はほとんどいません。身長が明らかに伸びていましたが、その影響で得意な要素というのもかわっていったというようなこともあるのかもしれません。

 

○セカンド3回転を含む要素

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー SP 1 3F+3T   9.50   1.06 10.56 1.800
木下トロフィー FS 2 3Lz+3T   10.10   0.00 10.10 0.200
木下トロフィー FS 9 3F+3T   10.45 X 0.18 10.63 0.400
JGP Austria FS 2 3Lz!<+3T 8.92   -1.28 7.64 -2.667
JGP Austria FS 8 3Lz!q+3Tq ! 11.11 x -2.70 8.41 -4.222
JGP Budapest SP 1 3F+3T   9.50   1.21 10.71 2.222
JGP Budapest FS 2 3Lz+3T   10.10   1.10 11.20 1.889
JGP Budapest FS 8 3Lzq+3Tq q 11.11 x -1.77 9.34 -3.000
西日本選手権 SP 1 3F!+3T ! 9.50   0.11 9.61 0.143
西日本選手権 FS 2 3Lz+3T   10.10   0.94 11.04 1.143
西日本選手権 FS 9 3F!+3T ! 10.45 X -2.33 8.12 -4.286
全日本ジュニア SP 1 3F+3T   9.50   0.95 10.45 1.857
全日本ジュニア FS 2 3Lz!q+3T ! 10.10   -1.42 8.68 -2.429
全日本ジュニア FS 8 3Lz!+3T< ! 10.19 X -1.65 8.54 -2.857
京都府民総合体育大会 FS 1 2A+3T   7.50   0.70 8.20 1.800
京都府民総合体育大会 FS 2 3Lz+3T< 9.26   -0.79 8.47 -1.200
全日本選手権 SP 1 3F+3Tq q 9.50   -0.68 8.82 -1.333
全日本選手権 FS 1 2A+3T   7.50   0.66 8.16 1.444
全日本選手権 FS 2 3Lz!+3Tq ! 10.10   -2.70 7.40 -4.444
全国高等学校選手権 SP 1 3F+3T   9.50   0.71 10.21 1.200
全国高等学校選手権 FS 1 2A+3T   7.50   0.56 8.06 1.400
全国高等学校選手権 FS 2 3Lz+3T   10.10   0.79 10.89 1.400
国民スポーツ大会 SP 1 3F+3T< 8.66   -0.88 7.78 -1.600
国民スポーツ大会 FS 1 2A+3T< 6.66   -0.67 5.99 -2.000
国民スポーツ大会 FS 8 3Lz+3T< 10.19 X -1.18 9.01 -2.000

今期はコンビネーションジャンプは苦しみました。ショートは冒頭でフリップから、フリーはルッツからを2本入れていた時期もありましたが、後半はダブルアクセルからとルッツからに変えています。

ショートのフリップからのものは8試合中5試合でGOEプラスですので確率5割は超えていますが、フリーのルッツからのものは14回飛ぼうとしてGOEプラスは4回に留まっています。これをしっかり決めることが出来ていればもう少し上位で戦えていました。アンダーローテーションも出るのですが、!が付いてしまうのもつらいところです。

 

○3連続ジャンプ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー FS 10 2A+2T+2Lo   6.93 X -0.55 6.38 -1.600
JGP Austria FS 10 2A+2T+2Lo   6.93 x 0.24 7.17 0.778
JGP Budapest FS 9 3F+2T+2Loq q 9.13 x -0.83 8.30 -1.444
西日本選手権 FS 10 2A+2T+2Lo   6.93 X 0.13 7.06 0.429
全日本ジュニア FS 10 2A<+2T+2Lo 6.20 X -0.48 5.72 -1.714
京都府民総合体育大会 FS 11 2A+2T+2Lo   6.93 X 0.33 7.26 1.000
全日本選手権 FS 10 3F+2T+2Lo   9.13 X 0.30 9.43 0.556
全国高等学校選手権 FS 9 3F+2T+2Lo   9.13 X 0.18 9.31 0.400
国民スポーツ大会 FS 10 2A+1Eu<<+2S <<  5.06 X -1.21 3.85 -3.600

3連続ジャンプは、おそらく本当は9番目の要素でフリップから入れたいのだろうと思います。8番目のルッツでコンビネーションが入らなかったときに、9番目のフリップは3-3のリカバリーに使い、10番目のダブルアクセルに3連続が降りてくる。9番目のフリップがうまくいかなくてもやっぱり10番目に3連続が降りてくる。そんな理由で、ダブルアクセルからの3連続の方が実施回数が多い、ということになっていそうです。

実際に飛んだ9回の3連続ではGOEプラスは5回と5割をやや超えるくらいです。

 

今期はジュニア3シーズン目。世界ジュニア代表も狙えるシーズンでしたが、残念ながらほしいものはあまり手に入らなかったように見えました。ここ2年で一気に身長が伸びてジャンプで苦しんできましたが、そろそろきっと落ち着くのではないでしょうか。高い基礎点の構成までは組めているので、着氷しっかりできれば加点もついてきて上位で戦えるはずです。

来期はジュニア最終シーズン。オリンピックシーズンにシニアに上がってグランプリシリーズが2枠取れるような結果、というのを残したいシーズンとなります。来期こそ世界ジュニアへ。その前にジュニアグランプリファイナルへ。日本のジュニアは誰もが目指す目標ですが、チャンスはある位置にいると思います。