23-24 鍵山優真

2003年5月5日生まれ

シニア4シーズン目

シーズン獲得賞金:$107,000

世界ランキング:4位

シーズンランキング:3位

シーズンベストスコア 309.65(2位) 世界選手権

ショートプログラムシーズンベスト 106.82 4大陸選手権

フリーシーズンベスト 203.30 世界選手権

スピンレベル4率 60/63 = 95.2%(国際大会:36/36 = 100%)

ステップレベル4率 15/21 = 71.4%(国際大会:11/12 = 91.7%)

スピンオールレベル4 9/10(国際大会:6/6)

スピンステップオールレベル4 6/10(国際大会:5/6)

ジャンプ回転不足率 2/107 = 1.87%(国際大会:0/60 = 0.00%)

ジャンプ回転不足なし 8/10(国際大会:6/6)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 6/10(国際大会:5/6)

 

○23-24シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS
DL 木下トロフィー 3 211.47 70.98 140.49
CS Lombardia Trophy 1 265.59 91.47 174.12
RT 東京選手権 1 284.75 89.80 194.95
CC 西日本学生選手権 1 198.06   198.06
GP Grand Prix de France 3 273.14 97.91 175.23
GP NHK Trophy 1 288.39 105.51 182.88
GPF Grand Prix Final 3 288.65 103.72 184.93
NC 全日本選手権 2 292.10 93.94 198.16
CC 日本学生氷上選手権 1 283.00 94.14 188.86
4CC Four Continents 1 307.58 106.82 200.76
WC World Championships 2 309.65 106.35 203.30

鍵山選手は昨季全日本には出場しましたが国際大会は全休。今期はケガ明けの復帰シーズンとなります。

 

初戦は8月に国内ローカルで木下トロフィーを選びました。ショートから2転倒。フリーもスコア伸びずの211.47 試合勘の問題だけならいいですが、ケガの影響から回復できずに消えていく選手たくさんいたよな・・・、とも思わされる試合でした。

 

そんな心配なシーズンインから9月にはロンバルディア杯へ。国際大会復帰戦となります。ショートは4回転サルコウを決めたものの、次のルッツは3-2になります。まだまだ完ぺきではないながらの91.47 フリーは4回転2本構成。サルコウは決めますがトーループは2回転になりました。3連続は無くセカンド3回転も無し。まだまずまず程度ですが174.12を出してトータル265.59 国際大会復帰戦を優勝で飾りました。

 

国内では東京ブロックに出場。佐藤駿選手、三浦佳生選手と仲良く3人、ブロック大会で同じカテゴリーに出場となります。ショートで4回転サルコウを転倒しますが3-3は成功。89.80で首位に立つとフリーは最終滑走で出てきてパーフェクト。194.95でトータル284.75 圧勝。このフリーは復活を印象付ける演技でした。

 

10月に入って西日本学生はフリーだけの試合ですが全要素全ジャッジプラス評価のスピンステップオールレベル4 国内参考ながら198.06まで出してきて次第に調子が上がっているのを見せてくれます。

グランプリ復帰戦は11月のフランス。ここはマリニン選手とアダムシャオイムファ選手がいます。ショートは4回転1本構成でほぼミスなく滑り97.91 首位と3.67差の3位に付けます。フリーは4回転2本構成なので上位2人と比べるとやや構成面でまだ弱いです。序盤良かったのですが、トリプルアクセルがシングルになるというミスが出ます。それでもあとはまとめて175.23でトータル273.14 3位表彰台を確保しました。

2戦目はNHK杯。優勝でファイナル、2位でも高確率でファイナルへ進めそうという状況です。ショートプログラムは4回転2本構成に上げてきました。その構成で全要素全ジャッジプラス評価のスピンステップオールレベル4 105.51を出して首位に立ちます。フリーは最終滑走で優勝するには181.05が必要という状況です。フランスと同じスコアだと優勝出来ません。サルコウはクリーンに降りて、トーループからの3連続は3つ目が2回転になります。中盤のトリプルアクセル、1つ目はしっかり決めたのですが2つ目を転倒。これでだいぶ際どくなってきました。以降はミスなく滑ってさあどうなるか? といったところですが182.88でトータル288.39 僅差で逃げ切って優勝、ファイナル進出を決めました。

 

グランプリファイナルは誰見ても強いというメンバー。そんな中3番滑走でショートプログラムは出てきます。またも全要素全ジャッジプラス評価のスピンステップオールレベル4 103.72を出して首位と3.18差の3位に付けます。フリーは冒頭のサルコウが2回転に、これで逆転は難しくなりましたが以降はミスなく滑ります。184.93を出してトータル288.65 首位に立って残り2人を待ちますが、結果そのまま3位。グランプリファイナル初のメダルを獲得しました。

 

全日本選手権は過去最高位は意外ですが3位。優勝経験はありません。シーズン後半の代表争いもありますが、シンプルに、全日本を勝ちたいという思いもそれはそれとしてあったと思われます。

ショートプログラムは30人中の28番滑走。冒頭、得意の4回転サルコウでまさかの転倒となります。後はしっかり滑って93.94 2人残して位2位。最終的には首位宇野選手と10.75差の3位発進となります。優勝は少し苦しくなったフリー。ショートで転倒した4回転サルコウは4人のジャッジが+5を付ける素晴らしいジャンプ。次の3連続もしっかり決めていきます。全要素プラス評価の素晴らしい滑りでした。198.16のトータル292.10を出して首位に立ち残り2人を待ちます。最終順位は2位。過去最高位ですがタイトルには手が届きませんでした。

 

シーズン後半は4大陸と世界選手権両方もらっている状態で年が明けて学生選手権に出てきます。ここでもショートの4回転サルコウを転倒。意外とこのサルコウが決まらない。ただ、試合としては283.00で圧勝します。

 

4大陸選手権。初のチャンピオンシップタイトルが懸かる試合です。ショートプログラム最終滑走。鬼門になりかけていた冒頭の4回転サルコウですが、今回は3人が+5を付ける素晴らしいジャンプ。以降も全要素プラス評価、106.82まで出して2位に7.62差つけて首位に立ちます。

フリーは2人残して登場。4回転サルコウをクリーンに決めた後、初の4回転フリップを投入しますがこれはステップアウト。それでも転倒はしませんでした。以降は文句のつけようのない滑り。200.76と久しぶりの200点突破でトータル307.58 結果的に2位に30点以上の大差をつけての圧勝となりました。

 

タイトルを持って挑む世界選手権。フリップ投入の計算が立ってはきたものの、まだフリーの構成は若干落ちますのでショートでリードしたいという立場です。40人中の35番、最終グループ1番滑走で出てきて全要素全ジャッジプラス2以上。素晴らしい滑りで106.35 首位に1.37差の2位。3位マリニン選手との差は0.38の僅差で折り返します。

フリーは23番滑走。首位に出るには178.05でいいのですが、最終滑走でマリニン選手が待っていますので優勝を狙うには最低でも200点オーバー、できれば210点台までは出したいという局面です。冒頭のサルコウを成功。次のフリップを人生初成功。3つ目に4回転からの3連続も決め、トリプルアクセルからのシークエンスも決めます。これはチャンスが来るか、と思われたのですが後半に入っての単独トリプルアクセルで転倒。これがもったいなかったです。ミスはそれだけでフリー203.30 トータル309.65を出して首位に立ってマリニン選手を待ちます。結果的には24.11差の2位。だいぶ離れてしまいましたが、復帰シーズンをしっかりワールド銀メダルを取って終えました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
木下トロフィー 211.47 97.91 115.56 78.98 -10.14 18.31 10.76
Lombardia Trophy 265.59 130.09 135.50 72.48 17.23 25.73 14.65
東京選手権 284.75 146.44 139.31 86.44 18.32 26.51 15.17
西日本学生選手権 198.06 103.71 94.35 62.75 15.89 14.05 11.02
Grand Prix de France 273.14 140.34 132.80 81.15 18.61 24.92 15.66
NHK Trophy 288.39 153.02 136.37 91.95 18.87 26.29 15.91
Grand Prix Final 288.65 151.21 137.44 89.74 20.29 25.83 15.35
全日本選手権 292.10 155.82 137.28 98.14 17.13 25.45 15.10
日本学生氷上選手権 283.00 145.28 138.72 93.74 11.05 26.31 14.18
Four Continents 307.58 167.16 140.42 104.24 21.00 25.51 16.41
World Championships 309.65 170.58 140.07 104.24 23.75 26.23 16.36

トータルスコアはチャンピオンシップ2試合で300点を超えてきました。国際大会では尻上がりにスコアを上げて行っています。309.65は今期全選手中2位のスコアです。

技術点は最終的に170.58まで出ました。今期全選手中3位のスコアです。マリニン選手の最高スコアとは27.90差がありますが、2番目のスコアとは13.44差ですので、トリプルアクセル転倒分をしっかり決めていれば勝負になる水準です。

PCSは130点台後半から140点まで出しました。1項目平均9点を超えていきます。4大陸の140.42は今期全選手中2位です。マリニン選手の一番いいPCSとは5.14差あります。

ジャンプの基礎点は最終的に104.24と100点台に乗せてきました。2試合同じというのは基礎点削られるミスが無かったことも意味しています。今期全選手中5位にあたります。マリニン選手の一番いい基礎点とは25.25差あります。

ジャンプの加点は、復帰戦の木下トロフィーこそマイナスでしたが、他は二桁のプラスがあります。グランプリファイナル、4大陸選手権、世界選手権と、3大大会で20点以上の加点を得ているのはさすがです。世界選手権の23.75が今期全選手中3位の加点です。マリニン選手の1番大きい加点とは8.87差あります。トリプルアクセルを転倒せずしっかり決めていれば、ここはほぼ差が無くできるところでした。

スピンは26点台をいくつも出しています。NHK杯の26.29が今期全選手中2位の評価です。マリニン選手の1番いいスピンとは1.42差あります。

ステップ系要素は15点台が多く、16点台も2試合ありました。4大陸選手権の16.41で今期全選手中4位にあたります。マリニン選手の1番いいステップとは2.41差あります。

鍵山選手はスピンステップPCSの合計でいいとこどりすると、マリニン選手のいいとこどりと比べて8.97高くなります。ジャンプの差をここまで縮めれば勝負になるということになります。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
木下トロフィー 50.22 52.34 39.00 42.85 46.85 56.35
Lombardia Trophy 64.20 48.44 72.87 68.35 64.61 69.66
東京選手権 69.16 56.81 74.22 71.03 66.99 72.20
Grand Prix de France 66.16 53.64 74.58 65.57 69.22 67.86
NHK Trophy 70.10 60.11 74.90 70.27 70.37 70.24
Grand Prix Final 70.16 58.79 76.66 68.69 67.81 70.95
全日本選手権 71.05 63.82 72.75 67.39 66.67 70.85
日本学生氷上選手権 68.70 61.19 65.22 70.34 62.47 71.81
Four Continents 75.05 67.48 77.54 67.59 72.65 72.94
World Championships 75.59 67.48 80.94 70.07 72.42 72.71

偏差値でみるとトータルスコアは70台に乗って行って最後は70台中盤にまでなります。エリートクラス。

ジャンプの基礎点は60前後から、4回転フリップを投入した最後2試合は60台後半になりました

ジャンプの加点は70台が標準で、世界選手権は80超えて異常値ラインに突入です。

スピンは70前後、ステップ系要素も70前後、PCSも70前後。さすがのエリート偏差値を叩きだします。

ジャンプは基礎点低めで確実性勝負で加点で稼ぐスタイル、他に穴は無いよ、という点の取り方になっています。

 

鍵山優真選手の要素別偏差値レーダーチャート23-24

レーダーチャートは右上が凹みます。ジャンプの基礎点がまだ足りていない、という形になっています。他を保ったままジャンプの基礎点を上げていきたい、というところかと思われます。

 

●シーズン最高の基礎点構成

○世界選手権 ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S   9.70   3.60 13.30 3.667
2 4T+3T   13.70   3.39 17.09 3.556
3 CCSp4   3.20   0.78 3.98 2.556
4 3A   8.80 x 2.40 11.20 3.000
5 FSSp4   3.00   0.99 3.99 3.222
6 StSq4   3.90   1.78 5.68 4.444
7 CCoSp4   3.50   1.15 4.65 3.222
  TES   45.80   14.09 59.89  

ショートプログラムは45.80まで基礎点は出てきました。サルコウトーループ、2本の4回転が入って後半はトリプルアクセルです。スピンステップオールレベル4で45.80 今期全選手中8位の基礎点です。

ここから基礎点上げていくには後半に4回転やコンビネーションを入れるというのがあります。さらには確実性上がっていけば4回転フリップのショートからの投入というのもあり得ます。

 

○世界選手権 フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S   9.70   3.88 13.58 3.889
2 4F   11.00   4.56 15.56 4.111
3 4T+1Eu+3S   14.30   3.66 17.96 3.889
4 3A+2A+SEQ   11.30   2.51 13.81 3.111
5 FCSSp4   3.00   0.86 3.86 2.889
6 3A F 8.80 x -3.77 5.03 -4.667
7 3Lz+3T   11.11 x 1.85 12.96 3.111
8 ChSq1   3.00   2.00 5.00 4.000
9 3F   5.83 x 1.67 7.50 3.111
10 StSq4   3.90   1.78 5.68 4.556
11 CCoSp4   3.50   1.20 4.70 3.444
12 FCCoSp4   3.50   1.55 5.05 4.222
  TES   88.94   21.75 110.69  

フリーは88.94が最高基礎点でした。4回転はフリップ、サルコウトーループの3本。2回飛ぶジャンプはトリプルアクセルだけでした。まだいまの時点で基礎点をひたすら高める構成、ということを考えていないという風に見えます。少なくとも2回飛ぶジャンプが余っているのでトリプルトーループ2本仕立てにはできるはずです。おそらく完成形はまだ先で、コンビネーションは3連3サルコウ、セカンドトーループ、シークエンスのアクセルをしっかり入れ込むことに慣れる、ということが優先されているのではないかと思われます。

この88.94は今期全選手中4位の基礎点です。マリニン選手の最高基礎点とは20.85の差があります。基礎点で全く追いつく、というのは難しいと思われますが、サルコウ2本にして、1度は成功実績のある4回転ループまで投入し、4種類5本の4回転にまで持っていければ、基礎点差は大まかに見て1桁にまでは縮まって来るので、そうすれば出来栄えとPCS勝負に持ち込むことは可能そうです。

 

○平均GOE4.000以上(国際大会と全日本より)

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Four Continents SP 6 StSq4   3.90   1.84 5.74 4.667
Four Continents FS 10 StSq4   3.90   1.84 5.74 4.667
Lombardia Trophy FS 10 StSq4   3.90   1.79 5.69 4.571
Four Continents FS 1 4S   9.70   4.43 14.13 4.556
World Championships FS 10 StSq4   3.90   1.78 5.68 4.556
World Championships SP 6 StSq4   3.90   1.78 5.68 4.444
NHK Trophy FS 1 4S   9.70   4.30 14.00 4.333
全日本選手権 FS 1 4S   9.70   4.30 14.00 4.333
Four Continents SP 1 4S   9.70   4.16 13.86 4.222
Grand Prix de France FS 10 StSq4   3.90   1.67 5.57 4.222
NHK Trophy FS 10 StSq4   3.90   1.62 5.52 4.222
World Championships FS 12 FCCoSp4   3.50   1.55 5.05 4.222
Lombardia Trophy SP 1 4S   9.70   3.88 13.58 4.143
World Championships FS 2 4F   11.00   4.56 15.56 4.111
Grand Prix de France SP 6 StSq4   3.90   1.62 5.52 4.111
NHK Trophy FS 12 FCCoSp4   3.50   1.40 4.90 4.111
Grand Prix de France FS 1 4S   9.70   3.88 13.58 4.000
Grand Prix Final SP 1 4S   9.70   3.88 13.58 4.000
NHK Trophy SP 6 StSq4   3.90   1.56 5.46 4.000
Grand Prix Final FS 10 StSq4   3.90   1.56 5.46 4.000
World Championships FS 8 ChSq1   3.00   2.00 5.00 4.000

鍵山選手はステップの評価が高いです。4大陸選手権ではショートフリー共に+4.667が出ました。今期全選手中3位にあたります。

もう1つ、4回転サルコウも評価が高い要素です。4大陸選手権の+4.556は今期全選手中1位です。4回転サルコウの高評価上から4番目までを今期は鍵山選手がすべて占めました。4回転サルコウは鍵山選手のジャンプです。

また、スピンではフライングの足替えコンビネーションスピンの評価が高いです。世界選手権では+4.222がありましたが、今期のスピンの全選手の中で3位、フライングコンビネーションスピンとして1位の評価です。

世界選手権ではコレオが+4.000がありました。コレオは全選手中6位タイの評価です。

ジャンプ、スピン、ステップ、各要素で高評価を得ています。

 

○4回転フリップ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Four Continents FS 2 4F   11.00   -3.46 7.54 -3.222
World Championships FS 2 4F   11.00   4.56 15.56 4.111

鍵山選手は今年に入って4回転フリップを実戦投入してきました。世界選手権で初成功。+4.111は今季2位の高評価になります。これまで4回転フリップで+4以上を出したのは、ネイサンチェン選手、宇野選手についで3人目となります。

 

○4回転サルコウ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー SP 1 4S F 9.70   -4.85 4.85 -5.000
木下トロフィー FS 1 4S   9.70   2.26 11.96 2.400
Lombardia Trophy SP 1 4S   9.70   3.88 13.58 4.143
Lombardia Trophy FS 1 4S   9.70   3.69 13.39 3.714
東京選手権 SP 1 4S< < F 7.76   -3.88 3.88 -5.000
東京選手権 FS 1 4S   9.70   3.88 13.58 4.200
西日本学生選手権 FS 1 4S   9.70   4.20 13.90 4.400
Grand Prix de France SP 1 4S   9.70   3.46 13.16 3.556
Grand Prix de France FS 1 4S   9.70   3.88 13.58 4.000
NHK Trophy SP 1 4S   9.70   3.74 13.44 3.778
NHK Trophy FS 1 4S   9.70   4.30 14.00 4.333
Grand Prix Final SP 1 4S   9.70   3.88 13.58 4.000
全日本選手権 SP 1 4S F 9.70   -4.85 4.85 -5.000
全日本選手権 FS 1 4S   9.70   4.30 14.00 4.333
日本学生氷上選手権 SP 1 4S F 9.70   -4.85 4.85 -5.000
日本学生氷上選手権 FS 1 4S   9.70   3.88 13.58 4.000
Four Continents SP 1 4S   9.70   4.16 13.86 4.222
Four Continents FS 1 4S   9.70   4.43 14.13 4.556
World Championships SP 1 4S   9.70   3.60 13.30 3.667
World Championships FS 1 4S   9.70   3.88 13.58 3.889

4回転サルコウは先に記したように高評価の多いジャンプです。ただ、今期はショートプログラム冒頭での失敗も多くありました。ショートでは10回飛んで4転倒あります。すべて国内の試合なので問題ないとも言えますが、ショートにこれだけ偏っているのは何か理由はあるのだろうと思われます。

フリーはグランプリファイナルで1度抜けがありましたが、それ以外は10回成功。評価も高いです。フリーはサルコウ2本で行けそうにも感じます。

 

○4回転トーループ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー FS 2 4T   9.50   -2.53 6.97 -2.600
東京選手権 FS 2 4T+1Eu+3S   14.30   3.48 17.78 3.600
西日本学生選手権 FS 2 4T+1Eu+3S   14.30   3.80 18.10 3.800
Grand Prix de France FS 2 4T+1Eu+3S   14.30   3.26 17.56 3.444
NHK Trophy SP 2 4T+3T   13.70   2.71 16.41 2.778
NHK Trophy FS 2 4T+1Eu+2S   11.30   2.44 13.74 2.444
Grand Prix Final SP 2 4T+3T   13.70   1.90 15.60 2.111
Grand Prix Final FS 2 4T+1Eu+3S   14.30   2.71 17.01 2.889
全日本選手権 SP 2 4T+3T   13.70   2.85 16.55 3.000
全日本選手権 FS 2 4T+1Eu+3S   14.30   2.31 16.61 2.333
日本学生氷上選手権 SP 2 4T+3T   13.70   2.53 16.23 2.800
日本学生氷上選手権 FS 3 4T+1Eu+3S   14.30   2.85 17.15 3.200
Four Continents SP 2 4T+3T   13.70   2.85 16.55 2.889
Four Continents FS 3 4T+1Eu+3S   14.30   3.26 17.56 3.444
World Championships SP 2 4T+3T   13.70   3.39 17.09 3.556
World Championships FS 3 4T+1Eu+3S   14.30   3.66 17.96 3.889

トーループはショートでもフリーでもコンビネーションで跳びます。ショートはNHK杯からの投入になりました。復帰戦の木下トロフィーこそ失敗に終わりましたが、他はすべて成功です。

世界選手権のフリーで*3.889を3連続ジャンプでもらっていますが、この3.889は4回転トーループを含む要素として今期全選手中1位タイです。4回転トーループも極めて高い評価を受けています。トーループ2本構成も問題なく組めそうです。

 

○回転不足の要素

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー FS 7 3Lz< 5.19 X -2.20 2.99 -4.400
東京選手権 SP 1 4S< < F 7.76   -3.88 3.88 -5.000

今期、回転不足で基礎点を削られた要素は2つだけでした。どちらも国内の大会です。国際大会で回転不足を取られたことはありません。この確度のまま4回転を増やしていくことができれば、マリニン選手との勝負の可能になるのだろうと思われます。

 

今期国際大会復帰シーズン。4大陸選手権でようやくチャンピオンシップのタイトルを手に入れました。ただ、ファイナルは3位、世界選手権は2位。全日本も2位。もう少しでほしいタイトルが獲れていないという現実もあります。今期負けた相手は宇野昌磨選手とイリアマリニン選手、アダムシャオイムファ選手。世界選手権前はその4強、と言った形でした。世界選手権も終えた今は1強、ということになるかもしれませんが、マリニン選手も毎度毎度ジャンプをすべて決められるわけでもない。基礎点で追いついていく努力も重ねるのだろうと思いますが、基礎点追いついていなくても、ミスが重なると負けるよ、という圧力をかけていくスコアも出し続けていく、ということもまた求められるのだろうと思います。

来期は、マリニン選手との勝負もありますが、全日本勝ちたい、というのもあるようにも感じます。