佐藤駿 24-25

2004年2月6日生まれ

シニア5シーズン目

シーズン獲得賞金:$51,000

世界ランキング:6位

シーズンランキング:5位

シーズンベストスコア 285.88(4位) ロンバルディア

ショートプログラムシーズンベスト 98.75 中国杯

フリーシーズンベスト 187.49 ロンバルディア

スピンレベル4率 44/84 = 52.4%(国際大会:27/48 = 56.3%)

ステップレベル4率 3/28 = 10.7%(国際大会:2/16 = 12.5%)

スピンオールレベル4 0/13(国際大会:0/8)

スピンステップオールレベル4 0/13(国際大会:0/8)

ジャンプ回転不足率 13/144 = 9.0%(国際大会:4/80 = 5.0%)

ジャンプ回転不足なし 7/13(国際大会:5/8)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 0/13(国際大会:0/8)

 

○24-25シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS Date
DL 木下トロフィー 1 225.84 85.50 140.34 2024/8/3
CS Lombardia Trophy 3 285.88 98.39 187.49 2024/9/13
RT 東京選手権 1 276.50 100.87 175.63 2024/9/22
CC 東日本学生選手権 1 174.03   174.03 2024/10/13
GP Skate Canada 2 261.16 96.52 164.64 2024/10/26
DL Autumn Kobaton 1 166.40   166.40 2024/11/3
GP Cup of China 1 278.48 98.75 179.73 2024/11/22
GPF Grand Prix Final 3 270.82 86.28 184.54 2024/12/6
NC 全日本選手権 7 230.80 81.90 148.90 2024/12/20
CC 日本学生氷上選手権 1 243.64 92.97 150.67 2025/1/6
Others World University Games 5 248.50 96.30 152.20 2025/1/16
NG 国民スポーツ大会 1 276.07 101.87 174.20 2025/1/28
Others Asian Winter Games 5 232.10 70.02 162.08 2025/2/11
WC World Championships 6 270.56 91.26 179.30 2025/3/27
WT World Team Trophy 4 263.30 93.68 169.62 2025/4/17

佐藤駿選手は昨季は全日本選手権5位、4大陸選手権では2位に入りました。今期こそ、世界選手権へ出場したい、というシーズンになります。

 

初戦は昨季同様木下トロフィー。ショートフリーで転倒1回づつ、ジャンプ決まらず225.84 今一つな立ち上がりになりました。

チャレンジャーシリーズは9月のロンバルディア杯へ。鍵山選手、三浦選手との遠征で、マリニン選手がいきなりここにいる、という試合です。

ショートはq付きましたが4回転ルッツを降りて98.39で3位に付けます。フリーは4回転ルッツをクリーンに決めて、次のフリップこそ2回転になったもののしっかりまとめて187.49を出してパーソナルベスト更新。トータル285.88もパーソナルベスト。マリニン選手、鍵山選手が強かったので3位にはとどまりましたが初戦から結果を出しました。

 

国内に戻って東京選手権はショート100点超えもあり圧勝。10月に入って東日本学生も問題なく勝ってグランプリシリーズへ向かいます。

まずはスケートカナダ。山本草太選手との遠征で、マリニン選手の他、ジェイソンブラウン選手、チャジュンファン選手などがいます。このショートも4回転ルッツをきれいに決めて96.52 マリニン選手に次ぐ2位に付けます。フリーは4回転ルッツの他トリプルアクセルの転倒もあり、すっきりしない出来で164.64 トータル261.16ですがこれでも2位。グランプリシリーズ6回目の表彰台となりました。

 

2戦目は中国杯です。2位以内ならファイナルという試合になります。アダムシャオイムファ選手、シャイドロフ選手、リッツォ選手などがいます。ショートプログラム、最終滑走で出てきてほぼノーミス。98.75で首位に立ちます。フリーも最終滑走、177.63以上で優勝という条件です。4回転ルッツを決めた後、フリップは2回転に、これで際どい勝負になりましたが残りのジャンプはほぼミスなく進み、後半のスピンステップのレベルが大事になって来るところでレベル4を並べていきます。フリー179.73 トータル278.48 グランプリシリーズ初優勝を決め、さらにファイナル進出も確定させました。

 

ファイナルは2度目の出場になります。前回は4位。今回は表彰台に乗りたいという試合です。ショートは4番滑走。冒頭の4回転ルッツがアンダーローテーションで転倒となりました。後のジャンプはまとめて86.28で4位。3位とは4.98差。チャンスはまだある位置です。フリーは4回転ルッツを決めたのですが、次のフリップがアンダーローテーションで転倒。他はまとめて184.54 トータル270.82で首位に立って残り3人を待ちます。最終順位は3位。ファイナル初表彰台となりました。

 

全日本選手権へ。代表選考争いではファイナル出場、シーズンベスト2番目、世界ランキング2番目、シーズンランキング2番目、2試合平均2番目。どれをとっても2番手ということでかなり有利な位置にいます。ショートは第4グループの最終滑走となりました。冒頭の4回転ルッツがダウングレードでの転倒と最悪な形となり、他はまずまずまとめたものの81.90で6位。代表争いでは鍵山選手の92.65、友野選手89.72、三浦選手88.87が上にいます。逆転を狙いたいフリーですが、4回転ルッツがまたもダウングレードで転倒。その後のジャンプもすっきり決まらず、3連続でもう1度転倒。フリーは148.90と大崩れしてしまいトータル230.80 5人残して3位。最終順位は7位。残念な結果になりました。

代表選考どうなるか、とも思われましたが4大陸選手権の補欠1、そして世界選手権は初代表に選出されました。

 

年が明けて学生選手権は243.64とスコア伸びませんでしたが優勝。そしてワールドユニバーシティゲームズへ向かいます。鍵山選手、山本選手との遠征です。チャジュンファン選手、グラスル選手、シャイドロフ選手といった顔ぶれがいます。このショートは学生選手権に続いてルッツは回避してトーループからのコンビネーションで入り、

次は4回転フリップ。最後にトリプルアクセルとジャンプ3つ決めて96.30 2位スタートとなります。フリーは1人残しての登場、168.65以上で表彰台を確定できます。冒頭を4回移転のフリップにして降りたものの、次の4回転ルッツがまたもダウングレードの転倒。さらに4回転トーループトリプルアクセルと転倒。合計3転倒と大乱調で152.20 トータル248.50 最終的に5位に終わります。

 

日本に戻って国民スポーツ大会は276.07で優勝して、次は今季2つ目の代表戦、アジア大会です。鍵山選手との遠征。今期は鍵山選手との試合が多いです。チャジュンファン選手にシャイドロフ選手などがいます。ここしばらく決まっていなかった4回転ルッツは決まったのですが、次の4回転トーループで転倒。さらに最後のアクセルも転倒。ちょっとびっくりしてしまうような大乱調で70.02の5位スタート。3位とも12.87差。大きな差があります。フリーも4回転ルッツを決めながらトーループとアクセルで2転倒。162.08でトータル232.10となり5位に終わります。

 

非常に心配な流れで世界選手権へ向かうことになりました。ショートは39人中の36番滑走。早い滑走順で壷井選手が滑っていて4人残して20位。日本の来期の枠取りは佐藤選手が鍵、というのがはっきりしている状況です。非常に重圧がかかるシチュエーションでしたが4回転ルッツをしっかり決め、次のコンビネーションはセカンドが2回転になったものの降り、最後のアクセルもしっかり決めて91.26 5位で折り返します。フリー最終グループ入り。鍵山選手が2位にいるので、自分がしっかり上位に残れば3枠が取れる、という状況です。冒頭の4回転ルッツをしっかり決め、次のフリップはeが付きましたが降り、トーループからのコンビネーションを決めます。次の単独4回転トーループで転倒となり、完璧とはいきませんでしたが、その後3連続ジャンプなどは決めていき、フリー179.30 トータル270.56 4人残して2位。3枠ほぼ当確という状態にして、最終結果を待つと、最終順位は6位。鍵山選手の3位と合わせて、オリンピック3枠を確保しました。

 

国別対抗戦は体調不良もあったようでしたが、それでもまずまず滑ってショートは93.68で5位、フリーは169.62で4位。日本の2位確保に貢献してシーズンを終えました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
木下トロフィー 225.84 112.39 115.45 97.45 -15.42 20.45 9.91
Lombardia Trophy 285.88 156.04 129.84 102.40 19.34 21.02 13.28
東京選手権 276.50 151.40 126.10 111.60 5.39 22.13 12.28
東日本学生選手権 174.03 92.71 81.32 69.80 7.40 10.02 5.49
Skate Canada 261.16 142.54 120.62 109.70 0.24 21.73 10.87
Autumn Kobaton 166.40 88.71 77.69 67.75 3.66 9.01 8.29
Cup of China 278.48 154.18 125.30 102.40 16.09 22.90 12.79
Grand Prix Final 270.82 148.66 124.16 107.10 7.72 21.21 12.63
全日本選手権 230.80 117.96 115.84 97.10 -11.47 20.43 11.90
日本学生氷上選手権 243.64 123.71 121.93 94.74 -3.78 21.53 11.22
World University Games 248.50 133.75 118.75 102.20 -2.63 22.56 11.62
国民スポーツ大会 276.07 152.44 123.63 103.28 16.06 21.69 11.41
Asian Winter Games 232.10 122.26 113.84 98.38 -6.36 20.26 9.98
World Championships 270.56 147.37 124.19 106.50 7.69 21.20 11.98
World Team Trophy 263.30 140.34 122.96 97.39 11.98 19.58 11.39

今期は多数の試合に出場しました。全日本の230点がワースト、最高はロンバルディア杯で285.88まであります。ばらつきがだいぶ大きく出ましたが、シーズンベスト順位は4位です。

技術点は150点台が4回ありました。技術点は今季5位、ISU公認で4位にあたります。

PCSは120点台で最高で129.84です。1項目8点平均120点を超える試合は多いです。8.5平均で127.5をロンバルディア杯のみ超えています。今季7位にあたります。

ジャンプの基礎点は111.60の東京選手権が最高で、国際大会ではスケートカナダの109.70が最高で今季5位、ISU公認で4位にあたります。加点は-15.42を初戦で出して、次の試合で19.34というばらばらさでした。19.34は今期3位にあたります。

スピンは20点台から22点台までで、中国杯の22.90が最高です。スピンのレベル4率は52.4% 足替えのコンビネーションスピンでVが7回つくなど、取りこぼしが目立ちました。

 

ステップ系要素はロンバルディア杯で13.28は出しました。他は11点台が多く、12点台が2試合あります。ステップのレベル4率は10.7% レベル2も目立ち、あまりレベルが取れていない現状があります。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
木下トロフィー 54.81 63.28 33.34 52.16 43.26 57.09
Lombardia Trophy 71.34 66.35 79.01 54.18 58.72 66.81
東京選手権 68.76 72.07 60.68 58.12 54.13 64.28
Skate Canada 64.54 70.89 53.92 56.70 47.66 60.58
Cup of China 69.30 66.35 74.74 60.85 56.47 63.74
Grand Prix Final 67.20 69.27 63.75 54.86 55.73 62.97
全日本選手権 56.18 63.06 38.53 52.09 52.39 57.35
日本学生氷上選手権 59.71 61.60 48.63 55.99 49.27 61.47
World University Games 61.05 66.23 50.14 59.65 51.10 59.32
国民スポーツ大会 68.64 66.90 74.70 56.56 50.14 62.61
Asian Winter Games 56.54 63.86 45.24 51.49 43.58 56.00
World Championships 67.12 68.90 63.71 54.82 52.75 62.99
World Team Trophy 65.13 63.24 69.34 49.08 50.05 62.16

偏差値で見ると、ロンバルディア杯で70を超えました。悪い時は50台半ばもあります。

ジャンプの基礎点は60台中盤くらいが多く、2試合で70を超えました。加点の方は最悪の30台前半の次の試合で79.01という天才レベルまで上がるというジェットコースターぶりです。中国杯も74.74と70台中盤まで出せています。全日本が大崩れしていたのがここからも見えます。

スピンは50台が標準です。60に到達したのは1度だけでした。

ステップ系要素は50前後が多いです。60まで到達した試合はありませんでした。

PCSは60台に乗ります。ロンバルディア杯で60台後半まで出ています。

 

佐藤駿選手の要素別偏差値レーダーチャート24-25

レーダーチャートは右に偏りますが、右下のばらつきが極めて大きいです。左上は凹んでいなくて、左下、下が凹んでいます。主要大会では全日本の右下の凹みが大きかったわけですが、それでも何とか代表に選ばれてよかった、という結果でした。

 

●シーズン最高の基礎点構成

ロンバルディア杯 ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Lzq q 11.50   0.00 11.50 -0.143
2 4T+3T   13.70   2.85 16.55 3.000
3 CSSp4   3.00   0.90 3.90 2.714
4 FCSp4   3.20   0.58 3.78 1.857
5 3A   8.80 x 2.40 11.20 3.000
6 StSq4   3.90   1.09 4.99 2.857
7 CCoSp4V   2.63   0.58 3.21 2.143
  TES   46.73   8.40 55.13  

ショートは46.73の基礎点がありました。4回転のルッツとトーループ、セカンド3回転がついて、1.1倍はトリプルアクセルステップレベル4、スピンは1つ4Vで46.73です。Vが取れれば47.60の基礎点になる構成です。今季5位、ISU公認で4位にあたる高い基礎点となっています。ここから基礎点を上げるというより、この構成を以下にしっかりこなしていくか、という段階かと思われます。

 

スケートカナダ フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Lz F 11.50   -5.75 5.75 -5.000
2 4F! ! 11.00   0.79 11.79 0.667
3 4T+3T   13.70   2.17 15.87 2.333
4 FCSp3   2.80   0.44 3.24 1.222
5 4T< 7.60   -1.63 5.97 -2.111
6 3A+1Eu+3S   14.08 x 1.60 15.68 2.000
7 3A F 8.80 x -4.00 4.80 -5.000
8 3Lo+2A+SEQ   9.02 x 0.63 9.65 1.222
9 CSSp4   3.00   0.56 3.56 1.778
10 StSq3   3.30   0.66 3.96 2.111
11 ChSq1   3.00   0.57 3.57 1.111
12 CCoSp4   3.50   0.55 4.05 1.667
  TES   91.30   -3.41 87.89  

フリーはスケートカナダで91.30の構成がありました。ルッツ、フリップ、トーループ2本で4回転4本、セカンド3回転あり、3連3サルコウあり、シークエンスのアクセルあり、スピン1つレベル3、ステップレベル3で91.30です。今季7位の基礎点になっています。

トーループでアンダーローテーションがあり1.90基礎点が下がっています。また、ステップレベル4で0.60、スピンレベル4で0.40基礎点を上げられますのでパーフェクト基礎点は94.20の構成です。

4回転4本にトリプルアクセル2本あるので、単純な3回転が1つ入ってくるのですが、佐藤選手はループを選んでいます。基礎点的にはルッツの方が当然高く、4回転飛ぶのですから苦手なわけでもなく3回転でも飛べそうなのですが、4回転を飛ぶ同じ種類で3回転飛ぶのが難しい、と以前言っていましたので、その関係でルッツとフリップを外してループが入っているのでしょう。

 

○平均GOE3.000以上(国際大会と国内主要大会)

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Lombardia Trophy FS 1 4Lz   11.50   4.60 16.10 3.857
国民スポーツ大会 SP 1 4Lz   11.50   4.60 16.10 3.800
World Team Trophy SP 1 4T   9.50   3.26 12.76 3.444
日本学生氷上選手権 SP 1 4T   9.50   3.17 12.67 3.400
日本学生氷上選手権 SP 5 3A   8.80 x 2.67 11.47 3.400
Lombardia Trophy FS 3 4T+3T   13.70   3.04 16.74 3.286
国民スポーツ大会 SP 6 StSq3   3.30   0.99 4.29 3.200
国民スポーツ大会 FS 5 4T   9.50   3.17 12.67 3.200
Autumn Kobaton FS 2 4Lz   11.50   3.45 14.95 3.200
東京選手権 FS 10 StSq2   2.60   0.78 3.38 3.200
東京選手権 SP 6 StSq3   3.30   1.10 4.40 3.200
Cup of China SP 6 StSq2   2.60   0.82 3.42 3.111
Grand Prix Final FS 5 4T   9.50   2.99 12.49 3.111
World Championships FS 11 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.000
国民スポーツ大会 FS 1 4Lz   11.50   3.45 14.95 3.000
国民スポーツ大会 SP 7 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
Lombardia Trophy SP 2 4T+3T   13.70   2.85 16.55 3.000
国民スポーツ大会 SP 5 3A   8.80 x 2.40 11.20 3.000
国民スポーツ大会 SP 2 4T+3T   13.70   2.85 16.55 3.000
Lombardia Trophy SP 5 3A   8.80 x 2.40 11.20 3.000
Cup of China SP 2 4T+3T   13.70   2.85 16.55 3.000
Lombardia Trophy FS 10 StSq3   3.30   0.99 4.29 3.000
World Team Trophy SP 5 3A   8.80 x 2.40 11.20 3.000

佐藤選手の評価の高い要素はジャンプです。最高評価はロンバルディア杯の4回転ルッツでした。この+3.857という評価は今期のすべての4回転ルッツの中での最高評価です。

4回転トーループで+3.444というのもありますが、これは4回転トーループとして4位にあたります。

ステップはレベルは取れていませんが、GOEとしては+3を超えるところまでもらえることも多いです。

 

○4回転ルッツ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー SP 2 4Lzq q F 11.50   -5.75 5.75 -5.000
木下トロフィー FS 2 4Lz< 9.20   -2.15 7.05 -2.400
Lombardia Trophy SP 1 4Lzq q 11.50   0.00 11.50 -0.143
Lombardia Trophy FS 1 4Lz   11.50   4.60 16.10 3.857
東京選手権 SP 1 4Lz   11.50   3.07 14.57 2.200
東京選手権 FS 1 4Lz   11.50   3.07 14.57 2.800
Skate Canada SP 1 4Lz   11.50   2.79 14.29 2.556
Skate Canada FS 1 4Lz F 11.50   -5.75 5.75 -5.000
Autumn Kobaton FS 2 4Lz   11.50   3.45 14.95 3.200
Cup of China SP 1 4Lz   11.50   3.29 14.79 2.778
Cup of China FS 1 4Lz   11.50   2.14 13.64 1.778
Grand Prix Final SP 1 4Lz!< F!|< 9.20   -4.60 4.60 -5.000
Grand Prix Final FS 1 4Lz   11.50   2.46 13.96 2.111
全日本選手権 SP 1 4Lz<< F<< 5.90   -2.95 2.95 -5.000
全日本選手権 FS 1 4Lz<< F<< 5.90   -2.95 2.95 -5.000
World University Games FS 2 4Lz<< F<< 5.90   -2.95 2.95 -5.000
国民スポーツ大会 SP 1 4Lz   11.50   4.60 16.10 3.800
国民スポーツ大会 FS 1 4Lz   11.50   3.45 14.95 3.000
Asian Winter Games SP 1 4Lz   11.50   2.99 14.49 2.429
Asian Winter Games FS 1 4Lz   11.50   2.53 14.03 2.286
World Championships SP 1 4Lz   11.50   2.79 14.29 2.556
World Championships FS 1 4Lz   11.50   3.12 14.62 2.778
World Team Trophy FS 1 4Lz   11.50   3.12 14.62 2.778

4回転ルッツは今季23回飛んでGOEプラスの成功ジャンプは15回あります。成功率は65%程です。12月1月とダウングレードでの転倒が続いていた時期もありましたが、2月以降はよく決まっていました。昨シーズンも75%の成功率がありましたし、4回転ルッツは基本的には得意な側の要素と言えそうです。ただ、失敗した時にダウングレードの転倒になってしまうのは痛すぎるので、これがあると、ちょっと安心しては見ていられず、はらはらしながら見守ることになります

この23本のルッツは、転倒の減点を無視すると平均で11.46というスコアでした。

 

○4回転フリップ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
東京選手権 FS 2 4F! ! 11.00   -4.40 6.60 -3.400
東日本学生選手権 FS 2 4Fe e 8.80   -2.05 6.75 -2.600
Skate Canada FS 2 4F! ! 11.00   0.79 11.79 0.667
Grand Prix Final FS 2 4F!< F!|< 8.80   -4.40 4.40 -5.000
全日本選手権 FS 2 4F   11.00   -2.83 8.17 -2.444
日本学生氷上選手権 FS 2 4F!q F!|q 11.00   -5.50 5.50 -5.000
World University Games SP 2 4F   11.00   1.54 12.54 1.429
World University Games FS 1 4F! ! 11.00   0.88 11.88 0.857
国民スポーツ大会 FS 2 4F! ! 11.00   -1.10 9.90 -1.000
Asian Winter Games FS 2 4Fq q 11.00   -0.88 10.12 -0.714
World Championships FS 2 4Fe e 8.80   -1.38 7.42 -1.556

佐藤選手はフリップも4回転を飛びます。主にフリーで2つ目の要素としていれていましたが、ショートから入れた試合もありました。今季11回要素として入っていて、GOEプラスの成功は3回。成功率は高くありません。転倒が2回。ここには載ってきませんが抜けて2回転になったのも2回あります。またエッジのe判定が2回、アテンションは6回あります。4回転として要素になった11回の平均スコアは8.64 2回転になった2回も含めると7.51 もう少し安定して入れていきたいところなのだろうと思われます。

 

○4回転ループ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー FS 1 4Lo< 8.40   -2.80 5.60 -3.600

佐藤駿選手は今期最初の試合で4回転ループを試していました。アンダーローテーションとなっていて成功はしておらず、そのまま封印されました。かつて1度4回転サルコウを試したことはあるのですが、4種類目としてはサルコウよりもループの方が候補になっているのでしょうか。4回転4種類5本になってくると、フリーの基礎点100点超えが見えてきますので、オリンピックシーズンに間に合うといいのですがどうでしょうか。

 

○4回転トーループを含む要素(国際大会と全日本より)

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Lombardia Trophy SP 2 4T+3T   13.70   2.85 16.55 3.000
Lombardia Trophy FS 3 4T+3T   13.70   3.04 16.74 3.286
Lombardia Trophy FS 5 4T   9.50   1.90 11.40 2.000
Skate Canada SP 2 4T+3T   13.70   2.04 15.74 2.111
Skate Canada FS 3 4T+3T   13.70   2.17 15.87 2.333
Skate Canada FS 5 4T< 7.60   -1.63 5.97 -2.111
Cup of China SP 2 4T+3T   13.70   2.85 16.55 3.000
Cup of China FS 3 4T+3T   13.70   2.44 16.14 2.444
Cup of China FS 5 4T   9.50   2.44 11.94 2.556
Grand Prix Final SP 2 4T+3T   13.70   1.90 15.60 2.111
Grand Prix Final FS 3 4T+3T   13.70   2.58 16.28 2.667
Grand Prix Final FS 5 4T   9.50   2.99 12.49 3.111
全日本選手権 SP 2 4T+3T   13.70   0.54 14.24 0.778
全日本選手権 FS 3 4T   9.50   -2.99 6.51 -3.000
全日本選手権 FS 5 4T+3T   13.70   2.17 15.87 2.222
World University Games SP 1 4T+3T   13.70   2.28 15.98 2.429
World University Games FS 3 4T+3T   13.70   1.90 15.60 2.000
World University Games FS 5 4T F 9.50   -4.75 4.75 -5.000
Asian Winter Games SP 2 4T+COMBO F 9.50   -4.75 4.75 -5.000
Asian Winter Games FS 3 4T F 9.50   -4.75 4.75 -5.000
Asian Winter Games FS 5 4T+3T   13.70   2.28 15.98 2.429
World Championships SP 2 4T+2T   10.80   -0.95 9.85 -1.000
World Championships FS 3 4T+3T   13.70   2.17 15.87 2.222
World Championships FS 5 4T F 9.50   -4.75 4.75 -5.000
World Team Trophy SP 1 4T   9.50   3.26 12.76 3.444
World Team Trophy FS 2 4T+3T   13.70   2.58 16.28 2.667
World Team Trophy FS 5 4T   9.50   -3.26 6.24 -3.333

4回転トーループは基本装備です。ショートフリーで3本飛びます。国際大会と全日本で27回飛んで、GOEプラスの成功は19回です。成功率7割程度。シーズン後半に転倒が4回あったのが残念でした。3本そろったのはロンバルディア杯、中国杯、グランプリファイナルです。トーループが3本揃えば、その時点でその試合でほしかったものは手に入る、というように見えます。

 

○3連続ジャンプ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー FS 8 3Lz+1Eu+2S   8.47 X -0.98 7.49 -1.800
Lombardia Trophy FS 6 3A+1Eu+3S   14.08 x 2.08 16.16 2.429
東京選手権 FS 6 3A+1Eu+3S   14.08 x 1.07 15.15 1.400
東日本学生選手権 FS 6 3A+1Eu+3S   14.08 x 1.60 15.68 1.800
Skate Canada FS 6 3A+1Eu+3S   14.08 x 1.60 15.68 2.000
Autumn Kobaton FS 6 3A+1Eu+3S< 13.13 X -2.67 10.46 -3.400
Cup of China FS 6 3A+1Eu+3S   14.08 x 0.00 14.08 -0.222
Grand Prix Final FS 6 3A+1Eu+3S   14.08 x 2.17 16.25 2.667
全日本選手権 FS 6 3A+1Eu+3S<< F<< 10.78 x -4.00 6.78 -5.000
日本学生氷上選手権 FS 3 3A+1Eu<<+3S <<  12.30   -1.60 10.70 -2.000
World University Games FS 8 3Lo+1Eu+2S   7.37 x 0.39 7.76 0.857
国民スポーツ大会 FS 8 3A+1Eu+2S   10.78 x 0.53 11.31 0.800
World Championships FS 6 3A+1Eu+3S   14.08 x 1.71 15.79 2.000
World Team Trophy FS 6 3Lo+1Eu+2S   7.37 x 0.42 7.79 0.667

3連続ジャンプは基本的には1.1倍になる6番目の要素でトリプルアクセルから入れます。今期は15試合のうちアジア大会以外の14回要素として入ってGOEプラスが9回、そのうち3つ目がしっかり3回転になっていたのは7回でしたので成功率は5割になります。

 

今期はグランプリファイナル表彰台、世界選手権6位と結果を残しましたが、シーズン中盤は非常に苦しんだという印象でもありました。全日本終了後、世界選手権の代表になった時点で、おそらく、来期3枠の鍵は自分だ、というのを非常に強く認識したのではないかと思われます。そこからの3カ月間継続して続いたプレッシャーは大変重かったのではないかと思われますが、それを乗り越えて結果を出しました。これは日本チームとしてももちろん大きいですが、佐藤選手自身にとっても非常に大きかったと思います。これを乗り越えたことは、自分がオリンピックの出場権を取れるかどうか、というプレッシャーと戦ううえで大きな経験となりました。あとは、ケガさえなければ代表になれそうな雰囲気。さらには表彰台も目指せる位置にいるので、フリップのエッジ克服と、安定感を手に入れて来期に挑めるといいなあ、と思います。