垣内珀琉 24-25

2006年4月18日生まれ

ジュニア6シーズン目

シーズン獲得賞金:$0

世界ランキング:89位

シーズンランキング:70位

シーズンベストスコア 209.50(78位) JGPバンコク

ショートプログラムシーズンベスト 69.99 JGPバンコク

フリーシーズンベスト 139.51 JGPバンコク

スピンレベル4率 32/39 = 82.1%(国際大会:11/12 = 91.7%)

ステップレベル4率 1/7 = 14.3%(国際大会:1/2 = 50.0%)

スピンオールレベル4 2/6(国際大会:1/2)

スピンステップオールレベル4 1/6(国際大会:1/2)

ジャンプ回転不足率 6/67 = 9.0%(国際大会:2/20 = 10.0%)

ジャンプ回転不足なし 3/6(国際大会:1/2)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 1/6(国際大会:1/2)

 

○24-25シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS Date
JGP JGP Bankok 4 209.50 69.99 139.51 2024/9/12
JGP JGP Ljubljana 8 194.38 68.07 126.31 2024/10/3
RT 西日本選手権 3 186.49 66.75 119.74 2024/11/2
NJ 全日本ジュニア 6 187.93 58.05 129.88 2024/11/16
DL 国民スポーツ大会予選会 2 124.46   124.46 2024/12/1
NC 全日本選手権 17 203.27 70.52 132.75 2024/12/20
NG 国民スポーツ大会 3 190.50 67.61 122.89 2025/1/27

垣内珀琉選手はジュニア6シーズン目。昨季世界ジュニアに出場し17位。高校3年生、18歳として迎える今期は、ジュニア卒業のシーズンとなります。

 

今期は8月の国内戦には出場せず、ジュニアグランプリシリーズからの登場になりました。ショートプログラム、ジャンプ3本しっかり決めて、スピンステップオールレベル4 69.99は国内外含めても自己最高のスコアを出して5位に付けます。フリーは4回転トーループを投入、q判定ですがしっかり降ります。以降もほぼミスなく滑り、フリーも国内外通じての自己最高となる139.51 トータル209.50で4位に入りました。

2戦目をもらえてJGPリュブリャナに出場します。このショートもジャンプは降りて悪くなかったですが、わずかに自己ベストには届かず68.07 7位スタートとなります。上2人は遠いですが3位までは2.80差、十分手が届くところにあってのフリー。4回転トーループがアンダーローテーションになりました。以降は立て直したと思われたのですが、最後のルッツで転倒。フリー126.31となりトータル194.38 最終結果は8位となりました。

 

11月、ブロック大会はジュニアグランプリシリーズで免除されていたので直接西日本選手権へ出場します。怪我があったということで後半ダブルアクセルというショートの構成、コンビネーションもセカンドを2回転にしながらも66.75で4位に付けると、フリーは4回転を回避して、セカンド3回転も外してという構成でしたがノーミス。119.74でトータル186.49 3位表彰台で問題なく全日本ジュニアへ駒を進めます。

 

全日本ジュニアは昨季4位。今期は表彰台を狙いたいという試合でしたが、ショートはルッツが1回転になりスコア伸ばせず58.05でまさかの15位スタート。このままだと全日本へ進めなくなるというフリー、4回転回避構成でほぼノーミス。129.88でトータル187.93 最終的には6位。表彰台争いには絡めませんでしたが、3年連続の全日本出場を決めました。

 

12月頭にフリーだけの試合となる国民スポーツ大会に出場。転倒とはなりますが、構成に4回転トーループを戻して124.46で2位となります。

そして全日本選手権。世界ジュニア代表争いではシーズンベストが先行体表選手の中で3番目、というところで絡んでいます。ただ、残り2枠の4番手あたりの位置になるので、全日本はかなり上位にならないと代表選出は難しいという立ち位置になります。ショートプログラムは16番滑走。ジャンプ3つ決めてスピン3つもレベル4となり70.52 自身初のショート70点台で17位に付けます。代表を争う中村俊介選手は73.96で13位、西野太翔選手は77.58で9位。ビハインドを背負ってのフリーになります。勝負のフリーは4回転トーループがアンダーローテーションの転倒となりました。以降は頑張りましたが後半のジャンプでqが並ぶなど、加点は取り切れず132.75 トータル203.27 200点には乗せましたが最終順位は17位。世界ジュニアは補欠の2となりました。

 

1月は国民スポーツ大会に出場。ショートでトリプルアクセルを投入しますが転倒となって67.61の4位、フリーは4回転トーループを2本構成を試みて、2本目は転倒となりますが122.89まで出してトータル190.50 3位表彰台に輝きました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
JGP Bankok 209.50 107.91 101.59 73.71 3.81 22.21 8.18
JGP Ljubljana 194.38 94.96 100.42 66.91 -1.95 21.92 8.08
西日本選手権 186.49 88.56 97.93 55.43 5.04 20.50 7.59
全日本ジュニア 187.93 89.76 98.17 57.42 3.41 21.40 7.53
国民スポーツ大会予選会 124.46 62.49 62.97 52.04 -4.06 11.01 3.50
全日本選手権 203.27 103.68 100.59 71.27 -0.69 22.29 10.81
国民スポーツ大会 190.50 94.29 98.21 73.58 -7.77 21.08 7.40

トータルスコアは180点台が2試合、190点台が2試合、200点一桁が2試合でした。209.50が最高で今季78位、ジュニアとして13位にあたるスコアでした。

技術点は2試合で100点を超えました。PCSは100点以上が3試合。ほぼ100点前後です。7点平均の105点には届きませんでしたが、6.5平均の97.5はすべて上回りました。

ジャンプの基礎点は70点台前半までです。あまり高い水準にはなっていません。加点の方はマイナスも目立ちますが、西日本選手権では+5.04まで出しました。

スピンは22点台が最高です。レベル4率は82.1%ですが、国際大会2試合では12回中11回レベル4でした。

ステップ系要素は8点台までです。レベル4率は14.3% 7回のうち1回のみレベル4を取れていました。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
JGP Bankok 50.32 48.53 58.61 58.40 56.79 47.72
JGP Ljubljana 46.15 44.31 51.04 57.38 53.90 46.93
西日本選手権 43.98 37.18 60.22 52.34 51.38 45.25
全日本ジュニア 44.38 38.42 58.08 55.53 50.83 45.41
全日本選手権 48.60 47.02 52.69 58.69 47.39 47.05
国民スポーツ大会 45.09 48.45 43.39 54.40 50.41 45.44

トータルスコアを偏差値で出すと40台が多くなります。ジュニアグランプリのバンコクで50に到達していました。

ジャンプの基礎点は40台後半まではありますが、シニアの平均を意味する50には届いていません。加点の方は60くらいまで出せる試合もあります。

スピンは50台中盤あたりの水準です。

ステップ系要素もジュニア補正はありますが50前後のところに集まりました

PCSはまだジュニアということもあって40台中盤あたりに留まります。

 

垣内珀琉選手の要素別偏差値レーダーチャート24-25

レーダーチャートは右上左上が縮むずんぐりむっくり型です。

高難度ジャンプがあまり入ってこずジャンプの基礎点は上がらない、ジュニアでPCSは伸びない、ということでこうなっているようです。

 

●シーズン最高の基礎点構成

国民スポーツ大会 ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3A< F< 6.40   -3.20 3.20 -5.000
2 3Lz+3T   10.10   1.18 11.28 1.800
3 CSSp4   3.00   0.20 3.20 0.800
4 3F   5.83 x 0.88 6.71 1.800
5 FCSp4   3.20   0.43 3.63 1.200
6 StSq3   3.30   0.77 4.07 2.400
7 CCoSp4   3.50   0.58 4.08 1.400
  TES   35.33   0.84 36.17  

ショートプログラム国民スポーツ大会で35.33の基礎点がありました。トリプルアクセルがアンダーローテーションで、ルッツからのセカンド3回転があり、1.1倍で単独不リプ、スピンオールレベル4にステップレベル3で35.33です。

トリプルアクセルはこの国民スポーツ大会で初投入でした。トリプルアクセルの習得がまだなのですが、この先はやはりどうしてもこのジャンプは必要になってきます。なんとか入れられるようになりたいところです。

 

JGPバンコク フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Tq q 9.50   -1.36 8.14 -1.556
2 3Lo   4.90   0.77 5.67 1.444
3 3Lz+3T   10.10   0.84 10.94 1.444
4 FCSp4   3.20   0.32 3.52 1.000
5 3F!+2A+SEQ ! 8.60   -0.30 8.30 -0.556
6 3S   4.73 x 0.61 5.34 1.333
7 2A+3T+2T   9.68 x 0.66 10.34 1.556
8 3Lz   6.49 x 0.93 7.42 1.556
9 ChSq1   3.00   0.50 3.50 0.889
10 FCCoSp4   3.50   0.15 3.65 0.444
11 CCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.000
  TES   67.20   3.82 71.02  

フリーはジュニアグランプリのバンコクで67.20の基礎点でした。4回転ローループがあり、トリプルアクセルは無しで、2回飛ぶジャンプはルッツとトーループ。スピンオールレベル4で67.20です。シニアルールでステップレベル4が足せたとすると71.10になります。

4回転は構成に入ってきていますが、トリプルアクセルがないのがやはり目立ちます。この先シニアで上位に絡んでいくようになるには、どうしてもトリプルアクセルは必須、それも2本入るのが必須かと思います。4回転の安定度の向上と合わせて、やはりジャンプが課題となりそうです。

 

○平均GOE1.800以上

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
JGP Ljubljana SP 6 StSq3   3.30   0.85 4.15 2.444
西日本選手権 SP 6 StSq3   3.30   0.79 4.09 2.429
国民スポーツ大会 SP 6 StSq3   3.30   0.77 4.07 2.400
JGP Ljubljana FS 4 FCSp4   3.20   0.78 3.98 2.333
JGP Bankok SP 1 2A   3.30   0.75 4.05 2.333
西日本選手権 FS 5 2A   3.30   0.66 3.96 2.143
全日本ジュニア SP 1 2A   3.30   0.73 4.03 2.143
全日本ジュニア SP 6 StSq3   3.30   0.73 4.03 2.143
JGP Ljubljana FS 3 3Lz+3T   10.10   1.26 11.36 2.111
JGP Ljubljana FS 7 2A+3T+2T   9.68 x 0.90 10.58 2.111
西日本選手権 SP 4 2A   3.63 x 0.66 4.29 2.000
JGP Bankok FS 11 CCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.000
JGP Bankok SP 6 StSq4   3.90   0.78 4.68 2.000
JGP Ljubljana SP 2 3F   5.30   1.06 6.36 1.889
JGP Ljubljana SP 1 2A   3.30   0.66 3.96 1.889
西日本選手権 FS 3 3Lz   5.90   1.18 7.08 1.857
国民スポーツ大会 SP 4 3F   5.83 x 0.88 6.71 1.800
国民スポーツ大会 SP 2 3Lz+3T   10.10   1.18 11.28 1.800

垣内選手の評価の高い要素はステップでした。ジュニアグランプリのリュブリャナで、レベル3ですが+2.444の評価を受けています。

ジャンプはダブルアクセルが+2以上の評価を並べています。国際大会ではコンビネーションジャンプで+2以上の評価を受けていました。

 

○4回転トーループ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
JGP Bankok FS 1 4Tq q 9.50   -1.36 8.14 -1.556
JGP Ljubljana FS 1 4T< 7.60   -3.69 3.91 -4.778
国民スポーツ大会予選会 FS 1 4T< F< 7.60   -3.80 3.80 -5.000
全日本選手権 FS 1 4T< F< 7.60   -3.80 3.80 -5.000
国民スポーツ大会 FS 1 4Tq q 9.50   -4.12 5.38 -4.200
国民スポーツ大会 FS 3 4T<+REP F< 5.32   -3.80 1.52 -5.000

4回転トーループは今期5試合で6本構成に入れていました。GOEプラスの成功ジャンプはありません。4つはアンダーローテーションです。昨季は成功ジャンプもあったのですが、今期はうまくいきませんでした。

 

トリプルアクセル

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
国民スポーツ大会 SP 1 3A< F< 6.40   -3.20 3.20 -5.000

今期はトリプルアクセルが最後の国民スポーツ大会で入ってきました。ただ、アンダーローテーションの転倒です。来期へ向けての布石。来期はトリプルアクセルが入るようにしていきたい、という気持ちはありそうです。

 

○3回転-3回転

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
JGP Bankok SP 4 3Lz+3T   11.11 x 0.76 11.87 1.444
JGP Bankok FS 3 3Lz+3T   10.10   0.84 10.94 1.444
JGP Ljubljana SP 4 3Lz+3Tq q 11.11 x -0.67 10.44 -0.889
JGP Ljubljana FS 3 3Lz+3T   10.10   1.26 11.36 2.111
全日本ジュニア FS 1 3Lz+3T   10.10   0.94 11.04 1.571
国民スポーツ大会予選会 FS 3 3Lz+3T   10.10   0.59 10.69 0.800
全日本選手権 SP 2 3Lz+3T   10.10   1.10 11.20 1.778
全日本選手権 FS 3 3Lz+3T   10.10   0.76 10.86 1.222
国民スポーツ大会 SP 2 3Lz+3T   10.10   1.18 11.28 1.800

ショートもフリーもルッツからの3-3が基本的には構成に入っています。シーズン中盤はケガもあって外していました。この3-3は9回要素として入ってGOEマイナスは1度だけ。高い成功率となっています。ルッツからのコンビネーションは計算できるジャンプになっています。

 

○3連続の要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
JGP Bankok FS 7 2A+3T+2T   9.68 x 0.66 10.34 1.556
JGP Ljubljana FS 7 2A+3T+2T   9.68 x 0.90 10.58 2.111
西日本選手権 FS 7 2A+1Eu+2S   5.61 x 0.33 5.94 1.143
全日本ジュニア FS 7 2A+2T+2Lo   6.93 x 0.53 7.46 1.571
国民スポーツ大会予選会 FS 7 2A+3Tq+2T q 9.68 x -0.70 8.98 -1.200
全日本選手権 FS 7 2A+3Tq+2T q 9.68 x -0.42 9.26 -1.222
国民スポーツ大会 FS 7 2A+3T+2T   9.68 x 0.14 9.82 0.600

3連続ジャンプはダブルアクセルから入れています。シーズン中盤はケガの影響で少し変えていましたが、基本的にはセカンド3回転でいれています。

今期7試合で7つしっかり入り、GOEプラスは5回です。コンビネーションは3-3含め、今期はある程度しっかり決まっていました。

 

今期はジュニアグランプリシリーズ2戦に出場しましたが、昨季のように世界ジュニアの代表になることは出来ませんでした。国民スポーツ大会の3位表彰台というのが結果としては残っています。来期は大学1年生。4月生まれなので来期はジュニアに残れずシニアに上がるはずです。シニアのグランプリシリーズの枠は回って来るような位置にいませんし、全日本で上位にもなっていないので、チャレンジャーシリーズの派遣も無いかと思います。4回転とトリプルアクセルを習得中。逆に言えば、昨季はこれがほとんど入っていないのにユースオリンピックに世界ジュニアと代表になっていったわけですから、この2つのジャンプが入るようになれば、また立場は一変する可能性もあります。