ミラノオリンピック 団体戦プレビュー

ミラノ・コルティナ冬季オリンピックがいよいよ始まります。フィギュアスケートはまず団体戦から。今回はその団体戦のプレビューです。

 

○シーズンベスト順に前半を終えた場合

  合計 ダンス ペア 女子 男子
USA 34 10 5 9 10
JPN 32 3 10 10 9
GEO 28 5 9 6 8
ITA 28 6 8 7 7
FRA 22 9 4 3 6
CAN 22 7 6 5 4
KOR 17 4 0 8 5
CHN 16 2 7 4 3
GBR 13 8 3 1 1
POL 7 1 2 2 2

エントリー選手の中でショートのシーズンベストが1番高い選手が出場し、そのシーズンベストの順に並べてポイントを出すとこうなる、というものをだしています。

順当に行くと、アメリカ1位で日本が2位。ジョージアとイタリアはポイント並びますが、一応この時点ではジョージアが順位としては上になります。フランスとカナダもポイント並びますが、アイスダンスで9ポイントと最多ポイントが大きいフランスが上で後半に進める、ということになります。

とりあえず次に、この条件のまま後半に進むとどうなるかも見てみます

 

○シーズンベスト順に後半も終えた場合

  合計 前半 ダンス ペア 女子 男子
USA 69 34 9 7 9 10
JPN 64 32 6 9 10 7
GEO 59 28 7 10 8 6
ITA 59 28 8 8 7 8
FRA 53 22 10 6 6 9

普通に進むとアメリカが勝ち、日本が2位になります。ジョージアとイタリアがポイント並ぶけれど、タイブレークでペアのポイントが生きてジョージアが上に来て3位、となる計算です。

 

○フランスではなくカナダが後半に残った場合

  合計 前半 ダンス ペア 女子 男子
USA 69 34 10 6 9 10
JPN 65 32 6 9 10 8
GEO 61 28 8 10 8 7
ITA 61 28 9 8 7 9
CAN 48 22 7 7 6 6

フランスの代わりにカナダが入っても大勢に影響なく同じ並びになります

 

さて、このシミュレーションは現実的ではありません。なぜなら、エース格はショートもフリーも滑るという前提なためです。マリニン選手がショートもフリーも滑る・・・、ような気はあまりしません。チャジュンファン選手、開会式で旗手やるらしいんですけど、翌日に団体戦出てくる? とか、まあ怪しいですし、個人戦の日程が近いアイスダンス、フランスはボードリー/シゼロンをフリーまで酷使する? とか、まあ、あまりないんじゃないかなあ、とか思われるわけです。

全パターンを並べるのはなかなか難しいので、ここからは各種目の各選手の今期の実績を見ていきます。

 

 

アイスダンス リズムダンス

Name Nation Best 2nd worst
Madison CHOCK / Evan BATES USA 88.74 84.77 84.44
Laurence FOURNIER BEAUDRY / Guillaume CIZERON FRA 87.56 86.93 78.00
Lilah FEAR / Lewis GIBSON GBR 85.47 84.38 78.87
Piper GILLES / Paul POIRIER CAN 85.38 82.89 79.56
Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI ITA 84.48 83.06 76.36
Evgeniia LOPAREVA / Geoffrey BRISSAUD FRA 82.38 80.46 72.09
Emilea ZINGAS / Vadym KOLESNIK USA 80.43 79.97 75.78
Diana DAVIS / Gleb SMOLKIN GEO 80.35 78.67 70.42
Marjorie LAJOIE / Zachary LAGHA CAN 77.42 75.95 75.95
Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO USA 76.83 76.11 72.74
Marie-Jade LAURIAULT / Romain le GAC CAN 76.40 73.75 68.98
Hannah LIM / Ye QUAN KOR 76.02 73.68 66.05
Phebe BEKKER / James HERNANDEZ GBR 71.64 70.27 62.87
Utana YOSHIDA / Masaya MORITA JPN 69.69 69.61 62.81
Shiyue WANG / Xinyu LIU CHN 67.59 64.41 62.68
Sofiia DOVHAL / Wiktor KULESZA POL 60.05 59.62 53.34

1種目目はアイスダンスから。アメリカのチョック/ベイツ組が何位になるか? というのがたぶん優勝争いの最初の鍵です。シーズンベストは1位ですが、セカンドベストを上回るカップルは3組あります。1位になるか4位になるかでだいぶ変わります。

日本の吉田/森田組は順当に行くと8番目です。韓国組のシーズンワーストは日本組を下回りますので、最大限見れば7位まではチャンスあるのかなあ、と見て取れます。少なくとも8位は確保したい。7位が取れたら大勝利です。

後半へ進むにはフランスやカナダはここで大きくポイントを稼ぎたいところです。メダル争いではジョージアとイタリアもこの種目でどちらが上に出るかが大事になってきそうですが、ここはイタリア有利です。

 

○ペア ショートプログラム

Name Nation Best 2nd worst
Riku MIURA / Ryuichi KIHARA JPN 79.94 79.44 74.42
Anastasiia METELKINA / Luka BERULAVA GEO 78.83 77.77 75.04
Sara CONTI / Niccolo MACII ITA 78.55 77.22 73.41
Wenjing SUI / Cong HAN CHN 76.02 74.63 72.45
Deanna STELLATO-DUDEK / Maxime DESCHAMPS CAN 75.46 74.26 70.77
Yuna NAGAOKA / Sumitada MORIGUCHI JPN 71.95 71.52 62.68
Emily CHAN / Spencer Akira HOWE USA 71.17 65.58 61.51
Lia PEREIRA / Trennt MICHAUD CAN 70.66 70.13 60.35
Ellie KAM / Danny O'SHEA USA 70.24 65.48 62.74
Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI ITA 66.82 65.67 59.40
Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV FRA 64.28 59.00 58.25
Anastasia VAIPAN-LAW / Luke DIGBY GBR 63.98 61.31 48.85
Ioulia CHTCHETININA / Michal WOZNIAK POL 56.93 59.76 55.41

2種目目はペアです。三浦/木原組がしっかり1位になれるかどうか。団体戦金メダルのポイントになってきます。シーズンベストは上位3組がかなり近く、際どい勝負になってきそうに感じます。ジョージアとイタリアのどちらが上に行くかもメダル争いで重要です。

アメリカはどちらの組が出てくるかわかりませんが、どちらが来ても順当に行くと6番目、ということになっています。7番目がフランス組なのですが、ちょっと差があるように見えます。中国のスイハンペアがしっかり点を出してくるかどうか。4大陸見てるとちょっと不安定で大変そうでしたが。またカナダはどちらのペアが滑るか。デュデクさん、個人戦に専念させてよ、とかいう可能性があるか? そのあたりでアメリカが何位に入ってくるかが変わってきそうです。

 

○女子シングル ショートプログラム

Name Nation Best 2nd worst
Ami NAKAI JPN 78.00 73.91 66.55
Mone CHIBA JPN 77.27 73.11 68.07
Kaori SAKAMOTO JPN 77.05 76.20 65.25
Alysa LIU USA 75.79 74.61 69.62
Amber GLENN USA 75.72 73.69 66.85
Jia SHIN KOR 74.47 68.01 53.97
Isabeau LEVITO USA 73.37 71.80 70.69
Lara Naki GUTMANN ITA 69.69 68.11 63.75
Anastasiia GUBANOVA GEO 68.08 68.07 56.17
Haein LEE KOR 67.06 65.46 59.39
Madeline SCHIZAS CAN 66.57 65.16 48.72
Ruiyang ZHANG CHN 62.78 61.71 58.81
Lorine SCHILD FRA 62.45 60.74 55.97
Ekaterina KURAKOVA POL 58.08 56.05 53.23
Kristen SPOURS GBR 50.70   50.70

3種目目が女子シングルです。初日はここまで。

シーズンベスト上位を日本勢が占めています。誰が出るんだろう? こうやって見ると坂本選手のシーズンベストが3人の中で1番低いんですね。セカンドベストは1番高いです。

その次にアメリカ勢が来ます。アメリカも誰が出るんだろう? 金メダル争いとしてはここは負けられないです。その下にシンジア選手がいるのですが、理想的には日本が1位でシンジア選手が2位に来てアメリカが3位だとポイント差付きます。韓国は後半に進める芽は、ペアの出場選手がいない時点でほぼありませんから、どこまでまじめにやるかがもう怪しいですが、ぜひぜひ頑張って2位に入ってきてほしい、というのが日本の勝手な願いです。

イタリアとジョージアはここでも近い位置にいます。表彰台争いで非常に大事なところ。

カナダとフランスも後半進出争いですが、実績的にはカナダがここは上に来そう。ただ、シザス選手、崩れる時は大崩れするからなあ・・・。

中国はスイハン組が頑張って、この女子も6位あたりに入ってくれば、ボーヤンジン選手に後半へ残るチャンスを残して繋げます。フランスやカナダも崩れ癖のある選手が多いので、中国も各種目しっかり滑ればチャンスがある位置にはいます。日本的には中国が後半に残ってくれるとありがたかったりする、という勝手な願いもあります

 

○男子シングル ショートプログラム

Name Nation Best 2nd worst
Ilia MALININ USA 108.87 105.22 94.05
Yuma KAGIYAMA JPN 108.77 98.58 88.16
Kao MIURA JPN 98.59 92.76 82.49
Shun SATO JPN 98.06 96.67 78.06
Nika EGADZE GEO 95.67 91.28 85.92
Daniel GRASSL ITA 94.00 90.42 83.68
Kevin AYMOZ FRA 93.56 93.49 53.95
Adam SIAO HIM FA FRA 92.50 84.87 78.49
Junhwan CHA KOR 91.60 88.89 70.78
Stephen GOGOLEV CAN 90.19 89.35 67.22
Boyang JIN CHN 89.46 86.62 83.92
Matteo RIZZO ITA 88.00 86.60 76.11
Andrew TORGASHEV USA 87.35 75.75 71.52
Vladimir SAMOILOV POL 85.08 80.75 64.55
Maxim NAUMOV USA 76.71 75.27 74.53
Hyungyeom KIM KOR 74.69 67.50 67.50
Edward APPLEBY GBR 69.35 64.95 64.95

団体戦二日目と言うべきか、前半最後というべきか、男子ショートで後半へ進めるチームが決まります。

ここはどうあってもマリニン選手が強い印象なのですが、ショートなら鍵山選手も勝負になります。マリニン選手1ミスに鍵山選手ノーミスで勝ちです。ジャンプ要素3つなのでショートは勝負になる。日本は鍵山選手をショートは出すでしょうねきっと。

その次にいるのがここでもジョージアとイタリアです。メダル争いし烈。その次に爆発力のあるフランスなのですが、大崩れもあるフランスで、このフランス男子の動向で後半に進むチームが変わってきそうです。

チャジュンファン選手は、出て来るかなあ? 旗手やるらしいですけど。フリーに進む芽もあまりなさそうですし、ヒョンギョム選手に任せるかもしれません。チャジュンファン選手が出てきて、イタリアやジョージアの上まで来る、というのが日本としては理想ですけど、まあ、勝手なこと言いすぎですね。

カナダと中国がその下あたりにいます。後半に進めるかどうかはゴゴレフ選手に掛ってくるかもしれないカナダ。ボーヤンジン選手はここで後半に進むと個人戦への負荷がかかってきそうですが、中国が後半にいると、アイスダンスで日本の勝ち目がありつつ、ペアでアメリカより上に入ってくれる可能性があるので助かる日本です。

 

アイスダンス フリー

Name Nation Best 2nd worst
Laurence FOURNIER BEAUDRY / Guillaume CIZERON FRA 135.50 133.02 124.29
Madison CHOCK / Evan BATES USA 131.68 127.81 123.81
Lilah FEAR / Lewis GIBSON GBR 126.26 125.86 122.64
Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI ITA 125.86 122.31 118.73
Piper GILLES / Paul POIRIER CAN 125.86 122.55 117.51
Diana DAVIS / Gleb SMOLKIN GEO 123.04 120.64 113.71
Emilea ZINGAS / Vadym KOLESNIK USA 122.89 121.84 117.27
Evgeniia LOPAREVA / Geoffrey BRISSAUD FRA 122.34 121.60 111.31
Marjorie LAJOIE / Zachary LAGHA CAN 119.74 116.46 116.46
Marie-Jade LAURIAULT / Romain le GAC CAN 121.50 112.74 108.57
Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO USA 116.24 114.40 113.29
Hannah LIM / Ye QUAN KOR 114.24 112.11 105.17
Phebe BEKKER / James HERNANDEZ GBR 106.75 106.35 102.73
Utana YOSHIDA / Masaya MORITA JPN 103.35 98.49 85.67
Shiyue WANG / Xinyu LIU CHN 103.03 101.24 99.93
Sofiia DOVHAL / Wiktor KULESZA POL 96.77 85.31 83.32

二日目、後半に入ってアイスダンスのフリーダンスです。どこが残って来るかわかりませんので、全チーム分入れておきます。

吉田/森田組は、フリーはかなり厳しい戦いになることが予想されます。中国がフリーに進んでいてくれると勝負になるのですが、カナダ、フランスあたりだとちょっと勝負にならないです。フランスがフリーに進んでいればアメリカの上へこのフリーダンスで行く可能性もありそうですが、ボードリー/シゼロンを2本使ってくるかどうか? 日本としてはボードリー/シゼロンが出てきて1位を取ってくれるのがありがたいわけですが、常識的には使わない気がします。

一方で、アメリカはチョック/ベイツ組をショートとフリー両方に使うかどうか? というのもあります。チョック/ベイツで10ポイント取るか、そうではなくて7ポイントほどになるか。日本にとっては大きな違いです。個人戦まで丸二日。ボードリー/シゼロンも、チョック/ベイツも、個人戦に備えた方がいいように思います。

イタリアジョージアの3位争い、アイスダンスフリーも僅差になりそうに見えます。イタリアとジョージアアイスダンスは変わりがおらず変更不可です。

 

○ペア フリー

Name Nation Best 2nd worst
Anastasiia METELKINA / Luka BERULAVA GEO 148.07 139.80 116.90
Riku MIURA / Ryuichi KIHARA JPN 147.89 143.00 139.71
Sara CONTI / Niccolo MACII ITA 146.06 137.08 134.89
Deanna STELLATO-DUDEK / Maxime DESCHAMPS CAN 140.37 128.66 119.46
Ellie KAM / Danny O'SHEA USA 133.63 128.85 113.58
Yuna NAGAOKA / Sumitada MORIGUCHI JPN 130.59 126.50 115.98
Wenjing SUI / Cong HAN CHN 130.47 129.16 124.97
Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI ITA 126.21 122.64 105.39
Emily CHAN / Spencer Akira HOWE USA 123.58 122.53 117.64
Lia PEREIRA / Trennt MICHAUD CAN 123.22 121.20 115.88
Anastasia VAIPAN-LAW / Luke DIGBY GBR 119.09 109.54 101.19
Ioulia CHTCHETININA / Michal WOZNIAK POL 111.91 108.18 99.04
Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV FRA 107.30 106.84 101.62

最終日はペアフリーから始まります。

ジョージア、日本、イタリア、3チームのスコアが高いです。日本は長岡/森口組を起用する可能性もゼロではないですけど、まあ、男子と女子をフリーは入れ替えで、ペアはそのまま行きそうですね。ただ、三浦選手の脱臼。あれ、どうなってるんでしょう? その影響が残っていると、個人戦に備えてそもそもショートから長岡/森口ペアで行く、という線もあるのかもしれません。今、大丈夫ですか? と聞いても、大丈夫です、が公式解答として出てくるだけでしょうから、実際のところはよくわからない。団体戦優勝のためにはペアフリーは1位が欲しいですがはたしてどうか。

ジョージアとイタリアはお互いここで勝ってポイントを上回っておきたいところです。イタリアはペアをショートと入れ替える可能性もありますが、メダル争いしていたら入れ替えないような気はします。個人戦のペアまでは1週間あります。入れ替えると日本が1位になる確率が上がりますが、アメリカの順位が上がる確率も上がって、あまり日本としては得ではなさそうです

アメリカは4番手か5番手か。カナダが残っていればアメリカの上へ行ってアメリカ5位な可能性は結構あります。中国が来てもスイハンで上に行くチャンスはある。フランスが来たらアメリカは4位に残るでしょうおそらく。

アメリカが4位か5位か、日本は1,2,3のどこに入るか? 結構ポイントになるところになりそうです

 

○女子シングル フリー

Name Nation Best 2nd worst
Kaori SAKAMOTO JPN 150.13 149.40 138.39
Ami NAKAI JPN 149.08 146.98 136.54
Alysa LIU USA 146.70 140.54 128.22
Mone CHIBA JPN 144.94 144.40 132.95
Amber GLENN USA 144.65 141.74 137.69
Isabeau LEVITO USA 139.34 137.97 136.11
Anastasiia GUBANOVA GEO 138.15 137.93 128.19
Lara Naki GUTMANN ITA 135.26 134.60 123.12
Jia SHIN KOR 133.98 131.09 117.85
Haein LEE KOR 132.06 125.60 108.93
Lorine SCHILD FRA 126.86 116.47 97.15
Madeline SCHIZAS CAN 123.44 117.92 105.83
Ruiyang ZHANG CHN 119.80 117.83 116.98
Ekaterina KURAKOVA POL 117.07 107.72 98.75
Kristen SPOURS GBR 86.44   86.44

女子シングルは日本もアメリカも3選手いて、誰が出てくるかわかりません。日本は、中井選手をこっちで使うかなあ? と思ったのですが、現地入りが坂本選手だけ早いようなのでこの辺から読み取れる展開になるのかどうか。まあ、女子の場合は3人の誰が出てもあまり変わらない。アメリカはアイスダンスでメンバーチェンジしていると、女子はショートフリー同じ選手が来る可能性も結構あります。アリサリウ選手の2枚使いをするのか、あるいはアンバーグレン選手の2枚使いというのもあります。誰が来たにしろアメリカはやっぱり強く、それぞれ3人の誰が出たとしても日米一騎打ち。優勝のためにはお互い勝ちたい種目です。

その下はやっぱりジョージアとイタリア。この一騎打ちはどこまでも続きます。日本もこの3位争いに巻き込まれないように頑張りたい。

後半に残るのがフランスにしてもカナダにしても中国にしても、女子シングルは5番手かなあ、と見えます。

 

○男子 フリー

Name Nation Best 2nd worst
Ilia MALININ USA 238.24 228.97 197.78
Adam SIAO HIM FA FRA 196.08 180.15 164.48
Daniel GRASSL ITA 194.72 179.01 130.51
Shun SATO JPN 194.02 189.04 176.08
Yuma KAGIYAMA JPN 193.64 190.47 182.29
Junhwan CHA KOR 184.73 165.55 138.66
Nika EGADZE GEO 181.72 179.32 162.03
Kao MIURA JPN 175.14 163.89 122.32
Boyang JIN CHN 169.40 155.13 146.19
Kevin AYMOZ FRA 168.41 159.97 142.64
Matteo RIZZO ITA 168.37 166.94 126.72
Stephen GOGOLEV CAN 164.87 164.59 150.35
Andrew TORGASHEV USA 161.84 152.19 136.26
Vladimir SAMOILOV POL 155.75 150.00 128.94
Hyungyeom KIM KOR 153.91 141.42 141.42
Maxim NAUMOV USA 151.47 148.51 146.72
Edward APPLEBY GBR 116.77 104.77 104.77

最終種目、男子フリーです。

最大の問題は、誰が出てくるか? マリニン選手がショートフリーと両方滑ってきたら勝ち目はありません。しかしながら、アメリカは2番手が弱いので、ここを変えてくると状況が一気に変わります。男子はショートフリー滑ると現地時間で7日、8日、10日、13

日で4本滑るというなかなか厳しいスケジュールになります。

日本は佐藤選手かな? 普通に並べると4番目になってしまっていますが、セカンドベストは高いです。マリニン選手いなければ1位を取れる可能性が結構あります。イタリアはグラスル選手が2本滑るかどうか? ジョージアは1人しかいないのでエガゼ選手が滑るしかないです。シーズンベストはエガゼ選手とグラスル選手は差がありますがセカンドベストは変わらない。ましてリッツォ選手出てきたらエガゼ選手方が今期は上です。銅メダル争いは最後まで熾烈ですし、グラスル選手が滑るかどうかは日本とアメリカの争いにも影響をあたえそうです。フランスも、どちらが滑るかわからないですし、二人とも波があってどの順位に入ってくるかさっぱりわかりません。

アメリカ、イタリアは誰が滑るのか? フランス勢がどんな滑りをするか? それによって大きく変わってきそうです。

 

 

こうやって見てみると、アメリカと日本の金メダル争いで、大きなポイントは2つ、マリニン選手が2本滑るか? チョック/ベイツ組が2本滑るか? というところになりそうです。今大会はアイスダンスと男子の個人戦が早い、というのが勝負の彩になって来るかどうか。日本も、アイスダンス以外は4大陸に出ると個人戦だけ、出ない人は団体戦、という区分けが代表発表時から既定路線としてあった、とかいう可能性もあるのかなあ。わかりませんけど。

 

最後の男子フリーで、アメリカがマリニン選手抜きで来て、3ポイント差くらいで佐藤駿選手となった場合、ものすごく大きなプレッシャーがかかることになります。個人戦の前に1本滑るだけなら、まあそんなに体力的負担は懸からずに行けるか、と思ったりもしますが、精神的負担が大きくて、そんなの背負わせたくないなあ、とも思います。個人戦の前に団体戦やることでフィギュアスケートは結構批判浴びてますが、夏の競技だと体操なんかもこのパターンなんですよね。団体最後の鉄棒で精神力使った後に、個人総合を戦う形式。佐藤選手もそれを乗り越えて、2つのメダルを持って帰ってきていただければと思います、って勝手にフリーに出てくると決めつけちゃってますが。

あとは、満遍なく上位選手がいるイタリア、開催国なので開催国パワー出してくると結構強いかもしれないですね。ペアとか男子でその力を活かして日本を上回って行ったりすると、なかなか大変な展開になってくる、みたいな可能性もあるのかもしれません。