拝啓 デニステン様

天界の氷の滑りはいかがでしょうか? どうしてもと待ちきれず、こんなにも早くあなたのことを呼び寄せられた神々の前で、日々、滑り続けていることかと思います

 

あなたが旅立たれてから一年の月日が過ぎました

あなたに去られて、私たちは大変悲しかったのですが、今にして思えば、あなたはもう、地上でやり残したことはなかったのかもしれませんね

そんなこともあって、天界の神々の招きに、素直に応じて行ってしまわれたのでしょうか

大きな舞台にならないと力が出てこないあなたのことですから、神々の前、という地上には存在しない大きな舞台を求めて、旅立たれてしまったのかと思います

 

地上のこと、少しは気にかけてもらえていますか?

あなたの後輩のトゥルシンバエワ選手が、昨シーズンはワールドで2位に入りました。グランプリシリーズでは表彰台にも乗らないのに、ワールドでいきなり2位に入ってくるあたりが、同じ国の先輩であるあなたにそっくりだ、と思って見ていました

彼女は、もしかしたら、次の北京オリンピックの主役になるかもしれません。そして、そう思うのと同時に、北京オリンピックではなく、あなたと彼女が主役の、アルマトイオリンピックが見たかったな、と思ったものでした

現役の選手でありながら、オリンピックの招致活動の中心を担う、というのは大変なことだったと思います。もし、その夢がかなっていれば。あなたにとっても、この上ない大きな舞台として、私たちを楽しませてくれたのでしょう。その夢がかなわなかったこと、本当に、本当に、残念でした

 

あなたのことを最初に認識したのは、2009年の世界選手権だったかと思います。失礼ながら、正直な最初の感想は、え? カザフスタン? というものでした。私の知る限り、それ以前に、カザフスタンから出てきたトップスケーターというのは、男女ペアアイスダンス、通じていませんでした。そんななか、15歳で出てきたあなたが、ショート17位から、フリーはノーミス演技をして6位。このシーズンは、バンクーバーオリンピックの出場枠を賭けた試合であり、フリーの早い滑走順で高得点を出したあなたのスコアが、日本の三枠を危機に陥れたことを覚えています。結果的に、あなたが8位で、なんとかその上の6位と7位に入ったことでバンクーバーの日本の枠は三つになりましたが、ひやひやものでした。

あなたの演技自体は、リアルタイムではなく、後から見たものでしたが、なるほど、早い滑走順でも点が出る素晴らしいものでした。日本では、ラフマニノフの二番といえば、もう、浅田真央さんのもの、として認知されてしまっていますが、私にとっては、この時の、15歳のあなたが演じたラフマニノフの二番、というのも忘れ難いものになっています。女子ならともかく、男子の15歳が、これだけの演技をするのを見た記憶は、後にも先にも他にありません。

 

それから数年、若くて将来有望な10番手前後の選手、という位置づけだったあなたが、いきなりスターダムに上ってきたのは、やはりオリンピックの枠がかかった13年の世界選手権でした。正直に言って、ノーマークでした。

アーティストが演じたアーティスト、前編、ショートプログラム。自己ベストが80点にも満たない選手が、いきなり91点出すなんて思わないじゃないですか。鮮烈でした。クリーンな四回転トーループ。クリーンなトリプルアクセル。いえ、本当は、ジャンプなんかいらない。ただ滑っているだけで、ステップを踏むだけで、それだけで、アーティストでした。

アーティスト、後編、フリーも素晴らしかった。グランプリシリーズで表彰台に乗ったこともない。四大陸でも表彰台にかすらず、直前の試合は12位。世界選手権で最終グループに入ったこともない。自分だけじゃない、国として、世界で表彰台に乗った選手がいない。そんな状態で、二位で迎えたフリー。これは、羽生君表彰台に残ったかな、と思いました。

そんなシチュエーションで、だれも文句がつけられない、ほぼノーミスの演技。演技が終わって、これ、優勝、と思ったことを覚えています。公式記録では二位、ということになっていますが、私の中では、あなたが優勝でした

 

誰が名付けたか、あなたが、殿下、になったのは、この試合のころからだったでしょうか。大きな舞台に強く、気高く、気品漂うあなたの立ち姿、そして氷の上での演技、すべてがその名にふさわしいもの。

 

ソチオリンピックのシーズンは、ケガで苦しまれていたことを思い出します。それでもオリンピックには間に合わせてカザフスタンとして史上初の銅メダル。欲を言えば、パーフェクトな死の舞踏を見たかったのですが、万全ではない状態で、あの混戦の中抜けだして、きっちりメダルを持って行ったのはさすがだな、と思いました。

 

ただ、実は、私にとって、最も記憶に残っているあなたの演技は、世界選手権でのものでもオリンピックのものでもありません。2015年の四大陸選手権ショートプログラム、最終滑走で出てきたあなたは、ステップで満点もついたパーフェクトな演技でしたが、特に喜ぶでもなく、当たり前のことのように、大差をつけてトップに立ちました。

迎えたフリー。ヨーヨーマのシルクロードアンサンブル。シルクロードの中央部を占めるあなたの母国カザフスタン。隣国ウズベキスタンには、サマルカンドやヒヴァなど、都市型のシルクロード遺跡が目立つのですが、カザフスタンシルクロードのイメージは、雄大な草原です。シルクロードの旅、ヨーヨーマの旅。草原の国カザフスタンにふさわしいこの曲で演じたあなたは気高く美しかった。ショートに続いてフリーもステップ満点、他に比類なき滑りで圧勝したこの演技が、私にとって最も忘れ難いあなたの滑りでした。

 

この大会で、フランクキャロルコーチとあなたは、オリンピックを見据えて2月にピークを持ってくるようにしてるんだ、と述べていました。自然な流れでは、この次は平昌オリンピックでしたが、もしかしたらこの時点で、さらにその先のアルマトイオリンピックをイメージしているのではないか、そんなことも思っていました。

翌月の世界選手権は3位。これで3シーズン続けて世界大会の表彰台。あなたにとって、世界の表彰台は、もう、当たり前のものになっていました。

 

この年は、シーズンが終わった後が本番だったでしょうか

2022年 冬季、アルマトイオリンピック招致活動

あなたはその中心に立ち、なんどもプレゼンテーションを行いました。クアラルンプールでの最終プレゼンテーション。一世一代の大舞台。もしかしたら、オリンピックでの試合そのものよりも難しい場面だったのかもしれません。あなたは、話すことがプロの、お・も・て・な・し、な人ではありません。直前のオリンピック競技会で表彰台に乗ったアスリートです。それでもあなたのスピーチは、多くの人の胸を打つものでした。国の力で言えば中国が、北京が、圧倒的に上。それでも、あなたのスピーチで、アルマトイへ票を投じた委員が何人も増えたのではないか、とも聞きます

44対40 4票差。当初予想されていたのと比べると、驚くくらいの僅差でしたが、あなたは、アルマトイは、カザフスタンは、敗れました

負けた後の態度も潔いものでした。そう、文字通り、殿下、の通り名がふさわしい、潔いものでした。コンパクトオリンピック、というIOCが打ち出し始めたコンセプトからしたら、北京よりも断然アルマトイじゃないか。ただの外野である私の方が取り乱してしまうのに、あきらめずにまた挑戦すればいい、と落ち着いた調子で語ったと聞きます。

残念ながら、アルマトイは、その次、2026年のオリンピック招致活動は行いませんでした。その時点で、あなたが、母国のオリンピックに出る可能性はなくなった、と言えるでしょう。

あなたが主役の、2022年アルマトイオリンピック。それが見られなかったことが、大変残念です。

 

あなたにとっては、その段階で、もう、十分な大きな舞台、というのはなくなってしまったのでしょうか。2017年、母国での初めての総合競技会であるユニバーシアードでは、責任を果たすように圧勝しましたが、それ以外の場面では、もう、あなたの本当のレベルの滑りを見せてもらうことはできませんでした

 

そして、あの日

一年前の今日

 

神の求めに応じて、あなたは、地上から去って行かれました

 

 

神に選ばれたあなたが、地上へ帰ってくることを願っても、叶うことはないのでしょう

それはわかっていても、願わずにはいられない

あなたの滑るラフマニノフが、アーティストが、ヨーヨーマが、また、もう一度、見たい

願っても、叶うことのない夢

私たちは、あなたが残してくれた映像で、振り返ることしかできません

 

あなたの新しいプログラムは、天界で滑るプログラムはどんなものなのでしょう

既に天界に居を移した往年の振付師に、新プログラムを付けてもらっているのか、あるいは、自分でつけているのか

私たちが見ることはかなわないそのプログラムが、天界の神々を楽しませていることでしょう

 

これからの、あなたの、長い天界での生活が、様々な美しいプログラムで彩られていくことを、地上よりささやかながら、お祈り申し上げます

 

敬具

 

 

 

サビカの今シーズン予定とリズキーのクラウドファンディング

インドネシアのスケート少女サビカ

彼女が今シーズン前半の試合日程を公開しました。

2004年4月4日生まれ、15歳になった彼女は、レギュレーション上シニアに上がることもできますが、やはりジュニアに今シーズンも残るようです

スケジュールは昨年同様、まず、8月5日から開幕するアジアンオープンフィギュアのジュニアカテゴリーにエントリーします

続いて、ジュニアグランプリシリーズは8/29からのアメリカ、レークプラシッドの試合に派遣されます。

前半戦はこの二試合です。この試合のうち、ジュニアグランプリの方が重要な大会で、ここで高い点を出すことが、世界ジュニアへの道へとつながります。来シーズンの世界ジュニアの出場に必要なミニマムスコアはまだ明らかになっていませんが、昨シーズン並みだとすると、それぞれ技術点で、ショートプログラム23.0 フリー38.0が必要です。

これまでの実績ではまだ届いていないのですが、3回転ジャンプが一種類でいいから入って、ダブルアクセルをしっかり飛べるようになれば、十分に届くくらいの位置にいます。

このオフシーズンにトリプルサルコウが飛べるようになっていれば、世界ジュニアへの道が見えてきます。

 

一方、同じクラブでインドネシアジュニア男子のチャンピオン、リズキーは、サビカと同じようにクラウドファンディングを始めました

リズキーのページも日本語での紹介があります。2013年5月生まれの彼は16歳になりました。インドネシアのジュニア選手権を三連覇中、と言っています。ジュニアに上がったシーズンから全勝、という意味になりますね。

彼は9歳の時、父親の仕事でアラスカに行っていたそうで、それがスケートを始めたきっかけでした。ただ、アラスカにいたのは短期間で、すぐにインドネシアに帰国したようです。

リズキーは現在病気を抱えているようで、脊柱側弯症と診断されたそうです。ようは、背骨が曲がってしまっている、というもの。フィギュアスケートの選手としては、ちょっとこれはつらいかもしれないですね

 

そんなこんなもあり、遠征に練習に、やはりお金がかかります、というのがクラウドファンディングの趣旨です。

 

リズキーは、具体的な今後の目標も記載しています

ジュニアグランプリのインドネシアの枠を増やしたい

東南アジア競技会5位以内

冬季アジア競技大会5位以内

世界ジュニア2020出場

四大陸選手権出場

 

これは、サビカのクラウドファンディングにはなかったものです

 

ジュニアグランプリシリーズの枠を増やす、という方法は唯一にして単純で、世界ジュニアに出て好成績を上げることです。インドネシアの場合、世界ジュニアへの出場選手がいないため枠が7試合で2つですが、世界ジュニアに出場する選手が出れば、どんな成績であっても枠は3つ以上になります。すなわち、ジュニアグランプリの枠を増やしたい、という目標は、世界ジュニアに出たい、そして好成績を上げたい、というのと同じ意味です

 

世界ジュニアの出場、よりさらに高い目標として四大陸選手権出場が入っています。

世界ジュニアも四大陸選手権も、出場するためにはショートプログラム、フリー、それぞれで技術点がミニマムスコアを超える実績をISU公認大会で上げる必要があります。昨シーズンの場合は、ショートプログラムで世界ジュニアなら23.00 四大陸は28.00 フリーは世界ジュニアで42.00 四大陸は46.00

彼の実績は、昨シーズンはショート14.99 フリー24.98。インドネシア選手権でもショート18.51 フリー20.24ですので、まだまだ遠い、と言わざるを得ません。

ただ、昨シーズンの段階で、三回転のサルコウとループはプログラムに入り始めました。なので、ショートプログラムはジャンプ3本しっかり決めて、スピンでしくじらなければ世界ジュニア程度まではすぐ届きます。フリーはできればトーループも3回転を飛べるようになると、3回転5本とダブルアクセルで、2回転の単独ジャンプをなくせるので、技術点42.00は届かないこともないくらいのスコアになります。リズキーの場合サビカと違って、スピンがひどいのが泣き所なのですが、その分ジャンプで何とか補ってくれればチャンスはある

 

ここで、世界選手権、というのが目標に入っていないのが、逆に、現実を見ていて、クラウドファンディングだから口だけででかいこと言っておこうではなく、本当に目標としていることを書こうとした意思の表れに見えます。世界選手権は昨シーズンのミニマムスコアはショート34.00 フリー64.00  はるかかなたの数字です

 

冬季アジア競技大会という文字が見えます。次回は2021年予定。来シーズンでまだ先です。ただ、トップ5というのは極めて高い目標で、これは、ちょっと大きなこと言ってみました感を感じます。前回の2017年は札幌で行われましたが、ミーシャジー選手が6位の233.93でした。それより上にでて5位のブレンダンケリー選手237.37に匹敵するスコアを出す必要があるわけです。4位なんて無良選手でしたし。二シーズン後ということで、ちょっと大きなこと言ってみました感満載です

 

面白いところでは、東南アジア競技会、という文言が入っています。東南アジアという地域は、世界の中で見るとスポーツのレベルは割と低い、と言わざるを得ません。そのため、世界レベルではなかなか自国の選手が活躍する、ということがありませんし、アジアレベルでも日中韓が強すぎてなかなか歯が立たない。そんな中で、比較的国力や競技レベルの近い東南アジアだけの競技会、SEA Gameともいわれますが、たいてい何かの競技で自国の選手が活躍できるので、大変盛り上がる、と聞きます。前回は2017年、マレーシアのクアラルンプールで行われました。

 

東南アジア競技会 SEA Gameに夏の部冬の部の区分けはありません。また、大会ごとに行われる競技も変わります。2年に一度行われるこのSEA Gameは、前回2017年が29回目だったのですが、フィギュアスケートは初めて開催されました。

男子の優勝は、マレーシアのジュリアン・ジー・ジェー・イー選手。205.43とただ一人200点を超えるスコアで圧勝でした。おそらく、この選手がいて、金メダルが一つ確実に取れる、ということが、マレーシア開催のこの大会で初めてフィギュアスケートが実施された理由かと思われます。出場したのは9選手で、5位にはインドネシアの選手が119.60のスコアで入っています。

第30回のSEAGameは2019年11月30日からマニラでの開催です。今回はあるのかないのか、よくわからずにいたのですが、これを目標にする、とリズキーが言っているからには行われるようですね。フィリピンにも、平昌オリンピックに出場したマイケル・クリスチャン・マルティネス選手がいました。その後大会に出ている形跡が確認できないのでどうしているのかわからないのですが、彼が出場すれば、フィリピンとして金ではないまでもメダルは一つ取れそうですので、フィギュアスケートを開催するインセンティブはありそうです

 

東南アジアで5位、というのも、今のリズキーにとってはやや高めの目標ですが、3回転3種類までそろえば十分手が届きます。

SEA Gameは東南アジアでは大変盛り上がる大会だとされているので、ここで活躍できると、国内での知名度もいくらかは上げることができます。ただ、やはり、日本と同じで、入賞くらいだと扱いは小さく、メダルは欲しいんですけどね

前回大会のインドネシアのメダル数は金38 銀63 銅90 なので、フィギュアスケートというマイナー競技で入賞程度だと、あまり目立てません。

前回3位のスコアは145.52  ジュニアン・ジー・ジェー・イー選手や、マイケル・クリスチャン・マルティネス選手の二人はちょっと実力的に遠すぎますが、それ以外の選手は大した選手はいませんので、3位くらいまで行ってくれたらと思います。

 

SEA Gameの代表枠はおそらく2のはずです。リズキーはインドネシア選手権でジュニアの部優勝。シニアの部の出場者がいませんので、代表には確実になっています。

きわどそうなのがサビカ。ジュニアで2位ですが、シニアの部の出場者が一人いました。シニアの優勝スコアよりサビカの得点の方が上なのですが、代表に選んでもらえたかどうか。

 

リズキーの今シーズン前半の予定はここでは公表されてませんが、基本的にはサビカと同じで、8月頭のアジアンオープンフィギュアに出て、そののち、ジュニアグランプリシリーズの割り当てられた大会に出る、という流れになると思われます。それら序盤の調整を経て、11月30日開幕のSEA Gameに向かう。できれば、ジュニアグランプリで高得点を出して、世界ジュニアのミニマムスコア、あわよくば四大陸のミニマムスコアを狙う、ということになります

 

 

二人の今後の活躍に期待します

 

 

 

ヨーロッパチャンピオンズリーグ19-20  優勝オッズ  

 

サッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグ19-20シーズンが6月25日に開幕します。

と言われても、ピンとこないと思われますが、ヨーロッパランキングの下位四か国・地域のジブラルタルアンドラサンマリノコソボの代表チームが、予選1回戦への進出をかけた予備予選の1回戦が6月25日に始まります。予備予選の始まりを「開幕」と呼んでよいのかどうかは意見の分かれるところかとは思いますが、予選はここから始まるわけです。

 

というわけで、上位の国のチームは代表戦まっ最中、あるいはバカンス中、移籍交渉もあるけど、みたいな時期ではありますが、下位の国・地域のクラブにとっては、7月あたりに重要な試合がすでに入ってくる、ということになります。

 

という、本当の開幕前の状態で、上位チームは編成も決まっていないような、開幕前というより前シーズン終了時というような段階での、ブックメーカーが設定した優勝オッズを見てみたいと思います。

 

 

William Hill

Bet365

マンチェスターシティ

6.00

5.00

バルセロナ

7.00

7.50

ユヴェントス

8.00

11.00

リヴァプール

8.00

8.00

レアル・マドリード

8.00

9.00

PSG

11.00

9.00

バイエルン・ミュンヘン

11.00

11.00

アトレティコ・マドリード

17.00

21.00

トッテナム

21.00

21.00

チェルシー

26.00

34.00

ドルトムント

26.00

26.00

アヤックス

34.00

51.00

ナポリ

34.00

34.00

インテル・ミラノ

41.00

34.00

アタランタ

51.00

101.00

ベンフィカ

67.00

101.00

ライプツィヒ

67.00

51.00

バレンシア

81.00

101.00

リヨン

81.00

81.00

レヴァークーゼン

81.00

101.00

リール

101.00

101.00

FCポルト

126.00

151.00

PSVアイントホーウェン

201.00

101.00

ガラタサライ

201.00

201.00

ザルツブルク

201.00

151.00

ゼニト

201.00

151.00

シャフタール・ドネツク

251.00

151.00

ヘンク

251.00

501.00

FCコペンハーゲン

501.00

 

FCバーゼル

501.00

 

PAOK

501.00

 

オリンピアコス

501.00

 

クラブ・ブルージュ

501.00

 

スラヴィア・プラハ

501.00

 

セルティック

501.00

501.00

ディナモ・キエフ

501.00

201.00

ヤングボーイズ

501.00

 

Din Zagreb

751.00

 

Apoel Nicosia

1001.00

 

Vik Plzen

1001.00

 

マッカビ・テルアビブ

1001.00

 

Lokomotiv Moscow

 

251.00

 

ブックメーカー二つのうち、William Hillのオッズ順に上から並べています。

どちらのブックメーカーでも、予選から出場の全チームが入っているわけではなく、適当に抜き出したものだけが選ばれています。

 

評価が割れているチームもありますが、トップがマンチェスターシティ、二番手がバルセロナ、という評価は二社共通です。

全体的にbet365の方が倍率高目につくチームが多いですが、PSGやインテルはbet365の方が倍率低くでています。また、William Hillで200倍超えるようなチームになると、bet365の方が倍率低く出てくるケースが多いです

 

スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランスの五か国の代表は、すべて101倍以下ですが、その五か国以外で101倍以下のオッズがついているのはアヤックスベンフィカのみです。PSVアイントホーウェンもbet365ではかろうじて101倍ではあります

5大リーグとその他の力の差が激しい、という構図です。一昔前はセルティックが上位の常連でしたし、Apoel Nicosiaがベスト8まで進んだなんてこともありました。ポルトの優勝は二昔前くらいの時代ですかね。昨シーズンのアヤックスポルト以来の4大リーグ以外の優勝まであと二歩まで近づきました。

 

優勝オッズだと、ほとんどは圏外という感じなので、ベスト16まで残るオッズとかあると、もう少し中堅チームにも現実的なチャンスがあって面白いんですけど、その辺は、グループリーグのメンツが確定してこないと出てきません

 

いずれにしても、上から下まで見てると、サッカーはオフシーズンなくどこかでシーズン真っ盛りで、誰かにとっては重要な試合、というのが行われてるんだなあ、と感じます

 

6月25日、早くも予備予選から19-20シーズンのチャンピオンズリーグがスタートです

 

 

 

 

グランプリシリーズ19 男子シングル エントリー

先日の女子シングルに続いて、男子シングルについても、19年グランプリシリーズの全6試合エントリーについてみていきたいと思います。

やはり同じように、18-19シーズンのベストスコアを併記しつつ眺めます。ベストスコアは、ISU公認のものとは限らず、以前に記した、ユニバーシアードや2月3月の一部のB級大会の得点も含むものとして記します。国内大会は国を問わず含めません。

 

Skate America    
Nathan CHEN (USA) 323.42
Boyang JIN (CHN) 273.51
Keegan MESSING (CAN) 267.61
Junhwan CHA (KOR) 263.49
Jason BROWN (USA) 263.42
Michal BREZINA (CZE) 257.98
Dmitri ALIEV (RUS) 250.55
友野一希 (JPN) 238.73
Romain PONSART (FRA) 229.86
Roman SAVOSIN (RUS) 229.28
島田高志郎 (JPN) 220.45
TBD (USA) 0

 

スケートアメリカには当然のように、現世界チャンピオンとしてアメリカからネイサンチェン選手が出てきます。ヴィンセントジョー選手は、シード扱いでネイサンチェン選手と同じ試合に出ることはないため、スケートアメリカには出てきません。アメリカからはジェイソンブラウン選手が参戦です。

日本からは昨シーズン初めてグランプリシリーズの表彰台に乗った友野選手と、今シーズンがシニアデビューになる島田選手が参戦します。島田選手は未確定の地元枠選手を除くと、昨シーズンのベストは最下位という苦しい立場での参戦です。

 

Skate Canada Int.    
羽生結弦 (JPN) 300.97
Mikhail KOLYADA (RUS) 274.37
Matteo RIZZO (ITA) 273.54
田中刑事 (JPN) 258.84
Nam NGUYEN (CAN) 251.97
Andrei LAZUKIN (RUS) 249.33
Roman SADOVSKY (CAN) 233.86
Nicolas NADEAU (CAN) 227.76
Brendan KERRY (AUS) 224.44
Camden PULKINEN (USA) 223.95
Deniss VASILJEVS (LAT) 221.26
Paul FENTZ (GER) 220.57

 

スケートカナダは羽生選手が出ます。もはや自国と呼べそうなくらい滞在期間の長い国になってますが、スケートカナダの出場は3年ぶりです。過去は3回出て2位が3回と勝てていません。相性はよくない、というか、羽生選手はそもそもシーズン序盤は意外と勝ってない、という現実があり、グランプリ2戦2勝は昨シーズンのみです。グランプリシリーズでは、カナダ、中国、アメリカ、フランスでは勝ったことがありません。

昨シーズンの実績見ると、羽生選手に続くのはコリヤダ選手とリッツォ選手ですが、ちょっと羽生選手に勝つイメージはなかなかわきづらいですかね。コリヤダ選手は安定感のある選手でもないですし、二位以下は混戦で、ほとんどの選手に表彰台のチャンスがありそうに見えます。田中選手も久しぶりにグランプリの表彰台のチャンスがあるかもしれません。

 

Internationaux de France  
Nathan CHEN (USA) 323.42
宇野昌磨 (JPN) 289.12
Alexander SAMARIN (RUS) 269.84
Morisi KVITELASHVILI (GEO) 258.02
Sergei VORONOV (RUS) 254.28
Kevin AYMOZ (FRA) 247.47
Tomoki HIWATASHI (USA) 236.79
Daniel SAMOHIN (ISR) 230.54
Anton SHULEPOV (RUS) 230.30
Romain PONSART (FRA) 229.86
Nicolas NADEAU (CAN) 227.76
TBD (FRA) 0

 

フランス杯はネイサンチェン選手の受け持ちで、宇野選手との対決になります。今シーズンはこれがあるので、グランプリ6戦を、ネイサン/羽生/宇野で分け合う、という展開にはなりません。コーチを変えてのシーズン序盤はうまくいかないもの、とは言われますが、宇野選手はどうでしょう? コーチを変えるどころか、初の長期海外滞在になるんじゃないかと思うのですが。生活力がありそうにはあまり見えないですけれど、鈍感力はありそうなので特に問題なく暮らせているでしょうか。いずれにしても、この二人の対決はシーズン序盤の見せ場になってくるところかと思います。

この大会で昨シーズンのジュニアチャンピオンである樋渡選手がグランプリデビュー。どこまで上位に絡んでくるでしょう

 

 

Cup of China    
Vincent ZHOU (USA) 299.01
Matteo RIZZO (ITA) 273.54
Boyang JIN (CHN) 273.51
Keegan MESSING (CAN) 267.61
Junhwan CHA (KOR) 263.49
田中刑事 (JPN) 258.84
Andrei LAZUKIN (RUS) 249.33
Roman SAVOSIN (RUS) 229.28
Camden PULKINEN (USA) 223.95
Chih-I TSAO (TPE) 195.40
Han YAN (CHN) 0
TBD (CHN) 0

 

中国杯はシード選手はヴィンセントジョー選手とボーヤン人選手という、ミスター4回転的な印象の二人が入っています。ボーヤン人選手は実はまだグランプリシリーズの優勝はなく、中国杯は3回出て2位が3回。ケガ、不調、からもだいぶ回復してきたかなと思いますので、そろそろ勝ちたいところなんでしょうか。

シード選手二人が、昨シーズンの印象では、あまり安定感のない選手なので、この大会は意外な選手が優勝する、という構図もあるかもしれません。昨シーズン序盤好調でファイナルにも進んだキーガンメッシング選手、チャジュンファン選手、あるいは、四回転をマスターしてヨーロッパ選手権以降は上位に顔を連ねたマテオリッツォ選手あたりの初優勝の可能性もあります。

ロシアの二人も四回転が当たれば強いですし、調子よかった選手が勝ち、という混戦模様でしょうか。田中選手もチャンスある?

 

そして、久しぶりに、ハンヤン選手がエントリーしています。オリンピックを最後に試合から離れていましたので、そのままフェイドアウトしてしまうのかな、と思っていた中での子のエントリーなのでうれしく思いますが、まだ、本当に出てくれるのか心配な気分もあります。

 

 

Rostelecom Cup    
Vincent ZHOU (USA) 299.01
宇野昌磨 (JPN) 289.12
Alexander SAMARIN (RUS) 269.84
Morisi KVITELASHVILI (GEO) 258.02
Michal BREZINA (CZE) 257.98
Nam NGUYEN (CAN) 251.97
Dmitri ALIEV (RUS) 250.55
友野一希 (JPN) 238.73
Vladimir LITVINTSEV (AZE) 230.84
Deniss VASILJEVS (LAT) 221.26
Alexei KRASNOZHON (USA) 211.47
TBD (RUS) 0

 

ロステレコム杯は宇野選手とヴィンセントジョー選手の激突です。昨シーズン終盤はジョー選手の方がだいぶ上にいた印象ですが、今シーズンはどうでしょう。その辺は、シーズン序盤からどの程度合わせていくか、によってだいぶ異なってくるので、この試合の勝ち負けだけで力関係は全然測れない、という現実はあるかと思いますけれど

 

ロシアがここはサマリン選手とアリエフ選手なんですね。ロシアのトップはコリヤダ選手、安定感ないけれど、というイメージで外から見ているのですけれど、ロシアとしてはサマリン選手の方が信用度高いんでしょうか? あんまりその辺関係なくエントリー入れてるのかもしれませんけれど。シード選手なので、周りとの兼ね合いで動かざるを得ないとかもありますし、女子もザギトワ選手ではなくてメドベージェワ選手でしたし。

 

友野選手の二戦目はここ。全日本へ向けてこの辺で高い得点を出しておきたい時期でしょうか。

 

 

NHK Trophy    
羽生結弦 (JPN) 300.97
Mikhail KOLYADA (RUS) 274.37
Jason BROWN (USA) 263.42
Sergei VORONOV (RUS) 254.28
本草 (JPN) 253.87
Kevin AYMOZ (FRA) 247.47
Tomoki HIWATASHI (USA) 236.79
Roman SADOVSKY (CAN) 233.86
Artur DMITRIEV (RUS) 225.31
Alexei BYCHENKO (ISR) 220.5
Conrad ORZEL (CAN) 212.94
TBD (JPN) 0

 

NHK杯は羽生選手の受け持ちになってます。2年ぶりのエントリー、3年ぶりの出場・・・、してくれるはず。

コリヤダ選手は4年連続出ていたロステレコムではなしにNHK杯に回ってきました。

他には、日本が割と好きそうな、ジェイソンブラウン選手、セルゲイボロノフ選手、アレクセイビシェンコ選手あたりが来日します。

 

日本からもう一人は山本草太選手。昨シーズンもNHK杯に出ていて、ノーミス演技なら表彰台に乗ってたんじゃ、というスコアだったのですが、今回も表彰台チャンスはありそうなメンバーに見えます。昨シーズンはポイントをかなり稼いでランキングもかなり上がってきたので、今シーズンもグランプリシリーズで活躍して、ランキングを20位前後まで上げて、来シーズンは確実にグランプリ2枠をとってさらに上へ、というところまで行ってもらえたらと思います

 

NHK杯は地元枠で日本はもう一人エントリーできます。

グランプリ1試合なのは山本草太選手と島田高志郎選手。ただ、山本草太選手はその1試合が、通常の枠でNHK杯に充てられているので、地元枠で山本選手という可能性はありません。

グランプリエントリーがない選手の中ではシニアとしては強化指定Bに山隈太一郎選手、中村優選手、須本光希選手あたりが入っています。このあたりの中から誰かひとり、ということになるでしょうか。

 

 

 

全6戦、延べ72選手のエントリーですが、その国別の枠は以下になっています

ロシア15 米国12 日本11 カナダ9 フランス5 中国4 イタリア2 ラトビア2 ジョージア2 イスラエル2 韓国2 チェコ2 オーストラリア1 ドイツ1 台湾1 アゼルバイジャン1

18のフル枠を抑えた国はありません。

女子よりは偏りが少なく、出場選手の出身国の幅も広くなっています。イメージとしては、男子の方が競技人口が少なくて少数国に偏りがちに思えるのですけれど、この辺の違いは何なんでしょうね?

 

今年のグランプリファイナルは12月5日からイタリア、トリノでの開催となります。

シーズン中盤の山場、どんな形で迎えることになるでしょう

 

 

 

グランプリシリーズ19 女子シングル エントリー

フィギュアスケートのシーズンは7月はじまりの6月エンドで1年、ということになっていて、6月はまだ18-19シーズンの枠組みではあるのですが、来シーズン19-20シーズンのグランプリシリーズのエントリーが発表されました

 

まずは女子シングルについて全6試合のエントリーを、昨シーズンというか今シーズンというか、18-19シーズンのベストスコアを併記しつつ眺めてみようと思います。ベストスコアは、ISU公認のものとは限らず、以前に記した、ユニバーシアードや2月3月の一部のB級大会の得点も含むものとして記します。国内大会は国を問わず含めません。

 

Skate America    
Elizaveta TUKTAMYSHEVA (RUS) 234.43
Bradie TENNELL (USA) 225.64
Elizabet TURSYNBAEVA (KAZ) 224.76
坂本花織 (JPN) 223.65
Anna SHCHERBAKOVA (RUS) 219.94
Stanislava KONSTANTINOVA (RUS) 205.91
Eunsoo LIM (KOR) 205.57
山下真瑚 (JPN) 203.06
樋口新葉 (JPN) 186.24
Veronik MALLET (CAN) 170.68
Karen CHEN (USA) 52.93
TBD (USA) 0

 

初戦はラスベガス開催のスケートアメリカ

初戦から、昨シーズンのベストスコア200点越えが8人並ぶというハイレベルな試合です。

昨シーズンはグランプリファイナル4位の坂本選手も、ベストスコアでは4番手と、表彰台に乗るにも苦労するというレベルです

坂本選手とブレイディテネル選手は三年連続の出場。この二人にとっては、二年前のスケートアメリカが、ジュニア上がり即平昌オリンピックへとつながるきっかけとなった大会でした。今年はどうでしょう

 

エテリ三人衆の一人シェルバコワがさっそくシニアデビューです。いきなりトゥルシンバエワ選手との四回転共演なるでしょうか?

 

アメリカの地元枠があと一つ誰か入ります。ワグナー選手も長洲未来選手も引退するとは言っていませんが、今シーズンもグランプリシリーズへのエントリーなし。ポリーナエドモンズ選手とかどうしてるんだろう。

 

カレンチェン選手のベストスコアが52.93とあるのは、ショートだけ出てフリーで棄権した試合が昨年あり、国際大会はその1試合しか出場していないためそうなっています

 

 

Skate Canada Int.    
紀平梨花 (JPN) 233.12
Bradie TENNELL (USA) 225.64
Evgenia MEDVEDEVA (RUS) 223.80
Alexandra TRUSOVA (RUS) 222.89
三原舞依 (JPN) 220.68
Serafima SAKHANOVICH (RUS) 202.62
Yelim KIM (KOR) 196.34
Gabrielle DALEMAN (CAN) 192.67
Young YOU (KOR) 183.98
Alexia PAGANINI (SUI) 182.50
Aurora COTOP (CAN) 162.56
TBD (CAN) 0

 

2戦目スケートカナダでは、シニアデビューのトゥルソワ選手が、いきなり紀平梨花選手と激突します。昨シーズンのベストスコアは222.89でエントリー選手中4番手扱いのトゥルソワ選手ですが、ジュニアカテゴリーのスコアであり、コレオシークエンス一つ分要素が少ないことを考えると、実質的にはテネル選手の上くらいのスコアはあります。そこに、シニアに上がってプレゼンテーションスコアが上がってくると、どこまでトータルスコアは伸びてくるでしょうか

 

日本からは紀平選手のほかに三原選手もエントリーの二人体制です。日本選手は17枠すべて埋めると思っていたので、海外試合で二人しかエントリーがない試合が出る、というのは意外でした。全体のレベルが上がっていますね

 

 

Internationaux de France    
Alina ZAGITOVA (RUS) 238.43
坂本花織 (JPN) 223.65
Alena KOSTORNAIA (RUS) 217.98
Mariah BELL (USA) 208.07
Loena HENDRICKX (BEL) 204.16
Ting CUI (USA) 199.79
白岩優奈 (JPN) 191.46
樋口新葉 (JPN) 186.24
Laurine LECAVELIER (FRA) 180.05
Maria SOTSKOVA (RUS) 179.72
Mae Berenice MEITE (FRA) 179.56
TBD (FRA) 0.00

 

3戦目はグルノーブル開催のフランス杯。ここでザギトワ選手が登場です。

エテリ三人衆からここではコストルナヤ選手がデビューです。エテリ組のジュニア上がり三人は、まるでシード選手かのように、きれいに直接対決なく、六試合にばらけています。エテリ先生は六試合フル出場・・・、お疲れ様です。

 

メンバーを見る限りでは、坂本選手はこの試合では確実に二位以内には入って、一試合目に悪くても表彰台に乗っている、くらいにはしておかないとファイナル進出はなさそうです。

比較的この試合は昨シーズンの実績は落ちる選手が多めです

 

日本からは白岩選手と樋口選手がエントリー。昨シーズンの成績はいま一つだった二人ですが、なんとかグランプリ2枠は確保しています。

 

ロシアからソツコワ選手がエントリー。昨シーズンかなり悪かったので、今シーズンは無しかな、と思っていましたが、何とか1枠は残してもらえたようです。17-18シーズンがよかったこともあり、世界ランキングが上位で残っていたので、1枠は何とか残った、という構図なようです

 

 

Cup of China    
Elizaveta TUKTAMYSHEVA (RUS) 234.43
Elizabet TURSYNBAEVA (KAZ) 224.76
三原舞依 (JPN) 220.68
Anna SHCHERBAKOVA (RUS) 219.94
宮原知子 (JPN) 219.71
Sofia SAMODUROVA (RUS) 213.84
Viveca LINDFORS (FIN) 194.40
Gabrielle DALEMAN (CAN) 192.67
本田真凛 (JPN) 188.61
Hongyi CHEN (CHN) 165.55
Yi ZHU (CHN) 0.00
TBD (CHN) 0.00

 

4試合目は中国杯。今年はちゃんとやるかな中国杯

昨シーズンの自己ベストが6番目の選手でも213.84でそれがヨーロッパ選手権優勝スコアというハイレベルな試合です

 

トゥクタミシェワ選手は昨シーズンよかったのですが今シーズンはどうなるでしょう? あまり二シーズン続けてよい、ということがない選手なイメージです。

トゥルシンバエワ選手は世界選手権で2位表彰台でしたが、実はグランプリシリーズの表彰台はありません。どう転んでも世界選手権の代表にはなれる、という存在なので、シーズン前半にピークを持ってくる必要性は何もないですので、今シーズンもどうかな

そうなってくると、シーズン前半から勝負するしかない立場で、かつ、実力もあるという三原選手に初優勝のチャンスもある、という試合なのかもしれません。

 

宮原選手はここがグランプリ初戦。現役女子最多の4年連続ファイナル出場中という安定感が今シーズンも発揮できるんでしょうか。

日本からはもう一人本田真凛選手もエントリー。何とか今シーズンも一枠は確保して残りました。エントリー選手中昨シーズンのベストは9番目、というのが現在の立ち位置。ルール改正前の自己ベストのスコアまで出してきても、まだ上位6選手とは差がある、という状況の中、どこまで上げていけるでしょう

 

地元中国からは国際試合経験のない選手もエントリー。李子君選手の引退後、次の選手がなかなか伸びてきてくれない中国。北京オリンピックを控えているのですが、次世代の選手は表れてくれるでしょうか

 

Rostelecom Cup    
Evgenia MEDVEDEVA (RUS) 223.80
Alexandra TRUSOVA (RUS) 222.89
宮原知子 (JPN) 219.71
Mariah BELL (USA) 208.07
Stanislava KONSTANTINOVA (RUS) 205.91
Loena HENDRICKX (BEL) 204.16
白岩優奈 (JPN) 191.46
横井ゆは菜 (JPN) 184.09
Alexia PAGANINI (SUI) 182.50
Laurine LECAVELIER (FRA) 180.05
Ekaterina RYABOVA (AZE) 179.88
Hongyi CHEN (CHN) 165.55

 

5戦目はモスクワ開催のロステレコム杯

メドベージェワ選手は2戦続けてトゥルソワ選手と同じ試合、という形です。やりづらいだろうなあ・・・。

宮原選手は二週連続のエントリー。中国⇒ロシアという移動での連戦。なかなかきつそうですが、メンバー的には普通にやれば表彰台には、という感じはあります。中国でしっかり勝ってロシアに乗り込んでくる展開なら、3位表彰台でファイナル決定ですが、2位あるいは3位でここに来る展開だと、トゥルソワかメドベージェワに勝っていかないと厳しい、という状況が待っています。

 

日本からは他に白岩選手と横井選手がエントリー。横井選手はグランプリシリーズデビュー戦です。世界ジュニアは表彰台のチャンスがある状況だったのですが、点を伸ばせず、シーズンベストスコアもあまり伸びず、な結果として、グランプリシリーズは1枠だけになっています。白岩選手と二人、早く200点台に乗りたいところ

 

 

NHK Trophy    
Alina ZAGITOVA (RUS) 238.43
紀平梨花 (JPN) 233.12
Alena KOSTORNAIA (RUS) 217.98
Sofia SAMODUROVA (RUS) 213.84
Eunsoo LIM (KOR) 205.57
山下真瑚 (JPN) 203.06
Ting CUI (USA) 199.79
Viveca LINDFORS (FIN) 194.40
Starr ANDREWS (USA) 187.69
Mae Berenice MEITE (FRA) 179.56
Karen CHEN (USA) 52.93
TBD (JPN) 0.00

 

6戦目、最終戦は札幌開催のNHK杯です

ここで紀平選手とザギトワ選手の直接対決。もしかしたらコストルナヤ選手が割って入れるかもしれない力はありますが、昨シーズンの実績からすると、やはりまだ二人が抜けているという形です。

ザギトワ選手、昨シーズンは非常に不安定なところをシーズン中盤は見せていましたけど、今シーズンはどうなんでしょうかね

 

日本からはもう一人山下選手がエントリー。宇野選手が抜けた山田-樋口チームのエース格になりました。よき手本がいなくなってしまったのか、先生たちに見てもらう時間が増えたのか、どちらに振れるのかわかりませんが、全日本で3強+1に絡んでいくためには、この試合で表彰台に乗っていくくらいの力が必要そうに見えます。

 

日本はこの試合にもう一人分開催国枠を持っています。

開催国枠に入る可能性があるのは、グランプリエントリーが1試合以下の選手になります。

今シーズン1試合エントリーは本田真凛選手と横井ゆは菜選手。NHK杯の開催国枠は、開催国枠選考会というのがあるはずなのですが、現在アメリカ在住の本田真凛選手は受けに来ますかねえ。来ないとなると横井選手が有力になるわけですが、エントリー0の選手にも有力な選手がいます。

国際経験はほぼゼロですが、昨シーズンの全日本選手権で8位に入った細田采花選手が今シーズンは強化A選手に指定されました。例年ですと強化A選手は少なくともチャレンジャーシリーズには派遣されますので、シーズン初戦はチャレンジャーシリーズになるかと思われます。その上で、国際大会2戦目として、NHK杯の地元枠を取れるかどうか。紀平梨花選手とのトリプルアクセルの競演をNHK杯で見てみたい気もします。

 

 

全六試合で延べ72枠あるのですが、その国別の枠数は、地元枠のエントリー者未定まで含めて以下のようになっています

ロシア18 日本17 米国10 カナダ5 フランス5 韓国4 中国4 カザフスタン2 スイス2 ベルギー2 フィンランド2 アゼルバイジャン1

日露でほぼ半分の35を占め、そこに米国の10まで足すと6割を超えます。他は、カナダフランス中国は自国開催で3枠ある上でこの数なので、存在感という点で見ると日米露からかなり離されています。カザフスタン以下は人数で見ると1人だけのエントリーです

 

上位があまりにもいくつかの国で寡占状態になっているのがよいことかどうか。フィギュアスケートは冬季五輪の華とされていますが、最近は、北米での人気も陰っていますし、ヨーロッパ地域でも観客席には空席が目立つように見えます。もう少し国際色豊かにしていく方策が、今後長く、フィギュアスケートが競技として繁栄していくためには必要なのかもしれません。

 

今年のグランプリシリーズは10月18日スタートです。

 

ウインブルドン19 優勝オッズ

四大トーナメントの今シーズン3戦目、ウインブルドンが来週に迫ってきました

昨年の全米オープン終了時からブックメーカーのオッズの変動なんかを見てきましたが、今回は、大会直前ということで、ある種、その最終まとめとなります

 

まずは女子から

William Hillのオッズで見ています

 

 

180924

190130

190617

セリーナ・ウィリアムズ

5.00

4.50

7.00

アシュリー・バーティ

 

 

7.50

ペトラ・クビトバ

11.00

7.00

7.50

大坂なおみ

17.00

9.00

10.00

ヨハンナ・コンタ

 

 

13.00

アンゲリク・ケルバー

8.00

9.00

15.00

カロリナ・プリスコバ

13.00

13.00

15.00

ガルビネ・ムグルサ

9.00

11.00

17.00

シモナ・ハレプ

13.00

15.00

19.00

マディソン・キーズ

13.00

17.00

19.00

スローン・スティーブンス

13.00

17.00

21.00

アマンダ・アニシモーヴァ

 

 

26.00

アリーナ・サバレンカ

 

 

26.00

キキ・バーテンズ

 

 

26.00

ベリンダ・ペンチッチ

 

 

26.00

エリナ・スピトリナ

 

 

34.00

ビアンカアンドレスク

 

 

34.00

ビクトリア・アザレンカ

 

 

34.00

マルケタ・ヴォンドロウソワ

 

 

34.00

 

 

今回分は16位タイの34.00倍まで記載しました。過去の分は20倍以下の選手しか記録がないので、記録があった選手のみ記載があります。

全米オープン終了時から、セリーナ・ウィリアムズウインブルドン優勝の最有力候補、という見立てであることは一貫して変わらないのですが、その評価はやや変動があります。全米終了時よりも全豪終了時の方が評価が高く、全仏が終わって全英直前の今になると、かなり評価が下がってきました。

 

全仏終了後に一気に評価を上げたのはアシュリー・バーティー選手。当たり前ですね、全仏優勝者ですから。昨年の全米終了時には、グランドスラムの最高成績がベスト16だったのが、全豪でベスト8に入り、全仏で優勝。グランドスラム初制覇が全仏ではありますが、いわゆる土屋さんでもなく、昨年はノッティンガムグラスコートの試合でも優勝してますし、四大大会連勝は普通にあり得るんじゃないか、という扱いなようです

 

大坂選手は全米終了時にはまだフロック扱いだったのか17倍ついてましたが、全豪で勝って9.0倍に上がり、全仏で惨敗したものの10.0倍に少し下がっただけ、という扱いです。ただ、ランキング1位の選手の割には倍率高目な扱いだなあ、という気はします。ツアー通算3勝なのに、グランドスラム2勝している、という四大大会への強さがウインブルドンで出てくれるでしょうか

 

 

次は男子

 

 

180924

190130

190617

ノバク・ジョコビッチ

3.50

2.50

2.50

ロジャー・フェデラー

4.50

4.50

4.33

ラファエル・ナダル

7.00

7.50

6.50

アレクサンダー・ズベレフ

17.00

13.00

15.00

マリン・チリッチ

11.00

13.00

17.00

ミロシュ・ラオニッチ

17.00

17.00

17.00

フアン・マルティン・デル・ポトロ

17.00

17.00

19.00

ステファノス・チチパス

 

26.00

21.00

ケビン・アンダーソン

26.00

26.00

26.00

ニック・キリオス

26.00

26.00

29.00

ドミニク・ティエム

34.00

34.00

34.00

グリゴール・ディミトロフ

26.00

26.00

41.00

カレン・ハチャノフ

 

 

51.00

ジョン・イズナー

 

 

51.00

ダニル・メドヴェデフ

 

 

51.00

デニス・シャパバロフ

41.00

41.00

51.00

錦織圭

41.00

41.00

51.00

 

男子の方は、女子と違って、急激に評価を上げた、というような選手が見当たりません。もしかしたら、真剣に買う立場としては、3.50倍から2.50倍に変化したジョコビッチは、「急激に評価を上げた」に相当するのかもしれませんが・・・

フェデラーナダルも全仏後に評価を上げています。上三人とその他の差がまた広がった、というのが男子の構図です。フェデラー37歳、ナダル33歳、ジョコビッチ32歳、それでいいのかテニス界、という感じではありますが、それが現実ではある・・・。

 

錦織選手は少し評価を下げて51倍になりました。倍率は下がりましたが、順番としては16番目前後でかわらず。ベスト16格の選手とみられているようです。実際には、ここのところ4大会で続けてベスト8以上に残っていて、これは初めてのことなんですけどね。

今シーズン終わると30歳の大台に乗る錦織選手。20代のうちにグランドスラムを取ってほしいのですけど、上3人の壁が厚いなあ・・・。

 

 

 

 

日本中央競馬会2018年12月決算

以前に、スケート連盟の決算や財務状況を紹介し、ウインタースポーツの中では非常に裕福な団体である、というお話をしました。

その後、スケート連盟よりもう一桁上の資産を、日本相撲協会は持っていて、これもこれでかなり裕福な団体である、というお話をしました。

 

今回は、そんな相撲協会よりももう一桁、どころか二桁上の資産を持つ団体のお話です。

 

中央競馬会の決算は12月

昨年度の決算は3月の終わりくらいにはもう出てましたかね

 

まずは貸借対照表を見てみます

 

Ⅰ.流動資産 495,844,088,640 Ⅰ流動負債 62,512,202,297
1 現金・預金 99,538,993,015 1 未払金 10,685,444,488
2 有価証券 383,258,597,180 2 国庫納付金未払金 30,191,437,710
3 貯蔵品 755,219,606 3 払戻金等未払金 13,697,411,570
4 育成馬 618,291,872 4 未払税金 1,486,382,829
5 未収金 10,510,635,434 5 未払費用 2,426,883,217
6 前払費用 776,648,796 6 前受金 241,384,604
7 その他の流動資産 385,702,737 7 預り金 2,925,328,959
    8 前受収益 25,754,316
Ⅱ 固定資産 718,401,681,642 9 賞与引当金 454,174,604
(1)有形固定資産 504,166,914,668 10 事業構造改善引当金 378,000,000
1 建物 253,552,148,313    
2 構築物 43,909,960,883 固定負債 32,952,036,596
3 機械・装置 6,021,113,503 1 退職給付引当金 32,343,394,473
4 車両・運搬具 472,280,215 2 役員退職慰労引当金 57,623,793
5 工具・器具・備品 24,614,324,380 3 長期預り金 12,127,966
6 馬ひつ 955,250,773 4 事業構造改善引当金 121,790,000
7 馬場施設 21,405,016,516 5 特別修繕引当金 417,100,364
8 土地 137,657,720,002    
9 建設仮勘定 15,579,100,083 負債合計 95,464,238,893
(2)無形固定資産 27,280,640,562    
1 借地権 10,599,507,361 Ⅰ資本 1,116,329,761,535
2 電話加入権 170,958,000 (1)資本金 4,924,129,000
3 ソフトウェア 13,064,893,547 1 政府出資金 4,924,129,000
4 ソフトウェア仮勘定 3,445,281,654 (2)資本剰余金 6,075,658,643
(3)投資その他の資産 186,954,126,412 1資本剰余金 6,075,658,643
1 長期性預金 45,500,000,000 (3)利益剰余金 1,105,329,973,892
2 投資有価証券 129,125,971,025 1 損失てん補準備金 200,000,000
3 関係会社株式 502,600,001 2 特別積立金 1,049,661,232,649
4 建設協力金 1,698,000,000 3 繰越利益剰余金 55,468,741,243
5 敷金 4,859,038,709    
6 その他の資産 6,141,011,444 Ⅱ 評価・換算差額等 2,451,769,854
7 貸倒引当金 -872,494,767 1 その他有価証券評価差額金 2,451,769,854
       
    純資産合計 1,118,781,531,389
資産合計 1,214,245,770,282 負債・純資産合計 1,214,245,770,282

 

なんだかすごい桁の数字が並んでいます

資産合計は1.21兆円です

そう、中央競馬会の資産レベルは兆の桁になります

スケート連盟は数十億円レベル、相撲協会で数百億円レベルでしたが、中央競馬会は二桁も上の兆円レベルになります

それも、負債が極端に少なく資産が十分にある、という形でのこの規模です。夫妻は合計しても95億円ほど。それに対して資産が1.21兆円ですから、どれだけ潤沢に資産を抱えているのかと・・・

おおよそ日本人一人当たり1万円分にあたります

資本金は49億円ほどなのですが、利益剰余金が積みあがって積みあがって1.1兆円あるんですね。これがとにかく大きいです。すごいなあ。

流動負債が62億円台しかないのに、流動資産として有価証券を3,800億円余りももっている意味はないとおもうのですがどういう理由なんでしょうか。運用、なんていう危険な賭け事みたいなことに大事なお金を費やすことはできない、って考えでもあるんですかね、中央競馬会としては。投資その他の資産の項目に投資有価証券というのがありますので、法的に、短期流動資産としてしか有価証券を持つことはできないってことはなさそうなんですけど。

 

このため込んだ資産をどうするつもりなんでしょう? 株式会社なら、①株主に配当する、②設備投資などをして売り上げを増やすために力を費やす、➂従業員に還元する。あたりの選択になるのですが、特殊法人である中央競馬会に①はありません。②もどうなんでしょう? 事業拡大を目指す正当制がどの程度あるか。➂はまあ、あるにはありますが、1兆円使い切らないでしょう。2018年末時点で従業員数は1,763人。1兆円を全額従業員に還元するとしたら、一人当たり5億円を超えるというとてつもないことが起こります。ないですね。

そう考えると、①としての株主はいませんが、国の全額出資で作られていますので、出資者へ還元する、すなわち、国庫へ帰す、という形の使い方が妥当なのではないか、というように見えます。まあ、②を目指す手もあります。中央競馬会は売り上げ比例で国庫に納付する金額が決まっていますので、売り上げ増=国庫への納付金増、ということになるので、その形での国庫への還元、という手はあるのは確かです。

 

 

次は損益計算書を見てみます

 

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中央競馬会の収益の柱は、当然ながら勝ち馬投票券収入、すなわち馬券売っていくら、というところになります。これが収益の99%以上を占めるのですが、毎年2兆円を超える勝ち馬投票券収入があります。2018年の勝ち馬投票券収入は2兆8,191億円。富士フイルムやシャープの売り上げが2兆4,000億円、三菱自動車が2兆2,000億円ほど、というそういった大企業群よりもJRAの収益というのは大きなものなわけです。日本人一人当たり、毎年2万円以上お買い上げ、という計算になります。競馬に縁のない人、というのはかなりの数いるわけですから、馬券購入経験者に限ると一人当たりいくらになるのでしょうか。その年の馬券購入者が全人口の2割としても、一人当たり10万円を超えるわけで、

 

 

この勝ち馬投票券は、当たった人には払い戻しがあるわけですが、その金額はおおよそ75%となっています。この辺は割と有名。なので、収益の75%はほぼ自動的に払戻金に回ります。また、意外と知られていなかったりすることもあるようですが、10%は国庫納付金として固定です。100円買ったら10円は国庫に入る、ということです。税金が10%つくみたいなものね、と一瞬思うのですが、実際には10%ではないです。90円に税金10円が乗った100円の勝ち馬投票券を買う、という理解になるので、11.1%の税金が乗っているようなもの、という意味合いになります。消費税より高いわけです。これ、そのうち、消費税が上がっていって12%以上になっていったらどうするんですかね。

 

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そうやって勝ち馬投票券の収益に連動して国庫納付金の額も決まります。年々、勝ち馬投票券の収益が増えているわけですから国庫納付金も増えていて、2018年には2,800億円にのぼりました。結構な額が国に入っています。これが、国としての競馬の存在意義なわけです、実際的な。

 

 

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次に事業外収益を見てみます

利息収入だけで20億円前後が毎年入ってきます。全体の収益が2兆円台なので全然目立たない水準になってしまいますが、これだけでも結構な金額ですね。貸借対照表には、流動資産としての有価証券が3,833億円、固定資産扱いの投資有価証券が1,291億円、長期性預金が455億円ありますので、そのあたりからの利息が20億円前後ということになります。利率は結構低めな運用でしょうか。

 

 

 

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損益を見てみると、きちんと黒字が続いています。13年から17年は増益を続けていたのですが、18年は減益となりました。それでも500億円は超える水準です。まあ、売り上げに相当するものが2兆円台の後半までありますので、営業利益率は2%程度であり、収益性は高いとは言えないのですが、毎年これが余剰金として積みあがっていくと考えると、やはり大きな額ではあります

また、普通は当期純利益の前に法人税が入ってくるのですが、特殊法人である中央競馬会はそういった形になっていません。最終的な当期純利益を確定させた後、その2分の1の額が国庫に納められる、という形で決まっています。なので、実際に余剰金として積みあがるのは、当期純利益の額、2018年なら555億円の半分、ということになります。

損益計算書にはっきり乗っている国庫納付金と合わせると、2018年度に中央競馬会から国庫に納められた金額は3,000億円ほどになります。

 

営利目的ではなく、株主のチェックもなく、オーナーのチェックもない特殊法人で、運営規模が3兆円近い、というのはとてつもないことです。

そういう団体だと、社長、はいませんが、理事長など首脳陣の報酬はお手盛りで巨額にしてしまう、という心配がされますが、実際には、そこは情報公開されているのでそう簡単にはできません。

 

 

本俸(月額)

理事長

1,226,000円

副理事長

1,054,000円

常務理事

950,000円

理事

899,000円

常務監事

824,000円

 

この本俸に加えて各種手当がつくにしても、一般サラリーマンの普通の人たちと比べれば大きな金額ではありますが、3兆円企業の経営陣と比べたら大した額ではありません。

 

ただ、問題として、トップは長らく天下りが続いていた、というのがありました。中央競馬会の理事長には、農林水産省から天下ってくる、という歴史がありましたので、報酬はそれほど巨額でなくても問題ない、というか巨額にして目立つよりはほどほどで、というところもあったでしょう。ただ、その天下りトップの歴史は2000年代に終わり、最近は生え抜きトップになってきています。まあ、副理事以下には何人か農林水産省天下り組が残ってはいますけどね

 

 

というわけで、莫大な額の売り上げがあり、税金という形とは少し異なりますが、国庫への納付金も多額にあるのが日本中央競馬会です。そういった形の貢献の元になるのが勝ち馬投票券、ということであり、いわゆる「賭け事」の形になっているのが信条的にはすっきりしない部分はあるのですが、それでも、多額の借金のある国ですので、その財政を少しでも支えてもらえれるのはありがたいと思います。