ブロック大会もいよいよ始まりました。最近は顔ぶれ豪華になってきている東京選手権ですが今年は一般入場は不可で関係者・親族までだそうです。親族でも入場料とるなら一般にもうちょっと高い入場料とってたくさん入れてしまった方が収益的には良さそうなのですがどうなんでしょう? ノービスの選手たちに変なプレッシャー与えないようにとか、そういう配慮なら仕方ないのかな、とも思老います。
千葉県内は東京と名乗れば東京になるルール? ということで会場は南船橋にあるはずですが、そこが拠点の選手も含めて東京ブロック大会となっています。
○男子シングルシニア(フリー滑走23選手)
Pl | Name | Nation | Total | SP | FS |
1 | 佐藤 駿 | エームサービス/明治大学 | 276.50 | 100.87 | 175.63 |
2 | 三浦 佳生 | オリエンタルバイオ/明治大学 | 240.61 | 89.57 | 151.04 |
3 | 大島 光翔 | 明治大学 | 211.69 | 74.65 | 137.04 |
4 | 吉岡 希 | 法政大学 | 206.65 | 81.85 | 124.80 |
5 | 島田 高志郎 | 木下グループ | 201.85 | 70.11 | 131.74 |
6 | 菊地 竜生 | 明治大学 | 174.45 | 63.35 | 111.10 |
7 | 小田垣 櫻 | 日本大学 | 161.80 | 52.69 | 109.11 |
8 | 戸田 晴登 | 東洋大学 | 160.84 | 58.82 | 102.02 |
9 | 鈴木 楽人 | 法政大学 | 158.56 | 55.35 | 103.21 |
10 | 大中 惟吹 | 東洋大学 | 157.38 | 54.56 | 102.82 |
11 | 山田 琉伸 | 早稲田大学 | 154.81 | 53.12 | 101.69 |
12 | 門脇 慧丞 | 法政大学 | 154.41 | 59.55 | 94.86 |
13 | 小島 志凰 | 日本大学 | 153.36 | 57.73 | 95.63 |
14 | 大久保 政宗 | 法政大学 | 147.88 | 53.53 | 94.35 |
15 | 北村 凌大 | 日本大学 | 143.51 | 44.91 | 98.60 |
16 | 矢島 司 | 法政大学 | 142.55 | 46.67 | 95.88 |
17 | 坂東 凜 | 東洋大学 | 124.69 | 48.60 | 76.09 |
18 | 志賀 海門 | 法政大学 | 123.34 | 43.46 | 79.88 |
19 | 丸山 英希 | 明治大学 | 121.87 | 45.69 | 76.18 |
20 | 小舘 薫 | 芝浦工業大学 | 120.85 | 43.47 | 77.38 |
21 | 栖川 源二郎 | 東洋大学 | 120.75 | 36.27 | 84.48 |
22 | 梶本 将太 | 専修大学 | 117.53 | 41.08 | 76.45 |
23 | 藤城 柊治 | 日本大学 | 116.93 | 44.68 | 72.25 |
男子シニアは佐藤駿選手がスコア的には圧勝でした。276.50というのは高いスコアですが、今期はすでにもっと上を出していますし、もはや驚くスコアでもなくなっています。ショートは初の100点超えですが、いつか出るよね、今でしたか、くらいなものです。次戦はスケートカナダになります。
三浦佳生選手が2位。先週から何かがおかしくなっているようです。先週は体調とのことでしたが、それだけの問題なのかそれ以外にも何かあるのか。まあ、波のある選手なので、どこかでいい方の波が来てそれが割と大事な試合にあたる、というところもあってあまり心配はしなくてもいいのかもしれませんけれど。次戦はスケートアメリカのはずです。
国際大会組に割って入って大島光翔選手が3位表彰台です。全日本最高位は14位。今年に入って学生選手権以降210点を超えるスコアを連発しています。これくらい出していると展開次第で全日本1桁順位の可能性もありますし、大学4年生になって学生最後にB級大会派遣、という締めくくりがあるかもしれません。
吉岡希選手が4位でした。ショートはまずまずながらフリーで大崩れ。ただ、初の4回転ルッツ挑戦。出ればいい、みたいな試合ですのでこういうところで実戦投入するのは価値があったと思います。その後のジャンプもボロボロだったのは残念ですが、立ち位置的にこの先のこと考えればどうしても4回転2種類は欲しいのでやるしかないのだろうと思います。次戦はスケートアメリカエントリーです。
同じくスケートアメリカエントリーの島田高志郎選手が5位でした。ショートもフリーも4回転決まらず。ちょっといろいろと心配です。次戦、絶対に結果が欲しいスケートアメリカ。一昨年の全日本の再来を期待しています。
東日本進出枠は21 スコアとしては120.75 昨季は104.95なのでかなり上がってきています。
○男子シングルシニア 上位6選手の要素別スコア
Pl | Name | Total | PCS | J Base | J GOE | Spin | Step |
1 | 佐藤 駿 | 276.50 | 126.10 | 111.60 | 5.39 | 22.13 | 12.28 |
2 | 三浦 佳生 | 240.61 | 124.76 | 91.64 | -8.90 | 21.85 | 13.26 |
3 | 大島 光翔 | 211.69 | 110.14 | 71.35 | -2.28 | 20.96 | 11.52 |
4 | 吉岡 希 | 206.65 | 109.06 | 76.74 | -7.12 | 18.11 | 11.86 |
5 | 島田 高志郎 | 201.85 | 111.39 | 77.51 | -17.32 | 20.97 | 12.30 |
6 | 菊地 竜生 | 174.45 | 94.47 | 61.79 | -3.63 | 15.69 | 7.13 |
PCSは佐藤駿選手と三浦佳生選手でほぼ差がありませんでした。大島選手は国際大会組の島田選手にはわずかに届きませんでしたが吉岡選手をわずかですが上回る評価をもらっています。
ジャンプの基礎点は佐藤駿選手が111.60と高いもの得ました。100点超え位はよくありましたが110点超えは本人初です。吉岡選手、島田選手は70点台に留まりました。スケートアメリカではもう少し出したいところ。
加点の方は佐藤駿選手だけプラスを確保していますがほかの選手はマイナスです。ここに記載のある選手に限らず、下位の選手も含め、佐藤選手以外は全員マイナスでした。
スピンは佐藤選手が22.13で1位、三浦選手が21.85で2位です。2人ともそれほどスピンが得意なわけではないですが、国内で相対比較するとこういう順位になりました。島田選手はスピンはこの2人より点が出せるはずなのですが今回は伸びていません。
ステップ系要素は三浦選手が13.26で1位です。佐藤選手は12点台であまり伸びませんでした。
○女子シングルシニア 上位24人
Pl | Name | Nation | Total | SP | FS |
1 | 樋口 新葉 | ノエビア | 192.33 | 67.07 | 125.26 |
2 | 住吉 りをん | オリエンタルバイオ/明治大学 | 186.91 | 60.94 | 125.97 |
3 | 青木 祐奈 | MFアカデミー | 184.46 | 56.82 | 127.64 |
4 | 江川 マリア | 明治大学 | 171.03 | 59.19 | 111.84 |
5 | 渡辺 倫果 | 三和建装/法政大学 | 147.42 | 55.04 | 92.38 |
6 | 髙橋 舞 | 法政大学 | 142.44 | 49.04 | 93.40 |
7 | 平金 桐 | 法政大学 | 140.45 | 48.86 | 91.59 |
8 | 増田 未夢 | 東洋大学 | 136.92 | 49.20 | 87.72 |
9 | 奥野 友莉菜 | 駒場学園高校 | 136.80 | 41.75 | 95.05 |
10 | 穂積 乃愛 | 早稲田大学 | 134.81 | 43.22 | 91.59 |
11 | 田邊 桜香 | 日本大学 | 134.65 | 44.88 | 89.77 |
12 | 小成 日和 | 日本大学 | 133.23 | 46.81 | 86.42 |
13 | 元榮 愛子 | 明治大学 | 132.34 | 43.20 | 89.14 |
14 | 三枝 知香子 | 日本大学 | 131.79 | 42.62 | 89.17 |
15 | 岡本 真綸 | 法政大学 | 129.22 | 43.08 | 86.14 |
16 | 小嶋 孝夏 | 法政大学 | 125.93 | 39.30 | 86.63 |
17 | 石田 真綾 | 立教大学 | 122.28 | 42.13 | 80.15 |
18 | 木南 沙良 | 早稲田大学 | 120.19 | 43.01 | 77.18 |
19 | 堀見 華那 | 明治大学 | 110.19 | 42.95 | 67.24 |
20 | 中里 安寿 | 日本大学 | 108.89 | 38.78 | 70.11 |
21 | 生方 日凜 | 法政大学 | 105.87 | 38.95 | 66.92 |
22 | 小川 日菜子 | 明治神宮外苑FSC | 103.77 | 38.35 | 65.42 |
23 | 北條 楓 | 法政大学 | 96.71 | 37.77 | 58.94 |
24 | 岡部 季枝 | 明治大学 | 88.91 | 35.92 | 52.99 |
女子のシニアは40人が出場。東日本進出枠は21あります。
オリンピアンの樋口新葉選手が貫録を示して優勝しました。昨季は東京夏季フィギュアで200点超えてからの東京選手権が170点台で以降スコアが伸びなかったのと逆に、今期は160点台の東京夏季フィギュアで心配させてからの東京ブロック190点台でした。次戦スケートアメリカになるはずです。
2位は住吉りをん選手。ショートは後半のルッツで転倒。フリーは後半の3-3でアンダーローテーション付いて最後のフリップが2回転。どちらも後半に苦労した形でした。今期はサマーカップとこの試合と、4回転トーループを入れていません。木下トロフィーに東京夏季フィギュアでは入れていました。昨季までの何があっても2本目は4回転トーループという構成から変わってきているようですが、この先どうしていくか。次戦は昨季4回転トーループを決めてグランプリシリーズのフランスになるはずです。
3位は青木祐奈選手。こちらはショートでは冒頭ルッツが2回転、フリーは冒頭ルッツで転倒。序盤のミスを後半いくらか取り戻すという形で3位表彰台です。フリーはリカバリーでルッツループを後半に入れ、きれいに決めたかとも思われたのですが、ダブルqを取られていました。男女のシニアで唯一明治大学関係ない表彰台となりました。次戦はスケートアメリカ予定です。
大学3年生になった江川マリア選手が4位。171.03は本人比で普通のスコア。もう上位に入ってきても何の驚きも無く、国際大会組への挑戦者の筆頭くらいの位置にいる選手。昨季11位の全日本で1桁順位に入って国際大会派遣をもらいたいという立ち位置かと思われます。
渡辺倫果選手は5位でした。ロンバルディア杯からの連戦。今回もフリーにトリプルアクセル2本を投入しましたがどちらもダウングレードです。演技の中身はまだどうのこうのいう段階ではないのだろうと思います。それよりもTOKIO/インカラミが外れて、三和建装という所属が付いていた方が気になりました。
女子シニアの東日本進出ラインは105.87 昨年の105.27とほぼ変わらず例年並みでした。
○女子シングルシニア 上位10選手の要素別スコア
Pl | Name | Total | PCS | J Base | J GOE | Spin | Step |
1 | 樋口 新葉 | 192.33 | 98.54 | 60.53 | -0.05 | 21.34 | 13.97 |
2 | 住吉 りをん | 186.91 | 98.78 | 52.81 | -1.76 | 22.79 | 15.29 |
3 | 青木 祐奈 | 184.46 | 96.88 | 53.63 | 1.00 | 20.87 | 13.08 |
4 | 江川 マリア | 171.03 | 87.67 | 57.69 | -1.57 | 21.25 | 9.99 |
5 | 渡辺 倫果 | 147.42 | 81.11 | 44.01 | -4.65 | 19.37 | 10.58 |
6 | 髙橋 舞 | 142.44 | 67.21 | 45.48 | 2.67 | 18.72 | 9.36 |
7 | 平金 桐 | 140.45 | 67.88 | 44.12 | 0.61 | 17.52 | 10.32 |
8 | 増田 未夢 | 136.92 | 65.91 | 46.17 | -2.18 | 17.82 | 11.20 |
9 | 奥野 友莉菜 | 136.80 | 74.56 | 33.74 | -2.42 | 20.54 | 11.38 |
10 | 穂積 乃愛 | 134.81 | 70.58 | 36.62 | -2.28 | 19.90 | 10.99 |
PCSは住吉選手がわずかな差で1位、樋口選手も98点台で2番目です。96点台の青木選手まで平均8点台です。渡辺選手は全く今回は伸びませんでした。
ジャンプの基礎点は樋口選手が60点に乗せていますが決して高いスコアというわけでもないです。悪くないという程度。国内組の江川選手が57点台で2番目。ただ、江川選手も60点台は普通に出ますので、このスコアはよくはありません。青木選手、住吉選手は本調子とは程遠い結果ですし、渡辺選手は言わずもがなというところでした。
ジャンプの加点の方は法政大学の高橋舞選手が+2.67で1位でした。青木選手はかろうじて+1.00とプラス側に留まりましたが他の上位選手はマイナスが目立ちます。
スピンは住吉選手が22.79で1位。樋口選手と江川選手が21点台で続きます。
ステップ系要素は住吉りをん選手が15.29 これは素晴らしい評価でした。国内外の試合通じて本人初の15点台でした。
全体的にそれほど出来の良くない中で相対的に点が出た選手が上に出た、という形だったことは否めませんが、トップ選手にとってのブロック大会ってそんなものかな、という風にも思います。
○男子シングルジュニア
Pl | Name | Nation | Total | SP | FS |
1 | 周藤 集 | ID学園高等学校 | 194.40 | 71.76 | 122.64 |
2 | 蛯原 大弥 | 駒場学園高校 | 188.19 | 67.97 | 120.22 |
3 | 田中 蓮音 | 星槎国際高等学校東京 | 180.49 | 60.59 | 119.90 |
4 | 池田 立 | MFアカデミー | 167.80 | 59.75 | 108.05 |
5 | 加藤 海里 | 目黒日本大学高等学校 | 159.97 | 55.11 | 104.86 |
6 | 森 遼人 | MFアカデミー | 158.70 | 54.97 | 103.73 |
7 | 丹羽 遥珂 | 目黒日本大学高等学校 | 145.80 | 51.36 | 94.44 |
8 | 牧島 瑠依 | 目黒日本大学高等学校 | 143.63 | 50.94 | 92.69 |
9 | 小森 大地 | MFアカデミー | 138.79 | 47.92 | 90.87 |
10 | 田邊 拓也 | 東洋大学 | 132.48 | 45.33 | 87.15 |
11 | 清水 丈 | 明治神宮外苑FSC | 129.06 | 42.06 | 87.00 |
12 | 谷尻 由翼 | MFアカデミー | 128.02 | 41.77 | 86.25 |
13 | 神田 龍之介 | 明治神宮外苑FSC | 125.29 | 42.87 | 82.42 |
14 | 嶋﨑 帆々渡 | 江戸川FSC | 123.00 | 46.94 | 76.06 |
15 | 安藤 丈翔 | 明治神宮外苑FSC | 122.75 | 44.13 | 78.62 |
16 | 中川 広喜 | 目黒日本大学高等学校 | 114.38 | 41.37 | 73.01 |
17 | 荒木 颯太 | 日本工大駒場 | 113.87 | 40.52 | 73.35 |
18 | 鷲見 玄 | 西武東伏見FSC | 101.67 | 33.78 | 67.89 |
19 | 吉村 冴哉人 | 目黒日本大学高等学校 | 100.99 | 37.14 | 63.85 |
20 | 廣瀬 健一郎 | 中央大学 | 75.21 | 27.54 | 47.67 |
男子のジュニアは東日本進出枠は16です。ただ、周藤集選手はシードを持っていますので枠外で17位まで東日本へ進めます。
優勝は、そのシードを持っている周藤集選手でした。今期はジュニアグランプリシリーズへの派遣も無く、サマーカップ、東京夏季フィギュアでと2試合続けて150点台という低調なスコアに沈んでいて、全日本の時のケガからの復活具合が心配されていたのですが、今回190点台まで戻してきました。今度こその世界ジュニアの代表争いに再び名乗りを上げる形になる結果かと思われます。
2位は蛯原大弥選手。本来なら来週のジュニアグランプリシリーズの派遣があってここは免除になる可能性があったのですが、初戦6位で2戦目の派遣が無く、悔しい東京ブロック出場となっています。ただ、順位は6位ですが、202.78と200点超えはしていました。現在挑戦中の4回転トーループはダウングレードとなりました。この試合のスコアを狙うならもう少し安全策構成を組んだ方がいいわけで、勝負の試合にはもう少しそれなりに構成を組んで高いスコアになっていくのだろうと思われます。
3位には高校2年生、田中蓮音選手が自己ベストのスコアで入ってきています。ショートは初の60点台、フリーも大幅自己ベストでトータルも自己ベスト更新。全日本ジュニアまで進んだ実績はないのですが、これだけできればチャンスが来そうです。
男子ジュニアの東日本進出ラインは113.87 昨季は全員東日本進出でしたので、今回はいくらか厳しくなりました。
○女子シングルジュニア 上位18人
Pl | Name | Nation | Total | SP | FS |
1 | 今関 友梨香 | MFアカデミー | 144.15 | 44.41 | 99.74 |
2 | 宮本 琉花 | 青梅フィギュア | 133.42 | 51.08 | 82.34 |
3 | 瀬川 穂乃 | MFアカデミー | 130.39 | 45.43 | 84.96 |
4 | 大竹 沙歩 | MFアカデミー | 130.15 | 46.26 | 83.89 |
5 | 牛山 胡香 | MFアカデミー | 124.03 | 43.35 | 80.68 |
6 | 今瀬 ひより | MFアカデミー | 116.30 | 41.95 | 74.35 |
7 | 日比 優花 | 東京女子学院 | 113.06 | 39.58 | 73.48 |
8 | 山邊 百 | ID学園高等学校 | 108.87 | 39.13 | 69.74 |
9 | 北見 奏 | MFアカデミー | 108.76 | 37.99 | 70.77 |
10 | 反町 苺夏 | 明治神宮外苑FSC | 108.62 | 39.46 | 69.16 |
11 | 長山 桃子 | 青梅フィギュア | 108.47 | 40.47 | 68.00 |
12 | 清水 恵茉 | 明治神宮外苑FSC | 104.00 | 37.37 | 66.63 |
13 | 吉田 茉優 | 明治神宮外苑FSC | 103.77 | 39.23 | 64.54 |
14 | 久保 舞華 | MFアカデミー | 103.49 | 34.93 | 68.56 |
15 | 吉原 由衣華 | 明治神宮外苑FSC | 102.66 | 35.94 | 66.72 |
16 | 井瀧 梨杏 | 駒場学園高校 | 100.85 | 34.26 | 66.59 |
17 | 吉野 心菜 | 東京女子学院 | 100.55 | 33.09 | 67.46 |
18 | 久保田 真央 | MFアカデミー | 99.81 | 36.26 | 63.55 |
ジュニアの女子は中井亜美選手、髙木謡選手がジュニアグランプリシリーズへの派遣によりブロック大会は免除。東日本進出枠は14なので、免除2人を除いた12位までが通過となります。
昨季全日本ジュニア22位、今関友梨香選手が東京ブロックのジュニア初優勝となりました。昨季の東京選手権で出した160.06がベストなのですが、それ以降スコアが出ておらず、今期は120点台が続いていたのですが、今大会は140点台半ばまで戻ってきました。
昨シーズンは東北北海道選手権で3位だった宮本琉花選手が、MFアカデミー勢に割って入って2位に入りました。
3位はこちらも昨季までは東北北海道選手権に出ていた瀬川穂乃選手。仙台SFCから今期MFアカデミーへ移籍しています。久しぶりの130点台到達。昨季27位でショート落ちだった全日本ジュニアで今期はフリーに進んで上位進出を目指したいというシーズンかと思われます。
東日本進出ラインは104.00 昨季は113.99でしたのでそれと比べると軟化しました。
○男子シングル ノービスA
Pl | Name | Nation | Total | FS TES | FS PCS |
1 | 吉野 咲太朗 | 西武東伏見FSC | 89.36 | 35.51 | 53.85 |
2 | 日髙 晴久 | MFアカデミー | 88.17 | 39.29 | 49.38 |
3 | 山本 航成 | 西武東伏見FSC | 72.33 | 26.84 | 45.49 |
4 | 彼末 武琉 | 明治神宮外苑FSC | 64.25 | 25.62 | 39.13 |
5 | 長谷川 結音 | 西武東伏見FSC | 58.68 | 23.71 | 34.97 |
6 | 武正 侑駕 | 明治神宮外苑FSC | 55.99 | 20.45 | 35.54 |
7 | 山野井 馨 | 明治神宮外苑FSC | 55.79 | 19.92 | 36.37 |
男子のノービスAは全日本進出枠は4なのですが、推薦選手が3人いるので7位までが全日本進出です。出場7人なので結果として全員全日本へ進める形になりました。
昨季全日本ノービスAで2位の吉野咲太朗選手が優勝です。昨季の全日本で95.33を出していますので、それと比べるとスコアは少し落としています。現在は3回転ルッツに挑戦中。今回はアンダーローテーションは付きましたが初めて転倒せずに降りました。
2位は昨季の全日本ノービスBのチャンピオン、日髙晴久選手が入りました。技術点は1位。スピンはレベル4を3つ並べて11.00 フリーのスピンとしては今大会で、シニアの男子ではこれを超えた選手が1人もおらず、ジュニアでも1人だけという高い評価をノービスながら受けました。
3位は昨季優勝している山本航成選手。推薦ももらっていますし問題なく全日本には出場できるのですが、スコア的には昨年よりもだいぶ落としていますし、少し残念な結果ではありました。
○女子シングル ノービスA
Pl | Name | Nation | Total | FS TES | FS PCS |
1 | 宮﨑 花凜 | MFアカデミー | 92.79 | 49.61 | 43.18 |
2 | 野田 めぐみ | 明治神宮外苑FSC | 73.78 | 37.73 | 36.05 |
3 | 五箇 心乙祈 | 明治神宮外苑FSC | 69.55 | 32.67 | 37.38 |
4 | 茂 優碧 | MFアカデミー | 64.47 | 30.65 | 33.82 |
5 | 渡邉 由良 | MFアカデミー | 63.75 | 29.93 | 33.82 |
6 | 山田 咲 | 明治神宮外苑FSC | 61.86 | 28.56 | 33.80 |
7 | 田中 希和果 | 明治神宮外苑FSC | 61.65 | 27.70 | 34.95 |
8 | 上谷 菫 | 東京女子学院 | 61.50 | 28.80 | 32.70 |
9 | 川﨑 優衣 | 明治神宮外苑FSC | 59.63 | 25.81 | 33.82 |
10 | 小鹿 詩織 | 江戸川FSC | 58.13 | 23.42 | 34.71 |
11 | 植竹 美結 | MFアカデミー | 57.48 | 25.49 | 32.49 |
12 | 藤原 柑菜 | 明治神宮外苑FSC | 56.59 | 24.55 | 32.04 |
13 | 布川 由麻 | 明治神宮外苑FSC | 56.59 | 26.12 | 30.47 |
14 | 片山 夏綺 | 明治神宮外苑FSC | 49.42 | 20.26 | 29.16 |
女子のノービスAは全日本進出枠が6 そこに推薦が2人いますので8位まで全日本へ進めます。
今期もMFアカデミーvs明治神宮の構図となった女子ノービスA、優勝は、昨季の全日本ノービスBチャンピオン宮﨑花凜選手でした。92.79は高いスコアに見えますが、95.10という自己ベストがありますので本人比では普通くらいでした。5種類7本のセブントリプル構成ですが今回はルッツが1回転に。ただ、冒頭では3F+3Tのコンビネーションを平均GOE+1.800をもらって決めています。
2位は推薦枠のもう1人、野田めぐみ選手。昨季は全日本ノービスAで11位。しばらく調子が上がっていなかったようですが、ほぼ1年ぶりの自己ベスト更新で2位に入っています。
3位は昨季全日本ノービスB11位の五箇心乙祈選手です。自己ベスト更新で3位表彰台です。スピンは3つレベル4を揃え11.10という高い評価。今回フリーのスピン合計ではジュニアでもこれを超えたのは1人だけという高評価です。
全日本進出ラインは61.50 昨季は61.44ですのでほぼ同じ水準となっています。
○男子シングル ノービスB
Pl | Name | Nation | Total | FS TES | FS PCS |
1 | 伊藤 千颯 | 東大和FSC | 58.11 | 25.64 | 32.47 |
2 | 菊地 尚 | 西武東伏見FSC | 55.01 | 23.94 | 31.07 |
3 | 岩﨑 藤 | MFアカデミー | 54.97 | 23.30 | 32.17 |
4 | 滝本 詠月 | 明治神宮外苑FSC | 53.02 | 22.78 | 30.24 |
5 | 藤本 東馬 | 明治神宮外苑FSC | 52.93 | 18.99 | 34.44 |
6 | 外角 秀仁 | 明治神宮外苑FSC | 39.85 | 14.04 | 25.81 |
7 | 安藤 大輝 | 明治神宮外苑FSC | 38.50 | 12.10 | 26.90 |
8 | 高井 誠 | 明治神宮外苑FSC | 38.37 | 12.82 | 25.55 |
9 | 大宅 嘉人 | 明治神宮外苑FSC | 34.56 | 10.84 | 24.72 |
10 | 古森 雄大 | 西武東伏見FSC | 33.57 | 11.33 | 22.74 |
男子のノービスBは全日本進出枠は6です。推薦枠がありませんので6位までが全日本進出です。
優勝は東大和FSCの伊藤千颯選手でした。2回転5種類7本の構成をほぼミスなく滑って優勝です。
2位は菊地尚選手。今大会で2回転のフリップからのコンビネーションを初成功、2回転のループを初めてGOEプラスの評価をもらい、7点近く自己最高スコアを伸ばしてきました。
3位は昨季も3位だった岩﨑藤選手。今回は2回転フリップからの3連続を初成功させ、こちらも自己最高スコアを7点近く更新しています。
全日本への進出ラインは39.85 昨季は全員全日本でしたので、ブロック全体のレベルが上がった、というか、神宮のメンバーが多数エントリーですので、神宮のこの年代のメンバーが層が厚く集まったようでした。
○女子シングル ノービスB 上位12名
Pl | Name | Nation | Total | FS TES | FS PCS |
1 | 越智 菜波 | 明治神宮外苑FSC | 65.46 | 31.21 | 34.25 |
2 | 岡 美空 | MFアカデミー | 58.30 | 25.39 | 32.91 |
3 | 松田 みちか | 西武東伏見FSC | 55.45 | 26.08 | 29.37 |
4 | 大橋 永果 | 江戸川FSC | 55.01 | 23.18 | 31.83 |
5 | 松井 七海 | 明治神宮外苑FSC | 53.95 | 22.78 | 31.17 |
6 | 小橋 唯 | 明治神宮外苑FSC | 52.64 | 24.89 | 28.25 |
7 | 横山 莉夢 | 明治神宮外苑FSC | 50.68 | 21.76 | 28.92 |
8 | 安藤 佳穂 | 明治神宮外苑FSC | 47.59 | 20.50 | 27.59 |
9 | 成澤 紗衣 | 明治神宮外苑FSC | 47.08 | 18.38 | 28.70 |
10 | 河西 佑夏 | 明治神宮外苑FSC | 45.37 | 19.41 | 26.46 |
11 | 安田 エリカ | 明治神宮外苑FSC | 44.87 | 20.60 | 24.27 |
12 | 幸島 綾音 | 西武東伏見FSC | 42.44 | 19.07 | 23.37 |
ノービスB女子は12人が出場です。全日本進出枠は6でそこにプラスして推薦枠が1ありますので7位まで通過です。その推薦枠を持っている越智選手が優勝しました。最後のジャンプにダブルアクセルを決めてくるというノービスB、それも1年目としてはなかなか考えにくい構成をこなしています。3回転はトーループを1本入れていて、qで降りたのですがGOEはマイナスでした。8月の東京夏季フィギュアでは3回転のサルコウをGOEマイナスですがqで降りて基礎点満額を得るところまで来ています。
2位には昨年7位で全日本へぎりぎり進めなかった岡美空選手が入りました。
3位は今期からノービスBに上がった松田みちか選手です。上位3選手は全員自己最高スコアとなっていました。スピンはレベル4が2つあって10.17と高い評価をうけました。
全日本進出ラインは50.68 昨季は56.92出しても全日本へ進めませんでしたので、だいぶ今回は難易度が下がった形になりました。