ロンバルディア杯 日米対抗戦

チャレンジャーシリーズとしてはペアのみにジョンニックスチャレンジいれると4戦目、シングルでは3戦目、日本勢の派遣としては2戦目となるロンバルディア杯です。このあたりから各国有力選手が本格参戦してくるわけですが、今回は男女の世界チャンピオンが登場しました。

 

○女子シングル(上位12名)

Pl Name Nation Total SP FS
1 Rion SUMIYOSHI JPN 209.59 68.87 140.72
2 Ami NAKAI JPN 206.04 68.30 137.74
3 Sarah EVERHARDT USA 199.91 69.16 130.75
4 Alysa LIU USA 197.84 69.62 128.22
5 Lara Naki GUTMANN ITA 195.95 67.70 128.25
6 Seoyoung KIM KOR 190.12 68.75 121.37
7 Olivia LISKO FIN 173.95 63.15 110.80
8 Rino MATSUIKE JPN 170.72 63.39 107.33
9 Chiara MINIGHINI ITA 158.86 57.14 101.72
10 Linnea CEDER FIN 157.24 57.22 100.02
11 Josefin TALJEGARD SWE 154.14 54.89 99.25
12 Ekaterina KURAKOVA POL 151.98 53.23 98.75

住吉りをん選手、チャレンジャーシリーズ初優勝。209.59はパーソナルベスト更新。素晴らしい優勝でした。

2位にはシニアの国際大会デビュー戦の中井亜美選手が入っています。この206.04もパーソナルベスト更新です。

3位はアメリカのサラエバーハート選手。昨季のロンバルディア杯あたりでブレイクしてきた選手ですが、今回も表彰台に入りました。200点にはわずかに届きませんでしたが、昨季から安定してこの水準のスコアを出し続けています。グランプリシリーズは3戦目のカナダと4戦目のNHK杯、連戦でのエントリーとなっています。

現世界チャンピオンのアリサリウ選手が4位。

 

○住吉りをん選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 2A+3T   7.50   1.26 8.76 2.889
2 4T<< <<  4.20   -2.10 2.10 -4.889
3 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
4 3Lo   4.90   1.05 5.95 2.111
5 3S   4.30   0.92 5.22 2.111
6 ChSq1   3.00   1.29 4.29 2.556
7 3Lz+3T   11.11 x 1.01 12.12 1.778
8 3F+2A+2T+SEQ   10.89 x 0.91 11.80 1.667
9 FCCoSp3V   2.25   0.45 2.70 2.000
10 3Lz   6.49 x 1.01 7.50 1.667
11 StSq4   3.90   1.39 5.29 3.444
12 LSp3   2.40   0.62 3.02 2.556
  TES   64.44   8.86 73.30  

4回転トーループはダウングレードとなりました。転倒ではありません。2回飛ぶジャンプはルッツとトーループ。スピンは1つレベル4、ステップレベル4で基礎点64.44になります。スピンオールレベル4に出来れば1.55基礎点上がって65.99、4回転トーループが基礎点満額入ると71.29になる構成です。

素晴らしい演技でした。ただ、スピンを完璧にできれば210点に乗っていたという試合でもありました。そこに4回転トーループが入れば220点が見える。それはつまりオリンピックで金メダル争いができる、ということになるでしょうか。4回転は絶対に必要、という本人の意思はそこまで考えると確かに必要そうです。一方で、代表争いくらいまでならなくてもなんとか、という気はします。

フリーは初の140点台に乗せる140.72でパーソナルベスト更新。トータルの209.59もパーソナルベスト更新。これでトータルスコアはシニアに上がってから4期連続でベストを更新してきています。現在日本の女子のほとんどの上位選手の国際大会初戦を終えて、シーズンベストは2位に入ってきました。

次戦は、東京選手権です。ロンバルディアの翌週ですが、免除は無い模様。グランプリシリーズは初戦のフランスから登場で、2戦目は最終のフィンランディア杯にエントリーがあります。東日本選手権はグランプリ派遣により免除となります。

 

○中井亜美選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3Aq Fq 8.00   -4.00 4.00 -5.000
2 3Lo+2T   6.20   0.98 7.18 2.000
3 3Lz+3T   10.10   0.84 10.94 1.444
4 3S   4.30   0.74 5.04 1.667
5 FSSp4   3.00   0.90 3.90 3.111
6 ChSq1   3.00   1.14 4.14 2.222
7 3Lz+2A+2A+SEQ   13.75 x 1.18 14.93 2.111
8 3F! ! 5.83 x 0.23 6.06 0.333
9 3Lo   5.39 x 1.05 6.44 2.111
10 StSq4   3.90   1.17 5.07 3.000
11 LSp4   2.70   0.58 3.28 2.222
12 CCoSp4   3.50   0.95 4.45 2.667
  TES   69.67   5.76 75.43  

トリプルアクセルは転倒。2回飛ぶジャンプはルッツとループ、セカンド3回転あり、3連続はダブルアクセル2つ入り、スピンステップオールレベル4で基礎点69.67となりました。基礎点削られるミスはありませんでした。現在、シニアの上位でこれだけの基礎点構成の選手はなかなかいません。

加点もかなり得られました。技術点は全体1位です。ここにトリプルアクセルが入れば210点コースでした。ショートフリー両方決めれば215点まで来ます。ただ、このトリプルアクセルがなかなか決まらない。国内ではサマーカップでも決めていました。昨季の全日本でも1本決めています。しかし国際大会では2年前のジュニアグランプリの試合が最後。これがこの先決まってくると、オリンピックも見えてきそうではあります。現在、日本勢中シーズンベストは3番目となりました。

次戦は、東京選手権です。初のシニアのブロック大会になります。グランプリシリーズは初戦のフランスから登場で、3戦目のスケートカナダにもエントリーがあります。住吉選手とこのロンバルディア、東京ブロック、グランプリのフランス大会と3連戦となります。東日本はグランプリ派遣により免除となります。

 

○松生理乃選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3Lo   4.90   -0.49 4.41 -1.000
2 3Lz F 5.90   -2.95 2.95 -5.000
3 3F< F < 4.24   -2.12 2.12 -5.000
4 2A   3.30   0.61 3.91 2.000
5 FCCoSp4   3.50   0.65 4.15 1.778
6 3Lzq+2T q 7.92 x -0.93 6.99 -1.556
7 3F<<+REP <<  1.39 x -0.90 0.49 -5.000
8 3S+2Aq+2T+SEQ q 9.79 x -0.61 9.18 -1.444
9 StSq3   3.30   0.71 4.01 2.222
10 ChSq1   3.00   1.36 4.36 2.667
11 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
12 LSp4   2.70   0.66 3.36 2.444
  TES   53.44   -2.96 50.48  

2回飛ぶジャンプはルッツとフリップ。コンビネーションが1つ入らず、ステップがレベル3、スピンはオールレベル4で53.44の基礎点となりました。

今回は2転倒などいろいろとうまくいきませんでした。体調がよくないとも聞きましたが、松生選手は定期的にそういう姿を見るので、何か本格的な持病が実はある、とかではなければよいのですが。ただ、うまくいかなかった割にはそれなりに点が出たようにも見えました。・ショートはアクセルが入らず零点扱いになり、コンビネーションでアンダーローテーションが付いても63.39ありました。フリーも2転倒にコンビネーション1つ入らずの6トリプルで、アンダーローテーションやダウングレードがあっても、技術点50点まではありました。まあ、170点というスコアは何の参考にもならないですが、ちゃんと滑れば評価はされる、というのは見て取れたのかもしれません。

次戦は中部選手権になります。グランプリシリーズは2戦目の中国と6戦目のフィンランディア杯にエントリーです。西日本選手権はグランプリ派遣により免除となります。

 

○女子シングル(上位12名) 要素別スコア

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 Rion SUMIYOSHI 209.59 99.66 68.62 4.59 22.01 14.71
2 Ami NAKAI 206.04 94.17 77.06 -0.27 23.02 14.06
3 Sarah EVERHARDT 199.91 94.72 65.60 6.02 19.93 13.64
4 Alysa LIU 197.84 98.76 61.42 1.99 22.70 12.97
5 Lara Naki GUTMANN 195.95 91.20 61.24 8.11 22.09 13.31
6 Seoyoung KIM 190.12 89.05 65.11 -1.26 24.88 12.34
7 Olivia LISKO 173.95 80.35 53.20 6.68 20.98 12.74
8 Rino MATSUIKE 170.72 89.62 52.53 -7.03 24.16 13.44
9 Chiara MINIGHINI 158.86 76.89 55.28 -3.20 17.69 12.20
10 Linnea CEDER 157.24 78.04 49.13 3.65 17.56 9.86
11 Josefin TALJEGARD 154.14 85.64 42.43 -8.22 21.70 12.59
12 Ekaterina KURAKOVA 151.98 84.64 49.17 -7.28 15.74 11.71

PCSは住吉選手が99.66まで出してアリサリウ選手を上回りました。自身最高の評価です。その2人に次ぐサラエバーハート選手も国際大会での94.72は過去最高です。シニアデビューの中井亜美選手も94.17をもらってジュニア時代のスコアをしっかり上回りました。なお、技術点は中井亜美選手が住吉選手を上回って1位になっています。

ジャンプの基礎点はショートフリーでトリプルアクセルを基礎点満額もらった中井選手がただ一人70点をはるかに上回って一位です。4回転を構成に入れた住吉選手が2位。基礎点削られるジャンプのミスが無かったサラエバーハート選手、キムソヨン選手が65点台で続いています。

加点の方はララナキガットマン選手が1位で、リスコ選手とサラエバーハート選手が6点台で続いています。

スピンはキムソヨン選手と松生理乃選手が24点台に乗せました。中井選手は23点、住吉選手は22点ほどになっていました。

ステップ系要素は住吉選手が14.71で1位です。住吉選手は14点台後半をもういつも普通に出してきます。中井選手もシニア初の国際大会で14点に乗せました。

 

○男子シングル(上位12名)

Pl Name Nation Total SP FS
1 Ilia MALININ USA 306.65 108.87 197.78
2 Yuma KAGIYAMA JPN 285.91 95.44 190.47
3 Nikolaj MEMOLA ITA 265.37 88.15 177.22
4 Shun SATO JPN 254.14 78.06 176.08
5 Adam SIAO HIM FA FRA 244.36 86.06 158.30
6 Kao MIURA JPN 233.02 92.76 140.26
7 Andreas NORDEBACK SWE 230.37 75.45 154.92
8 Luc ECONOMIDES FRA 229.19 79.82 149.37
9 Maxim NAUMOV USA 223.43 76.71 146.72
10 Kyrylo MARSAK UKR 223.20 75.35 147.85
11 Matteo RIZZO ITA 213.32 86.60 126.72
12 Corentin SPINAR FRA 194.88 70.48 124.40

いきなり頂上決戦、昨季のワールド最終グループが4人いたこの試合。マリニン選手が普通に優勝しました。スコアは306.65ということで、何とか人間でも届きうる領域にいてくれています。

2位は鍵山優真選手。構成落としていましたがその中でしっかりスコアは取っての2位という形でしょうか。

イタリアのメモラ選手が3位に入りました。ショートフリーで4回転ルッツ3本成功、フリーではマイナス評価ではありますが4回転フリップを初めて降りました。フリーの177.22、トータルの265.37はパーソナルベスト更新です。イタリアも代表選考が過酷な国ですが、まずはいいスコアをシーズン序盤に出してきました。グランプリシリーズは3戦目のスケートカナダと5戦目のスケートアメリカ、北米セットです。

佐藤駿選手は4位。本人比ではショートはかなり悪い、フリーはほどほど、というところでした。

アダムシャオイムファ選手が5位。4回転5本構成ですが、明らかに調子がおかしい。3転倒でスコア伸びませんでした。グランプリシリーズは初戦のフランスと最終6戦目のフィンランドです。

三浦佳生選手が今回は6位に入りました。ショートは復調した姿が見られたのですが、フリーは厳しい展開でした。

 

○マリニン選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4F   11.00   4.95 15.95 4.500
2 3A   8.00   2.80 10.80 3.500
3 4Lzq q 11.50   -1.15 10.35 -1.000
4 3Lo   4.90   0.98 5.88 2.000
5 CCSp4   3.20   0.85 4.05 2.500
6 StSq4   3.90   1.17 5.07 3.000
7 3Lz+1Eu+3S   11.77 x 1.77 13.54 3.000
8 4T   10.45 x -0.95 9.50 -1.000
9 4S+3A+SEQ   19.47 x 1.62 21.09 1.625
10 ChSq1   3.00   1.67 4.67 3.250
11 FSSp4   3.00   0.55 3.55 1.750
12 CCoSp4   3.50   1.28 4.78 3.375
  TES   93.69   15.54 109.23  

4回転は4種類4本構成。後半のルッツは結構高く跳んではいたように見えましたが、最初から3回転のつもりだったと受け取ってよかったでしょうか。後半の4回転トーループの着氷が乱れたのでコンビネーションが1つついていません。

まだこれくらいなら人間一般でも届く範囲です。基礎点93.69はトップ選手なら可能です。冒頭の4回転フリップにはとてつもない加点が付いて、歴代の4回転フリップの中で最高評価になりました。ただ、それ以外のジャンプは常識的な範囲の加点で、技術点109.23も、常識の範囲の上限くらいにおさまっています。

グランプリシリーズは初戦のフランスと3戦目のスケートカナダ。地元アメリカを回避してもさっさと2戦済ませるスタイルが健在です。

 

○鍵山優真選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S   9.70   3.56 13.26 3.500
2 3F+3T   9.50   1.59 11.09 3.125
3 3Lz   5.90   2.07 7.97 3.500
4 3A+1Eu+3S   12.80   2.53 15.33 3.250
5 FCSSp4   3.00   0.85 3.85 2.625
6 4Tq q 10.45 x -2.38 8.07 -2.500
7 3F+3Lo   11.22 x 1.41 12.63 2.625
8 3A   8.80 x -0.53 8.27 -0.625
9 CCoSp4   3.50   0.88 4.38 2.375
10 ChSq1   3.00   1.75 4.75 3.375
11 StSq4   3.90   1.50 5.40 3.750
12 FCCoSp4   3.50   1.23 4.73 3.500
  TES   85.27   14.46 99.73  

今回は4回転2種類2本構成。だいぶ落とした構成出来ました。それをいくらか補うように、セカンド3回転、3連3サルコウ、セカンドループと入って、2回転無し構成を組みました。ショートは途中で止まったりしてかなり心配させられましたが、フリーは問題なく滑り切ったでしょうか。ジャンプは2つ、軽く乱れたところはありましたが、それでも技術点100点近くだしています。2つのジャンプのミス以外はほぼ平均GOEが+3を超えているというのがやはり強いです。

4回転はフリップを入れての3種類4本まではやっていました。前回のオリンピックの時点ではループを入れて3種類4本でフリー208点まで出した実績はあります。マリニン選手ははるか遠い印象に感じてしまうのですが、鍵山選手のフリーの自己ベストを上回るスコアは、マリニン選手も1度しか出したことはありません。ノーミスして結果待ち、までいけば何とか勝負になる範疇に入ると思うのですけどね。

次戦、東京選手権は全日本シードによりエントリーはなく、グランプリシリーズは4戦目のNHK杯から登場で、6戦目のフィンランディア杯とエントリー。さらにファイナルから全日本と隔週で4連戦というスケジュールになっていきます。

 

○佐藤駿選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Lz   11.50   2.30 13.80 2.000
2 3A   8.00   2.13 10.13 2.625
3 4T+3T   13.70   1.58 15.28 1.750
4 FCSp2   2.30   0.15 2.45 0.625
5 4T   9.50   2.85 12.35 3.000
6 3A+1Eu+3S   14.08 x 1.20 15.28 1.500
7 3Lo+2A+SEQ   9.02 x 0.65 9.67 1.375
8 3Fe e 4.66 x -0.42 4.24 -1.000
9 CSSp3   2.60   0.30 2.90 1.125
10 StSq3   3.30   0.77 4.07 2.375
11 ChSq1   3.00   0.67 3.67 1.500
12 CCoSp4V   2.63   -0.04 2.59 0.000
  TES   84.29   12.14 96.43  

4回転はルッツとトーループで3本構成です。3連3サルコウ、セカンド3回転、シークエンスアクセルとコンビネーションはしっかり使いましたが、単独フリップでeが付いて基礎点から削られました。スピンステップでレベル4無しで基礎点84.29となっています。スピンステップで2.73基礎点削られた形です。フリップのeで1.17基礎点削られているので、3.90基礎点は下がっています。ノーミス基礎点88.19の構成です。

今期は国内の試合でも4回転フリップは回避していました。まあ、体調の問題もあると思うのでそっちの理由で外しているのかもしれませんが、状況はどうなんでしょうか。表彰台争いをするに、佐藤選手の場合は4回転は3種類4本で組みたいように感じます。4回転ルッツは今年に入って成功率が高く、最後の失敗は国際大会では1月のワールドユニバーシティゲームズ、国内では学生選手権ということで、国内含めると7本連続成功です。これまでコンビネーションでの成功例は無いのですが、この成功率だと4回転ルッツをフリーで2本入れるという選択肢も出てくるかもしれません。

次戦は東京選手権がすぐあって、グランプリシリーズは2戦目の中国と4戦目のNHK杯となります。シード選手でもあって、2年連続のファイナルも十分見えるエントリーにも感じます。

 

○三浦佳生選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3Lo   4.90   1.39 6.29 2.750
2 4T   9.50   -1.27 8.23 -1.250
3 3S   4.30   -0.14 4.16 -0.250
4 FCSp2   2.30   0.00 2.30 0.000
5 3A+1Eu+3S   12.80   0.67 13.47 0.750
6 StSq3   3.30   0.77 4.07 2.250
7 4Tq+REP Fq 7.32 x -4.75 2.57 -5.000
8 2A   3.63 x 0.11 3.74 0.250
9 3Lo*+2A+SEQ 3.63 x 0.50 4.13 1.500
10 CCoSp3   3.00   0.65 3.65 2.125
11 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.125
12 CSSp4   3.00   0.70 3.70 2.250
  TES   60.68   0.13 60.81  

4回転は、トーループ2本でしたが、3つ目のサルコウは4回転予定の構成だったでしょうか。冒頭のループは最初から3回転予定だったように見えました。4回転トーループ2本、結果的に3回転サルコウ2本あって、最後の3回転ループが3つ目の2回飛ぶジャンプになって零点扱いになりました。

体調がまだ万全には戻っていないようですが、連戦が続いています。これで三浦選手は日本選手の中では早くもチャレンジャーシリーズ2戦を終えました。シーズンベストは日本勢の中で7位、シニアの中で5位です。世界ランキングのポイントもあまり伸びませんでした。日本勢の中で3番目は維持していますが、これからチャレンジャーシリーズ2戦目がある山本選手がポイントを伸ばしてくると、グランプリシリーズの結果次第で逆転されかねません。

次戦は東京選手権。これで3週連続というハードスケジュールになります。グランプリシリーズは初戦のフランスと3戦目のスケートカナダ、マリニン選手と同じコースになっています。

 

○男子シングル(上位12名)要素別スコア

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 Ilia MALININ 306.65 133.15 113.36 21.89 23.05 15.20
2 Yuma KAGIYAMA 285.91 133.82 96.37 14.94 25.17 15.61
3 Nikolaj MEMOLA 265.37 116.53 102.64 12.64 20.92 12.64
4 Shun SATO 254.14 118.41 95.96 10.26 17.22 12.29
5 Adam SIAO HIM FA 244.36 122.51 103.58 -17.16 24.47 14.96
6 Kao MIURA 233.02 122.06 78.85 -1.27 20.74 13.64
7 Andreas NORDEBACK 230.37 113.18 85.84 -3.15 21.48 14.02
8 Luc ECONOMIDES 229.19 109.92 78.54 5.40 21.72 13.61
9 Maxim NAUMOV 223.43 114.53 66.08 5.61 23.13 14.08
10 Kyrylo MARSAK 223.20 101.97 82.37 11.69 19.75 8.42
11 Matteo RIZZO 213.32 117.65 70.24 -4.45 19.63 12.25
12 Corentin SPINAR 194.88 98.48 74.11 -5.20 19.98 8.51

PCSはわずかですが鍵山選手がマリニン選手を上回りました。その下はアダムシャオイムファ選手と三浦佳生選手ですが、上2人とはPCSで11点差程度あります。

ジャンプの基礎点はマリニン選手の113.36に対し、アダムシャオイムファ選手が103.58で10点差程度のところにいます。メモラ選手も102.64で11点差程度でした。鍵山選手は17点の基礎点差がここでついています。

加点の方もマリニン選手が大きく稼ぎました。鍵山選手は14.94でマリニン選手と約7点差、メモラ選手が3番目、佐藤駿選手はマリニン選手と加点の部分でも11.23の差がついています。

スピンは鍵山選手がただ一人25点台で1位です。アダムシャオイムファ選手が24点台、マリニン選手は23点台ありました。佐藤選手は17点台。スピンでマリニン選手に6点近く負けてしまうのはやはり苦しいです

ステップ系要素も鍵山選手が15.61で1位ですが、マリニン選手も15点台あってここはそれほど遜色ありません。

 

ジュニアは男女シングル、なんだかいつも日韓ばかりになっていましたが、シニアは日米ばかりになってますかね。そしてその傾向は女子の方が強い、というのもシニアとジュニアで共通です。

チャレンジャーシリーズは次のネーベルホルン杯にも派遣があります。女子は千葉百音選手と吉田陽菜選手。男子は壷井達也選手と友野一希選手。どちらも木下グループ杯に次ぐ、チャレンジャーシリーズ2戦目です。ペアの三浦/木原ペアも出場します。