スケートアメリカ 苦戦する日本勢

今年もグランプリシリーズが開幕しました。初戦はスケートアメリカ。昨季同様の活躍を期待された日本勢でしたが、初戦はやや苦戦模様でした。

 

○男子シングル

Pl Name Nation Total SP FS
1 Ilia MALININ USA 310.47 104.06 206.41
2 Kevin AYMOZ FRA 279.09 97.34 181.75
3 Shun SATO JPN 247.50 91.61 155.89
4 Nika EGADZE GEO 237.45 85.76 151.69
5 Vladimir LITVINTSEV AZE 237.44 74.61 162.83
6 Nozomu YOSHIOKA JPN 233.56 87.44 146.12
7 Andrew TORGASHEV USA 219.67 68.71 150.96
8 Tatsuya TSUBOI JPN 216.98 72.57 144.41
9 Deniss VASILJEVS LAT 215.34 75.84 139.50
10 Maxim NAUMOV USA 210.53 70.73 139.80
11 Stephen GOGOLEV CAN 210.48 74.73 135.75
12 Andreas NORDEBACK SWE 198.95 66.28 132.67

マリニン選手の圧勝でした。ショートフリー合計、すべてパーソナルベスト。310.47は22-23シーズン以降の最高得点です。誰も寄せ付けない圧勝でした。

フランスのエイモズ選手が2位を確保。4シーズンぶりのファイナル進出に大きく前進しました。シーズン序盤のこの時期からここまでの好スコアを出してくる選手ではなかったのですが、今回は素晴らしい出来でした。ボレロいいなあ。

佐藤駿選手が3位表彰台。これでグランプリシリーズは4大会連続の表彰台です。2位2回に3位に2回。優勝はまだ出来ていませんが、一定の結果を残してきています。

ジョージアのニカエガゼ選手が4位。グランプリシリーズ過去最高位です。エテリコーチが帯同。アメリカ入国できるんだ、とちょっとした驚きがありました。

5位にはアゼルバイジャンのリトビンツェフ選手が入りました。ロシア以外でのグランプリシリーズには初登場。フリーは4回転2本を決めて3位のスコアだったのですが、ショートの転倒が響いてトータルは5位まででした。

日本からは吉岡希選手が6位。ショートはいい出来でフリーも中盤までよかったのですが、最後に3回転2本が抜け抜けで6位陥落。普通にできれば4位まではあったので残念なルッツとフリップでした。ショートとトータルでパーソナルベスト更新です。

壷井達也選手は8位。フリーは4回転サルコウ2本決めていたので、そのあとの3連続はまだしも、ループの転倒はもったいなかったです。何とか8位に入ったことでポイントを得ることは出来ました。

 

○イリアマリニン選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3A   8.00   2.86 10.86 3.556
2 4Lz   11.50   2.79 14.29 2.444
3 3Lo   4.90   0.84 5.74 1.778
4 4S   9.70   1.94 11.64 2.000
5 CCSp4   3.20   0.73 3.93 2.222
6 StSq4   3.90   0.89 4.79 2.222
7 4Lz+1Eu+3S   17.93 x 3.61 21.54 3.222
8 4T+3T   15.07 x 2.17 17.24 2.222
9 ChSq1   3.00   0.86 3.86 1.778
10 3Lz+3A+SEQ   15.29 x 1.49 16.78 1.778
11 FSSp4   3.00   0.47 3.47 1.667
12 CCoSp4   3.50   1.00 4.50 2.889
  TES   98.99   19.65 118.64  

4回転アクセルは入れなかったマリニン選手。それでも4回転3種類4本でコンビネーションをすべて1.1倍に入れています。基礎点98.99 これを全要素全ジャッジプラス評価で滑られたらちょっと技術点ではだれもかないません。また、無理のないジャンプ構成にまで落としてきたことで滑りに力を入れることが出来たのか、PCSも上がりました。ショートもフリーも過去最高のPCSで8点台後半を並べてきます。これくらいのバランスで滑ってくると、他の選手が打ち勝つのはなかなか苦しいです。

次戦は、間1週おいて3戦目のフランスです。3位以内でファイナル進出確定しますので、特に問題なくファイナルへは進むでしょう。

 

○佐藤駿選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Lz< 9.20   -4.60 4.60 -5.000
2 3A+1Eu+3S   12.80   1.26 14.06 1.556
3 4T   9.50   -2.85 6.65 -3.000
4 FCSp2   2.30   0.07 2.37 0.444
5 4T+2T   10.80   -0.41 10.39 -0.333
6 3A   8.80 x 1.60 10.40 2.111
7 3Lo   5.39 x 0.42 5.81 0.889
8 3Lz+2T   7.92 x 0.67 8.59 1.111
9 CSSp3   2.60   0.00 2.60 0.000
10 StSq2   2.60   0.19 2.79 0.667
11 ChSq1   3.00   0.71 3.71 1.444
12 CCoSp4   3.50   0.50 4.00 1.333
  TES   78.41   -2.44 75.97  

佐藤駿選手は4回転2種類3本構成です。ショートでは4回転フリップを入れていたのですが、フリーはフリップ無しでルッツを入れています。ショートで使った種類をフリーで使わない、という選手は珍しいです。その4回転ルッツは不発。アンダーローテーションで基礎点から削られました。もう1つもったいなかったのは、セカンド3回転が入らなかったことでしょうか。4回転トーループが2つともクリーンにならなかったのでセカンドが2回転になりました。それでも、3回転ルッツが結構きれいだったので、3回転付けられるかな、と思ったのですがここが2回転。これはもったいなかったように感じました。あまり後半にセカンド3回転を入れてこない選手なのですが、この辺付けられるようになると底上げが期待できます。

ジャンプだけでなくスピンやステップも見てもらえる選手に今シーズンはなりたい、というようなコメントも聞かれましたが、ステップはレベル2、スピンはレベル4は1つ。残念ですがこのあたりは昨シーズンまでとあまり変わらなかった、という今回のフリーでした。

3位に入りましたので、最低限の結果は残したように感じますが、247.50は残念ですが弱い3位、と言わざるを得ません。ファイナルに進むには次戦、5戦目のフィンランドで、エイモズ選手、チャジュンファン選手といったシード勢に、三浦佳生選手あたりもすべて倒して初優勝することが求められます。2位だと、この弱い3位とのセットだとかなりのハイスコアな2位が必要になりそうで、だったら優勝出来る、みたいな構図になりそうです。

 

○ショートフリー合わせた要素別スコア

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 Ilia MALININ 310.47 131.63 116.39 24.35 24.10 14.00
2 Kevin AYMOZ 279.09 139.10 90.39 7.58 25.43 16.59
3 Shun SATO 247.50 121.43 97.91 -3.95 20.71 11.40
4 Nika EGADZE 237.45 112.46 87.12 5.64 21.19 12.04
5 Vladimir LITVINTSEV 237.44 110.32 94.08 0.36 21.91 11.77
6 Nozomu YOSHIOKA 233.56 114.15 79.91 6.01 21.30 12.19
7 Andrew TORGASHEV 219.67 112.66 71.83 0.69 21.99 12.50
8 Tatsuya TSUBOI 216.98 108.16 85.80 -3.02 18.63 10.41
9 Deniss VASILJEVS 215.34 121.26 73.36 -13.09 22.57 14.24
10 Maxim NAUMOV 210.53 111.63 77.65 -11.97 23.36 12.86
11 Stephen GOGOLEV 210.48 108.92 74.66 -2.54 19.44 11.00
12 Andreas NORDEBACK 198.95 106.67 63.88 -3.92 21.46 11.86

マリニン選手圧勝ですが、PCSは131.63で、まだ9点平均は下回ります。エイモズ選手は139.10まで出して、本人比で過去最高でした。佐藤駿選手は121.43ですので8点平均を少し超えた程度。マリニン選手にPCSで10点負けるのは上を見る場合にはちょっと苦しいです。一方で、エガゼ選手やリトヴィンツェフ選手といったジャンプが売りの選手にはPCSで10点ほど勝っていて表彰台に乗れた要因になりました。吉岡選手もPCSはこの2人勝っています。昨シーズンは本当にジャンプだけな印象でしたが、このスケートアメリカではずいぶん変わったな、という印象でした。PCSはジュニア時代と比べて10点以上上がっての自己最高です。

ジャンプの基礎点はさすがにマリニン選手が圧倒。2番目に佐藤駿選手がいます。100点超えることの多い佐藤選手ですので97.91はそれほど良い方でもないです。吉岡選手は80点割れ。4回転は決めたのですが、ルッツとフリップが抜けて1回転というのが痛すぎました。

ジャンプの加点もマリニン選手が突出しています。エイモズ選手はqや!があったので見た目の印象ほどの加点にはなりませんでした。佐藤駿選手はGOEマイナス。加点をしっかり稼げるようになりたいところです。吉岡選手はジャンプのミスは基礎点が削られる形で出たため、加点の方はそれなりにプラスを得ることが出来ました。

スピンはエイモズ選手が1位です。マリニン選手も24点台まで出していますので、全く足を引っ張る要素にはなっておらず十分です。佐藤駿選手は20点台で全体10位。フィンランディア杯では19.35でしたからそれよりはよいですが、やはりトップ選手としては20点台では困ります。壺井選手は18点台で全体最下位です。ジュニア時代は22,3点出していましたので、それくらいは出していきたいところです。

ステップ系要素ではエイモズ選手の16.59が抜けています。コレオは全ジャッジ+5の満点。文句のつけようのないコレオでした。

 

○女子シングル

Pl Name Nation Total SP FS
1 Loena HENDRICKX BEL 221.28 75.92 145.36
2 Isabeau LEVITO USA 208.15 70.07 138.08
3 Niina PETROKINA EST 194.55 65.02 129.53
4 Hana YOSHIDA JPN 190.98 59.40 131.58
5 Amber GLENN USA 189.63 71.45 118.18
6 Mone CHIBA JPN 177.79 64.24 113.55
7 Ekaterina KURAKOVA POL 173.75 60.45 113.30
8 Mana KAWABE JPN 168.98 62.80 106.18
9 Xiangyi AN CHN 165.40 59.74 105.66
10 Clare SEO USA 163.77 58.14 105.63
11 Young YOU KOR 157.36 56.21 101.15
12 Seoyeong WI KOR 156.02 58.55 97.47

ヘンドリックス選手、しっかり勝ちました。グランプリ2勝目。ショートもフリーもパーソナルベストではないですが、トータルはパーソナルベスト更新で220点を超えてきました。

2位にはレビト選手。グランプリシリーズはファイナル含めて4戦目ですべて2位。好成績ですが勝てません。フリーは全体的にいい演技に見えたのですが、qと<で多少削られ140点に届かない形になりました。3戦目のフランスでファイナル進出を賭けます。

3位にはペトロキナ選手が入りました。エストニア女子選手初のグランプリ表彰台です。フリーとトータルでパーソナルベスト更新。中国杯で2戦目を持っていますが、ファイナル進出のチャンスは巡って来るでしょうか?

というわけで日本女子は2期ぶりに表彰台無しでのスタートとなりました。

吉田陽菜選手が4位。フリーは良かったのですがショートの出遅れが痛く表彰台には届きませんでした。

5位にはアンバーグレン選手が入っています。ショート完璧な70点台。フリーは冒頭で初のトリプルアクセル成功。そこからなぜ5位・・・。後半のジャンプ3つが壊滅しました・・・。もったいない。それでもトリプルアクセル初成功です。アメリカ勢では要素別採点方式になって以降では3人目です。23歳11か月での成功は上から4番目。この年齢での初成功は長洲未来さんに次いで上から2番目です。アメリカは早熟で10代までで競技を終える選手と、20代になってから伸びる選手と二極化していてグレン選手は20代派。この先トリプルアクセルを決める歴史を積み重ねていけるでしょうか?

千葉百音選手は6位。ショート見た時点ではジャンプ戻ってきたと思ったのですが、フリーはだいぶ苦労していました。

今期グランプリは1戦だけのクラコワ選手は7位。回転不足が目立つ滑りになってしまいました。

河辺愛菜選手は8位。フリーはルッツ2転倒。ジャンプ決まらず苦労していますが何とか8位は確保。ポイントは持って帰ることが出来ました。

ジュニアを席捲した韓国勢がシニアのグランプリ初戦は11位12位。結果を残せませんでした。

 

○ルナヘンドリックス選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3Lz+3Tq q 10.10   -0.08 10.02 -0.111
2 2A   3.30   0.75 4.05 2.333
3 3F   5.30   1.44 6.74 2.667
4 2A   3.30   0.85 4.15 2.556
5 CCoSp4   3.50   1.20 4.70 3.333
6 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.000
7 3Lz+2T   7.92 x 1.35 9.27 2.333
8 3F+2T+2Lo   9.13 x 0.68 9.81 1.444
9 3S   4.73 x 0.92 5.65 2.111
10 FCCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
11 StSq4   3.90   1.34 5.24 3.333
12 LSp4   2.70   1.04 3.74 3.667
  TES   60.38   12.04 72.42  

ヘンドリックス選手はいつもの構成です。今期も同じ。2回飛ぶジャンプはルッツとフリップ。ループなしの6トリプル構成です。戦略は坂本選手と同じで、ループはいらない分基礎点で坂本選手に劣る。そうなると出来栄えではっきり上回っていく必要があるので少し大変です。

年齢的にこれから高難度ジャンプということもないかと思うので、この戦略で突き進んでいくのだろうと思います。シーズン序盤からパーソナルベスト更新。今期こそヨーロッパ選手権、世界選手権で勝てるか? さらなる完成度上昇が求められそうです。

 

○吉田陽菜選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3Aq q 8.00   -3.43 4.57 -4.333
2 2A+3T   7.50   0.84 8.34 2.111
3 3Lo   4.90   0.91 5.81 1.889
4 FCCoSp4   3.50   0.55 4.05 1.444
5 3F   5.30   -0.15 5.15 -0.333
6 3Lz+3T   11.11 x 0.34 11.45 0.556
7 ChSq1   3.00   0.71 3.71 1.333
8 3Lz   6.49 x 0.93 7.42 1.556
9 3S+2A+2T+SEQ   9.79 x 0.25 10.04 0.667
10 CCoSp4   3.50   0.75 4.25 2.111
11 StSq4   3.90   1.00 4.90 2.444
12 SSp4   2.50   0.57 3.07 2.222
  TES   69.49   3.27 72.76  

トリプルアクセル決まったと思ったのですがステップアウト。回転もqが付いて、点数的にはあまりもらえませんでした。ただ、以降はしっかり滑って130点台に乗せました。2回飛ぶジャンプはルッツとトーループ。スピンステップオールレベル4で基礎点69.49は今季ここまで全体でトップの基礎点です。近いスコアで島田麻央選手やミアカリン選手と言った4回転持ちジュニア勢がいますが、シニアの2番目は6点以上離れます。

ミスが出てあまりよくないながらもなんだかんだと190点を超えてきました。4位は惜しいですが、かろうじてファイナルの可能性を残しました。中国杯でヘンドリックス選手、三原舞依選手、キムイェリム選手らに勝って優勝すればファイナル獲れます。かなり厳しい条件ですが無くはない、というものです。

表彰台に乗れませんでしたが、日本勢18歳3人対決には勝ちました。世界選手権争いでは割と上位にいます。一定の結果は残したグランプリデビュー戦、と言ったところかと思います。

 

○ショートフリー合わせての要素別スコア

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 Loena HENDRICKX 221.28 108.94 62.57 8.40 26.11 15.26
2 Isabeau LEVITO 208.15 100.40 64.70 5.48 23.79 13.78
3 Niina PETROKINA 194.55 93.49 63.06 2.26 21.32 14.42
4 Hana YOSHIDA 190.98 87.61 68.58 -0.45 21.95 13.29
5 Amber GLENN 189.63 95.78 56.59 2.56 22.24 14.46
6 Mone CHIBA 177.79 90.35 60.13 -5.03 20.45 13.89
7 Ekaterina KURAKOVA 173.75 88.39 54.32 -2.58 21.59 12.03
8 Mana KAWABE 168.98 87.48 55.69 -4.98 18.79 14.00
9 Xiangyi AN 165.40 81.28 53.62 -1.26 21.15 10.61
10 Clare SEO 163.77 83.54 48.26 -3.99 24.14 12.82
11 Young YOU 157.36 81.68 48.28 -4.33 21.88 10.85
12 Seoyeong WI 156.02 77.03 52.62 -3.56 21.09 11.84

PCSはヘンドリックス選手が9点平均の108点に乗せました。100点に乗ったのはレビト選手まで。3番目はグレン選手です。吉田陽菜選手は80点台にとどまり、ペトロキナ選手にPCS差で負けて表彰台を逃した形です。千葉選手はPCS評価は吉田選手より上でした。オリンピック経験者の河辺選手はPCSでは吉田、千葉両選手に勝っておきたいところでした。

ジャンプの基礎点はショートでアクセル零点にもかかわらず吉田選手が1位。トリプルアクセル決めたにもかかわらずグレン選手は全体6位です。アクセルだけではだめ、というのが見えます。

ジャンプの加点はヘンドリックス選手が1位でレビト選手が2位。吉田選手はマイナスです。ここで稼げるような滑りができると優勝争いもできます。千葉選手、河辺選手ははっきりマイナス。ジャンプで苦労しました。ファイナルはもうなくなった2人は全日本にジャンプを合わせてくることができるでしょうか?

スピンは邊土陸す選手が強くて26点台。吉田選手は21点台でもう少し欲しいですが、千葉選手の20点台、河辺選手の18点台はかなり残念です。二人とももう少し出せる選手です。特に千葉選手は4大陸などで24点台まで出していますので残念でした。

ステップ系要素もヘンドリックス選手のみ15点台に乗せました。河辺選手がここは14点に乗せました、フリー最後はステップとコレオを並べる大見せ場。コレオは+5の満点をつけたジャッジもいました。ジャンプ戻ればいいボレロになるかと思います。

 

次週は2戦目スケートカナダです。男子は日本からは4大陸と世界ジュニアのチャンピオンだけど世界選手権には出ていないという迷惑ノーシードな三浦佳生選手に、いつも一緒な友野一希選手と山本草太選手が、韓国のチャジュンファン選手やイタリアのリッツォ選手らと表彰台を争います。女子は坂本花織選手がここで登場。2期連続のファイナルを目指す渡辺倫果選手に、復活を期す松生理乃選手が、韓国のキムチェヨン選手に、カナダのシーザス選手らとの争いになります。