世界フィギュア19プレビュー1

ユニバーシアードと世界ジュニアが終わり、世界選手権前の大きな試合はこれでほぼ終わりました。クープドプランタンという試合が世界選手権前に一つありますが、さすがに17日までルクセンブルクでのこの試合に出て、一番遅いアイスダンスでも22日スタートの埼玉の試合に出よう、という選手はいないでしょうから、これで、世界選手権前の試合は終わったと言ってよいと思います

 

まず、女子シングルのエントリー選手の今シーズンの自己ベストを見てみます

女子シングルのエントリーは40人です。チャレンジャーシリーズ、グランプリシリーズ、ジュニアグランプリシリーズ、大陸選手権に、2月に日本人選手も出場したB級大会およびユニバーシアードと世界ジュニアまでを含めています。ユニバーシアードはISUの管轄外なので、ISU認定の自己ベストには含まれませんがここでは入れました。各国の国内選手権は入れていません。

 

Event Name Nation Total SP FS
Nebelhorn Trophy Alina ZAGITOVA RUS 238.43 79.93 158.50
Grand Prix Final Rika KIHIRA JPN 233.12 82.51 150.61
Skate America Satoko MIYAHARA JPN 219.71 73.86 145.85
UNIVERSIADE Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 214.77 67.57 147.20
Skate America Kaori SAKAMOTO JPN 213.90 71.29 142.61
European Championship Sofia SAMODUROVA RUS 213.84 72.88 140.96
Autumn Classic Bradie TENNELL USA 206.41 69.26 137.15
Autumn Classic Evgenia MEDVEDEVA RUS 204.89 70.98 133.91
Nebelhorn Trophy Loena HENDRICKX BEL 204.16 71.50 132.66
NHK Trophy Mariah BELL USA 198.96 62.97 135.99
NHK Trophy Eunsoo LIM KOR 196.31 69.78 126.53
Rostelecom Cup Alexia PAGANINI SUI 182.50 63.43 119.07
European Championship Laurine LECAVELIER FRA 180.05 63.29 116.76
JGP Bratislava Yi Christy LEUNG HKG 177.22 61.96 115.26
Skate Canada Alaine CHARTRAND CAN 172.17 60.47 111.70
Finlandia Trophy Emmi PELTONEN FIN 172.02 60.48 111.54
GOLDEN SPIN Ekaterina RYABOVA AZE 171.10 57.28 113.82
US International Gabrielle DALEMAN CAN 169.15 63.28 105.87
European Championship Nicole RAJICOVA SVK 169.03 64.08 104.95
Autumn Classic Kailani CRAINE AUS 167.84 56.20 111.64
European Championship Eliska BREZINOVA CZE 166.77 55.85 110.92
GOLDEN SPIN Hongyi CHEN CHN 165.55 56.81 108.74
European Championship Alexandra FEIGIN BUL 164.20 58.80 105.40
Bavarian Open Aurora COTOP CAN 162.56 55.52 107.04
UNIVERSIADE Anastasiya GALUSTYAN ARM 161.89 64.15 97.74
Tallinn Trophy Pernille SORENSEN DEN 161.58 55.71 105.87
Bavarian Open Roberta RODEGHIERO ITA 161.20 54.36 106.84
European Championship Ivett TOTH HUN 160.83 54.90 105.93
Tallinn Trophy Nicole SCHOTT GER 154.83 50.42 104.41
European Championship Julia SAUTER ROU 153.15 54.29 98.86
Finlandia Trophy Anita ÖSTLUND SWE 151.69 52.91 98.78
Finlandia Trophy Eva Lotta KIIBUS EST 151.02 45.65 105.37
GOLDEN SPIN Dasa GRM SLO 150.13 51.01 99.12
Inge Solar Memorial Natasha MCKAY GBR 146.01 47.79 98.22
Challenge Cup Valentina MATOS ESP 142.32 51.83 90.49
Challenge Cup Sophia SCHALLER AUT 140.25 47.23 93.02
GOLDEN SPIN Kyarha VAN TIEL NED 139.56 48.99 90.57
Four Continents Isadora WILLIAMS BRA 138.26 47.92 90.34
UNIVERSIADE Elzbieta KROPA LTU 127.21 44.39 82.82
JGP Canada Marina PIREDDA ITA 121.77 40.11 81.66

 

230点を超える自己ベストがあるのは二人。ザギトワ紀平梨花です。220点超えでも二人なので、ベストスコアはこの二人が抜けています。215点以上でようやく3人目として宮原知子選手が入ってきます。210点以上でトゥルシンバエワ、坂本花織、サムドゥロワが入って6人。200点以上のところで、テネル、メドベージェワ、ヘンドリックスが入って9人です。

今シーズン200点以上のスコアを持っている選手は17人いるのですが、8人は出場することができません。トゥルソワ、シェルバコワ、コストルナヤの3人はジュニアのため。三原舞依、山下真瑚、両選手は日本の代表に入れませんでした。トゥクタミシェワ、コンスタンティノワ(200点を超えたのはユニバーシアードのみ)、サハノビッチの三人はロシアの代表になれず、という形です

日本とロシアは、200点を超えるスコアを持っていても代表になれない選手が複数いる一方で、200点を超えるスコアを持っている選手がいる国は5か国しかない、という状況です。

 

では、次に、200点以上のスコアを持っている9人の選手の今シーズンの出場大会の成績を見てみます

Event Name Nation Total SP FS
Nebelhorn Trophy Alina ZAGITOVA RUS 238.43 79.93 158.50
Grand Prix Final Rika KIHIRA JPN 233.12 82.51 150.61
Grand Prix Final Alina ZAGITOVA RUS 226.53 77.93 148.60
NHK Trophy Rika KIHIRA JPN 224.31 69.59 154.72
Rostelecom Cup Alina ZAGITOVA RUS 222.95 80.78 142.17
Four Continents  Rika KIHIRA JPN 221.99 68.85 153.14
Skate America Satoko MIYAHARA JPN 219.71 73.86 145.85
NHK Trophy Satoko MIYAHARA JPN 219.47 76.08 143.39
Ondrej Nepela Trophy Rika KIHIRA JPN 218.16 70.79 147.37
GP Helsinki Alina ZAGITOVA RUS 215.29 68.90 146.39
UNIVERSIADE Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 214.77 67.57 147.20
Skate America Kaori SAKAMOTO JPN 213.90 71.29 142.61
European Championship Sofia SAMODUROVA RUS 213.84 72.88 140.96
Grand Prix Final Kaori SAKAMOTO JPN 211.68 70.23 141.45
Challenge Cup Rika KIHIRA JPN 208.34 66.44 141.90
Four Continents  Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 207.46 68.09 139.37
Four Continents Kaori SAKAMOTO JPN 206.79 73.36 133.43
Autumn Classic Bradie TENNELL USA 206.41 69.26 137.15
France de Patinage Rika KIHIRA JPN 205.92 67.64 138.28
Autumn Classic Evgenia MEDVEDEVA RUS 204.89 70.98 133.91
Bavarian Open Satoko MIYAHARA JPN 204.56 67.79 136.77
Grand Prix Final Sofia SAMODUROVA RUS 204.33 68.24 136.09
Nebelhorn Trophy Loena HENDRICKX BEL 204.16 71.50 132.66
GOLDEN SPIN Bradie TENNELL USA 202.41 71.50 130.91
Four Continents  Bradie TENNELL USA 202.07 73.91 128.16
Grand Prix Final Satoko MIYAHARA JPN 201.31 67.52 133.79
US International Satoko MIYAHARA JPN 201.23 67.53 133.70
Finlandia Trophy Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 200.74 70.95 129.79
Skate America Sofia SAMODUROVA RUS 198.70 64.41 134.29
European Championship Alina ZAGITOVA RUS 198.34 75.00 123.34
Rostelecom Cup Sofia SAMODUROVA RUS 198.01 67.40 130.61
Skate Canada Evgenia MEDVEDEVA RUS 197.91 60.83 137.08
France de Patinage Bradie TENNELL USA 197.78 61.34 136.44
GP Helsinki Kaori SAKAMOTO JPN 197.42 57.26 140.16
Skate America Bradie TENNELL USA 192.89 61.72 131.17
France de Patinage Evgenia MEDVEDEVA RUS 192.81 67.55 125.26
Ondrej Nepela Trophy Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 192.30 69.99 122.31
GP Helsinki Loena HENDRICKX BEL 191.22 63.17 128.05
Skate Canada Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 185.71 61.19 124.52
Lombardia Trophy Sofia SAMODUROVA RUS 184.82 64.05 120.77
Lombardia Trophy Kaori SAKAMOTO JPN 180.85 49.91 130.94
Rostelecom Cup Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 180.45 61.73 118.72
Skate America Loena HENDRICKX BEL 54.13 54.13 0.00

 

色で分けてみたものの、かえってわかりにくいでしょうか・・・

220点以上のスコアを持っている選手は二人しかいないのですが、この二人は二人とも220点以上を3回出しています。215点以上になるとこの二人で四回づつ、そこに宮原選手が2回で絡んでくる。

こうやって見ると、ザギトワvs紀平梨花、という構図にしか見えないですね。この二人で見るとザギトワ選手の方がどうにも今シーズンの流れは悪い。ベストスコアはシーズン最初のチャレンジャーシリーズで出したものです。二番目のスコアはグランプリファイナルで出しましたが、その試合では紀平選手に負けてしまいました。その後、国内選手権でも勝てず、ヨーロッパ選手権では200点にも届かず敗れました。

紀平選手の方はグランプリファイナルという勝負所でベストスコアを出しました。年が明けてからは四大陸選手権チャレンジカップと、十分な出来ではないもののしっかり勝っています。シーズン最低スコアでも205.92 まだ今シーズンは挑戦する強み、というのがあるようにも見えます。

 

三番手以下では宮原選手のスコアが高い位置にあります。グランプリファイナルでよい出来ではなかったので印象はあまりよくない部分もあるのですが、それでも今シーズンすべての試合で200点を超えています。これは出場選手の中では紀平選手と宮原選手だけです。(紀平選手は国内の西日本選手権では200点割れしています。出場していない選手では三原選手が全国際試合で200点超え継続中です)。

ベストスコア四番手はユニバーシアードで二位に入ったトゥルシンバエワ選手。チャレンジャーシリーズで200点台に乗せたものの、グランプリシリーズでは180点台でいまいちだったのですが、シーズン後半に入って、四大陸、ユニバーシアードと続けて200点を大きく超えて2位。この二試合では四回転に挑んでどちらも失敗していますが、この好調さに四回転まで揃ってくると台に乗ってくる可能性、さらには二強を食っていく可能性もあるのかもしれません。

 

ベストスコアでは坂本選手が五番目。チャレンジャーシリーズはひどくて、グランプリシリーズも一つは200点割れで、シーズン序盤はオリンピック疲れが感じられたのですが、そこからやる気を回復したのかシーズン中盤の山場全日本では優勝。しかしながら後半に入って四大陸ではフリーで失速して台落ち。いまいち最近は安定感に欠けるうえ、国際大会ではまだ215点越えがなく、点数だけ見ると表彰台に絡むのは厳しいのですが、全日本のように一発当ててくれれば、という期待はあります。

 

ヨーロッパ選手権に勝ったサムドゥロワ選手はスコア六番手です。チャレンジャーシリーズではぱっとせず、ロシアの有力選手の山の中では埋もれて消えていってしまうかな、という立ち位置でしたが、グランプリシリーズ二戦で200点に届かないながらもしぶとく表彰台に乗ってファイナル進出。ファイナルで初200点越え、国内選手権で上位に入って代表入りして、ヨーロッパ選手権で優勝。今シーズン右肩上がりでずっと来ている、という点では気になる選手です。

 

スコア七番目はアメリカのブレイディテネル選手。日露+エテリ帝国に割って入れるとしたらこの人しかいない、というのが今シーズンの女子シングルの現実。チャレンジャーシリーズがベストスコアですが、それ以外でも200点越えは二試合あります。3Lz-3Loが決まってくれると面白いんですが・・

 

メドベージェワ選手はベストスコアで見ると8番手です。それもチャレンジャーシリーズのスコアであり、グランプリシリーズでは二試合200点に届きませんでした。ロシアカップファイナルで執念の演技で点を出して代表の座をつかみ取っています。ロシア国内の試合ではフリーのPCSで74点台をもらっていますが、国際大会でそれだけのスコアをもらえるかどうか。パーフェクトな演技が出来れば当然上位に入ってくる選手なんですが、それができるかどうか、ということになります。

 

 

Event Name Nation TSS TES PCS Deduction
Grand Prix Final Rika KIHIRA JPN 82.51 47.36 35.15 0.00
Rostelecom Cup Alina ZAGITOVA RUS 80.78 43.53 37.25 0.00
Nebelhorn Trophy Alina ZAGITOVA RUS 79.93 43.53 36.40 0.00
Grand Prix Final Alina ZAGITOVA RUS 77.93 42.10 35.83 0.00
NHK Trophy Satoko MIYAHARA JPN 76.08 40.33 35.75 0.00
European Championship Alina ZAGITOVA RUS 75.00 38.60 36.40 0.00
Four Continents Bradie TENNELL USA 73.91 40.59 33.32 0.00
Skate America Satoko MIYAHARA JPN 73.86 39.42 34.44 0.00
Four Continents Kaori SAKAMOTO JPN 73.36 39.98 33.38 0.00
European Championship Sofia SAMODUROVA RUS 72.88 39.25 33.63 0.00
Nebelhorn Trophy Loena HENDRICKX BEL 71.50 39.94 31.56 0.00
GOLDEN SPIN Bradie TENNELL USA 71.50 40.22 31.28 0.00
Skate America Kaori SAKAMOTO JPN 71.29 37.92 33.37 0.00
Autumn Classic Evgenia MEDVEDEVA RUS 70.98 36.78 34.20 0.00
Finlandia Trophy Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 70.95 38.65 32.30 0.00
Ondrej Nepela Trophy Rika KIHIRA JPN 70.79 40.67 31.12 1.00
Grand Prix Final Kaori SAKAMOTO JPN 70.23 37.23 33.00 0.00
Nebelhorn Trophy Mariah BELL USA 70.02 39.18 30.84 0.00
Four Continents Mariah BELL USA 70.02 38.47 31.55 0.00

ショートプログラムのハイスコアは紀平梨花選手が持っています。一方で、紀平選手の二番目のスコアは70.79でしかなく、3番目以下は60点台です。いい悪いの差が大きく全く読めません。

ザギトワ選手は基本的に70点台後半までくる、というのがこれまでの実績です。ただ、グランプリシリーズのヘルシンキ大会だけは68.90と70点を割り込んでいます。ヨーロッパ選手権もロシアの国内選手権も、大崩れしたのはフリーでした。ショートは基本的には高い点が出てくるはず、というのが今シーズン。

 

ショートプログラムのベストスコアも宮原選手が三番手です。宮原選手は回転不足がなければ75点前後まで出るのですが、回転不足が出て60点台後半にとどまる、というケースが結構あります。

 

Event Name Nation TSS TES PCS Deduction
Nebelhorn Trophy Alina ZAGITOVA RUS 158.50 83.54 74.96 0.00
NHK Trophy Rika KIHIRA JPN 154.72 87.17 67.55 0.00
Four Continents Rika KIHIRA JPN 153.14 82.74 70.40 0.00
Grand Prix Final Rika KIHIRA JPN 150.61 78.21 72.40 0.00
Grand Prix Final Alina ZAGITOVA RUS 148.60 75.90 72.70 0.00
Ondrej Nepela Trophy Rika KIHIRA JPN 147.37 81.05 66.32 0.00
UNIVERSIADE Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 147.20 80.12 68.08 1.00
GP Helsinki Alina ZAGITOVA RUS 146.39 74.28 72.11 0.00
Skate America Satoko MIYAHARA JPN 145.85 75.00 70.85 0.00
NHK Trophy Satoko MIYAHARA JPN 143.39 71.89 71.50 0.00
Skate America Kaori SAKAMOTO JPN 142.61 75.41 67.20 0.00
Rostelecom Cup Alina ZAGITOVA RUS 142.17 68.68 73.49 0.00
Challenge Cup Rika KIHIRA JPN 141.90 77.42 64.48 0.00
Grand Prix Final Kaori SAKAMOTO JPN 141.45 74.45 68.00 1.00
European Championship Sofia SAMODUROVA RUS 140.96 72.44 68.52 0.00
GP Helsinki Kaori SAKAMOTO JPN 140.16 72.96 67.20 0.00

フリーで140点以上のスコアが出ているのはこのあたりまでの16例で6人しかいません。150点越えは二人で4例。紀平選手はフランス杯で138点台という低めのスコアが出ていますが、それ以外はすべて140点は超えています。150点超えが3回。フリーは非常に強いです。

一方でザギトワ選手はベストスコアは最も高いのですが、150点を超えたのはその一回のみ。ファイナルは150点に届かず。グランプリシリーズ2戦は145点前後。ヨーロッパ選手権では大失敗123.34というスコアにとどまっています。

 

フリーのベストスコアの三番手にはユニバーシアードで高得点を出したトゥルシンバエワ選手が名を連ねています。TESで80点台に乗せる高得点。若干得点基準に甘さがありそうな試合の印象ではありますが、これだけの結果を持っていると楽しみはあります。

 

ISU公認スコアでは宮原選手がショートもフリーも三番目です。なかなか140点台後半までこないんですけどね。そこまで伸ばせると表彰台の確率がだいぶ上がるのですけれど。

その下に坂本選手がいます。坂本選手は上位と比べるとPCSが弱く、PCSのベストはファイナルの68.00です。ここの差が結構あるので、PCSで70点台まで乗せられるようになると、表彰台が見えてくるんですけどどうでしょうか

 

 

 

ショートプログラムの段階ではトップはともかく、表彰台圏内に争いはかなり競ったものになりそうな雰囲気はあります。一方で、フリーで力の差がはっきり出るでしょうか。上位に絡めそうなのは、フリーで少なくとも140点は出せないと話にならない。そうなると、日露の六人と四回転装備準備中のトゥルシンバエワまで、ということになりそうです。

というわけで日露はやはり強いのですが、割と強い、というレベルの選手は結構いるので、一歩間違えると枠が二つになりかねない、という危険も残っていたりします。

昨シーズン、フリーでザギトワ選手がまさかの三転倒で5位に沈みましたが、ロシアの二番手ソツコワ選手が8位で、三枠確保がギリギリでした。

今シーズン、フリーで崩れる展開の多いザギトワ、全体的に安定しないメドベージェワ、ベストスコアがそれほど高くはないサムドゥロワの三人構成です。

日本勢三人が頑張り、トゥルシンバエワが四回転を飛び、テネルがノーミス演技をし、デールマンあたりが復活演技をしたりして、マライアベルが、ヘンドリックスが、イムウンスが、と頑張ると、ザギトワ5位にサムドゥロワ9位で、あれれ? みたいなことがないとは言えない。

まあ、日本勢も同じことが言えて、紀平選手のトリプルアクセルが決まらず、宮原選手が回転不足に、坂本選手が不安定さを露呈したりすると、5位と9位で・・・、というコースがありえます

 

どっちにしても、あまり見たくない光景ですね。

しっかり、高いレベルで、230点台決着の、220点台表彰台、くらいの勝負をしてくれたらと思います