世界フィギュア19プレビュー2

今回も女子シングルです

前回とは少し切り口を変えて、一人一人の選手の今シーズンのプロトコルなどから見どころを考えてみたいと思います

 

まずはザギトワ選手。 左から三番目は何番目の要素か、という数字。一番右の列は、GOEの+5~-5までのいくつか、というものです

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Nebelhorn Trophy SP 1 3Lz+3Lo   10.80   2.01 12.81 3.286
Nebelhorn Trophy FS 2 3Lz+3T   10.10   2.36 12.46 4.143
Nebelhorn Trophy FS 7 3Lz+3Lo   11.88 x 1.65 13.53 3.000
GP Helsinki SP 1 3Lz+1Lo* * 5.90   -2.95 2.95 -5.000
GP Helsinki FS 2 3Lz+3T   10.10   1.77 11.87 2.667
GP Helsinki FS 7 3Lz<+3Lo< 8.92 x -1.14 7.78 -2.556
Rostelecom Cup SP 1 3Lz+3Lo   10.80   1.94 12.74 3.333
Rostelecom Cup FS 2 3Lz+3T   10.10   1.77 11.87 3.000
Rostelecom Cup FS 7 3Lz<+3Lo 10.26 x -0.28 9.98 -0.556
Grand Prix Final SP 1 3Lz+3Lo   10.80   1.85 12.65 3.111
Grand Prix Final FS 2 3Lz+1T   6.30   0.34 6.64 0.556
Grand Prix Final FS 7 3Lz+3Lo   11.88 x 1.43 13.31 2.333
European Championship SP 1 3Lz+3Lo< 9.58   0.00 9.58 -0.111
European Championship FS 2 3Lz+3T< 9.05   -2.95 6.10 -4.889
European Championship FS 7 3Lz<< <<  2.31 x -0.96 1.35 -4.556

ザギトワ選手は、今シーズン5試合でトリプルルッツからのコンビネーションジャンプを合計15回跳んでいるが、この成功率が印象と比べてかなり低くなっています。きちんと三回転-三回転になったのは7回と半分以下しかありません。

チャレンジャーシリーズで高得点を出したときの試合では3本とも成功させたのですが、あとの試合でも三本ともしっかり成功させた試合はありません。グランプリファイナルはすべて加点が付きましたが一つは3回転-1回転でした。大崩れしたヨーロッパ選手権は三本ともすべて失敗。グランプリシリーズ2戦では、フリー後半の3Lz-3Loが回転不足となっていて、ショートのコンビネーションもヘルシンキ大会では二つ目が1回転になり必要要素を満たせずGOE-5となりました

ザギトワ選手の得点と、トリプルルッツからのコンビネーションの成功率、というのはほとんどリンクしています。まずはショートで、3Lz-3Loを決めることができるか。これができないとショートで紀平選手と差をつけてリードすることは出来なくなり苦しくなります。ショートでこれを決めたうえで、フリーでも2回の3Lzからのコンビネーションを決めることができる。3本そろえば紀平選手との勝負は面白くなります。

 

紀平選手はショートフリー共に冒頭にトリプルアクセルを飛びます。これの成功率、というのが一つ見るべきポイントなのは確かなのですが、今回はそこではなく、その次、2番目の要素を見ています。

 

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Ondrej Nepela Trophy SP 2 3F+3T   9.50   1.91 11.41 3.571
Ondrej Nepela Trophy FS 2 3A   8.00   2.40 10.40 2.857
NHK Trophy SP 2 3F+3T   9.50   1.59 11.09 2.889
NHK Trophy FS 2 3A   8.00   3.09 11.09 3.889
France de Patinage SP 2 3F+3T   9.50   1.44 10.94 2.778
France de Patinage FS 2 2A+3T   7.50   1.38 8.88 3.333
Grand Prix Final SP 2 3F+3T   9.50   1.74 11.24 3.222
Grand Prix Final FS 2 3A+2T   9.30   2.06 11.36 2.556
Four Continents  SP 2 3F+3T   9.50   1.67 11.17 3.143
Four Continents FS 2 2A+3T   7.50   1.38 8.88 3.143
Challenge Cup SP 2 3F+3T< 8.45   0.11 8.56 0.429
Challenge Cup FS 2 2A+3T   7.50   1.43 8.93 3.429

2番目の要素はショートでは3F-3Tのコンビネーションで固定ですが、フリーでは、その時その時で常に変えています。3Aを入れるパターンもあれば、ダブルアクセルからのコンビネーションを選ぶこともある。3Aの時はコンビネーションにするかしないかという選択もあります。飛ぶジャンプの種類も変わるのですが、冒頭がトリプルアクセルなので、成功率がそれほど高くはない。そのあとの二つ目の要素、というのは心理的に圧力のかかる場面です

というわけで、難しい条件がいろいろ加わっているのですが、紀平選手の二つ目のジャンプの成功率は極めて高いです。とくに、日によって変わってくるフリーの方の2つ目のジャンプの成功率が100%  国内の2試合でもフリーの二つ目のジャンプは成功させていました。冒頭のトリプルアクセルの不十分であることが多くても、この、心理的に圧力がかかりやすい二つ目のジャンプはしっかり決めることができる、というのが、彼女の強さを支えているように見えます。

 

 

 

宮原選手はザギトワ選手と同じように、ルッツジャンプに課題を抱えています。今シーズン5つの国際試合でコンビネーション含めて15本のルッツジャンプを飛んでいますが、クリーンに決められたのは6本だけで、成功率は40%しかありません。転倒こそ1つだけですが、回転不足が5つ、踏切の不正で!がついたものが三つあります。

一方、宮原選手の安定感を示しているのがスピンのスコアです

 

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
US International SP 2 FCSp4   3.20   0.96 4.16 3.000
US International SP 5 CCoSp4   3.50   1.12 4.62 3.143
US International SP 7 LSp4   2.70   1.08 3.78 3.857
US International FS 3 CCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.143
US International FS 5 FCSp4   3.20   0.96 4.16 3.143
US International FS 12 LSp4   2.70   1.19 3.89 4.429
Skate America SP 2 FCSp4   3.20   0.96 4.16 3.000
Skate America SP 5 CCoSp4   3.50   1.00 4.50 2.778
Skate America SP 7 LSp4   2.70   1.08 3.78 3.889
Skate America FS 3 CCoSp4   3.50   1.10 4.60 3.111
Skate America FS 5 FCSp4   3.20   0.91 4.11 2.778
Skate America FS 12 LSp4   2.70   1.27 3.97 4.667
NHK Trophy SP 2 FCSp4   3.20   1.01 4.21 3.111
NHK Trophy SP 5 CCoSp4   3.50   1.20 4.70 3.333
NHK Trophy SP 7 LSp4   2.70   1.35 4.05 4.889
NHK Trophy FS 3 CCoSp4   3.50   1.30 4.80 3.667
NHK Trophy FS 5 FCSp4   3.20   1.10 4.30 3.444
NHK Trophy FS 12 LSp4   2.70   1.31 4.01 4.778
Grand Prix Final SP 2 FCSp4   3.20   0.78 3.98 2.556
Grand Prix Final SP 5 CCoSp4   3.50   1.15 4.65 3.222
Grand Prix Final SP 7 LSp4   2.70   1.16 3.86 4.333
Grand Prix Final FS 3 CCoSp4   3.50   0.90 4.40 2.667
Grand Prix Final FS 5 FCSp4   3.20   0.96 4.16 3.000
Grand Prix Final FS 12 LSp4   2.70   1.35 4.05 5.000
Bavarian Open SP 2 FCSp4   3.20   0.80 4.00 2.667
Bavarian Open SP 5 CCoSp4   3.50   0.96 4.46 2.833
Bavarian Open SP 7 LSp4   2.70   1.08 3.78 4.167
Bavarian Open FS 3 CCoSp4   3.50   0.79 4.29 2.333
Bavarian Open FS 5 FCSp4   3.20   0.80 4.00 2.500
Bavarian Open FS 12 LSp4   2.70   1.08 3.78 4.167

スピンは5試合で30回要素として出てきますが、レベル4だったものが30回。すなわち、30/30でレベル4率100%でした。こんな選手はなかなかいません。ザギトワ選手でも1度レベル3がありました。坂本選手も時折レベル3を出しますし、紀平選手はレベル2を出したりもしています。宮原選手は、国内試合で全日本選手権にも出ていますが、この時もショートフリー通じて6回のスピンすべてレベル4でした。

また、グランプリファイナルのフリーでは、レイバックスピンでレベル4で全ジャッジGOE満点というスコアをはじき出しました。確認できている中でGOE満点というのはここまで全選手の全演技の中で、宮原選手のこの要素だけです。(NHK杯のフリーのレイバックスピンもレベル4でGOE満点でしたが、この時はジャッジの中にはGOE+4とつけた人もいましたが、そのジャッジの採点は採用されなかった、という形での満点計算でした)

この世界選手権でもスピンのレベル4記録は続けて、今シーズンのスピンのレベル4率を100%で終えることが出来るのか? また、レイバックスピンで再び満点を出すことが出来るのか? そんなところにも注目したいと思います。

 

 

 

坂本選手はショートの得点の波が激しい、というのが今シーズンの傾向です。ショートプログラムでは70点台が3回ある一方で、50点台が1回、40点台が1回。60点台がないというのも変な話で、失敗するととことん失敗する、という形です

フリーの方がまだ点差の幅は小さくて、一番悪くても130.94に対して、一番いい時で142.61です。

 

Event   TSS TES PCS Deduction Date
Lombardia Trophy SP 49.91 20.63 30.28 1.00 2018/9/13
Lombardia Trophy FS 130.94 66.70 64.24 0.00 2018/9/14
Skate America SP 71.29 37.92 33.37 0.00 2018/10/20
Skate America FS 142.61 75.41 67.20 0.00 2018/10/21
GP Helsinki SP 57.26 26.93 32.33 2.00 2018/11/2
GP Helsinki FS 140.16 72.96 67.20 0.00 2018/11/3
Grand Prix Final SP 70.23 37.23 33.00 0.00 2018/12/6
Grand Prix Final FS 141.45 74.45 68.00 1.00 2018/12/8
Four Continents Championships SP 73.36 39.98 33.38 0.00 2019/2/7
Four Continents Championships FS 133.43 66.24 67.19 0.00 2019/2/8

フリーの方の課題、というかショートでもそうなのですが、PCSが上位選手の中では伸びていません。ショートで一番いい時で四大陸選手権の33.38 フリーでは67点台が3回あって、一番いい時でも68.00までです。ザギトワ選手が5戦して5回70点台で一番いい時は74.96 今シーズンからシニアの紀平選手でも2回70点台を出していて、最大値は72.40 宮原選手も2回70点台があって一番いいのは71.50  これらと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。ショートでもザギトワ選手は5戦すべて、宮原選手が2回、紀平選手も1回、35点以上のPCSであるのと比べるとやはり弱いです。結果としてショートフリー合わせてPCSだけで、ザギトワ選手より7~8点、紀平選手宮原選手より4~5点低いスコアがベースになってしまっています。これを伸ばすことができているか、というのが表彰台に乗る一つのカギになってくるかもしれません

 

サムドゥロワ選手は今シーズン減点が一つもありません。これは少なくとも上位選手の中では彼女だけです。また、ショートプログラムは出る試合出る試合、得点を伸ばしてきました。フリーはグランプリシリーズで初戦より二戦目の方がスコアを落としていますが、あとは上り調子です。この勢いのまま世界選手権でも点を伸ばしてきた場合、合計で220点レベルに入ってくる可能性があり、そうなれば、彼女も表彰台に上がってくる可能性があるわけです

Event   TSS TES PCS Deduction Date
Lombardia Trophy SP 64.05 35.13 28.92 0.00 2018/9/13
Skate America SP 64.41 35.82 28.59 0.00 2018/10/20
Rostelecom Cup SP 67.40 37.00 30.40 0.00 2018/11/16
Grand Prix Final SP 68.24 37.12 31.12 0.00 2018/12/6
European Championship SP 72.88 39.25 33.63 0.00 2019/1/23
Lombardia Trophy FS 120.77 60.45 60.32 0.00 2018/9/14
Skate America FS 134.29 72.07 62.22 0.00 2018/10/21
Rostelecom Cup FS 130.61 67.07 63.54 0.00 2018/11/17
Grand Prix Final FS 136.09 72.82 63.27 0.00 2018/12/8
European Championship FS 140.96 72.44 68.52 0.00 2019/1/25

また、彼女は、回転不足が極めて少ない選手です。今シーズン5試合、ショートプログラムで飛んだ15回のジャンプ要素のうち、回転不足を取られたものはゼロ。フリーは35回のジャンプ要素のうち、3F-3Tのコンビネーションジャンプの二つ目で回転不足を2回取られているだけです。回転不足率が50分の2ですから4%  これが彼女の安定感を支えているように見えます。

 

トゥルシンバエワ選手はなかなかハードな演技構成をしています。下記は今シーズンのボーナスが付いて1.1倍になるジャンプのリストです。

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Ondrej Nepela Trophy SP 4 3S+3T   9.35 x 1.29 10.64 3.000
Ondrej Nepela Trophy FS 7 3S+3T   9.35 x 1.29 10.64 2.857
Ondrej Nepela Trophy FS 8 2A   3.63 x -0.07 3.56 -0.286
Ondrej Nepela Trophy FS 9 3S+3T< 8.20 x -2.06 6.14 -4.714
Finlandia Trophy SP 4 3S+3T   9.35 x 1.29 10.64 3.000
Finlandia Trophy FS 7 3S+3T   9.35 x -0.43 8.92 -0.875
Finlandia Trophy FS 8 2A   3.63 x 0.11 3.74 0.250
Finlandia Trophy FS 9 3S<+3T< 7.02 x -1.13 5.89 -3.375
Skate Canada SP 4 3S+3T< 8.20 x -0.49 7.71 -1.111
Skate Canada FS 7 3S+3T   9.35 x 1.11 10.46 2.556
Skate Canada FS 8 2A+3T   8.25 x 0.84 9.09 2.000
Skate Canada FS 9 3S+2T+2T   7.59 x 0.43 8.02 1.000
Rostelecom Cup SP 4 3S+2T   6.16 x -1.29 4.87 -3.111
Rostelecom Cup FS 7 3S+3T   9.35 x 1.04 10.39 2.444
Rostelecom Cup FS 8 2A+2T*   3.63 x 0.52 4.15 1.444
Rostelecom Cup FS 9 3S   4.73 x 0.68 5.41 1.667
Four Continents SP 4 3S+3T   9.35 x 1.23 10.58 3.000
Four Continents FS 7 3S+3T   9.35 x 1.41 10.76 3.286
Four Continents FS 8 2A+3T   8.25 x 1.26 9.51 2.857
Four Continents FS 9 2A+1Eu+3S   8.91 x 0.98 9.89 2.286
UNIVERSIADE SP 4 3S+3T   9.35 x 1.46 10.81 3.429
UNIVERSIADE FS 7 3S+3T   9.35 x 1.55 10.90 3.571
UNIVERSIADE FS 8 2A+3T   8.25 x 1.26 9.51 3.143
UNIVERSIADE FS 9 2A+1Eu+3S   8.91 x 1.20 10.11 2.714

左から三列目は要素の順番なわけですが、ボーナスが付くジャンプのほとんどをコンビネーションジャンプにしています。今年に入っての二戦、四大陸選手権ユニバーシアードに至っては、ショートとフリー、合わせて四回跳べるコンビネーションジャンプを、四つだけ使える1.1倍ボーナスタイムに全部入れています。そして、四大陸、ユニバーシアードではそれをすべて成功させました。これが200点を大きく超えて上位に進出してきた重要な要因です。彼女はこの上で、フリーの一本目に四回転サルコウを準備してきました。そこまで揃えば、技術点で紀平選手を上回るお化けスコアが出てくる可能性があります

 

 

ブレイディテネル選手は3Lz-3Loを今シーズン構成の中に入れてきています。これは今大会のエントリー選手の中ではザギトワ選手と彼女だけです。ただ、残念ながらその成功率は低く、5試合で7回挑戦して2回しか成功していません。最初の二戦はショートフリー、どちらも構成に入れていたのですが、スケートアメリカで二つ目が1回転になり、必要要素不足でGOE-5となったことで、ショートに入れることのリスクの大きさを感じたのか、次戦以降はフリーだけで入れるようになりました。

 

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Autumn Classic SP 1 3Lz+3Lo   10.80   1.77 12.57 3.143
Autumn Classic FS 2 3Lz+3Lo< 9.58   -0.24 9.34 -0.429
Skate America SP 1 3Lz+1Lo* * 5.90   -2.95 2.95 -5.000
Skate America FS 2 3Lz+3Lo< 9.58   -1.26 8.32 -2.111
France de Patinage FS 2 3Lz+3Lo< 9.58   -0.34 9.24 -0.556
GOLDEN SPIN FS 2 3Lz+3Lo   10.80   1.42 12.22 2.429
Four Continents FS 2 3Lz+1Lo   6.40   0.51 6.91 0.714


 世界選手権で表彰台を狙うならば、ベストスコアを考えると、ショートフリー共に3Lz-3Loを入れて成功させる、というくらいのことが求められるのですが、一方で、マライアベル選手と合わせて何とかアメリカの枠を3つにしたい、ということを考えた場合は、安全策で確実に行った方がいい、という部分もかなりあります。ショート冒頭のジャンプをどう入れてくるかがまず注目です

 

メドベージェワ選手は今シーズン、ちょっと考えられない状態があります。それは、ダブルアクセルの成功率が極めて低いこと。

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Autumn Classic SP 2 2A   3.30   -0.59 2.71 -1.857
Autumn Classic FS 2 2A   3.30   0.66 3.96 2.143
Autumn Classic FS 6 2A   3.30   -0.86 2.44 -2.571
Skate Canada SP 2 2A   3.30   0.80 4.10 2.444
Skate Canada FS 2 2A   3.30   0.80 4.10 2.333
Skate Canada FS 6 2A   3.30   0.75 4.05 2.444
France de Patinage SP 2 2A   3.30   0.94 4.24 2.889
France de Patinage FS 1 2A   3.30   -1.65 1.65 -4.889
France de Patinage FS 6 2A   3.30   0.94 4.24 2.778

国際試合3試合で9本跳んで、3本もミスしています。ロシア選手権でもショートのダブルアクセルで転倒。フリーで2A-3Tのコンビネーションで転倒。ロシアカップファイナルではさすがにショートフリー共にダブルアクセルでの失敗はありませんでしたが、ちょっと考えられない状態です。ダブルアクセル以外でも、どの試合でも回転不足があり、昨シーズンまででは考えられなかったような状態に彼女が陥っていることが分かります。このあたりが世界選手権ではどこまで解消されてきているか。そのあたりが上位進出のカギになるでしょうか

 

 

 

各選手の演技、見どころは? と言われると、本来は最初から最後まで全部です、ということになるわけですが、ここではその中で得点に影響のある、今シーズン特色のある要素はそれぞれどの辺ですか? というのを中心に見てきました