サラエバーハート 24-25

2006年11月12日生まれ

シニア1シーズン目

シーズン獲得賞金:$16,000

世界ランキング:24位

シーズンランキング:5位

シーズンベストスコア 201.90(18位) ロンバルディア

ショートプログラムシーズンベスト 69.13 ロンバルディア

フリーシーズンベスト 132.96 クランベリーインターナショナル

スピンレベル4率 27/36 = 75.0%(国際大会:22/30 = 73.3%)

ステップレベル4率 2/12 = 16.7%(国際大会:0/10 = 0.0%)

スピンオールレベル4 0/6(国際大会:0/5)

スピンステップオールレベル4 0/6(国際大会:0/5)

ジャンプ回転不足率 0/60 = 0.0%(国際大会:0/50 = 0.0%)

ジャンプ回転不足なし 6/6(国際大会:5/5)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 0/6(国際大会:0/5)

 

○24-25シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS Date
CS Cranberry International 1 196.42 63.46 132.96 2024/8/10
CS Lombardia Trophy 2 201.90 69.13 132.77 2024/9/13
GP Grand Prix de France 5 196.94 66.95 129.99 2024/11/1
GP Finlandia Trophy 4 191.17 66.28 124.89 2024/11/15
NC US Championships 3 207.36 70.72 136.64 2025/1/23
4CC Four Continents 3 200.03 67.36 132.67 2025/2/21

昨シーズンはジュニアグランプリシリーズも1戦のみの出場。ISUベストスコアは168.69 全米選手権で4位入賞は驚きでしたが、国際舞台ではまだまだ無名といったところ。今期はシニアに上がって出る試合あるか、というくらいのところから始まります。

 

シーズン初戦はクランベリーインターナショナル。今期はチャレンジャーシリーズに格が上がっています。顔ぶれ見ると、ああ、レビト選手の勝ちね、というメンバーでした。昨季は161.11で6位だったこの試合。ショートプログラム、qが1つ付きましたが大きなミスなく滑って63.46のパーソナルベスト更新で3位につけます。フリーは2人残して登場、122.12以上でチャレンジャーシリーズの初表彰台に届きますが、ISUパーソナルベストは108.50しか持っていません。その状況で全要素プラス評価となるノーミスの滑り。フリー132.96と驚きの大幅パーソナルベスト更新。トータル196.42 このスコアで逆転優勝。チャレンジャーシリーズのタイトルを手に入れました。

チャレンジャーシリーズを連戦。9月に入ってロンバルディア杯にも登場。ここでショートプログラムはノーミスで全要素プラス評価。パーソナルベストをまた更新して69.13で3位に付けます。フリーもまたほぼミスのない演技で132.77 2戦連続の130点台。そしてトータルは201.90 初戦がフロックではないことを証明するばかりではなく、さらにスコアを上げて200点突破。世界チャンピオンの坂本花織選手を上回っての2位に入りました。

 

シーズン開幕当初は、実績がほぼありませんので、グランプリシリーズのエントリーはゼロでしたが、グランプリ開幕直前に5戦目のフィンランディア杯に追加エントリーが入ります。さらにシーズンが進むなかで、3戦目のフランスにエントリーが入ります。

シードのキムチェヨン選手、日本からは樋口新葉選手、三原舞依選手、住吉りをん選手、ヨーロッパチャンピオンの経験もあるグバノワ選手に、アメリカからアンバーグレン選手と実力者が揃った中に混ざりました。

ランキングも低く3番滑走。ここでもほぼノーミス。66.95を出して4位に付けます。首位はトリプルアクセル決めたアンバーグレン選手なので11.19差と遠いですが、3位は0.03差、2位でも3.95差と手が届くところにいます。一気にグランプリ表彰台チャンスにまで来ました。フリー、今回もほぼノーミス。ただ、このレベルになってくると、PCSがまだ出ないエバーハート選手としては、ジャンプのqが2つ付く、といったようなところが厳しくて、フリー129.99 トータル196.94 グランプリデビュー戦は5位となりました。

続いてフィンランディア杯へ。ここはシード選手がエントリー変更で消えていて、日本から吉田陽菜選手、松生理乃選手、三原舞依選手など、実績のある選手はいるものの、混戦が予想される試合となりました。ショートはまたも全要素プラス評価のノーミスで66.28 首位と1.59差の3位。非常に僅差の勝負になります。フリー、逆転優勝へ。今回も遠目にはミスのない演技。実際に大きなミスは無いのですが、試合を経るごとに、qが取られる数が徐々に増えていて、今回は4つ取られました。結局フリーは124.89 トータル191.17 チャンスのあった試合でしたが4位。グランプリの表彰台には届きませんでした。

 

年が明けて全米選手権へ。昨季は4位。今期はここまでのISUシーズンベストが3位。上位に入ればチャンピオンシップの切符が見えている立場です。ここでショートをスピンステップオールレベル4の全要素全ジャッジプラス評価。技術点は38.75を取って全体2位でしたがPCSでまだ上位と差があってショート70.72と70点台に乗せながらも4位スタートとなります。フリー、今回は珍しくはっきりしたミス、とはいえループでステップアウトが出た、というくらいで転倒はなくアンダーローテーションもなく、しっかり滑って136.64 トータル207.36 最終順位は3位。全米だと4位も表彰台にいるので、初表彰台と言いづらいのですが、最高位更新です。この結果、4大陸選手権の代表に。また、世界選手権も代表になるかと思われたのですが、ここは欠場したレビト選手が入ったことで補欠1に回りました。

 

今期はずっと好調を維持したままついにチャンピオンシップ、4大陸選手権へ。ここは日米韓決戦。テネル選手、アリサリウ選手といった実績十分の選手たちと共にアメリカ勢の一角を担い、樋口新葉選手、千葉百音選手、松生理乃選手といった日本勢、キムチェヨン選手、イ・ヘイン選手といった韓国勢や、ロシアからカザフスタンへ移籍してきたサモデルキナ選手といったところと戦います。

ショートは本当に安定しています。また出ました、全要素プラス評価。67.36 3位に付けます。まずはチャンピオンシップのスモールメダル獲得。ただ、4位と0.27差、7位まででも2.26差、このまま表彰台を確保するのは簡単ではありません。

フリーは2人残して登場。表彰台を確定させるには137.03が必要になりました。パーソナルベストは132.96 全米でも136.64までななか、それを超えるスコアが必要です。このフリーもまた今シーズンを象徴するように、ほぼミスなく滑ってきます。今シーズン3回目の132点台、フリー132.67 トータル200.03 2人残して2位。表彰台を確定させられなかったのですが、最終順位は3位に残りました。今シーズン始まる前は、ほぼ国際的には無名だった選手が、1シーズンでチャンピオンシップの表彰台にまでたどり着きました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
Cranberry International 196.42 106.88 89.54 65.00 8.64 22.02 11.22
Lombardia Trophy 201.90 107.36 94.54 65.00 7.61 22.57 12.18
Grand Prix de France 196.94 104.27 92.67 65.00 5.31 22.11 11.85
Finlandia Trophy 191.17 101.90 89.27 65.00 2.75 22.47 11.68
US Championships 207.36 111.23 96.13 65.33 8.77 22.76 14.37
Four Continents 200.03 105.48 94.55 65.00 6.26 22.81 11.41

昨季までのパーソナルベストが168.69だった選手です。今期は最低でも191.17 最高でナショナルの207.36 国際大会でも2度の200点台で201.90まで出しました。今期18位、ISU公認で15位のスコアです。

技術点は全試合100点超え。全米は111.23にまで達しました。一方でPCSはそこまでは伸びていません。ただ、シーズン序盤から徐々に水準が上がっていったようにも見えます。全米では8点平均の96点を超えました。他も7点台後半くらいまでは出してきています。

ジャンプの基礎点は65.00が5試合あります。ジャンプで基礎点を削られることが無かったことの現れです。出場した国際大会すべてでジャンプの基礎点満額取ったということで、こんな選手は他にいません。ジャンプの回転不足率0% 驚異的な安定感です。全米だけ逆に0.33高い65.33になっていますが、これは前半に入るはずだったシークエンスのダブルアクセルがステップアウトで入らずに後半にリカバリーしたことで、逆に基礎点上がった構図です。ミスしたので基礎点が上がったという、コンビネーションあるあるです。

ジャンプの加点の方が全試合プラスというのはなかなかいません。8点台まで出した試合もありました。

スピンは全試合22点台。これもこれで安定しているというのでしょうか。スピンのレベル4率は75.0%とまずまずでした。

ステップ系要素は11点台から12点台。全米だけ14点台あります。ステップのレベル4率は16.7% 全米ではレベル4が2つそろいましたが、国際大会5試合ではレベル4はゼロでした。ここは課題と言えるとともに、全米の甘さがこういうところに出ているなあ、と思ったりもしました。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
Cranberry International 63.95 64.56 73.32 57.10 50.34 58.17
Lombardia Trophy 65.96 64.56 71.21 59.31 55.05 62.29
Grand Prix de France 64.14 64.56 66.50 57.46 53.43 60.75
Finlandia Trophy 62.01 64.56 61.25 58.91 52.60 57.95
US Championships 67.97 64.91 73.59 60.08 65.78 63.60
Four Continents 65.28 64.56 68.44 60.28 51.27 62.30

トータルスコアは偏差値で見ると60台中盤あたりです。

ジャンプの基礎点は同じ点が並んだので偏差値でも同じで64.56が並びます。60台中盤の実力です。

加点の方は70台が多く出ました。今期は安定した基礎点に、さらに加点をちゃんとつけられるというところが躍進を支えました。

スピンは50台後半から60に乗せたあたりです。

ステップ系要素はレベル4を2つもらった全米は60台半ばまで出ましたが、他は50台前半のところにいます。

PCSは60前後出してきました。

 

サラエバーハート選手の要素別偏差値レーダーチャート24-25

レーダーチャートは右寄りです。全米という例外を外すと左下が明確に凹みます。

ジャンプの安定感がとにかく武器、という選手です。

 

●シーズン最高の基礎点構成

○全米選手権 ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3T+3T   8.40   1.38 9.78 3.333
2 2A   3.30   0.94 4.24 2.778
3 CCoSp4   3.50   0.95 4.45 2.778
4 3Lz   6.49 x 1.69 8.18 3.000
5 FSSp4   3.00   0.69 3.69 2.444
6 LSp4   2.70   0.42 3.12 1.778
7 StSq4   3.90   1.39 5.29 3.556
  TES   31.29   7.46 38.75  

ショートプログラムは31.29の基礎点が全米選手権でありました。ショートのコンビネーションはトーループトーループで冒頭に飛び、1.1倍にルッツが入ります。スピンステップオールレベル4で31.29です。他の国際大会も同じ構成でジャンプは基礎点が取れているのですが、スピンステップでレベルが取り切れず31.29は出せていません。

ショートの基礎点31点台は、上位とは少し差があります。スピンが9.20の組み合わせで最高は9.40まで出せるので、まずそこに差があるのですが、一番の差はやはりトーループ-トーループのコンビネーションです。これをフリップやルッツからつけられるようになると32点台の基礎点になっていきます。また、この31.29の基礎点も全米で出しましたが、国際大会では30点台の基礎点になります。スピンステップのレベルが取れないためです。スピンステップのレベルを取るところも課題となります。

 

○全米選手権 フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3Lz   5.90   2.11 8.01 3.556
2 2A+3T   7.50   1.14 8.64 2.667
3 3F! ! 5.30   0.23 5.53 0.444
4 3Lo   4.90   -1.96 2.94 -4.000
5 CCoSp3   3.00   0.86 3.86 2.778
6 StSq4   3.90   1.11 5.01 3.000
7 3Lo+2A+SEQ   9.02 x 0.91 9.93 1.889
8 3Lz+2T+2Lo   9.79 x 1.35 11.14 2.333
9 3S   4.73 x 0.98 5.71 2.333
10 FSSp4   3.00   0.64 3.64 2.222
11 ChSq1   3.00   1.07 4.07 2.111
12 FCCoSp4   3.50   0.50 4.00 1.333
  TES   63.54   8.94 72.48  

フリーは全米選手権で63.54の基礎点がありました。2回飛ぶジャンプはルッツとループ、セカンド3回転あり、シークエンスアクセルあり、ステップレベル4、スピン1つレベル3で63.54です。スピンレベル4 揃えられれば64.04の基礎点になります。高難度ジャンプ無しなら64点台のパーフェクト基礎点がある構成は十分高いです。この構成は3連続が本当は前半なものをリカバリーで後半にしたので、本来の構成ならスピンステップレベル4で63.71になる構成です。

エバーハート選手のフリーには3-3はありません。3-3は無くても、ダブルアクセルからでもセカンドに3回転を付けて、7トリプルを作れればこれだけの基礎点が出せます。なんなら、セカンド3回転無くても、1つ目のジャンプ7本を3回転にして、3連続でダブルアクセル2つ付ければ出せます。3-3はショートでは必須ですが、フリーは無くても何とかなります。

問題はここでもレベルです。レベルをしっかりそろえられれば63点台後半が出るのですが、国際大会では63.11が最高です。ジャンプは揃うのですがスピンステップのレベルが揃わない。次の課題はそこなのだろうと思います。

 

○平均GOE2.600以上

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
US Championships FS 1 3Lz   5.90   2.11 8.01 3.556
US Championships SP 7 StSq4   3.90   1.39 5.29 3.556
US Championships SP 1 3T+3T   8.40   1.38 9.78 3.333
Lombardia Trophy SP 6 LSp4   2.70   0.86 3.56 3.143
Four Continents SP 7 StSq3   3.30   0.99 4.29 3.111
Lombardia Trophy SP 2 2A   3.30   0.99 4.29 3.000
US Championships SP 4 3Lz   6.49 x 1.69 8.18 3.000
Lombardia Trophy SP 1 3T+3T   8.40   1.26 9.66 3.000
US Championships FS 6 StSq4   3.90   1.11 5.01 3.000
Lombardia Trophy SP 4 3Lz   6.49 x 1.65 8.14 2.857
Lombardia Trophy SP 5 FSSp4   3.00   0.84 3.84 2.857
Lombardia Trophy SP 7 StSq3   3.30   0.92 4.22 2.857
Cranberry International FS 1 3Lz   5.90   1.77 7.67 2.857
Cranberry International SP 6 LSp3   2.40   0.72 3.12 2.857
US Championships SP 2 2A   3.30   0.94 4.24 2.778
US Championships SP 3 CCoSp4   3.50   0.95 4.45 2.778
US Championships FS 5 CCoSp3   3.00   0.86 3.86 2.778
Cranberry International SP 7 StSq2   2.60   0.73 3.33 2.714
Finlandia Trophy SP 6 LSp4   2.70   0.73 3.43 2.667
US Championships FS 2 2A+3T   7.50   1.14 8.64 2.667

評価の高い要素は様々ありました。全米ではショート冒頭コンビネーション、フリー冒頭単独ルッツ、ショートラストのステップと高評価。ナショナル除くとレイバックスピンが1番上に来て、次にレベル3ですがステップが来て、さらにダブルアクセルなどジャンプが続きます。スピンステップはレベルが取り切れない部分はあるのですが、加点はしっかり取れています。

ロンバルディア杯で3T+3Tが+3.000という評価を受けました。これは3回転-3回転として今季7位タイ、3T+3Tとしては1位の高評価になります。

 

○セカンド3回転の要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Cranberry International SP 1 3T+3Tq q 8.40   -0.08 8.32 -0.286
Cranberry International FS 2 2A+3T   7.50   0.76 8.26 1.571
Lombardia Trophy SP 1 3T+3T   8.40   1.26 9.66 3.000
Lombardia Trophy FS 2 2A+3T   7.50   0.92 8.42 2.286
Grand Prix de France SP 1 3T+3T   8.40   1.08 9.48 2.556
Grand Prix de France FS 2 2A+3T   7.50   0.90 8.40 2.111
Finlandia Trophy SP 1 3T+3T   8.40   0.90 9.30 2.222
Finlandia Trophy FS 2 2A+3T   7.50   0.78 8.28 1.667
US Championships SP 1 3T+3T   8.40   1.38 9.78 3.333
US Championships FS 2 2A+3T   7.50   1.14 8.64 2.667
Four Continents SP 1 3T+3T   8.40   0.66 9.06 1.556
Four Continents FS 2 2A+3Tq q 7.50   -0.18 7.32 -0.333

サラエバーハート選手は、ショートではトーループ-トーループのコンビネーションを飛びます。今季6試合でGOEマイナスは初戦のみです。

フリーはダブルアクセルからセカンド3回転を入れています。6試合でGOEマイナスが最後の4大陸選手権でのみつきました。

コンビネーションジャンプの高い安定性は武器になっています。

 

○3連続ジャンプ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Cranberry International FS 8 3Lz+2T+2Lo   9.79 x 0.83 10.62 1.286
Lombardia Trophy FS 8 3Lz+2T+2Lo   9.79 x 0.71 10.50 1.286
Grand Prix de France FS 8 3Lz+2T+2Lo   9.79 x 0.34 10.13 0.556
Finlandia Trophy FS 8 3Lzq+2T+2Lo q 9.79 x -0.67 9.12 -1.222
US Championships FS 8 3Lz+2T+2Lo   9.79 x 1.35 11.14 2.333
Four Continents FS 8 3Lz+2T+2Lo   9.79 x 0.51 10.30 0.889

3連続ジャンプは1.1倍でルッツから2回転2つでループ入りを飛びます。

6試合で1つqがついてGOEマイナス、あとの5試合はプラス評価の成功ジャンプでした。ここでも高い安定性を見せています。3連続を後半に飛ぶと、後ろに付けるのが2回転2つタイプの場合でも、結構多くの選手が回転不足を取られるのですが、エバーハート選手はそれがありませんでした。

 

○単独のルッツジャンプ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Cranberry International SP 4 3Lz   6.49 x 1.06 7.55 1.857
Cranberry International FS 1 3Lz   5.90   1.77 7.67 2.857
Lombardia Trophy SP 4 3Lz   6.49 x 1.65 8.14 2.857
Lombardia Trophy FS 1 3Lz   5.90   1.53 7.43 2.571
Grand Prix de France SP 4 3Lz   6.49 x 1.35 7.84 2.222
Grand Prix de France FS 1 3Lz   5.90   0.93 6.83 1.667
Finlandia Trophy SP 4 3Lz   6.49 x 1.35 7.84 2.333
Finlandia Trophy FS 1 3Lz   5.90   1.43 7.33 2.444
US Championships SP 4 3Lz   6.49 x 1.69 8.18 3.000
US Championships FS 1 3Lz   5.90   2.11 8.01 3.556
Four Continents SP 4 3Lz   6.49 x 1.52 8.01 2.556
Four Continents FS 1 3Lz   5.90   1.43 7.33 2.333

ルッツジャンプはショートフリーで合計3回、単独では1回づつ飛びます。ショートでは1.1倍のところに入れています。

今季6試合、すべての単独ルッツはGOEプラスの成功ジャンプでした。成功率100% ほとんどの場合平均GOEが+2以上付いています。この安定感は強いです。コンビネーションでも6回のうち1度だけqが付いてGOEマイナスになっただけですので、ルッツの成功率は極めて高かったです。

 

○今期マークがついた要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Cranberry International SP 1 3T+3Tq q 8.40   -0.08 8.32 -0.286
Lombardia Trophy FS 3 3F! ! 5.30   -0.11 5.19 -0.143
Lombardia Trophy FS 7 3Loq q 5.39 x -0.59 4.80 -1.286
Grand Prix de France FS 3 3F! ! 5.30   0.00 5.30 -0.111
Grand Prix de France FS 7 3Loq q 5.39 x -0.49 4.90 -1.000
Grand Prix de France FS 9 3Sq q 4.73 x -0.37 4.36 -0.889
Finlandia Trophy FS 3 3Fq q 5.30   -0.76 4.54 -1.444
Finlandia Trophy FS 7 3Loq q 5.39 x -0.42 4.97 -0.889
Finlandia Trophy FS 8 3Lzq+2T+2Lo q 9.79 x -0.67 9.12 -1.222
Finlandia Trophy FS 9 3Sq q 4.73 x -1.29 3.44 -2.889
US Championships FS 3 3F! ! 5.30   0.23 5.53 0.444
Four Continents FS 2 2A+3Tq q 7.50   -0.18 7.32 -0.333
Four Continents FS 3 3Fq q 5.30   -0.76 4.54 -1.333

今期、サラエバーハート選手は、qや!が付いた要素は各試合で出てきていましたが、アンダーローテーションやダウングレードは6試合で60回飛んだジャンプ要素の中で1つもありませんでした。抜け2回転、抜け1回転もありません。また、スピンステップやつなぎの部分含め、転倒も1つもありません。驚くべき安定感をこの1シーズン通じて見せていました。

 

昨シーズンまではほぼ無名だったサラエバーハート選手。今期シニアに上がって一躍大ブレイク、4大陸選手権の表彰台にまで立ってしまいました。ジャンプの驚異的な安定感が武器。ここにスピンステップでレベルを取って、PCSが伸びてくれば210点が安定して見えてきます。そこまで来ると、オリンピックの代表はもちろん、表彰台争いにも名前が挙がってきます。ジャンプの安定感を保ったまま、他の要素のスコアを上げていくことができるかどうか? シニア2シーズン目、勝負のシーズンになっていきそうです。