ロンバルディア杯 アリサリュウ圧勝

昨シーズン壊滅したチャレンジャーシリーズでしたが、今シーズンはシリーズとして始まりました。初戦はイタリアベルガモでのロンバルディア杯。普通のシーズンであれば、当然日本からの派遣もあるのですが、今シーズンはコロナやコロナやコロナで、ということだと思いますが、なしでした。

 

○女子シングル 上位12人まで

Pl Name Nation Total SP FS
1 Alysa LIU USA 219.24 74.31 144.93
2 Ekaterina KURAKOVA POL 187.65 61.51 126.14
3 Audrey SHIN USA 172.46 58.80 113.66
4 Alexia PAGANINI SUI 171.48 62.14 109.34
5 Lara Naki GUTMANN ITA 166.98 48.65 118.33
6 Yasmine Kimiko YAMADA SUI 165.39 58.89 106.50
7 Lindsay VAN ZUNDERT NED 163.36 57.90 105.46
8 Sophia SCHALLER AUT 159.08 52.45 106.63
9 Regina SCHERMANN HUN 157.66 54.04 103.62
10 Lea SERNA FRA 156.66 51.36 105.30
11 Eva-Lotta KIIBUS EST 155.52 50.78 104.74
12 Kristina SHKULETA-GROMOVA EST 147.13 53.58 93.55

今シーズンシニアデビューのアリサリュウ選手が、早くも今シーズン国際試合2試合目。そして、この2戦目も圧勝しました。ショートフリー共に2位以下に影も踏ませぬ圧勝です。

ショートはトリプルアクセル封印で全要素全ジャッジプラス評価の74.31でパーソナルベスト。フリーはトリプルアクセルこそ回転不足でしたが初めて140点台に乗せての144.93のパーソナルベストでした。

実はこれまでの国際大会ではすべて200点台一桁のスコアだったアリサリュウ選手。今回初めて219.24と220点に迫るスコアを出してきました。このスコアだとまだ全然ロシア勢には届かない、というのが現実ではありますが、まずは9月時点で大技基礎点無しでここまで持ってきた、という段階です。トリプルアクセル、さらには四回転が今の時点で成功出来ていないのは心配ではありますが、それがはまれば230点240点が見えるベースが完成しています。

2位にはポーランドのクラコワ選手。2シーズン前に200点を出したことのあるロシア系の選手です。クラコワ選手は当然オリンピックを目指す選手ですが、3月の世界選手権ではショート落ちの32位でした。その結果、ポーランドはオリンピック枠をまだ持っていません。彼女にとって今シーズン一番大事な試合、オリンピック枠を掛けた最後の戦い、ネーベルホルン杯を2週間後に控えています。その調整段階としてこのスコアが出せていることは好材料です。

4位のパガニーニ選手は190点台のパーソナルベストを持っていますが今大会では171.48に終わっています。パガニーニ選手も3月の世界選手権ではショート落ちの25位。スイスもオリンピック枠をまだ獲得できておらず、2週間後のネーベルホルン杯にエントリー。順当にいけば残り6枠の中に入る選手ですが、これくらいのスコアだとまだ不安感はあります。

 

○アリサリュウ選手のショートプログラム構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores  
1 2A   3.30   1.06 4.36 3.143
2 3F   5.30   1.38 6.68 2.714
3 FCSp4   3.20   0.90 4.10 2.714
4 3Lz+3T   11.11 x 1.53 12.64 2.571
5 CCoSp4   3.50   1.26 4.76 3.429
6 StSq4   3.90   1.40 5.30 3.571
7 LSp3   2.40   0.91 3.31 3.857
  TES   32.71   8.44 41.15  

ショートプログラムではトリプルアクセル投入無し。後半にルッツからの3-3でトリプルアクセル無しでこれ以上にするにはルッツループしかない、という構成です。ただし、レイバックスピンがレベル3になっているので、基礎点としての取りこぼしはあります。

GOEは2~3台。+4台に乗っている要素はありません。この辺はロシア勢のトップとは少し差があるでしょうか。

 

○アリサリュウ選手のフリー構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores  
1 3A< 6.40   -0.77 5.63 -1.286
2 3Lz   5.90   1.18 7.08 2.143
3 3Lo   4.90   1.18 6.08 2.429
4 2A+1Eu+3S   8.10   1.12 9.22 2.571
5 FCCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
6 StSq4   3.90   1.33 5.23 3.429
7 3Lz+3T< 10.19 x -0.71 9.48 -1.286
8 3F+2T   7.26 x 1.06 8.32 2.000
9 3F   5.83 x 1.48 7.31 2.714
10 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.286
11 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
12 LSp4   2.70   1.08 3.78 4.000
  TES   65.18   10.55 75.73  

フリーの構成は8月のクランベリーカップと同じでした。クランベリーカップではトリプルアクセルがダウングレードの転倒でしたが、今回は回転不足の着氷というところまで来ていてスコア的にはダブルアクセルで獲得可能な点を超えています。また、後半の-3は回転不足が出ました、ここはクランベリーカップの時はqマークでぎりぎり。一つポイントになってくる要素なようです。

そして、二つ目の要素にトリプルルッツがいるのは、本当は四回転ルッツをここで入れたい、という意志の表れかと思われますが、まだそれが実行出来ていません、そのあたりが全部そろってくると、技術点90点超え、となってきてロシア勢との勝負になってきます。

 

アリサリュウ選手は次戦はネーベルホルン杯にエントリーしています。アメリカは3枠目をネーベルホルン杯で確保することが必要です。そこにアリサリュウ選手は自分で出向いて取りに行きます。当日のケガ、以外には枠を確保できない、という要素は全く見当たりません。

 

○男子シングル 上位12位まで

Pl Name Nation Total SP FS
1 Daniel GRASSL ITA 247.80 74.26 173.54
2 Adam SIAO HIM FA FRA 237.39 80.54 156.85
3 Morisi KVITELASHVILI GEO 236.18 76.52 159.66
4 Vladimir LITVINTSEV AZE 218.80 80.83 137.97
5 Tomoki HIWATASHI USA 213.11 66.69 146.42
6 Romain PONSART FRA 204.39 78.23 126.16
7 Arlet LEVANDI EST 198.67 63.67 135.00
8 Aleksandr SELEVKO EST 197.71 68.78 128.93
9 Davide LEWTON BRAIN MON 193.02 67.36 125.66
10 Konstantin MILYUKOV BLR 192.41 65.08 127.33
11 Adrien TESSON FRA 190.12 63.07 127.05
12 Nikita STAROSTIN GER 187.74 69.02 118.72

男子は地元イタリアのグラスル選手が優勝。ショートは四回転が回転不足の上に転倒となって、え? というスコアでしたが、フリーは4回転3本をq二つはありながらもなんとか着氷して逆転優勝となりました。

2位にはフランスのアダムシャオイムファ選手が入っています。フランスはオリンピック枠2枠目のチャンスをネーベルホルン杯に残していて、このアダムシャオイムファ選手がエントリーしています。

3位のクビテラシビリ選手はオリンピック枠は確保済み。今回はフリーで4回転3本を着氷しています。

 

次週はUSインターナショナルがありますが、今シーズンはチャレンジャーシリーズから外れました。次週のチャレンジャーシリーズはオータムクラシックです。男子は、ナムニューエン選手などカナダの選手しか、まだエントリーが確認できていません。女子ではユヨン選手、カレンチェン選手また、カナダのガブリエルデールマン選手がエントリーしています。

また、ペアに日本から三浦璃来/木原龍一ペアもエントリーしています。

 

Tリーグ開幕前に女子のレーティングを見てみる

卓球Tリーグの21-22シーズンが9月9日に開幕します。卓球は今回の東京オリンピックで日本として盛り上がった度はかなり上位だった競技かと思います。そのオリンピック閉幕から1か月。タイミング的にはなかなかいいところでの開幕です。

 

Tリーグは2018年スタートで今年で4シーズン目になります。

ここ2シーズンはコロナに振り回されて、ファイナルが中止になったり、無観客開催を余儀なくされたり、苦労してきましたが、コロナはまだ落ち着かないまま、緊急事態宣言下の開幕となります。

 

今回は、そんなTリーグのこれまで3シーズンのそれぞれの試合結果から、選手のレーティングを見てみます。手元でデータがしっかり並べられたのがまだ女子だけなので、今回は女子だけになります

レーティングって何?? みたいなのは最下部を参照してください

 

Tリーグ20-21シーズン終わりの女子レーティング参加実績のある選手すべて拾っているのでなかなか見づらいですね。

なんとなくわかるのは、ほとんどの選手が1400~1700の間に収まる、ということです。あんまり負け続けるとメンバーから外れてしまう、という側面はあるので、下が少ないのはそれはそうだろうというところなのですが、上も、勝ち続けてもそれほど上がっていかず、1700程度が精いっぱいといったところになっています。

このレーティングは300ポイント差があると、強い側が次のゲームを取る確率が84.9%あるとされます。100ポイント差で64.0% ゲームを取る確率なので、3ゲームマッチの場合は勝率としては100ポイント差で75%が強い方が勝つ、という計算になります。200ポイント差で勝率はだいたい90% 300ポイント差付くと98%という絶対的な勝率になってきます。勝敗だけで付けるレーティングよりも、小さなレーティング差で推定勝率は高くなります。

 

Tリーグ20-21シーズン終わりの女子レーティング 1550以上

 

昨シーズンの終わりの時点でレーティングが1550以上の選手だけ拾って推移を見てみます。

ゲームカウントでレートを動かしているので、相手が弱いと試合に勝っているのにレートが下がるということもありますし、弱い選手が強い選手に3-0や3-1で勝つと一気にレートが上がります。

レートが高い位置にずっといるのは石川佳純選手と早田ひな選手の二人。早田選手は18-19シーズンは全勝したこともあり高いレートにありましたが、19-20シーズンに一旦レートを下げたものの20-21シーズンにレートを上げて1700に近いところまでもっていきました。

オリンピックの代表になっていた平野美宇選手は、Tリーグでは意外と結果が出せておらず、20-21シーズンが終わった時点が一番レートが高く、それでも1622しかなく、この時点で全体5番目です。平野選手より上にいる日本人選手がもう一人いて、世界選手権でベスト8経験のある加藤美優選手。ワールドツアーではあまり成績が上がっていないので、平野選手とはポイント差があり、オリンピックレースでも終盤までは残れず脱落してしまっていましたが、Tリーグでは強いです。

日本勢は石川/早田の二選手がトップにいて、加藤選手と平野選手がその次の領域、その下にこの先期待されている若手として、17歳になった木原美悠選手や19歳になった長﨑美柚選手がいます。

海外勢では38歳大ベテラン、リオデジャネイロオリンピック団体戦伊藤美誠選手を打ち破ったハンイン選手が3シーズン継続してTリーグ参戦していて、20-21シーズン終わりはレーティング1675と石川佳純選手に次ぐ2番目にいます。また、ロンドンオリンピック銅メダリストであるシンガポールのフォン ティエンウェイ選手も3シーズン継続して参戦していて、20-21シーズン終わりのレーティングは1596 全体の6番目になります。

 

○20-21シーズン終了時のレーティング1550以上の選手

選手名 20-21シーズン終了時レーティング
石川 佳純 1705
ハン イン 1675
早田 ひな 1664
加藤 美優 1647
平野 美宇 1622
フォン ティエンウェイ 1596
木原 美悠 1583
エン シュエジャオ 1567
木村 香純 1562
長﨑 美柚 1559

 

世界での実績・評価と、国内での戦いで勝てるかどうかはまた別の話。というあたりは伊藤美誠選手が20年21年と全日本選手権では勝てていない、というあたりからもよくわかるところですが、世界でのランキング・実績とはまた別のものがTリーグでは見られるはずです。

 

 

○レーティングの説明

レーティングは、イロレーティングという手法で作ったものです。難しいことはわからんよ、という方は、平均が1500になり、数字が大きいほど強い指標、と思っておけばいいです。

分かる人向けにもう少し中身を説明すると、係数は16で設定。試合ごとにレートは更新です。1日に2試合ある場合、2試合目は1試合目のレーティング反映後のレートを用いています。試合結果は勝ち負けだけの判定ではなく、ゲームカウントを反映させています。

そういった形で計算させました。

イロレーティングとは? みたいなことはwikipediaなどでご確認下さい

 

 

 

8月31日付 女子シングル 21-22シーズン国内スコアランキング

前回の続きで今回は女子シングル編になります

 

○シニア女子シングル 上位8人

  Name 所属 Total SP FS Event
1 坂本花織 シスメックス 217.24 73.74 143.50 げんさんサマーカップ
2 松生理乃 中京大中京高校 207.48 69.70 137.78 みなとアクルス
3 吉田陽菜 木下アカデミー 197.16 64.34 132.82 木下トロフィー争奪
4 宮原知子 木下グループ 196.28 61.54 134.74 げんさんサマーカップ
5 三原舞依 シスメックス 194.75 61.83 132.92 げんさんサマーカップ
6 樋口新葉 明治大学ノエビア 193.41 62.40 131.01 げんさんサマーカップ
7 山下真瑚 中京大学 186.98 58.90 128.08 げんさんサマーカップ
8 河辺愛菜 木下アカデミー 184.06 64.73 119.33 げんさんサマーカップ

トップスコアは坂本花織選手の217.24 なかなか紀平梨花選手以外でこのスコアを出すのは最近では難しく、順当にいけばオリンピック当確なんだろうな、という位置に立っています。

今シーズンからシニア本格参戦の松生理乃選手が2番手で207.48まで出しています。

3番手の吉田陽菜選手は今シーズンはジュニアと聞いていますが、ローカル大会とは言えシニアカテゴリーでこれだけのスコアを出してきました。

宮原知子選手が4番目。5番手以下の選手にも言えることですが、オリンピックを狙うには200点は最低必要でしょうし、まだこの先4カ月の闘いでスコアはきっとそれぞれ上がっていくのだろうと思います。

 

○シニア女子シングル ショートプログラム 上位8人

  Name 所属 TSS TES PCS Event
1 樋口新葉 明治大学ノエビア 74.02 41.04 32.98 東京夏季フィギュア
2 坂本花織 シスメックス 73.74 39.64 34.10 げんさんサマーカップ
3 松生理乃 中京大中京高校 70.27 38.62 31.65 げんさんサマーカップ
4 河辺愛菜 木下アカデミー 64.73 35.28 29.45 げんさんサマーカップ
5 吉田陽菜 木下アカデミー 64.34 36.74 27.60 木下トロフィー争奪
6 松原星 明治大学 64.06 37.04 27.02 東京夏季フィギュア
7 青木祐奈 日本大学 63.47 36.27 27.20 東京夏季フィギュア
8 横井ゆは菜 中京大学 62.12 33.66 28.46 みなとアクルス

ショートプログラムのトップスコアは樋口新葉選手。ショートのみの試合で好スコアを出しました。技術点は41点に乗せています。

坂本選手の73.74は本人比では普通でしょうか。3番目に松生理乃選手が70点に乗せてきています。

松原星選手、青木祐奈選手といったあたりもショートではグランプリ経験組の上に来るようなスコアを出してきています。

 

○シニア女子シングル フリー 上位8人

  Name 所属 TSS TES PCS Event
1 坂本花織 シスメックス 143.50 74.79 68.71 げんさんサマーカップ
2 松生理乃 中京大中京高校 137.78 73.04 65.74 みなとアクルス
3 宮原知子 木下グループ 134.74 66.43 68.31 げんさんサマーカップ
4 三原舞依 シスメックス 132.92 71.32 61.60 げんさんサマーカップ
5 吉田陽菜 木下アカデミー 132.82 76.15 56.67 木下トロフィー争奪
6 樋口新葉 明治大学ノエビア 131.01 68.60 62.41 げんさんサマーカップ
7 山下真瑚 中京大学 128.08 67.97 60.11 げんさんサマーカップ
8 横井ゆは菜 中京大学 119.70 63.18 56.52 げんさんサマーカップ

フリーでは坂本花織選手がトップ。140点越えはただ一人です。

130点台に6人。松生選手が技術点73点まで伸ばして130点台後半のスコアを早くも出しています。

宮原選手が3番手。過去の実績と比べればそれほど高いスコアでもないですが、シーズン序盤としてはまずまずなんでしょうか。

驚きは5番目の吉田陽菜選手。今シーズンはジュニアカテゴリーで滑り世界ジュニアを目指すコースが基本線かと思われますが、シニアで滑ったこの試合では技術点76.15をマーク。現段階で全選手中トップの技術点です。

 

○ジュニア女子シングル 上位8人

  Name 所属 Total SP FS Event
1 柴山歩 木下アカデミー 176.23 61.10 115.13 西日本中小学生競技会
2 住吉りをん 駒場学園高校 172.35 59.92 112.43 げんさんサマーカップ
3 櫛田育良 木下アカデミー 170.89 58.27 112.62 西日本中小学生競技会
4 吉田陽菜 中京大中京高校 165.95 41.14 124.81 みなとアクルス
5 島田麻央 木下アカデミー 162.76 56.10 106.66 げんさんサマーカップ
6 中井亜美 MFFSA 161.87 54.78 107.09 げんさんサマーカップ
7 大門桜子 木下アカデミー 155.02 57.09 97.93 げんさんサマーカップ
8 横井きな結 中京大中京高校 154.39 56.48 97.91 みなとアクルス

ジュニアのトップスコアは今シーズンからジュニアに上がってきた柴山歩選手。170点台後半まで出しています。吉田陽菜選手は4番目ですが、シニアの試合で190点台出してますので、実質的にはトップスコアを持っていると言ってよいかと思います。

本来ノービスの島田麻央選手が5番目。昨シーズンはノービスからの推薦出場で全日本ジュニアの表彰台に乗っていますが、今シーズンはどうでしょう?

本来はここに名前が出てくるような選手は、今の時期はジュニアグランプリシリーズに出ていてほしいのですが…、コロナが恨めしいです。

 

○ジュニア女子シングル ショートプログラム 上位8人

  Name 所属 TSS TES PCS Event
1 住吉りをん 駒場学園高校 63.12 36.50 26.62 東京夏季フィギュア
2 柴山歩 木下アカデミー 61.10 36.22 24.88 西日本中小学生競技会
3 櫛田育良 木下アカデミー 58.27 35.01 23.26 西日本中小学生競技会
4 中井亜美 MFアカデミー 57.20 35.98 21.22 東京夏季フィギュア
5 大門桜子 木下アカデミー 57.09 33.94 23.15 げんさんサマーカップ
6 横井きな結 中京大中京高校 56.48 31.63 24.85 みなとアクルス
7 島田麻央 木下アカデミー 56.10 34.20 21.90 げんさんサマーカップ
8 江川マリア パピオフィギュアクラブ 51.93 29.29 22.64 飯塚アイスパレス杯

ショートプログラムのトップスコアは住吉りをん選手。技術点、演技構成点ともにジュニアのトップスコアとなっています。2位の柴山歩選手から5位の大門桜子選手までは順番が入れ替わりますが昨シーズンの全日本ノービスAの2位から5位と同じです。

 

○ジュニア女子シングル フリー 上位8人

  Name 所属 TSS TES PCS Event
1 住吉りをん 駒場学園高校 63.12 36.50 26.62 東京夏季フィギュア
2 柴山歩 木下アカデミー 61.10 36.22 24.88 西日本中小学生競技会
3 櫛田育良 木下アカデミー 58.27 35.01 23.26 西日本中小学生競技会
4 中井亜美 MFアカデミー 57.20 35.98 21.22 東京夏季フィギュア
5 大門桜子 木下アカデミー 57.09 33.94 23.15 げんさんサマーカップ
6 横井きな結 中京大中京高校 56.48 31.63 24.85 みなとアクルス
7 島田麻央 木下アカデミー 56.10 34.20 21.90 げんさんサマーカップ
8 江川マリア パピオフィギュアクラブ 51.93 29.29 22.64 飯塚アイスパレス杯

フリーは吉田陽菜選手がトップ。技術点は70点に迫ります。120点を超えたのは吉田陽菜選手一人だけです。

100点を超えているのは全体で7人。このあたりまでは全日本ジュニアで上位争いをし、全日本の出場枠を目指す選手でしょうか。

 

○ノービスA女子シングル 上位8人

  Name 所属 Total Event
1 島田麻央 木下アカデミー 105.62 西日本中小学生競技会
2 和田薫 名古屋市大須小学校 100.76 みなとアクルス
3 村上遥奈 木下アカデミー 95.11 西日本中小学生競技会
4 上園恋奈 グランプリ東海クラブ 85.45 西日本中小学生競技会
5 山田恵 パピオフィギュアクラブ 73.99 飯塚アイスパレス杯
6 森田愛華 グランプリ東海クラブ 67.49 西日本中小学生競技会
7 武田沙弓 香川フィギュアC 67.30 飯塚アイスパレス杯
8 政野梨花 京都宇治FSC 66.62 西日本中小学生競技会

ノービスAは当たり前のように島田麻央選手がトップスコア。105.62は従来の常識で言えばかなり高いスコアなのですが、島田麻央選手基準ではもはや平凡なスコアだったりします。

2位の和田薫子選手も100点に乗せてきました。昨シーズンは全日本ノービスAで6位。2~5位がジュニアに上がっているので、昨シーズンの序列通り2番手につけている、という位置です。

4位の上園恋奈選手は昨シーズンは全日本ノービスBで2位。今シーズンからAに上がった選手の中ではトップスコアを出しています。

上位8人、すべて中京以西の西日本勢で東日本勢の名前が見られません。関東圏でのノービスの試合がすべてなくなってしまったという影響もあるのかと思いますが、少し心配な構図だったりします。

 

○ノービスB女子シングル 上位8人

  Name 所属 Total Event
1 金沢純禾 木下アカデミー 74.93 西日本中小学生競技会
2 川勝玲奈 京都宇治FSC 67.13 西日本中小学生競技会
3 河野莉々愛 岡山SC 66.79 西日本中小学生競技会
4 加生乙夏 大分ゴールドFSC 59.65 飯塚アイスパレス杯
5 星碧波 春日井市立上条小学校 57.88 みなとアクルス
6 吉田菫 倉敷FSC 57.34 西日本中小学生競技会
7 鈴木華乃 木下アカデミー 57.13 西日本中小学生競技会
8 森岡 豊田市立若園小学校 55.59 みなとアクルス

ノービスBもトップスコアは木下アカデミーから金沢純禾選手。今シーズンからノービスBに上がってきた9歳小学校4年生の選手です。昨年の全日本ノービスBの優勝スコア71.60をすでに上回ってきていますがこのまま順調に成長していくでしょうか?

昨シーズン全日本ノービスB優勝の鈴木華乃選手は57.13で7番手です。

ノービスBもいまのところすべて西日本勢で上位を占めています。

 

 

8月31日付 21-22シーズン 男子シングル国内スコアランキング

8月31日付 21-22シーズン国内スコアランキング

 

8月のローカル大会が終わった時点での今シーズンのスコアランキングを見てみます。

今回は男子シングルです

 

○シニア男子シングル 上位8人

  Name 所属 Total SP FS Event
1 佐藤駿 フジ・コーポレーション 233.91 74.31 159.60 関東サマートロフィー
2 友野一希 セントラルスポーツ 229.49 88.99 140.50 げんさんサマーカップ
3 鍵山優真 星槎国際横浜 222.55 72.41 150.14 げんさんサマーカップ
4 三宅星南 関西大学 215.05 77.66 137.39 げんさんサマーカップ
5 森口澄士 木下アカデミー 203.64 71.70 131.94 木下トロフィー争奪
6 本田ルーカス剛史 木下アカデミー 203.12 65.95 137.17 木下トロフィー争奪
7 須本光希 関西大学 193.46 65.74 127.72 飯塚アイスパレス杯
8 杉山匠海 岡山大学 179.86 53.20 126.66 げんさんサマーカップ

トップスコアは佐藤駿選手。233.91というスコアはそれほど目立ったものでもないです。

昨シーズン世界選手権で表彰台に乗った鍵山優真選手は3位。まだまだスコアを気にする時期ではないとはいえ、いつでも盤石に280点以上を出せるというわけではない、ということであって、ほかの選手にもオリンピックチャンスはある、というのも見えます。

スコア2位の友野一希選手も含め、やはり上位はグランプリ組。今シーズン急成長で上位を伺う、といった顔はありません。昨シーズン後半元気がなかった山本草太選手とか、今シーズンはグランプリ枠が回ってこなかった拠点が海外の島田高志郎選手とか、そのあたりは試合出場がなく、まだ動向が見えません。

 

○シニア男子シングル ショートプログラム 上位8人

  Name 所属 TSS TES PCS Event
1 友野一希 セントラルスポーツ 88.99 50.67 38.32 げんさんサマーカップ
2 三宅星南 関西大学 77.66 41.46 36.20 げんさんサマーカップ
3 佐藤駿 フジ・コーポレーション 74.31 39.15 36.16 関東サマートロフィー
4 鍵山優真 星槎国際横浜 72.41 33.59 39.82 げんさんサマーカップ
5 森口澄士 木下アカデミー 71.70 38.45 33.25 木下トロフィー争奪
6 本田ルーカス剛史 木下アカデミー 70.89 38.07 33.82 げんさんサマーカップ
7 櫛田一樹 関西学院大学 70.60 41.21 30.39 げんさんサマーカップ
8 須本光希 関西大学 65.74 31.79 33.95 飯塚アイスパレス杯

ショートプログラムだけを取ると友野一希選手がトップ。80点台が友野選手しかいません。佐藤駿選手、鍵山優真選手、まだいい形のショートを今シーズン見せてもらえていません。スコア2位は今シーズンから本格的にシニアに上がる形の三宅星南選手となっています。

 

○シニア男子シングル フリー 上位8人

  Name 所属 TSS TES PCS Event
1 佐藤駿 フジ・コーポレーション 159.60 85.60 75.00 関東サマートロフィー
2 友野一希 セントラルスポーツ 151.48 78.78 73.70 全大阪Ⅱ選手権
3 鍵山優真 星槎国際横浜 150.14 70.76 79.38 げんさんサマーカップ
4 三宅星南 関西大学 137.39 64.75 72.64 げんさんサマーカップ
5 本田ルーカス剛史 木下アカデミー 137.17 67.85 70.32 木下トロフィー争奪
6 森口澄士 木下アカデミー 131.94 66.10 65.84 木下トロフィー争奪
7 須本光希 関西大学 127.72 55.12 73.60 飯塚アイスパレス杯
8 杉山匠海 岡山大学 126.66 68.52 58.14 げんさんサマーカップ

フリーのトップは佐藤駿選手。ただ、まだ160点に届いていないスコアですしそれほどいいスコアでもないです。友野選手が2番目ですがPCSで佐藤駿選手に負けてしまっているのは少し気になるところ。鍵山選手はフリーもそれほどのスコアがまだ出せていません。

 

○ジュニア男子シングル 上位8人

  Name 所属 Total SP FS Event
1 三浦佳生 目黒日本大学高等学校 204.28 71.22 133.06 げんさんサマーカップ
2 壷井達也 神戸大学 190.63 71.89 118.74 みなとアクルス
3 吉岡希 西宮甲英高等学院 176.66 69.13 107.53 げんさんサマーカップ
4 田内誠悟 名東FSC 169.23 60.73 108.50 げんさんサマーカップ
5 朝賀俊太朗 木下アカデミー 158.55 52.64 105.91 木下トロフィー争奪
6 森本涼雅 木下アカデミー 150.43 49.68 100.75 西日本中小学生競技会
7 三島舞明 名古屋FSC 144.86 48.18 96.68 西日本中小学生競技会
8 誉田知己 愛知みずほ大瑞穂高 142.61 47.13 95.48 げんさんサマーカップ

ジュニアのトップは三浦佳生選手。スコア的には200点に乗った程度でやはりあまり伸びていません。2番目に壺井達也選手がいますが、本来シニアだと思うのですが、ジュニアで今シーズン滑るんでしょうか???

 

○ジュニア男子シングル ショートプログラム 上位8人

  Name 所属 TSS TES PCS Event
1 壷井達也 神戸大学 71.89 40.13 31.76 みなとアクルス
2 三浦佳生 目黒日本大学高等学校 71.22 37.21 34.01 げんさんサマーカップ
3 吉岡希 西宮甲英高等学院 69.13 38.06 31.07 げんさんサマーカップ
4 田内誠悟 名東FSC 61.42 34.50 26.92 西日本中小学生競技会
5 垣内珀琉 ひょうご西宮FSC 58.58 31.00 27.58 げんさんサマーカップ
6 片伊勢武 神戸クラブ 57.95 28.19 31.76 げんさんサマーカップ
7 松岡隼矢 沖学園 56.18 29.18 27.00 飯塚アイスパレス杯
8 三島舞明 名古屋市立冨士中学校 55.15 30.49 24.66 みなとアクルス

 ショートプログラムだけで見ると壺井達也選手がトップ。ケガに泣かされている選手ですが、すでに大学1年生。ジュニアで滑る権利はあるものの、今シーズンはジュニアカテゴリーで戦うようです。 確かにグランプリシリーズの枠も持ってないですし、今シーズンは世界ジュニアを目指す、というのが一番豊富に大会に出られるコースかもしれません。

 

○ジュニア男子シングル フリー 上位8人

  Name 所属 TSS TES PCS Event
1 三浦佳生 目黒日本大学高等学校 133.06 67.30 66.76 げんさんサマーカップ
2 壷井達也 神戸大学 118.74 58.58 61.16 みなとアクルス
3 朝賀俊太朗 木下アカデミー 116.89 62.01 55.88 げんさんサマーカップ
4 田内誠悟 名東FSC 108.50 54.36 54.14 げんさんサマーカップ
5 吉岡希 西宮甲英高等学院 107.53 55.99 51.54 げんさんサマーカップ
6 森本涼雅 木下アカデミー 100.75 51.09 49.66 西日本中小学生競技会
7 三島舞明 名古屋FSC 96.68 46.02 52.66 西日本中小学生競技会
8 誉田知己 愛知みずほ大瑞穂高 95.48 47.22 48.26 げんさんサマーカップ

フリーは三浦佳生選手がトップ。133.06は少し寂しいですが、その下が120点にも届かないのはもっと寂しいです。地方選手権からはもう少しレベルが上がって来るでしょうか?

○ノービスA男子シングル 上位8人 

  Name 所属 Total Event
1 高橋星名 京都宇治FSC 98.70 西日本中小学生競技会
2 武田結仁 アイビスSC 83.31 MGCアイスアリーナトロフィー
3 神谷帆鷹 西春小学校 81.52 みなとアクルス
4 向野慶 神戸ポートアイランドクラブ 79.74 西日本中小学生競技会
5 芳岡優希 木下アカデミー 75.55 西日本中小学生競技会
6 小河原泉 倉敷FSC 75.15 西日本中小学生競技会
7 馬場清輝 岡山SC 74.95 飯塚アイスパレス杯
8 佐藤和那 邦和SC 74.81 西日本中小学生競技会

ノービスAトップは高橋星名選手。昨シーズンは全日本ノービスBで5位だった選手。一気にスコアを伸ばして来ました。昨シーズンの全日本ノービスAの優勝スコアは90.73 それをはるかに上回るスコアを出しています。

○ノービスB男子シングル 上位8人

  Name 所属 Total Event
1 岡崎隼士 倉敷FSC 66.57 西日本中小学生競技会
2 河本英士 ウルスラ英智小学校 54.63 七夕杯
3 竹中慎 豊橋市立松葉小学校 52.67 みなとアクルス
4 谷圭 岡山FSC 51.06 飯塚アイスパレス杯
5 佐野海音 滋賀ドリームFSC 51.01 西日本中小学生競技会
6 渡邉柊吾 新潟FCKZ 49.31 MGCアイスアリーナトロフィー
7 橋上拓矢 広島スケートクラブ 49.10 飯塚アイスパレス杯
8 越野隆清 ユニバースFSC 48.48 飯塚アイスパレス杯

トップは岡崎隼士選手。昨シーズンの全日本ノービスBで2位の選手。順当にいけば今年は勝つよ、という立ち位置です。ただ、スコアとしては昨年の全日本ノービスの時の74.07にはまだ今シーズンは届いていないことになります。

 

 

関東サマートロフィー 佐藤駿選手 四回転フリップ降りる

8/28-29の日程で二年ぶりとなる関東サマートロフィーが開催されました。この大会もやはり縮小版でノービス部門はなし、ジュニアとシニアのみとなりました。

また、例年はジュニアやノービスの方が面白いメンバーが出ていて、シニアはチャレンジャーシリーズが近づいてきていることもありあまり上位選手はいなかったりするのですが、今回はシニアの方が濃いメンバーのエントリーがありました。

 

○男子シングル(シニア)

Pl Name 所属 Total SP TSS FS TSS
1 佐藤駿 フジ・コーポレーション 233.91 74.31 159.60
2 三浦佳生 目黒日本大学高等学校 177.79 60.41 117.38
3 佐藤由基 日本大学 129.53 38.75 90.78

男子シングルでは鍵山優真選手がエントリーしていて、久しぶりにローカル大会で鍵山佐藤三浦三人そろい踏みという光景が見られそうだったのですが直前に鍵山選手が棄権。非常に残念でした。

佐藤駿選手が233.91のスコアで優勝。こういっては難ですが、スコアとしては本人比で見て平凡です。今大会は佐藤駿選手にとって今シーズンの初戦になる形。まだ、今自分に出来るのは、できそうなのはどのレベルなのか? を試す段階で具体的なスコアがどうこう言う時期でもないと思っていいのでしょうか。権利としてはチャレンジャーシリーズにエントリー出来るはずですが、今のところ世の中の情勢はじめいろいろなことが不透明過ぎてそのあたりどうなるかさっぱりわかりません。次戦はチャレンジャーシリーズのどれかか、関東選手権か、はたまたジャパンオープンなんてこともあるのか?

三浦佳生選手は平凡というよりはっきりと悪いスコア177.79で2位。ショートの時点で靴に問題が出たとかで、フリーも棄権しようかどうしようかという状態だったようですし、これもスコアがどうのこうのいう試合ではなかったのだろうと思います。

 

○女子シングル(シニア) フリー進出6人まで

Pl Name 所属 Total SP TSS FS TSS
1 吉岡詩果 山梨学院大学 168.78 59.86 108.92
2 増田未夢 東洋大学 122.34 40.59 81.75
3 鈴木珠里 日本体育大学 112.25 37.18 75.07
4 廣田彩乃 専修大学 104.72 43.22 61.50
5 綾部花音 大東文化大学 97.99 35.34 62.65
6 中本有咲 山梨学院大学 97.25 34.38 62.87

女子シングルは大学一年生になった吉岡詩果選手が168.78のスコアで優勝。高校までは千葉で活躍していた選手が、大学進学で都内を通り越して山梨学院大学を選ぶのは意外な感じがしました。過去のベストスコアはおそらく昨年のインターハイの175.60 スコアは吉岡選手にとってはまずまずというものだと思います。東日本は今シーズンは全日本出場枠が少なくなって厳しい戦いがあるはずですが、このスコアなら勝負になります。というか、昨シーズンの全日本で東日本最上位は吉岡選手でしたから当然ではあるのですが(樋口選手川畑選手は一昨年に表彰台でシード扱い)。東日本は枠が少ないので、今回はちょっとうまくいかないと、このレベルの選手でもすぐに全日本に進めなくなる心配も逆にあったりもします。

この大会は東日本の上位選手では青木祐奈選手もエントリーしていましたが、体調不良ということで棄権しました。先週の東京夏季フィギュアでは63.47と好スコアを出していたので、それほど問題はないと思いますが、今体調不良と聞くと、コロナ? コロナ? とすぐ心配になってしまう、というのはあります。

 

○佐藤駿選手のショートプログラム構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores  
1 4Fq q 11.00   -4.03 6.97 -3.600
2 4T+3T   13.70   0.95 14.65 0.800
3 CSSp4   3.00   0.70 3.70 2.200
4 StSq2   2.60   0.52 3.12 2.000
5 3A   8.80 X -4.00 4.80 -5.000
6 FCSp3   2.80   0.28 3.08 1.000
7 CCoSp2   2.50   0.33 2.83 1.600
  TES   44.4   -5.25 39.15  

佐藤駿選手はショートプログラムに四回転フリップを投入して来ました。これを転倒はせず着氷。qマーク付きのステップアウトだったため、GOEは大きくマイナスとなり出来のいいトリプルフリップの方がいい点になる程度しかもらえませんでしたが、基礎点マンガぐで降りたのは事実。これで4種類目の4回転が今シーズン中に本格装備可能、というところまで来たということかと思います。実践初投入のジャンプでステップアウトはいいとして、トリプルアクセル転倒はいただけませんでした。これと、スピンステップでレベルが取れないことの二つが70点台前半で終わった要因かと思われます。

 

○佐藤駿選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores  
1 4Lz! ! 11.50   -5.75 5.75 -5.000
2 3Lo   4.90   -1.31 3.59 -2.400
3 4T+3T   13.70   2.22 15.92 2.400
4 FCCoSp4   3.50   0.70 4.20 1.800
5 4T   9.50   2.53 12.03 2.600
6 3A+1Eu+2S   10.78 X 1.33 12.11 1.600
7 FSSp3   2.60   0.69 3.29 2.400
8 3F!+2T ! 7.26 X 0.35 7.61 0.600
9 3A   8.80 X 1.60 10.40 2.000
10 StSq2   2.60   0.69 3.29 2.600
11 ChSq1   3.00   0.33 3.33 0.800
12 CCoSp4   3.50   0.58 4.08 1.600
  TES   81.64   3.96 85.60  

フリーでは四回転ルッツ投入も転倒。四回転フリップも投入予定だったそうですが、ルッツ転倒の影響で3Loに変えたとのコメントはありました。四回転のトーループ2本は成功。トリプルアクセルも2本成功していますが、おそらく3連続の最後の2Sは3回転にしたかったのではないかと思います。昨シーズンの三連続はフリップ起点の三連続でしたので、実はここも難易度上がっています。ルッツ転倒、三回転ループもGOEマイナスで159.60

ジュニアグランプリファイナルで優勝した時の177.86がフリーのパーソナルベスト4回転のルッツとフリップが入ればその時点でそこまで届くはずです。あとは、確度を上げていくことなんでしょうか。また、種類として4回転が4種類あれば、4回転5本+トリプルアクセル2本という構成まで可能で、ある種の完成形になるわけですが、体力面でそこまでできるか? 実際、今回も後半は3F+2Tという緩めな要素を入れています。案外成功率が高いわけでもない4回転のサルコウも含め、4回転をどういう種類で入れていくのか? というのもポイントになっていくのだろうと思います。

 

○三浦佳生選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores  
1 3A   8.00   2.13 10.13 2.600
2 4S   9.70   -4.85 4.85 -5.000
3 2T   1.30   0.00 1.30 0.200
4 FCSp4   3.20   0.21 3.41 0.600
5 3A+2T   9.30   -0.80 8.50 -1.400
6 ChSq1   3.00   0.50 3.50 1.000
7 2T* * 0.00 X 0.00 0.00  
8 3F   5.83 X 0.00 5.83 0.000
9 CSSp3   2.60   0.17 2.77 0.800
10 StSq2   2.60   0.43 3.03 1.600
11 2A+1Eu+2S   5.61 X 0.22 5.83 0.600
12 CCoSp3V   2.25   0.30 2.55 1.400
  TES   53.39   -1.69 51.70  

三浦佳生選手は今回は靴の問題が直前に発生したとのことなので、内容はほとんど参考にならないのだと思いますが一応出しておきます。げんさんサマーカップの時と前半のジャンプの構成は同じようにしていたと思います。リカバリーがいろいろ発生していますし、げんさんはジュニアのエントリーだったのでコレオがないなど、後半はちょっと変わってしまっていますが。

四回転はサルコウ一本にトーループ二本。トリプルアクセルも二本という構成。3種類目投入はまだ先でしょうか。ずいぶん前から四回転飛んでいますし、鍵山選手佐藤選手と並べられがちなので忘れてしまうのですが、まだ今年高校生になった16歳。2026年のミラノオリンピックでもまだ20歳。四回転3種類目はまだか? とか言う方がおかしいのであって、今シーズンは四回転二種類とスピンステップの要素のレベルを上げて世界ジュニアへチャレンジというので十分かと思われます。惜しむらくは、ジュニアグランプリシリーズへの派遣がコロナのせいでここ二シーズンまともに出来ていないことでしょうか。スーパースラムの達成可能性も持つ選手だと思うので、ジュニアグランプリも戦っていってほしいのですが、どんなにスケートの技量があっても、コロナには勝てないので、難しいんですかね。

 

○吉岡詩果選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores  
1 3Lzq+3T q 10.10   -0.79 9.31 -1.400
2 3Lo   4.90   -2.45 2.45 -5.000
3 2A+3T+2T   8.80   0.70 9.50 1.800
4 CCoSp4   3.50   0.93 4.43 2.400
5 3S< 3.44   -0.69 2.75 -2.200
6 StSq2   2.60   0.61 3.21 2.200
7 FSSp4   3.00   0.50 3.50 1.600
8 1F! ! 0.55 X -0.05 0.50 -1.000
9 3Lzq+2T q 7.92 X -0.98 6.94 -1.800
10 ChSq1   3.00   1.17 4.17 2.000
11 2Aq q 3.63 X -0.33 3.30 -1.000
12 LSp4   2.70   0.63 3.33 2.400
  TES   54.14   -0.75 53.39  

吉岡選手はトータルスコアで168点台まで出してまずまずに見えたのですが、実際にはフリーはqマーク満載で転倒もあり、それほど満足いく滑りではなかったようです。

二回飛ぶジャンプはルッツとトーループ。冒頭にルッツトーがあり、ダブルアクセルからのセカンドトリプルも入れるという、割とよくあるセカンドジャンプの入れ方かと思われます。

フリーの自己ベスト相当のスコアは昨年の東日本選手権で出した113.89 今回の108.92は割とそこまで近いスコアなのですが、プロトコルを見てもそれほどいい出来には見えない。一つは、PCSの方が56.53もらって自己ベスト相当のスコアだったこと、もう一つはセカンド三回転が回転不足なく入って基礎点満額もらい、ステップすべてレベル4など、技術点の基礎点が昨年東日本より高かったこと、あたりの理由かと思われます。

転倒したループも、1回転になったフリップも、決して飛べないジャンプということではなく、全部確率の問題なので(フリップの! とeは確率ではなくほぼ固定だったりしますが)、練度を上げて行けば全日本180点台に乗ってシーズン後半の国際大会派遣~来シーズン強化指定選手入り~チャレンジャーシリーズ派遣、という道も見えてきます。もしかしたらその前に、ユニバーシアード狙いかもしれません。

 

この関東サマートロフィーを中心とした8月最終週の試合をもって国内のローカル大会はいったん終了。次は全日本につながる9月から始まる各地方選手権へ、あるいは一部のトップ選手はチャレンジャーシリーズへと舞台は移っていきます。

 

 

全大阪Ⅱ選手権 友野一希選手四回転三本着氷

東京で夏季フィギュアが行われていたのと同じスケジュールで大阪でも全大阪Ⅱ選手権が行われていました。こちらは今回は各部門でフリーのみの実施となっています。

 

○男子シングル(シニア)

Pl Name 所属 TSS TES PCS
1 友野一希 セントラルスポーツ 151.48 78.78 73.70
2 三宅星南 関西大学 119.19 53.29 67.90
3 前川裕士 大阪市立大学FSC 74.59 30.29 45.30

出場したのは3人。友野一希選手が151.48のスコアで一位でした。げんさんサマーカップではショートこそ88.99と良いスコアでしたが、フリーは140.50と伸びていなかったのですが、今回は150点台には乗せています。

今シーズンから本格的にシニアに上がる三宅星南選手が119.19で2位のスコア。四回転サルコウを一本着氷はしたのですが、トリプルアクセルで転倒するなどしてあまりスコアは伸びませんでした。

男子シングルでは須本光希選手もエントリーしていたのですが滑走しませんでした。Twitterでは元気に甲子園を応援しているようなので、ケガとかそういうことでは特にないですかね。飯塚杯では滑っていましたし。

 

○女子シングル(シニア)

Pl Name 所属 TSS TES PCS
1 高村幸来 臨海フィギュアSC 81.00 41.68 40.32
2 森下実咲 関西大学 73.36 29.48 44.88
3 三善友奈 臨海フィギュアSC 69.72 33.80 35.92
4 滝野莉子 関西大学 50.37 16.53 37.84

女子シングルは4人。フリーなのですが100点を超えるスコアを出した選手はいませんでした。滝野莉子選手はジュニアグランプリの出場経験もありますし、昨シーズンはあの熾烈な西日本選手権を勝ちぬいて全日本に出場した選手なのですがどうしてしまったのでしょう? 3回転のジャンプが一つも回転が足りることもなく全く入りませんでした。ケガでもしてるでしょうか、心配です。

また、グランプリシリーズの常連だった白岩優奈選手がエントリーしていたのですが結局欠場しました。ここ数シーズン今一つ元気がないですし、先日のげんさんサマーカップでも精彩を欠いた演技でした。かなり心配です。

 

友野一希選手選手の構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores  
1 4T+2T   10.80   1.90 12.70 2.000
2 4S   9.70   1.36 11.06 1.400
3 4T   9.50   -0.76 8.74 -0.800
4 3F   5.30   0.53 5.83 1.000
5 StSq2   2.60   0.68 3.28 2.600
6 FSSp3   2.60   0.36 2.96 1.400
7 1A   1.21 X -0.02 1.19 -0.200
8 3A+1Eu+3S   14.08 X 1.28 15.36 1.600
9 3Lz!+2T ! 7.92 X 0.12 8.04 0.200
10 FCCoSp2V   1.88   0.34 2.22 1.800
11 CCoSp2   2.50   0.30 2.80 1.200
12 ChSq1   3.00   1.60 4.60 3.200
  TES   71.09   7.69 78.78  

逆に、四回転三本揃って、あれ、150点?? と思ったのですが、トリプルアクセルが一本抜けて一回転半になり点がほとんど入っていません。さらに、スピンはレベル4無し。ステップはレベル2 レベルの取りこぼしがはなはだしいです。四回転三本で力を使い果たしてしまったでしょうか。

ただ、そうであったとしても、四回転三本着氷できたというのはやはり大きいです。げんさんサマーカップではショートでジャンプ3種類しっかり決めて88.99 プログラムの中で四回転をしっかりそろえることができるようになってきています。全日本まであと四か月。その中で、その他の要素もしっかりこなせるようになっていけばフリーで170点台後半まで見えてきてトータル270点に近いところまで可能になってきます。ここまでくればオリンピック三枠目のチャンスが出てきます。

もう一つ要素として底上げするなら、余っているトリプルトーループをセカンドジャンプに付けること。これでさらに基礎点が伸びてきます。

外野が言うのは簡単ですが、実際にそれを実現するのは簡単なことではないのでしょう。ただ、それでも、一度もそろえることが出来ていなかった四回転三本をしっかり着氷できるようになる、というところよりはハードルは低いと思われます。

 

以上、全大阪Ⅱ選手権でした。

 

東京夏季フィギュア 樋口新葉選手久しぶりの70点台マーク

8/21-22の日程で2年ぶりに東京夏季フィギュアスケート競技会が開催されました。

昨年はコロナの影響で中止。今年はコロナの状況は昨年よりひどいですが、慣れとワクチンのそれなりの広まり、ということでか、規模縮小されながらも開催にこぎつけています。

規模が縮小されたことで、実施種目はジュニアとシニアそれぞれのショートプログラムのみとなりました。

 

○女子シングル(シニア) 上位10人

Pl Name 所属 TSS TES PCS
1 樋口新葉 明治大学ノエビア 74.02 41.04 32.98
2 松原星 明治大学 64.06 37.04 27.02
3 青木祐奈 日本大学 63.47 36.27 27.20
4 川畑和愛 早稲田大学 60.26 30.28 29.98
5 渡辺倫果 法政大学 58.96 34.28 24.68
6 佐藤伊吹 明治大学 51.60 27.06 25.54
7 佐上黎 法政大学 51.11 29.91 21.20
8 堀見華那 明治大学 47.55 29.17 19.38
9 馬場はるあ 早稲田大学 45.64 26.18 20.46
10 井上千尋 明治大学 45.16 25.08 20.08

ショートプログラムのみの競技会なので、ショートプログラムのスコアとTES、PCSをそれぞれ記します。

女子シングルはプチ関東インカレといった装い(フィギュアに関東インカレはなくて東日本インカレですが)

関東圏の上位選手が多く出場していましたが、その中で樋口新葉選手が群を抜いたスコアを出しました。74.02というのは国内の試合では樋口新葉選手のベストスコアになります。国際大会ではGOE±3ルール時代ですが、2017年のチャレンジャーシリーズロンバルディア杯で74.26というのを出していてそれ以来の高いスコアです。このスコアを全日本で出すことができれば、これまでの数字からすると最終グループの後半、表彰台圏内でフリーに折り返すことができるスコアです。

その他上位は当然ですが全日本の常連組が占めています。今シーズン、東日本選手権から全日本へ進む枠はかなり厳しくなっているはずなのですが、それを激しく争うことになる面々です。その中で明治大学樋口新葉選手と同期にあたる松原星選手が64.06をマークして2位 これは初めて60点を超えたパーソナルベスト相当のスコアになってきます。全日本でフリーもそろえることができるなら、国際大会派遣もありえるというスコアです。

青木祐奈選手が3位。今回は冒頭の3Lz-3Loを見事着氷。ルッツループの出来次第で平気で10点くらいスコアが変わってくる選手ですが、しっかり降りられればこれくらいのスコアは出してきます。

4位は2シーズン前の全日本3位表彰台の川畑和愛選手。冒頭のルッツが決まらず、リカバリーの後半コンビネーションはセカンド2回転でスコアが伸びませんでした。

5位の渡辺倫果選手は今回はトリプルアクセルチャレンジ無しでこのスコア。これくらいのスコアは普通に滑れば出せる選手です。

昨シーズンの全日本ではフリー進出のボーダーラインが54.45でしたが、それを上回ったのはこの5位の渡辺倫果選手まででした。

6位の佐藤伊吹選手は樋口新葉選手、松原星選手と同い年の明治大学3年生で全日本の常連ですが、昨シーズンは53.71でショート落ち。今回の51.60も昨年のボーダーラインに届かないスコアです。ただ、PCSの25.54は自己ベスト相当。PCSが伸びてきているのであとはジャンプが決まれば、といったところ。

 

○女子シングル(ジュニア) 上位10人

Pl Name 所属 TSS TES PCS
1 住吉りをん 駒場学園高校 63.12 36.50 26.62
2 中井亜美 MFアカデミー 57.20 35.98 21.22
3 髙木謠 MFアカデミー 50.10 28.12 21.98
4 奥野友莉菜 明治神宮外苑FSC 50.02 29.56 20.46
5 吉原由衣華 明治神宮外苑FSC 46.11 26.87 19.24
6 元榮愛子 目黒日本大学高等学校 44.60 24.88 19.72
7 日比優花 西武東伏見FSC 43.26 24.58 18.68
8 穂積乃愛 駒場学園高校 40.25 21.19 20.06
9 三木音葉 西武東伏見FSC 39.62 21.88 17.74
10 村上姫菜 西武東伏見FSC 39.21 21.63 17.58

ジュニアは住吉りをん選手が優勝。げんさんサマーカップもジュニアの部で優勝していますので、これで今シーズン2勝目、ということになります。63.12というスコアはパーソナルベスト相当です。本来なら今の時期はジュニアグランプリシリーズに派遣されているような選手なのですが、今シーズンはひとまず前半は派遣中止ということで国内ローカル戦を転戦しているようです。国際大会と比べてもあまり意味はないのですが、今週あったジュニアグランプリの試合ではロシアも派遣を止めていることもあって、ショートでこのスコアなら2位相当でした。

中井亜美選手は今シーズンからジュニアに上がった選手。ショート57.20はげんさんサマーカップのスコアを上回り、これもパーソナルベスト相当のスコアです。昨シーズンのノービス勢では木下アカデミー以外で唯一上位に来たのが中井亜美選手でした。昨シーズンまでは新潟での活動だったのですが、今シーズンからは木下アカデミーではなく、違うアカデミーを選んだ形で、三井不動産が運営しているMFアカデミーに移籍しました。Mは三井、Fは不動産のFなのか、活動拠点の船橋のFなのかわかりませんが、今年の春に新規開校したアカデミーです。

 

樋口新葉選手の構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores  
1 2A   3.30   1.10 4.40 3.400
2 3Lz+3T   10.10   1.18 11.28 2.000
3 FCSp4   3.20   0.85 4.05 2.400
4 3F   5.83 X 1.77 7.60 3.200
5 CCoSp4   3.50   1.28 4.78 3.600
6 StSq4   3.90   1.43 5.33 3.600
7 LSp4   2.70   0.90 3.60 3.400
  TES   32.53   8.51 41.04  

スピンステップすべてレベル4、ジャンプもすべて決まって全要素全ジャッジプラス評価の滑りでした。冒頭にトリプルアクセルを入れるかどうか? 全日本では非常に難しい判断を迫られることになると思うのですが、本来はそれを迷わなくていいくらいにまでトリプルアクセルの完成度を高めたいところでしょうか。

ダブルアクセルのままでスコアを上げていくならコンビネーションを後半に入れる、という選択はあります。そこまで行くと基礎点が0.57上がります。

 

○住吉りをん選手の構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores  
1 2A   3.30   0.77 4.07 2.200
2 3Lz+3T   10.10   1.18 11.28 1.800
3 CCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.000
4 FSSp2   2.30   0.38 2.68 1.600
5 3F   5.83 X 0.53 6.36 1.000
6 LSp4   2.70   0.81 3.51 2.800
7 StSq3   3.30   1.10 4.40 3.000
  TES   31.03   5.47 36.50  

住吉選手は全要素プラス評価ですが、ジャッジのうち一人が0を付けた要素があるので全ジャッジプラスにはなっていません。

ジャンプの構成は樋口新葉選手とまったく同じです。ステップはレベル3 スピンが一つレベル2 スピンの出来はげんさんサマーカップの方がよかったようです。冒頭にダブルアクセルを置く構成は、将来的にはトリプルアクセルという構想があるんでしょうか

 

○男子シングル(シニア) 上位5人

Pl Name 所属 TSS TES PCS
1 石塚玲雄 早稲田大学 61.33 30.82 30.51
2 長谷川一輝 東京理科大学 61.26 33.25 28.01
3 山隈太一朗 明治大学 48.68 19.42 30.26
4 佐藤由基 日本大学 47.08 22.25 24.83
5 鈴木楽人 法政大学 45.50 22.58 23.92

男子は国際経験豊富な選手のエントリーはありませんでした。

上位二人は60点台。全日本出場の当落線上あたりの選手なのですが、昨シーズンの全日本選手権のフリー進出ラインが60.08でしたので、これくらいのスコアを出せれば全日本が見えてきます。

 

○男子シングル(ジュニア) 上位5人

Pl Name 所属 TSS TES PCS
1 周藤集 MFアカデミー 53.02 28.35 24.67
2 藤城柊治 明治神宮外苑FSC 51.63 27.63 24.00
3 木村智貴 西武東伏見FSC 49.96 25.87 24.09
4 矢島司 駒場学園高校 47.74 25.32 22.42
5 北村凌大 MFアカデミー 43.86 20.60 23.26

全日本ジュニアのフリー進出ラインが昨シーズンは46.31でしたので、50点台を出してくるとフリー進出が見えてきます。

周藤選手は昨シーズンの全日本ジュニア27位でショート落ち。藤代選手は21位。全日本ジュニアのフリー進出ライン近辺の選手です。

ジュニアはMFアカデミー勢が上位に入ってきています。西は木下アカデミー、東はMFアカデミーという時代が来たりするのでしょうか?

 

以上、2年ぶりの東京夏季フィギュアの結果でした。