アリサリュウ Alysa Liu  19-20

2005年8月8日生まれ

ジュニア1シーズン目

 

シーズン獲得賞金:$14,000

世界ランキング:65位

シーズンランキング:24位

シーズンベストスコア 208.10(15位) JGP LakePlacid

ショートプログラムシーズンベスト 71.19 JGP Final

フリーシーズンベスト 138.99 JGP Baltic Cup

ショートプログラム楽曲: Don’t Rain on My Parade

フリープログラム楽曲: New World Synphony

スピンレベル4率 23/24=95.8%

ステップレベル4率 3/8=37.5%

スピンオールレベル4 3/4

スピンステップオールレベル4 0/4

ジャンプ回転不足率  7/40=17.5%

ジャンプ回転不足なし試合 1/4

スピンステップオールレベル4ジャンプの回転不足もなしの試合 0/4

 

 ●アリサリュウ選手の19-20シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP TSS SP TES SP PCS FS TSS FS TES FS PCS
JGP JGP LakePlacid 1 208.10 69.30 39.87 29.43 138.80 80.14 59.66
JGP JGP Baltic Cup 1 203.10 64.11 36.25 27.86 138.99 83.94 55.05
JGPF JGP Final 2 204.65 71.19 41.01 30.18 133.46 74.40 60.06
WJ World Junior 3 204.83 67.52 37.46 30.06 137.31 78.12 60.19

アリサリュウ選手は今シーズンがジュニアデビューです。昨シーズン全米選手権で優勝しているので一瞬違和感感じますが。今シーズンがジュニアデビューでした。

デビュー戦からド派手に、トリプルアクセル、四回転、どちらも決めて見せての優勝。素晴らしいスタートを切ります。ジュニアグランプリシリーズは当然のように連勝してファイナルに進みます。

ファイナルはワリエワ選手と激突。ケガ明けで四回転を封印したワリエワ選手よりも有利かな、とも思われたのですが、結果的にはフリーが伸びずに2位に終わりました。

年が明けてからは全米選手権に出場。235点のスコアを出して連覇を果たしました。表彰台の両脇にはマライアベル選手、ブレイディテネル選手を従えるという豪華ぶり。二年連続同じ表彰台メンバーで、二年連続表彰台の一番高いところに自力で上がれず、二人に助けてもらっている映像がありました。

ワリエワ選手との再戦となる世界ジュニア。一騎打ちかとも思われたのですが、四回転が不発に終わり結果的には3位。アリサリュウ選手のレベルからすると、この3位は、敗れた、という表現になるでしょうか。

ただ、出場全試合で200点を超えるスコアを今シーズンは出していました。

 

 ●アリサリュウ選手の今シーズンの要素別得点

Grade Event Pl Total TES PCS Jump Spin Step
JGP JGP LakePlacid 1 208.10 120.01 89.09 85.36 25.97 8.68
JGP JGP Baltic Cup 1 203.10 120.19 82.91 86.95 24.23 9.01
JGPF JGP Final 2 204.65 115.41 90.24 81.37 24.94 9.10
WJ World Junior 3 204.83 115.58 90.25 80.76 25.60 9.22

要素別は当然に技術点の方が演技構成点よりも高く出ます。PCSは90点まで出ていますので、各要素平均7.5程度となっています。

ジャンプで一番高い得点を得たのはJGPのバルティックカップで86.95 これより高いスコアを今シーズン出したのは6人しかいません。4試合すべてで80点を超えているというのも高いスコアです。

スピンも25.97というスコアを出していて、これも今シーズン8位のスコア。ジャンプだけでなくスピンもしっかり点を取っています。

やや弱いのがステップ。9.22というのはジュニア勢だけで見ても11位。日本のジュニア勢でも、岩野桃亜選手や川畑和愛選手もこれより高いステップのスコアを出しており、ジュニアの頂点を争う選手としてはやや弱い部分となっています。

 

 ●アリサリュウ選手のスケート偏差値

Event Pl Total Jump Base Jump GOE Spin Step PCS
JGP LakePlacid 1 63.59 69.95 66.13 68.26 60.15 56.50
JGP Baltic Cup 1 62.23 71.94 64.08 62.50 60.13 52.44
JGP Final 2 62.65 73.67 50.05 64.85 60.67 57.25
World Junior 3 62.70 71.06 55.34 67.04 61.46 57.26

 

偏差値に直すと、ジャンプの基礎点がやはり高いのが見えます。基礎点では偏差値70を超えてくる。一方、加点が今一つ取れていないことも多く、ファイナルではジャンプの加点は偏差値50と全選手中普通となってしまっています。

スピンはいい時は偏差値60台後半と高い部類です。

ステップも偏差値60に乗っていますので、スピンやジャンプの基礎点と比べると低いですが、苦手とまでは言えないでしょうか。

PCSはまだジュニア1年目ということで偏差値50台でした。

 

 

アリサリュウスケート偏差値

レーダーチャートは、ジャンプ基礎点とスピンで飛び出る形です。

非常に特徴的です。

 

●シーズン最高のショートプログラム基礎点構成

Event   Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP Final 1 3A+3T   12.20   1.60 13.80 2.000
JGP Final 2 FSSp4   3.00   0.73 3.73 2.444
JGP Final 3 2A   3.30   0.80 4.10 2.444
JGP Final 4 StSq3   3.30   0.90 4.20 2.667
JGP Final 5 3Lo   5.39 x 1.33 6.72 2.667
JGP Final 6 CCoSp4   3.50   1.10 4.60 3.111
JGP Final 7 LSp4   2.70   1.16 3.86 4.222
JGP Final   TES   33.39   7.62 41.01  

 

ショートプログラムの基礎点最高は33.39でした。ジュニア選手中最高の基礎点です。これは、単独トリプルアクセルを入れられないジュニアルールに対して、ウルトラC的に、コンビネーションにトリプルアクセルを入れたために生じています。

コンビネーションにトリプルアクセルを入れる場合、セカンドジャンプを3回転にしないと、3Lz-3Tより基礎点が下がります。つまり、3Aの後ろに3Tを飛べる絶対的自信がないと入れにくい構成です。

ジュニアなので、これより基礎点高くするにはステップをレベル4にするとか、3A-3Tを後半にするというトンでも構成以外やり方がありませんが、シニアに上がった時点で、単独のトリプルアクセルに組み替えて、もっと基礎点の高い構成になっていくと思われます。

 

●シーズン最高のフリープログラム基礎点構成

Event   Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP Baltic Cup 1 3A+2T   9.30   -1.14 8.16 -1.444
JGP Baltic Cup 2 4Lz   11.50   1.81 13.31 1.667
JGP Baltic Cup 3 3A   8.00   1.14 9.14 1.444
JGP Baltic Cup 4 3Lo   4.90   0.42 5.32 0.889
JGP Baltic Cup 5 FCCoSp4   3.50   1.00 4.50 2.667
JGP Baltic Cup 6 StSq3   3.30   0.75 4.05 2.333
JGP Baltic Cup 7 3Lz+3T   11.11 x 0.76 11.87 1.556
JGP Baltic Cup 8 3Lz+1Eu+3S   11.77 x 0.93 12.70 1.556
JGP Baltic Cup 9 3F   5.83 x 0.98 6.81 1.889
JGP Baltic Cup 10 CCoSp4   3.50   0.95 4.45 2.778
JGP Baltic Cup 11 LSp4   2.70   0.93 3.63 3.333
JGP Baltic Cup   TES   75.41   8.53 83.94  

フリーの基礎点最高は75.41 これは今シーズン全選手中3位の基礎点構成です。

トリプルアクセル2本に四回転ルッツ一本。さらに言えば、3-3と3連続を1.1倍にいれることで出している点数です。

2回飛ぶジャンプは3Aと3Lzなのですが、実はジュニアグランプリファイナルでは3Aと4Lzを2本づつという構成に挑んでいました。実際には4Lz2本と3A1本が回転不足だったため、基礎点74.89に終わっていますが、すべて回転充足していれば81.09まで基礎点が伸びる計算でした。現状のアリサリュウ選手の完成形はそこになります。

 

●平均GOE+3.000以上

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP LakePlacid FS 11 LSp4   2.70   1.31 4.01 4.778
JGP LakePlacid SP 7 LSp4   2.70   1.23 3.93 4.556
JGP Final SP 7 LSp4   2.70   1.16 3.86 4.222
World Junior SP 7 LSp4   2.70   1.12 3.82 4.111
JGP LakePlacid SP 6 CCoSp4   3.50   1.40 4.90 4.000
JGP Baltic Cup SP 7 LSp4   2.70   1.08 3.78 4.000
World Junior FS 10 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.778
World Junior FS 11 LSp4   2.70   1.00 3.70 3.778
JGP Baltic Cup SP 6 CCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.667
JGP Final FS 11 LSp4   2.70   1.00 3.70 3.667
World Junior SP 6 CCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.667
JGP LakePlacid FS 5 FCSp4   3.20   1.19 4.39 3.556
World Junior FS 5 FCCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.556
JGP LakePlacid FS 10 CCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.444
JGP Baltic Cup FS 11 LSp4   2.70   0.93 3.63 3.333
JGP LakePlacid SP 2 FSSp4   3.00   0.99 3.99 3.222
JGP LakePlacid SP 5 StSq3   3.30   1.04 4.34 3.222
JGP LakePlacid FS 6 StSq3   3.30   1.04 4.34 3.222
JGP Final SP 6 CCoSp4   3.50   1.10 4.60 3.111
JGP Final FS 10 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.111
World Junior FS 6 StSq4   3.90   1.17 5.07 3.000

評価の高い要素はスピンが並びます。ジャンプのイメージの強いアリサリュウ選手ですが、ジャンプでは大きな加点がついたものがありません。

得意なスピンはレイバックスピン。また、基礎点が高いCCoSp チェンジフットコンビネーションスピンの評価も高いです。

 

●四回転ジャンプ

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP LakePlacid FS 2 4Lz   11.50   2.30 13.80 2.000
JGP Baltic Cup FS 2 4Lz   11.50   1.81 13.31 1.667
JGP Final FS 2 4Lz<+3T 13.40   -0.92 12.48 -1.000
JGP Final FS 3 4Lz< 9.20   -1.97 7.23 -2.111
World Junior FS 2 4Lz< 9.20   -4.60 4.60 -5.000

今シーズン4試合で四回転ジャンプは5回挑みました。

結果的にはジュニアグランプリシリーズ2戦では成功したものの、ファイナルと世界ジュニアでは回転不足となりました。ジュニアグランプリファイナルではこの二本のルッツが決まっていれば優勝だったんですけどね。そう考えると、非常に残念でした。

 

トリプルアクセル

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP LakePlacid FS 1 3A+2T   9.30   1.26 10.56 1.556
JGP LakePlacid FS 3 3A<< <<  3.30   -1.65 1.65 -5.000
JGP Baltic Cup SP 1 3A+3T   12.20   1.26 13.46 1.444
JGP Baltic Cup FS 1 3A+2T   9.30   -1.14 8.16 -1.444
JGP Baltic Cup FS 3 3A   8.00   1.14 9.14 1.444
JGP Final SP 1 3A+3T   12.20   1.60 13.80 2.000
JGP Final FS 1 3A   8.00   -4.00 4.00 -5.000
JGP Final FS 4 3A<+2T 7.70   -0.82 6.88 -1.444
World Junior SP 1 3A+3T< 11.36   -0.91 10.45 -1.111
World Junior FS 1 3A<+2T 7.70   -0.27 7.43 -0.333
World Junior FS 3 3A   8.00   1.71 9.71 2.222

トリプルアクセルは全部で11回。ダウングレード1、回転不足3、転倒2 GOEプラスの成功ジャンプは5回と、成功率は5割に届きませんでした。まだ、トリプルアクセルも博打感はぬぐえない成功率です。一試合で三本跳ぶ前提になっているので、成功率5割だと3本そろう試合というのはほとんどなくなります。これが3本そろうようになると、すごい点数を連発することになりそうです。

 

●三連続ジャンプ

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP LakePlacid FS 8 3Lz+1Eu+3S   11.77 x 0.84 12.61 1.556
JGP Baltic Cup FS 8 3Lz+1Eu+3S   11.77 x 0.93 12.70 1.556
JGP Final FS 8 3Lz+1Eu+3S   11.77 x 1.35 13.12 2.222
World Junior FS 8 3Lz+1Eu+3S   11.77 x 1.18 12.95 2.000

3連続ジャンプは3回転での最高難度ともいえる3Lz-1Eu-3S 四分の四成功と確率100% 平均GOEも+2台を出してきています。

 

●セカンド三回転

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP LakePlacid SP 4 3Lz+3T   11.11 x 1.43 12.54 2.333
JGP LakePlacid FS 7 3Lz+3T   11.11 x 1.35 12.46 2.222
JGP Baltic Cup SP 1 3A+3T   12.20   1.26 13.46 1.444
JGP Baltic Cup FS 7 3Lz+3T   11.11 x 0.76 11.87 1.556
JGP Final SP 1 3A+3T   12.20   1.60 13.80 2.000
JGP Final FS 2 4Lz<+3T 13.40   -0.92 12.48 -1.000
World Junior SP 1 3A+3T< 11.36   -0.91 10.45 -1.111
World Junior FS 7 3Lz+3T   11.11 x 1.18 12.29 2.000

セカンド三回転のコンビネーションは、4Lzから飛ぼうとしたというものすごいのも1本あり、トリプルアクセルからも3本あります。四回転からは回転不足で失敗。トリプルアクセルからは二つ成功で、一つも回転不足が3Tの方なのでトリプルアクセル投入の価値があった、という点で失敗とまでは言い切れなくなります。

3Lz-3Tは1.1倍ボーナスタイムにあるにもかかわらずすべて成功です。3連続含め、フリーの後半に入るコンビネーションが全試合で成功というのは素晴らしい。

 

●単独の3回転ジャンプ

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP LakePlacid SP 1 3Lo   4.90   1.12 6.02 2.333
JGP LakePlacid FS 4 3Lo   4.90   0.84 5.74 1.778
JGP LakePlacid FS 9 3F! ! 5.83 x 0.00 5.83 -0.111
JGP Baltic Cup FS 4 3Lo   4.90   0.42 5.32 0.889
JGP Baltic Cup FS 9 3F   5.83 x 0.98 6.81 1.889
JGP Final SP 5 3Lo   5.39 x 1.33 6.72 2.667
JGP Final FS 7 3Lo   5.39 x 0.84 6.23 1.778
JGP Final FS 9 3F   5.83 x 0.98 6.81 1.889
World Junior SP 5 3Lo   5.39 x 1.12 6.51 2.333
World Junior FS 4 3Lo   4.90   0.98 5.88 2.000
World Junior FS 9 3F   5.83 x 1.06 6.89 2.000

単独三回転はフリップに一つ、エッジの!がついていますが、他はすべて成功ジャンプです。単独3回転がフリップとループしかない、というのはそれ自体が一つの特徴でもあります。

 

こうしてみると、アリサリュウ選手のジャンプの失敗は、基本的にはトリプルアクセルと四回転ルッツが絡んだもののみ、となります(1例、3Loが2Loになったものはある)。

3回転以下のジャンプがコンビネーションを含めて安定しているというのは非常に大きな強みです。これによって、トリプルアクセルや四回転に、練習から大きく時間を割けるというところにもつながります。

 

●ステップシークエンス

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP LakePlacid SP 5 StSq3   3.30   1.04 4.34 3.222
JGP LakePlacid FS 6 StSq3   3.30   1.04 4.34 3.222
JGP Baltic Cup SP 5 StSq4   3.90   1.06 4.96 2.778
JGP Baltic Cup FS 6 StSq3   3.30   0.75 4.05 2.333
JGP Final SP 4 StSq3   3.30   0.90 4.20 2.667
JGP Final FS 6 StSq4   3.90   1.00 4.90 2.556
World Junior SP 4 StSq3   3.30   0.85 4.15 2.444
World Junior FS 6 StSq4   3.90   1.17 5.07 3.000

ステップは、本人比ではやや苦手側と記しましたが、得られているGOEを見ると決して悪くありません。ただ、レベル4率はまだあまり高くない。その辺が得ている得点がやや低いところには通じます。

ショートフリー、共にレベル4、というような試合を作っていくことができれば、ステップで得られる点数も十分なものになっていきます。ステップは評価ではなく、レベルの側が課題になるようです。ただ、ジュニアでステップレベル4をそろえる選手、稀有ではあるんですけどねそもそも。

 

●レイバックスピン

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP LakePlacid SP 7 LSp4   2.70   1.23 3.93 4.556
JGP LakePlacid FS 11 LSp4   2.70   1.31 4.01 4.778
JGP Baltic Cup SP 7 LSp4   2.70   1.08 3.78 4.000
JGP Baltic Cup FS 11 LSp4   2.70   0.93 3.63 3.333
JGP Final SP 7 LSp4   2.70   1.16 3.86 4.222
JGP Final FS 11 LSp4   2.70   1.00 3.70 3.667
World Junior SP 7 LSp4   2.70   1.12 3.82 4.111
World Junior FS 11 LSp4   2.70   1.00 3.70 3.778

スピンからはレイバックスピンを取り出してきました。ショートフリー、どちらも最後の要素として入っています。

ジュニアグランプリシリーズのレークプラシッドで出した平均GOE+4.778は、全選手中トップタイの評価でした。

 

 

今シーズンジュニアデビューだったアリサリュウ選手。アメリカからは初ですかね、四回転少女。そして、トリプルアクセルと四回転の併用を世界で初めて成功させた人でもあります。

話題になるのはジャンプばかりですが、実はしっかりスピンでも点が取れる。なので、高難度ジャンプに安定感が出ればワリエワ選手とも十分戦えます。

二シーズン後の北京オリンピックシーズンにシニアに上がります。そのころには、ロシアから3人と、紀平梨花選手にユヨン選手、そして、このアリサリュウ選手という、少なくとも6人が、トリプルアクセル以上の高難度ジャンプを引っ提げて出てくる。実績的にはトゥルシンバエワ選手まで入れて7人。こうなるともう、トリプルアクセル以上のジャンプ無しだと入賞もおぼつかない、という水準になってきます。

そんな中で先行して四回転とトリプルアクセルを両方標準装備としてすでに持っているアリサリュウ選手。四回転がもう一種類入るとトゥルソワ選手の上まで行く可能性もあるのですが、この先どうなっていくでしょうか。