ネイサンチェン Nathan Chen 19-20

1999年5月5日生まれ

シニア4シーズン目

WebSite Twitter Instagram

シーズン獲得賞金:$61,000

世界ランキング:1位

シーズンランキング:15位

シーズンベストスコア 335.30(1位) グランプリファイナル

ショートプログラムシーズンベスト 110.38 グランプリファイナル

フリーシーズンベスト 224.92 グランプリファイナル

ショートプログラム楽曲: La Boheme

フリープログラム楽曲 : Rocketman

スピンレベル4率 16/21=76.2%

ステップレベル4率 5/7=71.4%

スピンオールレベル4 1/4

スピンステップオールレベル4 0/4

ジャンプ回転不足率  0/37=0.00%

ジャンプ回転不足なし試合 3/3

スピンステップオールレベル4ジャンプの回転不足もなしの試合 0/3

 

 ●ネイサンチェン選手の19-20シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP TSS SP TES SP PCS FS TSS FS TES FS PCS
Others Japan Open 1 189.83       189.83 98.67 91.16
GP Skate America 1 299.09 102.71 56.21 46.50 196.38 102.38 94.00
GP Internationaux de France 1 297.16 102.48 55.97 46.51 194.68 102.10 92.58
GPF Grand Prix Final 1 335.30 110.38 63.13 47.25 224.92 129.14 95.78

世界チャンピオンネイサンチェン選手。今シーズンは結果的に国際大会は3試合プラスジャパンオープンで終わりました。

チャレンジャーシリーズに出ることもなく、初戦は小手調べジャパンオープン。4回転4本を軽く決めて189.83 本人比では大したスコアではないですが、普通の選手から見たらこれももう、なかなか手の届かないスコアです。

グランプリ2戦は300点近いスコアで楽勝。ショートは2戦連続100点越えでした。

そしてファイナル。ショートで110点到達。羽生選手がショートでミスして点差が空いていたこともあり、余裕のあるフリーでしたが、ここでなんと224.92のスーパースコア―を出して、トータル335.30 史上最高得点で優勝しました。

年が明けてからは全米選手権がありましたが、これも当然優勝。スコアはまあ、全米なのでというところではありますが、ショートで114点なんてのが出ていました。

世界選手権中止で、シーズン終了。結局、オリンピックの負けを最後に、これで2シーズン全勝です。

 

 ●ネイサンチェン選手の今シーズンの要素別得点

Grade Event Pl Total TES PCS Jump Spin Step
Others Japan Open 1 189.83 98.67 91.16 75.64 12.36 10.67
GP Skate America 1 299.09 158.59 140.50 120.35 22.74 15.50
GP Internationaux de France 1 297.16 158.07 139.09 116.31 25.39 16.37
GPF Grand Prix Final 1 335.30 192.27 143.03 149.88 26.86 15.53

この領域の選手は当然TESの方がPCSより高くなります。PCSの満点は150点。300点超えるためにはどうやってもTESが高くなくてはいけません。グランプリファイナルの192.27という技術点は、当然のように全選手中最高です。

PCSはトータル140点前後。各要素平均9点で135点になり、9.5点で142.5点です。グランプリファイナルは平均9.5を上回っていました。ただ、このスコアは全選手中2位。PCSは羽生選手の方が上でした。

ジャンプで得た点数はフランス杯の116.31でも、これより上を今シーズン出したのは羽生選手しかいないというスコア。ファイナルの149.88は当然全選手中トップです。

スピンは、スケートアメリカの22.74だと普通の選手のスコアです。ファイナルの26.86で全選手中3位。ステップはフランス杯の16.37が最高でこれは全選手中2位でした。

 

 ●ネイサンチェン選手のスケート偏差値

Event Pl Total Jump Base Jump GOE Spin Step PCS
Skate America 1 74.18 67.48 80.51 57.25 69.36 71.64
Internationaux de France 1 73.69 73.50 63.83 65.53 73.47 70.79
Grand Prix Final 1 83.41 79.07 94.87 70.12 69.50 73.18

偏差値とるとものすごいことになってます。

トータルスコアがファイナルでは偏差値83.41 3シグマの上を行く異常値扱いのスコアです。

ジャンプは基礎点からすごいですが、加点はものすごく、ファイナルの偏差値は94.87

理論的に、偏差値90は上位0.00315%とされてますので、その上まで行ってしまっているこのスコアは、もう常人の達するところではありません。

スピンステップPCSもいい時は偏差値70超えです

とにかくすごい、しか言いようがないです。

 

ネイサンチェンスケート偏差値

レーダーチャートではこんな感じ。

ジャンプのGOEが突出してしまっていますが、他もかなり高い位置にあります、

ジャンプが得意というよりは、全部すごいけど、競技のルールの関係上、ジャンプの加点の偏差値がものすごく高く出る、というとらえ方がいいんでしょうか。

 

●シーズン最高のショートプログラム基礎点構成

Event   Elements    BaseValue   GOE Scores  
Grand Prix Final 1 4Lz   11.50   4.44 15.94 3.889
Grand Prix Final 2 3A   8.00   2.51 10.51 3.111
Grand Prix Final 3 CCSp4   3.20   1.01 4.21 3.222
Grand Prix Final 4 4T+3T   15.07 x 2.99 18.06 3.000
Grand Prix Final 5 StSq4   3.90   1.67 5.57 4.333
Grand Prix Final 6 FSSp4   3.00   0.99 3.99 3.444
Grand Prix Final 7 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.889
Grand Prix Final   TES   48.17   14.96 63.13  

ショートプログラムの基礎点最高は48.17でした。

これは全選手中2番目。選んだ四回転がルッツとトーループなので、ルッツとフリップの選手の方が上に行くことができます。

そうは言ってもものすごいスコアです。

この構成で獲得できる加点は、全要素満点で21.3なので、理論上の技術点上限値は69.47となります。PCSの満点は50点なので、ショートプログラムのネイサンチェン選手の理論上の上限値は119.47となります

基礎点上げるには、四回転フリップを投入し、4Lz-3Tを1.1倍に入れるというのがあります。そこまで行った場合、基礎点49.87になり、GOE満点で加点が22.05ついて、技術点71.92のトータル121.92が上限値となります。

究極形としては、コンビネーションの後ろをトーループからループに変える、というのまでありますが、そこまで行けば、基礎点が50.64と50点を超えて、トータル122.69が理論上の上限値となります。

それより上にいくには、四回転アクセルや四回転-四回転のコンビネーションという世界になっていきます。

ネイサンチェン選手の場合、手持ちのカードの組み合わせで、満点が121.92の構成までは作ることができるはずです。

 

●シーズン最高のフリープログラム基礎点構成

Event   Elements    BaseValue   GOE Scores  
Grand Prix Final 1 4F+3T   15.20   5.03 20.23 4.444
Grand Prix Final 2 4Lz   11.50   4.27 15.77 3.556
Grand Prix Final 3 4T+1Eu+3S   14.30   2.71 17.01 2.778
Grand Prix Final 4 CCSp4   3.20   1.01 4.21 3.111
Grand Prix Final 5 3A   8.00   2.86 10.86 3.556
Grand Prix Final 6 StSq3   3.30   1.23 4.53 3.667
Grand Prix Final 7 4S   10.67 x 4.16 14.83 4.222
Grand Prix Final 8 4T   10.45 x 3.26 13.71 3.556
Grand Prix Final 9 3Lz+3T   11.11 x 1.85 12.96 3.000
Grand Prix Final 10 CCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.444
Grand Prix Final 11 ChSq1   3.00   2.43 5.43 4.778
Grand Prix Final 12 FCCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.778
Grand Prix Final   TES   97.73   31.41 129.14  

フリーの基礎点最高は97.73 これは全選手中トップです。

4回転が5本 二回飛ぶジャンプは4Tと3Tです。3Tを2回というのが一見もったいなさそうに見えるのですが、3Lz-3Tを3A-2Tに変えると基礎点が下がるので、3Aを2回組み込もうとするよりはこちらの方がお得です。ただし、セカンド3Loを持っていれば話は変わってきます。

あとは、ここまで来ると、3Fが余っているので、3連続の一番後ろをサルコウからフリップに変えると基礎点が上がります。

なお、この構成はステップがレベル3なので、そこがレベル4になれば単純に基礎点が0.6上がって98.33になります。

それにしてもものすごい構成です。この構成でステップレベル4とすると、GOE満点の時に41.60の加点が得られます。したがって、計算上の技術点満点は139.99となります。PCSも合わせたトータルは239.99が満点です。

ショートの今シーズンの最高構成と合わせると、トータルスコア359.46が計算上の最高点です。350点は厳しでしょうけれど345点くらいまではありそうな気もします。

 

●平均GOE+3.800以上

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Internationaux de France FS 11 ChSq1   3.00   2.50 5.50 5.000
Skate America FS 11 ChSq1   3.00   2.50 5.50 4.889
Grand Prix Final FS 11 ChSq1   3.00   2.43 5.43 4.778
Japan Open FS 11 ChSq1   3.00   2.43 5.43 4.667
Grand Prix Final FS 1 4F+3T   15.20   5.03 20.23 4.444
Internationaux de France SP 5 StSq4   3.90   1.73 5.63 4.333
Grand Prix Final SP 5 StSq4   3.90   1.67 5.57 4.333
Internationaux de France FS 12 FCCoSp4   3.50   1.50 5.00 4.222
Grand Prix Final FS 7 4S   10.67 x 4.16 14.83 4.222
Skate America SP 5 StSq4   3.90   1.62 5.52 4.000
Skate America FS 1 3Lz+3T   10.10   2.36 12.46 4.000
Skate America FS 2 4F   11.00   4.40 15.40 4.000
Grand Prix Final SP 1 4Lz   11.50   4.44 15.94 3.889
Grand Prix Final SP 7 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.889

ネイサンチェン選手は今シーズン、コレオシークエンス満点がありました。フランス杯では全ジャッジ+5の満点。スケートアメリカは、ジャッジの一人だけ+4であとは+5ということで、評価の低い一人分は切られるので、加点としては+2.50の満点です。

今シーズン4回滑ったコレオシークエンスが上から四つ並んでいます。その次に来るのが4F-3Tという高難度コンビネーション。これを+4.444というすごい評価を得て、1要素で20.23というものすごい点をもらいました。

ステップも高評価が並びます。

強いて言えばスピンの高評価が少ないかな、という風には言えますが、これ、国際試合3試合+ジャパンオープンしか出ていないのに、GOE+3.8で切ってもこれだけの数並んでいるんですよね。とにかくすごいです。

 

●四回転のルッツとフリップ

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Japan Open FS 2 4F   11.00   3.14 14.14 2.778
Skate America SP 1 4Lz   11.50   0.82 12.32 0.667
Skate America FS 2 4F   11.00   4.40 15.40 4.000
Internationaux de France SP 4 4F   12.10 x 3.30 15.40 3.000
Internationaux de France FS 1 4Lz   11.50   -0.49 11.01 -0.333
Grand Prix Final SP 1 4Lz   11.50   4.44 15.94 3.889
Grand Prix Final FS 1 4F+3T   15.20   5.03 20.23 4.444
Grand Prix Final FS 2 4Lz   11.50   4.27 15.77 3.556

今シーズン、四回転のルッツは4回、フリップも4回飛びました。転倒無し、回転不足なし。ルッツの一回だけはGOEがわずかにマイナスですが、他はすべてプラス評価です。

フリップは最低評価でも+2.778 これ、3回転じゃないですからね。4回転のフリップでこの評価です。

 

●四回転のサルコウトーループ

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Japan Open FS 3 4T+1Eu+1F   10.50   1.90 12.40 1.889
Japan Open FS 7 4S   10.67 X 1.39 12.06 1.333
Japan Open FS 8 4T   10.45 X 3.12 13.57 3.111
Skate America SP 4 4T+3T   15.07 x 2.44 17.51 2.556
Skate America FS 3 4T+1Eu+2F   11.80   2.44 14.24 2.556
Skate America FS 7 4S   10.67 x 2.77 13.44 2.889
Internationaux de France SP 1 4T+3T   13.70   3.53 17.23 3.667
Internationaux de France FS 3 4T+1Eu+3F   15.30   2.99 18.29 3.000
Internationaux de France FS 7 4S   10.67 x -1.52 9.15 -1.667
Internationaux de France FS 8 4T   10.45 x -0.14 10.31 -0.222
Grand Prix Final SP 4 4T+3T   15.07 x 2.99 18.06 3.000
Grand Prix Final FS 3 4T+1Eu+3S   14.30   2.71 17.01 2.778
Grand Prix Final FS 7 4S   10.67 x 4.16 14.83 4.222
Grand Prix Final FS 8 4T   10.45 x 3.26 13.71 3.556

四回転のサルコウは4回飛んでGOEマイナスが1つ

トーループは10回飛んでGOEマイナスは-0.222とわずかですが一つあります。

四回転トーループは3連続で入っていて、この3連続はすべてプラス評価です。フランス杯以降は3連続の一番後ろにしっかり3回転がついています。

ものすごすぎて声が出ないです。

 

トリプルアクセル

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Japan Open FS 5 3A   8.00   2.40 10.40 3.000
Skate America SP 2 3A   8.00   2.40 10.40 3.000
Skate America FS 5 3A   8.00   3.09 11.09 3.778
Skate America FS 9 3A+2T   10.23 x 1.83 12.06 2.222
Internationaux de France SP 2 3A   8.00   -2.29 5.71 -2.778
Internationaux de France FS 5 3A   8.00   2.51 10.51 3.000
Internationaux de France FS 9 3A+2T   10.23 x 0.34 10.57 0.444
Grand Prix Final SP 2 3A   8.00   2.51 10.51 3.111
Grand Prix Final FS 5 3A   8.00   2.86 10.86 3.556

トリプルアクセルは9回飛んでGOEマイナスは1回だけ。

トリプルアクセルが苦手、ということになっていましたが・・・

たしかにGOEがプラス4に達することがなかったですので、ほかのジャンプよりは苦手なのかもしれませんが、何なんだろうその基準、という感じの値です。

 

なお、今シーズン、これだけの四回転、さらにはトリプルアクセルを飛んでいるのですが、回転不足はゼロでした。ジャンプの回転不足率ゼロパーセント。試合数が少ないとはいえ、これ自体がすごいことです。

 

●ステップシークエンスとコレオシークエンス

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Japan Open FS 6 StSq4   3.90   1.34 5.24 3.444
Japan Open FS 11 ChSq1   3.00   2.43 5.43 4.667
Skate America SP 5 StSq4   3.90   1.62 5.52 4.000
Skate America FS 6 StSq3   3.30   1.18 4.48 3.444
Skate America FS 11 ChSq1   3.00   2.50 5.50 4.889
Internationaux de France SP 5 StSq4   3.90   1.73 5.63 4.333
Internationaux de France FS 6 StSq4   3.90   1.34 5.24 3.333
Internationaux de France FS 11 ChSq1   3.00   2.50 5.50 5.000
Grand Prix Final SP 5 StSq4   3.90   1.67 5.57 4.333
Grand Prix Final FS 6 StSq3   3.30   1.23 4.53 3.667
Grand Prix Final FS 11 ChSq1   3.00   2.43 5.43 4.778

ステップとコレオも高評価。コレオシークエンスは満点も出しています。全選手の全演技中、コレオシークエンスの高評価上から四つがネイサンチェン選手です。

ステップも高評価。一番低くて+3.333です。ただ、レベル3は散見するんですね。ステップでレベル4を取り続けるのは大変難しい。四回転トーループを全試合回転不足なく跳ぶより、ステップレベル4を全試合続ける方がむしろ難しいようです。

 

●レベル4のスピン

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
Japan Open FS 4 CCoSp4   3.50   0.90 4.40 2.556
Japan Open FS 12 FCCoSp4   3.50   1.10 4.60 3.111
Skate America SP 3 CCSp4   3.20   0.91 4.11 2.667
Skate America FS 4 CCoSp4   3.50   1.10 4.60 3.222
Skate America FS 10 CCSp4   3.20   0.87 4.07 2.667
Internationaux de France SP 3 CCSp4   3.20   0.82 4.02 2.444
Internationaux de France SP 7 CCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.667
Internationaux de France FS 4 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
Internationaux de France FS 10 CCSp4   3.20   0.64 3.84 1.889
Internationaux de France FS 12 FCCoSp4   3.50   1.50 5.00 4.222
Grand Prix Final SP 3 CCSp4   3.20   1.01 4.21 3.222
Grand Prix Final SP 6 FSSp4   3.00   0.99 3.99 3.444
Grand Prix Final SP 7 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.889
Grand Prix Final FS 4 CCSp4   3.20   1.01 4.21 3.111
Grand Prix Final FS 10 CCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.444
Grand Prix Final FS 12 FCCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.778

スピンをレベル4のものだけ並べてみました。

最高評価でフライングチェンジフットコンビネーションスピンFCCoSpで+4.222の評価をフランス杯で受けていました。これは、このスピンとして全選手中最高評価です。他の要素と比べてネイサンチェン選手の中ではやや落ちるのがスピンですが、それでも、全選手中最高になる要素があったりします。

 

 

今シーズン、世界選手権がなかったことにより、出場試合は少なく終わりました。もう、真剣に滑る試合は限られていて、グランプリシリーズくらいだと小手調べに見えます。

グランプリファイナルで出した335.30が現在のワールドレコードということになっています。なんかもう、ただただすごい、しか言いようがないんですが・・・。

フリーのロケットマンの衣装が話題になっていたでしょうか。

え? と最初思ったような気がしないでもないですが、まあ、あれはあれでありなんじゃないかと思うんですが、ダメですかね?  オリンピックシーズンのショートプログラム、ネメシス、みたいなシンプル衣装で滑りかっこいい、みたいなのが似合うと思うので、ああいうのまたやってほしいと思ったりします。

実は世界ジュニアは、ジュニア最後のシーズンのケガの関係もあって取っておらず、いわゆるスーパースラムは不可能なのですが、それはそれとして、あと取りたいものはオリンピックしか残っていないでしょう。高いモチベーションで戦い続けるのも難しいので、本当のいい演技というのは、この先もファイナルと世界選手権くらいでしか見せてもらえないと思いますが、そういった試合で、羽生選手との勝負がどうなるか?

オリンピックまではこの二人の時代が続きそうなので、数少ない真剣勝負の試合を楽しみにしたいと思います。