21-22 鍵山優真

2003年5月5日生まれ

シニア2シーズン目

シーズン獲得賞金:$83,000

世界ランキング:2位

シーズンランキング:2位

シーズンベストスコア 310.05(3位) オリンピック

ショートプログラムシーズンベスト 108.12 オリンピック

フリーシーズンベスト 208.94 オリンピック 団体戦

ショートプログラム楽曲:When You're Smiling

フリープログラム楽曲:グラディエーター

スピンレベル4率 49/51=96.1% (国際大会:32/33=97.0%)

ステップレベル4率 6/17=35.3%(国際大会:5/11=45.5%)

スピンオールレベル4 6/8 (国際大会4/5)

スピンステップオールレベル4  1/8(国際大会1/5)

ジャンプ要素回転不足率 5/87=5.75%

ジャンプ回転不足なし 5/8(国際大会3/5)

スピンステップオールレベル4 ジャンプ回転不足なし 0/8(国際大会:0/5)

 

○21-22シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS
DL げんさんサマーカップ 2 222.55 72.41 150.14
RT 関東選手権 1 261.90 94.51 167.39
CS Asian Open Figure 1 277.78 97.80 179.98
GP Grand Prix Torino 1 278.02 80.53 197.49
GP Internationaux de France 1 286.41 100.64 185.77
NC 全日本選手権 3 292.41 95.15 197.26
OG OlympicGames Team 1 208.94   208.94
OG Olympic Games 2 310.05 108.12 201.93
WC World Championships 2 297.60 105.69 191.91

世界選手権2位の実績を引っ提げてオリンピックシーズンに入った鍵山優真選手。まだ高校3年生の18歳でした。

シーズン初戦はげんさんサマーカップ。ショートボロボロの72.41 フリーも4回転は1本しか入らず150.14 え? というスコアでまさかの2位に終わります。びっくりするくらいの平凡なスコアでした。大丈夫? 大丈夫? まあ、まだ8月だし。というげんさんサマーカップだったわけですが、そこからしばらく沈黙期間。2カ月の時を経て、出る必要は特にない関東選手権に出てきました。出来はいまいちではありながらも261.90 まあこれくらいこの時期に出しておけば、12月にはちゃんと滑りますよね、というくらいのスコアです。

国際大会はその2週後のアジアンオープンフィギュア。ここでは277.78までスコアを伸ばします。やっぱり代表争いは安泰かな、と思わせるスコアでした。

グランプリ2戦はシード選手として登場。初戦のトリノはショートで80.53とまさかの出遅れ。コンビネーションの1つ目トーループが抜けて3回転になり転倒。ショートプログラムはこれがあるから怖い。首位とは17,36差のフリーは前半グループから逆襲のグラディエーター。4回転3本、トリプルアクセル2本、セカンドループ含めすべて加点がつく出来で大逆転優勝を果たします。

グランプリ2戦目のフランスはショートから100点に乗せて、こちらは楽勝でした。2戦2勝でファイナル進出。しかしファイナルは中止でなくなりました。

 

代表争いは1人でリードしているわけではないですが、3枠を争う中で3人抜けてるよね、と見える中の1人にいて、圧倒的に有利な状況で全日本に向かいます。

全日本もショートで転倒があり万全な出来ではありませんでしたがそれでも3位スタート。フリーもまずまずしっかりまとめ3位表彰台。確実にオリンピックの切符を掴みました。

 

オリンピックでは団体戦のフリーから登場。ここで4回転4本構成をノーミスで成功。208.94のパーソナルベスト。ショートフリーとノーミス行ければ320点が見えてワンチャンあるぞ、というのを示す滑りでした。

個人戦は今度はショートで108.12のパーソナルベストを出してきます。1位と5.85差。フリーノーミスでプレッシャー掛けられればチャンスある、という立ち位置。フリーは悪く無い滑りではありましたがコンビネーションで3回転が2回転になるのが2つあるなどスコアを伸ばしきれず201.93 トータル310.05 大魚を逸した形ですが、銀メダルは獲得しました。

シーズン最後の世界選手権。立ち位置的には本命扱いです。18歳で戴冠できるか? ショートはトリプルアクセルでわずかなミスは出ましたが105.69 3.94差の2位は悪くない位置だと思います。フリーは気負いもあったのでしょうか、4回転ループがダウングレードだけなら織り込み済みな部分もあったと思うのですが、後半2つのジャンプでミスが続いて191.91 トータル297.60では届かず、結果的には昨年と同じ2位に終わりました。

 

○要素別スコア

Event Pl Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
げんさんサマーカップ 2 222.55 104.35 119.20 68.19 -1.00 24.36 12.80
関東選手権 1 261.90 137.41 124.49 90.48 8.14 25.32 13.47
Asian Open Figure 1 277.78 149.68 129.10 104.53 5.41 25.37 14.37
Grand Prix Torino 1 278.02 146.48 131.54 95.27 12.36 25.58 13.27
Internationaux de France 1 286.41 150.99 135.42 97.18 14.98 25.55 13.28
全日本選手権 3 292.41 156.83 136.58 101.77 14.62 26.02 14.42
OlympicGames Team 1 208.94 116.50 92.44 77.65 17.33 12.64 8.88
Olympic Games 2 310.05 168.90 141.15 103.65 23.52 26.58 15.15
World Championships 2 297.60 157.15 140.45 92.70 21.80 26.87 15.78

要素別で技術点はオリンピックで出した168.90が最高でした。これは宇野選手の世界選手権よりはやや下回って今シーズン3番目です。PCS141.15は今シーズン4位になります。5項目平均9.5に少し欠ける程度です。

ジャンプの基礎点はオリンピックよりも実はアジアンオープンフィギュアの方が高くて104.53ありました。これは全体6位。日本勢の中でも3番目で、ジャンプの基礎点は佐藤駿選手に負けています。ジャンプの加点の方は23.52のオリンピックでやはり全体3位です。世界選手権でも21.80と20点を超える加点を得ているのですが、今シーズンジャンプの加点で複数回20点を超えたのは鍵山選手のみです。

スピンの26.87も全体3位。唯一、ネイサンチェン選手に勝った要素でもあります。ステップは世界選手権の15.78が最高。これは全体8位で、もちろん悪いスコアではないですが、本人の中で相対的には低い順位になってきます。

 

○要素別偏差値

Event Pl Total J Base J GOE Spin Step PCS
げんさんサマーカップ 2 53.66 46.20 52.35 61.99 55.83 58.35
関東選手権 1 64.36 60.47 64.31 65.11 58.72 61.94
Asian Open Figure 1 68.68 69.46 60.74 65.27 62.61 65.06
Grand Prix Torino 1 68.74 63.54 69.83 65.95 57.86 66.72
Internationaux de France 1 71.03 64.76 73.26 65.85 57.90 69.35
全日本選手権 3 72.66 67.70 72.78 67.38 62.82 70.14
Olympic Games 2 77.45 68.90 84.43 69.19 65.98 73.24
World Championships 2 74.07 61.89 82.18 70.13 68.70 72.77

要素別に偏差値化するとこうなりまして、オリンピックのトータルスコアは偏差値77.45と極めて高い値になってきます。

ジャンプの基礎点は偏差値60台後半、もちろん悪くはないですがまだ伸ばす余地はある水準です。一方加点の方は、オリンピック、世界選手権と2試合続けて偏差値80台という異常値水準に達しました。

スピンは世界選手権で偏差値70に到達。一方ステップは60台にとどまっています。

PCSもオリンピック、世界選手権と大事な2試合で偏差値70超えの領域となりました。

21-22シーズン 鍵山優真要素別偏差値レーダーチャート

レーダーチャートは、げんさんサマーカップを一緒に乗せるとひどさがよく見えますが、それ以降、徐々に外側へ広がっていっており、シーズン進むにつれて調整が進んだのも見て取れます。右上左下はあまり伸びていない、六角形ではなくて右下に伸びた台形、みたいな形になっています。基礎点は世界のトップではないけれど、出来栄えで十分太刀打ちしています、という形でしょうか。

 

●シーズン最高の基礎点構成

○世界選手権 ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S   9.70   4.57 14.27 4.667
2 4T+3T   13.70   3.53 17.23 3.667
3 CCSp4   3.20   1.19 4.39 3.667
4 3A   8.80 x -0.34 8.46 -0.444
5 FSSp4   3.00   0.86 3.86 2.889
6 StSq4   3.90   1.56 5.46 4.000
7 CCoSp4   3.50   1.45 4.95 4.111
  TES   45.80   12.82 58.62  

ショートプログラムの最高基礎点は45.80でした。45.80は今シーズン2回、グランプリシリーズのフランスでも出しています。4回転2種類選手のオーソドックスな構成で、サルコウトーループ、セカンド3回転付きで1.1倍にはトリプルアクセル。よくあると言えばよくあるのですが、これでも世界で8番目の基礎点になります。4回転2種類でスピンステップレベル4を揃えセカンド3回転付きノーミス、というのはそれほど簡単なものではないわけです。シーズン最高のショート基礎点は49.87ですので、そことは4.07の差があります。出来栄えで追いつくには、少しミスをしてもらわないときついかな、というくらいの差はありそうです。

基礎点を上げるにはサルコウをループにすれば0.8上がります。また、1.1倍トリプルアクセルではなくて、4T+3Tにすると0.57基礎点があがります。両方合わせれば1.37の上昇。手持ちのカードの組み合わせを変えるとそこまで行けますが、リスクとリターンの関係で、今シーズンはこの構成だったようです。

 

○オリンピック団体戦 フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S   9.70   3.46 13.16 3.556
2 4Lo   10.50   0.60 11.10 0.444
3 4T   9.50   3.53 13.03 3.667
4 3A+3T   12.20   2.40 14.60 2.889
5 CSSp4   3.00   0.64 3.64 2.222
6 StSq3   3.30   0.94 4.24 3.000
7 4T+1Eu+3S   15.73 x 3.12 18.85 3.222
8 3F+3Lo   11.22 x 1.82 13.04 3.444
9 3A   8.80 x 2.40 11.20 3.000
10 ChSq1   3.00   1.64 4.64 3.333
11 CCoSp4   3.50   0.90 4.40 2.556
12 FCCoSp4   3.50   1.10 4.60 3.111
  TES   93.95   22.55 116.50  

フリーの最高基礎点は、圧巻の滑りだったオリンピック団体戦の93.95でした。実はこっそりステップがレベル3 ステップのレベルはまだ3のことも結構多い鍵山選手だったりします。

4回転は3種類4本、トリプルアクセル2本にセカンドループ付き。これで世界で3位の基礎点になりました。ステップレベル4なら94.55まで基礎点が出せていて、これならネイサンチェン選手を上回る今シーズン2位の基礎点に出来ました。4回転が5本の選手もいる中、4本でもこの基礎点が出せて、出来栄え勝負に持ち込めています。フリーのセカンドループにはそれだけの威力があります。

4回転ルッツを習得すれば、5本構成に出来るのですが、今度はトリプルアクセルにセカンドループを付けないといけなくなって、それができないとなると3回転ループが2回転トーループに代替される、という基礎点減が生じます。そうすると、せっかく4回転ルッツを身に着けても、基礎点の上昇は3点に満たない、みたいな状況になっていて、確率がしっかり高くないとリスクとリターンのつり合いが取れない、みたいなことになります。ただ、来シーズンからはシークエンスが基礎点削られることなく1.0倍になる、というルール変更があるので、また状況が変わってきてどうなるか? トリプルアクセルをシークエンスに押し込めば、4回転4種類5本になっても、3F+3Loを活かせる形も作れます。

 

○平均GOE3.800以上(国際大会と全日本より)

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
World Championships SP 1 4S   9.70   4.57 14.27 4.667
Olympic Games FS 1 4S   9.70   4.43 14.13 4.556
Olympic Games SP 6 StSq3   3.30   1.46 4.76 4.333
World Championships FS 12 FCCoSp4   3.50   1.55 5.05 4.333
Olympic Games SP 1 4S   9.70   4.02 13.72 4.222
World Championships FS 1 4S   9.70   4.16 13.86 4.222
World Championships FS 3 4T   9.50   4.07 13.57 4.222
Olympic Games SP 2 4T+3T   13.70   3.94 17.64 4.111
Olympic Games FS 3 4T   9.50   3.80 13.30 4.111
World Championships SP 7 CCoSp4   3.50   1.45 4.95 4.111
Olympic Games FS 6 StSq4   3.90   1.56 5.46 4.000
World Championships SP 6 StSq4   3.90   1.56 5.46 4.000
World Championships FS 6 StSq4   3.90   1.56 5.46 4.000
Internationaux de France SP 2 4T   9.50   3.66 13.16 3.889
Internationaux de France FS 3 4T+3T   13.70   3.66 17.36 3.889
全日本選手権 SP 6 StSq4   3.90   1.50 5.40 3.889
Olympic Games SP 7 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.889
Olympic Games FS 10 ChSq1   3.00   1.93 4.93 3.889
World Championships FS 11 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.889

鍵山選手は、評価の高い要素を上から並べたら、世界選手権とオリンピックばかりが出てきました。大きな試合に合わせる調整力があるということなんでしょうか。

上の方にはジャンプが並びます。4回転サルコウで平均GOE+4.000超えを4回出しているというか、オリンピック個人戦~世界選手権の4回転サルコウはすべてGOE+4.000超えです。4回転のトーループも評価が高いです。この2種類の4回転の評価の高さが生命線でしょうか。

 

○4回転ループ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
関東選手権 FS 1 4Loq q 10.50   -4.90 5.60 -4.600
Asian Open Figure FS 1 4Lo   10.50   -3.33 7.17 -3.250
OlympicGames Team FS 2 4Lo   10.50   0.60 11.10 0.444
Olympic Games FS 2 4Loq q 10.50   -4.65 5.85 -4.333
World Championships FS 2 4Lo<< <<  4.90   -2.38 2.52 -4.667

4回転ループを今シーズンから投入してきました。世界選手権以外では基礎点満額入るところまではきましたが、GOEプラスなのはオリンピック団体戦の1度だけ。まだ、完成したジャンプとは言えなささそうです。

 

サルコウから始まる要素

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ SP 1 2S* * 0.00   0.00 0.00  
げんさんサマーカップ FS 2 2S   1.30   0.00 1.30 0.000
関東選手権 SP 1 4S   9.70   -3.56 6.14 -3.600
関東選手権 FS 2 2S   1.30   0.04 1.34 0.400
Asian Open Figure SP 1 4S   9.70   1.94 11.64 1.750
Asian Open Figure FS 2 4S< 7.76   -3.88 3.88 -5.000
Grand Prix Torino SP 1 4S   9.70   -2.63 7.07 -2.778
Grand Prix Torino FS 1 4S   9.70   0.83 10.53 0.889
Internationaux de France SP 1 4S+3T   13.90   2.91 16.81 3.000
Internationaux de France FS 1 4S   9.70   3.19 12.89 3.333
全日本選手権 SP 1 4S+3T   13.90   3.60 17.50 3.667
全日本選手権 FS 1 4S   9.70   2.77 12.47 2.889
OlympicGames Team FS 1 4S   9.70   3.46 13.16 3.556
Olympic Games SP 1 4S   9.70   4.02 13.72 4.222
Olympic Games FS 1 4S   9.70   4.43 14.13 4.556
World Championships SP 1 4S   9.70   4.57 14.27 4.667
World Championships FS 1 4S   9.70   4.16 13.86 4.222

4回転サルコウは、シーズン前半は苦しんでいましたが、グランプリシリーズから完成度が上がってきました。オリンピック個人戦以降はすべて平均GOE+4.000以上。平均GOEで+4.000を超える4回転サルコウは今シーズン鍵山選手のみです。得意なジャンプと言ってよいのではないかと思います。

 

トーループで始まる要素(国際大会と全日本より)

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Asian Open Figure SP 2 4T+2T   10.80   2.22 13.02 2.250
Asian Open Figure FS 3 4T+3T   13.70   2.69 16.39 2.750
Asian Open Figure FS 7 4T   10.45 x -2.85 7.60 -3.000
Grand Prix Torino SP 2 3T+COMBO   4.20   -2.10 2.10 -5.000
Grand Prix Torino FS 3 4T+3T   13.70   3.26 16.96 3.444
Grand Prix Torino FS 7 4T   10.45 x 1.09 11.54 1.222
Internationaux de France SP 2 4T   9.50   3.66 13.16 3.889
Internationaux de France FS 3 4T+3T   13.70   3.66 17.36 3.889
Internationaux de France FS 7 4T   10.45 x -0.95 9.50 -0.778
全日本選手権 SP 2 4T   9.50   -4.75 4.75 -4.889
全日本選手権 FS 3 4T+3T   13.70   3.39 17.09 3.556
全日本選手権 FS 7 4T   10.45 X 3.53 13.98 3.556
OlympicGames Team FS 3 4T   9.50   3.53 13.03 3.667
OlympicGames Team FS 7 4T+1Eu+3S   15.73 x 3.12 18.85 3.222
Olympic Games SP 2 4T+3T   13.70   3.94 17.64 4.111
Olympic Games FS 3 4T   9.50   3.80 13.30 4.111
Olympic Games FS 7 4T+1Eu+2S   12.43 x 2.58 15.01 2.667
World Championships SP 2 4T+3T   13.70   3.53 17.23 3.667
World Championships FS 3 4T   9.50   4.07 13.57 4.222
World Championships FS 7 4T+1Eu+3S   15.73 x 3.66 19.39 3.778

4回転トーループはショートフリーで3回飛んで、コンビネーションも入るジャンプです。オリンピックからは3連続ジャンプが4回転トーループ起点になりました。

このジャンプもシーズン中盤まではそれほど確率は高くなく、全日本のショートでは転倒したりしていました。

それでもオリンピック以降はすべて成功で加点も大きく得ました。今シーズン、4回転トーループを含む要素で、複数回平均GOEで+4.000を超えたのは鍵山選手のみです。

 

○アクセルを含む要素

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Asian Open Figure SP 4 3A   8.80 x 2.67 11.47 3.375
Asian Open Figure FS 4 3A+1Eu+3S   12.80   2.00 14.80 2.500
Asian Open Figure FS 9 3A   8.80 x 2.27 11.07 2.875
Grand Prix Torino SP 4 3A   8.80 x 2.86 11.66 3.556
Grand Prix Torino FS 4 3A+1Eu+3S   12.80   2.51 15.31 3.222
Grand Prix Torino FS 9 3A   8.80 x 2.63 11.43 3.333
Internationaux de France SP 4 3A   8.80 x -1.49 7.31 -1.667
Internationaux de France FS 4 3A+1Eu+3S   12.80   2.51 15.31 3.222
Internationaux de France FS 9 1A   1.21 x 0.02 1.23 0.222
全日本選手権 SP 4 3A   8.80 X 1.83 10.63 2.222
全日本選手権 FS 4 3A+1Eu+2S   9.80   1.60 11.40 2.000
全日本選手権 FS 9 3A   8.80 X -1.26 7.54 -1.667
OlympicGames Team FS 4 3A+3T   12.20   2.40 14.60 2.889
OlympicGames Team FS 9 3A   8.80 x 2.40 11.20 3.000
Olympic Games SP 4 3A   8.80 x 2.86 11.66 3.667
Olympic Games FS 4 3A+2T   9.30   2.74 12.04 3.444
Olympic Games FS 9 3A   8.80 x 1.83 10.63 2.222
World Championships SP 4 3A   8.80 x -0.34 8.46 -0.444
World Championships FS 4 3A+3T   12.20   2.97 15.17 3.778
World Championships FS 9 1A   1.21 x 0.05 1.26 0.556

トリプルアクセルもショートフリーで合計3回飛ぶジャンプです。フリーではシーズン中盤までは連続を入れていましたが、後半は2連続になりました。

転倒は1度もありませんでしたが、GOEマイナスはちょこちょこ出ています。トリプルアクセルでは平均GOEの最高が3.778 4回転サルコウや4回転トーループの方が評価が高くなっています。

 

オリンピック2位、世界選手権は2年連続2位。まだあまり言われていませんが、シルバーメダルコレクター化の兆候が出てしまっている鍵山選手。しかしながら、18歳でこのレベルのシルバーメダルを3つ取ったことは十分素晴らしいというかとてつもないこと、と言えると思います。ついでにいえば、世界ジュニアも銀メダルだったりしてます。持ってる大きめなタイトルは実はユースオリンピックだけ。四大陸の銅メダルや全日本の銅メダル含め、大きなタイトルがまだ取れていません。

来シーズンは何か一つ、あるいは一つと言わず全部、獲りに行けるチャンスはあると思われますのでビッグタイトルを獲る姿を期待したいと思います。