21-22 三浦佳生

2005年6月18日生まれ

ジュニア4シーズン目

シーズン獲得賞金:$11,000

世界ランキング:48位

シーズンランキング:30位

シーズンベストスコア 251.07(27位) 四大陸選手権

ショートプログラムシーズンベスト 88.37 四大陸選手権

フリーシーズンベスト 162.70 四大陸選手権

ショートプログラム楽曲:四季より冬

フリープログラム楽曲:ポエタ

スピンレベル4率 15/54=27.8% (国際大会:2/18=11.1%)

ステップレベル4率 0/18=0.00%(国際大会:0/6=0.00%)

スピンオールレベル4 0/9 (国際大会0/3)

スピンステップオールレベル4  0/9(国際大会0/3)

ジャンプ要素回転不足率 5/90=5.56% (国際大会2/30=6.67%)

ジャンプ回転不足なし 6/9(国際大会2/3)

スピンステップオールレベル4 ジャンプ回転不足なし 0/9(国際大会:0/3)

 

○21-22シーズンの戦績

J/S Grade Event Pl Total SP FS
J DL げんさんサマーカップ 1 204.28 71.22 133.06
S DL 関東サマートロフィー 2 177.79 60.41 117.38
J RT 東京選手権 1 235.73 80.74 154.99
J RT 東日本選手権 1 215.05 78.02 137.03
S GP NHK Trophy 8 232.89 76.62 156.27
J NJ 全日本ジュニア 1 229.28 64.00 165.28
S NC 全日本選手権 4 276.16 92.81 183.35
S 4CC Four Continents 3 251.07 88.37 162.70
J WJ World Junior 13 197.59 60.03 137.56

三浦佳生選手はジュニアグランプリシリーズに当然出るはずでしたが、日本からの派遣が中止になってしまったこともあり、シーズン前半は国内ローカル転戦となりました

初戦はげんさんサマーカップのジュニアカテゴリー。優勝しましたが204.28とスコアは平凡。2戦目は関東サマートロフィーでこれはシニアカテゴリーの試合です。ショートから2転倒、フリーは4回転が1つも決まらず、トータルスコア177.79と平凡通り過ぎてなかなかひどいスコアです。シーズン序盤とはいえ心配。

10月に入って東京選手権は235.73 ジュニアカテゴリーとしてはまずまずのスコアでジュニアグランプリシリーズでこれを出せれば高確率で優勝出来るくらいのスコアが出ました。しかし東日本選手権では215.05とまた平凡なスコアに戻ります。

ここでチャンスが来ましたNHK杯。ジュニアグランプリへの派遣中止の代替ってことでもないのでしょうけど、シニアのグランプリシリーズの出場権が回ってきます。しかし残念ながらこのチャンスを生かしきれず。ショートではコンビネーションが入らず8位スタート。フリーはまずまずの滑りですが、流石はグランプリシリーズは周りのレベルが高かった。トータル232.89は8位に終わります。

翌週は全日本ジュニア。このショートでアクセルをふかすという盛大なミスで64.00 まさかの4位スタート。逆襲のフリー。さすがに巻き返して165.28を出すと国内のジュニアではさすがに強い、229.28で逆転優勝。世界ジュニアの切符を掴みます。

世界ジュニアの切符を持っているので全日本はある種、他の選手と比べてプレッシャー薄目な立場で臨めます。その上シニアルールなのでショートから得意の4回転を組み込める。ここで4回転を1.1倍に入れるという積極攻勢をノーミスで演じ92.81 初のショート90点台で5位、最終グループ入りを果たします。フリーは4回転ループを実践初投入。GOEマイナスながら着氷。その後サルコウトーループ2本、トリプルアクセル2本も着氷。本人比でこれ以上はないという出来で183.85 トータル276.16 3強に次ぐ4位に入りました。

世界ジュニアの切符もってるし、で臨んだ全日本で得られたものは四大陸選手権の切符でした。シーズン後半はチャンピオンシップめぐりとなりました。四大陸選手権、ショートはセカンドジャンプが2回転になったりスピンが乱れたりと小さなミスはありますが、88.37で3位発進。フリーもケガ情報ありながらも4回転3本とトリプルアクセル2本を転倒無くこなし162.70 トータル251.07と250点に乗せ3位表彰台に輝きました。

世界選手権は補欠。雰囲気的にオリンピック年の世界選手権は補欠に回って来る確率が高い。そんな中で予想通り補欠1の三浦佳生選手にお鉢が回ってきたのですが、残念ながらそのお鉢は自分がケガで次へ回すことになり欠場となります。

元々権利を持っていた世界ジュニア。これもケガで危ぶまれるのですがこちらは出場。結果的には強行出場だったのでしょうか。ショートからジャンプが全く決まらず60.03 危うくショート落ちするところを何とか通過し、フリー大逆襲なら全日本ジュニアと同じシナリオだったのですが、今回はそうはいかず137.56で終わりトータル197.59の13位。悔しいジュニア最後の試合となりました。

 

○要素別スコア

Event Pl Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
げんさんサマーカップ 1 204.28 104.51 100.77 81.58 -2.09 18.71 6.31
関東サマートロフィー 2 177.79 81.61 99.18 71.94 -13.73 14.01 9.39
東京選手権 1 235.73 122.99 113.74 84.25 9.12 23.10 6.52
東日本選手権 1 215.05 108.60 107.45 80.53 2.37 19.15 6.55
NHK Trophy 8 232.89 121.82 112.07 92.30 0.71 18.00 10.81
全日本ジュニア 1 229.28 120.03 110.25 79.86 10.22 21.57 8.38
全日本選手権 4 276.16 154.15 122.01 104.13 14.84 22.63 12.55
Four Continents 3 251.07 131.91 119.16 88.90 13.54 18.36 11.11
World Junior 13 197.59 91.55 107.04 73.99 -5.00 16.57 5.99

トータルスコア251.07は日本人選手の中で6番目になります。

技術点は四大陸選手権で131.91まで出ました。全日本の154.15なら今シーズン5位相当ですが国内参考記録です。PCSは四大陸で119.16 5項目平均8点を少し切るくらいになります。

ジャンプの基礎点はNHK杯で92.30ありました。全日本の104.13ならシーズン7位相当でした。加点の方は四大陸選手権で13.54と二桁あります。

スピンは国際大会では四大陸選手権の18.36が最高です。国内でも東京選手権の23.10まででした。ステップ系要素では四大陸で11.11 全日本でも12.55です

全日本の出来なら世界の上位で戦える、ということと、スピンステップが点を取れていないというのが見えます。

 

○要素別偏差値

Event Pl Total J Base J GOE Spin Step PCS
げんさんサマーカップ 1 48.69 54.77 50.93 43.67 45.32 45.85
関東サマートロフィー 2 41.48 48.60 35.70 28.42 41.10 44.77
東京選手権 1 57.24 56.48 65.59 57.91 47.71 54.64
東日本選手権 1 51.62 54.10 56.76 45.09 47.67 50.38
NHK Trophy 8 56.47 61.63 54.59 41.36 47.23 53.51
全日本ジュニア 1 55.49 53.67 67.03 52.94 55.40 52.28
全日本選手権 4 68.24 69.21 73.07 56.38 54.75 60.26
Four Continents 3 61.41 59.46 71.37 42.53 48.53 58.32
World Junior 13 46.87 49.91 47.12 36.73 39.37 50.10

偏差値で見ると、崩れた試合ではトータルスコアで偏差値50割れとなります。国際大会では四大陸で61.41と偏差値60台に乗せました。

ジャンプはNHK杯で60台。世界ジュニアは平均程度になっています。加点の方は四大陸で偏差値70超えです。

スピンは国際大会では3試合とも平均の50割れ。偏差値40前後と苦しんでいます。ステップ系要素はジュニアの試合はコレオ補正を入れた後ですが国際大会3試合はやはり偏差値50割れ。国内でも全日本ジュニアと全日本のみが50超えています。

PCSは50台が標準です。

スピンステップが平均に届いていないというなかなか特徴的な姿になっています。

21-22シーズン 三浦佳生要素別偏差値レーダーチャート

レーダーチャートを出すとこのように当然のように右寄りです。世界ジュニアのこじんまりとした姿が大変残念なことになっています。

 

●シーズン最高の基礎点構成

全日本選手権 ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S+3T   13.90   3.74 17.64 3.889
2 3A   8.00   1.83 9.83 2.222
3 FCSp4   3.20   0.55 3.75 1.667
4 4T   10.45 X 0.68 11.13 0.778
5 CSSp4   3.00   0.60 3.60 1.889
6 StSq3   3.30   0.94 4.24 2.778
7 CCoSp3   3.00   1.11 4.11 3.667
  TES   44.85   9.45 54.30  

ショートプログラムの最高基礎点は通常国際大会から持ってきていますが、三浦選手は国内の試合の方が数が多いうえに差も大きいので全日本選手権を持ってきました。

4回転2本で1.1倍には単独4回転トーループを入れています。スピンステップでレベルが取れていませんがこれがレベル4だと基礎点は45.95にまでなります。

 

全日本選手権 フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Lo   10.50   -2.70 7.80 -2.556
2 4S   9.70   3.19 12.89 3.222
3 4T   9.50   0.81 10.31 0.889
4 FCSp4   3.20   0.59 3.79 1.889
5 3A+2T   9.30   0.91 10.21 1.111
6 ChSq1   3.00   0.93 3.93 1.889
7 4T+3T   15.07 X 2.71 17.78 2.778
8 3A   8.80 X 2.63 11.43 3.222
9 CSSp3   2.60   0.71 3.31 2.556
10 StSq3   3.30   1.08 4.38 3.222
11 2A+1Eu+3S   8.91 X 1.04 9.95 2.333
12 CCoSp3   3.00   1.07 4.07 3.556
  TES   86.88   12.97 99.85  

フリーも最高基礎点は全日本から持ってきています。86.88 この試合は4回転3種類4本構成でした。スピンステップでやはりレベルが取り切れていないので、これをレベル4に出来れば1.50基礎点を上げられます。

4回転4本にトリプルアクセル2本まであるのに、ダブルアクセルが構成に入っている不思議。体力の関係か、同じプログラムで4回転と3回転を入れるのが少し苦手というところか、そのあたりな理由かと思われますが、このダブルアクセル起点の3連続をトリプルルッツ起点にでも替えられれば2.86基礎点が上がります。

 

○平均GOE2.600以上(国際大会と全日本より)

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
全日本選手権 SP 1 4S+3T   13.90   3.74 17.64 3.889
Four Continents FS 10 StSq2   2.60   1.00 3.60 3.750
全日本選手権 SP 7 CCoSp3   3.00   1.11 4.11 3.667
全日本選手権 FS 12 CCoSp3   3.00   1.07 4.07 3.556
Four Continents SP 4 4T   10.45 x 3.33 13.78 3.375
Four Continents FS 7 4T   10.45 x 3.01 13.46 3.375
全日本選手権 FS 2 4S   9.70   3.19 12.89 3.222
全日本選手権 FS 8 3A   8.80 X 2.63 11.43 3.222
全日本選手権 FS 10 StSq3   3.30   1.08 4.38 3.222
全日本選手権 SP 6 StSq3   3.30   0.94 4.24 2.778
全日本選手権 FS 7 4T+3T   15.07 X 2.71 17.78 2.778
World Junior FS 1 3A   8.00   2.17 10.17 2.778
Four Continents SP 6 StSq2   2.60   0.74 3.34 2.750
Four Continents FS 9 CSSp3   2.60   0.69 3.29 2.750
NHK Trophy FS 1 3A   8.00   2.17 10.17 2.667
Four Continents SP 5 CSSp4   3.00   0.85 3.85 2.625

評価が高い要素にはジャンプが多めです。四大陸のステップや全日本のスピンステップがいますが、レベルが2や3で4はとれていません。やはりジャンプ優位なところがこのへんでも見えます。

世界ジュニアで評価の高い要素がほとんどないのは残念でした。

 

○4回転ループ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
全日本選手権 FS 1 4Lo   10.50   -2.70 7.80 -2.556

今シーズン1度だけ4回転ループを実戦投入。GOEマイナスではありますが、見事に基礎点満額で転倒せずに降りました。

 

サルコウから始まる要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ FS 2 4S   9.70   1.94 11.64 2.000
関東サマートロフィー SP 1 4S   9.70   -4.85 4.85 -5.000
関東サマートロフィー FS 2 4S   9.70   -4.85 4.85 -5.000
東京選手権 FS 2 4S   9.70   2.59 12.29 2.600
東日本選手権 FS 2 1S   0.40   -0.13 0.27 -3.143
NHK Trophy SP 1 4S   9.70   2.36 12.06 2.556
NHK Trophy FS 2 4Sq q 9.70   -1.80 7.90 -1.778
NHK Trophy FS 11 3S+2T   6.16 X -0.74 5.42 -1.556
全日本ジュニア FS 2 4S   9.70   3.49 13.19 3.714
全日本選手権 SP 1 4S+3T   13.90   3.74 17.64 3.889
全日本選手権 FS 2 4S   9.70   3.19 12.89 3.222
Four Continents SP 1 4S+2T   11.00   2.10 13.10 2.250
Four Continents FS 2 4S+2T   11.00   2.10 13.10 2.125
Four Continents FS 3 4S   9.70   -3.07 6.63 -3.125
World Junior FS 2 4S< 7.76   -2.33 5.43 -2.889

4回転サルコウは時にコンビネーション、時に単独ジャンプ、それぞれありました。NHK杯のコンビネーションはおそらく普通に3回転2回転で4回転にするつもりはなかったはずです。

4回転サルコウは14回飛んで回転不足が1回、転倒2回、それ以外のGOEマイナスが3回で8回が成功ジャンプになります。

 

トーループで始まる要素(国際大会と全日本より)

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ FS 3 4T+2T   10.80   1.19 11.99 1.250
げんさんサマーカップ FS 6 4T   10.45 X -3.09 7.36 -3.250
関東サマートロフィー SP 2 4T+3T   13.70   -1.58 12.12 -1.800
関東サマートロフィー FS 3 2T   1.30   0.00 1.30 0.200
関東サマートロフィー FS 7 2T* * 0.00 X 0.00 0.00  
東京選手権 FS 3 4T+3T   13.70   3.48 17.18 3.800
東京選手権 FS 6 4T< 8.36 X -3.80 4.56 -5.000
東日本選手権 FS 3 4T   9.50   -2.47 7.03 -2.429
東日本選手権 FS 6 4T+2T   11.88 X -2.09 9.79 -2.286
NHK Trophy SP 2 4T+COMBO+2T*   9.50   -4.61 4.89 -4.667
NHK Trophy FS 3 4T+2T   10.80   0.14 10.94 0.111
NHK Trophy FS 7 4T   10.45 X -0.81 9.64 -0.778
全日本ジュニア FS 3 4T+3T   13.70   3.42 17.12 3.571
全日本ジュニア FS 6 4T< 8.36 X -3.80 4.56 -5.000
全日本選手権 SP 4 4T   10.45 X 0.68 11.13 0.778
全日本選手権 FS 3 4T   9.50   0.81 10.31 0.889
全日本選手権 FS 7 4T+3T   15.07 X 2.71 17.78 2.778
Four Continents SP 4 4T   10.45 x 3.33 13.78 3.375
Four Continents FS 7 4T   10.45 x 3.01 13.46 3.375
World Junior FS 3 2T   1.30   -0.33 0.97 -2.556
World Junior FS 6 4Tq q 10.45 x -0.54 9.91 -0.556

4回転トーループもショートでもフリーでも飛ぶジャンプでフリーは2本が基本です。今シーズンは21回飛ぼうとして2回転になったのが3回、回転不足が2回、それ以外のGOEマイナスは7回あります。セカンドが2回転になるのが成功なのかミスなのかは時により微妙ですが、GOEプラスを成功ジャンプとすると9回で成功率5割を割っています。サルコウより見た目の成功率は低いですが、コンビネーションを狙ったり1.1倍に入れていたりと条件的にはこちらの方が難しくなっています。

 

トリプルアクセルを含む要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ SP 2 3A   8.00   -0.20 7.80 -0.250
げんさんサマーカップ FS 1 3A   8.00   0.20 8.20 0.250
関東サマートロフィー SP 4 3A   8.80 X -4.00 4.80 -5.000
関東サマートロフィー FS 1 3A   8.00   2.13 10.13 2.600
関東サマートロフィー FS 5 3A+2T   9.30   -0.80 8.50 -1.400
東京選手権 SP 4 3A   8.80 X 2.67 11.47 3.400
東京選手権 FS 1 3A   8.00   2.67 10.67 3.400
東京選手権 FS 5 3A+1Eu+3F   13.80   0.27 14.07 0.600
東日本選手権 SP 4 3A   8.80 X 2.40 11.20 3.143
東日本選手権 FS 1 3A   8.00   3.04 11.04 3.714
東日本選手権 FS 5 3A+1Eu+3S   12.80   0.80 13.60 1.143
NHK Trophy SP 4 3A   8.80 X 1.83 10.63 2.222
NHK Trophy FS 1 3A   8.00   2.17 10.17 2.667
NHK Trophy FS 5 3A+1Eu+3F   13.80   1.26 15.06 1.444
全日本ジュニア FS 1 3A   8.00   3.20 11.20 4.000
全日本ジュニア FS 5 3A+2T   9.30   1.60 10.90 2.143
全日本選手権 SP 2 3A   8.00   1.83 9.83 2.222
全日本選手権 FS 5 3A+2T   9.30   0.91 10.21 1.111
全日本選手権 FS 8 3A   8.80 X 2.63 11.43 3.222
Four Continents SP 2 3A   8.00   1.87 9.87 2.250
Four Continents FS 1 3A   8.00   1.87 9.87 2.250
Four Continents FS 5 3A+2T   9.30   1.33 10.63 1.625
World Junior SP 4 3A< 7.04 x -3.20 3.84 -5.000
World Junior FS 1 3A   8.00   2.17 10.17 2.778
World Junior FS 5 3A+2T   9.30   0.91 10.21 1.111

トリプルアクセルはショートフリーで3本飛びます。25回飛んで21回がGOEプラスです。シングルアクセルになったのが2回他にありますが、それでも4回転と比べて確率はかなり高いジャンプであり、計算できるジャンプになっていますが、世界ジュニアでは転倒があり残念でした。

 

ずっと未来を嘱望されてきた三浦佳生選手。今シーズンは全日本ジュニアをしっかり勝ち、全日本選手権でも4位。四大陸でも3位表彰台といよいよジュニアは卒業、というシーズンを結果としてはいい流れできていたのですが、ケガもあり世界ジュニアは散々なものになりました。いいシーズンだったのか悪いシーズンだったのか。微妙なところですが、いずれにしても来シーズンはシニアに上がるはずです。

中学生の頃から4回転を飛んでいた三浦佳生選手ですが、一方でスピンステップがまだレベル4をしっかり取れず点が伸びない現実があります。国際舞台ではスピンステップでトップ層とは10点近く、ビハインドを負います。4回転1本分。シニアに上がっていくには、スピンステップもシニアっぽく決めて行っていただけるとよいなあ、と思います。

まだ16歳。新ルールではやっとシニアに上がれる年齢にこれからなるわけで、スピンステップもそのうち自然とうまくできるようになっていくんでしょうか。日本男子は激戦。その辺をクリアしないとチャンピオンシップの代表にはなるのは難しい。いずれにしてもまずはグランプリシリーズとなると思われますので、そこでのご活躍を期待したいと思います。