22-23 吉岡希

2003年12月5日生まれ

ジュニア6シーズン目

シーズン獲得賞金:$11,000

世界ランキング:49位

シーズンランキング:23位

シーズンベストスコア 238.36(22位) トリグラフトロフィー

ショートプログラムシーズンベスト 82.42 トリグラフトロフィー

フリーシーズンベスト 155.94 トリグラフトロフィー

ショートプログラム楽曲:マラゲーニャ

フリープログラム楽曲:パイレーツオブカリビアン

スピンレベル4率 28/60 = 46.7%(国際大会:13/30 = 43.3%)

ステップレベル4率 2/14 = 14.3%(国際大会:1/6 = 16.7%)

スピンオールレベル4 0/9(国際大会:0/5)

スピンステップオールレベル4 0/9(国際大会:0/5)

ジャンプ回転不足率 2/104 = 1.92%(国際大会:2/50 = 4.00%)

ジャンプ回転不足なし 7/9(国際大会:3/5)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 0/9(国際大会:0/5)

 

○22-23シーズンの戦績

J/S Grade Event Pl Total SP FS
J DL げんさんサマーカップ 1 197.73 66.68 131.05
J JGP JGP Ostrava 1 219.68 72.03 147.65
J JGP JGP Gdansk 5 194.63 69.97 124.66
S CC 東日本学生選手権 4 124.06   124.06
J NJ 全日本ジュニア 1 209.57 71.84 137.73
J JGPF JGP Final 3 208.01 66.83 141.18
S NC 全日本選手権 10 220.43 80.85 139.58
S CC 日本学生氷上選手権 4 142.53   142.53
S NG 国民体育大会 6 214.89 67.72 147.17
J WJ World Junior 3 217.79 76.44 141.35
S IC Triglav Trophy 1 238.36 82.42 155.94

吉岡選手は昨シーズン全日本ジュニア3位。世界ジュニアは3枠あったのですが、全日本の成績などで派遣枠に入れず。今年こそはというジュニア最終シーズンでした。

初戦はげんさんサマーカップから。ジャンプ各種のミスはありましたが197.73で優勝します。ジュニアグランプリへ向けての調整試合としてはこんなものでしょうか。

ジュニア最終シーズンにして初のジュニアグランプリシリーズはオストラバから。ショートプログラムは武器となる4回転が入れられないルールではありますが72.03と70点台に乗せて2位発進。首位とは2.36差ですが6位までも2.92差と非常に僅差の展開となります。勝負のフリー。4回転トーループを2本降りて147.65 これまで国内でもげんさんサマーカップでだした131.05が最高だったところから一気にスコアを伸ばして逆転優勝。ジュニアグランプリシリーズ初出場初優勝を果たしました。

2戦目はグダンスクへ。まだあと2戦残っている状況なのでファイナル争いは他の選手次第なところもありますが、表彰台乗っておけばたぶん行けるだろうという状況です。ショートはトリプルアクセルをしっかり決めたものの、トリプルループがダウングレードとなって69.97は4位スタートになります。フリーは4回転持っている強さがあるのでしっかり滑れば逆転可能だったのですが、4回転トーループは1つ2回転になるなど、特に後半のジャンプが決まらず124.66にとどまりトータル194.63で5位に終わります。どうなることかと思いましたが、このあと2戦の他の選手の結果から、ファイナル進出が決まりました。

 

ジュニアはこの後しばらく国内戦に移ります。昨年の全日本ジュニア3位があるのでブロック大会は免除です。ジュニアながら大学生ということで東日本学生選手権があり、調子落としていたのか4回転入らず124.06で4位に終わります。

11月、勝負の全日本ジュニア。今年こそ世界ジュニアへ。そのためにはここで優勝して代表権を確定させておきたいという試合です。このショートプログラムはジャンプをしっかり降りたのですが、スピンで2つGOEマイナスなどで今一つスコアは伸び切らず71.84 2位ではありますが1位とは11.43差。これは厳しいかな、という展開になります。フリーは4回転2本を降りたものの後半コンビネーションで転倒。137.73とスコア伸び切らずトータル209.57 何とか首位に立って最終滑走を待ちます。ここでショート首位の片伊勢選手がまさかの大崩れ。最終的に僅差の逆転優勝となり、世界ジュニアの代表権を確定させました。

 

12月に入ってジュニアグランプリファイナルです。日本から3人出場。誰が表彰台に乗るか? という試合。ショートプログラムトリプルアクセル決まるのに他のジャンプが決まらない、という66.83で5位スタート。3位と7.98差。4回転武器に何とか追いつけないか? というフリーは1本目の4回転をしっかり決め、2本目は3回転になります。以降は手堅くまとめて141.18を出してトータル208.01 3位逆転表彰台となりました。

 

全日本は、すでに世界ジュニアの代表を決めているので、ある種気楽に臨めます。うまくいけば4大陸まで手が届いたらいいな、くらいの感覚はあったでしょうか。シニアの試合なのでショートか4回転を入れてノーミス。80.85と初めて80点に乗せて驚きの7位で折り返します。フリー、ノーミスしたら本当に4大陸あるか? という局面で4回転2本を降ります。まさかまさかいくか? と思われましたが後半、3連続ジャンプは1A+1Eu+2Sとなりほとんど点が取れなかったのが痛く、139.58でトータル220.43は最終的に10位。自己最高位は大きく上回ってきましたが、シニアの上位を突き破っての4大陸には届きませんでした。

 

1月は国内戦で学生選手権を4位、国体を6位。シニアの上位勢にはまだ勝てないなあ、という力関係がここでも出ていました。

 

3月、念願の世界ジュニア。最初で最後の世界ジュニアです。ショートプログラムはほぼミスなく滑って76.44はパーソナルベスト更新なのですが7位スタート。3位とは3.02差。これくらいならまだ表彰台チャンスはありそう、という差です。第3グループ最終滑走で出てきたフリー。4回転2本降りて、その後も大きなミスはなく滑って141.35 トータル217.79で首位に立って、最終グループ6人を待ちます。これが結局3位に残って、世界ジュニアの表彰台も手に入れました。

 

これでシーズン終わらず、来季へつなげるためにもう1試合。トリグラフトロフィーでシニアグレードの国際大会初出場します。ショートから4回転入れて全要素プラス評価の82.42 非公認ながら国内外含めてのパーソナルベスト相当のスコアを出すと、フリーもほぼミスなく滑って155.94 これも国内外含めて初の150点台とパーソナルベスト相当のスコアを出してトータル238.06で優勝。ランキングを上げて、かつ、シニアのミニマムスコアを手に入れてシーズンを終えました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
げんさんサマーカップ 197.73 98.96 98.77 66.27 7.19 18.71 6.79
JGP Ostrava 219.68 114.57 105.11 83.29 5.44 18.47 7.37
JGP Gdansk 194.63 95.09 99.54 67.05 2.15 19.13 6.76
東日本学生選手権 124.06 59.33 65.73 46.43 -0.96 8.00 5.86
全日本ジュニア 209.57 113.90 96.67 89.62 1.89 15.93 6.46
JGP Final 208.01 111.94 96.07 84.32 3.47 17.02 7.13
全日本選手権 220.43 118.36 102.07 82.26 5.57 19.81 10.72
日本学生氷上選手権 142.53 72.67 71.86 54.34 2.32 7.29 8.72
国民体育大会 214.89 114.79 102.10 82.04 6.75 14.97 11.03
World Junior 217.79 114.51 103.28 88.97 0.40 18.31 6.83
Triglav Trophy 238.36 129.60 108.76 90.12 8.48 18.99 12.01

トータルスコアはジュニアでは219.68が最高でした。ジュニアとしては全体7位にあたるスコアです。シニアカテゴリーではB級大会ではありますが238.36を出しています。

技術点は110点台が多いです。114.57はジュニアの中で今シーズン5位にあたる技術点でした。シニアの試合では129.60まで出しています。

PCSは100点に乗るかどうか位までです。JGPオストラバで105.11 1項目平均7点までは出ました。

ジャンプの基礎点は世界ジュニアで88.97 これはジュニアの中で三浦佳生選手に次いで今シーズン2位です。本人比では3番目のJGPオストラバ83.29でも三浦選手以外のジュニアよりは上です。ジャンプの基礎点は高いです。

ジャンプの加点はジュニアの国際大会ではそれほどは伸びずに5.44が最高でした。シニアグレードのトリグラフトロフィーで8.48も出しています。

スピンは全日本が最高で19.81 国際大会での最高は19.13で20点に乗っていません。

ステップ系要素はシニアカテゴリーのトリグラフトロフィーで12.01まで出ています。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
げんさんサマーカップ 48.12 46.11 64.98 45.13 44.17 45.58
JGP Ostrava 54.31 57.01 62.46 44.31 46.45 49.91
JGP Gdansk 47.25 46.61 57.72 46.55 43.68 46.10
全日本ジュニア 51.46 61.06 57.34 35.68 41.78 44.14
JGP Final 51.02 57.67 59.62 39.38 47.62 43.73
全日本選手権 54.52 56.35 62.65 48.86 48.10 47.83
国民体育大会 52.96 56.21 64.35 32.41 49.61 47.85
World Junior 53.78 60.65 55.20 43.77 44.36 48.66
Triglav Trophy 59.58 61.38 66.84 46.08 54.37 52.41

トータルスコアは50台偏差値です。世界ジュニアでも50台前半でした。シニアの試合のトリグラフトロフィーで60近いところまで出ました。

ジャンプの基礎点はジュニアカテゴリーの試合でも偏差値60に乗っています。

加点の方は60前後で60に乗る試合も結構多いです。

スピンは偏差値50を超える試合がありません。30台も散見します。

ステップ系要素もジュニア補正が入っても40台です。トリグラフトロフィーだけ50台に乗せました。

PCSも総じて40台の偏差値でトリグラフトロフィーだけ50に乗せています。

ジャンプで稼ぐスタイルがはっきり出ています。

 

22-23シーズン 吉岡希選手の要素別偏差値レーダーチャート

明らかな右寄り構図です。トリグラフトロフィーはまだ左側も伸びていますが、それ以外は極端な右寄りです。

 

・シーズン最高の基礎点構成

トリグラフトロフィー ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4T+3T   13.70   0.95 14.65 1.000
2 3A   8.00   1.60 9.60 2.200
3 FCSp3   2.80   0.28 3.08 1.000
4 3Lz   6.49 x 1.18 7.67 2.000
5 CSSp4   3.00   0.30 3.30 0.600
6 StSq4   3.90   0.65 4.55 1.000
7 CCoSp4   3.50   0.58 4.08 1.400
  TES   41.39   5.54 46.93  

ショートの最高基礎点はシニアカテゴリーで4回転を入れられるトリグラフトロフィーでした。4回転1本でセカンド3回転付き。1.1倍はトリプルルッツ。この試合は割とスピンステップでレベルを取れて41.39です。ジュニアカテゴリーではジュニアグランプリファイナルの35.59が最高でした。

スピンのレベルがすべて4であればあと0.40基礎点が上がり41.79となります。ここから基礎点を上げるにはコンビネーションを1.1倍に持ってくるというのはあります。それより上は、もう1種類4回転を増やす、ということになっていくのだろうと思います。

上記の構成でスピンステップオールレベル4のGOE満点のとき技術点は60.29となりPCS加味して110.29満点となります。

 

○世界ジュニア フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4T+3T   13.70   -0.95 12.75 -0.889
2 4T   9.50   -2.85 6.65 -2.889
3 3A   8.00   0.00 8.00 -0.111
4 FSSp4   3.00   0.51 3.51 1.778
5 3Lo   4.90   0.91 5.81 1.889
6 3A+1Eu+3S   14.08 x 0.34 14.42 0.333
7 3Lz+2A+SEQ   10.12 x 0.42 10.54 0.667
8 ChSq1   3.00   0.71 3.71 1.333
9 3Fe e 4.66 x -1.64 3.02 -3.778
10 CCSp3   2.80   -0.04 2.76 -0.222
11 CCoSp3V   2.25   0.13 2.38 0.667
  TES   76.01   -2.46 73.55  

フリーは世界ジュニアで76.01の基礎点でした。トリグラフトロフィーで76.83というのもありますが、シニアカテゴリーでステップ1つ分要素が多いので、世界ジュニアの方が実質的には基礎点が高い構成です。なお、全日本ジュニアで76.68というのはあります。

4回転は1種類2本。2回飛ぶジャンプは4回転トーループトリプルアクセル。セカンド3回転あり、3連サルコウあり、シークエンスアクセルありですがスピンのレベルが獲れていないところとフリップのeで基礎点削られています。その辺の基礎点をしっかり取ると78.83になります。それ以上基礎点を上げていくには2種類目の4回転が求められると思われます。

上記の構成でスピンステップオールレベル4のGOE満点のとき技術点は111.76となりPCS加味して211.76満点となります。

 

○平均GOE2.400以上

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
World Junior SP 1 3A   8.00   2.51 10.51 3.222
日本学生氷上選手権 FS 3 3A   8.00   2.40 10.40 3.200
げんさんサマーカップ SP 1 3A   8.00   2.40 10.40 3.000
JGP Gdansk SP 1 3A   8.00   2.40 10.40 3.000
全日本ジュニア SP 1 3A   8.00   2.40 10.40 3.000
JGP Final SP 1 3A   8.00   2.29 10.29 2.889
JGP Ostrava SP 1 3A   8.00   2.17 10.17 2.778
JGP Ostrava FS 8 ChSq1   3.00   1.36 4.36 2.667
World Junior SP 7 CCoSp4V   2.63   0.68 3.31 2.667
日本学生氷上選手権 FS 10 3Lz+2A+SEQ   10.12 X 1.57 11.69 2.600
国民体育大会 FS 3 3A   8.00   2.13 10.13 2.600
げんさんサマーカップ SP 7 CCoSp4   3.50   0.93 4.43 2.600
JGP Ostrava FS 6 4T   10.45 x 2.44 12.89 2.556
JGP Gdansk SP 7 CCoSp4   3.50   0.95 4.45 2.556
JGP Gdansk FS 2 3F   5.30   1.36 6.66 2.556
JGP Gdansk FS 3 3A   8.00   1.94 9.94 2.444
全日本選手権 SP 2 3A   8.00   2.06 10.06 2.444
全日本選手権 FS 5 3Lo   4.90   1.19 6.09 2.444
げんさんサマーカップ SP 2 3Lz+2T   7.20   1.38 8.58 2.400
日本学生氷上選手権 FS 5 3Lo   4.90   1.14 6.04 2.400
国民体育大会 FS 1 4T+3T   13.70   2.22 15.92 2.400

評価の高い要素はジャンプ、それもトリプルアクセルが並んでいます。世界ジュニアの+3.222は今シーズン8位のトリプルアクセルです。ジュニアでは三浦佳生選手に次ぐ2番目でした。

それにしてもなかなかジャンプがこれだけ自身の中で評価が上の方に並んで、スピンがあまり入ってこず、ステップは皆無というのは珍しいです。

 

トーループで始まる要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ FS 1 4T+3T   13.70   1.90 15.60 1.800
げんさんサマーカップ FS 6 2T   1.43 X -0.13 1.30 -0.800
JGP Ostrava FS 1 4T+2T   10.80   1.49 12.29 1.667
JGP Ostrava FS 6 4T   10.45 x 2.44 12.89 2.556
JGP Gdansk FS 1 4T+3T   13.70   -3.12 10.58 -3.333
JGP Gdansk FS 6 2T   1.43 x 0.02 1.45 0.111
東日本学生選手権 FS 7 2T   1.43 X -0.04 1.39 -0.400
全日本ジュニア FS 1 4T   9.50   -0.57 8.93 -0.571
全日本ジュニア FS 2 4T+3T   13.70   1.14 14.84 1.143
JGP Final FS 1 4T+3T   13.70   1.22 14.92 1.333
JGP Final FS 2 3T   4.20   0.36 4.56 0.778
全日本選手権 SP 1 4T+3T   13.70   1.90 15.60 2.000
全日本選手権 FS 1 4T+3T   13.70   -1.76 11.94 -1.667
全日本選手権 FS 2 4T   9.50   -0.14 9.36 -0.111
日本学生氷上選手権 FS 1 4T   9.50   0.95 10.45 0.800
国民体育大会 FS 1 4T+3T   13.70   2.22 15.92 2.400
国民体育大会 FS 2 4T   9.50   1.90 11.40 2.000
World Junior FS 1 4T+3T   13.70   -0.95 12.75 -0.889
World Junior FS 2 4T   9.50   -2.85 6.65 -2.889
Triglav Trophy SP 1 4T+3T   13.70   0.95 14.65 1.000
Triglav Trophy FS 1 4T   9.50   1.90 11.40 2.200

4回転トーループは得点源です。ジュニアではショートに入れられないのでフリーだけですが、1本の時と2本の時とあります。

今シーズントーループで始まる要素は21回あって、3回転になったのが1度、2回転になったのが3度、それ以外でGOEマイナスは6回あって成功ジャンプは11回です。成功率は5割ちょっとですが、GOEは軽いマイナスという場合もあるので割と計算できるジャンプにはなっています。ただ、シーズン前半は、6番目や7番目、後半に飛ぼうとしたときに2回転になる率が高かったので、体力減った状態ではまだしっかり飛べなかった、とも言えます。一方で、冒頭に飛べば決まるよ、という意味でもありました。

 

○3連続の要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ FS 7 3A+1Eu+2S   10.78 X 0.53 11.31 0.600
JGP Ostrava FS 7 3A+1Eu<<+2S <<  10.23 x -3.20 7.03 -4.000
東日本学生選手権 FS 8 3A+1Eu+2S   10.78 X 0.00 10.78 0.200
全日本ジュニア FS 6 3A+1Eu+3S   14.08 X 1.28 15.36 1.571
JGP Final FS 6 3A+1Eu+3S   14.08 x 0.91 14.99 1.000
全日本選手権 FS 7 1A+1Eu+2S   3.19 X -0.02 3.17 -0.222
日本学生氷上選手権 FS 7 1A+1Eu+3Sq q F 6.49 X -2.15 4.34 -5.000
国民体育大会 FS 7 3A+1Eu+3S   14.08 X 1.07 15.15 1.400
World Junior FS 6 3A+1Eu+3S   14.08 x 0.34 14.42 0.333
Triglav Trophy FS 7 3A+1Eu+3S   14.08 x 1.07 15.15 1.400

3連続ジャンプは11試合中10試合でしっかり入りました。

トリプルアクセルからですが1回転半になったのが2回、3つ目が2回転になったことも3回あって成功ジャンプは5回です。成功率は5割。ただ、全日本ジュニア、ジュニアグランプリファイナル、世界ジュニアという大事な試合では決めています。

 

ジュニア最終シーズンでジュニアグランプリシリーズに初出場し、そのままファイナル、世界ジュニアの表彰台に乗りました。全日本ジュニアのタイトルも獲得。よく見るとスコアはそれぞれそれほど高くないのですが、際どく勝っていく。勝負強さがとても印象的でした。

来期からはシニアです。武器はジャンプなのですが、その武器で戦うには4回転1種類だと薄い。一方でスピンステップPCSはまだ平均にも及ばない。日本の上位は層が厚いので、どうやって勝負していきましょう? いずれにしても、世界ジュニア表彰台でグランプリシリーズにつながりました。これをさらに来期につないで行ける活躍を期待します。