21-22 イリアマリニン

2004年12月2日生まれ

ジュニア3シーズン目

シーズン獲得賞金:$14,000

世界ランキング:23位

シーズンランキング:11位

シーズンベストスコア 276.11(10位) 世界ジュニア選手権

ショートプログラムシーズンベスト 100.16 世界選手権

フリーシーズンベスト 187.12 世界ジュニア選手権

ショートプログラム楽曲:Billie Jean

フリープログラム楽曲:Nobody Knowsほか

スピンレベル4率 37/42=88.1%

ステップレベル4率 5/14=35.7%

スピンオールレベル4 2/7

スピンステップオールレベル4  1/7

ジャンプ要素回転不足率 7/70=10.0%

ジャンプ回転不足なし 4/7

スピンステップオールレベル4 ジャンプ回転不足なし 0/7

 

○21-22シーズンの戦績

J/S Grade Event Pl Total SP FS
J JGP JGP Courchevel 1 214.64 80.07 134.57
J JGP JGP Linz 1 245.35 81.31 164.04
S CS Cup of Austria 3 222.55 67.58 154.97
S NC US Championships 2 302.48 103.46 199.02
S IC Challenge Cup 1 260.69 84.55 176.14
S WC World Championships 9 263.79 100.16 163.63
J WJ World Junior 1 276.11 88.99 187.12

マリニン選手はジュニア3シーズン目。2021年7月1日時点で16歳ですので、オリンピック・世界選手権の年齢制限枠をクリアしているシーズンになります。

シーズン開幕時にはまだまだ無名の存在です。ジュニアの中では有力かな、というくらい。ジュニアカテゴリーですのでジュニアグランプリシリーズから始まります。JGP初戦は214.64のスコアで優勝。まずまずのスコアで勝ちましたね、くらいの扱い。それが2戦目のリンツではフリーで164.04を出してトータル245.35のスコアで勝ちます。これは今シーズンのジュニアグランプリシリーズのなかでトップのスコアです。アメリカの4番手にはこの時点で入ってきていました。

そんな実績をもって、シニアカテゴリーの試合にエントリーしてきます。チャレンジャーシリーズカップオブオーストリア。ところがここで大崩れ。ショートはジャンプが1つも決まらず70点に満たないスコア。フリーは4回転ルッツを決めたものの他が伸びずにトータル222.55で終わります。一応、オリンピックのミニマムスコアは獲得しましたが、世界選手権のミニマムを獲れなかった、という残念な試合です。

ジュニアグランプリファイナルで汚名返上、と行きたいところでしたが中止。年が明けて全米選手権に臨むことになります。

シーズンベストは5番目でしたが、実績で上位3人とは差があるし、ノーチャンスかな、とも思っていたのですが、ショート終わって空気が変わります。ルッツ含めた4回転2本をしっかり決めて103.46で3位スタート。これは表彰台はもちろん、逆転オリンピック代表もあるのか? でも実績差はずいぶんあるよ、どうなの? 大差欲しいよね、という中でのフリー。4回転4本、1.1倍はすべてコンビネーションという難しい構成をノーミスで滑り199.02 トータル302.48で2位表彰台となりました。選考どうなる? どうする? という感じでしたが実績が優先されオリンピック代表からは外れます。ただし、ミニマム確保を条件に世界選手権の代表に選出されました。

ミニマム用にチャレンジカップに出場。ミニマム取れていなかったショートは安全運転で4回転無しで84.55 まずはミニマム確保。フリーは4回転4本で176.14を出しパーソナルベストとなります。

そして世界選手権。ショートノーミスで100.16の4位。表彰台チャンスもあるぞ、あるぞ、といったフリー。冒頭4回転ルッツ、2つ目4回転トーループ、3つ目トリプルアクセル。ここまで完璧に決めて、これは行ったか? 表彰台か? 下手すると頂点か? と見るものを前のめりにさせましたが4つめの4回転サルコウでダウングレードの転倒。後半4回転もダウングレードにコンビネーション付かずのリピート。コンビネーションは全体で1つだけ、と立て直せずに崩れトータル263.79の9位に終わりました。

中国がゼロコロナ目指して世界ジュニアを中止したため、世界選手権より後、という変わったスケジュールで世界ジュニアはエストニアで開かれました。今シーズンの実績的に大本命として乗り込んだマリニン選手。ショートはルール上4回転が入れられないこともあり点差は大きくは開きませんでしたがそれでも首位。フリーでは4回転4本をノーミスで決め187.12までスコアを伸ばします。トータル276.11 2位と41.80差の圧勝、楽勝でした。

 

○要素別スコア

Event Pl Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
JGP Courchevel 1 214.64 112.73 102.91 80.73 -0.16 24.87 7.29
JGP Linz 1 245.35 134.03 111.32 93.77 7.87 24.14 8.25
Cup of Austria 3 222.55 119.55 105.00 102.43 -14.50 22.14 9.48
US Championships 2 302.48 177.50 124.98 107.90 30.59 24.90 14.11
Challenge Cup 1 260.69 146.29 115.40 98.66 9.40 24.38 13.85
World Championships 9 263.79 140.47 124.32 87.47 15.71 24.52 12.77
World Junior 1 276.11 152.40 123.71 100.19 17.30 25.43 9.48

トータルスコアは世界ジュニアの276.11が最高です。コレオなしルールなので実質的には280点に相当します。ショート4回転ありで完遂すればさらに上のスコアが出ます。一方でカップオブオーストリアのように崩れることもありました。

技術点は世界ジュニアで152.40と150点超え。この値で今シーズン6番目ですが、コレオであと3点増えたとすると5番目になります。PCSは世界選手権の124.32が最高。5項目平均8点を少し超えるくらいです。今の時点では完全に技術点寄りの選手です。

ジャンプの基礎点はカップオブオーストリアで102.43までありました。加点は世界ジュニアで17.30 これは今シーズン6位にあたります。全米選手権で30.59の加点を得てますが、これはさすがに国内参考記録感が強いでしょうか。300点突破はその辺を少し割り引いて考えないといけないでしょうがノーミスならそこまで行く力がありそう、というのは世界選手権でも見せていました。

スピンは世界ジュニアで25.43まで出しています。25点台まで出していればトップともそれほど差が付きません。

ステップ系要素はチャレンジカップの13.85が最高です。これはまだ少しトップとは差がありそうです。

 

○要素別偏差値

Event Pl Total J Base J GOE Spin Step PCS
JGP Courchevel 1 51.51 54.23 53.45 63.65 50.03 47.30
JGP Linz 1 59.86 62.57 63.95 61.28 54.53 53.00
Cup of Austria 3 53.66 68.12 34.69 54.79 41.49 48.72
US Championships 2 75.40 71.62 93.68 63.74 61.49 62.27
Challenge Cup 1 64.03 65.71 65.96 62.06 60.36 55.77
World Championships 9 64.87 58.54 74.21 62.51 55.70 61.82
World Junior 1 68.22 66.68 76.29 65.46 61.28 61.41

偏差値に直すとトータルスコアは世界ジュニアで60台後半まで出ました。

ジャンプの基礎点は60台半ばから後半まで出ます。加点の方は世界ジュニアで75超え。極めて高水準です。

スピンは60台前半で世界ジュニアで65に乗せました。トップとそれほど差のない水準。ステップ系要素はジュニアカテゴリーの試合はコレオ補正を乗せた値で計算させてますが、チャレンジカップ、世界ジュニアで60に乗せたくらい。全体の中では苦手側要素なようです。

PCSはまだジュニア扱いされているのか、世界選手権、世界ジュニアで60台にようやく乗せた程度になっています。

21-22シーズン イリアマリニン要素別偏差値レーダーチャート

レーダーチャートは、はっきりと右側に偏る形です。ジャンプで稼ぐ形。カップオブオーストリアのように大崩れするとジャンプのGOEがなかなかひどいことになるわけですが、全米選手権は極端すぎるとしても、世界ジュニア、世界選手権のようにジャンプのGOEが伸びる形が多いです。世界選手権はコンビネーションが入らなかったので基礎点の方が伸びませんでした。

 

●シーズン最高の基礎点構成

○世界選手権 ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Lz   11.50   4.11 15.61 3.667
2 4T+3T   13.70   2.58 16.28 2.778
3 CCSp4   3.20   0.91 4.11 2.889
4 3A   8.80 x 1.83 10.63 2.333
5 FSSp4   3.00   0.56 3.56 1.667
6 StSq3   3.30   0.75 4.05 2.333
7 CCoSp4   3.50   1.40 4.90 4.000
  TES   47.00   12.14 59.14  

ショートの基礎点最高は世界選手権で47.00 4回転はルッツとトーループでセカンド3回転もついて、1.1倍はトリプルアクセルという構成。ステップレベル4が取れれば47.60まで基礎点は上がります。この基礎点は今シーズン全体で5位の高い基礎点です。

 

○世界ジュニア フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Lz   11.50   -0.82 10.68 -0.556
2 4T   9.50   2.99 12.49 3.222
3 3A   8.00   1.94 9.94 2.556
4 4S   9.70   2.77 12.47 2.889
5 FCCoSp4   3.50   1.05 4.55 2.889
6 StSq3   3.30   0.94 4.24 2.889
7 4T+1Eu+3S   15.73 x 2.44 18.17 2.667
8 3F+3T   10.45 x 1.06 11.51 2.000
9 3Lz+3T   11.11 x 1.26 12.37 2.000
10 FSSp4   3.00   0.81 3.81 2.556
11 CCoSp3   3.00   1.11 4.11 3.667
  TES   88.79   15.55 104.34  

フリーは世界ジュニアで88.79でした。チャレンジカップで91.36というもっと上の基礎点もありましたが、世界ジュニアはコレオなしルール。コレオの3.0が足されたとすると実質的に91.79となるのでこちらが構成としては上になります。91.36にしろ91.79にしろ今シーズン4位の基礎点になります。

4回転はルッツ、サルコウトーループ2本で4本構成。トリプルアクセルは1本で、もう一つの2回飛ぶジャンプは3回転のトーループになっています。スピンレベル3が一つあるので、これをレベル4に出来ればさらに基礎点は0.50上がります。またステップもレベル3なのでレベル4に出来ると0.60基礎点が上がります。

1.1倍にコンビネーションをすべてつぎ込む形です。トリプルアクセル2本構成にしようとすると、セカンドジャンプが1つ2回転にしないといけなくなるので、3F+3Tから3A+2Tに変わるとすると実は基礎点下がります。しかしながらマリニン選手はセカンドループ構成もあり得る選手です。ルッツループにして、3Fを3Aに替えてセカンドは3回転トーループのまま、と出来れば上記の構成から3.74基礎点が上がります。その辺から考えると、マックス構成は96.63になることになります。そこまで行くと、ヴィンセントジョウ選手が出した今シーズン最高の97.50に匹敵する構成になります。

 

○平均GOE3.200以上

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
US Championships FS 2 4T   9.50   4.34 13.84 4.444
World Championships FS 2 4T   9.50   4.21 13.71 4.333
US Championships SP 7 CCoSp4   3.50   1.45 4.95 4.111
World Championships SP 7 CCoSp4   3.50   1.40 4.90 4.000
World Junior SP 7 CCoSp4   3.50   1.40 4.90 4.000
US Championships FS 3 3A   8.00   3.09 11.09 3.889
JGP Courchevel SP 7 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.667
US Championships SP 1 4Lz   11.50   4.11 15.61 3.667
World Championships SP 1 4Lz   11.50   4.11 15.61 3.667
World Junior FS 11 CCoSp3   3.00   1.11 4.11 3.667
US Championships SP 4 3A   8.80 x 2.86 11.66 3.556
World Championships FS 1 4Lz   11.50   4.11 15.61 3.556
US Championships SP 2 4T+3T   13.70   3.26 16.96 3.444
World Junior SP 6 StSq4   3.90   1.34 5.24 3.444
Challenge Cup SP 7 CCoSp4   3.50   1.19 4.69 3.429
JGP Courchevel FS 11 CCoSp4   3.50   1.15 4.65 3.333
US Championships FS 1 4Lz   11.50   4.11 15.61 3.333
World Junior SP 2 3F   5.30   1.74 7.04 3.333
Challenge Cup SP 4 3A   8.80 x 2.56 11.36 3.286
World Championships FS 3 3A   8.00   2.63 10.63 3.222
World Junior SP 3 CCSp4   3.20   1.05 4.25 3.222
World Junior FS 2 4T   9.50   2.99 12.49 3.222

評価の高い要素は4回転トーループとCCoSpでした。4回転ルッツやトリプルアクセルも高い方の評価にいます。ジャンプで平均GOE4.000以上を全米選手権以外でも出してきているのは大きいです。

 

○4回転ルッツ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Cup of Austria SP 1 4Lz< 9.20   -4.60 4.60 -5.000
Cup of Austria FS 1 4Lz   11.50   3.45 14.95 2.857
US Championships SP 1 4Lz   11.50   4.11 15.61 3.667
US Championships FS 1 4Lz   11.50   4.11 15.61 3.333
Challenge Cup FS 1 4Lz< 9.20   -4.60 4.60 -5.000
World Championships SP 1 4Lz   11.50   4.11 15.61 3.667
World Championships FS 1 4Lz   11.50   4.11 15.61 3.556
World Junior FS 1 4Lz   11.50   -0.82 10.68 -0.556

マリニン選手は今シーズン4回転ルッツをGOEプラスで成功させた9人のなかの1人です。8回飛んで回転不足転倒が2回、それ以外のGOEマイナスが1回、あとの5回は加点が大きくついての成功です。シニアルールではショートフリー両方で入れてくるようですが、まあまあいい確率で成功させていました。

 

○4回転サルコウ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
JGP Courchevel FS 2 4S   9.70   -4.85 4.85 -4.889
JGP Linz FS 2 4S   9.70   2.63 12.33 2.667
Cup of Austria FS 4 4S   9.70   -2.13 7.57 -2.000
US Championships FS 4 4S   9.70   2.91 12.61 3.111
Challenge Cup FS 4 4S   9.70   2.72 12.42 2.714
World Championships FS 4 4S<< <<  4.30   -2.15 2.15 -5.000
World Junior FS 4 4S   9.70   2.77 12.47 2.889

4回転サルコウはフリーで1回飛ぶジャンプです。7回飛んでダウングレード1回、GOEマイナスは他に2回で4回が加点付きの成功ジャンプです。ルッツと成功率はあまりかわりません。

 

トーループから始まる要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
JGP Courchevel FS 1 2T   1.30   -0.65 0.65 -4.889
JGP Linz FS 1 4T   9.50   -2.31 7.19 -2.444
Cup of Austria SP 2 4T<+3T 11.80   -1.37 10.43 -1.714
Cup of Austria FS 2 4T< 7.60   -3.80 3.80 -5.000
Cup of Austria FS 7 4T<+1Eu+3Sq 13.64 x -1.82 11.82 -2.286
US Championships SP 2 4T+3T   13.70   3.26 16.96 3.444
US Championships FS 2 4T   9.50   4.34 13.84 4.444
US Championships FS 7 4T+1Eu+3S   15.73 x 2.71 18.44 2.778
Challenge Cup FS 2 4T   9.50   2.66 12.16 2.714
Challenge Cup FS 7 4Tq+1Eu+3S q 15.73 x -0.76 14.97 -0.714
World Championships SP 2 4T+3T   13.70   2.58 16.28 2.778
World Championships FS 2 4T   9.50   4.21 13.71 4.333
World Championships FS 7 4T<<+REP <<  3.23 x -2.04 1.19 -4.778
World Junior FS 2 4T   9.50   2.99 12.49 3.222
World Junior FS 7 4T+1Eu+3S   15.73 x 2.44 18.17 2.667

4回転トーループはシニアルールではショートからコンビネーションで入れ、フリーでも2回飛ぶジャンプです。今シーズン15回飛んで抜けて2回転が1,ダウングレード1、回転不足3、加点付き成功ジャンプは8回。成功率はこれも5割ちょっとで、ルッツやサルコウと変わらない水準です。

 

トリプルアクセルを含む要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
JGP Courchevel SP 4 3A   8.80 x 0.91 9.71 1.111
JGP Courchevel FS 3 3A   8.00   -2.51 5.49 -3.000
JGP Courchevel FS 7 3A+1Eu+3S   14.08 x 1.37 15.45 1.778
JGP Linz SP 4 3A   8.80 x 2.17 10.97 2.778
JGP Linz FS 3 3A   8.00   1.94 9.94 2.444
JGP Linz FS 7 3Aq+1Eu+3S q 14.08 x -0.69 13.39 -0.778
Cup of Austria SP 4 3Aq q 8.00   -2.72 5.28 -3.429
Cup of Austria FS 3 3Aq q 8.00   -0.80 7.20 -1.000
US Championships SP 4 3A   8.80 x 2.86 11.66 3.556
US Championships FS 3 3A   8.00   3.09 11.09 3.889
Challenge Cup SP 4 3A   8.80 x 2.56 11.36 3.286
Challenge Cup FS 3 3A   8.00   2.24 10.24 2.714
World Championships SP 4 3A   8.80 x 1.83 10.63 2.333
World Championships FS 3 3A   8.00   2.63 10.63 3.222
World Junior SP 4 3A   8.80 x 2.40 11.20 3.000
World Junior FS 3 3A   8.00   1.94 9.94 2.556

トリプルアクセルはショートフリーで基本的には1回づつ飛ぶジャンプになってきています。16回飛んでGOEプラスが12回。成功率75%ですし、全米選手権以降はすべて成功です。基礎点的に有利な組み合わせが作れれば、フリーで2回飛ぶ構成に十分できるものだろうと思われます。

そもそも練習動画で4回転アクセル出しているくらいですから、トリプルアクセルくらいは簡単に飛べるはずなわけで、来シーズンはどういう形かわからないですが2回入れてくると思われます。シークエンスも0.8倍されずに1.0倍計算になりましたし、そちらで使ってくる可能性も高そうです。

 

○セカンドループを含む要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
JGP Courchevel FS 8 3Lz+1Lo   7.04 x 0.51 7.55 0.889
JGP Linz FS 8 3Lz+3Loq q 11.88 x -1.18 10.70 -1.889
Cup of Austria FS 9 3Lz+3Loq q 11.88 x -1.65 10.23 -2.571
US Championships FS 8 3Lz+2Lo   8.36 x 1.35 9.71 2.222
Challenge Cup FS 9 3Lz+3Lo   11.88 x 0.94 12.82 1.286

マリニン選手は今シーズンセカンドループを3回転で付けて加点の評価をもらった4人のうちの1人です。

シーズン終盤のチャンピオンシップでは投入しませんでしたが、シーズン中盤までに5回飛んで、セカンド1回転が1回、2回転が1度、3回転になったのは3回で加点はその中の1回だけでした。確度はやや低いと言わざるをえなさそうですが、多少減点でも3回転ループを付けられれば、2回飛ぶジャンプをトリプルトーループに使わなくてよくなるので自由度が広がります。

 

今シーズン一気に飛躍したマリニン選手。世界ジュニア優勝は見事でした。世界選手権も表彰台までは十分ありそうだったのですが、まだ安定感にはやや欠けるようです。来シーズンは確実にグランプリ2戦をはじめとしてシニアカテゴリーでの活躍になっていくはずです。練習動画で見せている4回転アクセルの投入はあるのか? それともまずはシニアのタイトルを獲るために基礎点高い構成を追求していくのか。

お母さまのタチアナマリニナさんは現役時代NHK杯で何度も来日し、2度ほど優勝もしています。マリニン選手も来ますかね、来シーズンあたりには。

通年でシニアに上がる最初のシーズンですが、タイトルをいくつもさらっていきそうに感じます。