21-22 三宅星南

2002年3月26日生まれ

シニア1シーズン目

シーズン獲得賞金:$7,000

世界ランキング:43位

シーズンランキング:23位

シーズンベストスコア 240.02(36位) 四大陸選手権

ショートプログラムシーズンベスト 81.48 エーニャスプリングトロフィー

フリーシーズンベスト 160.35 四大陸選手権

ショートプログラム楽曲:アンチェインドメロディ

フリープログラム楽曲:白鳥の湖

スピンレベル4率 20/39=51.3% (国際大会:10/18=55.6%)

ステップレベル4率 5/13=38.5%(国際大会:3/6=50.0%)

スピンオールレベル4 1/5 (国際大会0/3)

スピンステップオールレベル4  1/5(国際大会0/3)

ジャンプ要素回転不足率 4/71=5.63% (国際大会2/30=6.67%)

ジャンプ回転不足なし 2/5(国際大会1/3)

スピンステップオールレベル4 ジャンプ回転不足なし 1/5(国際大会:0/3)

 

○21-22シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS
DL げんさんサマーカップ 3 215.05 77.66 137.39
DL 全大阪Ⅱ選手権 2 119.19   119.19
Others Japan Open 6 126.46   126.46
CS Cup of Austria 7 214.87 70.57 144.30
NC 全日本選手権 6 252.82 90.52 162.30
CC 日本学生氷上選手権 3 145.53   145.53
4CC Four Continents 4 240.02 79.67 160.35
IC Egna Spring Trophy 2 222.21 81.48 140.73

三宅星南選手は昨シーズンの全日本選手権10位。ジュニア最終年までジュニアに残っていて今シーズンからシニアに上がりました。オリンピックの代表選考にはちょっと名前は上がってこないかな、くらいの位置です。

初戦は8月のげんさんサマーカップ 215.05は平凡なスコアに見えますが、前年の全日本が213.53ですから本人としてはパーソナルベスト相当のスコアであり悪くない出だし。シーズン開幕時はそれくらいの立ち位置でした。フリーで4回転サルコウをしっかり降りたのが収穫と言える試合でした。

8月はもう一戦、フリーだけの試合に出て119.19 これは残念なスコアです。

10月にJapan Openに呼ばれました。ここでは126.46と6人中の最下位に終わります。まだまだこの時点でも国際大会で活躍するイメージはあまり持てない状態です。

グランプリシリーズは昨年以前の国際大会の実績がほとんどありませんので枠が回ってきませんでした。派遣されたのはチャレンジャーシリーズのカップオブオーストリア。ショートではスピンで零点になるなどミスが出て70.57 フリーは4回転を1つはしっかり降りてコンビネーションもつけて144.30を出しました。トータル214.87はひとまずパーソナルベストで7位。日本の上位とはだいぶ差がある、というのがここでも露呈してしまいましたが、結果的にはこの試合でミニマムスコアをきっちりとれたのが後で生きました。

 

さて、全日本。オリンピック代表を目指す、というのは現実的には難しい立ち位置でした。四大陸あたりを狙っていたのでしょうか? それともあまりそういった邪念を持たずにいい演技をすることに集中していたか。ショートプログラム、4回転サルコウトリプルアクセル、コンビネーション、すべて決めてノーミス。90.52 6位につけてフリー最終グループ入り。フリーでも4回転2本を決め、後半はミスが出たものの162.30 トータル252.82と250点越え。過去最高位の6位に入り、四大陸選手権の出場権を得ました。

 

年が明けて学生選手権をこなして3位表彰台から2週間。ミニマムスコア確保~全日本好成績でつかんだ四大陸の代表。ショートプログラムは大きなミスはなかったものの全日本ほどはスコアを伸ばせず79.67 それでも5位スタート。フリーは4回転2本、トリプルアクセル2本をこの大舞台できめて160.35 全日本がフロックではなかったことを示しトータル240.02で最終的に4位に入りました。

 

おまけ、ということでもないのでしょうが4月にエーニャスプリングトロフィーにも出場しました。ショートは81.48、4回転転倒ながら四大陸を上回るスコアを出しましたが、フリーは140.73にとどまり総合順位は2位に終わります。ただ、ここでランキングポイントを得ることで世界ランキングを上げることには成功し、シーズンを終えました。

 

○要素別スコア

Event Pl Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
げんさんサマーカップ 3 215.05 106.21 108.84 77.81 -1.84 18.48 11.76
全大阪Ⅱ選手権 2 119.19 53.29 67.90 48.21 -6.06 5.33 5.81
Japan Open 6 126.46 53.58 73.88 45.09 -6.87 8.23 7.13
Cup of Austria 7 214.87 106.57 108.30 80.30 -3.15 16.97 12.45
全日本選手権 6 252.82 131.92 121.90 89.64 4.95 23.08 14.25
日本学生氷上選手権 3 145.53 68.71 76.82 47.21 2.36 11.18 7.96
Four Continents 4 240.02 125.76 114.26 89.45 3.02 21.55 11.74
Egna Spring Trophy 2 222.21 110.11 114.10 80.98 -7.65 22.94 13.84

シーズンベストは四大陸の240.02これは30位台のスコアです。全日本では250点台まで出しました。技術点は四大陸で125.76まで出しています。PCSも四大陸が最高で114.26 5項目平均は7点台後半くらいです。

ジャンプの基礎点は全日本や四大陸で89点台になっています。ジャンプの加点はシーズン前半はマイナスでしたが、全日本や四大陸ではプラスのスコアを出しています。

スピンはエーニャスプリングトロフィーの22.94が最高で22点台まで。ステップ系要素もエーニャスプリングトロフィーで13.84と13点台までです。

 

○要素別偏差値

Event Pl Total J Base J GOE Spin Step PCS
げんさんサマーカップ 3 51.62 52.36 51.25 42.92 51.34 51.32
Cup of Austria 7 51.57 53.95 49.54 38.02 54.32 50.95
全日本選手権 6 61.89 59.93 60.13 57.84 62.09 60.18
Four Continents 4 58.41 59.81 57.61 52.88 51.25 55.00
Egna Spring Trophy 2 53.56 54.39 43.65 57.39 60.32 54.89

偏差値に直すと、250点に乗せた全日本なら60を超えてきます。四大陸は50代後半です。

ジャンプの基礎点が偏差値60程度。GOEの方は50台後半くらいまでです。

スピンも50台後半まで、ステップ系要素は60まで、PCSは50台中盤くらいまでです。

どの要素が得意、という目立つ部分がなく、穴もない、バランスが取れた形なようです。

21-22シーズン 三宅星南要素別偏差値レーダーチャート

レーダーチャートを見るとスピンで著しく凹むこともありますが、あとはジャンプの加点で凹むよくあるタイプの形か、ジャンプでミスが出なければ全体のバランスが割と取れている、という形になります。スピンがやや苦手でミスが出ることがある感じでしょうか。

 

●シーズン最高の基礎点構成

全日本選手権 ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S   9.70   1.94 11.64 2.000
2 3A   8.00   1.03 9.03 1.333
3 FCSp4   3.20   0.69 3.89 2.222
4 CSSp4   3.00   0.26 3.26 0.889
5 3Lz+3T   11.11 X 1.43 12.54 2.333
6 StSq4   3.90   1.39 5.29 3.667
7 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
  TES   42.41   7.79 50.20  

ショートプログラムの基礎点最高は全日本の42.41でした。国際大会では四大陸選手権の41.41があります。4回転サルコウが入って1.1倍にコンビネーション、スピンステップオールレベル4で42.41 四大陸ではスピン1つとステップがレベル3で41.41でした。基礎点上げるには4回転2種類目が求められるのですが、2種類目が入っても4T+2Tで1.1倍をトリプルアクセルにすると、現在の構成から基礎点は0.49しか上がりません。あまりリスクに見合わない。4回転2本目をショートで入れるならセカンド3回転がどうしても欲しくなります。

 

全日本選手権 フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S+2T   11.00   2.49 13.49 2.556
2 4S   9.70   0.00 9.70 0.000
3 3A+1Eu+2S   9.80   -0.57 9.23 -0.778
4 FCSp4   3.20   0.59 3.79 1.778
5 3A   8.00   -4.00 4.00 -5.000
6 ChSq1   3.00   1.00 4.00 2.000
7 3Lz+3T   11.11 X 1.01 12.12 1.556
8 3F   5.83 X 1.06 6.89 2.000
9 3Lo   5.39 X 0.56 5.95 1.222
10 StSq4   3.90   1.06 4.96 2.778
11 CSSp4   3.00   0.39 3.39 1.222
12 CCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.222
  TES   77.43   4.29 81.72  

フリーは全日本で77.43まで出ました。国際大会では四大陸で75.14があります。

4回転は1種類2本。2回飛ぶジャンプは4回転サルコウトリプルアクセルです。3連続の3つ目を3回転に出来れば3.0基礎点を上げて80点台に乗せることができます。

ここから基礎点を上げるには1.1倍の構成がやや弱いのでそこを難易度上げていくというのがたぶん次の道だと思います。トリプルアクセルからの3連続をここに持ってこられると良さそうです。4回転2種類目というのもその先の道としてあって、4回転トーループが入るとトリプルループの代替におそらくなるので、1.1倍をどう組むかにもよりますが、4.6程度基礎点は上がることになります。

 

○平均GOE2.200以上(国際大会と全日本より)

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
全日本選手権 SP 6 StSq4   3.90   1.39 5.29 3.667
Egna Spring Trophy SP 5 3Lz+3T   11.11 x 1.97 13.08 3.200
全日本選手権 SP 7 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
Four Continents SP 6 StSq3   3.30   0.94 4.24 2.875
Four Continents SP 7 CCoSp4   3.50   0.99 4.49 2.875
Egna Spring Trophy SP 6 StSq4   3.90   1.17 5.07 2.800
Egna Spring Trophy SP 7 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 2.800
全日本選手権 FS 10 StSq4   3.90   1.06 4.96 2.778
Four Continents FS 10 StSq2   2.60   0.65 3.25 2.625
Four Continents FS 12 CCoSp4   3.50   0.93 4.43 2.625
Egna Spring Trophy SP 2 3A   8.00   2.13 10.13 2.600
Egna Spring Trophy SP 3 FCSp4   3.20   0.85 4.05 2.600
Egna Spring Trophy FS 10 StSq4   3.90   1.04 4.94 2.600
全日本選手権 FS 1 4S+2T   11.00   2.49 13.49 2.556
Cup of Austria FS 1 4S+2T   11.00   2.52 13.52 2.429
Cup of Austria FS 8 3F   5.83 x 1.27 7.10 2.429
Cup of Austria FS 12 CCoSp3   3.00   0.72 3.72 2.429
Egna Spring Trophy FS 1 4S+2T   11.00   2.26 13.26 2.400
Egna Spring Trophy FS 12 CCoSp3   3.00   0.80 3.80 2.400
全日本選手権 SP 5 3Lz+3T   11.11 X 1.43 12.54 2.333
Cup of Austria FS 5 3A+2T   9.30   1.92 11.22 2.286
Four Continents FS 6 ChSq1   3.00   1.25 4.25 2.250
全日本選手権 SP 3 FCSp4   3.20   0.69 3.89 2.222
全日本選手権 FS 12 CCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.222
Egna Spring Trophy FS 4 FCSp4   3.20   0.64 3.84 2.200

一番評価が高かったのは全日本のショートのステップで+3.667付きました。

ステップが比較的上位にあるように見えます。また、ショートプログラムの要素が上の方に並んでいるように見えます。

四大陸選手権では一番評価の高い要素で2.875 この辺が上位との差だったのかと思われます。

 

サルコウから始まる要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ SP 1 4S   9.70   -3.15 6.55 -3.250
げんさんサマーカップ FS 2 4S   9.70   0.73 10.43 0.750
げんさんサマーカップ FS 5 4S<<+REP <<  3.01   -1.94 1.07 -4.500
全大阪Ⅱ選手権 FS 2 4S   9.70   -1.16 8.54 -1.200
全大阪Ⅱ選手権 FS 5 2S   1.30   -0.03 1.27 -0.200
Japan Open FS 2 4S+2T   11.00   0.00 11.00 0.000
Japan Open FS 5 4S< 7.76   -3.88 3.88 -5.000
Cup of Austria SP 1 4Sq q 9.70   -4.27 5.43 -4.143
Cup of Austria FS 1 4S+2T   11.00   2.52 13.52 2.429
Cup of Austria FS 2 4S< 7.76   -3.41 4.35 -4.429
全日本選手権 SP 1 4S   9.70   1.94 11.64 2.000
全日本選手権 FS 1 4S+2T   11.00   2.49 13.49 2.556
全日本選手権 FS 2 4S   9.70   0.00 9.70 0.000
日本学生氷上選手権 FS 1 4S   9.70   -1.62 8.08 -1.400
日本学生氷上選手権 FS 2 4S+2T   11.00   1.62 12.62 1.600
Four Continents SP 1 4S   9.70   -0.16 9.54 -0.125
Four Continents FS 1 4S+2T   11.00   -0.65 10.35 -0.625
Four Continents FS 2 4S   9.70   0.16 9.86 0.125
Egna Spring Trophy SP 1 4S< 7.76   -3.88 3.88 -5.000
Egna Spring Trophy FS 1 4S+2T   11.00   2.26 13.26 2.400
Egna Spring Trophy FS 2 4S   9.70   -4.85 4.85 -5.000

三宅星南選手は4回転のサルコウを飛びます。今シーズンは21回試みて、2回転になったのが1度、ダウングレードが1度、回転不足が3回、それ以外の転倒が1度、それら以外のGOEマイナスが6回ありました。成功率は5割弱です。

 

○アクセルを含む要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ SP 2 3A   8.00   2.20 10.20 2.750
げんさんサマーカップ FS 3 3A   8.00   1.00 9.00 1.250
全大阪Ⅱ選手権 FS 3 3Aq+1Eu+2S q 9.80   -0.16 9.64 -0.200
全大阪Ⅱ選手権 FS 8 3Aq q 8.80 X -4.00 4.80 -5.000
Japan Open FS 3 3A   8.00   -3.00 5.00 -3.667
Japan Open FS 8 1A   1.21 X -0.03 1.18 -0.333
Cup of Austria SP 2 3A   8.00   1.12 9.12 1.429
Cup of Austria FS 3 1A   1.10   0.00 1.10 0.000
Cup of Austria FS 5 3A+2T   9.30   1.92 11.22 2.286
全日本選手権 SP 2 3A   8.00   1.03 9.03 1.333
全日本選手権 FS 3 3A+1Eu+2S   9.80   -0.57 9.23 -0.778
全日本選手権 FS 5 3A   8.00   -4.00 4.00 -5.000
日本学生氷上選手権 FS 3 1A   1.10   0.04 1.14 0.600
日本学生氷上選手権 FS 5 1A   1.10   0.00 1.10 0.400
Four Continents SP 2 3A   8.00   0.67 8.67 0.750
Four Continents FS 3 3A+1Eu+3S   12.80   0.80 13.60 0.875
Four Continents FS 5 3A   8.00   1.47 9.47 1.750
Egna Spring Trophy SP 2 3A   8.00   2.13 10.13 2.600
Egna Spring Trophy FS 3 3A   8.00   -3.47 4.53 -4.200
Egna Spring Trophy FS 5 1A   1.10   0.00 1.10 0.200

トリプルアクセルはショートに入りフリーも2回飛ぶジャンプです。今シーズン20回飛んでシングルアクセルになったのが5回、転倒2回、それ以外にGOEマイナスが4回ありました。成功率は45% シングルアクセルになるのが4分の1あるのはちょっとつらいところでしょうか。この辺の確率が上がってくると、1.1倍にトリプルアクセルからの3連続を入れる、みたいな構成が出来てくるのだと思われます。

 

○3回転-3回転の要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ SP 5 3Lz+3T   11.11 X -1.03 10.08 -1.750
げんさんサマーカップ FS 7 3Lz+3T   11.11 X -1.77 9.34 -3.000
Cup of Austria SP 5 3Lz+3T   11.11 x -0.71 10.40 -1.286
Cup of Austria FS 7 3Lz!+3T ! 11.11 x -0.12 10.99 -0.143
全日本選手権 SP 5 3Lz+3T   11.11 X 1.43 12.54 2.333
全日本選手権 FS 7 3Lz+3T   11.11 X 1.01 12.12 1.556
日本学生氷上選手権 FS 7 3Lz+3T   11.11 X 0.79 11.90 1.400
Four Continents SP 5 3Lz!+3T ! 11.11 x -0.20 10.91 -0.375
Egna Spring Trophy SP 5 3Lz+3T   11.11 x 1.97 13.08 3.200
Egna Spring Trophy FS 7 3Lz!+3T ! 11.11 x -2.36 8.75 -4.200

3回転-3回転はショートフリーで1回づつ入る要素です。ショートもフリーも1.1倍に入れてきます。今シーズン10回飛んで、GOEマイナスが6回 成功率40% 転倒のような大きなミスはないので、ある程度計算できる要素ではあるのだと思います。

 

○3連続ジャンプ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
全大阪Ⅱ選手権 FS 3 3Aq+1Eu+2S q 9.80   -0.16 9.64 -0.200
全日本選手権 FS 3 3A+1Eu+2S   9.80   -0.57 9.23 -0.778
日本学生氷上選手権 FS 8 3F+1Eu+2S   7.81 X 0.71 8.52 1.600
Four Continents FS 3 3A+1Eu+3S   12.80   0.80 13.60 0.875
Egna Spring Trophy FS 8 3F+1Eu+2S   7.81 x 0.71 8.52 1.400

3連続ジャンプは3つ目の要素でトリプルアクセルから飛ぶパターンと、8つ目の要素でトリプルフリップから飛ぶパターンがあります。通常はトリプルアクセルから出、フリップからはリカバリーパターンなようです。

今シーズンはフリーを8試合滑っていますので、本来ですと8回あるはずなのですが5回しか要素がありません。その中で3つ目のジャンプが2回転になったのが4回。しっかり成功したと言えるのは四大陸選手権くらいなのかもしれません。

 

今シーズンシニアに上がった三宅星南選手。ノービス時代には日本のトップにいて将来楽しみ、という位置づけだったところからジュニアの時期には少し伸び悩んだ印象でした。このまま消えてしまうのかな、という雰囲気もあった中から、シニアに上がって一気に飛躍しました。まだ若干上位と比べると一つ一つの要素の評価など劣るところもあると言えばあるのですが、その差は今シーズン一気に詰まってきました。来シーズンもっとつまっていくかどうか。

来シーズンはグランプリシリーズが少なくとも1戦、結構な確率で2戦入って来るのではないかと思われます。国際大会の経験も積んで、さらに伸びてくると、ミラノオリンピックの代表争いで面白いところに入ってくるかもしれません。