男子シングルに続いて女子のファイナル進出条件をまとめます
女子シングル
通過確定選手:坂本花織、キムイェリム、イサボーレビト 3人
残りの3枠を、すでに試合を終えた3人と、最終戦に出場する中から5選手が争う形です。机上の空論レベルのものもありますが、以下、一人づつファイナル進出条件を記していきます。
○三原舞依:初戦優勝
1 4位以内でファイナル確定
2 5位の場合 以下のうち2つ以上を満たせばファイナル進出
・ヘンドリックス選手が6位以下であること
・グバノワ選手が3位以下であること
・紀平梨花選手が優勝しないか、優勝しても点差が33.09以下であること
・自分のスコアが168.24以上であること
3 6位の場合 以下のすべてを満たせばファイナル進出
・ヘンドリックス選手が7位以下であること
・グバノワ選手が4位以下であること
・紀平梨花選手が優勝しないこと
・河辺愛菜選手が優勝しないか、優勝しても点差が34.92以下であること
4 7位以下の場合ファイナル進出は出来ません
三原選手は圧倒的に優位な状態です。4位で十分。5位でも実質的には紀平梨花選手が優勝しなければOKです。6位でも可能性はありますがさすがにこれは厳しいでしょう。
○ルナヘンドリックス:初戦優勝
1 4位以内でファイナル確定
2 5位の場合 以下のうち2つ以上を満たせばファイナル進出
・三原舞依選手が6位以下であること
・グバノワ選手が3位以下であること
・紀平梨花選手が優勝しないか、優勝しても点差が32.00以下であること
・自分のスコアが169.33以上であること
3 6位の場合 以下のすべてを満たせばファイナル進出
・三原舞依選手が7位以下であること
・グバノワ選手が4位以下であること
・紀平梨花選手が優勝しないこと
・河辺愛菜選手が優勝しないか、優勝しても点差が33.83以下であること
4 7位以下の場合ファイナル進出は出来ません
ヘンドリックス選手も三原舞依選手とほぼ同様です。初戦のスコアがわずかに違うので、その分点数条件が多少厳しいですが誤差みたいなものです。
○アナスタシアグバノワ:初戦193.11の3位
1 2位以内でファイナル確定
2 3位の場合 以下のうち3つ以上が満たされればファイナル進出
・三原舞依選手が6位以下であること
・ヘンドリックス選手が6位以下であること
・紀平梨花選手が優勝しないこと
・自分のスコアが194.36以上であること
3 4位の場合 以下のすべて条件が満たされればファイナル進出
・三原舞依選手が7位以下であること
・ヘンドリックス選手が7位以下であること
・紀平梨花選手が3位以下であること
・河辺愛菜選手が優勝しないこと
・自分のスコアが188.41以上であること
4 5位以下の場合はファイナル進出できません
グバノワ選手がいろいろとカギを握る立ち位置にいるように見えます。3位や4位でも可能性は残りますが実質的には2位以内が必要でしょう。三原選手、ヘンドリックス選手、どちらかに勝てるか?
○紀平梨花:初戦184.33の5位
1 優勝した場合 以下のうち2つ以上が満たされればファイナル進出
・三原舞依選手が6位以下であること
・ヘンドリックス選手が6位以下であること
・グバノワ選手が3位以下であること
・自分のスコアが201.34以上であること
2 2位の場合 以下のすべてが満たされればファイナル進出
・三原舞依選手が7位以下であること
・ヘンドリックス選手が7位以下であること
・グバノワ選手が4位以下であること
・河辺愛菜選手が優勝しないこと
3 3位以下の場合ファイナル進出できません
紀平梨花選手は2位でも理論上可能性はあるのですが、実質的にはあり得ないでしょう。優勝が必須。ただし、本調子の紀平梨花選手なら普通に優勝はあるわけで、どこまで調子が上がっているか。今回は上二人が強いので、ほどほどの調子までだと届きませんがスケートカナダから一か月、どうなっているでしょうか? 本調子で勝てた場合には、ここでもグバノワ選手が鍵になります。
○河辺愛菜:初戦182.50の6位
1 優勝した場合 以下のすべてが満たされればファイナル進出
・三原舞依選手が7位以下か6位で点差が34.94以上つくこと
・ヘンドリックス選手が7位以下か6位で点差が33.85以上つくこと
・グバノワ選手が4位以下であること
2 2位以下の場合ファイナル進出できません
河辺愛菜選手にも理論上ファイナル進出の可能性が残ります。ショートフリーでトリプルアクセル込みのノーミスを演じてくれば優勝出来るだけの力はあります。ただ、他力要素が強すぎるのでほぼ机上の空論レベルになってしまうのですが、コロナ欠場×2とかあればありえるかもしれません。
○渡辺倫果:初戦優勝 2戦目5位 合計スコア385.66
以下のうち2つ以上が満たされればファイナル進出
・三原舞依選手が6位以下か5位で168.22以下であること
・ヘンドリックス選手が6位以下か5位で169.31以下であること
・グバノワ選手が3位以下であること
・紀平梨花選手が2位以下か優勝しても201.32以下であること
鍵になるのはグバノワ選手。三原、ヘンドリックス両選手がしっかりグバノワ選手に勝つのを祈る立場です。紀平選手が優勝したら素直にあきらめるしかないでしょう。
○住吉りをん:初戦3位 2戦目3位 合計スコア387.46
以下のうち3つ以上が満たされればファイナル進出
・三原舞依選手が6位以下であること
・ヘンドリックス選手が6位以下であること
・グバノワ選手が4位以下か3位で194.34以下であること
・紀平梨花選手が優勝しないこと
住吉選手は実質的にはかなり苦しいです。三原選手かヘンドリックス選手、どちらかが6位以下が必要という、現実的にはなかなか・・・。コロナ欠場くらいしか芽がなさそうに見えますが、その二人までなら補欠1番手に残るので、今度こそコロナ欠場代役が回って来る可能性も結構あったりします。
○ユヨン:初戦3位 2戦目4位 合計スコア381.51
以下の条件すべてが満たされればファイナル進出
・三原舞依選手が7位以下であること
・ヘンドリックス選手が7位以下であること
・グバノワ選手が5位以下か4位で188.39以下であること
・紀平梨花選手が3位以下であること
・河辺愛菜選手が優勝しないこと
ちょっとこれは天文学的な分母を持った確率でしか生じない事象に見えます。一応、優勝テネル、2位河辺愛菜、3位紀平梨花、4位ソーングレン、5位グバノワ、6位シザース、7位三原舞依、8位ヘンドリックスとか、ありえ・・・、ないなやっぱり。まあ、欠場者とか出ればそんなことも起こりえなくもないということにしておきます。
ということで8人で3枠を争うわけですが、机上の空論レベルが結構混ざっています。
確率的には三原選手95% ヘンドリックス選手95% 渡辺選手75% グバノワ選手25% 紀平選手5% 住吉選手5% 河辺選手とユヨン選手は0.1% くらいに感じます。
NHK杯以前ではファイナル進出条件はぐちゃぐちゃすぎて訳が分からないところが多かったですが、流石に残り1戦になり何とかまとめられるくらいにはなりました。
こんなごちゃごちゃと点計算しながら見るのが楽しいか、細かいこと忘れて鑑賞するのが楽しいか、人それぞれだとは思いますが、今年こそのファイナル開催を祈りつつ、最終戦を楽しめればと思います