女子は日韓決戦かと思っていたら、アメリカがまさかの全米1,2,3位という本気メンバー派遣で勢力図が一遍。ショートの時点では米韓決戦で日本が蚊帳の外という展開になりました。フリーはレビト選手の棄権で流れが変わったでしょうか、アメリカ勢は伸びず、日本勢の逆襲が見られるという流れになりました。
○女子シングル(上位12名)
Pl | Name | Nation | Total | SP | FS |
1 | Haein LEE | KOR | 210.84 | 69.13 | 141.71 |
2 | Yelim KIM | KOR | 209.29 | 72.84 | 136.45 |
3 | Mone CHIBA | JPN | 204.98 | 67.28 | 137.70 |
4 | Chaeyeon KIM | KOR | 202.39 | 71.39 | 131.00 |
5 | Rinka WATANABE | JPN | 200.50 | 65.60 | 134.90 |
6 | Bradie TENNELL | USA | 199.91 | 69.49 | 130.42 |
7 | Amber GLENN | USA | 192.50 | 69.63 | 122.87 |
8 | Hana YOSHIDA | JPN | 189.60 | 59.82 | 129.78 |
9 | Sara-Maude DUPUIS | CAN | 170.67 | 51.68 | 118.99 |
10 | Madeline SCHIZAS | CAN | 159.73 | 60.11 | 99.62 |
11 | Justine MICLETTE | CAN | 149.56 | 51.24 | 98.32 |
12 | Jocelyn HONG | NZL | 148.33 | 52.02 | 96.31 |
女子の優勝は韓国のイ・ヘイン選手でした。韓国が勝つ目は当然合ったわけですが、そっちですか? とも言いたくなる試合展開。とはいえジュニア時代から200点を出し、昨年のこの大会では213点を出している実力者ですからこういう展開もあり得ました。キムヨナさん以来14年ぶりの韓国勢の優勝です。今シーズン8人目の210点台。シニアでは7人目。世界選手権の表彰台候補にまた1人名乗りを上げました。
2位には同じ韓国からキムイェリム選手。ショート首位で2位のレビト選手が棄権という流れでフリーはしっかり滑れは初戴冠という状況だったのですが終盤に崩れました。サルコウをしっかり決めていればというどころか、2回転サルコウでもきれいに決めていれば勝ちというところでつかみきれなかった勝利。惜しいところでした。
日本から千葉百音選手が3位表彰台。韓国勢の表彰台独占を防ぎました。ショート7位でしたが3位までは4.11差。それほど大きくないビハインドなので十分逆転可能ではあったわけですが、それをしっかり決めてくるのは素晴らしかった。ジュニアグランプリの2戦目に全日本ジュニア、全日本、さらにはインターハイともうちょっとで表彰台を、優勝を取り逃す試合が多かったのですが、ここで結果を出してきました。
4位も韓国でキムチェヨン選手。今シーズンはジュニアグランプリを回ってファイナルでは3位表彰台の実力者。パーソナルベスト205.51も持ってますし、ショートは3位。そういう意味では勝ちまでチャンスあったのですが、こちらも後半崩れました。高地のフリーの後半は大変です。最後のフリップが転倒なだけでなくリピートになったことが大変痛かったです。ここを3F+2Tで平均GOE+3.06以上で決めていれば優勝までありました。大変高くついたフリップの転倒でした。
渡辺倫果選手は5位に入ってきました。ロンバルディア杯以来の国際大会2度目の200点到達。昨シーズンだとトリプルアクセル込みでノーミス200点、という力だったのですが、今シーズンはミスが軽くあっても200点というところにはいますので、確かに力は付いているのだろうと思います。とはいえ、表彰台が欲しいところではあったような気もしますが本番は世界選手権。そこでの表彰台候補としてちゃんといるよ、という力は示せたのだろうと思います。
ブレイディテネル選手が6位でした。199.91で200点に乗らず。ただ、これでもヨーロッパ選手権の優勝スコアと同じです。今季前半はまだまだケガ明けで厳しいなあという感じがありましたが、全米選手権からしっかり結果を出してきています。シーズンベストはまだこのスコアなのでそれほど高いわけではないですが、ケガ明けでここまで来たことを考えると世界選手権ではチャンスのある位置にいるように感じます。世界選手権の最高位は6位。ケガ明けとか関係なく、表彰台を狙いたい気持ちはあるかと思われます。
アンバーグレン選手が7位に入ってきました。本人的にはショート4位ですから入ってきたというより残念な気持ちの方が強いかもしれません。フリーで入れたトリプルアクセルはアンダーローテーションで決まらず。今季NHK杯で初めて基礎点満額のトリプルアクセルを下りましたが平均GOEは-2.333 まだGOEプラスの成功は無し。世界選手権で決められるでしょうか。
日本からもう一人、吉田陽菜選手は8位でした。力のある選手ですが上位の争いには食い込めませんでした。滑走順がやや早かったので割と長時間、上位選手待ちソファで過ごせたのはチャンピオンシップを感じるいい経験だったのではないかと思います。日本勢3選手で待っている光景は微笑ましいものでした。
本来ならここに名前のあるべきレビト選手はフリーを欠場。アメリカの15歳がタイトルを持っていくという8年前と同じ構図が見られるかと思ったのですがそれは見られず。世界選手権でビッグタイトルをめざすことになります。
○イ・ヘイン選手のフリーの構成
Elements | BaseValue | GOE | Scores | AvGOE | |||
1 | 2A+3T | 7.50 | 1.14 | 8.64 | 2.556 | ||
2 | 3Lz+3T | 10.10 | 1.35 | 11.45 | 2.111 | ||
3 | 3Lo | 4.90 | 1.05 | 5.95 | 2.111 | ||
4 | 3S | 4.30 | 0.86 | 5.16 | 1.778 | ||
5 | FCSp4 | 3.20 | 0.50 | 3.70 | 1.556 | ||
6 | FCCoSp4 | 3.50 | 0.50 | 4.00 | 1.444 | ||
7 | ChSq1 | 3.00 | 1.43 | 4.43 | 2.889 | ||
8 | 3Lz+2T+2Lo | 9.79 | x | 0.93 | 10.72 | 1.444 | |
9 | 3F | 5.83 | x | 0.83 | 6.66 | 1.556 | |
10 | 2A | 3.63 | x | 0.42 | 4.05 | 1.333 | |
11 | StSq4 | 3.90 | 1.45 | 5.35 | 3.778 | ||
12 | CCoSp4 | 3.50 | 1.35 | 4.85 | 3.667 | ||
TES | 63.15 | 11.81 | 74.96 |
全要素全ジャッジ0以上評価。スピンステップすべてレベル4 見事なノーミスでした。サッカーでは韓国と言えば体力、みたいなのがあるのですが、フィギュアスケートでもそんなところはあるのでしょうか? 高地とか関係ない、みたいな演技でした。
2回飛ぶジャンプはルッツとトーループ。基礎点は63.15 大技は無いですがその中で高めの基礎点を作っています。1.1倍にコンビネーションが1つしかないのがやや弱めではあるのですが、今シーズン、コンビネーションをどこにどう置くかをかなり試行錯誤していた形跡が見られるので、安定を優先して序盤にセカンド3回転を2つ入れたのかと思います。
イ・ヘイン選手は3年連続の世界選手権が待っています。昨年は7位。今シーズンは四大陸チャンピオンとして乗り込む形。一躍表彰台候補として名乗りを上げ、世界選手権でもキムヨナさん以来の韓国勢表彰台となるでしょうか?
○千葉百音選手のフリーの構成
Elements | BaseValue | GOE | Scores | AvGOE | |||
1 | 3Lz+3Tq | q | 10.10 | -0.08 | 10.02 | -0.111 | |
2 | 2A | 3.30 | 0.42 | 3.72 | 1.222 | ||
3 | 3S | 4.30 | 0.74 | 5.04 | 1.667 | ||
4 | FCCoSp4 | 3.50 | 0.95 | 4.45 | 2.667 | ||
5 | CCoSp4 | 3.50 | 0.80 | 4.30 | 2.333 | ||
6 | 3Lo | 4.90 | 0.91 | 5.81 | 1.667 | ||
7 | 3F+2A+SEQ | 9.46 | x | 0.98 | 10.44 | 1.889 | |
8 | 3Lz+2T+2Lo | 9.79 | x | 0.59 | 10.38 | 1.111 | |
9 | StSq3 | 3.30 | 0.90 | 4.20 | 2.667 | ||
10 | 3F | 5.83 | x | 1.29 | 7.12 | 2.333 | |
11 | ChSq1 | 3.00 | 1.43 | 4.43 | 2.889 | ||
12 | LSp4 | 2.70 | 1.12 | 3.82 | 4.000 | ||
TES | 63.68 | 10.05 | 73.73 |
千葉選手は冒頭の3-3でqが入っていますが目立ったミスはそこだけでした。
2回飛ぶジャンプはルッツとフリップ。シークエンスも生かして基礎点63.68は優勝したイ・ヘイン選手を上回ります。ステップレベル3があるのでこれをレベル4に出来れば64.28にまで基礎点を上げることができます。
ミスなくいい滑りだったのですが日本の二強と戦うにはジャンプの加点がもう少し欲しいのかなと思います。千葉選手は他の上位の選手と違い戦略として坂本三原両選手に近い。そうするとジャンプの加点の差がそのまま二強との差になってしまうので、そこがこの先の課題になるのかと思います。あるいは、シーズン序盤に試みていた4回転トーループですべてを解決する、という展開もありえますがどうなるか。
千葉選手は今シーズン前半はジュニアカテゴリーで戦っていました。ジュニアのフリーは3分30秒。今大会は当然シニアルールでフリーは4分。あの高地の過酷な状況下で演技時間が30分伸びたという形だったわけですが、後半まで変わらないいい演技でした。
高めのシーズンベストに4大陸3位表彰台。この2つでおそらく来期のグランプリ2枠は手に入ったかと思います。今シーズンはもう1試合クープドプランタンに出場予定。怪我がたぶんある程度回復してきているであろう紀平梨花選手との決戦になりますが、ポイント取ってランクをさらに上げていただければと思いますが、それはそれとして国際大会初4回転チャレンジ、なんてのもあっても面白いかもしれないと思います。
○渡辺倫果選手のフリーの構成
Elements | BaseValue | GOE | Scores | AvGOE | |||
1 | 3A | 8.00 | 0.80 | 8.80 | 1.000 | ||
2 | 3Lo+3T | 9.10 | 1.05 | 10.15 | 2.111 | ||
3 | 1Lz+2A+SEQ | 3.90 | 0.05 | 3.95 | 0.222 | ||
4 | 3F | 5.30 | 0.91 | 6.21 | 1.556 | ||
5 | FCSp4 | 3.20 | 0.69 | 3.89 | 2.111 | ||
6 | ChSq1 | 3.00 | 1.07 | 4.07 | 2.111 | ||
7 | 3Lzq | q | 6.49 | x | -0.25 | 6.24 | -0.556 |
8 | 2A+1Eu+3S | 8.91 | x | 1.04 | 9.95 | 2.333 | |
9 | 3Lo | 5.39 | x | 0.84 | 6.23 | 1.667 | |
10 | CCoSp4 | 3.50 | 0.25 | 3.75 | 0.667 | ||
11 | StSq4 | 3.90 | 1.00 | 4.90 | 2.667 | ||
12 | FSSp4 | 3.00 | 0.64 | 3.64 | 2.111 | ||
TES | 63.69 | 8.09 | 71.78 |
冒頭トリプルアクセルを決めました。国際大会でのトリプルアクセルでGOEプラスの成功ジャンプはこれで3つ目です。これで今シーズンの成功数ではトップになりました。
トリプルアクセルより成功率の低い最後のジャンプのトリプルルッツ、という大課題が渡辺選手にはあったのですが、国体から要素順を変えてきました。そんなこともあって1.1場合の単独ルッツは何とか降りたのですが、先に入っているコンビネーションのルッツが1回転に。これをトリプルでしっかり決めていれば3位表彰台でした。やっぱりルッツが課題です。現行ルールではフリーのトリプルアクセルはシークエンスでダブルアクセルを使う選手にとってはダブルトーループの代替になるので転倒してもちゃんと回転足りていればスコア的には損はありません。それよりも他の選手も跳ぶルッツでしっかり点が獲れない課題の方が大きくなっています。
グランプリファイナルに続いてスピンステップショートフリーすべてレベル4 この辺しっかり点を取れていたことでジャンプでミスはありながらも200点に乗りました。
今大会はある意味で世界選手権の3枠目を争った3人で出場した試合とも言えました。そんな中で千葉選手に結果的に連敗の形。シニアの渡辺選手がショートフリー共にPCSも負けていたのはちょっといただけない形でした。
中庭先生、ジュニアグランプリファイナル、グランプリファイナル、4大陸選手権と大きな試合が続いているのですが、4位が多くてメダルが取れないんですよねえ。全日本もそうでした。この後世界ジュニア、世界選手権と同じように4位5位が並ばず、表彰台に乗ってメダルを届けてあげてほしいなあ、と思います。
○吉田陽菜選手のフリーの構成
Elements | BaseValue | GOE | Scores | AvGOE | |||
1 | 3A | F | 8.00 | -4.00 | 4.00 | -4.889 | |
2 | 2A+3T | 7.50 | 0.96 | 8.46 | 2.222 | ||
3 | 3Lo | 4.90 | 0.84 | 5.74 | 1.667 | ||
4 | CCoSp4 | 3.50 | 0.70 | 4.20 | 2.111 | ||
5 | SSp4 | 2.50 | 0.68 | 3.18 | 2.667 | ||
6 | 3F! | ! | 5.30 | 0.30 | 5.60 | 0.667 | |
7 | 3Lzq+3T | q | 11.11 | x | -0.17 | 10.94 | -0.444 |
8 | FCCoSp4 | 3.50 | 0.50 | 4.00 | 1.333 | ||
9 | 3Lzq | q | 6.49 | x | -0.25 | 6.24 | -0.444 |
10 | StSq4 | 3.90 | 0.95 | 4.85 | 2.444 | ||
11 | 3Sq+2Aq+2T+SEQ | q | 9.79 | x | -1.23 | 8.56 | -2.778 |
12 | ChSq1 | 3.00 | 1.43 | 4.43 | 2.778 | ||
TES | 69.49 | 0.71 | 70.20 |
冒頭トリプルアクセルは転倒となりました。トリプルアクセルの転倒率は低い選手なのですが残念でした。以降のジャンプはしっかりと決めて行ったのですが、遠目によくても足元十分ではないということで!とqが並びスコアが伸び切りませんでした。
フリーの基礎点69.49は今大会ダントツです。今シーズン全体でもシニアではトップの基礎点になります。2回飛ぶジャンプがルッツとトーループ シークエンスダブルアクセルがあり1.1倍にコンビネーションが2つ。スピンステップオールレベル4 基礎点はしっかりと取りました。この構成だとトリプルアクセル転倒でもほかでqも!もつかないノーミスなら技術点75点まで出ますし、そこにトリプルアクセルが乗ると80点台まで出るわけです。
国体でもqが並んでいましたがこの試合でも回転が微妙という扱いで加点が取れず。シーズン前半は飛ぶ鳥を落とす勢いでしたがジュニアグランプリファイナル以降失速してしまいました。それでも何とか4大陸は8位。これにジュニアグランプリファイナル出場に非常に高いシーズンベストを持っていることで来期のグランプリシリーズ枠が2つもらえるかどうか。紀平選手、樋口選手あたりの動向次第でしょうか。来期はジュニアグランプリ枠が14になることも見込まれますので、今期と同じグランプリはジュニア、国内はシニアコースで世界選手権を目指す、という手もあるかと思います。今のところ国際試合エントリーは今シーズンはここまで。来期は、9月10月にピークは来ないようなシーズンになっていただければと思います。
○女子シングル ショートフリー合わせた要素別スコア(上位12名)
Pl | Name | Total | PCS | J Base | J GOE | Spin | Step |
1 | Haein LEE | 210.84 | 99.86 | 65.28 | 7.34 | 24.20 | 14.16 |
2 | Yelim KIM | 209.29 | 100.99 | 61.22 | 9.54 | 23.81 | 13.73 |
3 | Mone CHIBA | 204.98 | 95.36 | 66.07 | 5.42 | 24.65 | 13.48 |
4 | Chaeyeon KIM | 202.39 | 95.86 | 63.29 | 5.37 | 25.01 | 13.86 |
5 | Rinka WATANABE | 200.50 | 93.76 | 68.98 | 1.87 | 21.85 | 14.04 |
6 | Bradie TENNELL | 199.91 | 101.00 | 57.99 | 0.03 | 26.06 | 14.83 |
7 | Amber GLENN | 192.50 | 97.75 | 59.40 | 0.89 | 22.23 | 13.23 |
8 | Hana YOSHIDA | 189.60 | 89.95 | 71.70 | -6.72 | 22.24 | 13.43 |
9 | Sara-Maude DUPUIS | 170.67 | 78.83 | 55.80 | 3.90 | 21.60 | 10.54 |
10 | Madeline SCHIZAS | 159.73 | 85.46 | 47.15 | -3.53 | 21.43 | 11.22 |
11 | Justine MICLETTE | 149.56 | 78.54 | 46.67 | -8.70 | 22.28 | 11.77 |
12 | Jocelyn HONG | 148.33 | 74.32 | 48.16 | -3.70 | 20.13 | 10.42 |
PCSトップはアメリカのテネル選手でした。さすがの実力者。キムイェリム選手も100点に乗せて2番目です。日本勢では千葉百音選手がトップですがそれでも全体で6番目。韓国の16歳17歳に負けてしまっている形です。渡辺倫果選手ももう少し欲しいところで、キムチェヨン選手に技術点かってるのにトータルスコア負けるというちょっとあれれなことになっています。吉田選手ももう少しPCSが欲しいところでした。
ジャンプの基礎点は吉田陽菜選手がトップ。今シーズンのシニアの国際試合での最高基礎点です。渡辺倫果選手が2番目。トリプルアクセル組が他のジャンプでミスがありながらも基礎点合計は高くなっていました。
ジャンプの加点はキムイェリム選手がトップです。イ・ヘイン選手が2番目。この辺のジャンプの出来の良さがPCSにもおそらくつながり表彰台につながったと言えるでしょうか。
スピンはテネル選手が26点台に乗せてトップでした。26.06は今シーズン全体で3位の高いスコア。キムチェヨン選手が25点台に乗せて2番目でした。
ステップ系要素もテネル選手がトップ。ただ14点台なのでそれほど伸びたという感じのスコアではありません。
女子も優勝は17歳ですが誕生日の関係で珍しく男子より女子の方が優勝者が年上という形になりました。日本の最上位の千葉百音選手も17歳。女子はこれくらいの年齢が強いです。
日本女子の連覇は6で途切れました。さすがに米韓本気メンバーに日本だけ飛車角抜きだと勝ち切れず。でも、今の日本の層の厚さだと、これくらいの派遣試合の割り当てがあった方がよいと思っています。
さて、残るは世界ジュニアと世界選手権。どちらもロシアがいないと女子は多少レベルが下がるのは否めませんが、それでも高難度ジャンプ以外は世界のレベルが上がっているので十分楽しめるものと思います。