22-23 宇野昌磨

1997年12月17日生まれ

シニア8シーズン目

シーズン獲得賞金:$125,000

世界ランキング:1位

シーズンランキング:1位

シーズンベストスコア 304.46(1位) グランプリファイナル

ショートプログラムシーズンベスト 104.63 世界選手権

フリーシーズンベスト 204.47 グランプリファイナル

ショートプログラム楽曲:Gravity

フリープログラム楽曲:G線上のアリア

スピンレベル4率 25/33 = 75.8%(国際大会:21/27 = 77.8%)

ステップレベル4率 6/11 = 54.5%(国際大会:5/10 = 50.0%)

スピンオールレベル4 1/5(国際大会:1/4)

スピンステップオールレベル4 0/5(国際大会:0/4)

ジャンプ回転不足率 3/57 = 5.26%(国際大会:3/47 = 6.38%)

ジャンプ回転不足なし 3/5(国際大会:2/4)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 0/5(国際大会:0/4)

 

○22-23シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS
Others Japan Open 1 193.80   193.80
GP Skate Canada 1 273.15 89.98 183.17
GP NHK Trophy 1 279.76 91.66 188.10
GPF Grand Prix Final 1 304.46 99.99 204.47
NC 全日本選手権 1 291.73 100.45 191.28
WC World Championships 1 301.14 104.63 196.51

世界チャンピオンとして迎えた今シーズン。初戦はジャパンオープンです。これは昨年と同じ。フリップ1本抜けましたが4回転は3種類4本入って193.80 順調なシーズンインと言ってよいと思われます。

グランプリシリーズはスケートカナダから。ショートプログラムはコンビネーション入らず89.98で90点に届かずの2位。フリーはq2つに<2つ、3連続も無しながら自力の差で押し切って逆転優勝。グランプリシリーズ7勝目となりました。

NHK杯はファイナルも掛りますが、4位でいい状況なので特にプレッシャーがかかるシチュエーションでもありません。ただショートプログラムスケートカナダと同じ展開、コンビネーション入らず91.66で2位発進。フリーはフリップが抜けましたが4回転3種類4本は入って188.10を出してトータル279.76 2戦連続の逆転優勝となりました。NHK杯は2連覇で3回目の優勝、グランプリシリーズ8勝目となりました。この8勝目は現役最多で、日本男子歴代最多に並ぶ優勝ともなりました。

 

ファイナルは日本勢4人という不思議状態ですが、宇野選手はやはり当然の優勝候補となります。今回はショートでコンビネーション入ってのキスアンドクライランビエール先生のあとちょっとポーズが著した数字は99.99 100点に乗りませんでしたが今回はショートから首位に立ちます。フリーは最終滑走で174.35を出せれば優勝という場面。このフリーで4回転5本入って204.47と200点超え、現行ルールになってからのパーソナルベストを更新しトータル304.46 グランプリファイナル初制覇となりました。

 

グランプリファイナルでプチ全日本をやってましたが、12月は本物の全日本もあります。ショートプログラムから100.45を出して100点超え、当然のように首位に立ちます。2位とは12.76差。スコア的には頭一つ抜けてフリーへ。最終滑走、152.12で優勝出来るという非常に楽な展開になって、最初から狙っていたのかリカバリーかわかりませんが、1.1倍にすべてコンビネーションをつぎ込むというような構成で191.28 トータル291.73 2位と39.17差の圧勝で全日本5勝目となりました。

 

4大陸選手権はスキップで世界選手権へ。ショートプログラムは最後から2人目で登場。ケガ情報もありましたがほぼミスのない演技で104.63を出して首位に立つとフリーは最終滑走、優勝するには191.41が必要なので大きなミスは許されず簡単には勝てない状態です。2本目のサルコウでアンダーローテーション入り、コンビネーションもなかなか入ってこず、どうなんだ? ぎりぎり? 足りるか? と心配な流れでしたがそれでも196.51でトータル301.14 世界選手権連覇を果たしました。

 

国別対抗戦はケガもあって欠場。今季全勝でシーズンを終えました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
Japan Open 193.80 100.56 93.24 63.99 14.88 12.29 9.40
Skate Canada 273.15 138.83 135.32 102.27 -3.29 23.71 16.14
NHK Trophy 279.76 146.58 134.18 93.73 13.62 24.38 14.85
Grand Prix Final 304.46 166.01 138.45 104.56 21.57 24.39 15.49
全日本選手権 291.73 156.85 136.88 104.41 13.65 23.80 14.99
World Championships 301.14 160.83 140.31 101.63 16.42 26.93 15.85

トータルスコアは最低でも273.15で300点台が2試合あります。今季300点を超えた選手は宇野昌磨選手のみです。

技術点は160点台が2試合。これは今シーズン2位にあたる技術点です。

PCSは130点台中盤がグランプリシリーズで最後は140.31と140点台になりました。グランプリシリーズで1項目9点平均程度です。140.31は今季2位のPCSになります。

ジャンプの基礎点は100点台に乗っています。グランプリファイナルの104.56が今シーズン4位の基礎点になります。

ジャンプの加点がスケートカナダではマイナスでしたが、基本的には二桁もらいグランプリファイナルでは21.57もらいました。これが今シーズン全体のジャンプの加点1位でした。

スピンは24点台が多いですが世界選手権で26.93まで出ました。この試合だけスピンオールレベル4だったことが効いています。今シーズン3位のスコアです。

ステップ系要素はスケートカナダで16.14まで出ました。このスコアで今シーズン5位にあたります。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
Skate Canada 69.39 69.17 49.88 62.12 74.44 70.58
NHK Trophy 71.26 63.70 74.24 64.40 68.17 69.80
Grand Prix Final 78.22 70.63 85.70 64.43 71.28 72.72
全日本選手権 74.63 70.54 74.29 62.43 68.85 71.64
World Championships 77.28 68.76 78.28 73.06 73.03 73.99

偏差値で見るとトータルスコアは70台で今季最高スコアのグランプリファイナルで78.22まで出ました。

ジャンプの基礎点は偏差値70台に乗り、加点はグランプリファイナルで85.70という異常値を記しました。ただ同じ選手がスケートカナダのように平均割れを起こすことがあるのがジャンプの加点の性質のようです

スピンは60台が標準ですが世界選手権だけ73.06と70超えました。

ステップ系要素は70前後でスケートカナダは74.44あります。

PCSも70前後で73.99が最高

すべての要素で偏差値70超えを達成しています。

 

レーダーチャートはこんな感じです

右上が凹んで見えます。これでも偏差値70あるのですが。実際には世界選手権以外は下がはっきり凹む形になっています。ランビエール先生の門下生がスピンが相対的に苦手要素ってのはあまりいただけませんが、そこまで意識が回っていなくてレベル取り損ねが多い、というところでしょうか。

 

・シーズン最高の基礎点構成

○世界選手権 ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4F   11.00   2.99 13.99 2.778
2 4T+2T   10.80   3.39 14.19 3.444
3 FCSp4   3.20   1.10 4.30 3.444
4 3A   8.80 X 2.51 11.31 3.111
5 StSq3   3.30   1.56 4.86 4.667
6 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.778
7 CSSp4   3.00   1.20 4.20 4.000
  TES   43.60   14.10 57.70  

ショートプログラムの最高基礎点は世界選手権の43.60でした。今季13位の基礎点ですのでそれほど高いわけでもないです。ステップレベル3を4に出来れば44.20にはなります。

4回転は2本でフリップとトーループ、1.1倍にトリプルアクセル。意外と基礎点順位が高くないのはセカンドジャンプが2回転なためです。これ、もし、4Fと3Aを前半に飛んで、1.1倍に3Lz+3Tを入れてくると今の基礎点から0.49下がるだけになります。宇野選手自身はルッツを飛ぶことはないのですが、他の選手との比較として、セカンドが2回転になる場合、4回転2本にする価値はあまりない、というのが現実です。

これをステップレベル4でセカンドを3回転に出来れば基礎点は47.10になります。甲できれば今シーズン2位の基礎点になります。コンビネーションがとにかく宇野選手の課題であり、大きな伸び代として残っている部分とも言えます。

スピンステップオールレベル4でセカンドも3回転付くとして、GOE満点の時技術点は68.15満点となり、PCS加味して118.15満点です。110点台を出すというのはなかなか大変なことです。

 

○グランプリファイナル フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Lo   10.50   3.75 14.25 3.556
2 4S   9.70   3.19 12.89 3.333
3 4F   11.00   3.14 14.14 2.889
4 3A   8.00   1.37 9.37 1.667
5 ChSq1   3.00   2.14 5.14 4.333
6 FCSp4   3.20   0.96 4.16 3.111
7 4T+2T   11.88 x 2.58 14.46 2.667
8 4T   10.45 x -1.36 9.09 -1.444
9 3A+2A+SEQ   12.43 x 1.94 14.37 2.333
10 StSq4   3.90   1.78 5.68 4.556
11 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
12 CSSp3   2.60   0.89 3.49 3.333
  TES   90.16   21.43 111.59  

フリーの最高基礎点は90.16でした。今シーズン3位の基礎点になります。

4回転は4種類5本。2回飛ぶジャンプはトーループトリプルアクセルです。

一見して分かるのは、3連続がない、セカンド3回転もない。コンビネーションがとにかく宇野選手の課題であり、大きな伸び代として残っている部分とも言えます(同文2回目)。

スピンレベル3があるのでそれをレベル4に出来れば0.40基礎点はあがります。CSSpは今季11回中レベル4は3回だけで、レベル4率はかなり低いです。

全日本の時には8番目の要素にセカンド3回転が付き、9番目は3連続で3つ目に2Aが足されていました。前半に抜けがあってその時の基礎点は少し低かったですが、その形でレベルも取ってのノーミスを想定すると基礎点は98.81となります。ここまで行ってもマリニン選手の最高基礎点106.66には届きませんし、ノーミス基礎点とはさらに差がありますが、出来栄え勝負にPCS差でノーミス勝負でもまだ勝てるかな、という領域にはなります。

基礎点上げるには苦手のルッツの4回転を導入するより、コンビネーションの克服の方が難易度は低そうです。

98.81の基礎点を想定した時に、GOE満点とすると技術点は141.21となり、PCS加味すると241.21満点となります。

 

○平均GOE3.600以上

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
World Championships FS 10 StSq4   3.90   1.95 5.85 4.889
World Championships SP 5 StSq3   3.30   1.56 4.86 4.667
Grand Prix Final FS 10 StSq4   3.90   1.78 5.68 4.556
Skate Canada FS 10 StSq4   3.90   1.78 5.68 4.444
Grand Prix Final FS 5 ChSq1   3.00   2.14 5.14 4.333
World Championships FS 12 CSSp4   3.00   1.29 4.29 4.222
World Championships FS 5 ChSq1   3.00   2.14 5.14 4.222
World Championships FS 11 CCoSp4   3.50   1.40 4.90 4.111
全日本選手権 SP 5 StSq3   3.30   1.37 4.67 4.111
Grand Prix Final SP 5 StSq3   3.30   1.37 4.67 4.111
Skate Canada SP 5 StSq4   3.90   1.56 5.46 4.000
全日本選手権 FS 10 StSq4   3.90   1.56 5.46 4.000
World Championships SP 7 CSSp4   3.00   1.20 4.20 4.000
Skate Canada FS 5 ChSq1   3.00   2.00 5.00 4.000
Japan Open FS 5 ChSq1   3.00   2.00 5.00 4.000
World Championships FS 3 4F   11.00   4.24 15.24 3.889
NHK Trophy SP 5 StSq4   3.90   1.56 5.46 3.889
NHK Trophy FS 10 StSq3   3.30   1.23 4.53 3.778
World Championships SP 6 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.778
NHK Trophy SP 7 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.778
World Championships FS 6 FCSp4   3.20   1.19 4.39 3.667

宇野選手の評価の高い要素はステップです。世界選手権のフリーでは9人のジャッジのうち8人が+5を付けスコアとしては満点となりました。今シーズンの全ステップの中の最高評価です。今季のステップの最低評価がジャパンオープンの+3.400ですから、いかにコンスタントにステップで高評価を得ているかがわかります。

ジャンプは世界選手権の4回転フリップのみ。ただ、ジャンプで+4近く出すのは大変難しいわけで、スピンステップで高い要素がありすぎると見た方がいいのだろうと思います。

 

○フリップから始まる要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Japan Open FS 7 2F   1.98 X -0.06 1.92 -0.400
Skate Canada SP 1 4F   11.00   3.46 14.46 3.222
Skate Canada FS 3 4Fq q 11.00   -0.47 10.53 -0.444
NHK Trophy SP 1 4F   11.00   3.61 14.61 3.333
NHK Trophy FS 3 2F   1.80   0.00 1.80 0.111
Grand Prix Final SP 1 4F   11.00   3.14 14.14 2.778
Grand Prix Final FS 3 4F   11.00   3.14 14.14 2.889
全日本選手権 SP 1 4F   11.00   3.14 14.14 2.889
全日本選手権 FS 3 4Fq q F 11.00   -5.50 5.50 -5.000
World Championships SP 1 4F   11.00   2.99 13.99 2.778
World Championships FS 3 4F   11.00   4.24 15.24 3.889

4回転フリップは今シーズン11回飛ぼうとして2回は抜けて2回転に、1回は転倒、もう1回qでGOEマイナスで7回はGOEプラスの成功ジャンプとなりました。今シーズンの4回転フリップの成功者は3人のみでその中の1人であり、+3.889は今シーズンの最高評価です。フリーで2回飛ぶジャンプに選んでもいいのかも、と思うくらいの成功率はあります。

 

○4回転ループ

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Japan Open FS 1 4Lo   10.50   3.15 13.65 3.000
Skate Canada FS 1 4Lo   10.50   -0.15 10.35 -0.111
NHK Trophy FS 1 4Lo   10.50   3.45 13.95 3.111
Grand Prix Final FS 1 4Lo   10.50   3.75 14.25 3.556
全日本選手権 FS 1 4Lo   10.50   3.75 14.25 3.444
World Championships FS 1 4Lo   10.50   3.75 14.25 3.444

4回転ループは6回あったフリーすべてで冒頭に飛んで、1度軽いマイナスはありますが、他はすべて+3.000以上の評価と非常に安定していました。これも2回飛ぶジャンプに選んでもよさそうに見えます。

 

サルコウを含む要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Japan Open FS 2 4S   9.70   3.23 12.93 3.200
Skate Canada FS 2 4Sq q 9.70   -2.08 7.62 -2.111
NHK Trophy FS 2 4S   9.70   2.08 11.78 2.000
Grand Prix Final FS 2 4S   9.70   3.19 12.89 3.333
全日本選手権 FS 2 2S   1.30   0.00 1.30 0.111
World Championships FS 2 4S< 7.76   -3.43 4.33 -4.222

意外と課題なのがサルコウです。フリーの2番目の要素として6回今シーズン飛んでいますが、抜けて2回転になったのが1回、アンダーローテーション1回、q入ってGOEマイナスが1回ということで、GOEプラスの成功ジャンプは3回なので成功率5割になります。

フリップ、ループと比べてサルコウの成功率は下がっています。

 

○4回転トーループを含む要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
Japan Open FS 3 4T   9.50   2.22 11.72 2.400
Japan Open FS 9 4T+2T   11.88 X 1.27 13.15 1.200
Skate Canada SP 2 4T+1T* * 9.50   -4.75 4.75 -5.000
Skate Canada FS 7 4T+3T   15.07 x 2.44 17.51 2.556
Skate Canada FS 9 4T< 8.36 x -3.80 4.56 -4.778
NHK Trophy SP 2 4T+COMBO F 9.50   -4.75 4.75 -5.000
NHK Trophy FS 7 4T   10.45 X 1.49 11.94 1.556
NHK Trophy FS 8 4T+2T   11.88 X 1.22 13.10 1.222
Grand Prix Final SP 2 4T+2T   10.80   1.76 12.56 1.778
Grand Prix Final FS 7 4T+2T   11.88 x 2.58 14.46 2.667
Grand Prix Final FS 8 4T   10.45 x -1.36 9.09 -1.444
全日本選手権 SP 2 4T+2T   10.80   1.63 12.43 1.778
全日本選手権 FS 7 4T+3T   15.07 X 1.90 16.97 2.111
全日本選手権 FS 8 4T+2T   11.88 X 2.44 14.32 2.556
World Championships SP 2 4T+2T   10.80   3.39 14.19 3.444
World Championships FS 7 4Tq q 10.45 X 0.00 10.45 0.000
World Championships FS 8 4Tq+1T q 10.89 X -1.49 9.40 -1.556

トーループはショートでコンビネーション、フリーでも2回飛ぶジャンプであり、1番多く跳ぶジャンプです。

ショートの5回はセカンド1回転になったのが1度、転倒が1度、2回転でGOEプラスが3回です。フリーは単独のものは最初から単独のつもりなのかコンビネーション付けられなかったのか判別つかないものもありますが、全体で12回のうち単独コンビネーション含めGOEマイナスになっているのは3回で±0が1回、あとの8回はGOEプラスです。ただ、セカンド3回転までついた文句なしの成功ジャンプは1度だけでした。

成功率高いとみていいのか、低いとみるべきなのか、よくわかりません・・・。

 

○3連続の要素

Event     Elements   Base   GOE Scores AvGOE
全日本選手権 FS 9 3A+2A+2A+SEQ   16.06 X 2.06 18.12 2.667

今シーズンフリーは6回滑っているのですが、3連続は1度しか入りませんでした。国際大会ではゼロ。3A+2A+2Aというのは非常に時間のかかるコンビネーションというかシークエンスなのですが、その結果最後にタイムオーバーのマイナス1が付きました。

昨シーズンはセカンド3回転はなかなかつかないながらも、3連続は3A+1Eu+3Fを確率高く決めていましたので、それやればいいような気がするのですが、シークエンスアクセルを使いたいのでしょうか。実際には3連続にしない3A+2Aのシークエンスはかなりはいっているわけで、いずれにしても3連続は何らかの形で入れないともったいない感じはあります。

 

世界選手権2連覇。シーズン全勝。結果を取り出すと文句のつけようのない成績なのですが、マリニン選手の登場もあって苦労の多いシーズンでした。最後はケガもありましたし。

今期はグランプリファイナルも取りました。残っているのはオリンピックのみなのですが、オリンピックまではまだあと3シーズンあります。引退しそうな雰囲気を時折振りまきながらなので、あと3シーズン続いていくかどうかもわからないところはありますが、まずは来シーズン、ランビエール先生越えの世界選手権3連覇を目指すことになるのかと思います。

コンビネーションジャンプの完成を何卒お待ち申し上げます。