23-24 ルナヘンドリックス

1999年11月5日生まれ

シニア8シーズン目

シーズン獲得賞金:$85,000

世界ランキング:3位

シーズンランキング:5位

シーズンベストスコア 221.28(2位) スケートアメリカ

ショートプログラムシーズンベスト 76.98 世界選手権

フリーシーズンベスト 145.36 スケートアメリカ

スピンレベル4率 23/33 = 69.7%

ステップレベル4率 7/11 = 63.6%

スピンオールレベル4 2/5

スピンステップオールレベル4 2/5

ジャンプ回転不足率 7/57 = 12.3%

ジャンプ回転不足なし 1/5

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 0/5

 

○23-24シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS
Others Japan Open 2 140.31   140.31
GP Skate America 1 221.28 75.92 145.36
GP Cup of China 3 201.49 70.65 130.84
GPF Grand Prix Final 2 203.36 73.25 130.11
EC European Championships 1 213.25 74.66 138.59
WC World Championships 4 200.25 76.98 123.27

昨季はグランプリファイナル3位、ヨーロッパ選手権2位、世界選手権3位。主要大会すべて表彰台に乗ったもののあと一歩頂点には届かない。ということで今シーズンこそは! というシーズンになっていました。

今期はチャレンジャーシリーズには出場せず、初戦はジャパンオープンとなりました。参考記録ですが初戦からフリー140点台を出してきます。

グランプリシリーズは初戦のスケートアメリカから。シードは他にレビト選手がいて、それ以外もグレン選手に千葉百音選手、吉田陽菜選手、さらにエストニアのペトロキナ選手もいるという、今振り返って見ると豪華メンバーな試合。そんな中で最終滑走で出てきて75.92 2位と4.47差。フリーの基礎点低いヘンドリックス選手なので安全圏ではないですが優位に試合を進めます。フリーも最終滑走。優勝するには132.24が必要という中でほぼノーミスの滑りで145.36 グランプリ初戦からトータル221.28と220点台に乗せて豪華メンバーの中圧勝。グランプリシリーズ2勝目を上げます。

次はグランプリ4戦目の中国杯です。ここには吉田陽菜選手、渡辺倫果選手といったトリプルアクセル勢、韓国からキムイェリム選手、エストニアのペトロキナ選手といったところがいます。やはりショートから最終滑走。今回はアクセルが1回転半になって零点扱いに。それでも70.65が出て2位に5.56差をつけて首位で折り返します。フリーは最終滑走で133.33出れば優勝ということで十分可能な領域だったのですが、アンダーローテーションが2つ付いて、スピンステップのレベルも獲り切れず。130.84でトータル201.49 2.48差で3位。吉田陽菜選手のグランプリ初優勝を許す形になりましたが、ファイナル進出を決めました。

翌週にナショナルがあったのですが体調が優れないとのことで欠場。次戦はグランプリファイナルとなります。ファイナルですので当然豪華メンバー。坂本選手、レビト選手と言ったシード組との今季初対戦となります。この試合は6人中の4番滑走。冒頭のフリップこそオーバーターンになったものの、あとはミスなく滑り73.25 2人残して首位に立ちますが、最終滑走坂本選手が77.35で上へ行きます。基礎点で劣るのでフリーでの逆転はなかなか苦しいのですが、それでもハイスコアを出してプレッシャーを掛けたい5番滑走。体調不良にケガもあってショートは持ちこたえてもフリーの長さは厳しかったでしょうか。序盤よかったものの後半に入ってルッツが2回転に。次の3連続もフリップにqが付いて加点が得られず。技術点が61.73止まりでフリーは130.11 トータル203.36は際どく0.20差で1人残して首位には立ちましたが、最終滑走坂本花織選手ははるかかなたのスコアを出していき結局2位。前年よりも1つ順位は上げましたが栄冠をつかむことは出来ませんでした。

 

年が明けて次はヨーロッパ選手権です。昨季は2位。今年こそ、という試合で今年も当然大本命。ショートは2人残して登場。軽くqが1つ付いたくらいでしっかり滑って74.66 2位に4.96差をつけて首位に立ちます。ヨーロッパ選手権はしっかり抽選をするので首位でも最終滑走にならないフリー。最終グループ4番滑走。今期こそ、というプレッシャーのかかる局面でしたが、後半で3連続が付けられなかったくらいであとはミスなく滑りました。フリーは138.59 トータル213.25で首位に立って残り2人を待ちます。直後に滑ったグバノワ選手も自己ベストを出して迫ってきますが届かず。ヘンドリックス選手がヨーロッパ選手権初優勝。念願のチャンピオンシップのタイトルを獲得しました。

 

さらにもう1つ、と目指して世界選手権へ。ショートプログラムは最後から2番目の登場。直前にレビト選手がいい演技をして場が温まっていました。このショートが今季最高の演技。見事なパーフェクト演技で全要素全ジャッジプラス評価、76.98のパーソナルベストをマーク。2位に3.25差をつけて首位に立ちます。フリーは最後から2番目。先に滑った坂本選手がトータル222.96まで出しているのでその上へ出るには145.99が必要。パーソナルベストは145.53 シーズンベストも145.36を持っています。ノーミス出来れば出せる水準ですが、ここまでの滑走で見ると割と厳しめ判定側かなあ、という印象の試合になっていました。冒頭のコンビネーションが3-2になったのは後半3-3にする上積みを狙ったのか、セカンドに3回転入れられなかったのか。微妙な雰囲気で本心はわからなかったですが前半はしっかり滑っていきます。今期は後半のジャンプでやや苦しんでいる印象でしたが、結局この試合でもそれが出てしまいました。ルッツが2回転になったところで優勝が手元からこぼれていき、コンビネーションのセカンドがダウングレードなところで2位も遠ざかり。次のフリップで転倒したところで表彰台から落ちた形になりました。フリーは伸びずに123.27 トータルは200.25 最終的に4位ということになりました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
Japan Open 140.31 69.31 71.00 41.84 5.24 12.89 9.34
Skate America 221.28 112.34 108.94 62.57 8.40 26.11 15.26
Cup of China 201.49 95.69 105.80 57.19 1.60 22.81 14.09
Grand Prix Final 203.36 100.07 103.29 59.31 4.30 22.66 13.80
European Championships 213.25 107.39 105.86 60.45 5.15 26.19 15.60
World Championships 200.25 96.07 105.18 53.42 3.89 24.38 14.38

今期は5試合全試合で200点超えとなりました。スケートアメリカの221.28が最高。今シーズン全選手の中で2位です。

技術点はスケートアメリカで112.34まで出しました。世界選手権は残念な96.07です。技術点のイメージの選手ではないですが、112.34は全選手中5位にあたるスコアでした。

PCSはすべて100点台。スケートアメリカの108.94が最高で坂本選手に次ぐ2位のスコアです。

ジャンプの基礎点は60点前後でこれもスケートアメリカが最高値。62.57ありました。ただ、流石にこれはそれほど高いとは言えません。トリプルアクセル以上のジャンプがあると70点台の基礎点になる選手が何人もいますし、高難度ジャンプ無しでも67点台までは出ます。坂本選手で65.40の試合がありますので3点近くビハインドがあります。

ジャンプの加点もスケートアメリカの8.40が最高です。マイナスになった試合はありませんが、それほど伸びていない試合も多いです。この8.40は今シーズンの全選手の中で7位相当、ISU公認のみなら6位にあたります。

スピンは26点台を普通に叩きだしてきますが22点台と伸びない試合もありました。ヨーロッパ選手権の26.19が最高。全体2位の高評価です。

ステップ系要素も15点台を出す力があり、ヨーロッパ選手権の15.60が最高でした。これが今シーズンの全選手中最高評価になります。

ジャンプ・・・、ジャンプさえ決められれば・・、というヘンドリックス選手です。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
Skate America 73.10 61.97 72.83 73.59 70.15 74.15
Cup of China 65.81 56.22 58.89 60.28 64.41 71.57
Grand Prix Final 66.50 58.48 64.43 59.68 62.99 69.50
European Championships 70.14 59.70 66.17 73.91 71.81 71.61
World Championships 65.36 52.19 63.59 66.61 65.83 71.05

偏差値で見るとトータルスコアは60台半ば以上は必ず出ます。スケートアメリカは70台中盤に近いところまで来ました。

ジャンプの基礎点は良い時で60台に乗りますが、5試合中4試合は60に届かず。平凡な範疇になります。加点の方は60台が標準でいい時に70を超える力があります。

スピンはばらつきありますがいい時は70台をしっかり出してきます。

ステップも同様で70台の力があり、PCSは70台標準です。

やはりジャンプの評価が他の要素と比べてはっきり落ちますが、他の要素は超一流という水準になっています。

 

 

 

ルナヘンドリックス 23-24シーズン要素別偏差値

レーダーチャートで表すと右側が凹む形。ジャンプがどうしても凹みます。ただ、下も左下もばらつきが大きいです。スピンのレベル4率が60%台とトップ選手の中では意外と低いです。昨季は95.6%のスピンレベル4率でしたので今期著しく悪化していました。その辺がこのばらつきに出ていそうです。

 

●シーズン最高の基礎点構成

ヨーロッパ選手権 ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3F   5.30   1.44 6.74 2.778
2 2A   3.30   0.85 4.15 2.444
3 CCoSp4   3.50   1.30 4.80 3.667
4 3Lzq+3T q 11.11 x -0.51 10.60 -0.889
5 StSq4   3.90   1.56 5.46 3.889
6 FCSp4   3.20   1.01 4.21 3.111
7 LSp4   2.70   1.27 3.97 4.667
  TES   33.01   6.92 39.93  

ショートプログラムの最高基礎点はヨーロッパ選手権の33.01でした。今期全選手中3位、ISU公認大会だけで見れば2位にあたる高い基礎点です。基礎点が高くなる印象の無い選手ですが、ショートはルッツとフリップ飛べれば基礎点はしっかり確保できます。1.1倍に3-3で持ってきてスピンステップオールレベル4 これより上を出すにはトリプルアクセル投入か、セカンドループを持ってくるしかありません。

フリーは基礎点で劣るので、ショートでこの構成をしっかりこなしてリードを確保したい、という選手になります。

 

スケートアメリカ フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3Lz+3Tq q 10.10   -0.08 10.02 -0.111
2 2A   3.30   0.75 4.05 2.333
3 3F   5.30   1.44 6.74 2.667
4 2A   3.30   0.85 4.15 2.556
5 CCoSp4   3.50   1.20 4.70 3.333
6 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.000
7 3Lz+2T   7.92 x 1.35 9.27 2.333
8 3F+2T+2Lo   9.13 x 0.68 9.81 1.444
9 3S   4.73 x 0.92 5.65 2.111
10 FCCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
11 StSq4   3.90   1.34 5.24 3.333
12 LSp4   2.70   1.04 3.74 3.667
  TES   60.38   12.04 72.42  

フリーは最高基礎点が60.38でした。このスコアは本人がもくろんでいる構成をすべてしっかりこなして出したスコアです。

2回飛ぶジャンプはルッツとフリップ。高い基礎点が出そうな組み合わせなのですが、トリプルループが構成に入っていない6トリプル構成です。そのため基礎点はそれほど高くなっていません。トリプルアクセルを入れると60点台後半で70点近いところまで出ますし、さらに4回転まで入ると70点を超えてくるので基礎点で10点ほどのビハインドを負うことになります。高難度ジャンプが無くても例えばキムチェヨン選手は64.68まで出してきますので、基礎点で4点ほどの差がついてきます。坂本花織選手で62.65がありますので2点以上の差が付きます。もう少し欲しいところだと思いますが、ループなしだとこれ以上基礎点を上げるのはセカンド3回転を後半に持ってくる、くらいしかありません。

基礎点ビハインドがあるのでノーミスしないといけない。他の選手とは出来栄え勝負でいけるけれど、坂本選手と出来栄え勝負するとなかなか苦しい中で基礎点もビハインドがある。出来栄えを上げていくか、ループを習得するか。前者を選んでいるわけですが、どうしてもノーミス勝負すると苦しい。あと2シーズン、次のオリンピックまでどうしていくでしょうか。

 

○平均GOE3.800以上

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
European Championships SP 7 LSp4   2.70   1.27 3.97 4.667
Skate America SP 7 LSp4   2.70   1.23 3.93 4.556
European Championships FS 12 LSp4   2.70   1.16 3.86 4.333
World Championships SP 5 StSq4   3.90   1.62 5.52 4.222
Japan Open FS 12 LSp3   2.40   1.04 3.44 4.200
Skate America SP 5 StSq4   3.90   1.62 5.52 4.111
World Championships FS 12 LSp4   2.70   1.08 3.78 4.000
World Championships SP 3 CCoSp4   3.50   1.40 4.90 4.000
European Championships FS 5 CCoSp4   3.50   1.40 4.90 4.000
European Championships SP 5 StSq4   3.90   1.56 5.46 3.889
Grand Prix Final SP 5 StSq4   3.90   1.56 5.46 3.889
Cup of China SP 7 LSp3   2.40   0.93 3.33 3.889
Japan Open FS 5 CCoSp4   3.50   1.40 4.90 3.800
Cup of China SP 3 CCoSp3   3.00   1.11 4.11 3.778
Skate America SP 3 CCoSp4   3.50   1.30 4.80 3.778
World Championships SP 7 LSp4   2.70   1.04 3.74 3.778
European Championships SP 3 CCoSp4   3.50   1.30 4.80 3.667
Cup of China SP 5 StSq4   3.90   1.45 5.35 3.667
European Championships FS 6 ChSq1   3.00   1.79 4.79 3.667
European Championships FS 11 StSq4   3.90   1.45 5.35 3.667
Skate America FS 12 LSp4   2.70   1.04 3.74 3.667
Skate America SP 6 FCSp4   3.20   1.19 4.39 3.667
Japan Open FS 11 StSq3   3.30   1.21 4.51 3.600

ヘンドリックス選手が高評価を得ている要素はスピンとステップです。コレオも1つ入っていますが傾向としては中盤で入ってくるコレオより演技終盤に入るステップの方が評価が高くなっています。

ジャンプは1つも高評価リストに乗ってきません。ジャンプの最高評価は平均GOE+3.111のショートプログラム冒頭のフリップというのが2回ありました。

ヨーロッパ選手権のレイバックスピンでもらった+4.667という評価は、今シーズンの全レイバックスピンの中の最高評価でした。

 

○3回転-3回転

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Japan Open FS 1 3Lz+3T< 9.26   -0.39 8.87 -0.600
Skate America SP 4 3Lz+3T< 10.19 x -0.08 10.11 -0.111
Skate America FS 1 3Lz+3Tq q 10.10   -0.08 10.02 -0.111
Cup of China SP 4 3Lz+3Tq q 11.11 x 0.08 11.19 0.000
Cup of China FS 1 3Lz+3T< 9.26   -1.94 7.32 -3.222
Grand Prix Final SP 4 3Lz+3T   11.11 x 1.52 12.63 2.444
Grand Prix Final FS 1 3Lz+3T   10.10   1.43 11.53 2.444
European Championships SP 4 3Lzq+3T q 11.11 x -0.51 10.60 -0.889
European Championships FS 1 3Lz+3T   10.10   1.26 11.36 2.111
World Championships SP 1 3F+3T   9.50   1.44 10.94 2.556
World Championships FS 7 2Lz+3T<< <<  3.74 x -0.66 3.08 -3.222

3回転-3回転はショートは1.1倍のところで、フリーは冒頭でルッツから飛んできます。世界選手権だけ安全策だったのでしょうか、ショートでフリップから飛んだものがあります。

今シーズンは11回構成にいれて、1つ目が2回転になったのが1つ、セカンドのアンダーローテーションが3つ、qが3つでクリアに飛べたのは4回でした。成功率はそれほど高くないですが、シーズン中盤以降、大事な試合では決まっていました。それだけに世界選手権のフリーは残念でした。

 

○3連続ジャンプ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Japan Open FS 8 3S+2T+2Lo   8.03 X 0.86 8.89 1.800
Skate America FS 8 3F+2T+2Lo   9.13 x 0.68 9.81 1.444
Cup of China FS 8 3F<+2T+2Loq 7.96 x -1.21 6.75 -2.889
Grand Prix Final FS 8 3Fq+2T+2Lo q 9.13 x -1.44 7.69 -2.778
World Championships FS 9 3Sq+2T+2Lo q 8.03 x -0.80 7.23 -1.778

3連続ジャンプは今シーズンは8番目の要素として入れています。基本はフリップからですが、世界選手権ではそこで入らずに最後のサルコウからリカバリーで入れていました。

これが6試合で5回入ってGOEプラスは2回。大事な方の試合3つで決まらなかったという形になっています。

 

○ステップの要素

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Japan Open FS 11 StSq3   3.30   1.21 4.51 3.600
Skate America SP 5 StSq4   3.90   1.62 5.52 4.111
Skate America FS 11 StSq4   3.90   1.34 5.24 3.333
Cup of China SP 5 StSq4   3.90   1.45 5.35 3.667
Cup of China FS 11 StSq3   3.30   1.08 4.38 3.222
Grand Prix Final SP 5 StSq4   3.90   1.56 5.46 3.889
Grand Prix Final FS 11 StSq3   3.30   0.75 4.05 2.222
European Championships SP 5 StSq4   3.90   1.56 5.46 3.889
European Championships FS 11 StSq4   3.90   1.45 5.35 3.667
World Championships SP 5 StSq4   3.90   1.62 5.52 4.222
World Championships FS 11 StSq3   3.30   0.99 4.29 3.000

ステップは非常に高評価の選手です。世界選手権ショートの+4.222は今季の全体の最高評価ステップでした。他の選手の最高が+3.889ですので、それ以上の評価をヘンドリックス選手は4回も今期受けているということになります。ステップの評価はとにかく高いです。昨季もステップの最高評価はヘンドリックス選手。ステップ2連覇、なんてタイトルはありませんが、今期も素晴らしいステップでした。

 

今期、ついに、ヨーロッパ選手権を制しました。ジュニア時代は全く無名。ジュニアグランプリシリーズの表彰台経験もなければ、世界ジュニアの出場経験もありません。そんなところから24歳にしてついにチャンピオンシップを制覇。花を咲かせることが出来ました。

まだ、もう1つ上、世界選手権、さらに上、オリンピックがあります。来期はグランプリファイナル、世界選手権、坂本花織選手を破って、タイトルを獲りたいというシーズンになるのだろうと思われます。