23-24 中井亜美

2008年4月27日生まれ

ジュニア3シーズン目

シーズン獲得賞金:$6,000

世界ランキング:40位

シーズンランキング:57位

シーズンベストスコア 194/65(22位) JGP イスタンブール

ショートプログラムシーズンベスト 67.49 JGPバンコク

フリーシーズンベスト 127.58 JGP イスタンブール

スピンレベル4率 25/36 = 69.4%(国際大会:15/18 = 83.3%)

ステップレベル4率 3/6 = 50.0%(国際大会:1/3 = 33.3%)

スピンオールレベル4 1/6(国際大会:1/3)

スピンステップオールレベル4 0/6(国際大会:0/3)

ジャンプ回転不足率 5/60 = 8.33%(国際大会:0/30 = 0.00%)

ジャンプ回転不足なし 3/6(国際大会:3/3)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 0/6(国際大会:0/3)

 

○23-24シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS
DL 木下トロフィー 4 173.01 55.75 117.26
JGP JGP Bangkok 1 190.65 67.49 123.16
JGP JGP Istanbul 1 194.65 67.07 127.58
NJ 全日本ジュニア 10 160.89 55.06 105.83
JGPF Junior Grand Prix Final 5 187.04 65.04 122.00
IJ 全国中学スケート大会 3 171.43 64.18 107.25
DL サイニチホールディングス杯 1 104.81   104.81

中井選手は今期ジュニア3シーズン目。昨季は世界ジュニア3位。今期はジュニア2強に割って入りたい、というシーズンです。

 

初戦は全日本ジュニア前哨戦のような木下トロフィーから。ショートではルッツ転倒でコンビネーション入らず。フリーはトリプルアクセルがアンダーローテーション、3連続が転倒。トータル173.01は4位。少し心配なシーズン初戦でした。

 

ジュニアグランプリシリーズは初戦のバンコクから登場です。ショートプログラムは全要素プラス評価をもらって67.49 2位に4.45差をつけての首位。フリーは先に滑ったキムユソン選手がトリプルアクセルを決めてきたこともあり、122.44が優勝には必要。最終滑走で出てきて冒頭のアクセルが、うまく跳べず、これはダブルアクセルカウントになるかな? ちょっと微妙だけど、というジャンプになり、次の要素で3Lo+2Aを決めます。後半に単独ダブルアクセルの要素準備しているのだけど、大丈夫かな? 大丈夫かな? と心配な展開。3連続で3つ目にトリプルサルコウを飛んだあたりで、これ絶対次ダブルアクセル跳びそう、と思ったら案の定飛んで、3回目のダブルアクセルカウントで零点に。抜けジャンプがダウングレードなのかその回転のジャンプとして認定されるのか、滑りながら自分で判断するのは難しい。これで優勝にはスコアが際どくなって、コールされるまで分からない、という状況に追い込まれましたが123.16は出てトータル190.65 何とか逃げ切り優勝。ジュニアグランプリシリーズ通算2勝目となります。

続いて2週間後のイスタンブールで早くも2戦目として出てきます。ショートは67.07で2位に1.09差をつけて首位に立ちます。フリー、今回はトリプルアクセルを決めました。ジャンプは3連続の3つ目が2回転になったくらいで大きなミスは無し。127.58を出してトータル194.65 ジュニアグランプリシリーズ2連勝でファイナル進出1番乗りを果たします。

 

いやあ今期も強い。ここからは国内戦、というところだったのですが東日本選手権は欠場。シード持ってますので問題ないですが、この時期で試合に出てこないのはちょっと心配だなあ、と思っていたら案の定腰の痛みを抱えていたようで、難しい全日本ジュニアに直面することになりました。

まあちょっとここで島田選手と真っ向勝負は難しく、せっかくのユースオリンピックのチャンスは取れないかもしれないけれど、全日本までに回復してくれれば、と思ってみていたらショートプログラムから転倒してコンビネーション入らずの55.06となり14位スタート。全日本の推薦枠は8あって、島田選手シードもっているしノービス勢もいるからボーダーラインは10位あたりかな? と見ていました。フリーは11番滑走。トリプルアクセルは転倒ですが基礎点は満額入ったので許容範囲。ルッツで2回転になったのは少し痛い、3連続の3つ目が2回転なのも仕方ないか。リカバリーのコンビネーションも2回転だけど付けた。苦しいながらもやれることはやった、という中で105.83は出してトータル160.89 13人残してひとまず首位。スコア的に際どいなあ、という情勢の中で後続をひたすら待ちます。最終順位は10位。シードの島田選手が優勝して、ノービスの河野選手が7位にいるので、8枠目で何とか入ったか、と思われたのですが、まさかの推薦枠は6 確かに8枠は最大数で、実際には推薦枠は若干名としか書かれていないわけですが、ここで、特に平均競技レベルが高い女子の方で最大枠から削るとは予想外でした。まさかの全日本落選。これはそのまますなわち世界ジュニアの代表争いからの落選も意味しました。

 

12月は全日本は無いけれどジュニアグランプリファイナルがあります。実質今期の重要試合ではこれが最後になってしまう。ただ、故障からの回復具合はどうか? ショートはステップレベル2はもったいなかったですが全体的にしっかり滑って65.04で4位に付けます。3位とは2.83差。トリプルアクセル一発で逆転できる射程圏内。残念ながらフリーのトリプルアクセルは転倒。後は3連続の3つ目が2回転になったくらいで、大きなミスは無く滑ります。いつもよりは多少元気がなかった印象でしたが122.00は出してトータル187.04 今できることはここまで、というのは全部出して5位を確保しました。

 

シーズン後半は、まだ中学生だったか、ということで全中に登場。これは勝つだろう、と思われたのですが、フリーでミスを連発してしまってトータル171.43 ちょっともう全中くらいだと役不足という感じで力は出なかったでしょうか、3位で終わりました。

 

5月に入ってフリーだけの試合、サイニチホールディングスに出場。トリプルアクセルがダウングレードだったり、通常4番目に入れているループからのコンビネーションが丸々抜けていて全体でジャンプ要素が6つ、コンビネーションが2つしかはいっていなかったりと、よくわからない試合でした。

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
木下トロフィー 173.01 92.36 81.65 64.97 -2.31 22.32 7.38
JGP Bangkok 190.65 100.49 90.16 63.39 5.06 23.48 8.56
JGP Istanbul 194.65 104.05 90.60 65.52 6.21 22.65 9.67
全日本ジュニア 160.89 80.56 82.33 54.15 -2.25 19.39 9.27
Junior Grand Prix Final 187.04 100.45 87.59 68.42 2.18 22.45 7.40
全国中学スケート大会 171.43 87.97 83.46 61.10 -3.47 21.10 9.24
サイニチホールディングス杯 104.81 50.31 54.50 37.15 -1.85 10.51 4.50

トータルスコアはジュニアグランプリシリーズ2試合で190点台に乗せました。ファイナルは187.04 国際大会3試合が国内大会3試合をスコアで全面的に上回っています。

技術点は100点台を国際大会3試合では出しています。PCSの方は90点までです。1項目平均7.5程度でした。技術点の方が出やすいジュニアスタイルです。

ジャンプの基礎点は60点台。ジュニアグランプリファイナルの68.42は今シーズン全選手中6位のジャンプの基礎点になります。加点の方も国際大会3試合はプラス、国内3試合はマイナスということで国際大会ならちゃんと加点をもらえる。

スピンは22点台が標準。23点台も1試合ありました。

ステップ系要素はジュニアなのでフリーのステップがありませんが9点台後半まで出しています。今期のジュニア選手の中で9.67は4位です。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
木下トロフィー 55.33 64.53 50.88 58.31 47.25 51.67
JGP Bangkok 61.82 62.84 65.98 62.98 57.89 58.68
JGP Istanbul 63.30 65.12 68.34 59.64 67.06 59.04
全日本ジュニア 50.87 52.97 51.00 46.49 65.64 52.23
Junior Grand Prix Final 60.49 68.22 60.08 58.83 47.11 56.57
全国中学スケート大会 54.75 60.40 48.50 53.39 65.49 53.16

偏差値で見ると、トータルスコアは国際大会では60台に乗ります。

ジャンプの基礎点は60台中盤から後半まで出してきます。加点の方も国際大会では60台です。

スピンもいい時は60台に乗りますが50台が多いです。ステップ系要素はジュニア補正なのでばらつきますがレベル4だせるので60台中盤が出ます。

PCSはまだ50台後半程度でした。

ジャンプ強いですがスピンステップもしっかりできます。PCSはまだジュニアなので伸びていないです、という選手なようです。

 

中井亜美選手の要素別偏差値レーダーチャート23-24

レーダーチャートは、どうしても試合ごとのばらつきが大きいですが、はっきり凹んでいるのは左上でしょうか。ジュニアグランプリファイナルはステップがレベル2だったことで変なへこみ方しています。

いい時は割とバランスよいけど左上はまだ凹むね、という形になるようです。

 

●シーズン最高の基礎点構成

JGP バンコク ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 2A   3.30   0.33 3.63 1.000
2 3F!+3T ! 9.50   0.38 9.88 0.667
3 CCoSp4   3.50   1.00 4.50 2.889
4 3Lz   6.49 x 1.52 8.01 2.444
5 StSq3   3.30   0.90 4.20 2.556
6 FSSp4   3.00   0.94 3.94 3.111
7 LSp4   2.70   0.81 3.51 2.889
  TES   31.79   5.88 37.67  

ショートプログラムの最高基礎点は31.79でした。ジュニアなので単独ジャンプはルッツ。そのルッツを1.1倍で跳び、コンビネーションはフリップから飛びます。ステップレベル3があるので31.79 ステップレベル4に出来れば32.39の基礎点になります。コンビネーションを1.1倍の方へもっていった方が基礎点はあがって32.75にまでは出来ます。

中井選手はトリプルアクセル持ちですので、シニアルールであればアクセルをトリプルにして基礎点上げる力はあります。

 

JGP ファイナル フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3A F 8.00   -4.00 4.00 -5.000
2 3Lo+2A+SEQ   8.20   0.98 9.18 2.111
3 3Lz+3T   10.10   1.18 11.28 1.889
4 3Lo   4.90   1.05 5.95 2.222
5 CCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.000
6 3F!+1Eu+2S ! 7.81 x -0.23 7.58 -0.444
7 2A   3.63 x 0.33 3.96 1.000
8 3Lz   6.49 x 1.18 7.67 2.000
9 FSSp4   3.00   0.81 3.81 2.667
10 ChSq1   3.00   1.21 4.21 2.333
11 LSp4   2.70   0.50 3.20 1.889
  TES   61.33   3.71 65.04  

フリーは61.33の基礎点がありました。トリプルアクセルが基礎点満額で入って、2回飛ぶジャンプがルッツとループ。スピンはオールレベル4 ただ、サルコウが2回転になった分、基礎点は目論見通りは入っていません。これを3回転に出来れば64.63の基礎点に出来ます。ステップレベル4付けば68.53です。

中井選手は調子が最高潮であればトリプルアクセル2本組み込んで3A+3Tを決める力があることを昨季は見せていました。その状態でフルに要素を組み込んでいくと基礎点70点を超えていけます。

 

○平均GOE2.600以上

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
JGP Istanbul FS 10 ChSq1   3.00   1.71 4.71 3.444
JGP Istanbul SP 6 FSSp4   3.00   0.90 3.90 3.111
JGP Bangkok SP 6 FSSp4   3.00   0.94 3.94 3.111
JGP Istanbul SP 3 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
サイニチホールディングス杯 FS 5 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.000
JGP Bangkok SP 3 CCoSp4   3.50   1.00 4.50 2.889
JGP Bangkok SP 7 LSp4   2.70   0.81 3.51 2.889
JGP Istanbul FS 11 LSp3   2.40   0.69 3.09 2.889
全日本ジュニア SP 5 StSq4   3.90   1.17 5.07 2.857
全国中学スケート大会 SP 3 CCoSp4   3.50   1.05 4.55 2.800
全国中学スケート大会 SP 5 StSq4   3.90   1.17 5.07 2.800
Junior Grand Prix Final SP 6 FSSp4   3.00   0.81 3.81 2.778
全日本ジュニア SP 4 3Lz   6.49 X 1.65 8.14 2.714
JGP Istanbul FS 5 CCoSp4   3.50   0.95 4.45 2.667
JGP Istanbul SP 5 StSq4   3.90   1.06 4.96 2.667
JGP Bangkok FS 10 ChSq1   3.00   1.36 4.36 2.667
JGP Bangkok FS 9 FSSp4   3.00   0.86 3.86 2.667
Junior Grand Prix Final SP 3 CCoSp4   3.50   0.95 4.45 2.667
Junior Grand Prix Final FS 9 FSSp4   3.00   0.81 3.81 2.667
JGP Istanbul SP 7 LSp4   2.70   0.69 3.39 2.667
全国中学スケート大会 FS 5 CCoSp4   3.50   0.93 4.43 2.600
サイニチホールディングス杯 FS 6 3Lz   6.49 X 1.57 8.06 2.600
木下トロフィー SP 3 CCoSp4   3.50   0.93 4.43 2.600
木下トロフィー SP 7 LSp4   2.70   0.72 3.42 2.600
木下トロフィー FS 11 LSp4   2.70   0.72 3.42 2.600
サイニチホールディングス杯 FS 9 CCoSp4   3.50   0.93 4.43 2.600

ジャンプのイメージの強い中井亜美選手ですが、評価の高い要素としてはコレオ、スピン、ステップと入ってきました。

イスタンブールでのコレオ+3.444は今期全選手中13位タイ、ISU公認だけなら10位タイの高い評価です。FSSp:フライングシットスピンはジュニアグランプリ2試合で+3.111をもらいました。フライングシットスピンとしては今期3位の高評価になります。

ただ、今期はスピンのレベル4率が69.4%と昨季の96.7%に比べると今一つでした

 

トリプルアクセル

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー FS 1 3A< 6.40   -1.28 5.12 -2.200
JGP Istanbul FS 1 3A   8.00   1.37 9.37 1.444
全日本ジュニア FS 1 3Aq q F 8.00   -4.00 4.00 -5.000
Junior Grand Prix Final FS 1 3A F 8.00   -4.00 4.00 -5.000
全国中学スケート大会 FS 1 3A< 6.40   -2.56 3.84 -3.800
サイニチホールディングス杯 FS 1 3A<< <<  3.30   -1.65 1.65 -5.000

今期もフリーの冒頭にトリプルアクセルを持ってきていました。もう1試合、ジュニアグランプリシリーズのバンコクでも飛ぼうとしていましたが抜け2回転になっていますので、今期は7回飛んでGOEプラスの成功ジャンプは1度だけだったということになります。

昨季と比べるとだいぶ確率は下がりましたが、ジャンプの精度の問題なのか怪我という全体的な問題によると見たものか。どちらと見るかはちょっとわからないところです。

 

○3回転-3回転

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー FS 3 3Lz+3T   10.10   0.59 10.69 1.000
JGP Bangkok SP 2 3F!+3T ! 9.50   0.38 9.88 0.667
JGP Bangkok FS 3 3Lz+3T   10.10   1.43 11.53 2.222
JGP Istanbul SP 2 3F!q+3T ! 9.50   -0.98 8.52 -2.000
Junior Grand Prix Final SP 2 3F!+3T ! 9.50   0.15 9.65 0.222
Junior Grand Prix Final FS 3 3Lz+3T   10.10   1.18 11.28 1.889
全国中学スケート大会 SP 2 3F!+3T ! 9.50   0.00 9.50 -0.200
全国中学スケート大会 FS 3 3Lz+3Tq q 10.10   0.00 10.10 -0.200
サイニチホールディングス杯 FS 3 3Lz+3T< 9.26   -0.79 8.47 -1.200

ショートでは2番目の要素でフリップから、フリーでは3番目の要素でルッツからコンビネーションを飛びます。木下トロフィーのショート、ジュニアグランプリイスタンブールのフリーは3-3が入りませんでした。全日本ジュニアはどちらも入らず。

ショートは6試合で跳ぼうとしたとして、GOEプラスは2回。すべてのフリップに!が付いていました。フリーは7回飛ぼうとして3回はGOEプラスです。

昨季はフリップからのコンビネーションは無くすべてルッツからではあったのですが、成功率100%という驚異的な結果を残していました。今期はコンビネーションが今一つ決まってきませんでした。

 

○3連続ジャンプ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
木下トロフィー FS 6 3F!+1Eu+3S< ! F 10.16 X -2.65 7.51 -5.000
JGP Bangkok FS 6 3F!+1Eu+3Sq ! 11.11 x -0.83 10.28 -1.333
JGP Istanbul FS 6 3F!q+1Eu+2S ! 7.81 x -0.98 6.83 -2.000
全日本ジュニア FS 6 3F!+1Eu+2S ! 7.81 X -1.48 6.33 -2.714
Junior Grand Prix Final FS 6 3F!+1Eu+2S ! 7.81 x -0.23 7.58 -0.444
全国中学スケート大会 FS 6 3F!+1Eu+2S ! 7.81 X -0.88 6.93 -1.600
サイニチホールディングス杯 FS 7 3Lo+1Eu+3S<< <<  7.37 X -1.63 5.74 -3.400

3連続ジャンプは6番目の要素としてフリップから飛んでいます。7試合すべて3連続は入りましたが、すべてGOEマイナスとなっています。すべてフリップに!が付きました。今期のフリップジャンプは!率100%です。フリップのエッジ判定は苦労が続いています。

また、3連続の3つ目は昨季はすべてしっかり3回転のサルコウを付けられていたのですが、今期は2回転が目立ちます。怪我の影響もあったのだろうと思います。

 

今期はジュニアグランプリ2連勝で、ジュニア2強からジュニア3強になってきたなあ、と思われたのですがその矢先の腰痛。全日本ジュニアの敗戦が残念でしたが、全日本に出られないのはちょっと納得感はなかったです。

怪我から回復すればきっと来期は大丈夫、と思う反面、トリプルアクセル組は一度飛べなくなるとなかなか跳べるように戻らないという難しさがあります。来期、そこまで戻してくることができるか? 中井亜美選手はミラノオリンピックに出場可能な年齢で、来期がジュニア最終シーズンです。25年のグランプリシリーズ2枠をもらえる位置にいる、というのがオリンピックにつなげるための来期の最低目標ラインとなると思われますが、そんな細かいこと言わず世界ジュニアを勝ちに行くのかなとも思います。