ぼくのわたしのカーリング大会

カーリングの日本選手権が終了しました

男子はコンサドーレ、女子は中部電力が優勝

ロコソラーレに三連勝した中部電力は強かったですね

 

 

今大会、月曜日の公式練習の後、火曜日から予選リーグが始まり日曜日の決勝まで、すべて入場有料で試合が行われました。会場はそれほど大きくはなさそうで、キャパシティとしては200~250くらいかな、という感じでしたが、女子の試合ではチケットが完売していたようです

会場のキャパは小さくても、一週間でこれだけの試合数でチケットがほぼ完売しているのを見ると、女子は興行として成り立つんだな、というのを感じました

男子は、予選リーグのチケットはほとんどの試合で残っていたようなので、単独では興行として成り立たせるのはつらいかもしれません

女子はこれまでの歴史に加え、直近でオリンピックのメダルも取ってますし、やはり人気の面で一日の長がありそうです

 

カーリングは、特に女子のカーリングは、実績とある種の人気の割には集客力のあるイベント、大きなキャパでの試合、というのがないように見えます

なので、もう少し、人が集められる試合、作らないかなあ、と思ったりするわけです

そんなわけで、ボクノワタシノかんがえるカーリング大会、みたいなことを考えました

 

 

女子は現在、強いチームが四チームあります

中部電力ロコソラーレ北海道銀行、富士急。この四チームで今大会のベスト4でした

この四チームは、2011年以降の日本選手権の優勝チームでもあります(2010年まではチーム青森が5連覇していますが、チーム青森は事実上消滅しています)。

 

この四チームでリーグ戦出来たら面白いかなって思うのですよ。

名付けてカーリング チャンピオンズリーグ

 

カーリングの興行上の強みは、比較的少ない人数で、頻度高く試合をこなせること、にあると思われます。

日本選手権、一週間で最大11試合を行います

グループリーグが1チームで8試合、プレーオフに準決勝決勝で11試合

一週間の間にこれだけの試合数をこなせる競技はなかなかありません

人数も、一チーム四人+リザーブ入れても五人。両チーム合わせても10人で成り立ちます

サッカーや野球と比べればだいぶ人数少ないです。バスケットボールならコート上は5人ですが、ベンチには基本12人はいります。五人で問題なく回せる団体競技、というのはあまりありません。

 

少ない人数で行える、というのなら個人競技なら、対戦競技なら二人で可能です

それを団体戦、という形で組めば、一チーム数人で回せます

これで成り立たせているのがTリーグかと思います

卓球も、割と試合数がこなせる競技です。団体戦では、短時間に同じ選手が二試合する、ということが国際試合でも普通にあります

Tリーグは男女それぞれ4チームが、最小7人で戦っています

男女それぞれ、両国国技館で行われた開幕戦では、5,000人前後の観客を集めました

その後は平日開催では数百人の後半、週末は1,000人台という集客力なようです

 

興行上のカーリングの弱みは、会場の特殊性、というところにあるかと思います

カーリング場、と呼ばれる場所は全国にそれほどありませんし、まして、観客席、というものが十分備わっているカーリング場など皆無です。座席が1,000席ある常設のカーリング場、というのはないんじゃないでしょうか

広い観客席のある会場で試合を行おうとすると、製氷という作業が当然ですが付いて回りいろいろと負担です。フィギュアスケートレベルで集客力があればそれでも成り立つのでしょうが、カーリングでそこまでするのはちょっとつらい

 

最初は、既存のカーリング場で出来る範囲の客席を確保して行う、というのが妥当なところでしょうか

 

四チームそれぞれ、本拠地、というものがあるかと思います

理想的には、ホームアンドアウェーで行えるといいかなと

ただ、氷を読む、という意味で、ホームチームアドバンテージが本当に大きな競技なような気もするので、そこは考慮しないといけないでしょうか

 

平日に観客をたくさん集められる、というほどの集客力はなさそうですが、週末ならそれなりには集められるでしょうか

一節で金土日の三日間、金曜日はナイトセッションで、土日は昼夜二部構成で合計五試合くらいはこなせそうです

客席を確保するのは難しいかもしれませんが、一試合250人くらいは観客を集められるでしょうか

試合を一シートのみで行うのなら隣のシートのあたりまで臨時に観客席に出来るといいのですが、それは難しいですかね。そこまで出来れば500人くらいまでは集められそうな気もするのですが

250人だと平均単価2,000円なら50万円、3,000円まで上げられれば75万円

5試合で250~375万円の入場料が確保できます

試合は、通常の勝ち負けのリーグ戦方式ではなくて、勝ち点方式で、五試合のうち最初は薄く、あとの方を厚くする方式が、会場の氷を読むこと、が大事とされる競技での強化という面を考えるとよいでしょうか

一試合目は勝つと勝ち点1、二試合目は2、一つづつ増えていく、よりも倍々に増えていく、方が面白いかな。

ホームアンドアウェーで全六節、30試合。

そこから日本選手権やオリンピックと同じような、一位から四位で特殊トーナメントで優勝を決める試合をセントラル方式で都内のどこかの会場で行えば、1,000人単位の観客も集められるでしょうか

 

コストも当然かかると思うのですが、既存のリンクで行うならそれほど追加の費用は大きくないような気もするのですよね。遠征費、というのは当然かかりますが。

 

 

賞金も、ある程度つけられたらいいですね

協賛をしっかりつけられたらそういうこともできるんでしょうけど

すごい金額じゃなくてもいい、優勝賞金100万円とか、それくらいでいいので、つけてみたい

直近だと、軽井沢国際トーナメントが、男女それぞれ賞金総額400万円、優勝賞金130万円、という規模なので、それくらいのものが、常設で、国内で、開けるといいんじゃないかと思います

 

 

まあ、初戦、全部、外野のたわごとでしかないんですけど

近年は、ワールドカーリングツアー、なんてのも出来て試合数も増えてますし、国内だけで試合を作る必要も特にないのかもしれないですけど、認知度の向上ということを考えると、知名度の高いチームが国内で国内戦をする、ということの価値はあるように感じます

 

なので、誰か、そんな企画を立てて欲しいなあ