カーリング 世界ジュニア選手権

カーリングエントリーがまだ続いています

 

ほとんど報道を見かけませんが、カーリングの世界ジュニア選手権、というものが行われていました。

日程的には2/16~23 全日本選手権の後ろの方と被っている形です

日本からは男子は出場できず、女子のみの出場でした

世界ジュニアの出場チームは10チーム。前回大会の上位7チームがシードで出場権を持っていて、残りの枠は世界ジュニアB大会の上位3位までに与える、というレギュレーションです。

日本女子は、ジュニアB選手権で、グループリーグを7チーム中3位で通過後、準々決勝でポーランドに勝ち、準決勝でスコットランドに敗れ、三位決定戦でハンガリーに最終エンドで2点取って6-5で勝利し3位となり、出場権を得ました。

ようは、出場チーム中一番下、という扱いの位置ですね

男子は、グループリーグ4位で敗退し、出場権を得られていません。

 

本大会では結局グループリーグ9戦して2勝7敗の9位に終わりました。

初戦 vs USA 4-11

第二戦 vs ロシア 4-7

第三戦 vs カナダ 6-9

第四戦 vs 中国 3-9

第五戦 vs ノルウェー 3-8

第六戦 vs スウェーデン 6-12

 

最初から六戦六連敗。それも、きわどい試合がなく、最終エンドの最終投まで戦えた試合もありませんでした

 

第七戦 vs スコットランド 10-4

第八戦 vs 韓国 6-7

第九戦 vs スイス 8-7

 

ラスト三戦は二勝一敗。

敗れた韓国戦も第九エンドで3点とって一旦追いついて最後までもつれた試合となっていました。最終戦のスイスは、最終的に3位になったチームです。

 

今回出場したのは軽井沢のエリートアカデミーの選手たちです。

日本ジュニア選手権で優勝し、世界ジュニアB選手権の出場権を得て、世界ジュニアBで3位に入って世界ジュニアの出場権を得て、と一つ一つ階段を昇って行っています。

軽井沢のエリートアカデミーは、日本ジュニア選手権には三チーム出場していて、その中の一チームが優勝した、という形です

全日本も中部電力が優勝していますし、いまや常呂や北海道よりも、軽井沢が、長野が、カーリングのメッカ、と言えるような状況になってきているのでしょうか

 

軽井沢のエリートアカデミーでは2019年度の生徒募集が始まっています。

 

こうやって、育成組織がしっかり形作られていると強いんでしょうか

 

日本女子は世界ジュニアには二年ぶりの出場でした。二年前は四勝五敗の8位。16年は0勝9敗で10位

ここのところは、B大会を勝ち上がって出られるかどうか、出られた場合7位にまでは入れずシードが取れない、というくらいの位置を推移しています

 

選手寿命の長い競技なので、全体の強化のためにはジュニアの育成が急務! というような状態ではないのですが、強いジュニアがいると競技全体に明るい雰囲気が流れこむ、というのも確かなので、中高生も頑張ってほしいですね。競技環境、という面で、限られた人しかまともに練習ができない、というようなこともあるかと思いますけれど

 

カーリングのこの先のカレンダーとしては、3月には女子、3月末から4月上旬にかけては男子の世界選手権があります。女子は、フィギュアスケートの世界選手権と時期が丸かぶりなので、日本での報道、という面ではだいぶ不利な点はあるかもしれません

 

この先も、時折追っていけたらと思います