ドラッグストアはマスクを出し惜しみして

唐突に、マスクの話をします

コロナウイルス対策で街からマスクが消えました

しかしながら、都度都度、小売店に入荷はあるようです

これ、入荷次第、各店は全量放出しているようなのですが、ちょっとまって、少し出し惜しみして、と言いたい

出し惜しみしないで! ではなくて、出し惜しみして!

 

ただし、少し、です。「少し」

 

入荷次第全量放出、というのは、10時開店の店で開店時点で売り出して、30分で売り切れる、みたいな事態を生み出しています

これ、平日にやられると、平日日中に買いに行ける人にしか渡らないんですね

 

一方で、一般人の中でマスクがあった方がいい人、というのがどういう人か?

観光バスの運転手、とか言いたいところもありますが、そういう、職業人として必要な人は雇い主経由で手に入れてね、というのが本線になるでしょう。

なので、一般人として、就労時以外でマスクがあった方がいいというシチュエーションの最たるものは何か? と考えると、通勤電車に乗っている状態、なのではないかと思うのです。

見ず知らずの誰かと、かなり濃厚に接触する。コロナウイルスがいようがいまいが、不快な状況ではあるのですが、そこにコロナウイルス不安が足されるわけです。

 

さて、問題。平日10時開店の店で、開店直後にマスクを売り出して、通勤電車に乗る労働者たちは、マスクを買えるでしょうか?

 

というわけで、小売店がマスクを、入荷次第全量放出、とやると、一番マスクがあってほしい状況の人にマスクが渡らないんですね

まあ、平日の午前10時に買いに行ける人の家には、通勤電車に乗る労働者が一人いる確率は結構たかいですけれど、そういう人を家にいさせられる人しか買えないわけです。

一人で生きる人、共働きな人、マスク買えません。

 

これ、マスクを小出しにすればいくらか解決できます

まあ、開店時にいくらか出しておくのは良いでしょう。その後は、都度入荷みたいな感じにして、12時、昼休み時に出し、17時に出し、19時に出し、閉店

というようにすると、勤め人も買える確率が上がるんですね。その方がマスクが必要な人に直接的にいきわたりやすい。

 

店側にもメリットがあるのではないかと思います。一日の間に何度も集客できますし。朝から並ぶ、マスクハンター的な人ではなく、勤め人を昼夜に呼び込めれば、ついで買いの期待値は高まります。

 

出し惜しみ、というとイメージ悪いですし、本当に何日かため込む出し惜しみをされても、ちょっと困るわけですが、その日のうちには売り切る程度に、一日の中で小出しをする分には問題ないと思うんですよね。

 

というわけで、マスク不足な昨今ですが、ドラッグストアは開店時に全量放出しないで、夕方から夜になって出す分を残しながら、小出しで売るといいんじゃないかな、というお話でした