そうは言ってもヨーロッパはやばい

 前回、コロナウイルス、まあ70超えなきゃそんなに死なないよ、と言いました

医療が崩壊しなければね、とも

 

ということは、医療が崩壊したら、かなり危ない、ともいえるわけです

また数字を見てみます

ここ数日、イタリアでは死者が毎日300人を超えるレベルで出てくるようになりました。

3月15日368人 3月16日349人 3月17日345人

イタリアは人口6,050万人ほどの国です。平均寿命は82.5歳

大ざっぱな計算ですが、この平均寿命からすると、1年間に全人口の1.2%程の死者が出ることが想定されます。

人口に1.2%を掛けると72.6万人ほどの死者が毎年出ます。

一日当たりに直すと、2,000人弱になる計算です。

通常、一日に2,000人程度の死者が出る国で、外からやってきた疾病が、毎日350人余りの死者を出しているわけですから、死者の数が、通常よりも17.5%も増えた、ということになります。

もうすぐ一日当たりの死者が400人に達しそうにも見えますが、そこまで達すると、死者が通常時より20%増える、ということになります

 

スペインも、3月17日には死者191人。一日当たり200人に達するのも間近です。

スペインの人口は4,700万人弱、平均寿命は82.8歳とされています。

イタリアの時と同じように計算すると、大ざっぱに通常時に一日当たりの死者数は1,500人ほど。

そこに一日当たり200人増えると、13.3%の増加です

 

この二カ国の死者の発生ペースは、平均寿命に影響を与える領域です

さすがに、このぺーすのまま365日続くとは、思わないですけど

 

その次あたりにフランス、とされていますが、それよりも、大国で無いのであまり目立ってませんが、死者の増加ペースでは、オランダやスイスも1,000万人前後の国で、毎日20人レベルまで死者が増えてきていて危ない動きが見えます。このあたりの国が持ちこたえられるかどうか。

 

いまのところ、ドイツはさすが、という感じで、感染者が1万人を超えたのに、死者はまだ30人にも満たず、一日当たり数人でとどまっています。ドイツの医療はヨーロッパでも有数、ということなので、ここが持ちこたえられなかったら、もう欧州全体壊滅かもしれません

 

というわけで、結局、安定した医療を各国どの程度供給し続けられるか? というのがカギなようです

 

 

結局大したことは言ってないな