イ・ヘイン Lee Haein  19-20

2005年4月16日生まれ

ジュニア2シーズン目

 

シーズン獲得賞金:$8,000

世界ランキング:43位

シーズンランキング:33位

シーズンベストスコア 203.40(18位) JGP Croatia

ショートプログラムシーズンベスト 70.08 世界ジュニア

フリーシーズンベスト 134.11 JGP Croatia

ショートプログラム楽曲: Nocturne No. 20

フリープログラム楽曲: Fire Dance

スピンレベル4率 22/24=91.7%

ステップレベル4率 6/8=75.0%

スピンオールレベル4 2/4

スピンステップオールレベル4 1/4

ジャンプ回転不足率  2/40=5.00%

ジャンプ回転不足なし試合 2/4

スピンステップオールレベル4ジャンプの回転不足もなしの試合 1/4

 

 ●イ・ヘイン選手の19-20シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP TSS SP TES SP PCS FS TSS FS TES FS PCS
JGP JGP Riga 1 197.63 66.93 37.98 28.95 130.70 70.13 60.57
JGP JGP Croatia 1 203.40 69.29 39.83 29.46 134.11 71.95 62.16
JGPF JGP Final 5 194.38 65.39 35.68 29.71 128.99 69.12 59.87
WJ World Junior 5 194.01 70.08 39.82 30.26 123.93 64.00 60.93

イ・ヘイン選手は、韓国のジュニアのトップ選手です。今シーズンはジュニア二シーズン目。

ジュニアのトップはジュニアグランプリシリーズに出場します。ジュニアはシニアと違って、国ごとの枠がきっちり決まっているのですが、イ・ヘイン選手は2試合出場することが出来ました。ここで二戦二勝。しかも二試合目のクロアチアでは203.40と200点に乗せます。このスコアはISUのシーズンベストスコアランキング17位に入る高いスコアです。ショートフリー通じてスピンステップオールレベル4のジャンプ回転不足なしで全要素全ジャッジ減点なしという素晴らしい出来でした。

二戦二勝はファイナルへ進みます。そのファイナルはロシア4人とアリサリュウ選手というすごいメンバーを向こうに回しての闘いになりますが、194.38にとどまり5位に終わりました。203.40のベストが出せれば表彰台に乗れただけに残念な結果とも言えます。

年明けすぐの韓国選手権ではユヨン選手に次ぐ二位に入りました。二年連続の表彰台。ジュニア二シーズン目なので、四大陸選手権も世界選手権も、年齢制限に引っ掛かり代表権はもらえず、順当に世界ジュニアへ進むことになります。

世界ジュニアではショートでパーソナルベスト更新の70点台のスコアを出し2位発進しますが、フリーは伸ばせず結局5位に終わりました。ただそれでも、韓国ジュニアの来シーズンの枠を3確保を果たしました。

 

 ●イ・ヘイン選手の今シーズンの要素別得点

Grade Event Pl Total TES PCS Jump Spin Step
JGP JGP Riga 1 197.63 108.11 89.52 75.28 24.15 8.68
JGP JGP Croatia 1 203.40 111.78 91.62 76.11 25.19 10.48
JGPF JGP Final 5 194.38 104.80 89.58 72.01 22.76 10.03
WJ World Junior 5 194.01 103.82 91.19 69.60 23.64 10.58

要素別では、はっきりと技術点側に振れています。どの試合も10点以上技術点の方が高い。

PCSはおおよそ90点前後です。5項目の評価が平均7.5付近となります。

ジャンプのスコアは比較的高めです。76.11というスコアは、ブレイディテネル選手やメドベージェワ選手の今シーズンのベストを上回ります。

スピンもベストの25.19まで出るとかなり高い部類です。今シーズンの全選手中11番目の高いスコア。韓国選手中トップですし、日本人選手でこれを上回るスコアを出した選手もいません。

ステップは、ジュニアのためコレオシークエンスがなく、見た目低い数字になりますが、ジュニアとしてはかなり高いスコアです。これより上のスコアを出したジュニアは、ワリエワ選手の10.59のみですので、ほとんどトップと並んだスコアとなります。

また、単純にコレオの基礎点3を足して13点台に乗ればシニアで見ても悪くない数字ですし、コレオでGOE+2程度もらえば14点台半ばになるので、上位の方まで入ってきます。

 

 ●イ・ヘイン選手のスケート偏差値

Event Pl Total Jump Base Jump GOE Spin Step PCS
JGP Riga 1 60.74 61.40 69.26 62.23 60.02 56.78
JGP Croatia 1 62.31 61.40 70.72 65.68 68.79 58.16
JGP Final 5 59.86 60.32 66.15 57.62 65.50 56.82
World Junior 5 59.76 57.73 68.24 60.54 69.49 57.88

偏差値に直すと全体的に60台が目立ちます。

トータルスコアは190点台前半で終わったJGPファイナルと世界ジュニアでは60をきってしまいましたが、ベストは60にのります。

ジャンプは高難度ジャンプはないので基礎点では偏差値60前後にとどまりますが、加点を稼ぐことが出来ていてGOEは60台後半、良い時は偏差値70に乗る、ということでここがストロングポイントです。

弱いのはPCSで、まだ50台前半。ジュニアなので当然ともいえ、シニアに上がってここも伸びてくると、トップ選手と並ぶ点数が出るようになってくるはずです。

 

イ・ヘインスケート偏差値

レーダーチャートは下に伸びる形。

ステップが、結構稼げていて、ジュニアとしては上位なだけでなく、シニア選手と照らし合わせても稼げる要素になっています。

 

●シーズン最高のショートプログラム基礎点構成

 

Event   Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP Croatia 1 3Lz+3T   10.10   1.52 11.62 2.333
JGP Croatia 2 LSp4   2.70   0.89 3.59 3.222
JGP Croatia 3 2A   3.30   0.80 4.10 2.556
JGP Croatia 4 FSSp4   3.00   0.86 3.86 2.889
JGP Croatia 5 3Lo   5.39 x 1.19 6.58 2.444
JGP Croatia 6 StSq4   3.90   1.23 5.13 3.111
JGP Croatia 7 CCoSp4   3.50   1.45 4.95 4.000
JGP Croatia   TES   31.89   7.94 39.83  

ショートプログラムの基礎点最高は31.89です。ジュニアは今シーズン3Loが必須用のため、これを超える基礎点にするのはなかなか難しいです。あとは、3Lz-3Tを1.1倍に回せば0.52基礎点が上がって32.41にまでなります。ループをフリップに変える、コンビネーションのセカンドジャンプを3Loにする、という選択が、単独3Lo必須の今シーズンのジュニアルールではできません。

 

●シーズン最高のフリープログラム基礎点構成

Event   Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP Croatia 1 3Lz+3T   10.10   1.52 11.62 2.556
JGP Croatia 2 3Lo   4.90   1.12 6.02 2.222
JGP Croatia 3 3F   5.30   1.51 6.81 2.889
JGP Croatia 4 2A   3.30   0.66 3.96 2.111
JGP Croatia 5 FCSp4   3.20   1.05 4.25 3.444
JGP Croatia 6 2A+3T   8.25 x 0.90 9.15 2.222
JGP Croatia 7 3Lz+2T+2Lo   9.79 x 0.93 10.72 1.444
JGP Croatia 8 3S   4.73 x 0.80 5.53 1.778
JGP Croatia 9 LSp4   2.70   0.89 3.59 3.333
JGP Croatia 10 StSq4   3.90   1.45 5.35 3.778
JGP Croatia 11 CCoSp4   3.50   1.45 4.95 4.111
JGP Croatia   TES   59.67   12.28 71.95  

 

フリーの最高基礎点は59.67 わずかに60点に乗っていません。

意外と低いな、という印象ですが、これは錯覚で、ジュニアなのでコレオシークエンスが入らないため、シニアと違い基礎点を60点に乗せるのはかなり大変です。コレオシークエンス分を考えると、実質的にシニアなら62.67の基礎点がある構成となっていました。62.67より高い基礎点構成は、トリプルアクセル以上のジャンプ無しで今シーズン出しているのは、ザギトワ選手、ブレイディテネル選手と横井ゆは菜選手の三人だけです。

2回飛ぶジャンプはルッツとトーループ。これより基礎点高めていくには、コンビネーションのオール1.1倍化でもするくらいしか思いつきません。あとは、ルッツループチャレンジやトリプルアクセルチャレンジ、と手持ちのカードにないところに踏み込んでいくしかありません。

ただ、この構成、シーズン前半はこうだったのですが、後半は7番目の要素をルッツからではなくフリップからに変えていました。シーズン途中で難易度を少し落としていたのは気になる変化です。

 

●平均GOE+3.000以上

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP Croatia FS 11 CCoSp4   3.50   1.45 4.95 4.111
JGP Croatia SP 7 CCoSp4   3.50   1.45 4.95 4.000
JGP Riga SP 7 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.778
JGP Croatia FS 10 StSq4   3.90   1.45 5.35 3.778
World Junior SP 7 CCoSp4   3.50   1.30 4.80 3.778
World Junior FS 10 StSq4   3.90   1.50 5.40 3.778
JGP Riga FS 11 CCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.667
World Junior FS 11 CCoSp4   3.50   1.20 4.70 3.556
JGP Croatia FS 5 FCSp4   3.20   1.05 4.25 3.444
JGP Final SP 7 CCoSp4   3.50   1.20 4.70 3.444
JGP Croatia FS 9 LSp4   2.70   0.89 3.59 3.333
World Junior SP 6 StSq4   3.90   1.28 5.18 3.333
JGP Riga FS 10 StSq3   3.30   1.04 4.34 3.222
JGP Croatia SP 2 LSp4   2.70   0.89 3.59 3.222
World Junior SP 3 2A   3.30   1.08 4.38 3.222
JGP Riga SP 2 LSp4   2.70   0.85 3.55 3.111
JGP Riga SP 6 StSq3   3.30   1.04 4.34 3.111
JGP Croatia SP 6 StSq4   3.90   1.23 5.13 3.111
JGP Final SP 3 2A   3.30   1.04 4.34 3.111
JGP Final FS 11 CCoSp4   3.50   1.10 4.60 3.111
World Junior SP 2 LSp4   2.70   0.85 3.55 3.111
JGP Final FS 10 StSq4   3.90   1.17 5.07 3.000
World Junior SP 1 3Lz+3T   10.10   1.77 11.87 3.000
World Junior FS 6 2A+3T   8.25 x 1.26 9.51 3.000

評価の高い要素はスピンです。CCoSpチェンジフットコンビネーションスピンの評価が極めて高くなっています。また、フリーのステップシークエンスも高評価を得ています。4試合で一番低くても平均GOE+3.000というのはジュニアとしては驚異的なスコアでもあります

 

●三連続ジャンプ

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP Riga FS 7 3Lz+2T+2Lo   9.79 x 0.93 10.72 1.556
JGP Croatia FS 7 3Lz+2T+2Lo   9.79 x 0.93 10.72 1.444
JGP Final FS 7 3F+2T+2Lo   9.13 x 0.23 9.36 0.444
World Junior FS 8 3S+2T+2Lo   8.03 x 0.61 8.64 1.333

3連続ジャンプは7番目の要素に入れるのが基本なようですが、入らなかった場合はリカバリーでその次のサルコウのところに入れるようです。

3連続ジャンプは大きな加点は得られていませんが、それでも平均GOEはすべてプラスの成功ジャンプになっています。

 

●セカンド三回転

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP Riga SP 1 3Lz+3T   10.100   0.67 10.77 1.222
JGP Riga FS 1 3Lz+3T   10.100   1.60 11.70 2.667
JGP Riga FS 6 2A+3T   8.250 x 1.02 9.27 2.556
JGP Croatia SP 1 3Lz+3T   10.100   1.52 11.62 2.333
JGP Croatia FS 1 3Lz+3T   10.100   1.52 11.62 2.556
JGP Croatia FS 6 2A+3T   8.250 x 0.90 9.15 2.222
JGP Final SP 1 3Lz+3T< 9.260   -0.42 8.84 -0.667
JGP Final FS 1 3Lz+3T   10.100   1.69 11.79 2.667
JGP Final FS 6 2A+3T   8.250 x 0.90 9.15 2.222
World Junior SP 1 3Lz+3T   10.100   1.77 11.87 3.000
World Junior FS 1 3Lz+3T   10.100   1.52 11.62 2.556
World Junior FS 6 2A+3T   8.250 x 1.26 9.51 3.000

セカンド3回転の成功率も高いです。ショートフリーで一度づつある3Lz-3Tは8回飛んで回転不足が1度だけで7回は成功ジャンプです。

1.1倍ボーナスタイムに入れてある2A-3Tは4回飛んで4回成功。平均GOEが一番悪くて+2.222というのはセカンド3Tのコンビネーションとしてはなかなか良い数字だと思われます。

この辺が、ジャンプのGOEの偏差値の高さに表れているように感じられます。

 

●単独の3回転ジャンプ

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP Riga SP 5 3Lo   5.39 x 1.19 6.58 2.444
JGP Riga FS 2 3Lo   4.90   1.19 6.09 2.444
JGP Riga FS 3 3F   5.30   1.21 6.51 2.222
JGP Riga FS 8 3S   4.73 x 0.61 5.34 1.444
JGP Croatia SP 5 3Lo   5.39 x 1.19 6.58 2.444
JGP Croatia FS 2 3Lo   4.90   1.12 6.02 2.222
JGP Croatia FS 3 3F   5.30   1.51 6.81 2.889
JGP Croatia FS 8 3S   4.73 x 0.80 5.53 1.778
JGP Final SP 5 3Lo   5.39 x 1.12 6.51 2.222
JGP Final FS 2 3Lo   4.90   1.05 5.95 2.000
JGP Final FS 3 3F   5.30   1.29 6.59 2.444
JGP Final FS 8 3S   4.73 x 0.74 5.47 1.667
World Junior SP 5 3Lo   5.39 x 1.05 6.44 2.222
World Junior FS 2 3Lo   4.90   1.19 6.09 2.444
World Junior FS 3 3F   5.30   1.21 6.51 2.333
World Junior FS 7 3F<<+REP <<  1.39 x -0.90 0.49 -5.000

 

単独三回転はショートで必須要素の3Lo フリーではループフリップサルコウが一度づつという構成です。

成功率10割、となりかけたのですが、世界ジュニアでコンビネーション入れるつもりだった3Fで転倒したので、10割にはなりませんでした。このジャンプが結果的に世界ジュニアで表彰台に乗れなかった致命傷ではあったので、とても痛いものだったというのは確かです。

ただ、これは、コンビネーションの一つ目で転倒したから結果的に記録として単独ジャンプとして残った、というものなので、単独ジャンプという意識で飛んだジャンプの成功率は100%になります。ジャンプの安定感の高さは素晴らしいです。

シーズン通じてのジャンプの回転不足率は4.00% これが、190点以上のスコアをシーズン通じて出し続けた安定感を支えています。

 

●ステップシークエンス

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP Riga SP 6 StSq3   3.30   1.04 4.34 3.111
JGP Riga FS 10 StSq3   3.30   1.04 4.34 3.222
JGP Croatia SP 6 StSq4   3.90   1.23 5.13 3.111
JGP Croatia FS 10 StSq4   3.90   1.45 5.35 3.778
JGP Final SP 6 StSq4   3.90   1.06 4.96 2.778
JGP Final FS 10 StSq4   3.90   1.17 5.07 3.000
World Junior SP 6 StSq4   3.90   1.28 5.18 3.333
World Junior FS 10 StSq4   3.90   1.50 5.40 3.778

ジュニアにコレオシークエンスはないのでステップだけ。

ジュニアにして、ステップはレベル4が基本です。ジュニアグランプリの2戦目以降はすべてレベル4でした。平均GOEも一番悪くて+2.778 ステップ一つで5点以上を稼ぐのが標準です。この辺はシニアに混ざっても上位の方の点数になります。

 

●チェンジフットコンビネーションスピン

Event     Elements    BaseValue   GOE Scores  
JGP Riga SP 7 CCoSp4   3.50   1.35 4.85 3.778
JGP Riga FS 11 CCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.667
JGP Croatia SP 7 CCoSp4   3.50   1.45 4.95 4.000
JGP Croatia FS 11 CCoSp4   3.50   1.45 4.95 4.111
JGP Final SP 7 CCoSp4   3.50   1.20 4.70 3.444
JGP Final FS 11 CCoSp4   3.50   1.10 4.60 3.111
World Junior SP 7 CCoSp4   3.50   1.30 4.80 3.778
World Junior FS 11 CCoSp4   3.50   1.20 4.70 3.556

スピンではレベル4時の基礎点が3.50と高いチェンジフットコンビネーションスピンが得意です。平均GOEが悪くても+3.111 高い時は+4を超えてきます。スピン一つで4点台後半のスコアを出します。

今シーズンのスピンのレベル4率は90%を超えています。高い安定感を持っている要素です。

 

 

韓国のジュニア勢のエースとして今シーズンを過ごしたイ・ヘイン選手。ジュニアグランプリ2戦2勝は驚かされました。リガ、クロアチア、二戦ともロシアのウサチェワ選手を下しての優勝。スコアも200点を超えてフロックではないことを示しています。

シーズン中盤以降、スコアを伸ばせず、ファイナルも世界ジュニアも表彰台に乗れなかったのは残念でした。

世界ランキングは、ジュニア二年目ということで、一年目で一年分しかポイントがないアリサリュウ選手やワリエワ選手よりは上ですが、それでも43位と、24位以内のグランプリ1枠確保順位には遠いです。シーズンベストは10位台ですので、そちらで1枠はもらえるはずですが、もう1枠もらえるかどうか。韓国は地元枠がないので、今シーズンのユヨン選手でも、当初は1枠しかなかったのですが、イ・ヘイン選手はどうか。

 

韓国のユヨン選手に次ぐ二番手集団の一人、というのが今の位置ですが、来シーズンシニアに上がってPCSが伸びてくると、それと同時に頭一つ二番手集団の中から抜けてくる可能性も感じられます。演技を見ていると、さすがにフリーのファイアーダンスを宮原知子選手基準で見てしまうと厳しいですが、でもジュニアの一選手として見た場合、シニアでノーミス続けてればPCSもショートフリー足して90点前後のところから100点前後にまでは少なくとも伸びていきそうには見えました。

イ・ヘイン選手が210点台をコンスタントに出すようになると、オリンピック三枠争いで、韓国三枠の目がぐっと増してくる。一方で、この選手が伸びてくると、アメリカや日本がやや厳しくなる部分もあります。

来シーズン、オリンピックの枠取り争いのカギを握る選手になるかもしれません。