20年シーズン西日本地区大会終了

コロナのせいでおかしなことになっている今シーズンですが、地区大会の西日本系のものが終了しました。

今回は、シニア/ジュニアの女子で、地区大会を通過して西日本へ進んだメンバーのスコアを並べてみます

 

  Event Name Total SP FS
1 近畿 坂  本  花  織 218.35 74.88 143.47
2 近畿 河  辺  愛  菜 188.48 57.92 130.56
3 中部 山  下  真  瑚 178.23 65.64 112.59
4 中部 本  郷  理  華 176.07 60.29 115.78
5 近畿 三  原  舞  依 173.38 59.69 113.69
6 中部 新田谷      凜 166.80 61.69 105.11
7 近畿 籠  谷  歩  未 165.71 55.93 109.78
8 近畿 滝  野  莉  子 165.36 60.46 104.90
9 近畿 白  岩  優  奈 164.64 57.20 107.44
10 中部 横  井  ゆは菜 163.70 57.21 106.49
11 中部 松  田  悠  良 162.20 53.86 108.34
12 中部 大  庭      雅 159.89 54.12 105.77
13 近畿 細  田  采  花 156.23 55.52 100.71
14 中四国九州 竹  野  比  奈 152.30 51.98 100.32
15 近畿 野  口  望々花 151.02 40.69 110.33
16 中四国九州 三  宅  咲  綺 148.99 52.28 96.71
17 中部 荒  木  菜  那 148.75 53.95 94.80
18 中部 酒  井  祐  香 147.30 51.37 95.93
19 中部 笠  掛  梨  乃 142.75 52.58 90.17
20 近畿 井  上  晴  絵 141.03 46.56 94.47
21 中四国九州 永  見  千代乃 135.31 51.04 84.27
22 中部 金  澤  茉  由 133.89 45.00 88.89
23 中四国九州 白  神  伶  菜 130.20 47.11 83.09
24 中四国九州 田  村  綾  音 129.83 48.56 81.27
25 中部 鬼  頭  まりあ 125.05 48.07 76.98
26 中四国九州 竹  野  仁  奈 122.47 51.90 70.57
27 中部 谷  口  美  菜 119.98 49.93 70.05
28 中部 松  岡  さら沙 118.69 50.11 68.58
29 中部 渡  邉  朱  音 117.99 41.56 76.43
30 中四国九州 白  神  瑠  菜 112.68 41.66 71.02

地区大会通過者30人を得点順に並べました

シニアの全日本への進出枠は西日本からは12人です

 

有力どころでは、枠が9人の近畿で今年からシニアに上がった岩野桃亜選手が10位で落ちてしまいました。全日本ジュニアで7位や8位を続けていて、あと少しのところで全日本に出られなかった選手。シニアに回っての全日本を目指したのですが、今年の異常なレベルの高さもあり、1.07足りずに地区予選通過ならず。毎年、あと一歩届かずに上の大会に進めない、というパターンが続いていますが、来シーズンを期待します

 

上の方は近畿と中部の名前が並んでいます。近畿勢では中野先生vs濱田先生、という構図があったりしますが、今回は中野先生の勝ち。

濱田先生のところは、最近毎年主力が抜けて行って顔触れだいぶ変わってます。

今シーズンはついに紀平選手が抜け、昨シーズンは宮原知子選手がカナダへ渡りました。忘れられがちですが、その前のシーズンは本田真凜選手が離脱してます。

今シーズンは、昨シーズン全日本ジュニアを制した河辺愛菜選手が筆頭でしょうか。濱田チームはトリプルアクセルがよく似合う。ただ、今回はショートフリー共にトリプルアクセルは不発。それでもフリーで130点を出してトータル188点までもってきています。アクセル決まれば200点、というのが見えたシーズン初戦でした

濱田チームでは細田選手がショートでトリプルアクセル着氷。フリーは回転不足減点でしたがダブルアクセルよりは点を稼ぎました。この細田選手が全体13位のスコア。全日本への西日本の枠は12 (後日訂正 枠は11+シード)当落線上にいます

 

中部では山下選手が優勝しましたがスコアは平凡。四回転サルコウを要素として入れていましたが、まだチャレンジジャンプなレベルの模様。女子は四回転よりトリプルアクセルの方がお得なんですけどね。伊藤みどり-浅田真央、の系譜をひくチームにいるので、トリプルアクセル跳んでほしい気もしますけど、その辺はそれぞれ選手の特性によるのでしかたないのでしょうきっと。ベストは200点を持ってる選手ですし、昨シーズンのケガは治ったようですし、このスコアはシーズン最初の小手調べくらいに思っておけばいいんでしょうか

復帰組の本郷理華選手、三原舞依選手も順当に地区予選通過。二人ともまだ、プログラムに三回転-三回転は入っておらず、構成的にはまだまだ復活途上感はありあり。こんなものではないのでしょうきっと

 

グランプリ組では白岩選手、横井選手が160点台であまり伸びず。西日本はレベルが高いので、このレベルの選手でもちょっとやらかすと全日本へ進めない可能性もあって心配です

一方で、全日本出場経験のある籠谷選手と滝野選手がその上に出て調子よく地区大会通過。滝野選手は近年不調でしたけど、久しぶりの160点台でしょうか。

 

全日本へのボーダーとなる12番目は大庭雅選手で159.89 11番目は松田悠良選手の162.20 全日本ラインが160点台に乗ってきそうな雰囲気になっています

全日本常連の竹野比奈選手は中四国九州選手権をきっちり優勝はしましたが、全日本ラインより下の14番目のスコア。昨年12位に入った三宅選手も全体16位、今シーズンからシニアに上がった荒木選手は17位。

極めて熾烈な西日本選手権になりそうです

 

  Event Name Total SP FS
1 中部 松  生  理  乃   183.31 61.02 122.29
2 近畿 前  野  百  花 156.84 57.38 99.46
3 近畿 清  水  咲  衣 153.99 55.47 98.52
4 中四国九州 江  川  マリア 148.77 54.57 94.20
5 中四国九州 岡  本  真  綸 144.09 50.75 93.34
6 中部 浦  松  千  聖   142.50 56.88 85.62
7 近畿 田  中  梓  沙 141.65 60.95 80.70
8 中部 横  井  きな結   139.11 51.37 87.74
9 近畿 岩  崎  陽  菜 132.80 46.60 86.20
10 中四国九州 鴨  井  彬莉彩 131.82 51.83 79.99
11 中四国九州 村  岡  那  菜 131.67 44.09 87.58
12 中部 田  村  珠里亜   130.33 48.07 82.26
13 中部 後  藤  千  弦   128.13 40.03 88.10
14 中四国九州 片  山  緋奈子 126.10 45.58 80.52
15 中部 吉  井  絹  恵   125.92 42.56 83.36
16 中部 森      実  愛   125.65 46.33 79.32
17 中部 長  縄  和  奏   124.85 44.66 80.19
18 中部 高  岡  も  も   123.89 40.32 83.57
19 中四国九州 久保山      唯 123.87 41.02 82.85
20 近畿 寺  島  綾  優 122.01 36.23 85.78
21 中部 磯  村  彩  姫   121.21 43.67 77.54
22 中部 加  藤  日向子   120.89 41.64 79.25
23 中四国九州 伊  勢  野  花 120.44 40.81 79.63
24 近畿 今  永  梨  絵 118.43 43.24 75.19
25 近畿 緒  方  美  揺 116.43 43.61 72.82
26 近畿 芳  岡  優  釉 115.50 38.57 76.93
27 近畿 重  田  美  星 111.90 39.96 71.94
28 近畿 丸  一  里  桜 108.10 38.53 69.57
29 近畿 小  嶋  孝  夏 107.55 50.25 57.30
30 近畿 水  口  乃  按 105.87 44.86 61.01

全日本ジュニアへの西日本からの進出枠は、上記メンバーの中からは18人です。それにプラスして、シードの吉田陽菜選手がいます。 

 

有力どころでは、昨シーズンの全日本ノービスで4位に入り、今シーズンからジュニアに上がった本田紗来選手が枠が12の近畿で16位で西日本へ進めず。昨シーズン全日本ジュニアで12位の手島選手は枠が11の中部で12位、13位の吉本選手は近畿で15位とやはり西日本へ上がってきませんでした。

 

 

全体トップは中部の松生選手。ただ一人180点台、というか160点超えたのも松生選手ただ一人で突出してます。昨シーズンもジュニアの国際大会では日本勢最高得点を出してましたし、ケガさえなければ世界ジュニアも見えてましたから、順当と言えば順当なんでしょうか。PCSが全然出てないんですが、技術点の方はシニアの200点クラスの選手と遜色ないです。

 

ただ、他が結構心配・・・

NHK杯にもエントリーしている浦松選手で142.50 トリプルアクセル持ちの横井きな結選手は139.11で140点にも届かず。

西日本からの全日本ジュニアへの枠は18あるので、地区大会の序列ではボーダーラインは123.89  まあ、これくらいなら有力選手は超えてくるとは思いますが、それにしても全体的にスコアが低め。フリーで100点超えたのが松生選手しかいない

全体的にコロナで練習不足で、それを補い切れていない選手が多いのでしょうか。

近畿ではノービスで100点を超えた選手が複数いる、技術点50点越えが5人もいる、なんて逆転現象も起きてますので、その辺がジュニアに上がってくると状況は変わってくるのでしょうが、今シーズンはちょっと厳しそうです。