世界フィギュア21 振り返り1

ただただ、悲しかった

すべての人に訪れる、世代交代、というものなのだろうか?

ショートプログラム16位という順位は、浅田真央さんに重なった

 

そこに重なるならフリーは

全日本で魅せたトスカ

あれの再演を世界で見せることができれば

伝説としても重ね合わせられるかもしれない

 

それは、儚い期待に過ぎなかった

 

儚い期待ではなく、現実に重なり始めたのは、トリノ後の村主章枝さんの姿だった

元々は安定したジャンプを持つ選手

オリンピック4位

有力選手は全員自分より若い、という状況下で次のオリンピックを再び目指す

天才と言われる一番若い選手がトリプルアクセルを飛びまくり、自分はジャンプが決まらなくなる

それでも自分は、世界のメダルを複数持つ選手

世界トップともいわれる表現力を武器に、若い世代に対抗する

何かを変えようと拠点を海外に移してもみた

オリンピックの枠取り年に全日本表彰台に復活し、世界選手権、枠取りに挑むも結果的には後の二人で3枠を確保し、自分は貢献できなかった

 

翌シーズンのオリンピック選考会の結果は・・・

 

引退してから、そんな不思議なキャラだったんですか!!!  みたいなことまで重なることはないと思うけれど、スケートを始めたのは幼少期に親の仕事の関係で住んでいた海外だったことまで重なる

 

赤が似合う人

私にとっての彼女のイメージはそうなっている

世界に名をとどろかせたミスサイゴンのプログラム

あの、赤のイメージ

初めてのシニアのチャンピオンシップに出た時のポエタ

日本を代表する選手、とだれもが認めるようになったシーズンのファイヤーダンス

オリンピックシーズンは、伝説にあやかったのか青の蝶々夫人で勝負したりと、しばらく使われていなかったけれど、久しぶりに戻ってきた赤のトスカ

 

錚々たる顔ぶれの中、一人だけ蚊帳の外のような扱いになっている、その姿がただただ悲しかった

 

それでももう一度、魅せてくれるのではないかと信じたい

かつて、世界ジュニアで、三回転のジャンプすべてに回転不足かエッジエラーを取られても、トレーニングの積み重ねで克服し、ジュニア出は上がれなかった表彰台に、シニアになってから上がったように

 

来シーズン

祈りながら、信じて待とうと思います