次回から、選手別に21-22シーズンを振り返ってみようと思っています
それにあたって、改めてそれぞれの表記を凡例としてここに並べておきます。
19-20シーズンにもやっていまして、その時と同じ部分が多いですが、多少アレンジされている部分もあるので、一応改めて並べています。各選手のそれぞれを見て、なんだかわからなくなったらここに戻って確認していただけたらと思います
シーズン獲得賞金:ISU公式試合で獲得した賞金の総額です。
世界ランキング:ISUの22年5月時点での世界ランキングです
シーズンランキング:ISUの22年5月時点での21-22シーズンのランキングです
シーズンベストスコア:国際試合でのベストスコア。International Competition いわゆる国際B級試合も含めるので、ISUのシーズンベストスコアとは異なります。また、ここで記す順位も同様で、ISUシーズンベストスコア順位とは異なります。
スピンレベル4率:出場全試合のスピン要素のうち、レベル4を何回獲ったかの確率です。
ステップレベル4率:スピンと同様にステップでレベル4をどれだけ取ったか?
スピンステップオールレベル4:スピンとステップ、ショートフリー合計8要素ですべてレベル4であった試合がどれだけあったか
ジャンプ回転不足率:ジャンプ要素で回転不足だった割合はどれだけか? ジャンプ要素の数として数えるので、コンビネーションジャンプも要素として1つです。コンビネーションジャンプの中で二つ以上回転不足があっても、回転不足要素数1として数えます。また、3回転のつもりが1回転になった、というような、いわゆる“抜ける”という状態は、1回転で回転が足りている場合は回転不足と数えません。また、ダウングレードは含みますがqは含まないものとします。基礎点から削られたものをカウントしています。
ジャンプ回転不足なし試合:ジャンプ要素で上記定義の回転不足が一つもなかった試合の数、割合
スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし:そのままの意味で、ショートフリー通じて、スピンとステップがすべてレベル4で、ジャンプに回転不足がなかった試合の数、割合
以下、試合結果、要素別などを記します
これまでも、あまり説明なく使っていましたが、今回簡単に説明しておきます
Grade:大会のグレード GP,CS,JGP・・・など
GP:グランプリシリーズ
CS:チャレンジャーシリーズ
JGP:ジュニアグランプリシリーズ
GPF:グランプリファイナル(中止でしたが)
JGPF:ジュニアグランプリファイナル(これも中止・・)
EC:ヨーロッパ選手権
4CC:四大陸選手権
WJ:世界ジュニア
WC:世界選手権
OG:オリンピック
IC:インターナショナルコンペティション(国際B級大会)
Others:それら以外の国際試合(ユースオリンピックなど ジャパンオープンもここ)
NC:ナショナルチャンピオンシップ(全日本はじめ各国選手権)
NJ:ナショナルジュニア(全日本ジュニア)
NN:ナショナルノービス(全日本ノービス)
RT:地方選手権(中部選手権や西日本選手権など)
DL:国内ローカル大会
CC:日本学生氷上選手権
NG:国民体育大会
IH:インターハイ
IJ:全国中学スケート大会
Event:大会の名称。国際大会では英語で示します。スペースの関係で省略していることも多いです
Pl:その大会の順位
Total:トータルスコア
SP:ショートプログラム
FS:フリープログラム
TSS:トータルセグメントスコア(ショートならショート、フリーならフリーの合計点)
TES:技術点
PCS:演技構成点
Jump:ジャンプで得た得点。ショートフリーの合計
J Base:ジャンプの基礎点の合計
J GOE:ジャンプの加点の合計
Spin:スピンで得た得点。ショートフリーの合計
Step:ステップとコレオシークエンスで得た得点。ショートフリーの合計
各要素の偏差値:21-22シーズンのグランプリシリーズ、チャレンジャーシリーズ、ヨーロッパ選手権、四大陸選手権において、ショートフリーを両方とも滑った選手を母集団として、各要素で平均、標準偏差を計算させ、それを元にして、各選手のそれぞれの要素での偏差値計算をさせたもの。したがって、国際B級試合や国内試合など、偏差値計算用の平均、標準偏差の母集団に含まれないものを計算していることもあり、本来の偏差値の考え方とは少し異なっていることがあります。
偏差値欄のJump、Spin
ショートフリー合わせての、ジャンプ、スピン、それぞれで得た得点から上記条件で計算させた偏差値
偏差値欄のStep
ショートフリー合わせてのステップ系要素について得た得点から、上記条件で計算させた偏差値。ステップ系要素とはステップとコレオシークエンスを合わせたもの。ジュニアカテゴリーにはコレオシークエンスがないため、ステップで得たGOEの平均(-5~+5の評価の平均)を、コレオシークエンスでも得るもの、と仮定した補正を加えて計算させています。
偏差値グラフのJamp Base
ショートフリー合わせてのジャンプの基礎点について、上記条件で計算させた偏差値
偏差値グラフのJamp GOE
ショートフリー合わせて、ジャンプで得た加点減点の合計について、上記条件で計算させた偏差値
要素別欄のBaseValue:各要素の基礎点。1.1倍時のジャンプは1.1倍された形で表記されます。Baseとさらに略すこともあります。
要素別のElements欄の左側の数字:要素の順番を示します。たまに、13番目の要素とか、あり得ない数字が出ることもありますが、記録上、予定の要素が入らず飛ばされ、予定されていない要素が入った時などに、そういう形になることがあります。
GOE:その要素で得た加点あるいは減点です
Score:基礎点と上記GOEを合わせた得点です
AvGOE:ここには-5~+5で表される各ジャッジの各要素の評価のジャッジ全員の平均を計算したものが記されます。得点計算には、一番高い評価と一番低い評価を切り捨てて通常は計算されますが、ここではそれをせず、全ジャッジの平均を記しています。文中でGOE平均、と記している場合は、こちらのことを指しています。