東京選手権 豪華顔ぶれ

ブロック大会もいよいよ始まりました。今年はブロック大会から豪華顔ぶれがそろっています。東京選手権ではオリンピックのメダリスト、4大陸選手権チャンピオン、ジュニアグランプリファイナルチャンピオン、グランプリ組多数と、1日1,000円は安すぎません? みたいな顔ぶれがそろいました。

 

○男子シングルシニア

Pl Name Nation Total SP FS
1 鍵  山  優  真 オリエンタルバイオ/中京大学 284.75 89.80 194.95
2 佐  藤      駿 エームサービス/明治大学 251.28 83.62 167.66
3 三  浦  佳  生 オリエンタルバイオ目黒日大高 227.33 81.92 145.41
4 吉  岡      希 法政大学 221.72 78.66 143.06
5 長谷川  一  輝 東京理科大学 190.75 69.59 121.16
6 門  脇  慧  丞 法政大学 190.10 65.22 124.88
7 大  島  光  翔 明治大学 189.31 72.59 116.72
8 北  村  凌  大 日本大学 175.75 66.25 109.50
9 志  賀  海  門 法政大学 166.09 62.18 103.91
10 佐  藤  由  基 日本大学 159.67 57.84 101.83
11 矢  島      司 駒場学園高校 149.53 58.33 91.20
12 小  舘      薫 芝浦工業大学 142.62 48.01 94.61
13 松  井  努  夢 明治大学 142.17 52.23 89.94
14 鈴  木  楽  人 法政大学 141.07 49.94 91.13
15 國  方  勇  樹 日本大学 139.88 47.22 92.66
16 小田垣      櫻 日本大学 137.29 48.14 89.15
17 廣  田  聖  幸 早稲田大学 136.02 45.72 90.30
18 大  中  惟  吹 東洋大学 134.85 49.47 85.38
19 松  岡  隼  矢 法政大学 134.06 49.89 84.17
20 坂  東      凜 東洋大学 130.48 51.06 79.42
21 栖  川  源二郎 東洋大学 130.15 51.23 78.92
22 梶  本  将  太 専修大学 127.72 44.72 83.00
23 藤  城  柊  治 日本大学 104.96 36.29 68.67
24 堀  義  正 明治大学 103.76 37.35 66.41

男子のシニアは24人出場で東日本への通過枠が23 ある意味非常に厳しい戦いです。

結果的には鍵山選手の復活圧勝となりました。参考記録に過ぎませんが、284.75は今季のこれまでの国際大会の最高スコアを上回ります。4回転2種類2本構成でセカンド3回転も入らず基礎点的にはそれほど高くない構成でしたが、全要素全ジャッジプラス評価のフリーは圧巻でした。

2位には佐藤駿選手。4回転はルッツとトーループの2種類3本。ルッツは転倒でしたが、そこは織り込み済みとして、コンビネーションが1つ入らずセカンド3回転がなかった方はもったいなかったかと思います。

三浦佳生選手は3位。フリーはおそらく4回転3種類4本構成にしようとしていたはずですが、GOEプラスの成功はなし。怪我発生らしいのでそちらが心配です。

もう一人のグランプリ勢、吉岡希選手が4位。4回転トーループ2本は降りました。

東日本への通過ラインは104.96 女子の通過ラインとほぼ同じ水準になりました。

 

○男子シングルシニア 上位4選手の要素別スコア

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 鍵  山  優  真 284.75 139.31 86.44 18.32 26.51 15.17
2 佐  藤      駿 251.28 117.93 98.78 0.80 23.03 11.74
3 三  浦  佳  生 227.33 119.57 78.35 -3.15 19.98 12.58
4 吉  岡      希 221.72 104.73 82.02 4.52 20.29 10.16

グランプリ組4人の要素別スコアを見てみます。

PCSでだいぶ差が付きました。オリンピックでは141.15まで出した鍵山選手なので130点台後半まで出てもおかしくは無いですが、シーズン序盤のブロック大会でそこまで出るかという驚きです。佐藤選手と三浦選手では三浦選手がPCSでは上回りました。

ジャンプの基礎点は佐藤駿選手が高いです。鍵山選手はそれほど高くない構成でした。三浦佳生選手は高い構成予定でしたが飛びきれなかった形です。

ジャンプの加点が20点近くなって鍵山選手は素晴らしかった。佐藤駿選手でかろうじてプラス、三浦選手はマイナスです。吉岡選手は佐藤選手三浦選手よりジャンプの出来栄えは良かった形となりました。

スピンでも差があって鍵山選手は26点台。佐藤駿選手の23点台は本人比では割といい方です。三浦選手は20点に欠ける形でやはりスピンは弱いです。吉岡選手もスピンは弱いのですが今回は20点には達しました。

ステップ系スコアも鍵山選手だけ15点台で抜けています。

なかなかこの3人が誰もシードではなく、誰も免除の出るチャレンジャー派遣もなくブロック大会に揃って出てくる、というのはこの先なさそうなわけで、せっかく豪華メンバーのブロック大会になりましたのでもう少し競った試合を期待したのですが、少し点差が開いてしまいました。

 

○女子シングルシニア 上位24人

Pl Name Nation Total SP FS
1 住  吉  りをん オリエンタルバイオ/明治大学 188.53 65.40 123.13
2 江  川  マリア 明治大学 183.95 68.80 115.15
3 青  木  祐  奈 日本大学 178.66 68.05 110.61
4 樋  口  新  葉 ノエビア 173.77 68.09 105.68
5 田  邊  桜  香 日本大学 153.63 50.58 103.05
6 渡  辺  倫  果 TOKIOインカラミ/法政大学 152.93 60.14 92.79
7 石  田  真  綾 立教大学 148.57 58.05 90.52
8 増  田  未  夢 東洋大学 140.94 50.49 90.45
9 元  榮  愛  子 明治大学 137.80 48.30 89.50
10 木  南  沙  良 早稲田大学 128.99 46.03 82.96
11 平  金      桐 法政大学 128.79 42.59 86.20
12 本  田  真  凜 JAL 125.53 41.80 83.73
13 廣  田  彩  乃 専修大学 123.01 41.01 82.00
14 三  枝  知香子 日本大学 122.20 39.51 82.69
15 吉  野  汐  香 法政大学 119.42 43.38 76.04
16 依  田  茉里紗 日本大学 118.33 45.01 73.32
17 小  嶋  孝  夏 法政大学 117.24 44.74 72.50
18 髙  橋      舞 法政大学 116.93 41.96 74.97
19 吉  本      玲 早稲田大学 115.97 46.00 69.97
20 堀  見  華  那 明治大学 105.68 38.33 67.35
21 生  方  日  凜 法政大学 105.27 40.09 65.18
22 馬  場  はるあ 早稲田大学 103.46 38.91 64.55
23 宮  本  藍  里 日本大学 101.35 40.17 61.18
24 水  上  彩  弥 日本大学 92.87 37.72 55.15

東京ブロックの女子シニアは東日本へ21人の進出枠があります。免除もシードもいませんので、シンプルに21位までが東日本へ進めます。

住吉りをん選手がショート4位から逆転優勝となりました。

2位には昨季優勝した江川マリア選手が今季もグランプリ組に割って入って表彰台確保です。ショート首位でしたがフリーは後半の2転倒が響いて2連覇とはなりませんでした。国際舞台で見たい選手でもあります。

3位にはこちらは今季NHK杯でグランプリシリーズデビューを控える青木祐奈選手が入りました。ショートで3Lz+3Loのルール上最高難度コンビネーションを成功させて僅差の3位発進から、フリーではルッツループこそ決まらなかったものの、スピンオールレベル4など粘り強く点を重ねてシニアのブロック大会初表彰台となりました。

復帰シーズンとなった樋口新葉選手は4位。フリーでスコアが伸ばせませんでした。今季からシニアに上がった田邊桜香選手が初めて150点を超えるパーソナルベストを出し、昨季のワールド代表に勝っての5位となりました。初の全日本チャンスあるか?

そして昨季世界選手権10位の渡辺倫果選手が、東京ブロックの6位となっています。

女子シニアでは、本来あるべき名前がありません。2019年に全日本で3位表彰台に乗っている川畑和愛選手。今季はエントリーしてきませんでした。一昨年交通事故で全日本を欠場して以降好成績を出せておらず、今年1月の学生氷上選手権を最後に試合にも出てきていません。現在大学4年生なはずですが、かなり心配です。

東日本進出ラインは105.27 例年通りの100点台一桁というところになっていました。東日本から全日本は8枠で住吉、樋口、渡辺というグランプリ組が免除ということで実質5枠。今大会8位までの選手と関東、東北北海道ブロックの上位選手あたりが中心の闘いになってきますので、やはり150点台くらいは欲しそうです。

 

○女子シングルシニア 上位6選手の要素別スコア

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 住  吉  りをん 188.53 89.87 62.06 1.00 22.82 12.78
2 江  川  マリア 183.95 89.87 61.05 -0.32 23.10 12.25
3 青  木  祐  奈 178.66 90.10 52.48 2.44 22.25 11.39
4 樋  口  新  葉 173.77 94.66 40.18 4.86 21.66 13.41
5 田  邊  桜  香 153.63 71.46 48.34 1.00 21.12 11.71
6 渡  辺  倫  果 152.93 77.10 52.04 -4.65 19.47 10.97

PCSはやはり樋口選手が一番高いですがそれでも94点台で1項目平均8点台に届いていません。まあブロック大会ですし、というところはあります。渡辺倫果選手は77.10ということで6点台平均になりますのでワールド経験者としてはもう少し出したかったところです。田邊選手はさすがに国内ローカルな選手なのでPCSが伸びていませんが、技術点で見ると樋口選手を上回ったということになりました。

ジャンプの基礎点は住吉選手が1位で江川選手も続きます。ジャンプで稼ぐ渡辺選手が基礎点からこれだとちょっと厳しいです。樋口選手は・・・、徐々に調子は上がって来るのでしょう。

ジャンプの加点がどの選手もあまり稼げておらず、全体的にあまりいい試合ではなかったんだな、というのも見て取れます。

スピンは国際大会出場経験のない江川マリア選手が23点台で1位でした。渡辺選手はスピンはそれほど得意なわけではないですが、それでも20点を切るのは珍しいです。

ステップ系要素はさすがの樋口選手が1位でした。

それぞれ、まだまだこれから、9月ですし、というところでしたでしょうか。

 

○男子シングルジュニア

Pl Name Nation Total SP FS
1 中  田  璃  士 TOKIOインカラミ 207.38 76.41 130.97
2 菊  地  竜  生 明治大学 181.92 60.41 121.51
3 蛯  原  大  弥 明治神宮外苑FSC 169.59 54.77 114.82
4 森  遼  人 MFアカデミー 164.70 56.98 107.72
5 田  中  蓮  音 星槎国際高等学校東京 163.90 53.58 110.32
6 山  田  琉  伸 早稲田大学 161.92 56.03 105.89
7 周  藤      集 ID学園高等学校 159.39 65.88 93.51
8 加  藤  海  里 目黒日本大学高等学校 156.27 54.96 101.31
9 木  村  智  貴 西武東伏見FSC 151.25 53.76 97.49
10 田  邊  拓  也 東大和FSC 140.45 52.07 88.38
11 池  田      立 MFアカデミー 138.27 53.13 85.14
12 小  森  大  地 MFアカデミー 136.93 46.89 90.04
13 牧  島  瑠  依 目黒日本大学高等学校 125.76 44.57 81.19
14 浜  中  玲  旺 明治神宮外苑FSC 123.88 46.98 76.90
15 神  田  龍之介 明治神宮外苑FSC 119.78 42.76 77.02
16 丹  羽  遥  珂 MFアカデミー 113.98 39.03 74.95
17 清  水      丈 明治神宮外苑FSC 113.69 40.03 73.66
18 嶋  﨑  帆々渡 江戸川クラブ 85.77 23.10 62.67
19 中  川  広  喜 目黒日本大学高等学校 84.03 29.54 54.49
20 廣  瀬  健一郎 明治神宮外苑FSC 77.07 28.28 48.79

男子のジュニアは21人エントリーしていましたがフリーまで滑り切ったのは20人でした。21枠ありますので全員東日本へ進出です。

ジュニアグランプリファイナル進出を決めている中田璃士選手が圧勝しました。4回転こそクリーンには決まりませんでしたが、総合力で他との力の差を見せつけた形になっています。

2位には日大の付属校から明治大学へ進学した大学1年生菊地竜生選手が自己ベストのスコアで入ってきました。4回転サルコウ挑戦中ですが、そこはアンダーローテーションで転倒。しかし、他の要素をまとめて2位表彰台です。

3位は、本来いるはずのない名前、蛯原大弥選手です。次週、ジュニアグランプリ6戦目のグダンスクにエントリーしていますので、このブロック大会は免除なはずなのですが出てきました。今回はフリーも2転倒などでスコア伸びていませんが、ジュニアグランプリは初戦3位がありファイナルを目指す立ち位置。次週の健闘を祈ります。

 

○女子シングルジュニア 上位18人

Pl Name Nation Total SP FS
1 奥  野  友莉菜 駒場学園高校 166.55 57.03 109.52
2 今  関  友梨香 MFアカデミー 160.06 57.01 103.05
3 前  田  悠  名 東京女子学院 146.57 43.01 103.56
4 北  見      奏 MFアカデミー 141.86 52.67 89.19
5 髙  砂  真  優 目黒日本大学高等学校 133.86 43.22 90.64
6 岡  本  真  綸 法政大学 128.41 39.56 88.85
7 穂  積  乃  愛 駒場学園高校 121.62 42.72 78.90
8 吉  田  茉  優 明治神宮外苑FSC 121.54 45.59 75.95
9 長  山  桃  子 MFアカデミー 118.50 39.58 78.92
10 吉  野  心  菜 東京女子学院 114.14 36.56 77.58
11 今  瀬  ひより MFアカデミー 113.61 40.86 72.75
12 井  瀧  梨  杏 駒場学園高校 113.39 37.91 75.48
13 日  比  優  花 東京女子学院 112.49 36.64 75.85
14 牛  山  胡  香 MFアカデミー 108.89 39.17 69.72
15 鳥  居  琴  子 明治神宮外苑FSC 108.09 41.05 67.04
16 反  町  苺  夏 明治神宮外苑FSC 107.20 38.70 68.50
17 加  治  桃  花 西武東伏見FSC 106.53 39.85 66.68
18 箱  崎  聖  怜 明治神宮外苑FSC 105.87 36.82 69.05

女子のジュニアは46選手出場で東日本進出枠は13 ただし髙木謡選手がジュニアグランプリ派遣により免除なので、12位までが通過です。中井亜美選手はシードなので元々カウント外になっていてエントリーもしていません。

結果的にジュニアグランプリ組が誰もいなくなったこの試合、奥野友莉菜選手が166.55のスコアで2連覇を果たしました。奥野選手はジュニアグランプリのサブに名前が入っているのですが5戦目までエントリー出来ていません。166.55はジュニアグランプリに出ていてもおかしくないスコアなのですが、3-3が無いあたりが派遣してもらえない要因だったりするでしょうか。東日本、全日本ジュニアでジュニアグランプリ組に一泡吹かせられるかどうか。

昨季7位の今関友梨香選手が2位に入ってきました。昨季の東日本選手権での138.87がこれまでのベストだった選手。大幅自己ベスト更新で160点台に乗せてきました。これくらいの位置の選手が伸びてくるというところでMFアカデミーの育成力を感じます。

今期ジュニアに上がった前田悠名選手が3位です。146.57はパーソナルベスト更新です。

東日本進出ラインは113.39 よくあることですが、シニアより高いラインとなりました。

 

○男子シングル ノービスA

Pl Name Nation Total FS TES FS PCS
1 山  本  航  成 西武東伏見FSC 91.77 34.86 56.91
2 吉  野  咲太朗 西武東伏見FSC 91.60 37.15 54.95
3 彼  末  武  琉 明治神宮外苑FSC 63.50 22.64 41.36
4 小  川  眞  生 明治神宮外苑FSC 59.80 20.95 38.85
5 山野井      馨 明治神宮外苑FSC 58.23 21.04 37.19
6 長谷川  結  音 MFアカデミー 56.89 20.76 36.63
7 鈴  木      聡 東大和FSC 56.67 20.60 36.07
8 土  屋  悠  希 明治神宮外苑FSC 54.14 18.28 36.36

男子のノービスAは8選手出場。全日本進出枠は3ですが、山本航成選手と吉野咲太朗選手の2人は推薦枠もらっているので実質5位までが全日本進出です。

優勝は山本選手。3回転はサルコウ1本でアンダーローテーション付きましたが、PCSで上回って優勝しました。同じく推薦もらっている吉野選手が2位。3回転はループとサルコウ2本用意していましたが、ループはダウングレード。サルコウは1つ目をダブルアクセルとのシークエンスで見事に決めましたが2本目の1.1倍単独で転倒。これが結局致命傷で転倒の減点-0.5の分で優勝を逃す形となっています。

 

○女子シングル ノービスA

Pl Name Nation Total FS TES FS PCS
1 大  竹  沙  歩 MFアカデミー 71.32 34.94 37.38
2 小  山  美  海 MFアカデミー 69.42 33.20 36.72
3 清  水  恵  茉 明治神宮外苑FSC 63.71 32.13 31.58
4 茂  優  碧 MFアカデミー 63.10 32.01 31.59
5 野  田  めぐみ 明治神宮外苑FSC 61.44 29.69 32.25
6 成  田  桜  彩 明治神宮外苑FSC 58.54 28.55 30.49
7 久  保  舞  華 MFアカデミー 58.00 27.07 30.93
8 上  谷      菫 明治神宮外苑FSC 54.05 25.34 28.71
9 山  田      咲 明治神宮外苑FSC 52.87 25.71 27.16
10 小  鹿  詩  織 江戸川クラブ 48.92 21.09 27.83

ノービスA女子は出場10選手。全日本出場枠は4で推薦選手が1人いるので5位まで全日本へ進めます。

推薦枠もらっている大竹沙歩選手が2連覇を果たしました。3回転5種類構成に入れてきましたがGOEプラスの成功ジャンプはサルコウだけになりました。東京夏季フィギュアと比べてスコアもだいぶ落としていますし、本人としては不本意な優勝だったかとも思いますが、全日本ノービスでは表彰台そして全日本ジュニア進出を目指して頑張ってほしいところです。

 

○男子シングル ノービスB

Pl Name Nation Total FS TES FS PCS
1 日  髙  晴  久 MFアカデミー 72.63 33.23 39.40
2 武  正  侑  駕 明治神宮外苑FSC 46.26 15.15 31.11
3 岩  﨑      藤 MFアカデミー 44.40 15.00 29.40
4 佐  藤  正  篤 明治神宮外苑FSC 34.59 8.75 26.34
5 安  藤  大  輝 江戸川クラブ 30.38 7.43 24.45

男子のノービスBは出場5選手。全日本ノービスの出場枠は4ですが、日高晴久選手が推薦枠もらっているため実質的には出場全選手が全日本へ進みます。

優勝はその推薦枠もらっている日高晴久選手でした。3回転はサルコウ1本で、qついてGOEマイナスですがしっかり降りました。スピンはオールレベル4で11.65得ています。今季のジュニアグランプリシリーズで、日本から派遣の男子がまだ誰も出せていないスピンのスコアになっています。

 

○女子シングル ノービスB  上位12名

Pl Name Nation Total FS TES FS PCS
1 宮  﨑  花  凜 MFアカデミー 77.38 39.12 38.26
2 五  箇  心乙祈 明治神宮外苑FSC 62.16 26.54 35.62
3 植  竹  美  結 MFアカデミー 61.39 26.22 35.17
4 川  﨑  優  衣 明治神宮外苑FSC 59.65 28.24 31.41
5 布  川  由  麻 明治神宮外苑FSC 58.33 26.30 32.03
6 田  中  希和果 明治神宮外苑FSC 57.06 24.81 32.25
7 岡  美  空 MFアカデミー 56.92 25.54 31.38
8 櫻  井  志央梨 明治神宮外苑FSC 52.39 22.56 29.83
9 大  橋  永  果 江戸川クラブ 51.19 21.58 29.61
10 小  山  舞  雛 MFアカデミー 48.22 21.06 27.16
11 小  橋      唯 明治神宮外苑FSC 47.86 20.49 27.37
12 安  藤  佳  穂 明治神宮外苑FSC 47.85 20.02 27.83

ノービスBの女子は18人が出場。全地域のノービスBの中で最多です。全日本進出枠は4で推薦枠もらっている選手が2人いますので、実質的に6位までが全日本進出となります。

優勝は推薦枠もらっている宮崎花凜選手で2連覇になります。77.38はノービスBとしては素晴らしいスコアです。3回転はルッツフリップトーループと3種類入れていて、2A+3Tというコンビネーションもありました。ただ、ルッツとコンビネーションの3Tはアンダーローテーション付いています。フリップはq付きましたが初めて基礎点満額もらっての着氷となりました。単独サルコウの2回転もありましたが、これも3回転にしたかったはずで、これまでに成功実績はあります。

やはり推薦枠もらっている五箇心乙祈選手が昨シーズンに続いて2位。3回転トーループを3つ目の要素として入れてきましたがダウングレードとなりました。

 

 

ブロック大会から豪華顔ぶれとなりましたが、まだ9月、思うような演技が出来なかった選手が多かったように感じます。一方で、ブロック大会にはここが目標、あるいは実際にはここに出ること自体が目標ですでに目標を果たした、みたいな選手もいる舞台でもあると思います。