東北北海道選手権 アカデミーが欲しい

ブロック大会、2週目、東北北海道選手権も行われました。

 

○女子シングルシニア

Pl Name Nation Total SP FS
1 聖  前  埜乃華 八戸工大一 132.08 47.46 84.62
2 三  浦  向日葵 仙台泉F.S.C. 115.98 39.32 76.66
3 山  﨑  舞  美 釧路湖陵高校 111.13 41.38 69.75
4 加  藤  花  怜 北海学園大学 108.30 36.77 71.53
5 伊  吹  有  紗 札幌第一高校 100.72 34.32 66.40
6 清  水  柚梨恵 北海道教育大学 98.10 33.09 65.01
7 藤  﨑      鈴 東北福祉大学 96.42 32.48 63.94
8 一  色  紗矢夏 仙台FSC 80.24 27.03 53.21

今季からシニアに上がることを選んだ高校3年生、聖前埜乃華選手が自己最高スコアで初優勝となりました。

東日本への進出枠は4 ボーダーラインは108.30ですので、東日本へ進む難易度は東京選手権より高い、という形になりました。

 

○男子シングル シニア

Pl Name Nation Total SP FS
1 坪  井  聖  弥 苫小牧市役所 128.09 45.52 82.57
2 金  子  陽  哉 新潟FCKZ 115.36 45.24 70.12
3 田  村  亮  太 宮城鶴ヶ谷FSC 86.51 29.70 56.81

昨季2位、北洋大学から苫小牧市役所に就職したでしょうか、社会人スケーター坪井聖弥選手が2年ぶりの優勝となりました。東日本進出枠は4ありますので出場全員東日本進出です。

 

○女子シングル ジュニア(上位12名)

Pl Name Nation Total SP FS
1 岩  本  愛  子 白鳥FSC 157.05 56.21 100.84
2 岡  万佑子 ROYCE' F・S・C 146.22 57.04 89.18
3 宮  本  琉  花 白鳥T・FSC 136.77 47.65 89.12
4 瀬  川  穂  乃 仙台FSC 125.18 47.02 78.16
5 加  藤  杏  望 白鳥FSC 122.53 43.53 79.00
6 小  田  佳名美 アイビスSC 119.23 41.05 78.18
7 工  藤  緒  心 第一中学校 114.79 38.95 75.84
8 富  永  悠  菜 ROYCE' F・S・C 107.87 39.25 68.62
9 岩  﨑  日  香 北海道FOREST.F.S.C 105.98 36.77 69.21
10 藤  原  愛  菜 八戸FSC 103.52 38.67 64.85
11 本  間  久  愛 新潟県 102.18 40.21 61.97
12 吉  田  け  い 宮城FSC 96.99 34.39 62.60

ジュニア2シーズン目の岩本愛子選手が自己最高スコアで優勝しました。150点台後半あれば全日本ジュニアは見えてきます。ルッツがまだeか!かそうでなければqが必ずついてしっかり決まらないのですが、3T+3Tのコンビネーションをショートフリー共に後半に決めたりしていますので、来期にはジュニアグランプリ派遣を得られる可能性のある位置まで来ているように感じます。

昨季全日本ノービス2位の岡万佑子選手が2位。ルッツ2本、フリップ2本の強構成がなかなか全部は決まってこないのですが、全日本ジュニアまでに間に合うかどうか。

女子のジュニアは35名出場で東日本進出枠は6 119.23がラインになっていて、これも東京選手権より高い通過ラインになっています。

 

○男子シングル ジュニア

Pl Name Nation Total SP FS
1 武  田  結  仁 新潟県 154.39 50.69 103.70
2 堀  野  伊  織 八戸FSC 153.18 52.34 100.84
3 小  山  蒼  斗 仙台泉F.S.C. 143.03 52.17 90.86
4 西  本  那  音 北海道FOREST.F.S.C 131.19 39.80 91.39
5 尾  形  広  由 東北高校 130.79 50.32 80.47
6 種  市  晃  大 八戸FSC 115.42 41.32 74.10
7 金  子  ヒ  ロ 新潟FCKZ 109.36 40.75 68.61
8 本  田  大  翔 東北高校 106.10 42.32 63.78
9 田名部  飛至也 八戸FSC 103.17 33.99 69.18
10 岡  本  和  彩 新潟県 93.44 39.77 53.67
11 松  岡  晃太朗 月寒FSC 83.39 35.61 47.78

男子のジュニアは東日本進出枠は6あります。優勝は、昨季5位だった武田結仁選手でした。ジュニア2シーズン目。MGCアイスアリーナ杯では161.34まで出しています。150点を超えるスコアをコンスタントに出してきていますので、初の全日本ジュニアが見えてきたかと思われます。

2位の堀野伊織選手は今季からジュニアに上がってきました。昨シーズンは全日本ノービスAで4位。今期は初の全日本ジュニア出場を目指す位置にいます。

 

○女子シングル ノービスA

Pl Name Nation Total FS TES FS PCS
1 浅  利  羚  聖 美香保FSC 64.45 31.08 33.37
2 荻  原  ゆ  あ 北海道FOREST.F.S.C 61.31 30.38 30.93
3 横  内  杏  花 北海道FOREST.F.S.C 60.60 28.39 32.71
4 光  部  心  香 札幌アースFC 58.20 29.04 29.16
5 石  井  いち花 アイビスSC 52.05 25.23 27.82
6 花  等  貴咲乃 仙台泉F.S.C. 51.47 23.48 28.49

東北北海道ブロックの女子ノービスAの全日本進出枠は3 浅利羚聖選手が優勝しました。3回転トーループからの3連続を決めたことが効きました。

上位4人は僅差で全日本枠が3ですので厳しい試合になりました。

 

○男子シングル ノービスA

Pl Name Nation Total FS TES FS PCS
1 河  本  英  士 仙台FSC 70.38 28.42 42.46
2 道  免  優  斗 ROYCE' F・S・C 67.92 29.56 38.86
3 上  田  将  生 仙台泉F.S.C. 61.18 25.08 36.10
4 阿  部  快  斗 八戸FSC 54.83 20.89 34.44
5 佐々木  雄  大 宮城FSC 51.42 18.01 34.41
6 武  内  琥  珀 ROYCE' F・S・C 50.30 16.16 34.14

男子のノービスAは全日本進出枠が5のところに6人出場とこれもある意味厳しい試合でした。

昨季全日本ノービス11位の河本英士選手が優勝しました。

 

○女子シングル ノービスB

Pl Name Nation Total FS TES FS PCS
1 梶  原      穂 宮城FSC 56.65 27.94 28.71
2 嶺  岸  聖  那 宮城FSC 55.34 25.52 29.82
3 三  浦  諒  子 ROYCE' F・S・C 50.92 25.63 25.79
4 益  戸      歩 仙台FSC 45.40 22.58 23.82
5 工  藤  彩  馨 宮城FSC 44.73 20.09 25.14

女子のノービスBは全日本進出枠5で出場5選手ですので、ある種安心感ある試合でした。優勝したのは梶原穂選手。昨季は5位で全日本に進めなかったのですが、今回は初のダブルアクセル成功、それも2本成功させて自己ベスト更新しての優勝です。

 

○男子シングル ノービスB

Pl Name Nation Total FS TES FS PCS
1 有  馬  瑛  太 ROYCE' F・S・C 44.23 15.03 29.70
2 山  本      輝 釧路FSC 42.01 14.80 27.21
3 山  口  直太朗 仙台FSC 39.46 13.91 25.55
4 西  山  誠  馬 アイビスSC 36.57 11.32 25.25
5 池  田  悠  月 宮城FSC 36.16 12.31 23.85
6 龍  澤  冴  空 盛岡FSC 30.85 9.17 22.18

ノービスB男子は全日本出場枠4で6人出場。わずか0.41差の僅差が運命の分かれ道となりました。どこもそうですが全日本進出券争奪戦はシニアやジュニアよりノービスの方が僅差の勝負になる傾向があります。9歳10歳で勝負の厳しさを刷り込まれる世界です。

優勝はノービス1年目の有馬瑛太選手でした。

 

千葉百音選手が近畿へ去ってしまったこともあり、ちょっと寂しい顔ぶれとなってしまいました。新潟も東北北海道ブロックに入るのですが、中井亜美選手も東京ブロックへ移っています。ノービスで活躍している金沢純禾選手も元々は札幌のクラブにいました。この地域の有力選手はどこかのタイミングで移籍していってしまいます。オリンピック金メダリストを輩出した仙台に、あるいは札幌あたりにもアカデミーが欲しいな、と思わされるような試合でもありました。

 

次週はブロック大会最終週。関東ブロックと中四国九州ブロックになります。