スケートカナダ 日韓決戦

グランプリシリーズ2戦目、スケートカナダが行われました。初戦は男女ともシード勢が上位を占めましたが、この試合は男子ではそうはならず。日韓決戦の面白い試合展開となりました。

 

○男子シングル

Pl Name Nation Total SP FS
1 Sota YAMAMOTO JPN 258.42 89.56 168.86
2 Kao MIURA JPN 257.89 80.80 177.09
3 Matteo RIZZO ITA 246.01 74.99 171.02
4 Kazuki TOMONO JPN 245.12 81.63 163.49
5 Mikhail SHAIDOROV KAZ 241.65 79.18 162.47
6 Mark GORODNITSKY ISR 225.35 70.69 154.66
7 Wesley CHIU CAN 221.54 76.94 144.60
8 Liam KAPEIKIS USA 220.15 71.59 148.56
9 Junhwan CHA KOR 216.61 86.18 130.43
10 Conrad ORZEL CAN 213.12 77.68 135.44
11 Mihhail SELEVKO EST 210.78 70.18 140.60
12 Aleksa RAKIC CAN 189.38 72.56 116.82

誰が勝っても初優勝のこの大会で、優勝したのは山本草太選手でした。ショート首位からリードを守り切ってのグランプリシリーズ初優勝です。グランプリシリーズ出場6シーズン目、初エントリーからは8シーズン目にしての初優勝となりました。

2位には三浦佳生選手がショート4位から逆転で入ってきました。こちらは昨季から3大会連続のグランプリシリーズ2位。0.53差、わずかに届きませんでした。

イタリアのマッテオリッツォ選手が3位表彰台です。昨年に続いてのスケートカナダ3位。グランプリ表彰台は3回目です。ショートは8位スタートでしたがフリーで4回転ループを降りて一気にスコアを伸ばして逆転表彰台です。

友野一希選手は4位。日本勢表彰台独占ならず。0.89差とわずかに届きませんでした。トリプルアクセルがアンダーローテーションではなくqでとどまっていれば3位だったのですが、際どいところで表彰台を逃しています。ファイナルに進むためには次戦で宇野昌磨選手やアダムシャオイムファ選手、山本草太選手らを相手に最低でも2位、できれば優勝が欲しいという苦しい展開になっています。

グランプリシリーズデビュー戦となったカザフスタンのシャイドロフ選手が5位。4大陸も2年連続5位でしたが、なんだか5位が多い選手です。今大会、4回転ルッツをショートフリー共に飛んで、どちらもqながら着氷しました。

昨季の世界選手権2位のチャジュンファン選手はショートこそ2位でしたがフリーは大崩れで9位に終わりました。

 

○山本草太選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S   9.70   2.91 12.61 2.889
2 4T+3T   13.70   2.31 16.01 2.333
3 4T   9.50   2.85 12.35 2.889
4 3A< F 6.40   -3.20 3.20 -5.000
5 FCSp4   3.20   0.50 3.70 1.444
6 3A+REP   6.16 x -2.74 3.42 -3.444
7 ChSq1   3.00   1.00 4.00 2.111
8 3F+1Eu+3S   11.11 x 0.83 11.94 1.556
9 3Lz! ! 6.49 x -0.17 6.32 -0.222
10 CSSp4   3.00   0.90 3.90 3.000
11 StSq3   3.30   0.99 4.29 2.889
12 CCoSp4   3.50   0.80 4.30 2.333
  TES   79.06   6.98 86.04  

ショート1位でフリーは他の選手も今一つ伸びてこずに最終滑走で168.34出せば初優勝というシチュエーション。4回転3本決めたところでこれはもう余裕をもって初優勝だ、と思ったところから暗転。トリプルアクセルから崩れ始めました。昨季から4回転と比べても成功率の低いトリプルアクセル。せめて1本でも決まれば安泰だったのですが、2本とも決まらなかった結果際どい勝負にもつれ込みました。コンビネーションをトリプルアクセルで入れられなかったので、最後のトリプルルッツのところでリカバリーで2Tなり2Aなり入れることも出来たのですが、それも入らず。スピンレベル4を並べたことが最終的には逃げ切れた要因になりました。

そんなわけで79.06は昨季出していた基礎点より低いです。そんな出来でもフリーのPCS83.82は自己最高。序盤のいい滑りと最終滑走効果も出たでしょうか、その辺も逃げきれた要因になりました。

よくないながらも優勝出来たあたりは逆に収穫でしょうか。これで2年連続のファイナルは見えてきました。次戦は宇野選手、アダムシャオイムファ選手、友野一希選手がいますが4位でほぼOKです。

 

○三浦佳生選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3A+1Eu+3S   12.80   2.51 15.31 3.111
2 4T   9.50   0.68 10.18 0.778
3 4S   9.70   2.91 12.61 3.000
4 FCSp4   3.20   0.59 3.79 1.778
5 3A F 8.00   -4.00 4.00 -5.000
6 StSq4   3.90   0.78 4.68 2.111
7 4T+3T   15.07 x 1.76 16.83 1.889
8 3Lo+2A+SEQ   9.02 x 0.91 9.93 1.889
9 3F   5.83 x 1.14 6.97 2.111
10 CSSp3   2.60   0.22 2.82 0.889
11 ChSq1   3.00   1.36 4.36 2.667
12 CCoSp4V   2.63   0.49 3.12 1.778
  TES   85.25   9.35 94.60  

三浦佳生選手は4回転ループを外して安全運転で滑りました。結果的に昨季とほぼ同じ構成になっています。トリプルアクセル転倒が結局大きかったわけですが、際どい点差という意味では最後のスピンにVが付いたところ。その差で優勝を逃したとも言えます。

2回飛んだジャンプは4回転トーループトリプルアクセル。セカンド3回転にシークエンスアクセルに3連3サルコウ。ジャンプは基礎点欠けることなくすべて獲りました。

この形で完成度を上げていくべきか、4回転ループ入りの4本構成を目指すべきか。難しいところですが、世界の頂点を目指すには4本構成が欲しいように感じます。

次戦は5戦目のフィンランド。エイモズ選手とチャジュンファン選手がシード。佐藤駿選手やメモラ選手などがいる中で2位に入ればファイナル確定です。ファイナルを目指すなら4回転3本で完成度勝負戦略でよいように感じます。

 

○男子シングル ショートフリー合わせた要素別スコア

Pl Name Nation Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 Sota YAMAMOTO JPN 258.42 123.46 95.26 4.38 22.96 13.36
2 Kao MIURA JPN 257.89 123.69 91.82 9.08 20.19 14.11
3 Matteo RIZZO ITA 246.01 120.08 91.12 1.24 21.61 11.96
4 Kazuki TOMONO JPN 245.12 123.05 94.78 -5.74 23.11 10.92
5 Mikhail SHAIDOROV KAZ 241.65 108.42 100.57 2.66 19.24 10.76
6 Mark GORODNITSKY ISR 225.35 109.53 72.33 10.90 20.23 12.36
7 Wesley CHIU CAN 221.54 109.72 93.05 -11.41 20.47 11.71
8 Liam KAPEIKIS USA 220.15 111.59 78.88 -5.97 23.67 12.98
9 Junhwan CHA KOR 216.61 119.34 79.71 -15.57 23.66 14.47
10 Conrad ORZEL CAN 213.12 107.50 78.04 -1.57 19.79 10.36
11 Mihhail SELEVKO EST 210.78 109.14 72.29 -1.75 20.23 11.87
12 Aleksa RAKIC CAN 189.38 104.30 70.97 -13.59 20.75 11.95

要素別でみるとPCSが123点台で日本人3選手が並びました。僅差で三浦選手が1位とされています。120点に乗ったのがリッツォ選手。いつもはPCS高めのチャジュンファン選手もさすがに3転倒ではPCS伸びませんでした。

ジャンプの基礎点は4回転ルッツをショートフリーで決めたシャイドロフ選手がただ一人100点に乗せて1位です。ジャンプのイメージではない山本草太選手が2位。基礎点欠けることなくジャンプをそろえたのも勝因だったでしょうか。一方でジャンプのイメージの三浦佳生選手はショートで1本零点があったことで91.12と全体で5位でした。

ジャンプの加点の方はゴロニツキー選手が1位。4回転無し構成でミスなく滑ることでジャンプ基礎点最下位ながら点は稼ぎました。三浦佳生選手も降りたジャンプは高評価でした。友野選手は1つ1つのジャンプの出来が良くなくマイナスです。

スピンはカペイキス選手がショートフリーとレベル4を揃えて1位です。ジャンプ3転倒で大崩れしながらもチャジュンファン選手がスピンはオールレベル4で2番目。友野選手も23点台まで出して3位でした。

ステップ系要素はチャジュンファン選手が1位。こういうところは崩れず滑っています。三浦佳生選手も14点台で2位。今シーズン国際大会2試合ショートフリーすべてステップレベル4出来ています。ステップのイメージの強い友野選手はショートのステップは転倒、フリーはレベル3とスコア伸ばせませんでした。

 

○女子シングル

Pl Name Nation Total SP FS
1 Kaori SAKAMOTO JPN 226.13 75.13 151.00
2 Chaeyeon KIM KOR 201.15 70.31 130.84
3 Rino MATSUIKE JPN 198.62 66.29 132.33
4 Madeline SCHIZAS CAN 189.91 57.44 132.47
5 Lindsay THORNGREN USA 189.52 61.99 127.53
6 Rinka WATANABE JPN 182.08 57.52 124.56
7 Audrey SHIN USA 177.14 65.19 111.95
8 Starr ANDREWS USA 174.82 61.07 113.75
9 Lara Naki GUTMANN ITA 165.73 50.00 115.73
10 Kaiya RUITER CAN 155.44 55.82 99.62
11 Sara-Maude DUPUIS CAN 151.95 52.17 99.78
12 Mae Berenice MEITE FRA 121.13 41.65 79.48

坂本花織選手がシーズン序盤からとんでもスコアで優勝しました。グランプリ通算4勝目です。昨年のスケートアメリカとならべて北米を制覇。次はフィンランドへ乗り込んでヨーロッパでの優勝を狙います。

2位にはキムチェヨン選手が入りました。女子はスケートアメリカに次いでシード選手がしっかり1位2位。グランプリシリーズ初出場初表彰台です。今回もしっかり200点に乗せてきました。

松生理乃選手が3位表彰台です。20年のNHK杯というプチグランプリシリーズでの表彰台はありますが、きちんとした国際大会のグランプリシリーズでは初表彰台となりました。

カナダのマデリンシザース選手がフリーでスコアを伸ばして4位。ただ、また180点台となりました。安定した演技なわけでもないのですがスコアは安定して180点台です。フリーの132.47はオリンピックの時に出したスコアを上回ってパーソナルベストとなりました。

シニア2シーズン目、アメリカのソーングレン選手が5位。200点級の力はある選手なのですが、なかなかISU公認試合でそこまでのスコアが出てきません。

昨シーズンのチャンピオン、渡辺倫果選手は6位でした。トリプルアクセル投入はなし。ショートでコンビネーション入らず、フリーでルッツが1回転に、2つのミスが大きく響きました。東日本学生でジャンプ壊滅しての91.17というのがあったので、その心配と比べるとだいぶ良かったですが、6位止まりですと2年連続のファイナル進出はなくなりました。

 

○坂本花織選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 2A   3.30   1.32 4.62 4.000
2 3Lz   5.90   1.77 7.67 2.778
3 3S   4.30   1.23 5.53 2.778
4 CCoSp4   3.50   0.90 4.40 2.556
5 StSq4   3.90   1.45 5.35 3.667
6 3F+2T   6.60   1.44 8.04 2.667
7 FSSp3   2.60   0.67 3.27 2.667
8 3F+3T   10.45 x 1.67 12.12 3.222
9 2A+3T+2T   9.68 x 1.38 11.06 3.222
10 ChSq1   3.00   1.86 4.86 3.667
11 3Lo   5.39 x 1.26 6.65 2.667
12 FCCoSp4   3.50   0.80 4.30 2.333
  TES   62.12   15.75 77.87  

構成はいつもと同じです。スピンが1つレベル3なので、これをレベル4に出来れば62.52という狙いの基礎点になります。ただ、その62.52は昨シーズンから出せておらず、昨シーズン以降ではこの62.12が一番いい基礎点になっています。

全要素+2以上、全ジャッジ+1以上の評価を付けました。10月からこんなスコアついて大丈夫なんでしょうか? この時期から結果を出さないといけない立場でもないのですが。グランプリファイナルは欲しいと思いますが、グランプリシリーズでそんなに頑張らなくてもよいような気はします。

次戦は5戦目フィンランド。今回と同じようにキムチェヨン選手がいますが、今回の出来ならちょっと脅かされる存在はいないでしょう。ファイナル進出は固いと思われます。

 

○松生理乃選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3Lo   4.90   1.40 6.30 2.778
2 3Lzq+3Tq q 10.10   -1.18 8.92 -1.889
3 2A   3.30   0.85 4.15 2.556
4 FCCoSp3   3.00   0.17 3.17 0.667
5 2A   3.30   0.90 4.20 2.667
6 StSq4   3.90   1.23 5.13 3.222
7 3Lz!q+3T<+2T 11.62 x -2.44 9.18 -4.222
8 3Fq+2T q 7.26 x -0.61 6.65 -1.222
9 3S   4.73 x 0.92 5.65 2.222
10 ChSq1   3.00   1.36 4.36 2.778
11 CCoSp4   3.50   1.10 4.60 3.111
12 LSp4   2.70   0.77 3.47 2.889
  TES   61.31   4.47 65.78  

力はありながら試合運の悪かった松生理乃選手。ジュニアグランプリシリーズデビューでいきなり193.03を出して表彰台に乗るも、そのあとすぐにケガ。翌シーズン、高シーズンベストを持っていたのでシニアに上がってグランプリデビューも可能でしたがコロナで世界が壊滅。それでも全日本ジュニアに勝ったのですが、世界ジュニアは中止。全日本4位に入りながらもコロナにより出る大会もなし。翌年全日本7位で、オリンピックは無いけどこれは出戻り世界ジュニアかな、と思いきや、19歳に出戻り世界ジュニアをさらわれ、近い時期に出たB級大会では224.34という世界ジュニアなら楽勝じゃないですかというスコアを出し、翌シーズンに今度こそ、と思ったら今度は体調不良。

なんとも試合縁のない選手だったのですが、今期は代役チャンスを生かして表彰台。ようやく報われました。ただ、力からするとまだ報われ度合いは足りません。それでもこの198.62で今季の日本シニアのスコア2位に入ってきています。世界選手権の有力候補に名乗りを上げた形ですので、今シーズンこそ、本格的に報われるシーズンになってくるかもしれません。

構成的には2回飛ぶジャンプはルッツとトーループ。セカンド3回転が1つアンダーローテーション付きました。ここで0.92、スピンがレベル3が1つあるので0.50基礎点が上がる要素があります。そこまでそろえば200点に乗りました。ノーミス基礎点は62.73です。21-22シーズンは1.1倍にコンビネーションすべてつぎ込んでの63.11という基礎点を出したこともありますが、そこまでやるのはハイリスクでしょうか。

グランプリ2戦目は持っていません。日本の枠は埋まっていますので、日本勢以外で欠場者が出ても代役では入れませんので、ファイナル進出は基本的にありません。西日本も免除で終わっているので、次の大きな試合は全日本ということになります。その前に愛知県選手権くらい出そうではありますが。世界選手権代表チャンスもありますので、2カ月間しっかり調整していただければと思います。

 

○女子シングル ショートフリー合わせた要素別スコア

Pl Name Nation Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 Kaori SAKAMOTO JPN 226.13 108.61 65.27 13.07 23.68 15.50
2 Chaeyeon KIM KOR 201.15 95.50 64.58 3.96 22.99 14.12
3 Rino MATSUIKE JPN 198.62 98.00 64.00 -0.12 22.18 14.56
4 Madeline SCHIZAS CAN 189.91 91.72 59.87 5.72 20.78 11.82
5 Lindsay THORNGREN USA 189.52 90.57 63.61 -1.92 24.34 12.92
6 Rinka WATANABE JPN 182.08 89.61 54.03 4.83 21.54 13.07
7 Audrey SHIN USA 177.14 88.69 52.39 1.11 23.18 12.77
8 Starr ANDREWS USA 174.82 87.47 58.76 -4.13 21.18 11.54
9 Lara Naki GUTMANN ITA 165.73 82.57 52.71 -0.71 20.27 12.89
10 Kaiya RUITER CAN 155.44 83.42 55.01 -10.20 19.28 12.93
11 Sara-Maude DUPUIS CAN 151.95 76.61 53.40 -5.07 19.22 8.79
12 Mae Berenice MEITE FRA 121.13 67.14 38.33 -9.47 17.46 8.67

PCSは10月のこの時期から坂本選手が9点平均を出してきました。PCSだけでも2位に10点差あります。国際大会ではそれほど名が売れているとは思えない松生選手ですが、今大会でいきなり全体2位でした。

ジャンプの基礎点は坂本花織選手が1位。きちんと7トリプル入って、ショートは1.1倍コンビネーションですし、ミスが無いので高い基礎点の扱いになります。今回はアンダーローテーション2つ付きましたが、フリーでルッツフリップ2本という強構成なキムチェヨン選手が2位、アンダーローテーションがショートフリーで1つづついたものの他はしっかり決めた松生選手が3位です。この辺はほとんど差がありません。渡辺倫果選手は、ショートのコンビネーション転倒にフリーのルッツ抜けで坂本選手らと基礎点で10点差が付いてしまっています。

ジャンプの加点は坂本選手が頭抜けています。渡辺倫果選手も基礎点削られるミスが大きかったので、決まったジャンプは評価がよかったです。

スピンはソーングレン選手が1位。24点くらいは普通にいつも出してきますので得意な要素と見てよいでしょう。坂本選手が23点台後半まで出して2番目。24点台が普通な選手ですが今回はレベル3が2つありました。松生選手も24点台を出せる選手ですので今回はそれほど良くなかったです。渡辺倫果選手は21点台が多いですが、いい時は23点台まで出せます。

ステップ系要素は坂本選手が1位。調子いい時は15点台半ばまで出してきます。松生選手が14点台半ばで2位です。渡辺倫果選手は13.07ですが、14点台は出す力がありますのでもう少し欲しかったです。

 

スケートカナダはショート終わって男女とも上から日韓日。日韓決戦でしたが、日本勢が2種目制覇しました。表彰台も各々2人づつ。羽生結弦さんの、スケートカナダなぜか勝てない、の時期がしばらくあって、日本勢の相性悪いみたいな印象がありましたが、実際にはそれ以降は結構な勝率が勝ってきていて、2年連続男女シングル勝ちました。

さて、次週はグランプリシリーズ3戦目。フランス杯です。男子はマリニン選手がはや2戦目で、今期絶好調のアダムシャオイムファ選手が迎え撃つという、300点複数出るかも、の試合に日本から鍵山優真選手、島田高志郎選手に片伊勢武アミン選手が乗り込みます。

女子も2戦目のレビト選手がファイナルを賭け、シードもう一人はイ・ヘイン選手というところに日本からは住吉りをん選手と樋口新葉選手が、さらに2戦目の千葉百音選手と派遣されます。