中国杯 初優勝

昨年のファイナルチャンピオン、三原舞依選手が直前に欠場を発表。非常に残念な事態に陥った中国杯でしたが、それでも日本勢はしっかり頑張りました。

 

○女子シングル

Pl Name Nation Total SP FS
1 Hana YOSHIDA JPN 203.97 64.65 139.32
2 Rinka WATANABE JPN 203.22 65.09 138.13
3 Loena HENDRICKX BEL 201.49 70.65 130.84
4 Niina PETROKINA EST 188.04 62.58 125.46
5 Madeline SCHIZAS CAN 179.58 61.53 118.05
6 Yelim KIM KOR 176.68 59.56 117.12
7 Ekaterina KURAKOVA POL 173.15 57.37 115.78
8 Hongyi CHEN CHN 168.66 62.57 106.09
9 Audrey SHIN USA 156.84 50.97 105.87
10 Yi ZHU CHN 154.58 50.96 103.62
11 Xiangyi AN CHN 152.36 61.86 90.50

吉田陽菜選手グランプリ初優勝。ショート3位からの見事な逆転劇でした。昨季はジュニアグランプリファイナル進出。今期はグランプリファイナル進出が見えてきました。

2位には渡辺倫果選手が入りました。今期は不調に見えましたがここで結果を出しました。200点突破。初戦6位でしたので2位でもファイナル進出はありませんが、全日本が楽しみになってきました。

3位にはフリーでスコアが伸ばせず、それでも200点に乗せたヘンドリックス選手です。グランプリ3勝目はならず。それでもこれで2年連続のファイナル進出が確定しました。良くなくてもよくないなりに200点超えてきますのでやはり強いです。

4位にはエストニアのペトロキナ選手。初戦のスケートアメリカ3位でしたのでこの試合も表彰台に乗っていればファイナルの芽も出たのですが、ショートフリーで3本のフリップジャンプがしっくり決まらず4位止まり。ちょっと上3人が今回は強かった、という形になりました。ただ安定して180点台後半から190点台を出してきていますので、昨季6位だったヨーロッパ選手権での表彰台チャンスもありそうです。

カナダのシザース選手は5位。180点台後半で最近は安定していたのですが今回はフリー絵ジャンプがしっくりこず170点台に留まりました。

昨季ファイナルに進んだキムイェリム選手が6位に終わりました。こちらもジャンプ決まらず。今季まだマークのつかないルッツが1つもありません。6位だと2戦目優勝しても今期のファイナルはなしです。NHK杯もありますが、年明けの韓国選手権に照準を合わせていくことになるかと思われます。

 

○吉田陽菜選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3Aq q 8.00   -3.09 4.91 -3.778
2 2A+3T   7.50   1.20 8.70 2.889
3 3Lo   4.90   1.05 5.95 2.222
4 FCCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.000
5 3F! ! 5.30   0.15 5.45 0.222
6 3Lz+3T   11.11 x 0.59 11.70 0.889
7 ChSq1   3.00   0.86 3.86 1.778
8 3Lz   6.49 x 1.18 7.67 2.000
9 3S+2A+1T+SEQ   8.80 x -0.37 8.43 -1.000
10 CCoSp4   3.50   0.95 4.45 2.667
11 StSq4   3.90   1.17 5.07 3.000
12 SSp4   2.50   0.75 3.25 3.000
  TES   68.50   5.14 73.64  

トリプルアクセルはステップアウトにqついてGOEは大幅マイナスですが転倒はせず基礎点満額入りました。スコアとして4.91入れば十分です。ダブルアクセル比で高いスコアというだけでなく、他の要素の基礎点がトリプルアクセル無しと比べても高くなります。

基礎点68.50は自分以外でこれより上の基礎点を今シーズン出したシニア選手はいません。この下はキムチェヨン選手の63.61がありますが5点近い差があります。3連続で1つ1回転になっていますが、そこをしっかり2回転に出来れば69.49という基礎点になり、これはスケートアメリカのフリーで出しています。多少のミスはありましたが技術点は73.64 シニアでは今季2位の技術点です。トリプルアクセル込みでノーミスされたら今のシニアではだれも敵いません。

今期のトリプルアクセル成功はげんさんサマーカップのフリーのみ。国際大会でのトリプルアクセル成功はB級大会のトリグラフトロフィー以来出来ていません。ISU公認に限れば昨年10月のジュニアグランプリエーニャにまで遡ります。ただ、転倒さえしなければトリプルアクセル決まらなくても十分勝負になるので構成に入れる価値は十分あります。

昨年は9月10月にピークが来てしまっていた感がありましたが、今期はシニアスケジュールにしっかり合わせてきたのか、国際大会3試合、しっかりスコアを伸ばしてきてここで200点に乗せました。日本選手の中でシーズンベスト2位に付けられたのは大きいです。

グランプリ2戦で1位4位でファイナル進出を逃した選手は過去にいません。残り2戦、フィンランドで ①坂本選手が3位以内か168.82以上の4位 ②キムチェヨン選手が2位以内 ➂住吉りをん選手が優勝 NHK杯で④ピンツァローネ選手が2位以内 ➄イ・ヘイン選手が203.99以上で優勝 ⑥松生理乃選手がエントリー変更で入って優勝 この①から⑥のうち4つ以上が成立するとファイナルに進出できません。吉田選手としてはフィンランドで坂本住吉ワンツーが理想でその瞬間ファイナル進出が決まります。キムチェヨン選手がしっかり結果を出してきてフィンランドで2つ満たされた場合、NHK杯は案外2つくらい成り立ちそうにも見えるので、お願い三原選手出てきて優勝して、みたいな状態になります。

 

○渡辺倫果選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 2A   3.30   1.18 4.48 3.556
2 3Lo+3T   9.10   1.05 10.15 2.222
3 3F! ! 5.30   0.00 5.30 0.111
4 3Lz+2T   7.20   0.93 8.13 1.444
5 FCSp4   3.20   0.78 3.98 2.444
6 ChSq1   3.00   1.07 4.07 2.111
7 3Lz   6.49 x 1.35 7.84 2.333
8 2A+1Eu+3S   8.91 x 1.11 10.02 2.556
9 3Lo   5.39 x 1.47 6.86 3.000
10 CCoSp4   3.50   0.35 3.85 1.000
11 StSq3   3.30   0.85 4.15 2.444
12 FSSp4   3.00   0.77 3.77 2.444
  TES   61.69   10.91 72.60  

トリプルアクセル無し構成でノーミス。ただ、ステップはレベル3でした。基礎点61.69は今季最高。ステップレベル4入れば62.29にまではなります。

国際大会の200点超えは3回目ですが、トリプルアクセル無し構成での200点超えは初です。国内戦ではフリー90点台を連発したりしていたので、これは今年はダメかな、と思ったりもしましたが、ようやく上り調子になってきました。

これで日本勢シーズンベストスコア3位に上がってきました。世界ランクの高い渡辺選手は全日本終了後の選考要件で他の選手が入ってこないことが大事です。全日本の2位3位という選考要件でライバルを排除するには、島田麻央選手や中井亜美選手という強い味方がいます。それを考えると今回の2位でシーズンランクもチャレンジャーシリーズの結果も含めて高い位置にいるのがとても有利に働きます。

全日本ではここにトリプルアクセルを入れていくのか? 非常に難しい選択になってきそうです。

 

○女子シングル ショートフリー合わせた要素別スコア

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 Hana YOSHIDA 203.97 95.81 73.99 -0.16 22.30 13.03
2 Rinka WATANABE 203.22 96.17 64.90 7.97 22.00 12.18
3 Loena HENDRICKX 201.49 105.80 57.19 1.60 22.81 14.09
4 Niina PETROKINA 188.04 94.66 60.38 -0.84 22.37 12.47
5 Madeline SCHIZAS 179.58 89.53 59.03 2.35 18.37 10.30
6 Yelim KIM 176.68 94.63 51.19 -3.20 21.94 12.12
7 Ekaterina KURAKOVA 173.15 87.21 57.86 -4.58 21.52 11.14
8 Hongyi CHEN 168.66 82.94 55.87 -2.67 22.12 11.40
9 Audrey SHIN 156.84 83.09 48.95 -5.70 20.83 9.67
10 Yi ZHU 154.58 78.03 50.03 -3.45 21.72 9.25
11 Xiangyi AN 152.36 80.90 52.23 -7.04 21.83 8.44

要素別でみるとヘンドリックス選手のPCSが突出しています。吉田選手、渡辺選手と10点近い差があります。実績のあるキムイェリム選手も今回はPCS伸びませんでした。

ジャンプの基礎点はショートフリーでトリプルアクセル組み込んだ吉田選手が飛び抜けた値です。今期のシニアで73.99は1位のジャンプ基礎点。2位の4回転決めた住吉選手でも68.10までです。その下行くと65.74のキムチェヨン選手まで下がりますので、このジャンプ基礎点の高さは強いです。一方、ヘンドリックス選手はミスもありましたが今回のメンバーの中でも6位ということで普通の基礎点になります。渡辺選手はトリプルアクセルは無しでしたがミスなく滑ったことで64.90とかなり高めな基礎点を出せました。

ジャンプの加点は渡辺選手が1位です。吉田陽菜選手はトリプルアクセル2本のマイナスが大きくトータルでマイナスになりました。

スピンはヘンドリックス選手が一応1位ですが22.81と伸びていません。全体的にスピンのスコアは出ませんでした。

ステップ系要素もヘンドリックス選手が1位。ただ14.09は本人比で普通。フリーのレベルは3でした。今回ステップのレベル4はヘンドリックス選手のショートと吉田陽菜選手のフリーの2つだけ。全体的にステップのレベルが獲れませんでした。

 

○男子シングル

Pl Name Nation Total SP FS
1 Adam SIAO HIM FA FRA 298.38 91.21 207.17
2 Shoma UNO JPN 279.98 105.25 174.73
3 Mikhail SHAIDOROV KAZ 264.46 89.94 174.52
4 Kazuki TOMONO JPN 251.95 80.50 171.45
5 Gabriele FRANGIPANI ITA 251.59 85.19 166.40
6 Sota YAMAMOTO JPN 245.58 75.48 170.10
7 Boyang JIN CHN 237.28 87.44 149.84
8 Sihyeong LEE KOR 209.13 74.43 134.70
9 Jimmy MA USA 205.16 77.29 127.87
10 Juwen XU CHN 193.79 65.57 128.22
11 Daiwei DAI CHN 185.56 64.25 121.31
12 Lucas BROUSSARD USA 181.15 61.05 120.10

アダムシャオイムファ選手が2週連続優勝でファイナル進出を決めました。フリーは圧巻、207.17 パーソナルベストですし、今期のフリー最高スコアでもあります。

2位には今季初戦の宇野昌磨選手でした。ショートはさすがの105.25ですがフリーはミスが目立ちました。まだ初戦。この時期に結果を出すことが求められる選手でもないです。

3位にはカザフスタンのシャイドロフ選手が入りました。2016年、グランプリフランスでデニステンさんが2位に入って以来、7年ぶりのカザフスタン男子のグランプリシリーズ表彰台となりました。

友野一希選手は4位。ショートの転倒での出遅れも痛かったですが、フリーも順位は4位なのでトータル4位は仕方なかったのでしょう。今期は2戦4位。ファイナル進出はまたもなりませんでした。

5位にはイタリアからフランジパーニ選手。ショートフリーで4回転3本決めてパーソナルベスト更新、初の250点台まで持ってきました。このフランジパーニ選手の頑張りが山本選手のファイナルの望みを潰えさせたという結果になるかもしれません。

初戦優勝していた山本選手は6位。1位5位ならファイナルの芽もそれなりにあったのですが、1位6位だとほぼファイナルはありません。2シーズン連続のファイナルはならず、次は全日本に賭けることになりそうです。

中国のボーヤンジン選手、ショートは良かったのですがフリーはスコア伸ばせず7位に終わりました。

 

○アダムシャオイムファ選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Lz   11.50   2.14 13.64 1.889
2 4T+3T   13.70   0.54 14.24 0.556
3 3A+2A+SEQ   11.30   1.37 12.67 1.556
4 4S   9.70   3.60 13.30 3.667
5 4T   10.45 x 2.71 13.16 2.889
6 3A   8.80 x 2.29 11.09 2.889
7 StSq4   3.90   1.39 5.29 3.556
8 3Lz+1Eu+3S   11.77 x 1.77 13.54 3.000
9 FCCoSp4   3.50   1.00 4.50 2.667
10 ChSq1   3.00   2.21 5.21 4.444
11 CCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.556
12 CSSp4   3.00   1.24 4.24 4.111
  TES   94.12   21.51 115.63  

フリーノーミス。2戦連続で200点超えのフリーになりました。4回転3種類4本。コンビネーションも使えるだけしっかり使って、あの高いPCS これは相当強いです。4回転ルッツは2戦連続でショートフリー2本成功。安定して飛べています。昨季ヨーロッパ選手権を獲りましたが世界選手権は10位止まり。今期は、世界選手権の有力優勝候補です。その前にまず、グランプリファイナルのタイトルを狙うことになるかと思われます。

 

宇野昌磨選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Lo F 10.50   -5.25 5.25 -5.000
2 2F   1.80   -0.05 1.75 -0.333
3 3A   8.00   2.51 10.51 3.111
4 3A+2A+SEQ   11.30   2.06 13.36 2.556
5 StSq2   2.60   0.89 3.49 3.556
6 4Tq q 10.45 x -0.41 10.04 -0.444
7 4T+3T   15.07 x 2.85 17.92 3.000
8 3S   4.73 x 0.92 5.65 2.111
9 FCSp4   3.20   1.01 4.21 3.111
10 CSSp4   3.00   0.94 3.94 3.111
11 ChSq1   3.00   1.64 4.64 3.333
12 CCoSp4   3.50   1.20 4.70 3.444
  TES   77.15   8.31 85.46  

宇野選手は今シーズンまず4回転3種類4本で入ってきました。ループとフリップは決められず。フリップ、ループにトーループ2本は、ルッツ、サルコウトーループ2本のアダムシャオイムファ選手に基礎点的には勝ることができます。3連続は4番目のアクセルのところにシークエンスアクセル2本付けの予定だったようです。最後の8番目が3S+2Tという軽い要素予定で入っていましたが、これはシーズン終盤には4回転サルコウを入れる布石ということはあるでしょうか?

今回の特記事項はショートフリー共にセカンド3回転が入ったことかと思います。同一大会のショートフリーで4T+3Tを決めたのは初めてのことです。今後もこれができるようになると、4回転が1本減っても基礎点あまり変わらない、ということができます。

次戦はNHK杯です。2位以内でファイナルへ進めます。メンバー的に全く問題ないと思われますので、徐々に調子が上がっていけばと期待されます。

 

友野一希選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4T+2T   10.80   2.04 12.84 2.333
2 4T   9.50   2.71 12.21 2.889
3 2S   1.30   0.04 1.34 0.333
4 3Lo   4.90   0.84 5.74 1.667
5 FCSp4   3.20   0.59 3.79 1.889
6 3A+1Eu+3S   14.08 x -1.14 12.94 -1.556
7 3F+2A+SEQ   9.46 x 1.14 10.60 2.222
8 3A   8.80 x 1.71 10.51 2.222
9 StSq4   3.90   1.17 5.07 2.889
10 CSSp4   3.00   0.69 3.69 2.333
11 ChSq1   3.00   1.57 4.57 3.222
12 CCoSp3   3.00   1.03 4.03 3.556
  TES   74.94   12.39 87.33  

4回転2種類3本構成ですがサルコウは抜け2回転になりました。トーループは安定して決まって来るのですがサルコウがなかなか決まらないです。今大会もショートは転倒、フリーは2回転。また、実はセカンド3回転がいまいち入らない、というのが宇野選手ほどではないのですが友野選手もあります。今季国際大会3試合、さらにジャパンオープンも含めてまだショートもフリーもセカンド3回転が1つもありません。単純に基礎点で2.9違ってきますのでそこは何とかしていきたいところになります。

今季ここまでジャパンオープン含めて国際大会で4回滑ったフリーは3回170点台を出しています。ミスが出ながらも170点台が普通に出せるようになってきていますので、ノーミスで180点台中盤までは見えています。パーソナルベストは273.41 世界のレベルも日本のレベルも上がっているので、もう一段階上のスコアが欲しいでしょうか

ファイナルはないですので、今シーズンも全日本に賭けることになります。

 

○山本草太選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S   9.70   2.91 12.61 3.000
2 4Tq q 9.50   -0.95 8.55 -1.111
3 4T+2T   10.80   0.95 11.75 1.000
4 3A   8.00   -2.51 5.49 -3.222
5 FCSp3   2.80   0.16 2.96 0.667
6 3A+2T   10.23 x 1.03 11.26 1.333
7 ChSq1   3.00   1.14 4.14 2.444
8 3F+1Eu+3S   11.11 x 1.36 12.47 2.556
9 3Lz   6.49 x 1.18 7.67 2.000
10 CSSp4   3.00   0.73 3.73 2.333
11 StSq3   3.30   0.80 4.10 2.556
12 CCoSp4   3.50   0.75 4.25 2.111
  TES   81.43   7.55 88.98  

4回転2種類3本はまずまず決めたのですが、トリプルアクセルがすっきり入りませんでした。2本目は決めましたが本当はセカンド3回転が欲しかったところです。5位まで6.01差、4位まで6.37差。何が悪いってショートなわけですが、フリーの致命傷を探すと、4番目の要素でクリーンにトリプルアクセルから3連続決めて、後半にしっかりシークエンスアクセル入れていれば4位には届いてファイナルをほぼ決めることが出来ていました。

紙一重なところで残念ではあるのですが、ここまでトリプルアクセルが重症だとしかたないでしょうか。今季国際大会4試合でGOEプラスなトリプルアクセルは2本だけ。なんとかしないと苦しいです。

今期は昨季と逆でシーズンベストもランキングも上位ではない形になって、全日本一発に賭ける立場となりました。

 

○男子シングル ショートフリー合わせた要素別スコア

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 Adam SIAO HIM FA 298.38 134.90 106.22 16.23 25.90 16.13
2 Shoma UNO 279.98 136.35 95.35 11.00 25.48 12.80
3 Mikhail SHAIDOROV 264.46 114.94 107.72 10.23 21.88 9.69
4 Kazuki TOMONO 251.95 124.55 88.14 3.59 22.02 14.65
5 Gabriele FRANGIPANI 251.59 116.74 87.17 13.33 22.38 11.97
6 Sota YAMAMOTO 245.58 120.09 92.63 -1.54 21.96 12.44
7 Boyang JIN 237.28 117.46 88.95 -3.80 23.05 12.62
8 Sihyeong LEE 209.13 104.74 84.51 -12.14 22.17 10.85
9 Jimmy MA 205.16 108.17 73.99 -9.99 22.49 11.50
10 Juwen XU 193.79 96.20 64.35 2.62 21.37 9.25
11 Daiwei DAI 185.56 99.35 60.91 -4.63 20.44 10.49
12 Lucas BROUSSARD 181.15 101.04 55.61 -4.36 19.54 10.32

PCSは宇野選手がアダムシャオイムファ選手を上回りました。まだ一日の長があるとの見立てです。シャイドロフ選手は宇野選手と20点以上の差があります。友野選手山本選手は3番目4番目ですが、2人ともPCSはもう少し欲しいところかと思われます。

ジャンプの基礎点はシャイドロフ選手が1位でした。僅差でシャオイムファ選手。宇野選手は3位です。加点の方はシャオイムファ選手が1位でフランジパーニ選手が2位。フランジパーニ選手は素晴らしい出来でした。

スピンは上位2人が25点台、流石です。ボーヤンジン選手が23点に乗せて3番目でした。

ステップ系要素はアダムシャオイムファ選手が16点台に乗せました。宇野選手はレベルが獲れず伸びていません。シャイドロフ選手はまあ、割といつもこんなものです。

 

次戦は5戦目、最近はレギュラー化してきたフィンランドです。女子は坂本花織選手が登場です。住吉りをん選手は優勝でファイナルに進めますが、2位でもチャンスはあります。韓国のキムチェヨン選手が初戦2位なので住吉選手との関係性でファイナルが見えます。日本からはもう1人、河辺愛菜選手がファイナルはないですが、シーズン後半考えると、204点以上のスコアを出してシーズンベスト順位を上げたいところです。

男子は力のあるチャジュンファン選手とリトヴィンツェフ選手が欠場となりました。これで、初戦2位のあるケビンエイモズ選手と三浦佳生選手、初戦3位のある佐藤駿選手とリッツォ選手、4人のつぶしあいが本当の直接対決でファイナル争いが決まってきそうです。日本からもう一人島田高志郎選手も出場します。