全日本選手権23 男子レビュー2

今回からレビュー数値編へと移ります。

まずは男子から

○上位選手6名のショートプログラム構成

 

宇野

昌磨

鍵山

優真

山本

草太

三浦

佳生

佐藤

駿

友野

一希

1 4F 4S 4T+3T 4S+3T 4T+3T 4T+2T
2 4T+2T 4T+3T 4S 3A 4Fe 4S
3 FCSp4 CCSp4 FCSp4 FCSp4 FCSp3 FCSp4
4 3A 3A 3A 4T 3A 3A
5 StSq4 FSSp4 CSSp4 StSq4 CSSp4 CSSp4
6 CSSp4 StSq4 StSq3 CCoSp3V StSq4 StSq4
7 CCoSp4 CCoSp4 CCoSp4 CSSp CCoSp3 CCoSp4
Base 44.20 45.80 44.40 41.70 44.00 42.90
GOE 12.94 4.51 8.79 10.52 4.42 2.46
PCS 47.55 44.63 41.39 41.69 41.38 41.52
Total 104.69 93.94 94.58 93.91 89.80 86.88

総合成績上位6選手は戦前の実績通り6人入りましたが、その6人のショートプログラムの構成です。

全員が4回転2本入れています。4回転に傷がついたのは、鍵山選手のサルコウが転倒、佐藤駿選手のフリップがeという2つです。友野選手のサルコウもステップアウトでした。セカンドジャンプが2回転になったのが宇野選手と友野選手。この2選手はセカンドジャンプが2回転になりがちです。三浦選手はスピンノーバリューがありました。

その辺の関係で、基礎点は鍵山選手が1位ですが、転倒あってGOEは伸びず。宇野選手は2回転あって基礎点少し下がりましたがGOEは高いです。三浦選手は基礎点は一番低いですが、ミスは基礎点削られる形だったので加点はかなり得られています。山本選手は基礎点はステップレベル3以外はしっかり取り、加点もバランスよく得ました。佐藤駿選手はやはりフリップのeが痛いです。これにより得点的には4~5点下げられています。

PCSは宇野選手高く、鍵山選手がそれに続き、あとの4人は同じくらいです。今期の実績と比べて、宇野選手がやや高く、鍵山選手は転倒もあったので少し下がり、40点もらえていなかった山本選手は出来がよく後の3人と同水準もらえた、という形になりました。

 

○上位6選手のフリー構成

 

宇野

昌磨

鍵山

優真

山本

草太

三浦

佳生

佐藤

駿

友野

一希

1 4Loq 4S 4S 3A+1Eu+3S 4Lz 4T+2T
2 4F 4T+1Eu+3S 4T+3T 4T 3A+1Eu+3S 4T
3 3A+2A 3Lo 4T 4S 4T+3T 4S
4 3A FCSSp4 3A+1Eu+3S FCSp4 FCSp3 3Lo
5 StSq4 3A+2A FCSp4 3A 4T FCSp4
6 4T+2T 3A 3A StSq4 3A 3A+1Eu+3S
7 4Tq 3Lz+3T ChSq1 4T+3T 3Lo+2T 3F+2A
8 3S ChSq1 3F+2A 3Lo+2A 3Lz 3A
9 FCSp4 3F 3Lz 3F CSSp4 StSq4
10 CSSp4 StSq4 CSSp4 CSSp4 StSq4 CSSp4
11 ChSq1 CCoSp4 StSq4 ChSq1 ChSq1 ChSq1
12 CCoSp4 FCCoSp4 CCoSp4 CCoSp4 CCoSp3 CCoSp4
Base 84.46 82.84 87.05 86.52 85.31 83.84
GOE 14.35 22.67 19.99 13.77 13.01 15.65
PCS 94.54 92.65 85.38 85.88 84.92 85.15
Total 193.35 198.16 192.42 186.17 183.24 184.64

フリーは4回転を宇野選手が4本、山本選手、三浦選手、佐藤選手、友野選手は3本、鍵山選手は2本で構成しています。宇野選手はセカンド3回転無し、コンビネーション1つ無しということで基礎点は伸びていません、基礎点1位は山本選手でした。鍵山選手も4回転の本数が少ない割には基礎点差があまり付いていません。友野選手はセカンド3回転が無い分、4回転3本組の中で基礎点がやや低くなりました。

加点は全員二桁稼いでいますが、鍵山選手の22.67が最大です。山本選手も20点近く稼いで、技術点は山本選手が1位でした。

ステップは全員レベル4、スピンは佐藤選手がレベル3二つありますが、他はすべてレベル4です。

PCSはショートと同じ構図で宇野選手と鍵山選手が高く90点超え。後の4人はほぼ似た水準となっています。山本選手と鍵山選手のPCS差が、山本選手が3位に留まって世界選手権を得られなかった要因となっています。

 

○7-12位の選手のフリーの構成

 

壷井

達也

吉岡

三宅

星南

本田ルーカス

剛史

島田

高志郎

片伊勢武

アミン

1 4Sq 4T+3T 4S 3A S 3A
2 4S+2T 4T 3A+2T 4T<< 4T 3Lz!+2A
3 3A+1Eu+3S 3A 3A+1Eu+2S 3F 3Aq+3T 3Lo
4 FSSp4 FSSp3 FCSp4 3Lo+2A+2T 3F CCoSp4
5 StSq3 3Lo 3Lo FSSp4 CCoSp4 StSq2
6 3Lo ChSq1 ChSq1 FCCoSp4 StSq3 3A<+2T
7 3A 3A+1Eu+2S 3Lz!+2T ChSq1 3Aq+1Eu+3Sq 3S+3T
8 3F 3F+2A 3Lz 3Lz+3T 3Lz+2A 3Lzq
9 3Lz!+3T StSq4 CSSp3 3S ChSq1 3F<
10 CCoSp4 3Lz StSq2 CCoSp4 3Lo SSp4
11 ChSq1 CCSp4 3F 3Lz+2T FCCoSp4 ChSq1
12 FCCoSp4V CCoSp4 CCoSp2 StSq4 FSSp3 FCCoSp4
Base 79.57 79.03 67.84 67.66 72.49 65.40
GOE 8.17 8.48 4.77 4.81 -7.81 3.51
PCS 78.75 76.60 76.35 71.57 75.72 72.94
Total 166.49 164.11 148.96 144.04 139.40 141.85

上位を脅かしたかったけれどそこまでは届かなかった、という6人のフリーの構成です。

壷井選手、吉岡選手、島田選手は4回転を2本入れようとしています。島田選手はサルコウが抜けて零点になりました。三宅選手、本田選手は1本、片伊勢選手は4回転無しです。

本数でまず上位6人とは差がありますので基礎点が上位6名は80点台の勝負でしたが、こちらは70点台まで、他でミスも出ると60点台となります。

加点の方も、いい演技に見えた壷井選手吉岡選手でも一桁に留まりました。島田選手はマイナス。フリーで順位を上げてきた三宅選手、本田選手、片伊勢選手はここはプラスを得ました。

スピンステップレベル4を揃えたのは本田選手です。片伊勢選手はスピンはレベル4、ステップでレベル3ついています。

PCSも上位6人とは少し差があって70点台になります。壺井選手は78点台まで出していて、吉岡選手と三宅選手、島田選手が76点前後です。

フリー160点台中盤を出した壷井選手、吉岡選手は、昨季までならトップ6には入って4大陸はもらえる水準だったのですが、今期のレベルの高さは異常でした。

 

○ジュニアからフリーまで滑った6選手のフリー構成

 

中村

俊介

中田

璃士

垣内

珀琉

蛯原

大弥

高橋

星名

田内

誠悟

1 4T 2T 4Tq 3A 3A+2T 3Aq
2 3A 3A+2T 3Lo 3Lz+3T 3Lze+2T+2A 3F
3 3Lz!+1Eu+3S FCSp4 3Lz+3T+2T 3F! 3Aq 3Lze
4 CSSp3 2A FCSp4 CCSp3 3Lo FCCoSp4
5 3Lo 3Lo 3F+2A 3Lo FSSp4 3Lo+2A
6 3F 3F+1Eu+3S 3S< 3Lz+2A+2T 3Sq+3T FSSp4
7 FCCoSp3V 3Lo+2A 2A 2A+3T< ChSq1 3F+2T
8 ChSq1 CSSp4 StSq3 3S CCSp3 3S
9 3A+REP StSq2 3Lz+2T FSSp4 3Lze 2A+1Eu+3S
10 3Lz!+3Tq ChSq1 ChSq1 ChSq1 3F ChSq1
11 StSq2 3T CSSp4 StSq3 StSq2 StSq3
12 CCoSp4V CCoSp3V CCoSp4 CCoSp4 CCoSp3V CCoSp2
Base 68.75 56.59 65.39 66.46 64.69 62.42
GOE -9.04 4.94 1.66 3.27 -1.85 0.66
PCS 69.83 67.29 64.67 61.38 61.65 65.04
Total 127.54 128.82 131.72 131.11 123.49 126.12

ジュニアの4回転持ちは3人。中村選手、中田選手、垣内選手ですが、中田選手が今回は抜けて2回転になりました。

トリプルアクセルは垣内選手以外の5選手は構成に入れていて、中村選手と高橋選手は2本組み込みました。中田選手は4つ目のダブルアクセルが本来はトリプルにしたかったと思われるので、2本のつもりで入ったのは1本となりました。

スピンステップレベル4はジュニアではなかなか少ないのですが、垣内選手がしっかりそろえました。最終的に蛯原選手を上回って世界ジュニアを決めた1つの要因となっています。

PCSはジュニアになると60点台です。今回は中村選手が中田選手より上になりました。その2人に続くのは田内選手になっています。垣内選手と蛯原選手はここも3点以上の差があって、これも世界ジュニアが垣内選手に転がり込んだ要因となっています。

 

○ショートフリー合わせた要素別のスコア(フリー滑走23選手)

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 宇  野  昌  磨 298.04 142.09 98.46 15.25 25.86 16.38
2 鍵  山  優  真 292.10 137.28 98.14 17.13 25.45 15.10
3 山  本  草  太 287.00 126.77 101.85 19.96 24.61 13.81
4 三  浦  佳  生 280.08 127.57 102.27 17.49 17.81 14.94
5 佐  藤      駿 273.04 126.30 100.91 10.75 20.79 14.29
6 友  野  一  希 271.52 126.67 96.54 9.40 23.63 15.28
7 壷  井  達  也 252.34 117.82 92.95 9.28 20.89 11.40
8 吉  岡      希 249.38 113.83 91.02 9.96 21.12 13.45
9 三  宅  星  南 226.12 114.70 80.81 -1.65 21.14 12.12
10 本  田  ルーカス剛史 217.62 107.13 71.58 3.94 22.40 12.57
11 島  田  高志郎 215.97 116.03 84.59 -18.11 23.86 11.60
12 片伊勢  武アミン 212.26 108.66 72.63 -2.89 22.62 12.24
13 佐々木  晴  也 208.87 102.61 76.06 -1.07 19.87 11.40
14 中  村  俊  介 207.70 105.78 84.28 -7.68 16.63 10.69
15 櫛  田  一  樹 204.27 106.14 72.11 -5.80 21.62 11.20
16 杉  山  匠  海 202.64 99.81 68.54 1.33 23.11 9.85
17 中  田  璃  士 200.27 101.70 69.28 2.46 16.95 9.88
18 垣  内  珀  琉 196.30 96.82 71.40 -3.09 21.13 11.04
19 蛯  原  大  弥 192.96 91.90 70.17 1.68 19.84 10.37
20 高  橋  星  名 191.77 92.01 73.79 -2.75 19.99 9.73
21 田  内  誠  悟 190.01 97.73 64.97 -1.44 18.77 11.98
22 大  島  光  翔 189.36 100.95 68.69 -7.22 16.07 10.87
23 木  科  雄  登 188.12 99.45 65.35 -5.95 19.47 10.80

PCSは宇野選手が当然のように1位です。鍵山選手との差は5点弱。技術点も演技構成点も宇野選手が鍵山選手を上回りました。しかしながら、宇野選手と山本選手のPCSの差は15点以上あり、総合得点の差は11点ほど、ということで、技術点は今回山本草太選手が全体1位でした。今期、この山本選手の160.23という技術点を超えているのは、マリニン選手とアダムシャオイムファ選手の2人しかいません。

ジャンプの基礎点は3人が100点を超えました。最高基礎点は三浦佳生選手。宇野選手は全体4位、鍵山選手で5位です。壺井選手、吉岡選手も90点を超えるところまで基礎点を稼いでいて、ここまで稼げばあとは出来栄え勝負ができます。その出来栄えが上位が強いわけですが。

ジャンプの加点は山本草太選手が1位です。三浦選手が2位で鍵山選手が3位。宇野選手はここも4番目です。ジャンプトータルでは山本選手が1位でした。基礎点3位の佐藤選手は加点がそれほど多くなく、ジャンプトータルで5位になります。ジャンプで勝負するからにはここはもう少し稼ぎたいところでした。吉岡選手は加点に関しては友野選手を上回っています。一方、今回苦労したのは島田選手で、-18.11 国内外すべて含め本人比ワーストです。ちょっと今回は苦しい試合でした。

スピンは宇野選手鍵山選手2人が25点台です。山本草太選手が24点台で続きますが他は23点台以下です。スピンで点が取れない選手が多い。三浦選手はノーバリューもあったので17点台。佐藤駿選手も20点台です。ジュニアでは中田璃士選手も中村俊介選手も16点台。スピンで5点6点差がついてきます。

ステップ系要素も宇野選手が1位ですが、ここは友野選手が2位で続きました。意外にステップで点をもらえないのが山本選手で13点台になっています。壺井選手は11点台で、スピンステップで宇野選手と10点差がついてしまうわけで、こういうところでもう少し点が取れるようになりたいところです。また、ジュニアでは10点に届かない中田選手はもう少し頑張りましょう、がついてしまいます。

 

○4回転のループ、フリップ、ルッツ

  Name   Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
FS 佐藤駿 1 4Lz   11.50   3.78 15.28 3.222
SP 宇野昌磨 1 4F   11.00   2.99 13.99 2.778
FS 宇野昌磨 2 4F   11.00   2.51 13.51 2.333
SP 佐藤駿 2 4Fe e 8.80   -1.26 7.54 -1.444
FS 宇野昌磨 1 4Loq q 10.50   -4.35 6.15 -4.000

高難度4回転を入れたのは宇野選手と佐藤駿選手の2人です。佐藤選手がルッツを、宇野選手がフリップを成功させました。ループは宇野選手が入れましたがステップアウトです。

4回転ルッツは全日本選手権史上、まだ決めたのは佐藤駿選手だけですし、国内の試合でGOEプラスを出したのも佐藤駿選手だけです。

 

○4回転サルコウを含む要素

  Name   Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
FS 鍵山優真 1 4S   9.70   4.30 14.00 4.333
SP 三浦佳生 1 4S+3T   13.90   3.19 17.09 3.222
FS 本草 1 4S   9.70   3.05 12.75 3.111
SP 壷井達也 1 4S   9.70   2.91 12.61 3.000
FS 友野一希 3 4S   9.70   2.63 12.33 2.778
FS 壷井達也 2 4S+2T   11.00   2.22 13.22 2.222
SP 本草 2 4S   9.70   1.52 11.22 1.444
SP 島田高志郎 1 4Sq q 9.70   -0.69 9.01 -0.667
FS 三宅星南 1 4S   9.70   -1.66 8.04 -1.556
FS 三浦佳生 3 4S   9.70   -2.36 7.34 -2.222
SP 友野一希 2 4S   9.70   -4.30 5.40 -4.333
FS 壷井達也 1 4Sq q 9.70   -4.57 5.13 -4.556
SP 鍵山優真 1 4S F 9.70   -4.85 4.85 -5.000
SP 三宅星南 1 4S< < F 7.76   -3.88 3.88 -5.000

4回転サルコウは7人が構成に入れましたが、GOEプラスで決めたのは5人でした。

最高評価はフリーの鍵山選手のサルコウでした。ショートでは転倒していたのですが、あれが決まっていたら優勝争いかなり難しいことになっていたかもしれません。

 

○4回転をトーループを含む要素でGOEプラス

  Name   Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
FS 三浦佳生 7 4T+3T   15.07 X 3.66 18.73 3.889
SP 三浦佳生 4 4T   10.45 X 3.12 13.57 3.222
FS 吉岡希 1 4T+3T   13.70   2.99 16.69 3.111
FS 佐藤駿 3 4T+3T   13.70   2.99 16.69 3.111
SP 鍵山優真 2 4T+3T   13.70   2.85 16.55 3.000
FS 本草 2 4T+3T   13.70   2.85 16.55 3.000
FS 友野一希 1 4T+2T   10.80   2.85 13.65 3.000
FS 本草 3 4T   9.50   2.71 12.21 2.889
FS 宇野昌磨 6 4T+2T   11.88 X 2.58 14.46 2.778
SP 宇野昌磨 2 4T+2T   10.80   2.58 13.38 2.667
SP 本草 1 4T+3T   13.70   2.58 16.28 2.667
SP 吉岡希 1 4T+3T   13.70   2.58 16.28 2.556
FS 佐藤駿 5 4T   9.50   2.17 11.67 2.444
FS 鍵山優真 2 4T+1Eu+3S 14.30   2.31 16.61 2.333
FS 吉岡希 2 4T   9.50   1.90 11.40 2.000
SP 佐藤駿 1 4T+3T   13.70   1.36 15.06 1.556
FS 三浦佳生 2 4T   9.50   1.09 10.59 1.222
SP 友野一希 1 4T+2T   10.80   1.09 11.89 1.222
SP 中村俊介 1 4T   9.50   1.09 10.59 1.111
FS 櫛田一樹 1 4T   9.50   0.27 9.77 0.222

4回転トーループは13人と半分近くの選手が構成に入れていました。GOEプラスの成功ジャンプは9人です。最高評価は三浦選手で2番目三浦選手でした。ただショート後半に4回転トーループを入れるだけあります。

 

○ステップレベル4

  Name   Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
SP 宇野昌磨 5 StSq4   3.90   1.78 5.68 4.556
FS 宇野昌磨 5 StSq4   3.90   1.73 5.63 4.444
SP 鍵山優真 6 StSq4   3.90   1.45 5.35 3.667
FS 友野一希 9 StSq4   3.90   1.34 5.24 3.444
SP 友野一希 6 StSq4   3.90   1.28 5.18 3.222
FS 本草 11 StSq4   3.90   1.17 5.07 3.000
SP 三浦佳生 5 StSq4   3.90   1.17 5.07 2.889
FS 三浦佳生 6 StSq4   3.90   1.11 5.01 2.889
SP 三宅星南 5 StSq4   3.90   1.06 4.96 2.778
FS 佐藤駿 10 StSq4   3.90   1.06 4.96 2.667
SP 佐藤駿 6 StSq4   3.90   1.00 4.90 2.556
SP 周藤集 6 StSq4   3.90   1.00 4.90 2.556
FS 鍵山優真 10 StSq4   3.90   1.06 4.96 2.556
SP 吉岡希 6 StSq4   3.90   0.95 4.85 2.444
FS 吉岡希 9 StSq4   3.90   0.84 4.74 2.222
FS 本田ルーカス剛史 12 StSq4   3.90   0.78 4.68 2.000
SP 片伊勢武アミン 5 StSq4   3.90   0.78 4.68 1.889

ステップは宇野選手の評価が突出しています。ショートフリー共にレベル4でただ一人平均GOE+4超えでした。

ほぼグランプリ組で締められるステップレベル4ですが、ジュニア組からただ一人周藤集選手がレベル4をマークしています。非常に残念な怪我でした。

 

○平均GOE+2.000以上のコレオ

  Name   Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
FS 宇野昌磨 11 ChSq1   3.00   2.07 5.07 4.000
FS 鍵山優真 8 ChSq1   3.00   1.79 4.79 3.667
FS 三浦佳生 11 ChSq1   3.00   1.86 4.86 3.667
FS 友野一希 11 ChSq1   3.00   1.86 4.86 3.444
FS 本草 7 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.111
FS 佐藤駿 11 ChSq1   3.00   1.43 4.43 2.889
FS 壷井達也 11 ChSq1   3.00   1.36 4.36 2.667
FS 片伊勢武アミン 11 ChSq1   3.00   1.29 4.29 2.444
FS 田内誠悟 10 ChSq1   3.00   1.29 4.29 2.444
FS 島田高志郎 9 ChSq1   3.00   1.14 4.14 2.333
FS 櫛田一樹 10 ChSq1   3.00   1.07 4.07 2.111
FS 杉山匠海 6 ChSq1   3.00   1.07 4.07 2.000
FS 木科雄登 10 ChSq1   3.00   1.00 4.00 2.000

コレオも宇野選手が最高評価でした。ステップ同様鍵山選手が続きます。コレオは三浦選手が友野選手の上へ行きました。上位選手はやはりコレオの評価が高いわけですが、そこにジュニアからただ一人田内誠悟選手が混ざります。このあたりは安藤美姫さん効果なのでしょうか。

 

○平均GOE+3.500以上の要素

  Name   Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
SP 宇野昌磨 5 StSq4   3.90   1.78 5.68 4.556
FS 宇野昌磨 5 StSq4   3.90   1.73 5.63 4.444
FS 鍵山優真 1 4S   9.70   4.30 14.00 4.333
FS 宇野昌磨 11 ChSq1   3.00   2.07 5.07 4.000
FS 三浦佳生 7 4T+3T   15.07 X 3.66 18.73 3.889
FS 宇野昌磨 10 CSSp4   3.00   1.11 4.11 3.778
SP 鍵山優真 6 StSq4   3.90   1.45 5.35 3.667
FS 鍵山優真 8 ChSq1   3.00   1.79 4.79 3.667
FS 鍵山優真 12 FCCoSp4   3.50   1.25 4.75 3.667
FS 宇野昌磨 9 FCSp4   3.20   1.14 4.34 3.667
FS 三浦佳生 11 ChSq1   3.00   1.86 4.86 3.667
SP 本草 5 CSSp4   3.00   1.11 4.11 3.556
FS 鍵山優真 6 3A   8.80 X 2.86 11.66 3.556
FS 鍵山優真 9 3F   5.83 X 1.82 7.65 3.556

ここまで載せてきたものとかなり被りますが、平均GOE+3.500以上の高評価要素を並べると、宇野選手、鍵山選手の2人でほとんど埋まり、あとは三浦選手と山本選手がいくつかあるくらいです。やはり1つ1つの要素の評価が高い選手が上に行くということが見て取れます。