タリンホテルズカップ それぞれの調整

シーズン後半のB級大会派遣シリーズ。今期はタリンホテルズカップへの派遣となりました。カップル競技はババリアンオープンへの派遣もあったのですが、シングルはここからになっています。

 

○女子シングルシニア

Pl Name Nation Total SP FS
1 Rion SUMIYOSHI JPN 189.21 66.53 122.68
2 Hana YOSHIDA JPN 187.25 59.02 128.23
3 Mako YAMASHITA JPN 179.39 69.85 109.54
4 Niina PETROKINA EST 167.82 59.27 108.55
5 Kristina LISOVSKAJA EST 165.39 58.07 107.32
6 Minja PELTONEN FIN 153.72 57.13 96.59
7 Elizabet GERVITS ISR 142.49 51.07 91.42
8 Selma VALITALO FIN 141.83 54.42 87.41
9 Anastasija KONGA LAT 141.76 53.31 88.45
10 Oona OUNASVUORI FIN 141.59 54.86 86.73
11 Linnea KILSAND NOR 129.65 42.65 87.00
12 Frida Turiddotter BERGE NOR 129.06 47.40 81.66
13 Olesja LEONOVA EST 126.97 49.94 77.03

女子は日本人選手が表彰台をすべて埋めました。住吉りをん選手が国際大会初優勝。グランプリファイナルにまで出ている選手が意外ですが、ジュニア、ノービスの時代から国際大会で2位3位の表彰台は多数あったものの、優勝がなく、これが初栄冠となりました。

2位はフリー番長吉田陽菜選手。今回もショート出遅れからフリー1位で2位まで上がってきています。

国際大会復帰戦の山下真瑚選手は3位表彰台。全日本と同じような流れでショート好成績のリードを活かしてフリーも表彰台に踏みとどまるスコアを出しました。ショートの69.85は以前の国際大会に出ていた時期と比べても上回る、自己ベスト相当のスコアでした。

タリン開催、ということで地元エストニア勢が4位5位と続きます。怪我からの復帰戦な模様のペトロキナ選手が4位。まだ構成自体が本調子になっていませんがある程度のスコアまでは戻してきています。

 

○住吉りをん選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 2A+3T   7.50   1.12 8.62 2.600
2 4T<< <<  4.20   -2.10 2.10 -4.800
3 FCCoSp4   3.50   0.82 4.32 2.400
4 1Lz   0.60   -0.08 0.52 -1.400
5 3Lo   4.90   1.31 6.21 2.600
6 StSq4   3.90   1.17 5.07 3.200
7 3F+3T   10.45 x -1.06 9.39 -2.000
8 3S+2A+2T+SEQ   9.79 x 0.72 10.51 1.400
9 3F F 5.83 x -2.65 3.18 -5.000
10 LSp4   2.70   0.99 3.69 3.400
11 ChSq1   3.00   1.00 4.00 2.000
12 CCoSp4   3.50   0.70 4.20 2.000
  TES   59.87   1.94 61.81  

4回転不発。決まらないのまでは織り込み済みかと思いますが、アンダーローテーションくらいにまではしたかったところかと思います。それより痛かったのがそのあとのルッツ。さらに最後のフリップの転倒。1本しか入れていないルッツはそれなりに不十分なことが多いですが、2本入れている得意なフリップの転倒は珍しかったです。

スピンステップオールレベル4 これが最終的に優勝につながったわけですがトータルスコアは180点台ということで、国際大会初優勝だけど何の満足感も無い、みたいな試合だったかもしれません。それでも勝ちは勝ち。シーズン序盤のチャレンジャーシリーズに出ていないこともあり、意外と持っていなかったB級大会ポイントを250ポイント得て、これで一旦ランキングも24位以内に上がります。ただ、世界ジュニア、世界選手権で逆転されるとは思われます。

これで国際大会は今季終了の模様。世界選手権の補欠3はありますが、さすがにオリンピックシーズンでもなければ3までは回ってこないでしょう。国内ローカルで何か出るかどうかはありますが、基本的には来季への準備へ進んでいくことになると思われます。フリーは2シーズン続きましたので来期は新しいプログラムになるでしょうか。住吉選手の雰囲気に合ったいいプログラムだったと思うので大きな試合でのノーミス演技が見たかった、という思いが残ります。

 

○吉田陽菜選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3A< F 6.40   -3.20 3.20 -5.000
2 2A+3T   7.50   0.84 8.34 2.200
3 3Lo   4.90   0.98 5.88 2.000
4 FCCoSp4   3.50   0.58 4.08 1.600
5 2F   1.80   0.06 1.86 0.400
6 3Lz+3T   11.11 x 0.39 11.50 0.600
7 ChSq1   3.00   0.83 3.83 1.800
8 3Lz   6.49 x 0.98 7.47 1.800
9 3S+2A+2T+SEQ   9.79 x 0.72 10.51 1.600
10 CCoSp4   3.50   0.12 3.62 0.400
11 StSq3   3.30   0.77 4.07 2.400
12 SSp4   2.50   0.75 3.25 3.000
  TES   63.79   3.82 67.61  

トリプルアクセルはアンダーローテーションの転倒。インターハイ、国体と国内で2戦連続決めていたのですが国際大会で決められないです。今期はまだグランプリファイナルでわずかなGOEマイナスで降りたのが唯一の国際大会での成功と言えるもの。世界選手権で一発決められるでしょうか。

得意なフリーでしたが今回はフリップが2回転に。ショートで単独のループを選ぶ程度に本人比では苦手そうなフリップですのでこんなこともあるでしょうか。これ決めていれば優勝でした。

ルッツは2本後半に入れているわけですが、フリーでの成功率は高いです。一方で、ショートのルッツの成功率が極めて低い。成功したのは優勝した中国杯くらいです。

フリーはグランプリファイナルの142点台はじめ高得点があるのですが、ショートは64.65がシーズンベストで50点台も頻発しています。世界選手権のレベルだと、ショート崩れるとショート落ちもあり得る。ショートの出来がとにかく世界選手権の鍵になるわけですが、どうなるでしょうか? アクセルどうするか、もありますがそちらは入ればボーナス、というくらい。鍵はルッツからのコンビネーション、となりそうです。

音に頼ることのできないフリーの方が難しそうにも感じるのですが、不思議なものです。

 

○山下真瑚選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3Lz+3T   10.10   1.77 11.87 2.800
2 3Fe< F 3.18   -1.59 1.59 -5.000
3 3Lo   4.90   1.14 6.04 2.400
4 FCSp4   3.20   0.43 3.63 1.200
5 2A   3.30   0.66 3.96 2.000
6 ChSq1   3.00   1.00 4.00 2.200
7 1Lz   0.66 x 0.00 0.66 -0.200
8 3Lz<< F 2.31 x -1.05 1.26 -5.000
9 2A+2T+2T   6.49 x 0.44 6.93 1.400
10 SSp4   2.50   0.42 2.92 1.600
11 StSq3   3.30   0.66 3.96 1.800
12 CCoSp4   3.50   0.47 3.97 1.400
  TES   46.44   4.35 50.79  

国際大会出場は、コロナ特別のジャパンオープンNHK杯を除く、19年のNHK杯まで遡ります。海外での試合は19年のスケートアメリカ以来4年4か月ぶりです。

ショート完璧からのフリー、というのは全日本と同じ流れ。今回は冒頭3-3を豪快に決めたのですが、2つ目のフリップ以降の崩れ方が大きかったです。呼吸止まってしまったでしょうか。

後半ルッツが抜けて1回転になった後でもう1度余っている3回転ルッツを飛びなおそうとするなど、しっかり点を獲りに行くんだという意志は見せてくれましたが、結果は3位まででした。グランプリ組2人の出来からすると、普通程度の出来で優勝出来た流れでしたので非常に残念でした。

これで久しぶりに国際大会のスコアを獲りました。ショートは十分ですが、フリーは技術点50.79だと世界選手権のミニマムには届いてきません。来期のミニマムはまだ発表されていませんが、今年の4大陸は42.00でしたので、来期を見越しても確保できていると言えるでしょう。4大陸のミニマムは全日本の時点で取っていないと基本的に間に合わないので、これを今の時点で持っておくことで、来期の4大陸は全日本で結果を出せば得られる、という位置は確保しました。これのあるなしの差は大きいです。今回の遠征メンバーの中で、この試合の結果そのものが一番大事だったのはおそらく山下選手。最低限必要な結果は残したけれど、もう少し欲しかったなあ・・・、というところでした。

来期はグランプリシリーズは基本的に枠は無いはずです。NHK杯地元枠争奪戦の有力候補ではあるので、これを、松生理乃選手や河辺愛菜選手、あるいは引退せず続けてくれれば青木祐奈選手あたりと争うことになるかと思います。ただ、チャレンジャーシリーズにはおそらく派遣があるのではないかと思われます。ここで優勝してのグランプリ補欠枠狙いという渡辺倫果コースもお待ちしております。

 

○女子シングルシニア 上位12名 要素別スコア

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 Rion SUMIYOSHI 189.21 92.68 62.56 -2.00 24.61 13.36
2 Hana YOSHIDA 187.25 91.88 62.83 0.27 22.19 12.08
3 Mako YAMASHITA 179.39 92.78 49.73 5.27 21.47 12.14
4 Niina PETROKINA 167.82 90.35 45.96 -1.57 21.33 12.75
5 Kristina LISOVSKAJA 165.39 76.68 55.42 0.52 22.65 10.12
6 Minja PELTONEN 153.72 76.98 51.41 -2.55 19.80 10.08
7 Elizabet GERVITS 142.49 70.45 46.36 -4.41 21.22 10.87
8 Selma VALITALO 141.83 72.79 36.96 2.47 20.56 9.05
9 Anastasija KONGA 141.76 67.01 49.93 -5.10 20.44 10.48
10 Oona OUNASVUORI 141.59 74.56 34.22 0.53 20.58 11.70
11 Linnea KILSAND 129.65 65.42 43.11 -4.96 18.95 9.13
12 Frida Turiddotter BERGE 129.06 64.53 43.10 -3.92 17.95 7.40
13 Olesja LEONOVA 126.97 64.11 40.24 -4.54 18.62 8.54

PCSは90点台で4人ですが、山下真瑚選手の評価が1番高かったです。グランプリ組として住吉選手はもう少し欲しい。世界選手権に出るのですから吉田選手はもっと欲しい、というPCSでした。

ジャンプの基礎点はトリプルアクセル入れ込んだ吉田陽菜選手が1位ですが、ショート3-3入らないなどありまして本人比では大したスコアではありません。住吉選手も4回転はダウングレードでしたのであまり基礎点の押上にはなっておらず、本人比で平凡なスコアでした。加点は山下選手が1位。決まったジャンプの出来は良かったです。

スピンで住吉選手が24点台を出しました。国際大会での自己最高スコアです。吉田選手は22点台前半。いつもと同じ程度ですが、スピンでもう2点くらいは欲しいところ。

ステップ系要素も住吉選手が13点台で1位。こちらは昨シーズン14点台を連発していたのと比べるとやや落ちます。吉田選手は12点台前半。ショートフリー共にレベル3だったこともあり伸びませんでした。

 

○男子シングル シニア

Pl Name Nation Total SP FS
1 Kao MIURA JPN 242.95 99.58 143.37
2 Nozomu YOSHIOKA JPN 219.98 78.02 141.96
3 Valtter VIRTANEN FIN 208.98 70.78 138.20
4 Kyrylo MARSAK UKR 207.52 73.15 134.37
5 Luc ECONOMIDES FRA 204.97 69.54 135.43
6 Makar SUNTSEV FIN 204.31 66.21 138.10
7 Landry le MAY FRA 199.01 57.16 141.85
8 Euken ALBERDI ESP 158.83 50.99 107.84
9 Brandon BAILEY GBR 149.61 50.18 99.43

男子は三浦佳生選手がしっかり優勝しました。250ポイントを得てランキングを上げることに成功しています。

2位には吉岡希選手。日本勢ワンツーです。スコア伸びませんでしたが2位は確保でこちらもランクは上がります。来期のグランプリ枠いくつもらえるか、少し微妙な位置にいますので、大事なランキングポイントだったかとも思います。

3位にはフィンランドのビルタネン選手が入りました。1987年生まれ36歳の大ベテラン。織田信成さんと同い年です。208.98はISU非公認ではありますが自己最高スコアです。驚きの表彰台。どこまで現役を続けてくれるでしょうか。

日本からはもう1人、三宅星南選手が派遣予定でしたが欠場。三宅選手にとっては貴重な国際大会になってきているので大変残念でした。

 

○三浦佳生選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4F< 8.80   -3.52 5.28 -3.800
2 4T   9.50   -2.85 6.65 -3.200
3 4S   9.70   -0.65 9.05 -0.800
4 FCSp3   2.80   0.56 3.36 1.600
5 3A+2A+SEQ   11.30   2.13 13.43 2.600
6 StSq3   3.30   0.66 3.96 1.800
7 2T   1.43 x 0.00 1.43 -0.400
8 3A F 8.80 x -4.00 4.80 -5.000
9 3F   5.83 x -0.53 5.30 -1.000
10 CSSp2   2.30   0.31 2.61 1.200
11 ChSq1   3.00   1.67 4.67 3.400
12 CCoSp3   3.00   0.90 3.90 2.800
  TES   69.76   -5.32 64.44  

4回転フリップ初投入。転倒はしませんでしたがアンダーローテーションとなりました。4回転は3種類4本構成。ループ入りで4本はこれまでも何度か試みていますが、これまでも4本入れてのノーミスはありません。今回も後半ばてた、というだけでなく前半からジャンプはすべて悪い出来でした。はっきり言えば全体的にボロボロ。

今回はショートでおそらく最初から予定で後半4-3を入れていたり、フリーは初の4回転フリップを入れたりと持ち札全部出してみた、というような構成だったかと思います。今大会は世界選手権へ向けての調整試合。結果が出れば最高ですが、出なかったとしても試したこと自体に大きな意味があったかと思います。少なくともショートの後半4-3は、崩れリカバリーでグランプリファイナルでも決めていましたし、今大会の成功含め、世界選手権で狙って入れ行ける計算も立ったかと思います。

フリーはやはり三浦選手のスタイルなら4回転は最低4本は入れたい。ループにするのかフリップにするのか。どちらにしても入れたいです。オリンピックシーズンにはどちらも合わせて4種類5本が目指す形かと思います。

 

○吉岡希選手のフリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4Tq F 9.50   -4.75 4.75 -5.000
2 3T+2T   5.50   0.28 5.78 0.600
3 3A   8.00   1.60 9.60 1.800
4 FSSp3   2.60   0.35 2.95 1.200
5 3Lo   4.90   -0.49 4.41 -1.000
6 ChSq1   3.00   0.50 3.50 1.000
7 3A+1Eu+3S   14.08 x 0.53 14.61 0.600
8 2F+2A+SEQ   5.61 x -0.33 5.28 -1.000
9 StSq3   3.30   0.77 4.07 2.000
10 3Lz   6.49 x 0.79 7.28 1.400
11 CCSp3   2.80   0.28 3.08 1.000
12 CCoSp4   3.50   0.58 4.08 1.600
  TES   69.28   0.11 69.39  

確率が高く決まっていた4回転トーループが今大会はショートフリー共にしっかり決められませんでした、フリーは特に転倒と抜け3回転。ここまで決まらない姿はなかなか見られません。後半にはフリップも2回転に。選曲の関係もあってか会場は盛り上がっていましたが、本人としては不満そうなフリーでした。

ちょっとモチベーションの持ち方が難しい試合なところはあったかもしれません。ポイント取って少しでもランクを上げて、来期のグランプリ枠の可能性を少しでも上げたい。というようなものはちょっと間接的すぎて明確なモチベーションにはなりづらいでしょうし。

現在シーズンベストランクは27位。世界ランキングは34位でここに225ポイント足して一旦25位まで上がるはずですが、この後世界ジュニアや世界選手権でもう少し下がってくると思います。どちらも24位に少し足りない位置でシーズンを終えることになりました。来期のグランプリシリーズ出場は微妙な情勢ですが、1枠は回って来るかな。2枠はたぶん無いでしょう。上位で戦うにはそろそろ4回転2種類目が欲しいでしょうか。今期から長光先生のところいますので、ジャンプ以外のところをしっかり、というテーマがあったかと思いますが、ジャンプももう1段階上まで行きたい。そこまでいけば、日本の6強を崩していくところまで行けるチャンスが出てくるかとも思います。

 

○男子シングルシニア 要素別スコア

Pl Name Total PCS J Base J GOE Spin Step
1 Kao MIURA 242.95 121.40 88.13 -0.34 21.06 13.70
2 Nozomu YOSHIOKA 219.98 111.01 79.50 -2.17 21.00 11.64
3 Valtter VIRTANEN 208.98 107.50 62.36 4.56 22.97 11.59
4 Kyrylo MARSAK 207.52 103.48 72.34 2.91 18.09 10.70
5 Luc ECONOMIDES 204.97 115.42 64.26 -6.76 20.75 13.30
6 Makar SUNTSEV 204.31 110.41 58.92 2.06 20.52 13.40
7 Landry le MAY 199.01 104.31 64.45 -1.55 21.55 11.25
8 Euken ALBERDI 158.83 90.28 48.84 -7.52 20.41 9.82
9 Brandon BAILEY 149.61 87.63 42.17 -6.98 19.92 8.87

PCSは三浦選手のみ120点台に乗せて平均8点超えです。2番目はフランスのエコノミド選手です。吉岡選手は111.01の3位。グランプリシリーズの114.15からは少し落としました。PCSも吉岡選手としては伸ばしていきたい部分です。

ジャンプの基礎点は三浦選手が88.13 4回転フリップを構成に入れましたが他の要素でミスが出て伸びていません。グランプリシリーズでは100点超えていました。世界選手権で上位に行くにはそれくらいは必要そうです。吉岡選手の79.50はシーズンワースト。国内戦でも初戦のげんさんサマーカップ以外は80点以上出ていました。ちょっと今回は精彩を欠いたと言わざるを得ないでしょうか。加点は三浦選手も吉岡選手もマイナスです。なかなかうまくいかない試合でした。

スピンも2人とも21点台。2人ともスピンは苦手ですからこれくらいで平常運転。むしろ三浦選手は国内外通じて今シーズン1番のスコアだったりします。

ステップ系要素は三浦選手が13.70 もっと出る選手ですが今回はあまり伸びず。吉岡選手の11.64も本人比で普通くらいです。長光先生、田中刑事先生、ついでにたぶん通りかかりそうな高橋大輔さんに伸ばしてもらいたい要素かとも思います。

 

 

今大会は5人出場して男女とも上から順に日本人選手が占めました。ただ、納得いく結果はだれ一人出せなかったように感じます。三浦選手と吉田選手は世界選手権へ向けての調整試合。ちょうど調子は落ちている時期だと思われます。それぞれいい試しは出来たでしょうか。住吉選手と吉岡選手はモチベーション的に難しい試合だったかと思います。山下選手はせっかく来たチャンス、もう1段階上のレベルの滑りをフリーでは見せてほしいところでした。

 

次週はB級シリーズツアー派遣、シングルは2戦目チャレンジカップがあります。男子は友野一希選手、壷井達也選手、女子では世界チャンピオンの坂本選手に、この先の去就が注目される青木祐奈選手が登場です。男子ではカザフスタンのシャイドロフ選手あたりが日本勢に対抗できる選手としているでしょうか。女子はベルギーのピンツァローネ選手、や昨季のヨーロッパチャンピオンのクラコワ選手、など意外な豪華メンバーです。ただ、日本勢としてはシングル勢よりもペアの派遣の方が重要で、三浦/木原組が復帰2戦目の調整試合でどこまでいくかと、そしてババリアンオープンでショートのミニマム獲り損ねた長岡/森口ペアは、この試合でミニマムスコアを取ること=世界選手権の出場権、という最重要試合となります。