23-24 キム・チェヨン

2006年12月8日生まれ

シニア1シーズン目

シーズン獲得賞金:$65,000

世界ランキング:5位

シーズンランキング:3位

シーズンベストスコア 204.68(9位) 4大陸選手権

ショートプログラムシーズンベスト 70.31 スケートカナダ

フリーシーズンベスト 136.68 世界選手権

スピンレベル4率 39/42 = 92.9%(国際大会:33/36 = 91.7%)

ステップレベル4率 12/14 = 85.7%(国際大会:10/12 = 83.3%)

スピンオールレベル4 4/7(国際大会:3/6)

スピンステップオールレベル4 3/7(国際大会:2/6)

ジャンプ回転不足率 10/70 = 14.3%(国際大会:10/60 = 16.7%)

ジャンプ回転不足なし 1/7(国際大会:0/6)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 1/7(国際大会:0/6)

 

○23-24シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS
CS Lombardia Trophy 3 180.78 63.27 117.51
CS Nepela Memorial 1 202.26 67.42 134.84
GP Skate Canada 2 201.15 70.31 130.84
GP Grand Prix Espoo 4 181.42 66.19 115.23
NC Korean Championships 3 205.33 63.36 141.97
4CC Four Continents 2 204.68 69.77 134.91
WC World Championships 3 203.59 66.91 136.68

キムチェヨン選手は昨季の世界選手権で6位に入り世界をあっと言わせましたが、シーズン前半はジュニアグランプリシリーズに出ていた選手。シニア本格参戦は今季からとなります。

9月にチャレンジャーシリーズ2戦に出場していきます。ロンバルディア杯は今季のシニアのほぼ開幕戦にあたるような試合。初戦ということもあって全体的にスコアは伸びませんでしたが、キムチェヨン選手もいまいちスコアが伸びず180.78で3位に終わります。

9月末のネペラメモリアルはイ・ヘイン選手、ユヨン選手との韓国対決となります。ここはショートからミスなく滑り67.42で首位に立つとフリーは最終滑走で出てきて134.84 トータルで早くも200点超えの202.26 チャレンジャーシリーズ初優勝となりました。

 

グランプリシリーズは2試合目のスケートカナダからです。グランプリデビュー戦ながら昨季ワールド6位なのでシード選手扱い。坂本選手に挑戦する試合となります。ショートプログラムからいい滑りで70.31 坂本選手には上を行かれましたが3位には4.02差をつけてフリーへ。フリーはチャレンジャーシリーズ2試合と少し構成を変えて、前半にあった単独サルコウを最後のジャンプに変えて少し負荷を落とした形にします。それがよかったのかアンダーローテーション2つもらいますが大崩れはせず130.84 トータル201.15で2位表彰台となりました。

グランプリ2戦目はファイナル進出がかかります。5戦目フィンランド。2位で確定3位でも可能性が高いという状況。また坂本選手がいて、他に、同じくファイナルが懸かる住吉選手やアメリカの実力者グレン選手がいますが、力的には表彰台は確保できるのではないかと思われる試合です。ショートはコンビネーションでアンダーローテーションもらいますがそれでも66.19で3位。フリーは2人残して119.21で表彰台確定なのでそこまでは問題ないだろうと思われたのですが、昨季1度しか転倒の無かったキムチェヨン選手がルッツでまさかの転倒。後半1.1倍ジャンプ要素3つはすべてアンダーローテーションがついて115.23と国際大会の自己ワーストを記録してしまいトータル181.42 最終順位は4位。ファイナル進出も逃す結果となりました。

 

年が明けて韓国選手権があります。シーズン後半の代表権を賭けた戦いです。韓国はジュニアが強い。キムチェヨン選手でもてこずる面々が多いです。ショートプログラム、ルッツ転倒。これが痛すぎました。63.36は9位スタートになります。上位にジュニアが多いですし点差もそれほどないのでフリーで巻き返しは可能ですがプレッシャーがかかる展開になりました。またここでルッツ転倒すると終わり。そんなシチュエーションでしたがしっかりとコンビネーションを決め、後半までミスなくスピンステップオールレベル4で全容襲プラス評価。フリー141.97のトータル205.33を出して残り8人を静かに待ちます。結局最終順位は昨季を上回る3位。ナショナル初の表彰台となり、4大陸、世界選手権の代表権を無事に獲得しました。

 

昨季はフリー最後のジャンプで転倒して手元から転がり落ちて行った4大陸の表彰台。今期こそは、という試合になってきます。ショートプログラム、全要素プラス評価で69.77 2位スタート。フリーは最後から3人目。132.41以上で表彰台確定です。力を発揮できれば大丈夫という、グランプリシリーズ2戦目と同じようなシーンになりましたが今回の方がハードルは高い。前半のジャンプはいつものようにフリップに!もらう以外はしっかり決めていきます。後半に入ってステップレベル2がもったいなく、大丈夫かな? 大丈夫かな? ときた最後のジャンプは3回転サルコウ。割と苦にしないジャンプのはずでしたが体力的にきつくなっていたでしょうか、アンダーローテーションの転倒。これで際どくなってきます。スコア見るまで分からないという展開でしたがPCSで自己最高の66.18までもらえてフリー134.91 トータル204.68で首位に出て表彰台確定。最終的には2位となり、チャンピオンシップ初メダルを獲得しました。

 

さて、この勢いでワールドへ。爆発力は無いので優勝争いは難しそうですが、平均点高いので表彰台争いの一角であるのは間違いない。ショートプログラムは35人中の32番滑走。最近鍵になっているショートのコンビネーション。ここでアンダーローテーションを取られた分上位には少し劣って66.91 それでも6位で最終グループは確保しましたが3位とは6.64差。表彰台を争うには少し苦しくなります。フリーは最終グループ1番滑走で出てきていつものフリップ!と、最後のサルコウは疲れてきたか回転がq取られますが、全体的に遠目にノーミスな滑りで136.68 トータル203.59 しっかり判定取るタイプの試合の中ではしっかり点を取ったという形で5人残して首位に立って後続を待つと、最終的に3位のまま残って表彰台に上ることになりました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
Lombardia Trophy 180.78 93.24 87.54 59.86 -1.35 21.56 13.17
Nepela Memorial 202.26 108.93 94.33 65.74 4.69 24.40 14.10
Skate Canada 201.15 105.65 95.50 64.58 3.96 22.99 14.12
Grand Prix Espoo 181.42 89.42 93.00 60.22 -7.43 23.81 12.82
Korean Championships 205.33 109.06 97.27 64.04 6.05 24.45 14.52
Four Continents 204.68 107.62 98.06 65.86 5.06 24.32 12.38
World Championships 203.59 107.75 95.84 65.97 4.54 23.08 14.16

トータルスコアは180点ほどの試合が2試合ありますが200点1桁のところに多くが固まっています。大崩れする試合というのが無いわけではないですが基本的には安定型です。

技術点は100点台後半が多い。ネペラメモリアルの108.93は今季の全選手中7位にあたります。

一方PCSは100点に届かず90点台前半から、シーズン後半は後半に上がっていきました。4大陸選手権の98.06は今季全選手中8位。ISU公認だけで見るなら7位です。技術点型の印象の選手でしたが、意外と技術点順位もPCS順位も変わりません。

ジャンプの基礎点は60点台中盤。世界選手権で65.97までありました。これで今シーズン全選手中16位です。それほど高いというところまではいきません。加点の方もマイナスの試合が2試合ありつつ、いい試合で一桁中盤。転倒は少ないのですがエッジの!が多いので意外とGOE伸びていません。

スピンはナショナルで24.45、ネペラメモリアルで24.40があります。24点台までは普通に出してくる。この24.40は全選手中15位。ISU公認だけで見ると12位です。ジャンプの基礎点よりスピンの方が順位が高くなっています。本人談スピンが得意は伊達ではありません。スピンのレベル4率は9割を超えています。

ステップ系要素は14点台が並びます。ワールドの14.16が国際大会最高。全選手中19位。ISU公認だけなら16位にあたります。

ジャンプ、スピン、ステップすべて10位台でPCSは一桁順位。これらをしっかり全部同じ試合に並べて表彰台に乗って来る。バランス型の選手です。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
Lombardia Trophy 58.19 59.07 52.85 55.24 59.90 56.52
Nepela Memorial 66.10 65.35 65.23 66.69 64.46 62.12
Skate Canada 65.69 64.11 63.73 61.01 64.56 63.08
Grand Prix Espoo 58.42 59.46 40.39 64.31 58.19 61.02
Korean Championships 67.23 63.54 68.01 66.90 66.52 64.54
Four Continents 66.99 65.48 65.98 66.37 56.03 65.19
World Championships 66.59 65.60 64.92 61.37 64.75 63.36

トータルスコアは偏差値で見ると60台中盤です。悪い時に50台に落ちることはあります。

ジャンプの基礎点も60台中盤。トータルスコアとほぼリンクしていてここが偏差値50台の時、トータルスコアも50台に落ちます。加点の方も60台中盤です。

スピンも60台中盤。ステップ系要素も60台中盤ですが65を超えたのはナショナルだけです。

PCSも60台中盤。

すべての要素で60台中盤の偏差値を並べる、本当にバランス型の選手です。

 

 

キムチェヨン 要素別偏差値23-24

悪い時はジャンプが凹んでいるのやステップがレベル取れず凹んでいるのが見て取れますが、基本的にはバランスよくレーダーチャートは拡がっています。昨季はPCSが伸びずに左上が凹む形だったのですが、シニアに上がったからか力が付いたからか、PCSも凹まなくなりました。バランスよく点が取れる選手です。

 

●シーズン最高の基礎点構成

ネペラメモリアル ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 2A   3.30   0.86 4.16 2.571
2 3Lz+3T   10.10   1.30 11.40 2.143
3 FCSp4   3.20   0.90 4.10 2.571
4 3F! ! 5.83 x -0.21 5.62 -0.143
5 LSp4   2.70   0.59 3.29 2.429
6 StSq4   3.90   1.09 4.99 2.857
7 CCoSp4   3.50   0.98 4.48 2.714
  TES   32.53   5.51 38.04  

ショートプログラムの最高基礎点は32.53がありました。ルッツから3-3を飛び、単独フリップが1.1倍。スピンステップオールレベル4で32.53 よくある構成ですがしっかりこなせる選手は少なく、全選手中5位タイの基礎点です。レビト選手、ソーングレン選手が同じ基礎点がありました。

シーズン序盤はこの構成だったのですが、年が明けてナショナル以降はレイバックスピンが外れてシットスピンになりました。基礎点がそれにより0.20下がります。レイバックスピンも悪くはなかったのですが、今期はここまで4回のうち2回レベル3 少し基礎点下がっても体への負担も軽めなシットスピンの方がいいという判断だったのかもしれません。

ここから基礎点上げるには1.1倍にコンビネーションというのがあり、それをすると33.01に基礎点を上げられます。それ以上はセカンドループかトリプルアクセル投入が必要となります。

 

○世界選手権 フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 2A   3.30   0.66 3.96 2.111
2 3Lz+3T   10.10   1.43 11.53 2.444
3 3Lo   4.90   1.05 5.95 2.111
4 3F! ! 5.30   0.38 5.68 0.556
5 FCCoSp4   3.50   0.45 3.95 1.222
6 3F!+2T+2Lo ! 9.13 x -0.08 9.05 -0.111
7 3Lz+2A+SEQ   10.12 x 1.18 11.30 1.889
8 StSq4   3.90   1.06 4.96 2.778
9 ChSq1   3.00   1.07 4.07 2.111
10 3Sq q 4.73 x -0.61 4.12 -1.222
11 FCSp4   3.20   0.64 3.84 2.000
12 CCoSp4   3.50   0.90 4.40 2.333
  TES   64.68   8.13 72.81  

フリーは世界選手権で64.68の基礎点を組みました。全選手中4位の基礎点。上にいるのはトリプルアクセルか4回転が入った選手だけです。

2回飛ぶジャンプはルッツとフリップ。スピンも3.5が2つと3.2が1つで1番基礎点高くなる組み合わせ。1.1倍にコンビネーション2つを入れていて、基礎点がとにかく高くなる構成が組めています。昨季からシーズン序盤は最後のサルコウがフリップで、これよりノーミス基礎点が0.10高く64.78というのがあったのですが、そこからは多少負荷を軽くしました。基礎点0.10の差は誤差でしょう。3-3を後半に入れればさらに基礎点上がって65点台に出来ますが、それを目指すよりは高難度ジャンプの導入が目指されると思われます。

 

○平均GOE2.750以上

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Skate Canada SP 6 StSq4   3.90   1.39 5.29 3.556
World Championships SP 6 StSq4   3.90   1.23 5.13 3.222
Korean Championships SP 6 StSq4   3.90   1.25 5.15 3.143
Four Continents FS 5 FCCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
Nepela Memorial FS 5 FCCoSp4   3.50   1.05 4.55 3.000
Four Continents SP 6 StSq4   3.90   1.17 5.07 3.000
Grand Prix Espoo SP 6 StSq3   3.30   0.99 4.29 3.000
Korean Championships SP 5 SSp4   2.50   0.70 3.20 2.857
Korean Championships FS 12 CCoSp4   3.50   0.98 4.48 2.857
Korean Championships FS 8 StSq4   3.90   1.17 5.07 2.857
Nepela Memorial SP 6 StSq4   3.90   1.09 4.99 2.857
Nepela Memorial FS 2 3Lz+3T   10.10   1.77 11.87 2.857
Grand Prix Espoo FS 1 2A   3.30   0.94 4.24 2.778
Grand Prix Espoo SP 5 LSp4   2.70   0.73 3.43 2.778
Four Continents FS 12 CCoSp4   3.50   1.00 4.50 2.778
World Championships SP 1 2A   3.30   0.90 4.20 2.778
World Championships FS 8 StSq4   3.90   1.06 4.96 2.778

評価の高い要素はステップです。コンスタントに+3以上を出します。スピンではフライングの足替えコンビネーションスピンで+3まで出します。ただ、+4以上の要素はシーズン通してありません。昨季もありませんでしたので、まだそこまで極めた要素は無い、ということになります。

ジャンプはダブルアクセルが2つ、+2.778があるのが最高。+3以上はまだありません。ジャンプの加点をもう少し稼げるようになると、210点台に届いていき、4大陸チャンピオンあたりが見えてくるのかと思われます。

 

○3回転-3回転の要素

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Lombardia Trophy SP 2 3Lz+3Tq q 10.10   -0.59 9.51 -1.000
Nepela Memorial SP 2 3Lz+3T   10.10   1.30 11.40 2.143
Nepela Memorial FS 2 3Lz+3T   10.10   1.77 11.87 2.857
Skate Canada SP 2 3Lz+3T   10.10   1.18 11.28 2.111
Skate Canada FS 2 3Lz+3T   10.10   1.18 11.28 2.000
Grand Prix Espoo SP 2 3Lz+3T< 9.26   -1.01 8.25 -1.667
Korean Championships FS 2 3Lz+3T   10.10   1.30 11.40 2.143
Four Continents SP 2 3Lz+3T   10.10   1.18 11.28 2.000
Four Continents FS 2 3Lz+3T   10.10   1.60 11.70 2.556
World Championships SP 2 3Lz+3T< 9.26   -0.67 8.59 -1.111
World Championships FS 2 3Lz+3T   10.10   1.43 11.53 2.444

セカンド3回転はルッツから飛びます。ショートもフリーも2番目の要素です。飛ぼうとしてコンビネーションにならなかった、というようなものも上記の外にいくつかありますが、実際に要素として入ったのは11回あり、GOEプラスの成功ジャンプは8回。まずまずの成功率ですが、飛びたかったけど入らなかったをカウントすると6割程度とも見えます。

なお、ルッツジャンプは国際大会デビュー後、1度もeも!ももらわず、エッジ問題なく跳ぶことが出来ています。

 

○3連続ジャンプ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Nepela Memorial FS 6 3F!q+2T+2Loq ! 9.13 x -2.12 7.01 -3.429
Skate Canada FS 6 3F!<+2T+2Lo 7.96 x -1.52 6.44 -3.556
Grand Prix Espoo FS 6 3F!<+2T+2Loq 7.96 x -1.88 6.08 -4.333
Korean Championships FS 6 3F+2T+2Lo   9.13 x 0.85 9.98 1.571
Four Continents FS 6 3F!+2T+2Lo ! 9.13 x 0.15 9.28 0.222
World Championships FS 6 3F!+2T+2Lo ! 9.13 x -0.08 9.05 -0.111

3連続ジャンプは6番目の要素で入ってきます。ロンバルディア杯では入りませんでした。後の6試合でGOEプラスの成功ジャンプは2回。成功率は3分の1以下となります。

シーズン後半はまずまず決めていますが、前半は回転不足が目立ちました。必要な時にはちゃんと降りられる、という受け取り方でよいのでしょうか。ただ、ナショナル以外はフリップがすべて!ついています。

 

○単独のフリップ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Lombardia Trophy SP 4 3F! ! 5.83 x 0.32 6.15 0.571
Lombardia Trophy FS 6 3Fq q 5.83 x -1.27 4.56 -2.429
Nepela Memorial SP 4 3F! ! 5.83 x -0.21 5.62 -0.143
Nepela Memorial FS 10 3F!< 4.66 x -1.10 3.56 -2.714
Skate Canada SP 4 3F! ! 5.83 x 0.45 6.28 0.778
Skate Canada FS 4 3F!< 4.24   -1.45 2.79 -3.333
Grand Prix Espoo SP 4 3F   5.83 x 1.06 6.89 2.000
Korean Championships FS 4 3F   5.30   1.38 6.68 2.429
Four Continents SP 4 3F! ! 5.83 x 0.23 6.06 0.444
Four Continents FS 4 3F! ! 5.30   0.30 5.60 0.556
World Championships SP 4 3F! ! 5.83 x 0.30 6.13 0.333
World Championships FS 4 3F! ! 5.30   0.38 5.68 0.556

フリップもショートフリーで合計3回飛ぶジャンプなのですが、得意なのかと問うと、おそらく苦手に区分されるのではないかと思われます。

上記のように3連続のフリップはナショナル以外すべて!が付きました。

単独ジャンプなら跳べるかというと12回のうち!がついたのが9回。4分の3は!がつくということになります。ナショナルなら!もらわないようですが国際大会ではそうはいかない。なんとかeは付かずに済んでいますので大きな痛手にまではなっていませんが、ショートフリーの3回のフリップですべて!が外れれば、それだけで3点程度プラスされるはずですので、何とかしたい部分だと思われます。

 

スケートを始めたのが2017年。昨季も書きましたが、何者ですか? 昨季はチャンピオンシップで小さなメダル2つでしたが、今期はちゃんとしたメダル2つに進化しました。次は金メダル2つへ進化するのかどうか?

安定感はあるものの爆発力がないので2位3位が多いという戦績になります。優勝はチャレンジャーシリーズの1つだけ。来期はグランプリシリーズも1シードの側になるので1つくらいは勝ってくるでしょうか。そして初のファイナルへ。ナショナル、4大陸、さらにワールド。どれか勝つ目があるか? あるいは、その辺全部2位3位で、国別対抗戦を勝つ、みたいなコースが韓国だとあるのかもしれません。