1998年2月17日生まれ
シニア7シーズン目
シーズン獲得賞金:$25,000
世界ランキング:8位
シーズンランキング:6位
シーズンベストスコア 274.09(9位) 世界選手権
ショートプログラムシーズンベスト 93.41 世界選手権
フリーシーズンベスト 180.68 世界選手権
スピンレベル4率 43/48 = 89.6%(国際大会:37/42 = 88.9%)
ステップレベル4率 10/16 = 62.5%(国際大会:8/14 = 57.1%)
スピンオールレベル4 4/8(国際大会:3/7)
スピンステップオールレベル4 2/8(国際大会:1/7)
ジャンプ回転不足率 2/80 = 2.50%(国際大会:2/70 = 2.86%)
ジャンプ回転不足なし 6/8(国際大会:5/7)
スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 2/8(国際大会:1/7)
○23-24シーズンの戦績
Grade | Event | Pl | Total | SP | FS |
CS | Finlandia Trophy | 4 | 229.37 | 74.02 | 155.35 |
CS | Budapest Trophy | 2 | 246.12 | 77.78 | 168.34 |
GP | Grand Prix de France | 4 | 263.43 | 86.94 | 176.49 |
CS | Warsaw Cup | 1 | 246.22 | 91.51 | 154.71 |
GP | NHK Trophy | 3 | 254.60 | 86.42 | 168.18 |
NC | Swiss Championships | 1 | 264.89 | 93.09 | 171.80 |
EC | European Championships | 5 | 242.46 | 91.17 | 151.29 |
WC | World Championships | 6 | 274.09 | 93.41 | 180.68 |
ブリッチギー選手は昨季ヨーロッパ選手権3位、世界選手権8位。一気に飛躍した選手です。今期は真価が問われるシーズンともなります。
初戦は10月に入ってのフィンランディア杯です。ここは日本から三浦選手と佐藤選手が出ている試合です。ヨーロッパ勢ではエストニアのセレフコ兄弟やイタリアのメモラ選手といったあたりがいます。ショートプログラム、4回転トーループで転倒し、後半のコンビネーションはセカンドが2回転のさらにダウングレード付きます。74.02で6位スタート。フリーは4回転2本ともGOEマイナスながら降ります。ループが抜けて2回転になりますが、大崩れはせず155.35 トータル229.37で4位にまで順位を上げました。
翌週、連戦でブダペスト杯です。ここにもセレフコ兄弟とメモラ選手がいます。4人で連戦。日本勢のエントリーはありません。ショートプログラム、GOEはマイナスながら4回転-2回転を降り、トリプルアクセルも降り77.78 4位スタートとなります。フリーは4回転2本をセカンド3回転付きで決めます。なぜか今回もループが2回転になるミスが出ましたが168.34まで出してトータル246.12 2位に入ります。
グランプリシリーズはしっかり2枠あります。3戦目のフランスから。ここはマリニン選手にアダムシャオイムファ選手、さらに日本からは鍵山選手と、シーズン終わってみればこの3人のシーズンでした、というのが全員そろった試合になっていました。ショートプログラム、今季初、全要素プラス評価。コンビネーションのセカンドが2回転でしたがそれでも86.94とパーソナルベストを出して4位に付けます。3位は10.97差で鍵山選手、あとの二人は100点台ということで表彰台は厳しいですがそれでもフリー、全要素プラス評価のノーミス。パーソナルベスト更新で176.49を出し、トータル263.43も当然パーソナルベスト。ちょっと相手が悪かったですが、グランプリシリーズ過去最高位の4位となりました。
間1週挟んでチャレンジャーシリーズのワルシャワカップに出てきます。ここでショートプログラムを全要素全ジャッジプラス評価という素晴らしい滑りで91.51と初の90点台を出します。フリーは4回転が1つ1回転になりつつ転倒。あとは大きなミスはなく154.71 トータル246.22でチャレンジャーシリーズ初優勝を果たしました。
翌週連戦でNHK杯です。宇野選手、鍵山選手がいる試合ですが、優勝すればファイナルに進出できる、という可能性を残しています。ショートプログラム、4回転で手をついてセカンドが2回転になりましたが86.42を出して3位に付けます。フリーは10番滑走、150.93以上で表彰台確定という展開で回ってきました。4回転2本はしっかり決めます。後半にフリップが2回転になってeつきましたが、目立ったミスはそれくらい。168.18でトータル254.60 グランプリシリーズ初の3位表彰台となりました。
12月はスイスナショナルがあります。これは全く問題なく264.89で2位に100点近い大差をつけて楽勝です。
年が明けてヨーロッパ選手権。2年連続の表彰台が懸かる試合になります。ショートプログラムは最終グループの1番滑走です。ここでまた全要素プラス評価、スピンステップオールレベル4で91.17を出して2位に付けます。首位のアダムシャオイムファ選手とは2.96差。ひょっとしたらひょっとするくらいの差です。フリーは最終滑走を引きました。優勝するためには185.00が求められますが全くなくはないスコアです。2位までなら165.83 3位には159.71で届きます。残念ながら冒頭4回転で転倒。これで優勝は無くなりました。2つめのトーループは2回転になり2位争いも怪しくなってきます。3つ目のトリプルアクセルはステップアウトでセカンドジャンプもつかず、この辺で表彰台まで怪しくなります。
後半立て直しますが3連続の3つ目が2回転になり、コンビネーションも1つ余る。ということで151.29に留まりトータル242.46 2年連続の表彰台はならずの5位で終わりました。
2か月間空いて世界選手権へ。昨季自身が確保したスイス2枠ですが、誰も生かしてくれる人もおらず今回も1人で普通に上位進出を目指します。
ショートプログラムは最終グループの1つ前で後ろから2番目の滑走です。ショートはずっと調子がいい。今回も全要素全ジャッジプラス評価を出して93.41を出して5位。なんと最終グループ入りを果たします。3位とは12.56差あり、ちょっと表彰台は現実的ではないですが、どこまで行けるかというフリーは20番滑走。これもほぼノーミスで滑り切りました。3連続の3つ目が2回転になったのがもったいなかったくらい。180.68と初の180点台に乗せてトータル274.09は当然パーソナルベスト。最終的には6位。来期のグランプリシリーズのシード入りをしつつ、使ってもらえるかわかりませんがスイス2枠も確保しました。
○要素別スコア
Event | Total | TES | PCS | J Base | J GOE | Spin | Step |
Finlandia Trophy | 229.37 | 112.24 | 118.13 | 82.13 | -5.64 | 23.38 | 12.37 |
Budapest Trophy | 246.12 | 124.04 | 122.08 | 82.04 | 3.72 | 24.77 | 13.51 |
Grand Prix de France | 263.43 | 141.28 | 122.15 | 89.09 | 15.63 | 23.39 | 13.17 |
Warsaw Cup | 246.22 | 125.22 | 122.00 | 81.59 | 5.73 | 23.26 | 14.64 |
NHK Trophy | 254.60 | 130.68 | 123.92 | 83.94 | 8.60 | 24.48 | 13.66 |
Swiss Championships | 264.89 | 138.92 | 125.97 | 85.94 | 12.99 | 25.07 | 14.92 |
European Championships | 242.46 | 120.36 | 123.10 | 78.62 | 2.54 | 24.62 | 14.58 |
World Championships | 274.09 | 145.12 | 128.97 | 90.69 | 14.51 | 24.75 | 15.17 |
トータルスコアは初戦は220点台でしたが、他は240点台から60点台が標準的で、最後に270点台まで出しました。274.09は今季9位のシーズンベストになります。
技術点は世界選手権で145.12まで出ていて、これは今期全選手中8位にあたります。
PCSは120点台が並びます。最高は128.97で1項目平均8.5を少し超えるところまで来ています。こちらは今期全選手中9位にあたります。技術点も演技構成点もほぼ順位が変わりません。
ジャンプの基礎点は最高でも90.69まででした。これはそれほど高い値でもありません。一方、加点の方は3試合で二桁を稼ぎました。グランプリシリーズのフランスで出した15.63は今期全選手中8位でした。
スピンは24点台まではコンスタントに出してきます。今期全選手中10位にあたります。
ステップ系要素は14点台までは普通に出していて、世界選手権で15.17まで出しました。今期全選手中9位にあたります。
ほぼ全体的に10位前後に位置しているバランス型の選手です。
○要素別偏差値
Event | Total | J Base | J GOE | Spin | Step | PCS |
Finlandia Trophy | 54.84 | 54.23 | 44.57 | 60.27 | 54.20 | 58.06 |
Budapest Trophy | 59.17 | 54.17 | 56.15 | 65.05 | 59.41 | 60.70 |
Grand Prix de France | 63.65 | 58.40 | 70.89 | 60.31 | 57.85 | 60.75 |
Warsaw Cup | 59.20 | 53.90 | 58.64 | 59.86 | 64.57 | 60.65 |
NHK Trophy | 61.36 | 55.31 | 62.19 | 64.05 | 60.09 | 61.93 |
Swiss Championships | 64.02 | 56.51 | 67.62 | 66.08 | 65.84 | 63.30 |
European Championships | 58.23 | 52.12 | 54.69 | 64.54 | 64.29 | 61.38 |
World Championships | 66.40 | 59.36 | 69.50 | 64.98 | 66.99 | 65.30 |
トータルスコアは60前後の偏差値でしたが、世界選手権で60台後半まで出ました。
ジャンプの基礎点は50台の偏差値に留まっています。
ジャンプの加点の方は最高で70に乗せました。60台後半くらいまでなら普通にだします。
スピンは60台中盤あたりまで出し、ステップ系要素も同様です。
PCSは60前後が多かったですが、世界選手権では65.30まで出ています。
おおよそ60台中盤の偏差値の力がありますが、ジャンプの基礎点は60に届かずやや弱いようです。
レーダーチャートは右上が凹む形です。右下が割と出ているので左に寄っているのとは少し違います。右上以外はほぼバランスの取れた位置にあると言えそうです。
●シーズン最高の基礎点構成
○ヨーロッパ選手権 ショートプログラムの構成
Elements | BaseValue | GOE | Scores | AvGOE | |||
1 | 4T+3T | 13.70 | 1.90 | 15.60 | 2.000 | ||
2 | 3A | 8.00 | 2.06 | 10.06 | 2.556 | ||
3 | CSSp4 | 3.00 | 0.73 | 3.73 | 2.333 | ||
4 | 3Lz | 6.49 | x | 0.76 | 7.25 | 1.222 | |
5 | FCSp4 | 3.20 | 0.64 | 3.84 | 1.889 | ||
6 | StSq4 | 3.90 | 1.11 | 5.01 | 2.889 | ||
7 | CCoSp4 | 3.50 | 0.80 | 4.30 | 2.222 | ||
TES | 41.79 | 8.00 | 49.79 |
ショートプログラムの最高基礎点は41.79でした。4回転はトーループ1本。セカンドジャンプも4回転に付けて、1.1倍は単独ルッツ。スピンステップオールレベル4で41.79です。
ここから基礎点を上げていくには、まずは1.1倍をトリプルアクセルに変えるというのが一般的で0.21基礎点を上げられます。次いで、4回転を単独にして1.1倍にルッツからのコンビネーションとすれば0.43基礎点は上がります。
それより上へ行くには2種類目の4回転というのが必要になってきそうです。
○グランプリフランス フリーの構成
Elements | BaseValue | GOE | Scores | AvGOE | |||
1 | 4T+3T | 13.70 | 2.44 | 16.14 | 2.556 | ||
2 | 4T | 9.50 | 2.31 | 11.81 | 2.444 | ||
3 | 3A+2T | 9.30 | 1.71 | 11.01 | 2.000 | ||
4 | 3Lo | 4.90 | 0.98 | 5.88 | 2.111 | ||
5 | CCoSp4 | 3.50 | 0.75 | 4.25 | 2.000 | ||
6 | 3A | 8.80 | x | 2.29 | 11.09 | 2.889 | |
7 | 3F!+1Eu+3S | ! | 11.11 | x | 0.15 | 11.26 | 0.222 |
8 | 3Lz | 6.49 | x | 1.35 | 7.84 | 2.222 | |
9 | StSq3 | 3.30 | 0.66 | 3.96 | 1.778 | ||
10 | ChSq1 | 3.00 | 1.14 | 4.14 | 2.333 | ||
11 | FCCoSp3 | 3.00 | 0.56 | 3.56 | 1.889 | ||
12 | CSSp4 | 3.00 | 0.60 | 3.60 | 2.000 | ||
TES | 79.60 | 14.94 | 94.54 |
フリーの最高基礎点は79.60でした。4回転は1種類2本。シークエンスのアクセルは無しで、スピン1つレベル3、ステップもレベル3で79.60です。
スピンステップオールレベル4に出来れば1.10基礎点上がって80.70にはできます。セカンドジャンプを2Tから2Aに変えることは他の試合では出来ていますので、そこまで出来ればさらに2.00基礎点上がって82.70になります。この構成のノーミス基礎点はそこまでになります。
ブリッチギー選手はまだ4回転は1種類です。ここからスコアを上げていくには、ジェイソンブラウン選手くらいに各要素を極めていくか、そうでなければ2種類目が求められる時期に入ってきたように思われます。
○平均GOE3.100以上
Event | Elements | Base | GOE | Scores | AvGOE | ||||
Swiss Championships | FS | 9 | StSq4 | 3.90 | 1.56 | 5.46 | 3.800 | ||
Swiss Championships | SP | 6 | StSq4 | 3.90 | 1.56 | 5.46 | 3.800 | ||
Finlandia Trophy | SP | 6 | StSq3 | 3.30 | 1.27 | 4.57 | 3.750 | ||
Budapest Trophy | FS | 9 | StSq3 | 3.30 | 1.25 | 4.55 | 3.714 | ||
World Championships | FS | 9 | StSq4 | 3.90 | 1.39 | 5.29 | 3.556 | ||
World Championships | SP | 6 | StSq4 | 3.90 | 1.34 | 5.24 | 3.333 | ||
World Championships | SP | 7 | CCoSp3 | 3.00 | 1.03 | 4.03 | 3.333 | ||
Budapest Trophy | FS | 10 | ChSq1 | 3.00 | 1.60 | 4.60 | 3.286 | ||
Swiss Championships | SP | 2 | 3A | 8.00 | 2.67 | 10.67 | 3.200 | ||
Budapest Trophy | FS | 11 | CSSp4 | 3.00 | 0.90 | 3.90 | 3.143 | ||
Warsaw Cup | SP | 6 | StSq4 | 3.90 | 1.17 | 5.07 | 3.143 | ||
Warsaw Cup | FS | 10 | ChSq1 | 3.00 | 1.50 | 4.50 | 3.143 | ||
Budapest Trophy | SP | 6 | StSq3 | 3.30 | 1.06 | 4.36 | 3.143 | ||
World Championships | FS | 12 | CSSp4 | 3.00 | 0.94 | 3.94 | 3.111 | ||
NHK Trophy | SP | 6 | StSq4 | 3.90 | 1.23 | 5.13 | 3.111 |
評価の高い要素はステップが並びます。ただ国際大会ではレベル3が上に並んでしまいました。スピンも1番上にあるものはレベル3です。
ジャンプで入ってきているのはナショナルのトリプルアクセルのみ。国際大会ではグランプリシリーズのフランスでトリプルアクセルが+2.889というのはありました。
○4回転トーループ
Event | Elements | Base | GOE | Scores | AvGOE | ||||
Finlandia Trophy | SP | 1 | 4Tq | F | 9.50 | -4.75 | 4.75 | -5.000 | |
Finlandia Trophy | FS | 1 | 4T+2T | 10.80 | -0.63 | 10.17 | -0.750 | ||
Finlandia Trophy | FS | 2 | 4T | 9.50 | -2.85 | 6.65 | -3.000 | ||
Budapest Trophy | SP | 1 | 4T+2T | 10.80 | -2.28 | 8.52 | -2.714 | ||
Budapest Trophy | FS | 1 | 4T+3T | 13.70 | 1.33 | 15.03 | 1.571 | ||
Budapest Trophy | FS | 2 | 4T | 9.50 | 2.09 | 11.59 | 2.286 | ||
Grand Prix de France | SP | 1 | 4T+2T | 10.80 | 1.09 | 11.89 | 1.111 | ||
Grand Prix de France | FS | 1 | 4T+3T | 13.70 | 2.44 | 16.14 | 2.556 | ||
Grand Prix de France | FS | 2 | 4T | 9.50 | 2.31 | 11.81 | 2.444 | ||
Warsaw Cup | SP | 1 | 4T+3T | 13.70 | 2.47 | 16.17 | 2.571 | ||
Warsaw Cup | FS | 2 | 4T+3T | 13.70 | 1.52 | 15.22 | 1.429 | ||
NHK Trophy | SP | 1 | 4T+2T | 10.80 | -0.95 | 9.85 | -1.000 | ||
NHK Trophy | FS | 1 | 4T+2T | 10.80 | 1.09 | 11.89 | 1.111 | ||
NHK Trophy | FS | 2 | 4T | 9.50 | 0.14 | 9.64 | 0.222 | ||
Swiss Championships | SP | 1 | 4T+3T | 13.70 | 1.90 | 15.60 | 2.200 | ||
Swiss Championships | FS | 1 | 4T+3T | 13.70 | 1.90 | 15.60 | 2.000 | ||
European Championships | SP | 1 | 4T+3T | 13.70 | 1.90 | 15.60 | 2.000 | ||
European Championships | FS | 1 | 4T | F | 9.50 | -4.61 | 4.89 | -4.778 | |
World Championships | SP | 1 | 4T+3T | 13.70 | 1.76 | 15.46 | 1.778 | ||
World Championships | FS | 1 | 4T+3T | 13.70 | 2.44 | 16.14 | 2.556 | ||
World Championships | FS | 2 | 4T | 9.50 | 0.54 | 10.04 | 0.667 |
4回転トーループは基本的にはショートフリーで3本飛ぶジャンプです。
今期は8試合で24回飛ぼうとして、1回転になったもの1回、2回転になったのも1回、3回転になったのも1回、転倒2回、それ以外でGOEマイナス4回なので、成功ジャンプは15回。確率は8分の5です。ただ、成功ジャンプ側でもセカンドが2回転になったというものが2回いて、それは本当に成功と呼んでいいのかはわかりません。
3本飛んですべてプラス評価だったのはグランプリシリーズのフランスと世界選手権の2試合。このうちフランスではセカンド2回転があるので、本当に全部成功と言えるのは世界選手権だけだった、とも言えますし、そこまで行くとワールド6位に入れるということでもありました。
○トリプルアクセル
Event | Elements | Base | GOE | Scores | AvGOE | ||||
Finlandia Trophy | SP | 2 | 3A | 8.00 | 2.40 | 10.40 | 2.750 | ||
Finlandia Trophy | FS | 3 | 3A+2T | 9.30 | 1.07 | 10.37 | 1.500 | ||
Finlandia Trophy | FS | 6 | 3A | 8.80 | x | 0.27 | 9.07 | 0.375 | |
Budapest Trophy | SP | 2 | 3A | 8.00 | -1.60 | 6.40 | -1.714 | ||
Budapest Trophy | FS | 3 | 3A+2T | 9.30 | 1.76 | 11.06 | 2.143 | ||
Budapest Trophy | FS | 6 | 3A | 8.80 | x | 2.08 | 10.88 | 2.571 | |
Grand Prix de France | SP | 2 | 3A | 8.00 | 1.71 | 9.71 | 2.111 | ||
Grand Prix de France | FS | 3 | 3A+2T | 9.30 | 1.71 | 11.01 | 2.000 | ||
Grand Prix de France | FS | 6 | 3A | 8.80 | x | 2.29 | 11.09 | 2.889 | |
Warsaw Cup | SP | 2 | 3A | 8.00 | 2.08 | 10.08 | 2.571 | ||
Warsaw Cup | FS | 3 | 3A+2A+SEQ | 11.30 | -1.92 | 9.38 | -2.429 | ||
Warsaw Cup | FS | 6 | 3A | 8.80 | x | -2.56 | 6.24 | -3.286 | |
NHK Trophy | SP | 2 | 3A | 8.00 | 1.83 | 9.83 | 2.222 | ||
NHK Trophy | FS | 3 | 3A+2A+SEQ | 11.30 | 1.49 | 12.79 | 1.889 | ||
NHK Trophy | FS | 6 | 3A | 8.80 | X | 2.06 | 10.86 | 2.556 | |
Swiss Championships | SP | 2 | 3A | 8.00 | 2.67 | 10.67 | 3.200 | ||
Swiss Championships | FS | 3 | 3A+2A+SEQ | 11.30 | -0.53 | 10.77 | -1.000 | ||
Swiss Championships | FS | 6 | 3A | 8.80 | x | 2.40 | 11.20 | 2.800 | |
European Championships | SP | 2 | 3A | 8.00 | 2.06 | 10.06 | 2.556 | ||
European Championships | FS | 3 | 3A | 8.00 | -2.17 | 5.83 | -2.778 | ||
European Championships | FS | 6 | 3A+2A+SEQ | 12.43 | x | 1.60 | 14.03 | 2.000 | |
World Championships | SP | 2 | 3A | 8.00 | 2.29 | 10.29 | 2.778 | ||
World Championships | FS | 3 | 3A+2A+SEQ | 11.30 | 1.49 | 12.79 | 1.889 | ||
World Championships | FS | 6 | 3A | 8.80 | x | 1.94 | 10.74 | 2.333 |
トリプルアクセルもショートフリーで3回飛ぶジャンプです。8試合で24回飛んで、GOEマイナスは5回です。転倒は無し。これは高い成功率を誇っていると言えそうです。シーズン前半はセカンドで2回転トーループを付けていましたが、途中からダブルアクセルを付けられるようになりました。これは基礎点が2.00上がる改良であり、効果的でした。
○3連続の要素
Event | Elements | Base | GOE | Scores | AvGOE | ||||
Finlandia Trophy | FS | 7 | 3F+1Eu+3S | 11.11 | x | 0.88 | 11.99 | 1.625 | |
Budapest Trophy | FS | 7 | 3F+1Eu<<+2S | << | 7.26 | x | -2.12 | 5.14 | -4.000 |
Grand Prix de France | FS | 7 | 3F!+1Eu+3S | ! | 11.11 | x | 0.15 | 11.26 | 0.222 |
Warsaw Cup | FS | 7 | 3F+1Eu+2S | 7.81 | x | 0.85 | 8.66 | 1.429 | |
NHK Trophy | FS | 7 | 2Fe+1Eu+3S | e | 6.86 | X | -0.74 | 6.12 | -1.667 |
Swiss Championships | FS | 7 | 3F+1Eu+2F | 8.36 | x | 1.06 | 9.42 | 2.200 | |
European Championships | FS | 7 | 3F+1Eu+2S | 7.81 | x | 0.68 | 8.49 | 1.222 | |
World Championships | FS | 7 | 3F+1Eu+2S | 7.81 | x | 0.68 | 8.49 | 1.222 |
3連続は後半にフリップから飛びます。3つ目にサルコウ付ける型ですが、ナショナルではフリップを付けるという変化版を試していました。
GOEプラスになったのは8試合中6回ありますが、しっかり3回転付いてGOEプラスなのは2回だけです。これをしっかり3回転に出来るかどうかで3.30変わってきますので、結構重要な改善ポイントとなります。
昨季躍進したブリッチギー選手。それが瞬間最大風速なフロックではなく、持続可能な実力であることを今期は示してくれました。ただ、今の構成ではスコア的に限界が近づいてきています。4回転2種類目を入れられるかどうか。これが入ってくると、300点近くまで出して、展開次第でワールド表彰台争い、というところまで行けるかもしれません。