23-24 壷井達也

2002年12月17日生まれ

シニア2シーズン目

シーズン獲得賞金:$0

世界ランキング:45位

シーズンランキング:73位

シーズンベストスコア 254.81(18位) チャレンジカップ

ショートプログラムシーズンベスト 85.80 チャレンジカップ

フリーシーズンベスト 169.01 チャレンジカップ

スピンレベル4率 22/54 = 40.7%(国際大会:8/18 = 44.4%)

ステップレベル4率 2/18 = 11.1%(国際大会:0/6 = 0.00%)

スピンオールレベル4 1/8(国際大会:1/3)

スピンステップオールレベル4 0/8(国際大会:0/8)

ジャンプ回転不足率 9/90 = 10.0%(国際大会:3/30 = 10.0%)

ジャンプ回転不足なし 2/8(国際大会:1/3)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 0/8(国際大会:0/3)

 

○23-24シーズンの戦績

Grade Event Pl Total SP FS
DL げんさんサマーカップ 4 230.82 87.25 143.57
RT 近畿選手権 1 232.09 81.07 151.02
DL 全兵庫選手権 1 220.53 71.50 149.03
GP Skate America 8 216.98 72.57 144.41
GP NHK Trophy 9 216.62 64.63 151.99
NC 全日本選手権 7 252.34 85.85 166.49
NG 国民体育大会 6 217.93 55.15 162.78
IC Challenge Cup 2 254.81 85.80 169.01
DL アンリシャルパンティエ 1 142.45   142.45
DL 国公立大学フリースケーティング競技会 1 81.90 81.90  

壷井選手は昨季シニアデビュー。グランプリシリーズ2試合を5位と4位、ワールドユニバーシティゲームズで2位と一定の結果を残しています。

 

今期はげんさんサマーカップから。ショートは4回転サルコウ込みで全要素全ジャッジプラス評価幸先の良いスタートを切ります。しかしながらフリーは4回転2本で2転倒。こちらは散々な出来で230.82で終わりました。

 

チャレンジャーシリーズへの出場は無く、近畿選手権へ出てきます。4回転はショートで成功、フリーは1本目成功したものの2本目で転倒。トータルスコア232.09で優勝します。

2週間後には全兵庫選手権に出場しますがショートで2転倒。220.53とスコアを落としています。

 

そして翌週、グランプリシリーズへ。調子を落としている中でのスケートアメリカとなります。ショートプログラムは4回転サルコウをアンダーローテーションで転倒という最悪の出だして72.57 9位スタートとなります。フリーは4回転を2本決めて巻き返すかと思われたのですが次の3連続で転倒。さらにトリプルループでも転倒。フリー144.41に留まってトータル216.98 何とか8位には入ってポイントは獲得しました。

 

2戦目は最終のNHK杯になります。ここではショートがジャンプ3つすべてマイナス評価。最後のコンビネーションでは転倒とうまくいかず、国際大会過去最低の64.63で12位となってしまいます。フリーは4回転2本を決め、次の3連続も降り、巻き返していったのですが最後のルッツ転倒がもったいなかったです。フリー151.99でトータル216.62で結局9位。最後のルッツがコンビネーション付きでしっかり決まっていれば7位まではあってポイント入ったのですが残念でした。

 

今期結果を残せないまま全日本を迎えてしまいました。代表権争いでは何も名前の入っていない状態で、はっきり言えば圏外です。ただ、4大陸なら、例年の選考傾向で考えと全日本で上位に入っていけば選んでもらえる可能性はありそうではあります。

ショートプログラムは第4グループ3番滑走で登場。ジャンプ3つすべてしっかり決めて全要素プラス評価をもらいました。85.85を出して7位につけます。上位6人は国際経験豊富ないわば6強とも言えるメンバーで全員格上。落ちてくるのは期待せず、自分がいいスコア出していくしか勝つ術は見いだせなさそう、というフリーは第3グループ最終滑走。直前に似たような立場の吉岡選手がいい演技を見せていました。冒頭の4回転サルコウはqついてのステップアウトで大幅減点つきましたが、2つ目はセカンドもつけてしっかり決めてきました。トリプルアクセルからの3連続も素晴らしい出来。以降のジャンプも次々と決めていきフリー166.49は国内外の試合で過去最高のスコア。トータル252.34は人生初の250点台で首位に立ち、残り6人を待ちます。しかし、残りの6人は強すぎました。結局7位。結果は残念な部分もありますが、一定の結果を残しました。

 

年が明けて1月には国体改め国民スポーツ大会の出場。ここでショートはジャンプ3つすべて転倒というどうしちゃったんですか? という出来で55.15という目を疑うスコア。一方でフリーは4回転を1本にしたこともあって全要素プラス評価をもらって162.78 よくわからない展開でトータル217.93ですが順位は6位でした。

 

B級大会の派遣はもらって2月にはチャレンジカップへ。ショートプログラム、今回はジャンプしっかり決めて85.80 いい方のショートが出ました。フリーも素晴らしい出来。4回転2本、それもセカンド3回転付きで決めてきました。3連続の3つ目が2回転になったのがジャンプの唯一のミス。フリー169.01は自己最高スコアでトータル254.81も自己最高スコア。せっかくなので優勝したかったですが、わずかに届かず2位でした。

 

その後、国内で3月にフリーだけの試合、アンリシャルパンティエ杯に出場し142.45 さらに翌週、国公立大学フリースケーティング競技会という名前の試合なのに、6級以上の選手はショートプログラムだけ滑るという不思議ルールでしたが81.90 どちらもこのクラスの選手が出て問題になるような試合でもなく優勝しました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
げんさんサマーカップ 230.82 121.29 111.53 85.44 4.18 20.59 11.08
近畿選手権 232.09 123.07 110.02 87.38 3.90 18.65 13.14
全兵庫選手権 220.53 107.86 115.67 87.56 -12.31 20.29 12.32
Skate America 216.98 111.82 108.16 85.80 -3.02 18.63 10.41
NHK Trophy 216.62 112.54 106.08 83.54 -4.06 22.83 10.23
全日本選手権 252.34 134.52 117.82 92.95 9.28 20.89 11.40
国民体育大会 217.93 113.75 108.18 83.79 -0.88 19.48 11.36
Challenge Cup 254.81 141.81 113.00 89.66 19.40 20.46 12.29
アンリシャルパンティエ 142.45 68.02 76.43 52.83 -5.01 11.48 8.72
国公立大学競技会 81.90 45.87 37.03 28.39 1.96 10.58 4.94

トータルスコアは230点台で始まり、シーズン中盤、グランプリシリーズで210点台に沈んでしまいましたが、後半には250点台も出してきました。チャレンジカップはB級大会でISU公認はされませんが、今期のスコアのランキングとしては18位に相当します。これがISU公認試合で出せればというものでした。ISUシーズンベストはスケートアメリカの216.98なので47位です。

技術点はグランプリシリーズは110点台、全日本は130点台、チャレンジカップは140点台まで出しました。チャレンジカップの141.81は今期の全選手の中で8位にあたる高いスコアです。

PCSは全日本でも117.82まで、チャレンジカップも113.00まででした。1項目平均7.5程度です。いい結果の出た試合ではPCSよりも技術点の方が明らかに稼ぐタイプの選手ということになっています。

ジャンプの基礎点は全日本で90点台がありますが他は80点台までです。加点の方はチャレンジカップで19.40というすごいものがありました。今期全選手中4位相当です。B級参考記録ではあるのですが、すごい加点でした。

スピンは18点台から20点台です。NHK杯だけ22.83まで出ました。スピンはレベル4率が5割を下回っていてあまり得意ではなさそうです。

ステップ系要素は近畿選手権は13.14がありますが、国際大会では12点台まで、グランプリシリーズは10点台です。国際大会のレベル4はゼロ。レベルが2になることも目立ちます。ステップも得意とは言えなさそうです。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
げんさんサマーカップ 55.22 56.21 56.72 50.69 48.31 53.66
近畿選手権 55.55 57.37 56.37 44.02 57.72 52.65
全兵庫選手権 52.56 57.48 36.31 49.66 53.97 56.42
Skate America 51.64 56.43 47.81 43.95 45.25 51.41
NHK Trophy 51.55 55.07 46.52 58.38 44.43 50.02
全日本選手権 60.78 60.71 63.03 51.72 49.77 57.86
国民体育大会 51.89 55.22 50.46 46.87 49.59 51.42
Challenge Cup 61.42 58.74 75.56 50.24 53.84 54.64

トータルスコアはいい結果を残した2試合で60台に乗せました。それ以外は50台前半にとどまります。

ジャンプの基礎点は50台後半あたりです。全日本だけ60に乗せました。

加点の方はグランプリ2試合含め平均割れの試合も目立ちます。全日本は60台出しました。チャレンジカップは驚異の75.56 B級参考記録ですが素晴らしい結果でした。

スピンは平均前後で平均割れもかなり目立ちます。NHK杯だけ50台後半までありました。

ステップ系要素は平均割れの方が標準です。

PCSは50台前半から中盤あたりまでです。

ジャンプしっかり決まればトータル偏差値60にまで乗せられる上位の選手に入ってきます、というところでしょうか。

 

 

壷井達也選手の要素別偏差値レーダーチャート23-24

レーダーチャートはいい時は右寄りです。悪い時はバランス型になってきます。NHK杯だけ下が伸びる少し他とは違う傾向を示しました。

基本的にはジャンプが良ければトータルスコア伸びるけど、そうでないときはすべての要素で普通くらいの選手になる、ということのようです。

 

●シーズン最高の基礎点構成

チャレンジカップ ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S   9.70   2.91 12.61 2.857
2 FCSp2   2.30   0.23 2.53 0.857
3 3A   8.00   1.92 9.92 2.429
4 CCoSp3   3.00   0.60 3.60 1.857
5 StSq3   3.30   0.86 4.16 2.571
6 3Lz!+3T ! 11.11 x 0.12 11.23 0.286
7 CSSp4   3.00   0.84 3.84 2.714
  TES   40.41   7.48 47.89  

ショートプログラムは国際大会ではチャレンジカップの40.41が最高基礎点でした。4回転のサルコウがありコンビネーションはトリプルルッツからで1.1倍に入れます。スピンはレベル2と3があり、ステップはレベル3で40.41です。

スピンステップをレベル4に出来れば2.00基礎点上がって42.41に出来ます。スピンステップのレベルアップ、中野先生に鍛えてもらって何とかしたい課題です。

 

NHK杯 フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 4S+2T   11.00   2.08 13.08 2.222
2 4S   9.70   2.36 12.06 2.556
3 3Aq+1Eu+3S q 12.80   -0.69 12.11 -0.889
4 FSSp4   3.00   0.51 3.51 1.667
5 StSq3   3.30   0.28 3.58 0.778
6 3Lo   4.90   0.42 5.32 0.889
7 3A   8.80 X 1.60 10.40 2.000
8 3F   5.83 X 0.98 6.81 1.889
9 3Lz F 6.49 X -2.95 3.54 -5.000
10 CCoSp4   3.50   0.50 4.00 1.444
11 ChSq1   3.00   0.64 3.64 1.333
12 FCCoSp4   3.50   0.55 4.05 1.556
  TES   75.82   6.28 82.10  

フリーはNHK杯で75.82という基礎点がありました。4回転はサルコウ2本。セカンドジャンプはダブルトーループ1つだけ、3連3サルコウはあり、スピンオールレベル4、ステップはレベル3で75.82です。全日本はスピンでVつきましたが、ルッツからのコンビネーションでセカンド3回転ついて79.57という基礎点を出せていました。

目指している構成はこの構成でステップをレベル4にして、ルッツからコンビネーション付けることだと思われますが、それが出来れば5.22基礎点上がって81.04の基礎点になります。8点台の基礎点が可能な構成です。

今の時点では4回転2種類目より、この構成をきっちりこなせるようにしたいというところだと思いますが、もったいないのはシークエンスのアクセルが使えていないことです。それを使うには4回転サルコウのセカンドに3回転トーループを問題なく跳べるようになる必要もあります。今期も複数回飛べていますので、それが飛べた時は後半にルッツからダブルアクセルのシークエンス、という構成を出来ると基礎点上げていくことができます。

 

○平均GOE2.600以上

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
Challenge Cup FS 1 4S+3T   13.90   3.69 17.59 3.714
げんさんサマーカップ SP 1 4S   9.70   3.23 12.93 3.200
Challenge Cup FS 2 4S   9.70   2.91 12.61 3.143
アンリシャルパンティエ FS 11 ChSq1   3.00   1.50 4.50 3.000
全兵庫選手権 SP 5 StSq3   3.30   0.99 4.29 3.000
全日本選手権 SP 1 4S   9.70   2.91 12.61 3.000
全日本選手権 FS 3 3A+1Eu+3S   12.80   2.29 15.09 2.889
Challenge Cup SP 1 4S   9.70   2.91 12.61 2.857
近畿選手権 FS 11 ChSq1   3.00   1.50 4.50 2.800
アンリシャルパンティエ FS 5 StSq3   3.30   0.92 4.22 2.800
アンリシャルパンティエ FS 6 3Lo   4.90   1.37 6.27 2.800
近畿選手権 SP 3 3A   8.00   2.13 10.13 2.800
国公立大学競技会 SP 1 4S+3T   13.90   2.91 16.81 2.800
全日本選手権 FS 6 3Lo   4.90   1.33 6.23 2.778
Challenge Cup SP 7 CSSp4   3.00   0.84 3.84 2.714
Challenge Cup FS 6 3Lo   4.90   1.37 6.27 2.714
全日本選手権 FS 11 ChSq1   3.00   1.36 4.36 2.667
げんさんサマーカップ SP 6 3Lz+3T   11.11 X 1.57 12.68 2.600
全兵庫選手権 FS 1 4S+3T   13.90   2.52 16.42 2.600
国公立大学競技会 SP 6 StSq4   3.90   1.04 4.94 2.600

壷井選手の評価の高い要素はジャンプになっています。チャレンジカップでは4回転サルコウからのコンビネーションで+3.714という高評価でした。コレオは国内ローカル参考で+3.000がありました。スピンはチャレンジカップで足替えのシットスピンが+2.714もらっています。

残念なのは、グランプリシリーズ2試合でここに載ってくるような高評価の要素が無かったことかと思います。

 

○4回転サルコウ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ SP 1 4S   9.70   3.23 12.93 3.200
げんさんサマーカップ FS 1 4S< < F 7.76   -3.88 3.88 -5.000
げんさんサマーカップ FS 2 4S<+REP < F 5.43   -3.88 1.55 -5.000
近畿選手権 SP 1 4S   9.70   1.94 11.64 2.000
近畿選手権 FS 1 4S   9.70   0.65 10.35 0.600
近畿選手権 FS 2 4S<+REP < F 5.43   -3.88 1.55 -5.000
全兵庫選手権 SP 1 4S F 9.70   -4.85 4.85 -5.000
全兵庫選手権 FS 1 4S+3T   13.90   2.52 16.42 2.600
全兵庫選手権 FS 2 4S   9.70   -1.55 8.15 -1.600
Skate America SP 1 4S< F 7.76   -3.88 3.88 -5.000
Skate America FS 1 4S+3T   13.90   2.36 16.26 2.556
Skate America FS 2 4S   9.70   1.52 11.22 1.556
NHK Trophy SP 1 4Sq q 9.70   -1.80 7.90 -1.778
NHK Trophy FS 1 4S+2T   11.00   2.08 13.08 2.222
NHK Trophy FS 2 4S   9.70   2.36 12.06 2.556
全日本選手権 SP 1 4S   9.70   2.91 12.61 3.000
全日本選手権 FS 1 4Sq q 9.70   -4.57 5.13 -4.556
全日本選手権 FS 2 4S+2T   11.00   2.22 13.22 2.222
国民体育大会 SP 1 4S F 9.70   -4.85 4.85 -5.000
国民体育大会 FS 1 4S   9.70   2.91 12.61 2.400
Challenge Cup SP 1 4S   9.70   2.91 12.61 2.857
Challenge Cup FS 1 4S+3T   13.90   3.69 17.59 3.714
Challenge Cup FS 2 4S   9.70   2.91 12.61 3.143
アンリシャルパンティエ FS 2 4S< < F 7.76   -3.88 3.88 -5.000
国公立大学競技会 SP 1 4S+3T   13.90   2.91 16.81 2.800

4回転サルコウはショートフリーで合計3本飛ぶ構成です。今季25本飛んでアンダーローテーションの転倒4回、基礎点満額の転倒3回、それ以外のGOEマイナス3回で成功ジャンプは15回です。成功率6割。悪くはありません。実際、トータルスコアは伸びなかったグランプリシリーズ2試合も、スケートアメリカはショート転倒したもののフリーは2本決めていますし、NHK杯はショートはqでGOEマイナスですがフリーは2本決めています。

コンビネーションで跳びたかったのは何回と数えるのがいいかわかりませんが、セカンドで3回転が付いたのは4回です。シークエンスを入れないなら、セカンド3回転は後半のルッツで入れる方がお得なので、4回転に付けるセカンドはフリーで2回転を飛べれば十分ではあります。なので、2回転で跳んでいるのが成功なのか失敗なのか判断付かないのですが、コンスタントに3回転付けて、後半にダブルアクセルを入れられるようにして行けたらいいなと思います。

チャレンジカップではコンビネーションで+3.714の高評価でした。これは今期の全選手の4回転サルコウの中で4位、コンビネーションの中では2位という高評価となっています。

 

○4回転トーループ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
アンリシャルパンティエ FS 1 4T< < F 7.60   -3.80 3.80 -5.000

壷井選手は3月の国内ローカル試合で4回転トーループを初めて実戦投入しました。アンダーローテーションの転倒ということで、まだ実を結んでいません。

どこかの段階で4回転2種類入ってくると上位で勝負する準備が整うので、これも装備していきたい要素かと思います。

 

○3連続の要素

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
げんさんサマーカップ FS 3 3A+1Eu+3S   12.80   1.33 14.13 1.600
近畿選手権 FS 3 3A+1Eu+3S   12.80   1.60 14.40 1.800
全兵庫選手権 FS 3 3A<+1Eu<<+2S <<  7.70   -2.94 4.76 -4.600
Skate America FS 3 3A+1Eu+3S F 12.80   -3.89 8.91 -4.667
NHK Trophy FS 3 3Aq+1Eu+3S q 12.80   -0.69 12.11 -0.889
全日本選手権 FS 3 3A+1Eu+3S   12.80   2.29 15.09 2.889
国民体育大会 FS 3 3A+1Eu+3S   12.80   2.13 14.93 2.200
Challenge Cup FS 3 3A+1Eu+2S   9.80   1.76 11.56 2.143
アンリシャルパンティエ FS 3 3A+1Eu+2S   9.80   0.80 10.60 1.000

3連続ジャンプはフリーを滑った9試合ですべてしっかり入りました。転倒が1回、ダウングレードが付いたのが1回、それ以外のGOEマイナスが1回でGOEプラスの成功は6回です。ただ、サルコウが3回転でGOEプラスなのは4回なのでそれを成功と見ると5割以下の成功率となってしまいます。

4回転が1種類なので、トリプルアクセルからの3連続は大事な得点源となっています。チャレンジカップはこの3つ目のサルコウが3回転なら、シニアの国際大会として初優勝が出来ていました。しっかり決めていきたい要素かと思われます。

 

壷井選手、昨季はしっかり存在感を示したグランプリシリーズで今期は結果を残せませんでした。チャレンジカップは素晴らしい出来でしたがISU非公認。来期グランプリ枠があるかどうか微妙です。全日本7位はあるので、チャレンジャーシリーズの派遣はあるのではないかと思われます。そういう意味ではまだ国際舞台で戦っていくチャンスは十分あります。来期は何とかISU公認試合での結果を残していただけたらと思います。