23-24 アダムハガラ

2006年4月26日生まれ

ジュニア5シーズン目

シーズン獲得賞金:$11,000

世界ランキング:23位

シーズンランキング:16位

スピンレベル4率 37/63 = 58.7%(国際大会:34/57 = 59.6%)

ステップレベル4率 1/16 = 6.2%(国際大会:1/14 = 7.14%)

スピンオールレベル4 0/10(国際大会:0/9)

スピンステップオールレベル4 0/10(国際大会:0/9)

ジャンプ回転不足率 1/104 = 0.96%(国際大会:1/94 = 1.06%)

ジャンプ回転不足なし 9/10(国際大会:8/9)

スピンステップオールレベル4ジャンプ回転不足なし 0/10(国際大会:0/9)

 

○23-24シーズンの戦績

J/S Grade Event Pl Total SP FS
J JGP JGP Austria 1 220.33 74.01 146.32
J JGP JGP Budapest 4 200.10 74.94 125.16
S CS Nepela Memorial 5 222.78 74.27 148.51
S IC Tirnavia Ice Cup 2 200.24 59.86 140.38
S CS Warsaw Cup 8 205.53 66.90 138.63
J JGPF Junior Grand Prix Final 3 213.26 71.43 141.83
S NC Four Nationals 1 208.93 73.88 135.05
S EC European Championships 11 220.82 74.97 145.85
J Others Youth Olympic 2 216.23 75.06 141.17
J WJ World Junior 3 225.61 78.02 147.59
S WC World Championships 35 65.37 65.37  

ハガラ選手は今期でジュニア5シーズン目。昨季はヨーロッパ選手権18位、世界ジュニア14位、世界選手権23位。チャンピオンシップのはしごをしながらパーソナルベストを200点台に上げてきました。

 

今期もジュニアグランプリシリーズからスタート。ショートプログラムはジャンプ3つ含めノーミスで全要素プラス評価。パーソナルベスト更新の74.01を出して首位に立ちます。フリーは最終滑走、まだ表彰台にも立ったことのないジュニアグランプリシリーズ、126.98以上で表彰台、137.76以上で優勝出来るという局面です。パーソナルベストは132.97、非公認ながらシニアルールで138.35は出したことがありますが優勝は高いハードルです。冒頭からトリプルアクセル2本を決めると次の3-3も決めます。後半に入って3連続も決め、最後のサルコウだけマイナス付きましたがほぼノーミス。146.32とパーソナルベスト大幅更新でトータル220.33も当然パーソナルベスト。ジュニアグランプリシリーズ初優勝を果たします。

 

2戦目はブダペスト。表彰台でファイナルきまります。4位は微妙で後の結果待ちという立ち位置になります。好調キープでショートプログラムはまたもノーミス全要素プラス評価で74.94を出しでパーソナルベスト更新し首位に立ちます。このまま2連勝でファイナルへ、と行きたいところでしたがフリーはうまくいきませんでした。驚きの3転倒で125.16に留まりトータル200.10で4位。ファイナル進出を決められませんでした。

最終的に残りの試合が進んで、1位と4位でファイナル進出の権利は確保しました。

 

翌週、連戦でチャレンジャーシリーズのネペラメモリアルに出場してきます。ここはフリーで全要素プラス評価。シニアルールでステップ1つ分多いこともあって148.51とパーソナルベスト更新。トータルも222.78でパーソナルベスト更新で5位に入ります。

10月11月とシニアの試合に建て続けて出場。ティルナビアアイスカップはショートでトリプルアクセルを転倒しトータル200.24に留まります。チャレンジャーシリーズのワルシャワカップでは205.53で8位。昨季はぎりぎり何とか200点まで出せるかどうか、という位置にいた選手ですが、今期は悪い試合でも200点台を連発してきます。

 

12月に入ってジュニアグランプリファイナル。近い力の選手6人が集まる誰が勝つか全くわからない試合です。ショートプログラムは1番滑走で出てきます。トリプルアクセルでオーバーターンありましたが全体的にしっかりまとめて71.43 6人滑って3位で折り返します。フリーは4番滑走で表彰台確定させるには150.77が必要という状況になっています。トリプルアクセル1本目はセカンドに2回転もつけてきました。2本目がステップアウトながら降ります。以降も大きなミスなく滑って141.83 トータル213.26で2位につけて残り2人を待ちます。最終順位は3位。ジュニアグランプリファイナルの表彰台に上りました。

 

翌週は近隣4カ国が集まって合同ナショナルとして開催される4ナショナルズに出場。208.93で優勝します。

年が明けてヨーロッパ選手権、早くも今期8戦目です。ショートプログラムはジャンプ3つすべて決めて74.97ですが、さすがにシニアのチャンピオンシップ。自己ベストのスコアでも11位スタートになります。フリーもトリプルアクセル2本をしっかり決めて145.85 トータル220.82でショートと変わらず11位。自己最高位を更新しました。

 

ヨーロッパ選手権の後はユースオリンピックに出るというなかなかないスケジュールです。このショートもジャンプ3つすべて決めて75.06という自己ベスト相当のスコアで首位と1.32差の2位に付けます。逆転に向けてのフリー。トリプルアクセル2本を決め、ジャンプはルッツで!が付いたくらい、出来ることはやって141.17を出してトータル216.23 これが0.50差、わずかに届かずの2位。タイトルには手が届きませんでした、ジュニアグランプリファイナルに続いてジュニアの大きな大会で表彰台に乗ってきました。

 

そして3月は世界ジュニアです。今期は優勝候補の一人として乗り込みます。ショートプログラムは好調キープ、またも全要素プラス評価で78.02のパーソナルベスト。首位と2.56差の3位で折り返します。フリーは冒頭のトリプルアクセルからのコンビネーションでオーバーターン付いたくらいであとはいい滑りでした。147.59を出してトータル225.61 最終順位は3位。これで今期のジュニアの大きな大会3つすべてで表彰台に乗った形となりました。

 

主要大会に出続けるハガラ選手。世界ジュニアから世界選手権へはしごです。さすがに疲れと、レベルが高いのでミス出来ないプレッシャーもあったでしょうか。トリプルアクセルがステップアウト。次の苦手の足替えのコンビネーションスピンがノーバリュー。65.37で35位となってフリーに通過できない形で終わりました。

 

○要素別スコア

Event Total TES PCS J Base J GOE Spin Step
JGP Austria 220.33 119.35 100.98 80.00 11.05 21.80 6.50
JGP Budapest 200.10 106.74 97.36 78.40 -0.29 21.38 7.25
Nepela Memorial 222.78 118.19 104.59 75.91 10.89 20.81 10.58
Tirnavia Ice Cup 200.24 98.60 102.64 69.71 -0.24 18.20 10.93
Warsaw Cup 205.53 107.52 98.01 72.61 6.84 17.51 10.56
Junior Grand Prix Final 213.26 110.93 102.33 80.00 3.02 20.66 7.25
Four Nationals 208.93 104.94 105.99 72.61 3.85 18.29 10.19
European Championships 220.82 117.40 103.42 78.81 8.24 19.73 10.62
Youth Olympic 216.23 113.15 103.08 80.00 7.30 17.38 8.47
World Junior 225.61 119.27 106.34 80.00 9.47 21.96 7.84
World Championships 65.37 32.15 33.22 23.99 -1.53 6.06 3.63

トータルスコアは今期は全試合200点を超えました。最高で225.61まで。220点台が4試合あります。225.61は今期のジュニア選手の中で3位にあたるスコアです。

技術点は119.35が最高です。今期のジュニアの中で2位にあたります。

PCSは100点台が並び、世界ジュニアで106.34が出ました。1項目平均7点を超えるあたりまで来ています。106.34は今期のジュニア全選手の中で13位。かなり技術点に寄った点の取り方になります。

ジャンプの基礎点は80.00が4試合あります。ジャンプで基礎点削られるミスが無い試合が多かったということが言えそうです。今期のジュニアの中で5位にあたります。

加点の方は割とプラスの試合が多く、二桁も2試合あり最高は11.05稼ぎました。今期のジュニアの中で2位です。

スピンはばらつきが大きく21点台まで出せる試合もありますが17点台というのも2試合あります。

ステップ系要素はシニアルールの試合で10点台、ジュニアルールでは8点台もありますが7点台が目立ちます。

スピンステップはあまり稼げていないようです。

 

○要素別偏差値

Event Total J Base J GOE Spin Step PCS
JGP Austria 52.51 52.95 65.22 54.85 40.78 46.62
JGP Budapest 47.28 51.99 51.19 53.40 47.63 44.20
Nepela Memorial 53.14 50.50 65.02 51.44 46.03 49.03
Tirnavia Ice Cup 47.32 46.78 51.25 42.47 47.63 47.72
Warsaw Cup 48.68 48.52 60.01 40.10 45.94 44.63
Junior Grand Prix Final 50.68 52.95 55.28 50.93 47.63 47.52
Four Nationals 49.56 48.52 56.31 42.78 44.25 49.96
European Championships 52.64 52.24 61.75 47.73 46.21 48.24
Youth Olympic 51.45 52.95 60.58 39.66 57.76 48.02
World Junior 53.87 52.95 63.27 55.40 33.52 50.19

トータルスコアは50前後の偏差値です。

ジャンプの基礎点も50前後です。まだ4回転がありませんのでこれくらいまでになってきます。

ジャンプの加点の方は60台を普通に出してきます。基礎点は稼げないけれど安定しているという構図です。

スピンは40台の偏差値が目立ちます。世界ジュニアこそ50台中盤でしたが40台が目立ちます。

ステップ系要素はレベル4が唯一取れたユースオリンピックはジュニア補正もあって50台後半ですが後は40台にとどまり、世界ジュニアでは30台となりました。

PCSも40台がほとんどです。

ジャンプで点を取っているという構図になっています。

 

アダムハガラ選手の要素別偏差値レーダーチャート23-24

レーダーチャートは明らかな右寄り。右下に伸びる割と珍しい形になっています。ジャンプで大崩れしないのが魅力です。

 

●シーズン最高の基礎点構成

○世界ジュニア ショートプログラムの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3F+3T   9.50   1.14 10.64 2.222
2 3A   8.00   2.06 10.06 2.667
3 CCSp3   2.80   0.36 3.16 1.111
4 3Lz   6.49 x 1.35 7.84 2.333
5 FSSp4   3.00   0.47 3.47 1.444
6 StSq3   3.30   0.61 3.91 1.889
7 CCoSp4   3.50   0.60 4.10 1.667
  TES   36.59   6.59 43.18  

ショートプログラムの最高基礎点は36.59でした。フリップからのコンビネーションでトリプルアクセルがあり、1.1倍は単独ルッツ。スピン1つレベル3でステップレベル3により36.59です。

3つ目の要素に入っている足替えのキャメルスピンが今期は一度もレベル4を取ることができませんでした。4回転が無いなかではスピンステップのレベルは取っていきたいところかと思います。

そして、シニアのカテゴリーの試合が増えていますので、4回転もそろそろほしいところなのだろうとも思います。

 

ヨーロッパ選手権 フリーの構成

  Elements    BaseValue   GOE Scores AvGOE
1 3A+2T   9.30   1.03 10.33 1.333
2 3A   8.00   1.60 9.60 1.889
3 3F+3T   9.50   0.61 10.11 1.111
4 3Lo   4.90   -0.07 4.83 -0.111
5 FCCoSp4   3.50   -0.10 3.40 -0.222
6 3F+2A+2A+SEQ   11.90   0.98 12.88 1.889
7 3Lz   6.49 x 1.01 7.50 1.778
8 CSSp4   3.00   0.09 3.09 0.222
9 StSq3   3.30   0.19 3.49 0.667
10 3S   4.73 x 0.18 4.91 0.556
11 ChSq1   3.00   0.36 3.36 0.556
12 CCoSp4   3.50   -0.15 3.35 -0.444
  TES   71.12   5.73 76.85  

フリーはヨーロッパ選手権で71.12の基礎点がありました。4回転はなし。2回飛ぶジャンプはトリプルアクセルトリプルフリップ。シークエンスのアクセル2回使い。スピンオールレベル4でステップレベル3があって71.12です。ステップレベル4なら71.72にはなります。ここから基礎点上げるには4回転が求められる、というところに来ています。

 

○平均GOE2.200以上

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
World Junior FS 6 3F+2A+2A+SEQ   13.09 x 1.51 14.60 2.889
World Junior SP 2 3A   8.00   2.06 10.06 2.667
JGP Austria FS 2 3A   8.00   2.06 10.06 2.556
JGP Budapest FS 6 3F+2A+2A+SEQ   13.09 x 1.36 14.45 2.556
Junior Grand Prix Final FS 6 3F+2A+2A+SEQ   13.09 x 1.36 14.45 2.444
World Junior SP 4 3Lz   6.49 x 1.35 7.84 2.333
Youth Olympic FS 1 3A+2T   9.30   1.83 11.13 2.333
Nepela Memorial SP 2 3A   8.00   1.92 9.92 2.286
Nepela Memorial FS 4 3Lo   4.90   1.08 5.98 2.286
Nepela Memorial FS 10 3S   4.73 x 0.95 5.68 2.286
Four Nationals SP 1 3F+3T   9.50   1.15 10.65 2.250
JGP Austria SP 1 3F+3T   9.50   1.14 10.64 2.222
World Junior FS 4 3Lo   4.90   1.12 6.02 2.222
World Junior SP 1 3F+3T   9.50   1.14 10.64 2.222
World Championships SP 4 3Lz   6.49 x 1.26 7.75 2.222
Tirnavia Ice Cup FS 6 3F+2A+2A+SEQ   11.90   1.06 12.96 2.200
Tirnavia Ice Cup FS 2 3A   8.00   1.60 9.60 2.200

評価の高い要素はジャンプです。上記にはすべてジャンプが並びました。後半に入れた3連続が1シーズン通じて自信の最高評価要素になる、という選手はなかなか珍しいです。

ここに載っていないですが、スピンはフライングシットスピンで+2.111が最高でした。ステップは+1.889、コレオも+1.889が最高で+2点台はありません。スピンステップは上位との差はかなり大きそうです。

 

トリプルアクセル(B級大会以外の国際大会)

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
JGP Austria SP 2 3A   8.00   1.49 9.49 1.778
JGP Austria FS 1 3A+2T   9.30   1.60 10.90 1.889
JGP Austria FS 2 3A   8.00   2.06 10.06 2.556
JGP Budapest SP 2 3A   8.00   1.49 9.49 1.889
JGP Budapest FS 1 3A+2T   9.30   1.49 10.79 1.889
JGP Budapest FS 2 3A< F 6.40   -3.20 3.20 -5.000
Nepela Memorial SP 2 3A   8.00   1.92 9.92 2.286
Nepela Memorial FS 1 3A+2T   9.30   1.44 10.74 1.714
Nepela Memorial FS 2 3A   8.00   1.60 9.60 1.857
Warsaw Cup SP 2 3A   8.00   0.32 8.32 0.429
Warsaw Cup FS 1 3A+2T   9.30   1.28 10.58 1.571
Warsaw Cup FS 2 3A   8.00   0.16 8.16 0.143
Junior Grand Prix Final SP 2 3A   8.00   -1.14 6.86 -1.444
Junior Grand Prix Final FS 1 3A+2T   9.30   1.14 10.44 1.333
Junior Grand Prix Final FS 2 3A   8.00   -2.40 5.60 -3.000
European Championships SP 2 3A   8.00   0.91 8.91 1.111
European Championships FS 1 3A+2T   9.30   1.03 10.33 1.333
European Championships FS 2 3A   8.00   1.60 9.60 1.889
Youth Olympic SP 2 3A   8.00   0.69 8.69 0.778
Youth Olympic FS 1 3A+2T   9.30   1.83 11.13 2.333
Youth Olympic FS 2 3A   8.00   -0.11 7.89 0.000
World Junior SP 2 3A   8.00   2.06 10.06 2.667
World Junior FS 1 3A+2T   9.30   -1.49 7.81 -1.556
World Junior FS 2 3A   8.00   1.14 9.14 1.444
World Championships SP 2 3A   8.00   -3.77 4.23 -4.556

ハガラ選手は今期11試合も出ていますので、掲載試合は多少絞りました。トリプルアクセルはショートフリーで合計3回飛ぶジャンプです。今期は28回飛んで転倒1回、それ以外のGOEマイナスが4回あり、成功ジャンプは23回です。成功率はかなり高かったのですが、ジュニアグランプリファイナルで2つマイナスが付き、世界ジュニアも1つマイナス。世界選手権は大きなマイナスでショート落ちの要因となったのをはじめ、大事な試合でしっかり決めていればもう一段階上の結果が得られそうだった、という点では残念でもありました。

 

○3連続ジャンプ

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
JGP Austria FS 6 3F+2A+2A+SEQ   13.09 x 0.98 14.07 1.889
JGP Budapest FS 6 3F+2A+2A+SEQ   13.09 x 1.36 14.45 2.556
Nepela Memorial FS 6 3F+2A+2A+SEQ   11.90   0.64 12.54 1.143
Tirnavia Ice Cup FS 6 3F+2A+2A+SEQ   11.90   1.06 12.96 2.200
Warsaw Cup FS 6 3F+2A+2A+SEQ   11.90   1.17 13.07 2.143
Junior Grand Prix Final FS 6 3F+2A+2A+SEQ   13.09 x 1.36 14.45 2.444
Four Nationals FS 7 3F!+2A+2A+SEQ ! 11.90   -0.09 11.81 -0.125
European Championships FS 6 3F+2A+2A+SEQ   11.90   0.98 12.88 1.889
Youth Olympic FS 6 3F+2A+2A+SEQ   13.09 x 1.06 14.15 1.889
World Junior FS 6 3F+2A+2A+SEQ   13.09 x 1.51 14.60 2.889

3連続ジャンプはフリップからダブルアクセル2つ付けるのが基本です。ジュニアでは1.1倍になりますが、シニアではステップを後ろに追加する形のため、1.1倍の時間帯に入らない形になってます。ナショナルだけ7番目の要素扱いになっていますが、6番目要素が空白扱いでしたので実質的には同じ6番目にこなした要素です。

今期10回飛んでGOEマイナスは1度だけ。成功率が極めて高い3連続でした。3連続で+2以上を安定して稼ぐのは難しいのですが、ハガラ選手は10回中5回と半分は+2以上の評価を受けています。

 

○セカンド3回転

Event     Elements    Base   GOE Scores AvGOE
JGP Austria SP 1 3F+3T   9.50   1.14 10.64 2.222
JGP Austria FS 3 3F+3T   9.50   1.14 10.64 2.111
JGP Budapest SP 1 3F+3T   9.50   1.14 10.64 2.111
JGP Budapest FS 3 3F+3T   9.50   0.45 9.95 0.889
Nepela Memorial SP 1 3F+3T   9.50   0.95 10.45 1.857
Warsaw Cup FS 3 3F+3T   9.50   0.42 9.92 0.857
Junior Grand Prix Final SP 1 3F+3T   9.50   1.06 10.56 2.111
Junior Grand Prix Final FS 3 3F+3T   9.50   0.91 10.41 1.667
Four Nationals SP 1 3F+3T   9.50   1.15 10.65 2.250
European Championships SP 1 3F+3T   9.50   0.98 10.48 1.778
European Championships FS 3 3F+3T   9.50   0.61 10.11 1.111
Youth Olympic SP 1 3F+3T   9.50   1.06 10.56 1.889
Youth Olympic FS 3 3F+3T   9.50   0.76 10.26 1.444
World Junior SP 1 3F+3T   9.50   1.14 10.64 2.222
World Junior FS 3 3F+3T   9.50   0.83 10.33 1.667
World Championships SP 1 3F+3T   9.50   0.98 10.48 1.889

ハガラ選手はフリップからの3-3をショートもフリーも1度づつ入れてきます。ネペラメモリアルワルシャワカップ、フォーナショナルズではセカンド2回転になって入らなかったものもありましたが、3-3として入った16回は確率100%でGOEプラス評価を受けています。

この3連続とセカンド3回転というコンビネーションの成功率がハガラ選手の今季を支えていました。

 

昨季まではジュニアの中でもそれほど上位にはいなかったハガラ選手でしたが、今期はジュニアグランプリファイナル、ユースオリンピック、世界ジュニアとジュニア3大大会すべてで表彰台にあがりました。18歳で迎える来期は順当にいけばシニアに上がるかと思います。世界ジュニア3位があるのでグランプリシリーズの枠が1つ確保されると思われまし、世界ランキングも高いので2枠もらえそうにも感じます。ただ、現状、4回転が無い。出来栄え勝負するにはスピンステップで点が取れない。そういった状態ですので、現実的にはまだシニアの上位で戦う準備は出来ていません。シーズンオフにそのあたり、どの程度レベルアップしていくことができるでしょうか。