ウインブルドン19 優勝オッズ備忘録190130

大阪なおみ選手が全米オープンに続いて全豪オープンも優勝。四大大会連覇を果たしました。

驚くべきことに、彼女はまだツアー3勝。3勝のうち2つが四大大会という、なかなか考えられない戦績でここまで来ています

 

以前、全米オープン優勝後の段階で、ブックメーカーによる19年のウインブルドンの優勝オッズを見てみました。当時は、10番目タイで17倍という設定になっていました。

全豪オープンで優勝したこの段階で、もう一度見てみることにします。

 

 

2018/9/24

 

2019/1/30

セリーナ・ウィリアムズ

5.00

セリーナ・ウィリアムズ

4.50

アンゲリク・ケルバー

8.00

ペトラ・クビトバ

7.00

ガルビネ・ムグルサ

9.00

アンゲリク・ケルバー

9.00

ペトラ・クビトバ

11.0

大阪なおみ

9.00

カロリナ・プリスコバ

13.0

ガルビネ・ムグルサ

11.0

シモナ・ハレプ

13.0

カロリナ・プリスコバ

13.0

スローン・スティーブンス

13.0

シモナ・ハレプ

15.0

マディソン・キーズ

13.0

エレナ・オスタペンコ

17.0

マリア・シャラポワ

15.0

スローン・スティーブンス

17.0

エレナ・オスタペンコ

17.0

マディソン・キーズ

17.0

大阪なおみ

17.0

 

 

 

全米終わってから全豪終わるまでの間に、結構評価が入れ替わっているのが分かります。

20倍以内は一人減って10人となりました。外れたのはシャラポワで、21.0倍に下がりました。

大阪選手が大分評価を上げているのは当然と言えば当然なのでしょうが、そのほかに、決勝で対戦したクビトバ選手もかなり評価が上がりました。また、セリーナ・ウィリアムズも評価が上がるんですね。ランキングも11位まで戻してきていますし、ウインブルドンのころには上位シードで入ってくるのは確かでしょうし、実績考えれば本命視されるのもわかる気はします。

 

上記はWilliam Hillでの設定ですが、もう一つの有名なブックメーカーであるbet365では、大阪選手は4番手の10.0倍のオッズとなっています

また、William Hillでは、全仏で11.0倍、全米オープンは7.00倍となっています。

 

 

では次、男子を見てみます。ここでも前回との比較で見てみます。

 

 

2018/9/24

 

2019/1/30

ノバク・ジョコビッチ

3.50

ノバク・ジョコビッチ

2.50

ロジャー・フェデラー

4.50

ロジャー・フェデラー

4.50

ラファエル・ナダル

7.00

ラファエル・ナダル

7.50

アンディー・マレー

9.00

アレクサンダー・ズベレフ

13.0

マリン・チリッチ

11.0

マリン・チリッチ

13.0

アレクサンダー・ズベレフ

17.0

アンディー・マレー

15.0

フアン・マルティン・デルポトロ

17.0

フアン・マルティン・デルポトロ

17.0

ミロシュ・ラオニッチ

17.0

ミロシュ・ラオニッチ

17.0

グリゴール・ディミトロフ

26.0

グリゴール・ディミトロフ

26.0

ケビン・アンダーソン

26.0

ケビン・アンダーソン

26.0

ニック・キリオス

26.0

ステファノス・チチパス

26.0

カイル・エドマンド

34.0

ニック・キリオス

26.0

ドミニク・ティエム

34.0

カイル・エドマンド

34.0

デニス・シャポヴァロフ

41.0

ドミニク・ティエム

34.0

錦織圭

41.0

デニス・シャポヴァロフ

41.0

 

 

錦織圭

41.0

 

男子は41倍以内が、一人増えました。全豪でベスト4まで勝ち上がったチチパスが評価を一気に上げて26倍がついてます。

男子で評価がはっきり上がったのは、そのチチパスの他は、ジョコビッチだけだったりします。3.50倍から2.50倍へ、というのはなかなかすごいです。

オッズはだいぶ下がってますが、マレーもまだ15倍で乗っています。引退表明をし、全豪では一回戦負け、その後手術を受けていて、ウインブルドンには出場出来るのかもよく分からない状態ではありますが、それでも15倍。ブックメーカーはイギリスにあり、イギリス人がよく買うものですから、マレーのウインブルドン、というのは外しようのないコンテンツなんだろうな、というのも感じられます。引退表明したからこそ出て欲しい、勝ってほしい、という思いもあるでしょうか。

 

 

錦織選手は41倍で変わらず。順当にいけばベスト16で終わりでしょ、という扱いで変わりません。

錦織選手の場合、全仏が34倍、全米も34倍で、芝よりクレーやハードコートの方が評価が高い位置付になっています。

 

男子はいつまでジョコビッチの時代が続くんでしょうね。

というよりは、ジョコビッチの時代と言う色付けが強まってきた感じになってきてますでしょうか。全仏も勝ったら四大大会二度目の四連勝になるんですけど、どうなるんでしょう

 

 

女子は男子と違い戦国模様でしたが、ここにきて大阪選手が四大大会連勝してランキング1位に。昨年前半はインディアナウェールズの優勝のところに大きなポイントがありますが、それ以外はあまりポイントを稼いでいないので、しばらく1位と保ちそうに見えます。

21歳にして時代を築き始めるのか、あるいは誰かが阻止するのか、セリーナウイリアムズが復権するのか。

最近はテレビ放映も増えてきているので、この先楽しませてもらえたらと思います。

 

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